JPH092762A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JPH092762A
JPH092762A JP7148812A JP14881295A JPH092762A JP H092762 A JPH092762 A JP H092762A JP 7148812 A JP7148812 A JP 7148812A JP 14881295 A JP14881295 A JP 14881295A JP H092762 A JPH092762 A JP H092762A
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Hideki Miyahara
英樹 宮原
Tamakazu Kondo
玉一 近藤
Kinya Morikawa
欣也 森川
Itsurou Tangiku
逸郎 丹菊
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御盤がかごに設けられたエレベーター装置
を得る。 【構成】 昇降路1の下部に巻上機2を設け、巻上機2
及び昇降路1上部の滑車4に巻掛けられて昇降路1を昇
降するかご5を吊持した主索6を設ける。また、かご5
の床21に開口部を31設け、そして床21の一部を形
成し開口部31を開放可能であって、開口部31を覆う
可動板26を設ける。また、制御盤30を床21の下側
の開口部31対向位置に配置する。これによって、可動
板26により開口部31を開放して、かご5内からの作
業によって制御盤30の保守、点検を行うことができ
る。 【効果】 かご内から保守、点検することができ作業を
容易化する。また、制御盤が三方枠に内蔵されず三方枠
を小形化できて製作費、輸送費を節減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として小形に構成
されて家庭に設けられるエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は、例えば特開平2−127
387号公報に示された従来のエレベーター装置を示す
図で、図7は模式的に示す縦断面図、図8は図7のエレ
ベーター装置の乗場の正面図、図9は図8の横断平面図
である。図において、1は昇降路、2は昇降路1下部に
設置された巻胴式の巻上機、3は昇降路1上部に設置さ
れた取付梁、4は取付梁3に枢着されて互いに離れて配
置された滑車である。5は昇降路1を昇降するかごで、
両方の滑車4の相互間に対応する位置に配置されてい
る。
【0003】6はかご5を吊持した主索で、1本がかご
5の一側の下端部に圧縮ばねを介して連結されて両方の
滑車4に巻掛けられて巻上機2の巻胴に巻掛けられ、ま
た他の1本はかご5の他側の下端部に圧縮ばねを介して
連結されて巻上機2寄りの滑車4に巻掛けられて巻上機
2の巻胴に巻掛けられている。7は昇降路1下部に設置
されてかご5の下面対向位置に配置された緩衝器であ
る。
【0004】8は昇降路1に設けられた乗場、9は乗場
8の出入口10を構成する三方枠で、上枠11、左枠1
2、右枠13、右外枠14及び右枠13と右外枠14の
間の開口部15を開閉する扉16によって構成されてい
る。17は右枠13と右外枠14の間の内側に設けられ
た支持板である。なお、扉16は右枠13側の縁部が右
枠13に枢着されて常時は図9に実線で示す位置に装着
され、要時に鎖線で示す位置に回動される。
【0005】18は支持板17に一側が枢着されて開口
部15に設けられた制御盤で、常時は図9に実線で示す
位置に装着され、要時に鎖線で示す位置に回動される。
19は三方枠9の下部に配置されて出入口10の下縁部
を構成した乗場の敷居、20は出入口10を開閉する乗
場の戸である。
【0006】従来のエレベーター装置は上記のように構
成され、巻上機2が付勢されて主索6が巻き取られるこ
とによりかご5が上昇し、また巻き戻されることにより
かご5が下降する。また、かご5が乗場8に停止すると
かごの戸(図示しない)及び乗場の戸20が一緒に開閉
されるようになっている。
【0007】また、かご5の昇降、乗場の戸20等の開
閉が制御盤18によって制御される。そして、エレベー
ター装置の保守、点検時に乗場8から扉16が図9に鎖
線で示す位置に回動されて、開口部15が開放され制御
盤18によって保守用の運転が行われる。また、制御盤
18が図9に鎖線で示す位置に回動されて制御盤18の
裏面側の制御機器(図示しない)の点検が行われるよう
になっている。なお、保守、点検作業の終了後に制御盤
18及び扉16が従前の位置に復帰される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター装置において、個人住宅等に設けられた場合
に三方枠9の前面が居住空間の一部を構成するため、三
方枠9前面の美観が重要視される。しかし、三方枠9は
右枠13と右外枠14の間に制御盤18が設けられて扉
16が装備されるために以外に広いスペースが必要であ
って設置が制約されることがあり、また扉16と右外枠
14側とに仕上げ材が分割されるために扉16の廻りに
隙間が形成されて美観が損なわれるという問題点があっ
た。
【0009】また、制御盤18の保守、点検時に三方枠
9の前面が作業用スペースになるため、作業の都度、居
住者の了解を得る必要があり、また居住者の迷惑にな
る。さらに、制御盤18を内蔵する三方枠9は大型化し
て製作費、輸送費が嵩むという問題点があった。
【0010】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、制御盤がかごに設けられたエレ
ベーター装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、昇降路の下部に設置された巻上機
及び昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降
路を昇降するかごを吊持した主索と、かごの床に設けら
れた開口部を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一
部を形成する可動板と、床の下側に装着されて開口部対
向位置に配置された制御盤とが設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、複数枚によりかごの床を形成
した可動板と、これらの可動板の上に敷かれた敷物と、
かごの床に設けられて可動板の1枚に対応して配置さ
れ、この可動板により開放される開口部対向位置の床の
下側に配置された制御盤とが設けられる。
【0013】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの床に設けられた開口部
を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一部を形成
し、縁部がかごの壁板の下端面の下側に配置された可動
板と、この可動板の上面に設けられた開放用の把手と、
床の下側に装着されて開口部対向位置に配置された制御
盤とが設けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの床に設けられた開口部
を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一部を形成す
る可動板と、床の下側に装着されて開口部対向位置に配
置された制御盤と、可動板の下面に設けられて可動板と
一体的に構成された制御盤の蓋とが設けられる。
【0015】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの床に設けられた開口部
を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一部を形成す
る可動板と、床の下側に設けられて開口部対向位置に配
置され、一側が開口部縁部に枢着されて開口部からかご
内へ突起可能に装着された制御盤とが設けられる。
【0016】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの壁板の外面から引退し
て形成された凹所に設けられてこの凹所のかごの床寄り
に配置された制御盤とが設けられる。
【0017】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの床に設けられた開口部
を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一部を形成す
る可動板と、床の下側に装着されて開口部対向位置に配
置された制御盤と、床の下側に装着されて制御盤に接続
され異常時にかごを救出運転する非常救出運転装置とが
設けられる。
【0018】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの壁板の外面から引退し
て形成された凹所に設けられてこの凹所のかごの床寄り
に配置された制御盤と、かご内から吸気して制御盤へ通
風する送風機とが設けられる。
【0019】
【作用】上記のように構成されたエレベーター装置で
は、可動板を開放して制御盤の保守、点検作業をかご内
から行うことができる。
【0020】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、敷物を除け可動板を開放して制御盤の保
守、点検作業をかご内から行うことができる。
【0021】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、開放用の把手を介して可動板を開放し制御
盤の保守、点検作業をかご内から行うことができる。
【0022】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、可動板を開放することにより制御盤の蓋が
除けられ、制御盤の保守、点検作業をかご内から行うこ
とができる。
【0023】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、可動板を開放し制御盤を開口部からかご内
へ突起させた状態で、制御盤の保守、点検作業をかご内
から行うことができる。
【0024】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、かごの壁板の外面に制御盤が装着される。
【0025】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、可動板を開放して制御盤の保守、点検作業
をかご内から行うことができる。また、異常時に非常救
出運転装置によりかごが救出運転される。
【0026】また、上記のように構成されたエレベータ
ー装置では、かごの壁板の外面に制御盤が装着される。
また、送風機によりかご内から制御盤へ通風されて制御
盤内の冷却及びかご内空気の換気が行われる。
【0027】
【実施例】
実施例1.図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図で、図1はエレベーター装置を模式的に示す縦断面
図、図2は図1のエレベーター装置のかごの床敷物を除
去した状態を示す横断平面図である。図において、1は
昇降路、2は昇降路1下部に設置された巻胴式の巻上
機、3は昇降路1上部に設置された取付梁、4は取付梁
3に枢着されて互いに離れて配置された滑車である。5
は昇降路1を昇降するかごであり、両方の滑車4の相互
間に対応する位置に配置されている。
【0028】6はかご5を吊持した主索で、前述の図7
の主索と同様に配置され1本がかご5の一側の下端部に
圧縮ばねを介して連結されて両方の滑車4に巻掛けられ
て巻上機2の巻胴に巻掛けられ、また他の1本はかご5
の他側の下端部に圧縮ばねを介して連結されて巻上機2
寄りの滑車4に巻掛けられて巻上機2の巻胴に巻掛けら
れている。
【0029】7は昇降路1下部に設置されてかご5の下
面対向位置に配置された緩衝器である。8は昇降路1に
設けられた乗場、9は乗場8の出入口10を構成する三
方枠、19は三方枠9の下部に配置されて出入口10の
下縁部を構成した乗場の敷居、20は出入口10を開閉
する乗場の戸である。
【0030】21はかご5の床で、ロ字状をなす枠22
と床21をほぼ3等分して設けられてフランジ部23が
形成された梁24からなる床枠25、床枠25面を3分
割して覆うように設けられ枠22の縁部と梁24又は梁
24相互により支持されると共に着脱可能に構成された
可動板26、3枚の可動板26の上に敷き詰められた床
敷物27及び前側に設けられたかごの敷居28によって
構成されている。29はかご5の出入口を開閉するかご
の戸である。
【0031】30は制御盤で、梁24相互間に形成され
た開口部31に配置され、梁24のフランジ部23に載
置状態に係止された係止子32により梁24に装着され
床5の下側に装備されている。33は制御盤30と昇降
路1の固定部の間に吊設された移動ケーブル、34は可
動板26それぞれの上面に設けられた把手、(51)はかご
5の壁板で、下端が枠22の上縁部に連結され下端面と
枠22の内側面との間に凹所(52)が形成され、この凹所
(52)に可動板26の縁部が嵌合状態に配置されている。
【0032】上記のように構成されたエレベーター装置
において、制御盤30の動作が移動ケーブル33を介し
て伝達され、巻上機2が付勢されて主索6が巻き取られ
ることによりかご5が上昇し、また巻き戻されることに
よりかご5が下降する。また、かご5が乗場8に停止す
るとかごの戸29及び乗場の戸20が一緒に開閉され
る。
【0033】また、かご5の昇降、乗場の戸20等の開
閉が制御盤30によって制御される。そして、エレベー
ター装置の保守、点検時には床敷物27が除けられて制
御盤30に対向した可動板26が把手34を介して開放
される。これによって、かご5内からの作業により開口
部31を介して制御盤30の保守、点検作業が行われ
る。なお、保守、点検作業の終了後に可動板26及び床
敷物27が従前の位置に復帰されてエレベーター装置の
通常運転が行われる。
【0034】このように、制御盤30が床21の下側に
装着され、可動板26を除去して開口部31が開放され
てかご5内からの作業により制御盤30の保守、点検作
業が行われる。したがって、乗場8を保守、点検作業用
スペースとして使用することはなく、容易に作業するこ
とができる。また、制御盤30がかご5に装着されるた
め三方枠9の美観が損なわれる不具合を解消することが
できる。
【0035】さらに、制御盤30が内蔵されないため三
方枠9を小形化することができ製作費、輸送費を節減す
ることができる。なお、かご5は一般的に乗場8寄りに
設けられたかごの戸29によって乗場8寄りが重くな
る。このため、かご5の釣り合いを考慮して制御盤30
位置を設定する。これにより、乗客がかごの敷居28付
近に乗ってもかご5が主索6連結位置を中心として乗場
8側へ転倒しないように構成されている。
【0036】実施例2.図3は、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図1のかごの床箇所に相当する拡大
図である。図において、図1及び図2の実施例と同符号
は相当部分を示し、35は制御盤30の蓋で、制御盤3
0に対向した可動板26の裏面に設けられて可動板26
と一体的に構成されている。
【0037】この実施例においても、制御盤30が床2
1の下側に装着され、可動板26を除去して開口部31
が開放されてかご5内からの作業によって、制御盤30
の保守、点検作業を行うことができる。したがって、詳
細な説明を省略するが図3の実施例においても図1及び
図2の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。
【0038】また、図3の実施例において、制御盤30
の蓋35が制御盤30に対向した可動板26の裏面に設
けられている。このため、制御盤30に対向した可動板
26を取り外すことにより制御盤30内部が露出するの
で、直ちに保守、点検作業を開始でき、手数を省くこと
ができて作業能率を向上することができる。
【0039】実施例3.図4も、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図1のかごの床箇所に相当する拡大
図であり、制御盤の保守、点検作業状況を説明する図で
ある。図において、図1及び図2の実施例と同符号は相
当部分を示し、36は制御盤30の一側の係止子32を
対向した梁24に枢着した蝶番、37は一端が制御盤3
0の反蝶番36側に枢着された支持脚で、通常時は図4
に示すように長手が制御盤30の底面に沿う位置に配置
されている。
【0040】この実施例においても、制御盤30が床2
1の下側に装着され、可動板26を除去して開口部31
が開放されてかご5内からの作業によって、制御盤30
の保守、点検作業を行うことができる。したがって、詳
細な説明を省略するが図4の実施例においても図1及び
図2の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。
【0041】また、図4の実施例において、制御盤30
の保守、点検時に図4に鎖線で示すように蝶番36によ
り制御盤30が回動されて床21から突起した位置に配
置される。そして、この状態で支持脚37が回動されて
その回動端が対向した梁24のフランジ部23に支持さ
れる。このように、制御盤30が床21から突起した状
態により楽な姿勢で保守、点検作業を行うことができて
作業能率を向上することができる。
【0042】さらに、制御盤30を床21から突起させ
ることにより、開口部31が開放される。このため、こ
の開口部31から昇降路1の下方を保守、点検すること
ができ、保守、点検の作業能率を向上することができ
る。なお、かごの敷居28と乗場の敷居19の隙間から
昇降路1底面に落下した落下物を、制御盤30を床21
から突起させて開口部31を開放して回収することがで
きる。
【0043】実施例4.図5も、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図2相当図である。図において、図
1及び図2の実施例と同符号は相当部分を示し、38は
かご5の出入口、39はかご5の壁板51の出入口38
戸袋側の外面から引退して形成された凹所、30は凹所
39の床21寄りに設けられた制御盤、40は凹所39
に設けられて制御盤30に対向した位置に配置されて制
御盤30内に連通した吸気孔、41は制御盤30内に通
気する送風機である。
【0044】上記のように構成されたエレベーター装置
において、制御盤30がかご5に装着されるため三方枠
9の美観が損なわれる不具合を解消することができる。
また、制御盤30が内蔵されないため三方枠9を小形化
することができ製作費、輸送費を節減することができ
る。
【0045】さらに、送風機41が付勢されて吸気孔4
0から吸気することにより制御盤30内に通気してを換
気し、制御盤30に設けられた電子機器が冷却される。
また、送風機41により吸気孔40からかご5内の空気
が吸気されることによりかご5内空気が換気される。し
たがって、1台の送風機41によって制御盤30内の冷
却及びかご5内空気の換気を行うことができ、製作費を
節減することができる。
【0046】実施例5.図6も、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図1のかごの床箇所に相当する拡大
図であり、制御盤に対向した可動板を除去して示す図あ
る。図において、図1及び図2の実施例と同符号は相当
部分を示し、35は制御盤30の蓋、42はバッテリー
を主要部とする非常救出運転装置で、床21の下側に装
着されてケーブル43によって制御盤30に接続され停
電時にかご5を最寄り乗場8へ運転してかご5内乗客を
救出する。
【0047】この実施例においても、制御盤30が床2
1の下側に装着され、可動板26を除去して開口部31
が開放されてかご5内からの作業によって、制御盤30
の保守、点検作業を行うことができる。したがって、詳
細な説明を省略するが図6の実施例においても図1及び
図2の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。
【0048】また、図6の実施例において、非常救出運
転装置42が床21の下側に装着されるので、エレベー
ター装置が設置される建物(図示しない)内に特にスペ
ースを設ける必要がなく容易に設置することができる。
また、非常救出運転装置42が制御盤30の近くに設け
られるので、保守、点検時に便利である。
【0049】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着され
た滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持した
主索と、かごの床に設けられた開口部を覆い開口部を開
放自在に構成されて床の一部を形成する可動板と、床の
下側に装着されて開口部対向位置に配置された制御盤と
を設けたものである。
【0050】これによって、可動板により開口部を開放
して制御盤の保守、点検作業をかご内から行うことがで
きる。したがって、乗場を保守、点検作業用スペースと
して使用することはなく、容易に作業することができ
る。また、制御盤がかごに装着されるため三方枠の美観
が損なわれる不具合を解消する効果がある。また、制御
盤が内蔵されないために三方枠を小形化することができ
て製作費、輸送費を節減する効果がある。
【0051】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、複数枚によりかごの床を形成した可動板
と、これらの可動板の上に敷かれた敷物と、かごの床に
設けられて可動板の1枚に対応して配置され、この可動
板により開放される開口部対向位置の床の下側に配置さ
れた制御盤とを設けたものである。
【0052】これによって、敷物を除け可動板を開放し
て制御盤の保守、点検作業をかご内から行うことができ
る。したがって、乗場を保守、点検作業用スペースとし
て使用することはなく、容易に作業することができる。
また、制御盤がかごに装着されるため三方枠の美観が損
なわれる不具合を解消する効果がある。また、制御盤が
内蔵されないために三方枠を小形化することができて製
作費、輸送費を節減する効果がある。
【0053】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、かごの床に設けられた開口部を覆い開口部
を開放自在に構成されて床の一部を形成し、縁部がかご
の壁板の下端面の下側に配置された可動板と、この可動
板の上面に設けられた開放用の把手と、床の下側に装着
されて開口部対向位置に配置された制御盤とを設けたも
のである。
【0054】これによって、開放用の把手を介して可動
板を開放し制御盤の保守、点検作業をかご内から行うこ
とができる。したがって、乗場を保守、点検作業用スペ
ースとして使用することはなく、容易に作業することが
できる。また、制御盤がかごに装着されるため三方枠の
美観が損なわれる不具合を解消する効果がある。また、
制御盤が内蔵されないために三方枠を小形化することが
できて製作費、輸送費を節減する効果がある。
【0055】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、かごの床に設けられた開口部を覆い開口部
を開放自在に構成されて床の一部を形成する可動板と、
床の下側に装着されて開口部対向位置に配置された制御
盤と、可動板の下面に設けられて可動板と一体的に構成
された制御盤の蓋とを設けたものである。
【0056】これによって、可動板を開放することによ
り制御盤の蓋が除けられて、制御盤の保守、点検作業を
かご内から行うことができる。したがって、乗場を保
守、点検作業用スペースとして使用することはなく、容
易に作業することができる。また、制御盤がかごに装着
されるため三方枠の美観が損なわれる不具合を解消する
効果がある。また、制御盤が内蔵されないために三方枠
を小形化することができて製作費、輸送費を節減する効
果がある。さらに、制御盤に対向した可動板を取り外す
ことにより制御盤内部が露出するので、直ちに保守、点
検作業を開始でき、手数を省くことができて作業能率を
向上する効果がある。
【0057】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、かごの床に設けられた開口部を覆い開口部
を開放自在に構成されて床の一部を形成する可動板と、
床の下側に設けられて開口部対向位置に配置され、一側
が開口部縁部に枢着されて開口部からかご内へ突起可能
に装着された制御盤とを設けたものである。
【0058】これによって、可動板を開放し制御盤を開
口部からかご内へ突起させた状態で、制御盤の保守、点
検作業をかご内から行うことができる。したがって、乗
場を保守、点検作業用スペースとして使用することはな
く、容易に作業することができる。また、制御盤がかご
に装着されるため三方枠の美観が損なわれる不具合を解
消する効果がある。また、制御盤が内蔵されないために
三方枠を小形化することができて製作費、輸送費を節減
する効果がある。さらに、制御盤を開口部からかご内へ
突起させた状態で、楽な姿勢で保守、点検作業を行うこ
とができて作業能率を向上する効果がある。
【0059】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、かごの壁板の外面から引退して形成された
凹所に設けられてこの凹所のかごの床寄りに配置された
制御盤とを設けたものである。
【0060】これによって、かごの壁板の外面に制御盤
が装着されるので、三方枠の美観が損なわれる不具合を
解消する効果がある。また、制御盤が内蔵されないため
三方枠を小形化することができ製作費、輸送費を節減す
る効果がある。
【0061】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路の下部に設置された巻上機及び昇降路
の上部に枢着された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降す
るかごを吊持した主索と、かごの床に設けられた開口部
を覆い開口部を開放自在に構成されて床の一部を形成す
る可動板と、床の下側に装着されて開口部対向位置に配
置された制御盤と、床の下側に装着されて制御盤に接続
され異常時にかごを救出運転する非常救出運転装置とを
設けたものである。
【0062】これによって、可動板を開放して制御盤の
保守、点検作業をかご内から行うことができる。また、
異常時に床の下側に装着された非常救出運転装置により
かごが救出運転される。したがって、乗場を保守、点検
作業用スペースとして使用することはなく、容易に作業
することができる。また、制御盤がかごに装着されるた
め三方枠の美観が損なわれる不具合を解消する効果があ
る。
【0063】また、制御盤が内蔵されないために三方枠
を小形化することができて製作費、輸送費を節減する効
果がある。また、床の下側に非常救出運転装置が設けら
れるので、エレベーター装置が設置される建物内に特に
スペースを設ける必要がなく容易に非常救出運転装置を
設置することができ、また非常救出運転装置が制御盤の
近くに設けられるので、保守、点検作業を容易化する効
果がある。
【0064】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下部に設置された巻上機及び昇降路の上部に枢着
された滑車に巻掛けられて昇降路を昇降するかごを吊持
した主索と、かごの壁板の外面から引退して形成された
凹所に設けられてこの凹所のかごの床寄りに配置された
制御盤と、かご内から吸気して制御盤へ通風する送風機
とを設けたものである。
【0065】このように、かごの壁板の外面に制御盤が
装着される。また、送風機によりかご内から制御盤へ通
風されて制御盤内の冷却及びかご内空気の換気が行われ
る。したがって、かごの壁板の外面に制御盤が装着され
て三方枠の美観が損なわれる不具合を解消する効果があ
る。また、制御盤が内蔵されないため三方枠を小形化す
ることができ製作費、輸送費を節減する効果がある。ま
た、1台の送風機によって制御盤内の冷却及びかご内空
気の換気を行うことができ、製作費を節減する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す図で、エレベータ
ー装置を模式的に示す縦断面図。
【図2】 図1のエレベーター装置のかごの床敷物を除
去した状態を示す横断平面図。
【図3】 この発明の実施例2を示す図で、図1のかご
の床箇所に相当する拡大図。
【図4】 この発明の実施例3を示す図で、図1のかご
の床箇所に相当する拡大図であり、制御盤の保守、点検
作業状況を説明する図。
【図5】 この発明の実施例4を示す図で、図2相当
図。
【図6】 この発明の実施例5を示す図で、図1のかご
の床箇所に相当する拡大図であり、制御盤に対向した可
動板を除去して示す図。
【図7】 従来のエレベーター装置を模式的に示す縦断
面図。
【図8】 図7のエレベーター装置の乗場の正面図。
【図9】 図8の横断平面図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 巻上機、4 滑車、5 かご、6 主
索、21 床、26可動板、27 敷物、30 制御
盤、31 開口部、34 把手、35 蓋、39 凹
所、41 送風機、42 非常救出運転装置、51 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹菊 逸郎 稲沢市菱町1番地 三菱電機エンジニアリ ング株式会社稲沢事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの床に
    設けられた開口部を覆い上記開口部を開放自在に構成さ
    れて上記床の一部を形成する可動板と、上記床の下側に
    装着されて上記開口部対向位置に配置された制御盤とを
    備えたエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、複数枚により上
    記かごの床を形成した可動板と、これらの可動板の上に
    敷かれた敷物と、上記床に設けられて上記可動板の1枚
    に対応して配置され、この可動板により開放される開口
    部対向位置の上記床の下側に配置された制御盤とを備え
    たエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの床に
    設けられた開口部を覆い上記開口部を開放自在に構成さ
    れて上記床の一部を形成し、縁部が上記かごの壁板の下
    端面の下側に配置された可動板と、この可動板の上面に
    設けられた開放用の把手と、上記床の下側に装着されて
    上記開口部対向位置に配置された制御盤とを備えたエレ
    ベーター装置。
  4. 【請求項4】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの床に
    設けられた開口部を覆い上記開口部を開放自在に構成さ
    れて上記床の一部を形成する可動板と、上記床の下側に
    装着されて上記開口部対向位置に配置された制御盤と、
    上記可動板の下面に設けられて上記可動板と一体的に構
    成された上記制御盤の蓋とを備えたエレベーター装置。
  5. 【請求項5】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの床に
    設けられた開口部を覆い上記開口部を開放自在に構成さ
    れて上記床の一部を形成する可動板と、上記床の下側に
    設けられて上記開口部対向位置に配置され、一側が上記
    開口部縁部に枢着されて上記開口部から上記かご内へ突
    起可能に装着された制御盤とを備えたエレベーター装
    置。
  6. 【請求項6】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの壁板
    の外面から引退して形成された凹所に設けられてこの凹
    所の上記かごの床寄りに配置された制御盤とを備えたエ
    レベーター装置。
  7. 【請求項7】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの床に
    設けられた開口部を覆い上記開口部を開放自在に構成さ
    れて上記床の一部を形成する可動板と、上記床の下側に
    装着されて上記開口部対向位置に配置された制御盤と、
    上記床の下側に装着されて上記制御盤に接続され異常時
    に上記かごを救出運転する非常救出運転装置とを備えた
    エレベーター装置。
  8. 【請求項8】 昇降路の下部に設置された巻上機及び上
    記昇降路の上部に枢着された滑車に巻掛けられて上記昇
    降路を昇降するかごを吊持した主索と、上記かごの壁板
    の外面から引退して形成された凹所に設けられてこの凹
    所の上記かごの床寄りに配置された制御盤と、上記かご
    内から吸気して上記制御盤へ通風する送風機とを備えた
    エレベーター装置。
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