JPH09276115A - ハンガー - Google Patents
ハンガーInfo
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- JPH09276115A JPH09276115A JP29424896A JP29424896A JPH09276115A JP H09276115 A JPH09276115 A JP H09276115A JP 29424896 A JP29424896 A JP 29424896A JP 29424896 A JP29424896 A JP 29424896A JP H09276115 A JPH09276115 A JP H09276115A
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A47G—HOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
- A47G25/00—Household implements used in connection with wearing apparel; Dress, hat or umbrella holders
- A47G25/14—Clothing hangers, e.g. suit hangers
- A47G25/28—Hangers characterised by their shape
- A47G25/32—Hangers characterised by their shape involving details of the hook
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Abstract
掛持することができるハンガーを提供する。 【解決手段】 掛け部材1の受け凹部16を吊り部材2の
係合凸部25に係合させたときは小幅の側部13が左右に位
置して横長に支持され、前記側部13を係合部23に係合さ
せたときは側部13が上下に位置して縦長に支持される。
縦長に支持された掛け部材1を掛持対象物に通した後、
掛け部材1を回動せしめて側部13の係合を外し、受け凹
部16を係合凸部25に係合せしめて掛け部材1を横長に支
持し、掛持対象物を掛持する。
Description
管等の目的で衣服を懸吊保持するハンガーに関する。
する際に、ハンガーに掛けることにより衣服の形態をく
ずさずに保持することができる。ハンガーは、衣服を掛
持する掛け部と該掛け部の中央で掛け部を支持する吊り
部とで構成されている。ハンガーの掛け部に衣服の衿及
び掛け部分を掛け、吊り部を衿ぐりから上方向に露出さ
せ、吊り部の鉤状の先端を例えば竿のような渡し棒に懸
吊する。吊り部は掛け部の中央に設けてあるのでハンガ
ーのバランスは衣服の両肩側で均衡であり、ハンガーに
掛持した衣服は安定に保持される。
例えばハイネックセータ、子供用セータのような衿ぐり
が小さな衣服を掛持する場合に、掛け部の両側を衿ぐり
に挿入したとき、衿ぐりが伸長されて衣服の形状が変化
してしまう。そこで、ハンガー全体を裾から衣服内に挿
入し、ハンガーを衣服内で移動させて吊り部を衿ぐりか
ら抜き出し、掛け部を肩にあてがう。これにより、衿ぐ
りの伸長を防止することができるが、ハンガーを衣服丈
と同じ距離だけ移動させるために手間がかかる。また、
洗濯済の衣服を乾燥させる場合には、衣服が濡れて重い
ためにこの作業がさらに困難になる。またさらに、衣服
をハンガーから外す場合にはこの逆の手順を行なうが、
このとき吊り部の先端部が衣服にひっかかり、衣服に損
傷を来すという問題があった。
ている。図24はこのハンガーの構造を示す正面図であ
る。このハンガーは掛け部31の中央を吊り部32が支持し
ており、掛け部31の一側の略中央部分に他側に向けて屈
曲せしめた切込み部33を備えている。このハンガーに衣
服を掛持する際には、まず切込み部33を備える一側の掛
け部31の先端を衣服の衿ぐりに挿入し、切込み部33に沿
って衿ぐりを移動せしめる。衿ぐりが切込み部33の終端
部に到達した後、掛け部31の他側を衿ぐりに挿入し、衣
服の両肩を掛け部にあてがう。このようなハンガーを用
いると、ハンガーを裾から挿入して衣服内で移動させる
必要はないが、切込み部33の終端部から掛け部31の他側
端部までの距離が衣服の衿ぐりの寸法を越える場合は、
やはり衿ぐりが伸長してしまうという問題があった。
のであり、掛け部材が複数の係合受け部を備えているの
で、掛け部材を移動せしめることにより、掛け部材と吊
り部材との位置関係を変更し、掛持対象物の形状を変形
させることなく簡便に掛持することができるハンガーを
提供することを目的とする。
は、吊り部材が係合部にて掛け部材を係合支持し、前記
掛け部材に掛持された対象物を前記吊り部材の懸吊によ
り保持するハンガーにおいて、前記掛け部材は、前記吊
り部材の係合部と嵌脱可能な複数の係合受け部を備えて
おり、前記掛け部材の移動により、前記係合部は夫々の
係合受け部を係合支持すべくなしてあることを特徴とす
る。
材が係合し得、夫々の位置で掛け部材を支持するので、
掛持対象物の掛け始め、掛持中及び取外しの夫々に対し
て都合の良い状態に掛け部材の向きを変えることができ
る。掛持対象物の掛け始めには、係合部に端部側にある
係合受け部を係合支持せしめ、掛け部材を高さ方向に細
長く支持して対象物の細い部分を通し易くする。その
後、前記一係合受け部を係合部から外して中央側にある
係合受け部を係合支持せしめ、掛け部材を横方向に細長
く支持して対象物を掛持する。対象物を取り外すときに
は、係合受け部を係合部から外して端部側にある係合受
け部を係合支持せしめ、掛け部材を高さ方向に細長く支
持して対象物の細い部分を外し易くする。これにより、
対象物の掛持を円滑に短時間で行なう。
する肩部と、該肩部の端に連なる側部とを備える掛け部
材を吊り部材の係合部にて係合支持し、前記肩部に掛持
された対象物を前記吊り部材の懸吊により保持するハン
ガーにおいて、前記係合部は側面視でU字状を有し、底
部中央に上向きの凸部を備えており、前記肩部は前記凸
部に嵌脱可能な凹部を略中央に備え、前記係合部の対向
空間で移動可能であり、該移動により前記凸部は前記凹
部及び前記側部夫々を係合支持すべくなしてあることを
特徴とする。
を掛持する略中央に凹部を設けた肩部と、該肩部の端に
連なる側部とを備える掛け部材を、係合部が係合支持す
る、ハンガーの吊り部材であって、前記係合部は側面視
でU字状を有し、底部中央に上向きの凸部を備えてお
り、前記肩部は前記係合部の対向空間で移動可能であ
り、該移動により前記凸部は前記凹部及び前記側部夫々
を係合支持すべくなしてあることを特徴とする。
視でU字状を有し、底部中央に上向きの凸部を設けた係
合部を備える吊り部材に係合支持される、ハンガーの掛
け部材であって、対象物を掛持し、前記凸部に嵌脱可能
な凹部を略中央に有する肩部と、該肩部の端に連なる側
部とを備え、前記係合部の対向空間で移動可能であり、
該移動により前記凹部及び前記側部夫々が前記凸部に係
合支持されるべくなしてあることを特徴とする。
は小幅の側部が上下側になり、掛け部材が高さ方向に細
長くなって掛持対象物の細い部分を通し易い形状にな
る。また、前記凸部が前記凹部を係合支持した状態で
は、掛け部材の側部が左右側になり、掛け部材が横方向
に細長くなって掛持対象物を掛持できる。これらの状態
の移行は、掛け部材の回動による凸部及び凹部の係合の
嵌脱と、掛け部材が係合部の対向空間で移動することに
より容易に行なわれる。これにより、例えば衿ぐりの小
さな衣服、子供用セータ等を衿ぐりを変形させずに円滑
に掛け外しができる。また、例えば竿に懸吊したままハ
ンガーを収納する場合に、凸部に側部を係合させると収
納場所が水平方向に広がらない。さらに、吊り部材又は
掛け部材を喪失、破損した場合には、所望の部材のみを
取り替えることができる。
いて、前記凸部が有する高さは前記凹部が有する深さよ
りも長寸であり、前記凸部の基端側部には前記凹部の開
口縁を支持すべき支持片を突設してあることを特徴とす
る。
は第3発明において、前記凸部は、断面視で、弧状の頂
部と基端側が広い略台形状の基端部とを有し、前記凹部
は、断面視で、弧状の底部と開口側が広い略台形状の開
口部とを有することを特徴とする。
底面との接触のみで行なわれているので、掛け部材を僅
かに回動させただけで掛け部材は揺動し、凸部周面から
凹部周面が離れる。凸部は凹部よりも長寸法の高さを有
しているので、周面が離れた後は凹部の開口縁が支持片
に当接し、これを中心に掛け部材が回動するので、凸部
及び凹部の係合が容易に外れる。また、逆動作により凸
部及び凹部が容易に係合される。
第3又は第4発明において、前記掛け部材は前記吊り部
材から分離可能なことを特徴とする。従って、掛け部材
と吊り部材とを分離した状態で収納できるので、広い収
納空間の必要がない。
発明において、前記吊り部材は、断面視でU字形状を有
する挟持部と、該挟持部の両端を接近方向に付勢する弾
性部材とを備えることを特徴とする。
例えば竿のような棒体を挟むことによりハンガーを竿に
懸吊する。弾性部材が弾性力により挟持部の両端を接近
せしめるので、風に吹かれたり、不意な外力を受けても
竿から外れることなく固定される。
いて、前記弾性部材は割形リングバネであり、前記挟持
部はU字型の両側に突設されたバネ受け片を備え、前記
割形リングバネは両端部が前記バネ受け片に支持され、
中央がU字底部側に位置すべく固定してあることを特徴
とする。
割形リングバネの弾性力により、挟持部の両端がさらに
強く接近方向に付勢されるので、竿への固定が強化され
る。また、長時間の使用によっても割形リングバネの弾
性力は十分な復元性を有しており、挟持部が太径の竿を
長時間挟持した後でも細径の竿を強固に挟持することが
できる。
6発明において、前記吊り部材は、対向する両挟み手の
夫々の一側を屈曲部により連繋し、前記両挟み手の略中
央を夫々外側に膨らませ、他側の両端部を夫々外側に向
けて反らせてあり、前記両挟み手の前記屈曲部よりに
は、両外側に突設され、前記両挟み手を接近する方向に
付勢する割形リングバネの両端を夫々支持するバネ受け
片が設けられていることを特徴とする。
が膨らんだ形状になっているので、竿のような棒体を安
定に挟持できる。また、両挟み手の両端部が外側に反っ
ているので、吊り部を竿に係止する際に、竿を両挟み手
の中央部分に案内し易い。また、屈曲部側に固定された
割形リングバネの弾性力により、両挟み手の両端がさら
に強く接近方向に付勢されるので、竿への固定が強化さ
れる。
において、前記バネ受け片の夫々は、前記吊り部材の屈
曲部に向かう面を有し、前記割形リングバネの先端側で
前記両挟み手の長さ方向の移動を止めるべき行き止め部
と、前記両挟み手の長さ方向に沿う面を夫々有し、前記
長さ方向に異なる位置にて前記割形リングバネの端部の
両側で前記両挟み手の幅方向の移動を拘束すべき第1及
び第2の拘束部とを備え、端部を前記バネ受け片に挿入
せしめて前記割形リングバネを前記屈曲部に沿った向き
に支持すべくなしてあることを特徴とする。
先端が行き止め部に当接されることにより、割形リング
バネが前記両挟み手の端部側へ移動することを阻止し、
第1及び第2の拘束部が割形リングバネの端部の両側で
当接されることにより、割形リングバネが挟み手の幅方
向に位置ずれすることを防止する。また、第1及び第2
の拘束部が両挟み手の長さ方向に異なる位置に設けてあ
るので、割形リングバネのバネ受け片への挿入が容易で
ある。このように、割形リングバネはバネ受け片の行き
止め部及び第1及び第2の拘束部で固定され、割形リン
グバネの幅方向の位置ずれ及びバネ受け片からの離脱が
防止される。
示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の
ハンガーの構造を示す斜視図であり、図2は正面図であ
る。図に示すように、本実施の形態のハンガーは、通常
のハンガーの掛け部の形状と同様に横方向に細長い枠形
状を有する掛け部材1が吊り部材2に係合支持されてお
り、掛け部材1の回動により係合は嵌脱可能であり、ま
た掛け部材1と吊り部材2とは分離可能に構成されてい
る。掛け部材1に掛持対象物である衣服を掛持せしめ、
吊り部材2の上端に備える挟持部21で物干し竿等を挟持
することにより、衣服を懸吊するようになっている。
る。掛け部材1は例えばポリプロピレン樹脂のような合
成樹脂製であり、前後方向に所定の厚みを有して枠状に
一体成形されている。図に示すように、枠の一辺となる
上掛持部11は中央が上方向に僅かに湾曲した、衣服の首
から肩に沿った形状を有しており、頂部分である第1の
係合受け部14の上下方向の幅が両端部の幅よりも広く形
成されている。係合受け部14には、下側に向けて開口す
る逆U字型の受け凹部16が形成されている。上掛持部11
に対向する下掛持部12は直棒状に形成されており、上掛
持部11と下掛持部12とを継いで枠の対向辺を構成する第
2の係合受け部である側部13,13 は、上掛持部11及び下
掛持部12よりも短寸法に形成されている。上掛持部11に
は衣服の衿及び肩部分を接触せしめて掛持し、下掛持部
12にはスラックス、タオル等を掛けるようになってい
る。また、下掛持部12の両端部には上側に向けて突出す
る突起17,17 が、スカート幅程度の間隔を有する位置に
形成されており、例えばスカートをループで懸吊できる
ようになっている。
り、図5,図6,図7及び図8は夫々その右側面図,背
面図,平面図及び底面図である。吊り部材2は例えばポ
リプロピレン樹脂のような合成樹脂製であり、図に示す
ように、柱22の上端に竿を挟持する挟持部21を、下端に
側面視がU字状の係合部23を備えて一体成形されてい
る。係合部23を構成し、掛け部材1を支持すべき支持板
24は正面視で縦長矩形状で前後方向に厚みを有してお
り、上部が正面側に略90°で屈曲され、その上面の略中
央に柱22の下端を固定してある。
形を有する係合凸部25が正面側に突設されており、係合
凸部25は前記掛け部材1の厚みよりも厚く突出してお
り、前記受け凹部16に係合する寸法で、受け凹部16の深
さよりも長寸法の高さを有している。係合凸部25の周面
下端部には左右に夫々突出する回転支持片26,26 が形成
されている。また係合凸部25の正面は支持板24上部の屈
曲せしめた先端と面一になっており、係合凸部25の正面
上部には上方向に延びる抜け止め棒27が突設されてい
る。抜け止め棒27の先端は支持板24上部の先端と所定長
離隔しており、装入口30を形成している。この離隔長は
係合受け部14の頂部分の幅寸法よりも長い。また、抜け
止め棒27と支持板24との離間距離は係合凸部の厚み寸法
とほぼ同長であり、前記掛け部1の厚みよりも長い。
状を有する挟持部21は、両挟み手を右側(又は左側)に
向けて開口しており、下側先端部付近の下面に柱22の上
端を固定してある。挟持部21は両挟み手の略中央を外側
に膨らませ、その内側に滑りを防止する前後方向の複数
の溝が設けてある。また両挟み手の先端部分は夫々外側
に反っている。挟持部21はポリプロピレン樹脂のような
合成樹脂でU字型に形成されているので、素材弾性力を
有して両挟み手の接離方向に可撓性を有している。この
可撓性により挟持部21は異なる径の竿に適合可能であ
る。また、挟持部21のU字底部外側には、U字底部に係
合する形状のスチール製のU型板バネ29が着脱可能に外
嵌されるようになっており、挟持部21で竿を挟持した
後、U型板バネ29を嵌着させることにより、吊り部材2
と竿との係止がさらに強固になる。
との取付けの手順を説明する。図9は取付けの仕方の説
明図である。図に示すように、係合受け部14の中央部分
を吊り部材2の装入口30に位置させ、支持板24と抜け止
め棒27とで構成される移動空間中で掛け部材1を図中の
矢符に示す如く下方向に移動させる。掛け部材1を吊り
部材2から分離する場合はこの逆の手順を行なう。
脱の状態について説明する。図10〜図13は、係合凸
部25と受け凹部16との嵌脱の様子を説明する断面図であ
る。図10は受け凹部16が係合凸部25に係合支持されて
いる状態である。係合凸部25は、断面形状で、上部が円
弧形状で下部は下側ほど左右幅が広く、受け凹部も同様
に、凹底部は円弧形状で開口側ほど左右幅が広い。また
上述したように、係合凸部25の高さは受け凹部16の深さ
よりも長いので、係合凸部25は頂面で受け凹部16の底面
を支持しており、受け凹部16の開口縁は回転支持片26,2
6 に当接していない。このとき、掛け部材1は上掛持部
11及び下掛持部12を横方向にして支持されている。
合は、掛け部材1を回動させることにより外れる。側部
13に小さな力が与えられると掛け部材1は揺動する。左
の側部13に下向きの力が与えられると、図11に示すよ
うに、掛け部材1は半時計回りに回動し、受け凹部16の
左開口縁が係合凸部25の回転支持片26に当接する。左の
側部13にさらに下向きの力が加わると、図12に示すよ
うに、回転支持片26を支点として受け凹部16が半時計回
りに回動し、受け凹部16の右縁が係合凸部25の頂部を越
える。受け凹部16がさらに回動すると、受け凹部16の左
縁が回転支持片26から離れ、図13に示すように、掛け
部材1は前記移動空間中を下方向に移動し、右の側部13
が係合凸部25に係合される。このとき、掛け部材1は短
寸法の側部13を下側及び上側にして吊り部材2に支持さ
れる。図14は、この一連の動作で、移動空間での起こ
り得る最上の掛け部材1の通過位置を示した説明図であ
る。この状態で、掛け部材1が吊り部材2から外れるこ
となく移動し得るだけの上下方向の寸法を、抜け止め棒
27は有している。
た状態から、図10に示すような横方向に長く支持され
た状態に戻す場合は、掛け部材1に上向きの力を与えて
係合凸部25の周面にて上掛持部11を摺動せしめる。そし
て、受け凹部16が係合凸部25に係合されたときに上向き
の力を解除すると、受け凹部16は係合凸部25に係合され
る。なお、掛け部材1を上方向に移動せしめるときに、
必ずしも係合凸部25に沿って上掛持部11を摺動せしめる
必要はなく、掛け部材1が吊り部材2から外れない程度
に掛け部材1を移動すれば良い。また、係合凸部25と受
け凹部16との係合を外すために、掛け部材1を半時計回
りに回動させる場合を説明したが、時計回りに回動させ
ることによっても同様に動作する。
の具体的な使用例を説明する。図15〜図18は、本実
施の形態のハンガーに、洗濯済のセータを掛け外しする
場合の手順を示す説明図である。図15に示すように、
掛け部材1を取付けた吊り部材2の挟持部21で物干し竿
3を挟持し、U型板バネ29を外嵌せしめてハンガーを物
干し竿3に固定する。このとき、挟持部21の両挟み手の
両先端が外側に反っているので、竿3が太径であっても
竿3を挟持部21の中央部分に案内し易い。掛け部材1は
高さ方向に長い状態で吊り部材2に支持された状態にす
る。セータ4を掛け部材1に掛けるために、まず、掛け
部材1の下側にある側部13を衿ぐりから挿入し、セータ
4を上方向に移動する。このとき、洗濯済のセータ4は
重くて緊張性に乏しいが、ハンガーの側部13が小幅であ
るのでハンガーを衿ぐりから円滑に挿入することができ
る。掛け部材1が全てセータ4内に挿入された後、セー
タ4と共に掛け部材1を掴んで上向きに押し上げ、係合
凸部25に沿って上掛持部11を摺動せしめる(図16参
照)。そして、受け凹部16が係合凸部25に係合されたと
きに掛け部材1の移動を停止し、掛け部材1から手を離
すと掛け部材1は図17に示す状態に支持される。掛け
部材1が高さ方向に長く支持された状態は、ハンガーに
加える力を解除しても維持されるので、ハンガーに衣服
を掛ける作業を両手で行なうことができる。
逆の手順で行なう。即ち、図17に示す状態で掛け部材
1の左右何れかの側を下方向に押し下げ、掛け部材1を
回動させて受け凹部16と係合凸部25との係合を外す。掛
け部材1は下方向に移動して側部13が係合凸部25上に掛
かり、高さ方向に長い状態で吊り部材2に支持される。
この状態でセータ4を下方向に移動せしめて衿ぐりから
掛け部材1を抜き出す。
を左右の一側に軽く引くことにより、セータ4をハンガ
ーから外すこともできる。例えばセータ4の衿を左側
(又は右側)に引っ張ることにより、上掛持部11の右側
に下方向の力が作用し、掛け部材1が時計回りに回動し
て受け凹部16と係合凸部25との係合が外れる。この後
は、上述した動作と同様にセータ4をハンガーから外す
ことができる。
衿ぐりに挿入できるので、衣服の衿ぐりを伸長せしめる
ことはなく、また、掛け部材1を円滑に移動させてハン
ガーの形状を変形できるので、短時間で掛持対象物の掛
け外しを行なうことができる。また、ハンガーを物干し
竿3に懸吊した状態で収納する場合には、掛け部材1を
高さ方向に長くして収納することにより、収納場所が水
平方向に広がらない。さらにまた、掛け部材1と吊り部
材2とを取り外して収納することにより、小さな空間で
収納可能である。
及び吊り部材2を合成樹脂で形成した場合を説明してい
るが、これに限るものではなく、軽量で錆び難い材質で
あれば良い。
1の側部13,13 が上掛持部11の両端部に連なる場合を説
明しているが、これに限るものではなく、片側のみに側
部13を有してあっても良い。
り部材2を竿に係止する際に、挟持部21のU字底部に嵌
着する形状のU型板バネを挟持部21に外嵌せしめ、挟持
部21の竿との挟持を固定するようにしてあるが、これに
限るものではなく、例えば挟持部21のU字底部がU字上
部よりも底側に厚い形状を有し、図4に示すようにU型
板バネ29を嵌着させた状態と同様の形状に吊り部材2を
一体成形してあっても良い。
化するために、挟持部21を以下に示す構造にしてあって
も良い。図19は本発明に係る他の吊り部材の構造を示
す正面図であり、図20はその斜視図、図21はその平
面図、図22はその左側面図であり、図20及び図22
では係合部23を省略して示している。図19〜図22に
示すように、吊り部材2には正面視で略扇形状を有する
バネ受け片41,41が挟み手の両側面から外側に夫々突設
されて挟持部21と一体成形されており、これに割形リン
グバネ28が取付けられている。
部分に相当する、挟持部21の前記屈曲部即ちU字底部に
向かう凹曲面を両挟み手の外側面から突出させた行き止
め部41a と、両挟み手の長さ方向に沿う面を有し、長さ
方向の位置を異ならせて背面側及び正面側に夫々を立設
させた第1及び第2の拘束部41b,41c とを備えている。
バネ受け片41,41 夫々の第1の拘束部41b,41b は挟持部
21の中央よりに、第2の拘束部41c,41c はU字底部より
に位置し、夫々の上部は行き止め部41a と衝合して一体
化されている。第1の拘束部41b と第2の拘束部41c と
の間には正背方向に所定長の間隙を有している。また、
2つのバネ受け片41の一方は第1の拘束部41bを背面側
に位置させ、他方の第1の拘束部41bを正面側に位置さ
せている。同様に、一方の第2の拘束部41bは正面側
に、他方の第1の拘束部41bは背面側に位置させてあ
る。
41b,41c 間の間隙と略同寸法の径を有する金属製線材を
C形状に曲成した弾性部材であり、中央をU字底部側に
し、端部をバネ受け片41の間隙部分に夫々差し入れて行
き止め部41a に当接する位置まで挿入してある。このよ
うに割形リングバネ28はバネ受け片41,41 に支持される
ことにより挟持部21のU字底部側に固定され、挟持部21
の両挟み手の接近方向に付勢している。吊り部材2のそ
の他の構成は、図1に示した吊り部材2と同様であり、
同部分に同符号を付してその説明を省略する。なお、第
1及び第2の拘束部41b,41c が挟み手の長さ方向に位置
を異ならせてあるので、割形リングバネ28の挿入が容易
である。また、2つのバネ受け片41,41 の夫々で、第1
(第2)の拘束部41b,41b(41c,41c )夫々が正面側と
背面側とに位置を異ならせてあるので、割形リングバネ
28の挟み手の幅方向の拘束がより強力となる。
て本発明のハンガーを使用する場合に、太さが異なる種
々の竿を使用することができる。図23は、割形リング
バネ28を取付けた吊り部材2を用いてハンガーを竿に係
止した状態を示す正面図である。掛け部材1の構造及び
ハンガーの使用方法並びにその効果については図1に示
したハンガーと同様であり、同部分に同符号を付してそ
の説明を省略する。図23に示すように、吊り部材2を
竿3に係止する際に、挟持部21の両挟み手の先端が夫々
外側に反っているので、竿3が太径であっても竿3を挟
持部21の中央部分に案内し易い。また、竿3を挟持した
際に割形リングバネ28が挟持部21の両挟み手の接近方向
に強く付勢するので、竿3が細径であっても太径であっ
ても挟持部21を竿3に強固に係止できる。また、吊り部
材2を長時間太径の竿3に係止して用いた後に細径の竿
3に係止した場合でも、割形リングバネ28の弾性復元力
により、細径の竿3に挟持力が弱まることなく固定する
ことができる。
部材が複数の係合受け部を備えており、吊り部材の係合
部に夫々係合されるようになっているので、掛け部材の
小幅部分の位置を簡単に変えることができる。また、吊
り部材が係合部の底部中央に凸部を設けており、掛け部
材が該凸部に嵌脱可能な凹部を備えているので、掛け部
材に小さな力を加えることにより、掛け部材の小幅部分
の位置を簡単に変えることができるので、掛持対象物を
形状を変形させることなく円滑に掛け外しでき、掛持時
間を短縮できる等、本発明は優れた効果を奏する。
る。
る。
ある。
る。
る。
る。
である。
る断面図である。
る断面図である。
る断面図である。
る断面図である。
る正面図である。
手順を示す説明図である。
手順を示す説明図である。
手順を示す説明図である。
手順を示す説明図である。
ある。
る。
る。
態を示す正面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 吊り部材が係合部にて掛け部材を係合支
持し、前記掛け部材に掛持された対象物を前記吊り部材
の懸吊により保持するハンガーにおいて、 前記掛け部材は、前記吊り部材の係合部と嵌脱可能な複
数の係合受け部を備えており、前記掛け部材の移動によ
り、前記係合部は夫々の係合受け部を係合支持すべくな
してあることを特徴とするハンガー。 - 【請求項2】 対象物を掛持する肩部と、該肩部の端に
連なる側部とを備える掛け部材を吊り部材の係合部にて
係合支持し、前記肩部に掛持された対象物を前記吊り部
材の懸吊により保持するハンガーにおいて、 前記係合部は側面視でU字状を有し、底部中央に上向き
の凸部を備えており、前記肩部は前記凸部に嵌脱可能な
凹部を略中央に備え、前記係合部の対向空間で移動可能
であり、該移動により前記凸部は前記凹部及び前記側部
夫々を係合支持すべくなしてあることを特徴とするハン
ガー。 - 【請求項3】 前記凸部が有する高さは前記凹部が有す
る深さよりも長寸であり、前記凸部の基端側部には前記
凹部の開口縁を支持すべき支持片を突設してある請求項
2記載のハンガー。 - 【請求項4】 前記凸部は、断面視で、弧状の頂部と基
端側が広い略台形状の基端部とを有し、前記凹部は、断
面視で、弧状の底部と開口側が広い略台形状の開口部と
を有することを特徴とする請求項2又は3記載のハンガ
ー。 - 【請求項5】 前記掛け部材は前記吊り部材から分離可
能な請求項1,2,3又は4記載のハンガー。 - 【請求項6】 対象物を掛持する略中央に凹部を設けた
肩部と、該肩部の端に連なる側部とを備える掛け部材
を、係合部が係合支持する、ハンガーの吊り部材であっ
て、 前記係合部は側面視でU字状を有し、底部中央に上向き
の凸部を備えており、前記肩部は前記係合部の対向空間
で移動可能であり、該移動により前記凸部は前記凹部及
び前記側部夫々を係合支持すべくなしてあることを特徴
とする吊り部材。 - 【請求項7】 側面視でU字状を有し、底部中央に上向
きの凸部を設けた係合部を備える吊り部材に係合支持さ
れる、ハンガーの掛け部材であって、 対象物を掛持し、前記凸部に嵌脱可能な凹部を略中央に
有する肩部と、該肩部の端に連なる側部とを備え、前記
係合部の対向空間で移動可能であり、該移動により前記
凹部及び前記側部夫々が前記凸部に係合支持されるべく
なしてあることを特徴とする掛け部材。 - 【請求項8】 前記吊り部材は、断面視でU字形状を有
する挟持部と、該挟持部の両端を接近方向に付勢する弾
性部材とを備える請求項1乃至6記載のハンガー。 - 【請求項9】 前記弾性部材は割形リングバネであり、
前記挟持部はU字型の両側に突設されたバネ受け片を備
え、前記割形リングバネは両端部が前記バネ受け片に支
持され、中央がU字底部側に位置すべく固定してある請
求項8記載のハンガー。 - 【請求項10】 前記吊り部材は、対向する両挟み手の
夫々の一側を屈曲部により連繋し、前記両挟み手の略中
央を夫々外側に膨らませ、他側の両端部を夫々外側に向
けて反らせてあり、前記両挟み手の前記屈曲部よりに
は、両外側に突設され、前記両挟み手を接近する方向に
付勢する割形リングバネの両端を夫々支持するバネ受け
片が設けられている請求項1乃至6記載のハンガー。 - 【請求項11】 前記バネ受け片の夫々は、前記吊り部
材の屈曲部に向かう面を有し、前記割形リングバネの先
端側で前記両挟み手の長さ方向の移動を止めるべき行き
止め部と、前記両挟み手の長さ方向に沿う面を夫々有
し、前記長さ方向に異なる位置にて前記割形リングバネ
の端部の両側で前記両挟み手の幅方向の移動を拘束すべ
き第1及び第2の拘束部とを備え、端部を前記バネ受け
片に挿入せしめて前記割形リングバネを前記屈曲部に沿
った向きに支持すべくなしてある請求項10記載のハン
ガー。
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