JPH09275705A - 耕耘作業機の懸架装置 - Google Patents

耕耘作業機の懸架装置

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JPH09275705A
JPH09275705A JP9384396A JP9384396A JPH09275705A JP H09275705 A JPH09275705 A JP H09275705A JP 9384396 A JP9384396 A JP 9384396A JP 9384396 A JP9384396 A JP 9384396A JP H09275705 A JPH09275705 A JP H09275705A
Authority
JP
Japan
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double
acting
switching valve
cylinder
acting cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9384396A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Sakai
勝之 酒井
Toshihiko Kanda
俊彦 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸架装置の昇降作動を、簡単な構成でもって
単動作動と複動作動の双方を選択的に行うことができる
ようにする。 【解決手段】 昇降シリンダ装置10にて昇降動作する
ようにして走行車両に装備される耕耘作業機の懸架装置
2において、上記昇降シリンダ装置10に、上昇位置1
3aと中立位置13bと下降位置13cを有する方向切
換弁を介してポンプに接続される複動シリンダ11を用
い、この複動シリンダ11の下降側圧力室に接続される
回路に遮断位置15bと連通位置15aを有する断続切
換弁15を介してドレン側に接続した構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両の後部に
昇降自在に懸架されるプラウ、ロータリ等の耕耘作業機
の懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1はこの種の耕耘作業機を示すもの
で、走行車両1の後部に、懸架装置2を介して耕耘作業
機の一例であるプラウ3が装備されている。そして上記
懸架装置2は昇降シリンダ装置4にて昇降作動するリフ
トアーム5と、このリフトアーム5にリフトロッド6を
介して連結されたロワーリンク7とからなっており、こ
のロワーリンク7の先端にプラウ3が装着されている。
なお上記懸架装置2には公知の構成の三点リンクヒッチ
も通常的に用いられる。
【0003】従来の上記耕耘作業機では、これを昇降す
るための昇降シリンダ装置4は、これの上昇側圧力室
(ボトム室)へのみ圧油を給排する、いわゆる単動式の
ものが用いられており、上昇時にはこの圧力室に圧油を
供給して伸長動作させ、下降時にはこの圧油を排出し、
作業機は自重にて下降するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の耕耘作業機
では、この作業機自身に岩8等の障害物への衝突によっ
て上方へ力が作用したときに上動できることにより、上
記障害物に衝突したときの破損を防止できる。
【0005】しかしながら、昇降シリンダ装置が単動式
である場合、プラウを下降させるときには、上記したよ
うに自重によるため、応答が遅れたり、また地面が堅い
場合には所定の深さまで下降しないことがある。その不
具合を解消するには、昇降シリンダ装置に複動式シリン
ダを用いればよいが、それでは障害物に対して作業機を
保護できるという単動式の利点が失われてしまう。
【0006】単動式の昇降シリンダ装置では、作業機の
自重により下降するため、作業機がプラウである場合、
走行車両が前進しないと地面に入っていかないので、設
定深さになるまでの前進距離分が必要となり、もし、耕
耘地の隅から隅までを耕耘したい場合には、複動式のシ
リンダを用いて強制的に下降させなければならない。こ
の場合も上記単動式の利点が失われる。
【0007】一方上記のことから、作業機昇降装置に単
動式と複動式の双方の昇降シリンダ装置を備え、これを
選択的に使用することが考えられるが、これでは装置が
重複すると共に、1つの車体に上記各シリンダ装置用と
して2つの油圧回路を用意する必要があり、コスト高と
なってしまう問題がある。
【0008】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、簡単な構成でもって単動作動と複動作動の双方を
選択的に行うことができ、コストアップすることなく、
自重、強制の両下降作動を行うことができるようにし、
さらに作業機部の重量が変化しても下降速度を一定にで
きるようにした耕耘作業機の昇降装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る耕耘作業機の昇降装置は、昇降シリン
ダ装置にて昇降動作するようにして走行車両に装備され
る耕耘作業機の懸架装置において、上記昇降シリンダ装
置に上昇位置と中立位置と下降位置を有する方向切換弁
を介してポンプに接続される複動シリンダを用い、この
複動シリンダの下降側の圧力室に接続される回路に遮断
位置と連通位置を有する断続切換弁を介してドレン側に
接続した構成となっている。
【0010】また、上記耕耘作業機の昇降装置におい
て、複動シリンダの上昇側圧力室に圧力スイッチを設
け、上記複動シリンダの上昇、中立、下降の切換えを行
なう電磁切換弁を制御する制御装置にこの圧力スイッチ
の検出信号を接続し、この制御装置に、上記電磁方向切
換弁の下降位置における管路の開口面積を、検出圧力が
高いときには小さくし、検出圧力が低いときには大きく
するように制御する制御部を有する構成とする。
【0011】
【作 用】断続切換弁を遮断位置に切換えることによ
り昇降シリンダ装置を構成する複動シリンダは、複動シ
リンダ本来の作用をなし、断続切換弁を連通位置に切換
えることにより、複合シリンダの下降側圧力室がドレン
に連通されて、上昇側圧力室にだけ圧油を供給及び排出
できるようになってこの複動シリンダは単動シリンダの
作用をするようになる。
【0012】また操作レバーを操作して複数作動シリン
ダを下降状態にしたときに、このときの複動シリンダを
切換操作する電磁方向切換弁の下降位置の開口面積は複
動シリンダの上昇側圧力室の圧力に応じて制御され、作
業機の重量に関係なく等速で下降される。
【0013】
【発明の効果】これにより上記昇降シリンダ装置は断続
切換弁の切換作動により複動式と単動式の両機能を果す
ことができ、耕耘作業機による耕耘作業において、耕耘
作業機を自重降下による耕耘と、強制降下による耕耘の
双方を選択的に行うことができる。そしてその両機能を
従来の複動シリンダに断続切換弁を追加するだけで達成
できることによりコストアップすることなく上記効果を
得ることができる。またこの耕耘作業機において、作業
機の重量の変化に関係なく、等速で下降することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
いて説明する。懸架装置2のリフトアーム5を昇降動作
するための昇降シリンダ装置10に複動式シリンダ11
を用いる。そしてこの複動式シリンダ11の下降側圧力
室11aと上昇側圧力室11bのそれぞれに回路12
a,12bが接続されており、この回路12a,12b
は上昇位置13a、中立位置13b、下降位置13cを
有する電磁方向切換弁13を介してポンプ14に接続さ
れている。
【0015】そして上記下降側圧力室11aに接続した
回路12aに連通位置15aと遮断位置15bとを有す
る電磁断続切換弁15を介してタンク16に接続してあ
る。そしてこの電磁断続切換弁15の電磁弁17は制御
装置18を介して切換スイッチ19にて切換えるように
してある。
【0016】上記電磁方向切換弁13の作動用の両電磁
弁20a,20bは制御装置18を介して制御されるよ
うになっているが、これの作動入力は操作レバー21に
て行われるようになっている。また、耕耘作業機に耕深
検出器22を設けておくと共に、制御装置18に耕深設
定器23を接続しておくことにより、制御装置18に
て、耕深設定器23の設定値と耕深検出器22の検出値
の偏差をとり、必要に応じてこれに制御ゲインを作用さ
せた値を電磁方向切換弁13の両電磁弁20a,20b
に作用させて耕深設定器23にて設定された耕深を自動
的に保持することができるようにしてある。
【0017】また、上記複動式シリンダ11の上昇側圧
力室11bには圧力センサ24が設けてあり、この圧力
センサ24による検出圧力が制御装置18に入力される
ようになっている。制御装置は、操作レバー21の切換
操作による上記複動式シリンダ11の短縮動(下降動
作)時において、上記圧力センサ24で検出された圧力
信号により電磁方向切換弁13の切換開口面積を調整す
るようになっている。
【0018】上記構成において、切換スイッチ19をO
NまたはOFFすることにより、電磁断続切換弁15が
遮断状態に、または連通状態になる。そしてこの電磁断
続切換弁15が遮断状態のときには昇降シリンダ装置1
0の下降側圧力室11aに接続された回路12aはドレ
ンされないから、昇降シリンダ装置10は電磁方向切換
弁13の操作により複動操作される。
【0019】また電磁断続切換弁15が連通状態のとき
には、上記回路12aがドレンされることにより、昇降
シリンダ装置10は電磁方向切換弁13の操作により、
油圧力にて上昇、自重による下降の単動操作される。
【0020】このように、電磁断続切換弁15の切換え
によって昇降シリンダ装置10は複動式に切換えられる
ことができ、耕耘作業機は1つの昇降シリンダ装置10
にて耕耘作業機の昇降動作を自重下降作用と、強制下降
操作の2通りの動作を行うことができる。
【0021】この両作用状態においても、耕深検出器2
2と耕深設定器23により耕深設定された耕深を保持で
きる。なおこのときの制御ゲインは単動式と複動式のそ
れぞれの制御にあわせてチューニングした制御ゲインを
用いる。
【0022】上記昇降シリンダ装置10の複動あるいは
単動操作は、操作レバー21の切換操作により制御装置
18を介してなされるが、この操作レバー21の下降操
作時には、このときの昇降シリンダ装置10の上昇側圧
力室11bの圧力が下降時のシリンダ内圧として圧力ス
イッチ24されて制御装置18へ入力され、制御装置1
8はこの入力信号に応じて電磁方向切換弁13を切換制
御する。
【0023】すなわち、下降時のシリンダ内圧力が低い
ときには電磁方向切換弁13の下降位置13cの開口面
積を大きくし、高いときには上記開口面積が小さくなる
ように電磁方向切換弁13を制御する。これにより、下
降時におけるシリンダ内圧は常に一定(10kg/cm
2 程度)になるように補償される。従って、耕耘作業機
3の重量が変化しても、これの下降速度を略一定にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】耕耘作業機の一例を示す側面図である。
【図2】本発明の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1…走行車両 2…懸架装置 3…プラウ 4,10…昇降シリンダ装置 5…リフトアーム 7…ロワーリンク 11…複動式シリンダ 11a…下降側圧力室 11b…上昇側圧力室 12a,12b…回路 13…電磁方向切換弁 14…ポンプ 15…電磁断続切換弁 18…制御装置 19…切換スイッチ 24…圧力スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降シリンダ装置にて昇降動作するよう
    にして走行車両に装備される耕耘作業機の懸架装置にお
    いて、 上記昇降シリンダ装置に、上昇位置と中立位置と下降位
    置を有する方向切換弁を介してポンプに接続される複動
    シリンダを用い、この複動シリンダの下降側圧力室に接
    続される回路に遮断位置と連通位置を有する断続切換弁
    を介してドレン側に接続したことを特徴とする耕耘作業
    機の懸架装置。
  2. 【請求項2】 複動シリンダの上昇側圧力室に圧力スイ
    ッチを設け、上記複動シリンダの上昇、中立、下降の切
    換えを行なう電磁切換弁を制御する制御装置にこの圧力
    スイッチの検出信号を接続し、この制御装置に、上記電
    磁方向切換弁の下降位置における管路の開口面積を、検
    出圧力が高いときには小さくし、検出圧力が低いときに
    は大きくするように制御する制御部を有することを特徴
    とする請求項1記載の耕耘作業機の懸架装置。
JP9384396A 1996-04-16 1996-04-16 耕耘作業機の懸架装置 Pending JPH09275705A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2338393A (en) * 1998-06-17 1999-12-22 Noremat Articulated arm for plant cutter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2338393A (en) * 1998-06-17 1999-12-22 Noremat Articulated arm for plant cutter
GB2338393B (en) * 1998-06-17 2003-02-26 Noremat Secure device for cutting plants

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