JPH09273119A - 吊橋架設方法 - Google Patents

吊橋架設方法

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Publication number
JPH09273119A
JPH09273119A JP8388296A JP8388296A JPH09273119A JP H09273119 A JPH09273119 A JP H09273119A JP 8388296 A JP8388296 A JP 8388296A JP 8388296 A JP8388296 A JP 8388296A JP H09273119 A JPH09273119 A JP H09273119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension bridge
girder
main
main girder
vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8388296A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Hirai
滋登 平井
Akihiro Honda
明弘 本田
Isao Kurahashi
勲 倉橋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】完成後の形状等に影響を与えることなく、架設
時の制振性を向上し得る吊橋架設方法を提供すること。 【解決手段】まず最初に、吊橋1のワイヤ2に、複数の
主桁部3及び4を架設する。ワイヤ2に主桁部3及び4
を架設する箇所は、例えば、中央径間の長さをSとする
とき、中央径間Sの端からそれぞれ4分の1の箇所(S
/4の箇所)とする。しかる後に、主桁部3から矢印L
1及びR1の両方向に向かって主桁部3に連なる他の桁
の架設を進めるとともに、主桁部4から矢印L2及びR
2の両方向に向かって主桁部4に連なる他の桁の架設を
進めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊橋を架設するた
めの吊橋架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来から知られているこの種の
吊橋架設方法を説明するための図である。図3に示すよ
うに吊橋10を架設するにあたっては、まずワイヤ20
の中央径間の中央部に主桁部30を架設し、しかる後、
主桁部30から矢印LおよびRの両方向に向かって、主
桁部30に連なる他の桁の架設を進めるという工法が用
いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の吊橋架設方
法には、次のような欠点がある。すなわち吊橋10にお
いてワイヤ20により主桁部30を吊り下げるという吊
構造は、柔軟な構造をもつものであるので、主桁部30
に例えば強風等の外力が加わると、主桁部30において
ねじれ振動が発生するという問題がある。特に桁の架設
途中にあっては、桁は途中で切れた状態を呈しているた
め主桁部30が持っている剛性が活かされないことか
ら、上記ねじれ振動が発生し易いという問題がある。し
たがって、耐風性を含む種々の制振対策を講じる必要が
あった。特に長大吊橋の架設において上記要求が強い。
本発明の目的は、完成後の形状等に影響を与えることな
く、架設時の制振性を向上し得る吊橋架設方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の吊橋架設方法は、架け渡されたワイヤに
桁を架設する吊橋架設方法において、前記ワイヤの少な
くとも二箇所に核となる分割された複数の主桁部を架設
し、しかる後、これらの主桁部に連なる他の桁の架設を
進めることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る吊橋架設方法を説明するための説明図である。図1に
示される吊橋1は、架け渡されたワイヤ2に桁を吊り下
げる構造となっている。
【0006】本実施形態の吊橋架設方法においては、ま
ず最初に、吊橋1のワイヤ2の二箇所に主桁部3及び4
を架設する。ワイヤ2に主桁部3及び4を架設する二箇
所は図1に示すように中央径間の長さをSとするとき、
中央径間Sの端からそれぞれ4分の1の箇所(S/4の
箇所)とする。しかる後に、主桁部3から矢印L1及び
R1の両方向に向かって主桁部3に連なる他の桁の架設
を進めるとともに、主桁部4から矢印L2及びR2の両
方向に向かって主桁部4に連なる他の桁の架設を進める
ようにする。かくして、中央径間lの二箇所において、
核となる二つの主桁部3及び4がワイヤ2に吊り下げら
れた状態で桁の架設が進められることになる。
【0007】図2は本実施形態の吊橋架設方法における
「ねじれモード」及び「たわみモード」における振動形
態を従来技術と比較して示す模式図であって、図2の
(a)(b)は、本実施形態の吊橋架設方法における振
動形態、図2の(c)(d)は、従来技術に係る吊橋架
設方法における振動形態をそれぞれ示している。図2に
おいて、波線は定常状態(例えば無風状態)を示し、実
線は振動状態(例えば強風にさらされた状態)を示して
いる。
【0008】図2の(a)(b)と(c)(d)との対
比から明かなように、本実施形態の吊橋架設方法におけ
る(a)「ねじれモード」と(b)「たわみモード」と
の振動形態の差は、従来技術に係る吊橋架設方法におけ
る(c)「ねじれモード」と(d)「たわみモード」と
の振動形態の差よりも大である。
【0009】一般に、強風等による桁部の振動は、「ね
じれモード」の振動に「たわみモード」の振動が連成し
て生じることが知られている。そして本実施形態によれ
ば、上記したように二つのモードにおける振動形態の差
が大であるため、上記振動の連成の程度が小となり、こ
れにより振動の発生を抑制することができる。また、上
記振動の抑制(制振)は、主桁部3及び4の重量バラン
スを変えることにより振動形態の変化を図るものであ
る。したがって、構造系全体の剛性が不変であっても、
すなわち剛性を高めるべく構造上に特段の手段を講じな
くとも、制振性を向上することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、下記のような作用効果
を奏する吊橋架設方法を提供することができる。 (a) 制振のための装置あるいは部材の追加変更、等は一
切不要であるため、簡単かつ経済的に耐風性を向上でき
る。 (b) 架設における同時平行作業を増加することができる
ため工期が短縮し、架設作業時に強風等の障害を被る率
が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吊橋架設方法を説明
するための図。
【図2】本発明の一実施形態に係る吊橋架設方法におけ
る「ねじれモード」及び「たわみモード」における振動
形態を従来技術と対比して示す模式図。
【図3】従来例に係る吊橋架設方法を説明するための説
明図。
【符号の説明】 1…吊橋 2…ワイヤ 3、4…主桁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架け渡されたワイヤに桁を架設する吊橋
    架設方法において、 前記ワイヤの少なくとも二箇所に核となる分割された複
    数の主桁部を架設し、しかる後、これらの主桁部に連な
    る他の桁の架設を進めることを特徴とする吊橋架設方
    法。
JP8388296A 1996-04-05 1996-04-05 吊橋架設方法 Withdrawn JPH09273119A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011162613A1 (en) * 2010-06-24 2011-12-29 Viking Land Reclamation Pte Ltd. Unloading equipment for a flat top barge and a method for unloading same
CN113202025A (zh) * 2021-03-24 2021-08-03 中交第二航务工程局有限公司 一种钢桁梁悬索桥主梁多工位安装方法

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