JPH09272937A - 印刷版用アルミニウム合金板及びその製造方法 - Google Patents

印刷版用アルミニウム合金板及びその製造方法

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JPH09272937A
JPH09272937A JP8085576A JP8557696A JPH09272937A JP H09272937 A JPH09272937 A JP H09272937A JP 8085576 A JP8085576 A JP 8085576A JP 8557696 A JP8557696 A JP 8557696A JP H09272937 A JPH09272937 A JP H09272937A
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晋一郎 細野
Masaki Tanigawa
正樹 谷川
Kozo Hoshino
晃三 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間の電解粗面化処理であっても、粗面化
ピットが均一に形成される印刷版用アルミニウム合金板
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 印刷版用アルミニウム合金板は、Fe:
0.20乃至0.6重量%、Si:0.03乃至0.1
5重量%、Ti:0.005乃至0.05重量%及びN
i:0.005乃至0.20重量%を含有し、更にCu
及びZnからなる群から選択された1種以上の元素を、
1元素当たり0.005乃至0.05重量%含有し、更
にIn、Sn及びPbからなる群から選択された1種以
上の元素を、1元素当たり0.001乃至0.020重
量%含有し、In、Sn及びPbの含有量が総量で0.
001乃至0.020重量%であり、残部がAl及び不
可避的不純物からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷等
の支持体として使用される印刷版用アルミニウム合金板
に関し、特に短時間の電解粗面化処理で、均一な電解粗
面化面を形成することができる印刷版用アルミニウム合
金板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般にオフセット印刷において
は、アルミニウム又はアルミニウム合金(以下、総称し
てアルミニウムという)板が支持体として使用されてい
る。この印刷版用アルミニウム板は、感光膜に対する密
着性及び非画像部の保水性を付与するために、アルミニ
ウム板の表面に粗面化処理を施して得られたものであ
る。この粗面化処理方法として、従来から、ボール研磨
法及びブラシ研磨法等の機械的処理法が使用されている
が、最近は、塩酸若しくは塩酸を主体とする電解液又は
硝酸を主体とする電解液を使用してアルミニウム板表面
を電気化学的に粗面化する電解粗面化処理法、更に前述
の機械的処理法とこの電解粗面化処理法とを組み合わせ
た処理方法が主に使用されるようになってきている。こ
れは、電解粗面化処理法によって得られた粗面板が製版
に適しており、また印刷性能も優れているからであり、
更に電解粗面化処理法では、アルミニウム合金板をコイ
ル状にして連続処理する場合に適しているからである。
【0003】前述のようにして、粗面化されるアルミニ
ウム合金板には、その粗面化処理によって均一な凹凸
(ピット)が形成されることが要求される。均一な凹凸
が形成された印刷版用アルミニウム合金板においては、
感光膜との密着性及び保水性が向上すると共に、優れた
画像鮮明性及び耐刷性を得ることができる。また、最近
では粗面化処理コストを低減させるため、より短時間又
は低通電量で均一な凹凸を形成することができる材料の
開発が強く求められている。
【0004】このような粗面均一性が優れたアルミニウ
ム合金板として、Fe:0.05乃至0.5重量%、M
g:0.1乃至0.9重量%、Si:0.2重量%以下
及びCu:0.05重量%以下を含有し、更にZr、V
及びNiからなる群から選択された1種以上の元素を
0.01乃至0.3重量%含有し、残部がAl及び不可
避的不純物からなるアルミニウム合金板が提案されてい
る(特開昭62−230946号公報)。
【0005】また、強度及びピットの均一性が良好なア
ルミニウム合金板として、Mg:0.30乃至3重量
%、Fe:0.15乃至0.50重量%、Ni:0.0
05乃至0.30重量%及びTi:0.01乃至0.1
0重量%を含有すると共に、Si、Cu及びMnを、夫
々、0.20重量%以下に規制し、残部がAl及び各元
素の含有量が、夫々、0.10重量%以下の不可避的不
純物からなるアルミニウム合金板が提案されている(特
開昭63−30294号公報)。
【0006】更に、Fe:0.1乃至0.5重量%、S
i:0.03乃至0.30重量%、Cu:0.001乃
至0.03重量%、Ni:0.001乃至0.03重量
%、Ti:0.002乃至0.05重量%及びGa:
0.005乃至0.020重量%を含有し、更にGa及
びTiの合計含有量が0.010乃至0.050重量%
であるアルミニウム合金板が提案されている(特開平3
−177528号公報)。このアルミニウム合金板にお
いては、筋状の粗面化ムラであるストリーク(ストリー
クスともいう。以下、ストリークに統一する)及び不規
則な画質ムラを改善すると共に粗面が均一であるため、
非画線部の汚れが防止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時、
コスト低減のために、電解処理速度の向上が要求されて
おり、短時間の電解粗面化処理で均一なピットが形成さ
れるアルミニウム板が要望されている。即ち、電解粗面
化処理時間が短く、形成されるピットが浅い場合であっ
ても、短時間で均一にエッチングされ、アルミニウム板
に未エッチング部(アルミニウム板表面のエッチングさ
れていない部分)が発生しないことが要望されている。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、短時間の電解粗面化処理であっても、粗面
化ピットが均一に形成される印刷版用アルミニウム合金
板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の印刷
版用アルミニウム合金板は、Fe:0.20乃至0.6
重量%、Si:0.03乃至0.15重量%、Ti:
0.005乃至0.05重量%及びNi:0.005乃
至0.20重量%を含有し、更にCu及びZnからなる
群から選択された1種以上の元素を、1元素当たり0.
005乃至0.05重量%含有し、更にIn、Sn及び
Pbからなる群から選択された1種以上の元素を、1元
素当たり0.001乃至0.020重量%含有し、I
n、Sn及びPbの含有量が総量で0.001乃至0.
020重量%であり、残部がAl及び不可避的不純物か
らなることを特徴とする。
【0010】前記Ti含有量は0.010重量%以上で
あることが好ましい。
【0011】本発明に係る第2の印刷版用アルミニウム
合金板は、Fe:0.20乃至0.6重量%、Si:
0.03乃至0.15重量%、Ti:0.005乃至
0.05重量%、Ni:0.005乃至0.20重量%
及びB:1乃至50重量ppmを含有し、更にCu及び
Znからなる群から選択された1種以上の元素を、1元
素当たり0.005乃至0.05重量%含有し、更にI
n、Sn及びPbからなる群から選択された1種以上の
元素を、1元素当たり0.001乃至0.020重量%
含有し、In、Sn及びPbの含有量が総量で0.00
1乃至0.020重量%であり、残部がAl及び不可避
的不純物からなることを特徴とする。
【0012】本発明に係る印刷版用アルミニウム合金板
の製造方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
組成を有するアルミニウム合金鋳塊に、500乃至63
0℃の温度で均質化処理を施し、次いで開始温度を40
0乃至450℃として熱間圧延を施すことを特徴とす
る。
【0013】前記熱間圧延工程の後に、冷間圧延工程及
び中間焼鈍工程を有することが好ましい。また、レベラ
ー矯正工程を有してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本願発明者等は、短時間で電解粗
面化処理を実施する場合であっても、均一な粗面化ピッ
トが形成されるアルミニウム合金板を得るために鋭意研
究した結果、以下の事実を見出した。即ち、アルミニウ
ム合金板が含有する合金元素のうち、従来より添加され
ているFe及びSiの含有量を管理することに加え、適
量のNi及びTiを添加し、また従来不純物とされてい
たCu及び/又はZnの含有量を所定量に管理し、更に
In、Sn及びPbからなる群から選択された1種以上
の元素の含有量を管理すると共に、その総量を管理する
ことが有効であることを究明した。また、必要に応じて
Bを添加することにより、アルミニウム合金板が更に一
層均一にエッチングされることも究明した。このように
各元素の含有量を管理することにより、短時間の電解粗
面化時間であっても均一性が良好な粗面化ピットを得る
ことができる。
【0015】先ず、請求項1に係る印刷版用アルミニウ
ム合金板の組成限定理由について説明する。
【0016】Fe(鉄):0.20乃至0.6重量% Feは電解粗面化面に均一なピットを形成する作用を有
する。Feはアルミニウム合金中で他の元素と結びつ
き、Al−Fe系の共晶化合物を形成する元素である。
この共晶化合物は、再結晶粒を微細化する効果を有する
と共に、均一な電解粗面を形成する効果がある。Fe含
有量が0.20重量%未満では、電解粗面化ピットの反
応起点数が不足し、未エッチング部を生じる。一方、F
e含有量が0.6重量%を超えると、粗大化合物の形成
により電解粗面化面が不均一になる。従って、Fe含有
量は0.20乃至0.6重量%とする。
【0017】Si(珪素):0.03乃至0.15重量
Siは、Al−Fe−Si系金属間化合物を形成し、熱
間圧延における各パス間での再結晶の核として作用する
ため、熱間圧延時の再結晶粒を微細化する効果を有す
る。Si含有量が0.03重量%未満では、この効果が
少なく、印刷版支持体となった後のストリーク評価が劣
る。一方、Si含有量が0.15重量%を超えると、粗
大化合物の形成により電解粗面化面が不均一となる。従
って、Si含有量は0.03乃至0.15重量%とす
る。
【0018】Ni(ニッケル):0.005乃至0.2
0重量% Niは電解粗面を均一化する作用を有する。NiはFe
と同様にアルミニウム合金中で他の元素と結合し、Al
−Ni系共晶系化合物を形成しやすい元素である。ま
た、電気化学的にNiはFeにより貴であるため、均一
な独立ピットを形成しやすい。このため、Niを添加す
ることにより、短時間の電解粗面化処理で均一な粗面が
得られる。
【0019】Ni含有量が0.005重量%未満では、
電解粗面に未エッチング部が生じる。一方、Ni含有量
が0.20重量%を超えると、粗大化合物が形成され、
電解粗面が不均一となる。従って、Ni含有量は、0.
005乃至0.20重量%とする。
【0020】Ti(チタン):0.005乃至0.05
重量%、好ましくは0.010重量%以上 Ti−Bの母合金は、鋳塊組織を微細化して結晶粒を微
細化する作用を有する。Ti含有量が、0.005重量
%未満では、この結晶粒微細化が不十分である。また、
Tiには、この微細化効果に加え、上述の他の成分と同
様に、電解粗面を均一にする効果がある。この効果を十
分に得るためには、Ti含有量が0.010重量%以上
であることが好ましい。Ti含有量が0.010重量%
未満では、エッチングが十分に行き亘らず、未エッチン
グ部が残存しやすい。一方、Ti含有量が0.05重量
%を超えると、粗大化合物の形成により、不均一な電解
粗面が形成される。従って、Ti含有量は0.005乃
至0.05重量%とし、好ましくは、0.010重量%
以上とする。
【0021】Cu(銅)及びZn(亜鉛)からなる群か
ら選択された1種以上の元素:1元素当たり0.005
乃至0.05重量% Cuは、アルミニウム合金中に固溶状態で存在し、アル
ミニウムマトリクスと金属間化合物との間の電位差を調
整し、電解粗面を均一化する効果を有する。Cu含有量
が、0.005重量%未満では、この電位調整効果が不
十分であるため、電解粗面が不均一となる。一方、Cu
含有量が0.05重量%を超えると、アルミニウム合金
板の表面に未エッチング部を生じる。
【0022】一方、Znは、Cuと同様にアルミニウム
合金中に固溶状態で存在しやすく、アルミニウムマトリ
クスと金属間化合物との間の電位差を調整し、電解粗面
を均一化する効果を有する。Zn含有量が0.005重
量%未満では、この電位差調整効果が得られないため、
未エッチング部を生じる。一方、Zn含有量が0.05
重量%を超えると、全面溶解面を生じて、不均一な電解
粗面が形成される。
【0023】従って、Cu及びZnからなる群から選択
された1種以上の元素の含有量は、1元素当たり0.0
05乃至0.05重量%とする。
【0024】In(インジウム)、Sn(錫)及びPb
(鉛)からなる群から選択された1種以上の元素:1元
素当たり0.001乃至0.020重量% In、Sn及びPnはアルミニウム合金中に固溶状態で
存在し、アルミニウムマトリクスを電気化学的に卑とし
て、アルミニウムマトリクスと金属間化合物との間の電
位差を調整し、電解粗面を均一化させる効果を有する。
In、Sn及びPbからなる群から選択された1種以上
の元素の含有量が、1元素当たり0.001重量%未満
では、この効果が不十分である。一方、In、Sn又は
Pbの含有量が0.020重量%を超えると、アルミニ
ウム合金板の表面に全面溶解面が生じて、不均一な電解
粗面が形成される。従って、In、Sn及びPbからな
る群から選択された1種以上の元素の含有量は、1元素
当たり0.001乃至0.020重量%とする。
【0025】In、Sn及びPbの含有量:総量で0.
001乃至0.020重量% 上述のようにIn、Sn及びPbは、電解粗面を均一化
する効果を有する。但し、In、Sn及びPbの含有量
が総量で0.001重量%未満では、この効果が不十分
である。一方、In、Sn及びPbの含有量が総量で
0.020重量%を超えると、全面溶解面が形成され
て、不均一な電解粗面となる。従って、In、Sn及び
Pbの含有量は、総量で0.001乃至0.020重量
%とする。
【0026】請求項3に係る印刷版用アルミニウム合金
板では、上述の化学成分に加え、Bを含有する。
【0027】B(ホウ素):1乃至50重量ppm 上述のようにTi−B母合金は結晶粒微細化剤として作
用する。この結晶粒微細化作用は、固溶Tiが減少して
Ti−B粒子が増加することによって、微細化核が増加
することに起因する。本願発明者等は、この効果に加え
て、Ti−B粒子数の増加は、電解粗面を均一化する効
果があることを見出した。
【0028】B含有量が1重量ppm未満では、電解不
足によってエッチングピットが不均一となりやすい。一
方、B含有量が50重量ppmを超えると、粗大化合物
が形成され、この粗大化合物が筋状の深いピットを形成
するため、電解粗面化面が不均一となる。従って、Bを
含有させる場合は、その含有量を1乃至50重量ppm
とする。
【0029】なお、いずれの印刷版用アルミニウム合金
板においても、不可避的不純物として、Mn、Cr及び
Mg等が考えられ、夫々、0.03重量%以下であれ
ば、本発明の効果に悪影響を与えない。
【0030】本発明に係る印刷版用アルミニウム合金板
の製造方法においては、上述の組成を有するアルミニウ
ム合金鋳塊に500乃至630℃の温度で均質化処理を
施した後、400乃至450℃の開始温度で熱間圧延を
施し、印刷版用アルミニウム合金板を得る。このように
して得られた印刷版用アルミニウム合金板に電解粗面化
処理を施した場合は、未エッチング部が少ないと共に、
ピットの大きさが均一なものとなる。
【0031】印刷版用アルミニウム合金板の製造方法に
おける均質化処理温度及び熱間圧延開始温度の数値限定
理由について説明する。
【0032】均質化処理温度:500乃至630℃ 均質化処理温度が500℃未満では、アルミニウム合金
鋳塊の均質化が不十分となるため、得られたアルミニウ
ム合金板に電解粗面化処理を施した場合に、電解粗面化
面が不均一となる。一方、均質化処理温度が630℃を
超えると、結晶粒径が粗大となるため、マクロ組織が粗
大となって、筋状の粗大化ムラであるストリークが発生
する。従って、均質化処理温度は500乃至630℃と
する。
【0033】熱間圧延開始温度:400乃至450℃ 熱間圧延開始温度を400℃未満とした場合は、組織が
不均一となり、得られたアルミニウム合金板の電解粗面
化面が不均一となる。一方、熱間圧延開始温度が450
℃を超えると、熱間圧延の各パス間で結晶が成長して、
ストリークが発生する。従って、熱間圧延開始温度は4
00乃至450℃とする。
【0034】なお、熱間圧延処理は、上述の均質化処理
後、アルミニウム合金鋳塊を400乃至450℃の温度
まで冷却した後に開始してもよく、また上述の均質化処
理終了後、一旦温度が低下したアルミニウム合金鋳塊
を、400乃至450℃の温度まで、再度加熱した後に
開始してもよい。
【0035】熱間圧延終了後、得られたアルミニウム合
金板に、1又は複数回の冷間圧延を、必要に応じて中間
焼鈍しつつ施して、所定の板厚の印刷版用アルミニウム
合金板を得る。この場合に、レベラー矯正工程を設けて
もよい。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について、その特許請
求の範囲から外れる比較例と比較して説明する。先ず、
請求項1に係る印刷版用アルミニウム合金板の実施例
(第1実施例)について説明する。
【0037】第1実施例 下記表1に示す化学組成を有する各アルミニウム合金の
鋳塊(実施例1〜4及び比較例1〜20)を、面削して
厚さを480mmとし、610℃の温度で4時間の均質
化処理を施し、次いで開始温度を410℃に設定して熱
間圧延し、更に冷間圧延、中間焼鈍及び冷間圧延を順次
施して、板厚が0.3mmのアルミニウム合金板を得
た。
【0038】
【表1】
【0039】次に、上述のようにして製造した各アルミ
ニウム合金板に、下記表2に示す処理条件1又は2にて
脱脂及び中和洗浄を施した後、交流電解粗面化処理を施
し、更に電解により形成された酸化物等を除去するた
め、デスマット処理を施した。このデスマット処理の終
了後、各アルミニウム合金板を水洗及び乾燥させ、一定
の大きさを切り取って、これを切り板とした。なお、表
2中の1dm2は0.01m2である。
【0040】
【表2】
【0041】一連の粗面化処理を終えた各アルミニウム
合金板の切り板を、走査電子顕微鏡(SEM)を使用し
て、350倍の倍率で表面観察し、視野の面積が0.0
2mm2となるように写真を撮影した。得られた写真か
ら、下記数式1より未エッチング率を算出した。
【0042】
【数1】未エッチング率(%)=粗面化されていない部
分の面積/全体の面積×100
【0043】この算出結果から、未エッチング率が5.
0%以下の場合を◎(優良)、5.0%を超えて8.0
%以下の場合を○(良好)、未エッチング率が8.0%
を超える場合を×(不良)として、未エッチング部を評
価した。
【0044】また、各切り板の粗面化表面を走査電子顕
微鏡を使用し、倍率を500倍としてその表面を観察
し、写真撮影した。得られた観察写真上に全長が100
cmの線を引き、線の下のピットの大きさ(直径)を測
定した。最小のピットと最大のピットとの大きさの相異
が、5μmよりも大きいものを均一性が×(不良)、5
μm以下のものを均一性が○(良好)と評価した。
【0045】更に、各アルミニウム合金板(圧延方向1
5cm×圧延垂直方向10cm×2枚=3dm2)の表
面を王水にて化学エッチングし、ストリークの長さを評
価した。圧延方向の筋模様の長さが、1cm未満の場合
を○(ストリーク評価:良好)及び1cm以上の場合を
×(ストリーク評価:不良)とした。下記表3に、処理
条件並びにストリーク、未エッチング部及び均一性に対
する評価を示す。なお、各実施例及び比較例において、
処理条件1における各評価と処理条件2における各評価
とはいずれも同一であった。
【0046】
【表3】
【0047】上記表3に示すように、実施例1〜4にお
いては、各元素の含有量が本発明にて規定した範囲内で
あるため、ストリーク評価、未エッチング部評価及び均
一性評価のいずれもが良好であった。但し、実施例3で
は、Ti含有量が0.007重量%と0.01重量%以
下であるため、僅かながらピットの大きさにバラツキが
生じていた。
【0048】一方、比較例1においては、Si含有量が
0.01重量%と本発明にて規定した範囲より少ないた
め、ストリークが長くなった。比較例2では、Si含有
量が0.19重量%と本発明にて規定した範囲より多い
ため、ピットの大きさにバラツキが生じた。
【0049】比較例3においては、Fe含有量が0.1
6重量%と少ないため、アルミニウム合金板の表面にエ
ッチングされない部分が生じた。また、比較例4では、
Fe含有量が0.67重量%と多いため、ピットの大き
さにバラツキが生じ、均一性が不良であった。
【0050】比較例5では、Ni含有量が0.003重
量%と少ないため、未エッチング部が生じた。一方、比
較例6では、Ni含有量が0.213重量%と多いた
め、均一性が不良であった。
【0051】比較例7では、Ti含有量が0.002重
量%と少ないため、ストリークが長くなった。一方、比
較例8ではTi含有量が0.069重量%と多いため、
ピットの均一性が不良であった。
【0052】比較例9では、Cu含有量が0.002重
量%と少ないため、未エッチング部が生じた。また、均
一性も不良であった。一方、比較例10においては、C
u含有量が0.061重量%と多いため、未エッチング
部が生じた。
【0053】比較例11では、Zn含有量が0.002
重量%と少ないため、未エッチング部が残存した。一
方、比較例12では、Zn含有量が0.062重量%と
多いため、全面溶解面が生じ、均一性が不良となった。
【0054】比較例13では、In、Sn及びPbのう
ち、Inが添加されているものの、その含有量が0.0
004重量%と少ないため、In、Sn及びPb含有量
が総量で0.0004重量%であった。このため、アル
ミニウムマトリクスと金属間化合物との間の電位差を調
整する効果が不十分であり、未エッチング部が生じた。
一方、比較例14では、In含有量が0.0028重量
%と多いため、In、Sn及びPb含有量が総量で0.
0028重量%となり、全面溶解面が生じて、均一性が
不良となった。
【0055】比較例15では、Sn含有量並びにIn、
Sn及びPb合計含有量が、0.0004重量%と少な
いため、未エッチング部が生じた。一方、比較例16で
は、Sn含有量並びにIn、Sn及びPb合計含有量
が、0.031重量%と多いため、ピットの大きさがば
らついてしまい、均一性が不良であった。
【0056】比較例17においては、Pb含有量並びに
In、Sn及びPb合計含有量が、0.0003重量%
と少ないため、未エッチング部が発生した。一方、比較
例18では、Pb含有量並びにIn、Sn及びPb合計
含有量が、0.026重量%と多いため、均一性が不良
であった。
【0057】比較例19では、In含有量が0.000
1重量%、Sn含有量が0.0003重量%、Pb含有
量が0.0001重量%といずれも少量であるため、I
n、Sn及びPb合計含有量が0.0005重量%と本
発明にて規定した範囲より少なくなり、アルミニウム合
金板表面に未エッチング部が生じた。一方、比較例20
では、In含有量が0.009重量%、Sn含有量が
0.009重量%、Pb含有量が0.005重量%と、
いずれも本発明にて規定した範囲内であるものの、I
n、Sn及びPb合計含有量が0.023重量%と本発
明にて規定した範囲より多いため、均一性が不良であっ
た。
【0058】次に、請求項3に係る印刷版用アルミニウ
ム合金板の実施例(第2実施例)について説明する。
【0059】第2実施例 下記表4に示す化学組成を有する各アルミニウム合金の
鋳塊(実施例5〜10及び比較例21〜22)に、第1
実施例と同様に、面削、均質化処理、熱間圧延、冷間圧
延、中間焼鈍及び冷間圧延を順次施して、板厚が0.3
mmのアルミニウム合金板を得た。なお、上記第1実施
例の比較例1〜20を第2実施例の比較例とすることが
できる。
【0060】
【表4】
【0061】次に、第1実施例と同様に、各アルミニウ
ム合金板に上記表2に示す処理条件1及び2にて脱脂、
中和洗浄、交流電解粗面化処理及びデスマット処理を施
した。このデスマット処理の終了後、各アルミニウム合
金板を水洗及び乾燥させ、一定の大きさを切り取って切
り板を得、この切り板に第1実施例と同様に各種試験を
実施し、ストリーク評価、未エッチング部評価及び均一
性評価を調査した。得られた結果を下記表5に示す。
【0062】
【表5】
【0063】上記表5に示すように、実施例5〜10に
おいては、各元素の含有量を本発明にて規定した範囲内
としてあることに加え、Bを所定量含有しているため、
エッチングがアルミニウム合金板の表面の隅々まで均一
に施され、未エッチング部評価が第1実施例のものに比
して、極めて良好であった。
【0064】一方、比較例21においては、B含有量が
60重量ppmと本発明にて規定した範囲より多いた
め、電解粗面化面が不均一となり、均一性が不良となっ
た。また、比較例22では、B含有量が0.5重量pp
mと本発明にて規定した範囲より少ないため、ストリー
ク評価、未エッチング部評価及び均一性評価のうち、特
に優れているものはなかった。
【0065】次に、本発明に係る印刷版用アルミニウム
合金板の製造方法の実施例について説明する。上記表1
の実施例1〜4及び上記表4の実施例5と同様の化学組
成を有するアルミニウム合金の鋳塊を、面削して厚さを
480mmとし、次いで下記表6に示す条件で、均質化
処理及び熱間圧延し、更に冷間圧延、中間焼鈍及び冷間
圧延して、板厚が0.3mmのアルミニウム合金板(実
施例11〜15、比較例23〜26)を得た。
【0066】得られたアルミニウム合金板を、上述の第
1実施例と同一条件で、交流電解粗面化処理した後、切
り取って切り板とした。切り板の粗面化表面を走査電子
顕微鏡(SEM)を使用して、350倍の倍率で観察
し、視野の面積が0.02mm2となるように写真を撮
影した。この写真から、上記数式1より未エッチング率
を求めた。未エッチング率が5.0%以下の場合を◎
(優良)、5.0%を超えて8.0%以下の場合を○
(良好)、未エッチング率が8.0%を超える場合を×
(不良)として、未エッチング部を評価した。
【0067】更に、この粗面化表面を走査電子顕微鏡
(SEM)を使用して500倍の倍率で観察し、写真を
撮影した。得られた写真から、第1実施例と同様にし
て、均一性を評価した。即ち、最小のピットと最大のピ
ットとの大きさの相異が、5μmよりも大きいものを均
一性が×(不良)、5μm以下のものを均一性が○(良
好)と評価した。
【0068】また、上述のようにして得たアルミニウム
合金板(圧延方向15cm×圧延垂直方向10cm×2
枚=3dm2)の表面を王水にて化学エッチングし、ス
トリークの長さを評価した。圧延方向の筋模様の長さ
が、1cm未満の場合を○(ストリーク評価:良好)及
び1cm以上の場合を×(ストリーク評価:不良)とし
た。下記表6に、ストリーク、未エッチング部及び均一
性に対する評価を示す。
【0069】
【表6】
【0070】なお、上記表6中の化学組成1〜5は、夫
々、上述の実施例1〜5と化学組成が同一であること示
す。
【0071】上記表6に示すように、実施例11〜15
においては、ストリーク、未エッチング部及び均一性に
対する評価は、いずれも良好であった。
【0072】一方、比較例23は均質化処理温度が47
8℃と本発明にて規定した温度よりも低いため、未エッ
チング部が少ないと共に均一性が良好であったものの、
ストリーク評価が不良であった。また、比較例24は均
質化処理温度が645℃と本発明にて規定した温度より
も高いため、ストリーク評価が不良であった。また、比
較例25及び26は、熱間開始温度が、夫々、373℃
及び468℃といずれも本発明にて規定した範囲外であ
るため、比較例23及び24と同様に、ストリーク評価
が不良であった。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る印
刷版用アルミニウム合金板は、所定の化学成分を含有し
ているので、短時間の電解粗面化処理であっても、粗面
化ピットがその表面に均一に分布すると共に、各ピット
の大きさが略一定であり、更にストリークが短尺であ
る。また、請求項3に係る印刷版用アルミニウム合金板
によれば、更にBが所定量添加されているので、粗面化
ピットが電解粗面に更に一層均一に分布する。
【0074】本発明に係る印刷版用アルミニウム合金板
の製造方法は、均質化処理温度及び熱間圧延開始温度が
適切であるので、電解粗面化処理後に均一な粗面化ピッ
トが得られると共にストリークの発生が極めて抑制され
る印刷版用アルミニウム合金板を製造することができ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe:0.20乃至0.6重量%、S
    i:0.03乃至0.15重量%、Ti:0.005乃
    至0.05重量%及びNi:0.005乃至0.20重
    量%を含有し、更にCu及びZnからなる群から選択さ
    れた1種以上の元素を、1元素当たり0.005乃至
    0.05重量%含有し、更にIn、Sn及びPbからな
    る群から選択された1種以上の元素を、1元素当たり
    0.001乃至0.020重量%含有し、In、Sn及
    びPbの含有量が総量で0.001乃至0.020重量
    %であり、残部がAl及び不可避的不純物からなること
    を特徴とする印刷版用アルミニウム合金板。
  2. 【請求項2】 前記Ti含有量は0.010重量%以上
    であることを特徴とする請求項1に記載の印刷版用アル
    ミニウム合金板。
  3. 【請求項3】 Fe:0.20乃至0.6重量%、S
    i:0.03乃至0.15重量%、Ti:0.005乃
    至0.05重量%、Ni:0.005乃至0.20重量
    %及びB:1乃至50重量ppmを含有し、更にCu及
    びZnからなる群から選択された1種以上の元素を、1
    元素当たり0.005乃至0.05重量%含有し、更に
    In、Sn及びPbからなる群から選択された1種以上
    の元素を、1元素当たり0.001乃至0.020重量
    %含有し、In、Sn及びPbの含有量が総量で0.0
    01乃至0.020重量%であり、残部がAl及び不可
    避的不純物からなることを特徴とする印刷版用アルミニ
    ウム合金板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    組成を有するアルミニウム合金鋳塊に、500乃至63
    0℃の温度で均質化処理を施し、次いで開始温度を40
    0乃至450℃として熱間圧延を施すことを特徴とする
    印刷版用アルミニウム合金板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱間圧延工程の後に、冷間圧延工程
    及び中間焼鈍工程を有することを特徴とする請求項4に
    記載の印刷版用アルミニウム合金板の製造方法。
  6. 【請求項6】 レベラー矯正工程を有することを特徴と
    する請求項5に記載の印刷版用アルミニウム合金板の製
    造方法。
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