JPH09270963A

JPH09270963A - 放送受信装置

Info

Publication number: JPH09270963A
Application number: JP8076241A
Authority: JP
Inventors: Souzou Yamamoto; 創造山本; Ayako Monma; 綾子門馬; Chie Hirose; 千枝廣瀬; Yoshikazu Hirai; 善和平井; Emiko Maekawa; 恵美子前川; Eiichiro Naito; 英一郎内藤; Yoshinori Harada; 義則原田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-03-29
Filing date: 1996-03-29
Publication date: 1997-10-14

Abstract

(57)【要約】【課題】視聴予約した番組を実際には視聴しなかった
にもかかわらず課金されてしまうといった不都合を解消
する一方で、必ず見たい番組は確実に視聴することがで
きるようにする。【解決手段】録画予約モード時には操作および表示部
をロックしかつ電源ＯＦＦ状態でも録画予約動作を実行
させ、また、視聴予約モード時にはロックはしないでか
つ電源ＯＮ状態では視聴予約動作を実行させるが、電源
ＯＦＦ状態では視聴予約動作を実行させないように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、衛星、ケーブルま
たは地上波を経由して放送されるテレビ放送（主として
デジタル放送）を受信する放送受信装置に係り、特に、
視聴予約／録画予約に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年のデジタル放送の放送受信装置では
チャンネル数が数百もあり、番組の選局や録画予約ある
いは視聴予約は、番組表を表示し、その番組表において
各種操作により選局・予約を行うようにしている。視聴
予約の設定も録画予約の設定も番組ごとに行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】仮に予約中にリモコン
操作したときにその操作を受け付けるようにすると、視
聴予約が不測に解除されてしまう。そこで、予約中にシ
ステムロックをかけると、今度は他の番組が見られなく
なってしまう。そうかといってロックをかけないと上記
のように予約の実行が不確実なものになってしまう。ま
た、表示部（ＣＲＴなど）の電源がＯＦＦになっていて
もチューナは動作しており、視聴予約しているときに
は、その予約番組を見ていないのに、課金されてしまう
場合が生じる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る放送受信装
置は、録画予約モード時には操作および表示部をロック
しかつ電源ＯＦＦ状態でも録画予約動作を実行させ、ま
た、視聴予約モード時にはロックはしないでかつ電源Ｏ
Ｎ状態では視聴予約動作を実行させるが、電源ＯＦＦ状
態では視聴予約動作を実行させないように構成したの
で、視聴したいと思う番組は一応その番組を視聴予約し
ておけば、予約開始時刻になったときに、電源ＯＮして
おればタイムリーに視聴でき、また、電源ＯＦＦしてお
れば視聴しないで終わるので、視聴しないのに不測に課
金されてしまうといった不都合を解消でき、一方、必ず
視聴したい番組については操作および表示部をロックし
て録画予約するので、不測のチャンネル切り換えなどを
生じず、予約番組を確実に録画して再生により予約番組
を確実に視聴することができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明に係る請求項１の放送受信
装置は、録画予約モードと視聴予約モードとがあり、録
画予約モード時には各種操作および表示部表示動作をロ
ックする手段と、予約開始時刻の到来時には電源ＯＦＦ
状態でも録画予約動作を実行させる手段と、視聴予約モ
ード時にはロックはしないでかつ予約開始時刻の到来時
には電源ＯＮ状態では視聴予約動作を実行させる手段
と、電源ＯＦＦ状態では視聴予約動作を実行させない手
段とを備えたことを特徴としている。視聴したいと思う
番組については一応その番組を視聴予約して、予約開始
時刻になったときに、電源ＯＮしておればタイムリーに
視聴でき、また、電源ＯＦＦしておれば視聴しないで終
わるので、視聴しないのに不測に課金されてしまうとい
った不都合を解消することができるものでありながら、
見逃したくない番組については操作および表示部表示動
作のロックを伴う録画予約によって、例えば不測のチャ
ンネル切り換えなどを生じさせないため、（録画動作終
了後ではあるが）予約した番組を確実に視聴することが
できて予約録画を実現することができる。

【０００６】以下、本発明に係る放送受信装置の実施の
形態について、図面に基づいて詳細に説明する。

【０００７】図１は実施の形態に係るデジタル方式の放
送受信装置の概略構成を示すブロック図である。図１に
おいて、１は放送を受信するチューナ部や同調・復調手
段を含む受信手段、２は受信した放送信号から映像信号
と音声信号と番組情報を抽出する多重分離手段、３は映
像信号および音声信号をデコードする映像音声再生手
段、４は装置の各部を制御し情報処理を行い利用者が番
組あるいはチャンネルを選択するのを補助する機能を有
する制御手段、５は情報を一時的に蓄える記憶手段、６
はリモコン装置、７はリモコン信号を受信しデコードし
て制御手段４に渡すリモコン受信部、８はオンスクリー
ンディスプレイ（ＯＳＤ）を発生する画面生成手段、９
は映像信号に対してオンスクリーンディスプレイをスー
パーインポーズする合成手段、１０はＣＲＴなどの表示
手段、１１は録画モードにおいて映像信号および音声信
号を記録する記録部である。

【０００８】番組情報とは、放送される番組についての
内容や放送時間などの付属情報を含むデータである。こ
の番組情報は放送信号に多重されて受信、分離され、記
憶手段５に格納されるようになっている。ただし、番組
情報については、番組の放送そのものとは別の放送、通
信または蓄積メディアによって与えるようにしてもよ
い。

【０００９】実施の形態は、録画予約のモードでは操作
およびＯＳＤ（オンスクリーンディスプレイ）をロック
するとともに、本体電源ＯＦＦ状態でも動作を実行させ
るようにし、視聴予約のモードでは操作およびＯＳＤを
ロックしないようにするとともに、本体電源ＯＦＦ状態
では動作をさせないようにしたものである。

【００１０】表１は、実施の形態の動作状態をまとめた
ものである。

【００１１】

【表１】

【００１２】表１に示すように、録画予約モードのとき
は、操作およびＯＳＤ（オンスクリーンディスプレイ）
に対してロックを行うので、ユーザーがリモコン装置６
または本体操作パネルで操作しても、その操作は無効で
あり、また、表示手段１０による表示動作も禁止され
る。さらに、録画予約モードのときは、本体電源ＯＦＦ
状態でも予約開始時刻が到来すれば予約したチャンネル
の番組の予約動作すなわち予約録画を実行する。そし
て、その予約録画の実行中はリモコン操作またはパネル
操作は無効とされ、無効であることを示すＬＥＤが点滅
してユーザーに警告する。したがって、録画予約したと
おりの条件（チャンネル、番組、映像モード、音声モー
ドなど）のもとでの確実な録画が行われる。

【００１３】なお、特定のキー操作例えば本体パネルの
電源キーなどを予約解除操作とし、この予約解除操作の
みが有効となるように構成しても良い。

【００１４】一方、視聴予約モードのときは、操作およ
びＯＳＤに対するロックは行わず、したがって、リモコ
ン操作またはパネル操作により表示手段１０を表示動作
させて番組を視聴することができるのはもちろん、画面
表示状態を操作することもできる。さらに、視聴予約モ
ードのときは、予約開始時刻が到来したときに本体電源
がＯＦＦ状態であれば、視聴予約の動作は実行しない。
したがって、ユーザーが、その予約した番組を見ていな
いのに課金されてしまうといった不都合を避けることが
できる。本体電源がＯＮ状態であれば、予約開始時刻が
到来したとき、視聴予約の動作は有効となる。この場
合、予約チャンネルとは別チャンネルの番組を視聴して
いるときには、予約チャンネルに自動的に選局切り換え
するのが一般的な態様である。ただし、予約開始時刻の
直前に、まもなく視聴予約の動作が開始される旨の予告
表示（例えば、「何時何分より何チャンネルが予約され
ています」などの表示）を行ってユーザーにチャンネル
切り換え操作を促し、所定時間内にユーザーによるチャ
ンネル切り換え操作がなければ視聴予約動作をキャンセ
ルするようにしてもよいし、あるいは、予告表示を行っ
て、所定時間内にユーザーによるキャンセル操作があれ
ば視聴予約動作をキャンセルし、キャンセル操作がなけ
れば自動的に視聴予約のチャンネルへと選局切り換えを
行うようにしてもよい。

【００１５】次に、図２、図３のフローチャートを用い
て録画予約／視聴予約の動作を説明する。なお、すで
に、録画予約または視聴予約が行われていて（これは同
一番組についてはいずれか一方しか設定できないように
なっている）、各番組について録画予約または視聴予約
の設定がなされていることが記憶手段５に予約リストと
して格納されているものとする。まず、所定時間おき
（例えば１分ごと）に時計更新を行い（ステップＳ
１）、現在予約動作を実行中かどうかを判断し（ステッ
プＳ２）、実行中でなく通常状態のときは現在時刻と予
約リストの各番組の予約開始時刻とを比較し（ステップ
Ｓ３）、該当する予約番組があるかどうかを判断し（ス
テップＳ４）、ないときはルーチンの初期ステップにリ
ターンするが、あったときはその番組についての予約が
録画予約かそれとも視聴予約かを判断する（ステップＳ
５）。

【００１６】ステップＳ５の判断が録画予約であるとき
は、操作とＯＳＤ（オンスクリーンディスプレイ）に対
してロックをかけ（ステップＳ６）、予約番組のチャン
ネルを選局し、映像信号・音声信号を出力して記録部１
１において予約録画動作を開始する（ステップＳ７）。
予約録画動作が終了する（ステップＳ１２）までは、予
約番組の録画を確実なものとするため、選局チャンネル
の切り換えが不測に生じたりしないようにユーザーによ
るリモコン操作またはパネル操作は特定の予約解除操作
を除いては一切受け付けない。

【００１７】ステップＳ５の予約が録画予約か視聴予約
かの判断において、視聴予約であるときは、本体電源が
ＯＮ状態になっていて表示手段１０が表示状態であるか
どうかを判断し（ステップＳ８）、ＯＦＦ状態であれば
何もせずにルーチンの初期ステップにリターンするが、
ＯＮ状態になっていて現在何らかの番組を視聴中であれ
ば、予約番組のチャンネルを選局し、映像信号・音声信
号を出力して予約視聴動作を開始する（ステップＳ
９）。

【００１８】ステップＳ２の現在予約動作（予約録画と
予約視聴のどちらでもよい）を実行中かどうかの判断に
おいて実行中であるときは、現在時刻と実行中の予約の
番組の終了時刻との比較を行い（ステップＳ１０）、両
時刻が一致したかどうかを判断し（ステップＳ１１）、
両時刻が一致しないときはルーチンの初期ステップにリ
ターンするが、両時刻が一致したときは予約動作を終了
し（ステップＳ１２）、その予約が録画予約であるとき
は操作およびＯＳＤに対するロックを解除し（ステップ
Ｓ１３）、処理を終了する。

【００１９】以上により、視聴したい思う番組について
は一応その番組を記憶しておくメモ的な予約（視聴予
約）が行えて、電源ＯＮしておけば当然タイムリーに視
聴でき、電源ＯＦＦしておれば視聴しないで終えるの
で、視聴しないのに不測に課金されてしまうといった不
都合が解消される一方、見逃したくない番組については
操作およびＯＳＤのロックを伴う録画予約によって例え
ば不測のチャンネル切り換え（番組変更）などを生じさ
せず、予約した番組を確実に記録して、あとの再生によ
り見たいと思った番組を確実に視聴することができる予
約（録画予約）を両立させることができる。

【００２０】なお、ステップＳ５の録画予約か視聴予約
かの判断において、同一時刻が予約開始時刻になってい
る複数の番組についてあるものが録画予約で他のものが
視聴予約であった場合には、録画予約を優先するものと
する。

【００２１】なお、パレンタル（年齢制限のある番組に
ついて暗証番号の入力）の処理やその番組を視聴または
録画することの購入確認の処理については、一般には予
約設定の段階であらかじめ行っておくものであるが、こ
れを録画予約／視聴予約の動作フロー中で行うようにし
てもよい。すなわち、パレンタルをしたことを示すフラ
グＦ₁と、その番組の購入確認のフラグＦ₂がともに
“１”にセットされているかどうかを、ステップＳ５と
ステップＳ６の間、およびステップＳ５とステップＳ８
との間で行い、両方のフラグがセットされているとき
は、そのまま次のステップに進むが、少なくともいずれ
か一方のフラグがセットされていないときはそれの確認
のための画面を表示し、パレンタルまたは購入確認を行
うようにする。特に、購入確認を予約の開始時刻に行え
ることは、予約設定時に前もって購入確認をしてしまう
よりはユーザーにとって実際にその番組を購入するかど
うかの時機を遅らせることができるという点で有利とな
る。なぜならば、実際には予約番組以外の番組を視聴し
たために予約番組を視聴していないのに課金されてしま
うといった事態を避けるためである。なお、この場合、
ステップＳ１３のロック解除のあとで各フラグのリセッ
トを行うようにする。

【００２２】また、録画しようとする番組が例えば新作
の映画であって、特別料金を支払わないと録画してはな
らないとするコピーガードのかかった番組である場合
に、この番組を録画用に購入するかしないかのコピーガ
ードのＯＮ／ＯＦＦの判断を、図２、図３のフローに連
動させるように構成してもよい。

【００２３】また、録画予約のときはＶＴＲへの制御出
力が有効になるように構成してもよい。

【００２４】

【発明の効果】本発明に係る放送受信装置によれば、視
聴したいと思う番組については一応その番組を視聴予約
して、予約開始時刻になったときに、電源ＯＮしておれ
ばタイムリーに視聴でき、また、電源ＯＦＦしておれば
視聴しないで終わるので、視聴しないのに不測に課金さ
れてしまうといった不都合を解消することができるもの
でありながら、見逃したくない番組については操作およ
び表示部表示動作のロックを伴う録画予約によって、例
えば不測のチャンネル切り換えなどを生じさせないた
め、（録画動作終了後ではあるが）予約した番組を確実
に視聴することができて予約録画を実現することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る放送受信装置の概略
構成を示すブロック図である。

【図２】実施の形態の放送受信装置の動作を説明するフ
ローチャートである。

【図３】実施の形態の放送受信装置の動作を説明するフ
ローチャート（図２の続き）である。

【符号の説明】

１……受信手段２……多重分離手段３……映像音声再生手段４……制御手段５……記憶手段６……リモコン装置７……リモコン受信部８……画面生成手段９……合成手段１０……表示手段１１……記録部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者平井善和大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者前川恵美子大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者内藤英一郎大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者原田義則大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】録画予約モードと視聴予約モードとがあ
り、録画予約モード時には各種操作および表示部表示動
作をロックする手段と、予約開始時刻の到来時には電源
ＯＦＦ状態でも録画予約動作を実行させる手段と、視聴
予約モード時にはロックはしないでかつ予約開始時刻の
到来時には電源ＯＮ状態では視聴予約動作を実行させる
手段と、電源ＯＦＦ状態では視聴予約動作を実行させな
い手段とを備えたことを特徴とする放送受信装置。