JPH09270617A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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JPH09270617A
JPH09270617A JP31104296A JP31104296A JPH09270617A JP H09270617 A JPH09270617 A JP H09270617A JP 31104296 A JP31104296 A JP 31104296A JP 31104296 A JP31104296 A JP 31104296A JP H09270617 A JPH09270617 A JP H09270617A
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JP
Japan
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antenna
long side
long
dimension
automobile
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Application number
JP31104296A
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English (en)
Inventor
Tomio Hirata
富男 平田
Takehiko Yamazaki
剛彦 山崎
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Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の内装部品として用いることができ、
かつ、この内装部品の裏面側に他の部品を配置できると
ともに、製造コストの低減が可能な自動車用アンテナ装
置を提供する。 【解決手段】 自動車のフロントピラー3の車室1側
に、フロントガーニッシュ11を取り付ける。フロントガ
ーニッシュ11は、内装部品となる樹脂部品21と、この樹
脂部品21のフロントピラー3側に熱かしめして取り付け
たアンテナ本体22とで形成する。アンテナ本体22は、矩
形状のフィルム24と、このフィルム24の樹脂部品21に対
向する面に印刷形成したアンテナパターン26とで形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の内装部品
に組み込まれた自動車用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のドアロック装置
をリモコンで施錠、解錠する、いわゆるキーレスエント
リー装置に用いる自動車用アンテナ装置が知られてい
る。
【0003】そして、この自動車用アンテナ装置として
は、例えば、ガラス面に導電材料でアンテナパターンを
印刷形成した構成が考えられる。しかしながら、この構
成では、アンテナパターンを印刷した上にさらにカーボ
ンなどを印刷してアンテナパターンを保護する必要があ
り、製造コストが上昇する問題を有している。
【0004】また、例えば、特開平7−58535号公
報記載の自動車用内装材が知られている。この自動車用
内装材は、いわゆるピラーガーニッシュで、車室の屋根
を支えるピラーの内側に取り付けられる装飾用の樹脂部
品と、この樹脂部品のピラー側に取り付けられたアンテ
ナ本体となどから構成されている。そして、このアンテ
ナ本体は、略矩形状のフィルムにアンテナ線を埋め込
み、あるいは、このフィルムのピラー側の面にアンテナ
パターンを印刷するなどして形成されている。しかしな
がら、フィルムにアンテナ線を埋め込む構成では、製造
工程が煩雑になり、製造コストが上昇する問題を有して
いる。また、フィルムのピラー側の面にアンテナパター
ンを印刷する構成では、ピラーと樹脂部品との間に、ハ
ーネス(電気コード)、シートベルト、あるいはスピー
カなどの部品を配置する場合に、これら部品がアンテナ
パターンに接触して影響を与えることのないように、ピ
ラーと樹脂部品との間の空間を大きく確保する必要があ
り、自動車用内装材の厚さ寸法が大きくなる問題を有し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、キーレ
スエントリー装置に用いる自動車用アンテナ装置におい
て、ガラス面に導電材料で直接的にアンテナパターンを
印刷形成する構成では、アンテナパターンを印刷した上
にさらにカーボンなどを印刷してアンテナパターンを保
護する必要があり、製造コストが上昇する問題を有して
いる。また、ピラーガーニッシュなどの自動車用内装材
の樹脂部品に、フィルムにアンテナ線を埋め込んだアン
テナ本体を取り付ける構成では、製造コストが上昇する
とともに、フィルムのピラー側の面にアンテナパターン
を印刷したアンテナ本体を用いる構成では、ピラーと樹
脂部品との間に、シートベルトなどの部品を配置する場
合に、これら部品がアンテナパターンに接触して影響を
与えることがないように、ピラーと樹脂部品との間の空
間を大きく確保する必要があり、自動車用内装材の小形
化が困難になる問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、自動車の内装部品として用いることができ、か
つ、この内装部品の裏面側に他の部品を配置できるとと
もに、製造コストの低減が可能な自動車用アンテナ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車用
アンテナ装置は、自動車の車体を構成する被取付部材の
車室側に取り付けられる樹脂部品と、この樹脂部品の前
記被取付部材側に取り付けられ、フィルム、およびこの
フィルムの前記樹脂部品側の面に印刷形成されたアンテ
ナパターンを備えたアンテナ本体とを具備したものであ
る。
【0008】そして、この構成では、アンテナ本体は、
フィルムの一面にアンテナパターンを印刷することによ
り容易に形成されるとともに、このフィルムを樹脂部品
に取り付けることにより、自動車用アンテナ装置が容易
に形成される。この自動車用アンテナ装置は、自動車の
車体を構成する被取付部材の車室側に取り付けられ、内
装部品として用いられる。アンテナパターンの被取付部
材側の面は、フィルムにより覆われているため、この自
動車用アンテナ装置と被取付部材との間に配置された他
の部品から、アンテナパターンが保護される。
【0009】請求項2記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項1記載の自動車用アンテナ装置において、被取付
部材は、自動車の屋根を支えるピラーであるものであ
る。
【0010】そして、この構成では、樹脂部品はピラー
の車室側を覆うピラーガーニッシュとして用いられると
ともに、ピラーの車室側に位置するアンテナパターンに
より、ピラーの近傍、すなわち、ドアパネルの近傍など
から発せられた電波が効率良く受信される。
【0011】請求項3記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項1または2記載の自動車用アンテナ装置におい
て、アンテナ本体のフィルムは、樹脂部品に設けられた
かしめ用突部を熱かしめして、この樹脂部品に取り付け
られ、かつ、前記フィルムは、前記樹脂部品の素材樹脂
の融点よりも20度以上高い融点を有する素材樹脂にて
形成されたものである。
【0012】そして、この構成では、樹脂部品の素材樹
脂の融点より、フィルムの素材樹脂の融点が20度以上
高いため、フィルムの変形などを生じることなく、フィ
ルムが樹脂部品に容易かつ確実に熱かしめにより取り付
けされる。
【0013】請求項4記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項3記載の自動車用アンテナ装置において、アンテ
ナ本体には、フィルムの長手方向を略長手方向として、
樹脂部品のかしめ用突部が挿通して移動可能に熱かしめ
される長孔が形成されたものである。
【0014】そして、この構成では、アンテナ本体は、
フィルムの長手方向に移動可能に樹脂部品に取り付けら
れるので、熱などの影響によりフィルムが略長手方向に
沿って伸縮した際に、アンテナパターンの不規則な変形
が抑制され、アンテナ性能の低下が抑制される。
【0015】請求項5記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項3記載の自動車用アンテナ装置において、樹脂部
品およびアンテナ本体に固定され、かつ、アンテナパタ
ーンに電気的に接続される接続端子を備え、アンテナ本
体には、前記接続端子を中心とする放射方向を略長手方
向として、前記樹脂部品のかしめ用突部が挿通して移動
可能に熱かしめされる長孔が形成されたものである。
【0016】そして、この構成では、アンテナ本体は、
樹脂部品に固定される接続端子を中心とする放射方向に
沿って変形可能に取り付けられるので、熱などの影響に
よりフィルムが伸縮した際に、アンテナパターンの不規
則な変形が抑制され、アンテナ性能の低下が抑制され
る。
【0017】請求項6記載の自動車用アンテナ装置は、
自動車の車体を構成する被取付部材の車室側に取り付け
られる樹脂部品と、この樹脂部品の前記被取付部材側に
取り付けられ、フィルム、およびこのフィルムに導電イ
ンクにて印刷形成されたアンテナパターンを備えたアン
テナ本体とを具備し、前記アンテナパターンは、一対の
長辺と一対の短辺とを備えた略矩形枠状をなす枠状部
と、この枠状部の長辺同士を互いに連結する連結部とを
備え、前記長辺の長手寸法は、使用電波の波長の1/
2、1/4、1/8のうちのいずれかに設定され、前記
長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/2としたときに
は、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/4、1/
8、1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、
前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/4としたと
きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/8、
1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、前記
長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/8としたときに
は、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/16、1
/32のうちのいずれかに設定されたものである。
【0018】そして、この構成では、使用電波が効率良
く送受信されるとともに、種々の形状の被取付部材に対
応可能となる。
【0019】請求項7記載の自動車用アンテナ装置は、
自動車の車体を構成する被取付部材の車室側に取り付け
られる樹脂部品と、この樹脂部品の前記被取付部材側に
取り付けられ、フィルム、およびこのフィルムに導電イ
ンクにて印刷形成されたアンテナパターンを備えたアン
テナ本体とを具備し、前記アンテナパターンは、一対の
長辺と一対の短辺とを備えた略矩形枠状をなす枠状部
と、この枠状部の長辺同士を互いに連結する連結部とを
備え、前記長辺の長手寸法は、使用電波の波長の1/
2、1/4、1/8のうちのいずれかに設定され、前記
長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/2としたときに
は、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/4、1/
8、1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、
前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/4としたと
きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/8、
1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、前記
長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/8としたときに
は、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/16、1
/32のうちのいずれかに設定され、かつ、各長辺およ
び各短辺の長さ寸法は、各設定値の0.8倍から1.2
倍の範囲内で調整されるものである。
【0020】そして、この構成では、各長辺および各短
辺の長さ寸法を、導電インクの材質あるいは各長辺およ
び各短辺の幅寸法などに対応して、各設定値の0.8倍
から1.2倍の範囲内で調整することより、容易にアン
テナ性能が高められる。
【0021】請求項8記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項7記載の自動車用アンテナ装置において、第1の
長辺の一端部から、この第1の長辺の長手寸法の1/2
の寸法の0.8倍から1.0倍の範囲内で離間した位置
で、かつ、第1の長辺の他端部から、この第1の長辺の
長手寸法の1/2の寸法の1.0倍から1.3倍の範囲
内で離間した位置に、この第1の長辺が屈曲される屈曲
部が設定されたものである。
【0022】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保されるとともに、中間部分で屈曲した形状の自
動車用アンテナ装置が構成され、種々の形状の被取付部
材に対応可能となる。
【0023】請求項9記載の自動車用アンテナ装置は、
請求項7記載の自動車用アンテナ装置において、第1の
長辺の一方の端部からこの第1の長辺の長手寸法の1/
2の寸法の1.0倍から1.2倍の範囲内で離間した位
置に、この第1の長辺が屈曲される屈曲部が設定され、
第2の長辺の一方の端部からこの第2の長辺の長手寸法
の1/2の寸法の0.8倍から1.0倍の範囲内で離間
した位置に、この第2の長辺が屈曲される屈曲部が設定
されたものである。
【0024】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保されるとともに、中間部分で屈曲した形状の自
動車用アンテナ装置が構成され、種々の形状の被取付部
材に対応可能となる。
【0025】請求項10記載の自動車用アンテナ装置
は、請求項8または9記載の自動車用アンテナ装置にお
いて、連結部の端部は、屈曲部に連設されたものであ
る。
【0026】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保される。
【0027】請求項11記載の自動車用アンテナ装置
は、請求項8または9記載の自動車用アンテナ装置にお
いて、連結部は、各長辺の一端部に連設された短辺に略
平行に設けられ、かつ、前記連結部の両端部は、各長辺
の一端部から使用電波の波長の1/30から1/50の
範囲で離間した位置に連設されたものである。
【0028】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保されるとともに、指向性の調整が可能になる。
【0029】請求項12記載の自動車用アンテナ装置
は、請求項11記載の自動車用アンテナ装置において、
屈曲部から、第1の長辺の一端側から他端側の外側に向
かって突出する第1の延設部が設けられ、この第1の延
設部の、屈曲部より他端側に位置する部分の第1の長辺
に沿った方向の寸法は、使用電波の波長の1/16の寸
法の0.8倍から1.2倍の範囲内に設定されたもので
ある。
【0030】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保されるとともに、指向性の調整が可能になる。
【0031】請求項13記載の自動車用アンテナ装置
は、請求項12記載の自動車用アンテナ装置において、
第1の延設部の先端部と第1の長辺とを連設する、連結
部と略平行な第2の延設部が設けられているとともに、
この第2の延設部と前記第1の長辺との接続部分から、
他端側の外側に向かって、前記第1の延設部と略平行に
突出する第3の延設部が設けられ、この第3の延設部の
長さ寸法は、使用電波の波長の1/8の寸法の0.8倍
から1.2倍の範囲内に設定されたものである。
【0032】そして、この構成では、所定のアンテナ性
能が確保されるとともに、指向性の調整が可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用アンテナ
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0034】図2において、1は自動車の車室で、この
車室1の上側に設けた屋根2が、自動車の車体を構成す
るそれぞれ両側に対をなす被取付部材としてのフロント
ピラー(パネル)3、センターピラー(パネル)4、リ
アピラー(パネル)5などにより支えられている。ま
た、この車室1には、前側に位置して、インストルメン
トパネル6が設けられているとともに、後側に位置し
て、リアシート7が設けられている。さらに、この車室
1の前側部は、フロントガラス8にて覆われ、後側部
は、リアガラス9にて覆われているとともに、フロント
ピラー3とセンターピラー4との間、および、センター
ピラー4とリアピラー5との間は、それぞれ図示しない
ドアパネルおよびこのドアパネルに設けたウインドガラ
スにより開閉可能に覆われている。
【0035】そして、各ピラー3,4,5の車室1の内
側を覆うようにして、自動車用アンテナ装置としての、
いわゆるピラーガーニッシュであるフロントガーニッシ
ュ11、センターガーニッシュ12およびリアガーニッシュ
13が装着されている。
【0036】次に、フロントガーニッシュ11について説
明する。まず、このフロントガーニッシュ11が取り付け
られるフロントピラー3は、図1ないし図3に示すよう
に、金属板などにて中空の筒状に形成され、車室側の面
に、止め具15により案内されたハーネス(電気ケーブ
ル)16や、スピーカ17などが配置されている。
【0037】また、フロントガーニッシュ11は、図1、
図2、図4、および図5に示すように、フロントピラー
3の車室1側に取り付けられる樹脂部品(トリム)21
と、この樹脂部品21のフロントピラー3側すなわち裏面
に熱かしめ、接着などにより取り付けられたアンテナ本
体22となどから構成されている。そして、樹脂部品21
は、断面が略弧状に湾曲した板状をなし、フロントピラ
ー3を覆う内装部品として機能するようになっている。
また、アンテナ本体22は、ポリエステルなどの樹脂フィ
ルムなどからなる略矩形状のフィルム24を備えていると
ともに、このフィルム24の樹脂部品21側の面に、銀、カ
ーボン混合などの導電インクを印刷して形成されたアン
テナパターン26を備えている。
【0038】さらに、このアンテナパターン26は、矩形
枠状の枠状部27と、この枠状部27の長手方向の中間部を
連結する連結部28とを備えている。すなわち、このアン
テナパターン26は、図5に示すように、互いに平行な第
1の長辺31および第2の長辺32と、これら第1および第
2の長辺31,32の一端部同士を連結する第1の短辺33
と、これら第1および第2の長辺31,32の他端部同士を
連結する第2の短辺34とにより枠状部27が形成されてい
る。また、連結部28は、第1および第2の長辺31,32の
長手方向の中央部31a ,32a 同士を連結している。
【0039】なお、フィルム24の他端部からは、フィル
ム24の長手方向に沿って、他の部分より幅寸法の狭い支
持片部36が延設されているとともに、アンテナパターン
26の第2の短辺34に連続して、この支持片部36を覆う接
続面部38が印刷形成されている。
【0040】また、他のピラーガーニッシュであるセン
ターガーニッシュ12およびリアガーニッシュ13について
も、同様の構成であるが、例えば、図2に示すセンター
ガーニッシュ12のように、シートベルト41を摺動自在に
吊り下げ支持する支持部42が設けられた構成としても良
い。あるいは、図6および図7に示す実施の形態のリア
ガーニッシュ44のように、リアガーニッシュ44とリアピ
ラー5との間にシートベルト41が配置されるとともに、
樹脂部品21にシートベルト41の挿通孔46が形成された構
成としても良い。また、図8ないし図10に示す実施の
形態のセンターガーニッシュ48のように、センターガー
ニッシュ48とセンターピラー4との間にシートベルト41
が配置されるとともに、樹脂部品21にシートベルト41の
挿通孔46が形成され、さらに、アンテナ本体22が中間部
で屈曲した形状とすることもできる。
【0041】そして、フロントガーニッシュ11など各ピ
ラーガーニッシュのアンテナパターン26は、接続面部38
を介して、樹脂部品21に固定された図示しない接続端子
に電気的に接続され、この接続端子を介して、ドアロッ
クの施錠、解錠を行ういわゆるキーレスエントリー装置
に接続されている。
【0042】そこで、車体の近傍、例えば半径3m〜5
m以内の距離から、キーホルダーなどに内蔵した携帯型
のリモコン送信機を操作して、315MHzで5mW〜
25mWの微弱な制御信号波を送信すると、この制御信
号波がいずれかのピラーガーニッシュのアンテナパター
ン26により受信される。この状態で、制御装置により、
ドアロックが駆動され、施錠、解錠が行われるようにな
っている。
【0043】そして、本実施の形態の自動車用アンテナ
装置である各ピラーガーニッシュによれば、内装部品
と、アンテナ装置とを兼用できるとともに、アンテナ本
体22は、フィルム24の樹脂部品21に取り付けられる面に
アンテナパターン26を印刷することにより、容易に形成
されるとともに、このフィルム24を樹脂部品21に取り付
けることにより、容易に形成することができ、製造コス
トを低減することができる。
【0044】また、アンテナ本体22は、アンテナパター
ン26の印刷面を樹脂部品21側に向けて取り付けられてい
るため、アンテナパターン26のピラー側の面がフィルム
24により覆われて保護された状態になっている。そこ
で、各ピラーガーニッシュのアンテナ本体22と各ピラー
との間に、各ピラーに取り付けたハーネス16、シートベ
ルト41、あるいはスピーカ17などの部品が配置されてい
ても、これら部品にアンテナパターン26が直接接触して
影響を受けることがない。そこで、アンテナパターン26
を保護することができるとともに、ピラーガーニッシュ
の薄型化を図ることもできる。
【0045】また、アンテナ本体22を樹脂部品21に固定
する方法としては、例えば、図11ないし図14に示す
ように、樹脂部品21から、かしめ用突部としての断面略
十字状をなすかしめピン(かしめ用ボス)51を略長手方
向に沿って複数突設するとともに、フィルム24に、これ
らかしめピン51が挿通した上で熱かしめされる貫通孔で
ある長孔52を形成することもできる。すなわち、従来、
一の部材からプラスチック製のかしめピンを突出させる
とともに、このかしめピンを他の部材に形成した貫通孔
に挿通させた上で、このかしめピンを加熱溶融して一の
部材と他の部材とを固着する熱かしめが用いられている
が、この場合、貫通孔の内径寸法は、かしめピンの外径
寸法より0.5mm〜2.0mm程度大きい円孔状に形成さ
れ、一の部材と他の部材とは移動しないように固定され
る。これに対して、本実施の形態では、長孔52の幅寸法
は、かしめピン51の直径寸法より僅かに大きく形成され
ているとともに、長孔52の長手寸法Lは、かしめピン51
の直径寸法の約2倍の大きさに形成されており、かしめ
ピン51をかしめた状態で、かしめピン51が長孔52に対し
て相対的に移動可能になっている。そこで、フィルム24
などが熱伸縮した際に、かしめピン51が長孔52に対して
相対的に移動することにより、フイルム24の長手方向の
伸縮を吸収して、フィルム24すなわちフィルム24上に印
刷形成されたアンテナパターン26が不規則に変形するこ
となどを防止して、アンテナ性能の低下を防止すること
ができる。
【0046】なお、樹脂部品21を構成する素材樹脂に対
して、フィルム24を構成する素材樹脂は、融点が20度
以上高いものを用いることにより、フィルム24に影響を
与えることなく、樹脂部品21のかしめピン51をフィルム
24の長孔52に対して容易に相対的に移動可能にかしめる
ことができる。
【0047】また、これらかしめピン51は、他の形状と
してもよく、例えば、図15に示すように、略円筒状の
かしめピン54を形成することもできる。
【0048】さらに、上記の実施の形態では、各長孔52
は、フィルム24の長手方向に沿った方向を長手方向とし
たが、これら長孔は、樹脂部品21およびアンテナ本体22
に固定される接続端子を中心とする放射方向を略長手方
向として形成することもできる。そして、この構成によ
れば、フィルム24が樹脂部品21に固定される部分である
接続端子を中心として、フィルム24が伸縮可能に支持さ
れるため、熱などの影響によりフィルム24が伸縮した際
に、アンテナパターン26の不規則な変形を抑制でき、ア
ンテナ性能の低下を抑制することができる。
【0049】なお、自動車の内装部品である樹脂部品21
の裏面にアンテナ本体22を配置し、このアンテナ本体22
のフィルム24に導電インクでアンテナパターン26を印刷
形成した際の、アンテナパターン26の形状と、アンテナ
受信性能との相関関係は不明であったが、実験の結果、
以下の条件において、所定の要求性能を満たす、すなわ
ち、キーレスエントリー装置の施錠、解錠操作を行うこ
とができることが分かった。
【0050】すなわち、図16に示すように、アンテナ
パターン26の各長辺31,32の長手寸法である縦寸法B
と、短辺33,34の長手寸法である幅寸法Wとの寸法比に
ついては、ピラーガーニッシュはPP(ポリプロピレ
ン)製、フィルム24は厚さ寸法125マイクロメータの
PET(ポリエチレンテレフタレート)製、アンテナパ
ターン26を構成する導電インクはカーボン50%、銀5
0%からなる混合粉体を揮発性有機溶剤に拡散させたも
ので、パターンの線の幅寸法tは1mmとの条件のもと、
アンテナの受信性能の実験を行った結果、使用周波数の
波長λに対して、以下の表1に示す寸法比において、所
定の受信性能が得られることが分かった。
【0051】
【表1】 また、上記の波長比、すなわち、縦寸法Bと幅寸法Wと
の値は、印刷される導電インクの材質およびパターンの
線の幅寸法tなどにより、適宜0.8〜1.2の短縮率
または延長率をかけた値とすることにより、受信性能を
向上することができる。
【0052】例えば、使用周波数が315MHzの場
合、波長λは952mmとなり、ピラーガーニッシュすな
わちアンテナ本体22が設置されるスペースに応じて、適
宜縦寸法Bと幅寸法Wとの組み合わせを決定する。例え
ば、縦寸法Bがλ/4までのスペースがあれば、幅寸法
Wは、λ/8、λ/16、λ/32のなかから、スペー
スに応じて適宜選択することができる。ここで、縦寸法
Bをλ/4、幅寸法Wをλ/16とすれば、B=238
mm、W=119mmとなるが、この値に対して、使用する
導電インク、パターンの線の幅寸法tなどにより、適宜
短縮または延長率(0.8〜1.2)をかけ、B=19
0〜285mm、W=95〜142mmで作成することによ
り、受信性能を向上することができる。
【0053】このように、適宜の縦寸法Bと幅寸法Wと
の組み合わせを選択することにより、車種ごとに形状の
異なるピラーガーニッシュについて、所定の性能を有し
た自動車用アンテナ装置を備えることができる。
【0054】また、ピラーガーニッシュのレイアウト
上、アンテナ本体22の形状を変更して屈曲させる必要が
ある場合には、以下の条件を満たした形状とすることに
より、所定のアンテナ性能を確保することができる。す
なわち、図17に示すように、第1の長辺31の一端部31
b から、この第1の長辺31の長手寸法の1/2の寸法の
0.8倍から1.0倍の範囲内で離間した位置に、この
第1の長辺31が屈曲される屈曲部Aを設定するとととも
に、この屈曲部Aは、第1の長辺31の他端部31cすなわ
ち一方の端部から、この第1の長辺31の長手寸法の1/
2の寸法の1.0倍から1.3倍の範囲内、さらに好ま
しくは1.0倍から1.2倍の範囲内で離間した位置に
設定し、さらに、連結部28を、この屈曲部Aに連設す
る。そして、この構成により、所定のアンテナ性能が確
保されるとともに、中間部分で屈曲した形状の自動車用
アンテナ装置を構成でき、種々の形状の車体に対応可能
となる。
【0055】また、図17に示すように、第1の長辺31
の他端部31c から、この第1の長辺31の長手寸法の1/
2の寸法の1.0倍から1.3倍の範囲内、さらに好ま
しくは1.0倍から1.2倍の範囲内で離間した位置に
屈曲部Aを設定するとともに、第2の長辺32の他端部32
c から、この第2の長辺32の長手寸法の1/2の寸法の
0.8倍から1.0倍の範囲内で離間した位置に、この
第2の長辺32が屈曲される屈曲部Aを設定し、これら屈
曲部A間に連結部28を連設する。そして、この構成によ
り、所定のアンテナ性能が確保されるとともに、中間部
分で屈曲した形状の自動車用アンテナ装置を構成でき、
種々の形状の車体に対応可能となる。
【0056】さらに、以下の図18ないし図20に示す
各形状を採ることにより、車両に設置する各条件に応じ
て、アンテナの指向性を改善することができる。
【0057】すなわち、図18に示す実施の形態は、図
17に示す実施の形態において、連結部28を移動して、
この連結部28の両端部を、各長辺31,32の一端部31b ,
32bすなわち第1の短辺33から、使用電波の波長の1/
30から1/50の範囲で離間した位置に連設し、か
つ、この連結部28を第1の短辺33と略平行に設けたもの
である。
【0058】また、図19に示す実施の形態は、図18
に示す実施の形態において、屈曲部Aから、第1の長辺
31の一端側から他端側の外側に向かって突出する第1の
延設部71が形成されるとともに、この第1の延設部71の
先端部が、連結部28と平行な第2の延設部72により第1
の長辺31に連設され、さらに、第1の延設部71の、屈曲
部Aより他端側に位置する部分の第1の長辺31に沿った
方向の寸法は、使用電波の波長の1/16の寸法の0.
8倍から1.2倍の範囲内に設定されたものである。
【0059】さらに、図20に示す実施の形態は、図1
9に示す実施の形態において、第2の延設部72と第1の
長辺31との接続部分から、他端側の外側に向かって、第
1の延設部71と略平行に突出する第3の延設部73が設け
られ、この第3の延設部73の長さ寸法は、使用電波の波
長の1/8の寸法の0.8倍から1.2倍の範囲内に設
定されたものである。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の自動車用アンテナ装置に
よれば、アンテナ本体は、フィルムの一面にアンテナパ
ターンを印刷することにより容易に形成できるととも
に、このフィルムを樹脂部品に取り付けることにより、
自動車用アンテナ装置を容易に形成でき、自動車用アン
テナ装置の製造コストを低減することができる。また、
この自動車用アンテナ装置は、自動車の車体を構成する
被取付部材の車室側に取り付けられて、内装部品として
用いることができる。さらに、アンテナパターンの被取
付部材側の面は、フィルムにより覆われているため、こ
の自動車用アンテナ装置と被取付部材との間に他の部品
を配置しても、これら他の部品から、アンテナパターン
を保護することができる。
【0061】請求項2記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項1記載の効果に加え、被取付部材を、自動
車の屋根を支えるピラーとしたため、樹脂部品は、ピラ
ーの車室側を覆うピラーガーニッシュとして用いること
ができるとともに、ピラーの車室側に位置するアンテナ
パターンにより、ピラーの近傍、すなわち、ドアパネル
の近傍などから発せられた電波を効率良く受信できる。
そこで、ピラーの近傍から発信される電波、例えば、ド
アの施錠、解錠を行うキーレスエントリー装置の電波を
効率良く受信することができる。
【0062】請求項3記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項1または2記載の効果に加え、樹脂部品の
素材樹脂の融点より、フィルムの素材樹脂の融点が20
度以上高いため、フィルムの変形などを生じることな
く、フィルムを樹脂部品に容易かつ確実に熱かしめによ
り取り付けできる。そこで、自動車用アンテナ装置の製
造コストを低減することができる。
【0063】請求項4記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項3記載の効果に加え、アンテナ本体は、フ
ィルムの長手方向に移動可能に樹脂部品に取り付けられ
るため、熱などの影響によりフィルムが略長手方向に沿
って伸縮した際に、アンテナパターンの不規則な変形を
抑制でき、アンテナ性能の低下を抑制することができ
る。
【0064】請求項5記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項3記載の効果に加え、アンテナ本体は、樹
脂部品に固定される接続端子を中心とする放射方向に沿
って変形可能に取り付けられるため、熱などの影響によ
りフィルムが伸縮した際に、アンテナパターンの不規則
な変形を抑制でき、アンテナ性能の低下を抑制すること
ができる。
【0065】請求項6記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、自動車の車体を構成する被取付部材の車室側に取
り付けられる樹脂部品に、フィルムに導電インクにて印
刷形成したアンテナパターンを備えたアンテナ本体を取
り付ける構成において、所定の形状のアンテナパターン
を形成することにより、使用電波を効率良く送受信でき
るとともに、種々の形状の被取付部材に対応することが
できる。
【0066】請求項7記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、各長辺および各短辺の長さ寸法を、導電インクの
材質あるいは各長辺および各短辺の幅寸法などに対応し
て、各設定値の0.8倍から1.2倍の範囲内で調整す
ることより、容易にアンテナ性能を高めることができ
る。
【0067】請求項8記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項7記載の効果に加え、各長辺の所定の位置
に屈曲部を設けることにより、所定のアンテナ性能を確
保できるとともに、中間部分で屈曲した形状の自動車用
アンテナ装置を構成して、種々の形状の被取付部材に対
応することができる。
【0068】請求項9記載の自動車用アンテナ装置によ
れば、請求項7記載の効果に加え、各長辺の所定の位置
に屈曲部を設けることにより、所定のアンテナ性能を確
保できるとともに、中間部分で屈曲した形状の自動車用
アンテナ装置を構成して、種々の形状の被取付部材に対
応することができる。
【0069】請求項10記載の自動車用アンテナ装置に
よれば、請求項8または9記載の効果に加え、連結部の
両端部を、各屈曲部に連設したため、所定のアンテナ性
能を確保できる。
【0070】請求項11記載の自動車用アンテナ装置に
よれば、請求項8または9記載の効果に加え、連結部
を、所定の位置に設けることにより、所定のアンテナ性
能を確保できるとともに、指向性の調整が可能になる。
【0071】請求項12記載の自動車用アンテナ装置に
よれば、請求項11記載の効果に加え、所定の形状の延
設部を設けることにより、所定のアンテナ性能を確保で
きるとともに、指向性の調整が可能になる。
【0072】請求項13記載の自動車用アンテナ装置に
よれば、請求項12記載の効果に加え、所定の形状の延
設部を設けることにより、所定のアンテナ性能を確保で
きるとともに、指向性の調整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用アンテナ装置の一実施の形態
を示す図2のI−I断面図である。
【図2】同上自動車の車室を示す説明図である。
【図3】同上フロントガーニッシュを取り外した状態の
フロントピラーを示す説明図である。
【図4】同上フロントガーニッシュの一部の断面図であ
る。
【図5】同上アンテナ本体の平面図である。
【図6】同上ピラーガーニッシュの他の実施の形態を示
す説明図である。
【図7】同上図6のII−II断面図である。
【図8】同上ピラーガーニッシュの他の実施の形態を示
す説明図である。
【図9】同上図8のIII −III 断面図である。
【図10】同上ピラーガーニッシュの一部の断面図であ
る。
【図11】同上ピラーガーニッシュの他の実施の形態を
示す説明図である。
【図12】同上ピラーガーニッシュの一部の斜視図であ
る。
【図13】同上図12のIV−IV断面図である。 (a)はかしめる前の状態 (b)はかしめた後の状態
【図14】同上図12のV−V断面図である。 (a)はかしめる前の状態 (b)はかしめた後の状態
【図15】同上かしめ用突部の他の実施の形態を示す斜
視図である。
【図16】本発明のアンテナ本体の説明図である。
【図17】本発明の他の実施の形態を示すアンテナパタ
ーンの平面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態を示すアンテナパタ
ーンの平面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態を示すアンテナパタ
ーンの平面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態を示すアンテナパタ
ーンの平面図である。
【符号の説明】
1 車室 3 被取付部材としてのフロントピラー 11 自動車用アンテナ装置としてのフロントガーニッ
シュ 21 樹脂部品 22 アンテナ本体 24 フィルム 26 アンテナパターン 27 枠状部 28 連結部 31,32 長辺 33,34 短辺 31b ,32b 一端部 31c ,32c 他端部 51 かしめ用突部としてのかしめピン 52 長孔 71 第1の延設部 72 第2の延設部 73 第3の延設部 A 屈曲部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体を構成する被取付部材の車
    室側に取り付けられる樹脂部品と、 この樹脂部品の前記被取付部材側に取り付けられ、フィ
    ルム、およびこのフィルムの前記樹脂部品側の面に印刷
    形成されたアンテナパターンを備えたアンテナ本体とを
    具備したことを特徴とする自動車用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 被取付部材は、自動車の屋根を支えるピ
    ラーであることを特徴とする請求項1記載の自動車用ア
    ンテナ装置。
  3. 【請求項3】 アンテナ本体のフィルムは、樹脂部品に
    設けられたかしめ用突部を熱かしめして、この樹脂部品
    に取り付けられ、かつ、前記フィルムは、前記樹脂部品
    の素材樹脂の融点よりも20度以上高い融点を有する素
    材樹脂にて形成されたことを特徴とする請求項1または
    2記載の自動車用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 アンテナ本体には、フィルムの長手方向
    を略長手方向として、樹脂部品のかしめ用突部が挿通し
    て移動可能に熱かしめされる長孔が形成されたことを特
    徴とする請求項3記載の自動車用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 樹脂部品およびアンテナ本体に固定さ
    れ、かつ、アンテナパターンに電気的に接続される接続
    端子を備え、 アンテナ本体には、前記接続端子を中心とする放射方向
    を略長手方向として、前記樹脂部品のかしめ用突部が挿
    通して移動可能に熱かしめされる長孔が形成されたこと
    を特徴とする請求項3記載の自動車用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 自動車の車体を構成する被取付部材の車
    室側に取り付けられる樹脂部品と、この樹脂部品の前記
    被取付部材側に取り付けられ、フィルム、およびこのフ
    ィルムに導電インクにて印刷形成されたアンテナパター
    ンを備えたアンテナ本体とを具備し、 前記アンテナパターンは、一対の長辺と一対の短辺とを
    備えた略矩形枠状をなす枠状部と、この枠状部の長辺同
    士を互いに連結する連結部とを備え、 前記長辺の長手寸法は、使用電波の波長の1/2、1/
    4、1/8のうちのいずれかに設定され、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/2としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/4、
    1/8、1/16、1/32のうちのいずれかに設定さ
    れ、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/4としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/8、
    1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/8としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/1
    6、1/32のうちのいずれかに設定されたことを特徴
    とする自動車用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 自動車の車体を構成する被取付部材の車
    室側に取り付けられる樹脂部品と、この樹脂部品の前記
    被取付部材側に取り付けられ、フィルム、およびこのフ
    ィルムに導電インクにて印刷形成されたアンテナパター
    ンを備えたアンテナ本体とを具備し、 前記アンテナパターンは、一対の長辺と一対の短辺とを
    備えた略矩形枠状をなす枠状部と、この枠状部の長辺同
    士を互いに連結する連結部とを備え、 前記長辺の長手寸法は、使用電波の波長の1/2、1/
    4、1/8のうちのいずれかに設定され、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/2としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/4、
    1/8、1/16、1/32のうちのいずれかに設定さ
    れ、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/4としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/8、
    1/16、1/32のうちのいずれかに設定され、 前記長辺の長手寸法を使用電波の波長の1/8としたと
    きには、前記短辺の長さは、使用電波の波長の1/1
    6、1/32のうちのいずれかに設定され、 かつ、各長辺および各短辺の長さ寸法は、各設定値の
    0.8倍から1.2倍の範囲内で調整されることを特徴
    とする自動車用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 第1の長辺の一端部から、この第1の長
    辺の長手寸法の1/2の寸法の0.8倍から1.0倍の
    範囲内で離間した位置で、かつ、第1の長辺の他端部か
    ら、この第1の長辺の長手寸法の1/2の寸法の1.0
    倍から1.3倍の範囲内で離間した位置に、この第1の
    長辺が屈曲される屈曲部が設定されたことを特徴とする
    請求項7記載の自動車用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 第1の長辺の一方の端部からこの第1の
    長辺の長手寸法の1/2の寸法の1.0倍から1.2倍
    の範囲内で離間した位置に、この第1の長辺が屈曲され
    る屈曲部が設定され、 第2の長辺の一方の端部からこの第2の長辺の長手寸法
    の1/2の寸法の0.8倍から1.0倍の範囲内で離間
    した位置に、この第2の長辺が屈曲される屈曲部が設定
    されたことを特徴とする請求項7記載の自動車用アンテ
    ナ装置。
  10. 【請求項10】 連結部の端部は、屈曲部に連設された
    ことを特徴とする請求項8または9記載の自動車用アン
    テナ装置。
  11. 【請求項11】 連結部は、各長辺の一端部に連設され
    た短辺に略平行に設けられ、かつ、前記連結部の両端部
    は、各長辺の一端部から使用電波の波長の1/30から
    1/50の範囲で離間した位置に連設されたことを特徴
    とする請求項8または9記載の自動車用アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 屈曲部から、第1の長辺の一端側から
    他端側の外側に向かって突出する第1の延設部が設けら
    れ、 この第1の延設部の、屈曲部より他端側に位置する部分
    の第1の長辺に沿った方向の寸法は、使用電波の波長の
    1/16の寸法の0.8倍から1.2倍の範囲内に設定
    されたことを特徴とする請求項11記載の自動車用アン
    テナ装置。
  13. 【請求項13】 第1の延設部の先端部と第1の長辺と
    を連設する、連結部と略平行な第2の延設部が設けられ
    ているとともに、 この第2の延設部と前記第1の長辺との接続部分から、
    他端側の外側に向かって、前記第1の延設部と略平行に
    突出する第3の延設部が設けられ、 この第3の延設部の長さ寸法は、使用電波の波長の1/
    8の寸法の0.8倍から1.2倍の範囲内に設定された
    ことを特徴とする請求項12記載の自動車用アンテナ装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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