JPH0758535A - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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Publication number
JPH0758535A
JPH0758535A JP20514493A JP20514493A JPH0758535A JP H0758535 A JPH0758535 A JP H0758535A JP 20514493 A JP20514493 A JP 20514493A JP 20514493 A JP20514493 A JP 20514493A JP H0758535 A JPH0758535 A JP H0758535A
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JP
Japan
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resin component
antenna device
antenna
metal plate
automobile
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Application number
JP20514493A
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English (en)
Inventor
Akio Kawamoto
明生 川本
Koji Sugiyama
康二 杉山
Tomio Hirata
富男 平田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高利得で無指向性のアンテナ装置付き自動車
用内装材を提供する。 【構成】 自動車の車体のフロントピラーの車内側を覆
うフロントガーニッシュ45を、樹脂部品61とアンテナ装
置63とから構成する。樹脂部品61は、金属製のフロント
ピラーの車内側を覆うように装着する。アンテナ装置63
は、フィルム状のシート81に、アンテナ線82を貼着し、
このアンテナ線82の端部にコネクタ88を接続して構成す
る。樹脂製のクリップ62により、アンテナ装置63を樹脂
部品61の裏面側に装着するとともに、このクリップ62に
より、樹脂部品61をフロントピラーに装着する。フロン
トガーニッシュ45をフロントピラーに装着した際に、ア
ンテナ線82とフロントピラーとの間を5mm〜50mmに設
定する。コネクタ88をドアロックを施錠・解錠するキー
レスエントリー装置に接続する。 【効果】 アンテナ装置63が高利得で無指向性になる。
外観良く容易に装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体の内装に
用いられる内装材であって、アンテナ装置を備えた自動
車用内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ用放送波、ラジオ用放送
波、あるいは、リモコン操作によるドアロックの施錠・
解錠装置(キーレスエントリー)の制御信号波など、各
種の電波を受信する自動車用のアンテナ装置としては、
例えば、車体の屋根上やトランクリッド側方に配置され
るいわゆるロッドアンテナが知られている。
【0003】しかしながら、このようなロッドアンテナ
は、車体の外側に配置されているため、潮風、雨水など
により劣化することがあり、また、樹木などに引っ掛か
り破損することがあるなどの問題を有している。
【0004】また、例えば、特開平1−277005号
公報に記載されているように、リアガラスなどにアンテ
ナ装置を形成したいわゆるガラスアンテナが知られてい
る。
【0005】しかしながら、このようなガラスアンテナ
は、透明なガラス上に導電性を有するアンテナ線を貼着
するため、このアンテナ線が露出して外観が悪化すると
の問題を有している。また、透明な導電膜を用いる場合
には、材料費が上昇するとともに製造工程が煩雑になる
などして、アンテナ装置の製造コストが上昇するなどの
問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、車
体の屋根上やトランク側方に配置されるいわゆるロッド
アンテナを用いた場合には、潮風、雨水などにより劣化
することがあり、また、樹木などに引っ掛かり破損する
などの問題を有している。また、特開平1−27700
5号公報に記載されているガラスアンテナは、アンテナ
線が露出して外観が悪化し、あるいは、アンテナ装置の
製造コストが上昇するなどの問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、自動車の車体の車室内に外観性良く容易に装着で
きるとともに、利得および指向性などの特性も良好な自
動車用内装材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車用
内装材は、自動車の車室内に装着される樹脂部品と、こ
の樹脂部品に設けられたアンテナ装置とを備え、前記樹
脂部品は、前記自動車の車体を構成する金属板を覆って
装着され、前記アンテナ装置は、前記樹脂部品を前記金
属板に装着した状態で、この金属板の端縁部近傍に位置
するとともに、前記金属板と所定寸法を介して離間する
ものである。
【0009】請求項2記載の自動車用内装材は、請求項
1記載の自動車用内装材において、金属板とアンテナ装
置との間の所定寸法は、5mm以上50mm以下に設定され
たものである。
【0010】請求項3記載の自動車用内装材は、請求項
1または2記載の自動車用内装材において、固着具によ
り樹脂部品にアンテナ装置が取着されるとともに、前記
固着具により前記樹脂部品が前記金属板に装着されるも
のである。
【0011】
【作用】請求項1記載の自動車用内装材では、自動車の
車室内に装着される樹脂部品にアンテナ装置を備えたの
で、この自動車用内装材を装着することにより、車体を
構成する金属板が樹脂部品により覆われるとともに、ア
ンテナ装置が所定位置に配置される。そして、アンテナ
装置は、樹脂部品を金属板に装着した状態で、この金属
板の端縁部近傍に位置するとともに、金属板と所定寸法
を介して離間するので、利得が高くなるとともに、良好
な無指向性が得られる。
【0012】請求項2記載の自動車用内装材では、請求
項1記載の作用に加え、金属板とアンテナ装置との間の
所定寸法は、5mm以上50mm以下に設定されたので、ア
ンテナ装置の利得が高くなるとともに、良好な無指向性
が得られる。すなわち、金属板とアンテナ装置との間の
間隔を5mmより小さくすると、これらの金属板とアンテ
ナ装置との間に静電容量の影響が発生して、アンテナ装
置の利得が低下する。また、金属板とアンテナ装置との
間の間隔を50mmより大きくすると、金属板の影響によ
り指向性が強くなるとともに、この自動車用内装材の厚
さ寸法が大きくなり、室内空間が狭くなって、実用的で
ない。
【0013】請求項3記載の自動車用内装材では、請求
項1または2記載の作用に加え、固着具により樹脂部品
にアンテナ装置が取着されるとともに、この固着具によ
り樹脂部品が金属板に装着されるので、この自動車用内
装材の組み立ておよび車体への組み付け作業が容易にな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の自動車用内装材の一実施例の
構成を図面を参照して説明する。
【0015】図2において、11は自動車の車体で、この
車体11は、金属製のボディ本体12に、それぞれ金属製の
フード14、トランクリッド15、複数のドアパネル16など
が取り付けられ、エンジン室17、車室18、荷物室19など
が構成されている。また、ボディ本体12は、ボディ底部
21、屋根22、フロントカウル23、リアパーシェル24など
を有しているとともに、この屋根22を支えるように、金
属板としてのフロントピラー25,25、センターピラー2
6,26、リアピラー27,27がそれぞれ両側に対をなして
設けられている。そして、車室18は、これらのボディ底
部21、屋根22、フロントカウル23、リアパーシェル24、
フロントピラー25,25、センターピラー26,26、リアピ
ラー27,27および各ドアパネル16などにより囲まれてい
る。
【0016】また、図3に示すように、車室18は、屋根
22とフロントカウル23との間に装着されたフロントガラ
ス31、屋根22とリアパーシェル24との間に装着されたリ
アガラス32、および各ドアパネル16に装着されたウイン
ドガラス33などにより、それぞれ開口部が閉塞されてい
る。
【0017】そして、車室18の内側には、前後の座席3
5,36が装着されているとともに、フロントカウル23の
後側に位置してインストルメントパネル37が設けられて
いる。また、このインストルメントパネル37には、ステ
アリングホイール39などが設けられているとともに、フ
ロントガラス31の下端部に沿ってデフロスタ装置の前部
吹出口41が設けられている。
【0018】さらに、この車室18の内側には、自動車用
内装材として、フロントピラー25,25を覆うフロントガ
ーニッシュ45,45、センターピラー26,26を覆うセンタ
ーガーニッシュ46,46、リアピラー27,27を覆うリアガ
ーニッシュ47,47、各ドアパネル16を覆う前後のドアト
リム50,51、屋根22の両側の端部近傍を覆う前後のルー
フガーニッシュ52,53、前部吹出口41を覆うデフロスタ
グリル54、および、リアパーシェル24の上側に位置して
装着されたリアパーシェルボード55などがそれぞれ嵌合
などして装着されている。また、このリアパーシェルボ
ード55には、空気清浄装置56などが設けられているとと
もに、空気抜き用の開口部57が設けられており、この開
口部57を覆うようにしてリアグリル58が装着されてい
る。
【0019】そして、図1、図3および図4に示すよう
に、一側のフロントガーニッシュ45は、フロントピラー
25を覆う樹脂部品61の裏面側に、固着具としてのクリッ
プ62を用いて、アンテナ装置63を取り付けて構成されて
いる。
【0020】また、樹脂部品61は、断面略コの字状をな
して一体に形成され、フロントピラー25の車室18に面す
る内側面と、この内側面の両側に沿った両側部を覆い、
フロントピラー25が車室18内に露出しないようになって
いる。
【0021】さらに、この樹脂部品61の裏面側の下端部
近傍には、コネクタ係止部65が形成されているととも
に、この樹脂部品61の裏面側には、長手方向に沿って、
補強片部66とクリップ固着部67とが所定の間隔を介して
交互に形成されている。
【0022】そして、コネクタ係止部65は、断面略L字
状をなす両側一対の支持片部68,68を相対向して構成さ
れている。また、補強片部66は、樹脂部品61の幅方向を
長手方向とする平板状に形成されている。
【0023】また、クリップ固着部67は、樹脂部品61の
長手方向に沿った板状の係止板部71と、この係止板部71
の両端部に連続して樹脂部品61の幅方向に沿った板状の
側板部72,72とから、断面略H字状に形成されている。
さらに、係止板部71の両側面からは、それぞれ複数の略
矩形板状をなす補助板部73が突設されているとともに、
各側板部72の外側面からは、それぞれ略三角板状をなす
側板補助板部74が突設されている。
【0024】一方、クリップ62は、弾性変形可能な金属
板あるいは合成樹脂などにて断面略U字状に一体に形成
されている。そして、このクリップ62には、内側に向か
って相対向する一対の切起し片部75,75が突設されてお
り、これらの切起し片部75,75がクリップ固着部67の係
止板部71を挾持する状態で、このクリップ62が樹脂部品
61に係合固定されるようになっている。また、このクリ
ップ62の両側部の先端部には、それぞれ外側に向かって
彎曲した押圧部76,76が形成され、このクリップ62をク
リップ固着部67に係合固定した状態で、これらの押圧部
76,76が樹脂部品61の裏面側に弾性的に押圧されるよう
になっている。さらに、このクリップ62の両側部には、
断面略くの字状をなす弾性変形可能な係止部77が切り起
こされた状態で形成されている。
【0025】そして、クリップ固着部67に係合固定した
クリップ62を、フロントピラー25の内側面に形成した図
示しない係止孔に嵌入することにより、クリップ62の係
止部77がこの係止孔の縁部に係止され、樹脂部品61がフ
ロントピラー25に装着されるようになっている。
【0026】また、アンテナ装置63は、樹脂部品61の裏
面側に装着される略矩形フィルム状のシート81を有して
おり、このシート81の外周部近傍に沿って、金属線を埋
設または貼着し、あるいは、導電性のインクを印刷塗布
するなどして、アンテナ線82が形成されている。
【0027】そして、このシート81には、このシート81
の幅方向を長手方向とする長孔84と、平面略H字状をな
す挿入孔85とが交互に形成されており、これらの長孔84
および挿入孔85をそれぞれ樹脂部品61の補強片部66およ
びクリップ固着部67に挿入して、このシート81が位置決
めされるようになっている。さらに、樹脂部品61の各ク
リップ固着部67にクリップ62を係合固定した状態で、こ
れらのクリップ固着部67の押圧部76,76と、樹脂部品61
の裏面側とによりシート81が挾み込まれ、このシート81
が樹脂部品61に固定されるようになっている。
【0028】さらに、このシート81の長手方向一端部か
らは、突片部87が一体に突設され、この突片部87の先端
部に、導電性を有するコネクタ88が接続されているとと
もに、このコネクタ88に、アンテナ線82の両端部が電気
的に接続されている。そして、このコネクタ88は、略矩
形板状の基板部90を有し、この基板部90が、コネクタ係
止部65の支持片部68,68間に圧入されて嵌合固定される
ようになっている。また、この基板部90の先端部近傍か
らは、下方に向って略三角状をなす切起部91が形成され
ており、この切起部91が樹脂部品61の裏面側に喰い込ん
で、支持片部68,68間に圧入された基板部90が抜け止め
されるようになっている。さらに、この基板部90の中央
部近傍からは、断面略L字状をなす接続部92が突設され
ている。
【0029】そして、このアンテナ装置63は、一側のフ
ロントガーニッシュ45あるいはリアガーニッシュ47など
に装着されており、例えば、このリアガーニッシュ47を
右側後部のリアピラー27内側の所定位置に装着した状態
で、アンテナ装置63のアンテナ線82が、リアピラー27を
構成する金属板の表面から5mm〜50mmの範囲で離間し
た位置に配設されるようになっている。
【0030】さらに、各アンテナ装置63の接続部92に
は、図5に示すフィーダ線Fの一端部が接続され、この
フィーダ線Fは、ドアロックを駆動して施錠・解錠を行
う制御装置に接続されて、いわゆるキーレスエントリー
装置が構成されている。
【0031】そして、例えば、車体18から半径3m〜5
m以内の範囲において、キーホルダーに内蔵するなどし
た携帯型のリモコン送信機を操作して、315MHz
で、5mW〜25 mWの微弱な制御信号波を送信する
と、この制御信号波がリアガーニッシュ47に設けられた
アンテナ装置63により受信されて、制御装置に入力され
る。すると、この制御装置が、各ドアパネル16に設けら
れたドアロックを駆動して、施錠あるいは解錠するよう
になっている。
【0032】次に、本実施例のアンテナ装置63を備えた
リアガーニッシュ47を、車体18の右側後部のリアピラー
27に装着した状態で、アンテナ装置63の利得および指向
性を測定した実験結果を図5ないし図7を参照して説明
する。
【0033】まず、本実施例のアンテナ装置63は、金属
製のボディ本体12およびドアパネル16などからなる車体
11の外部から出力される電波を、この車体11の車室18内
で受信するため、金属製の車体11に囲まれた部分では電
波が遮られて、利得を高めにくくなる。そこで、ドアト
リム50,51の下部や、ボディ底部21の両側端部の各ドア
パネル16の下方に装着されるいわゆるキッキングプレー
トなどの自動車用内装材にアンテナ装置63を装着した場
合には、アンテナ装置63の利得が低下する。
【0034】そして、実験の結果、ウインドガラス33が
装着された部分など、電波が入りやすい部分である金属
板の開口部の端縁部から20cm以内の部分にアンテナ装
置63が配置されれば、利得の低下を抑制できることが分
かった。
【0035】また、アンテナ装置63のアンテナ線82は、
ボディ本体12およびドアパネル16などを構成する金属板
に沿って配設することができるが、図5に示すように、
フィーダ線Fに給電点F1 を介して接続されたアンテナ
線Aと、金属板Sとの間の所定寸法Lが小さい場合に
は、これらのアンテナ線Aと金属板Sとの間の静電容量
が大きくなるいわゆるコンデンサー効果が発生し、アン
テナ装置63の利得が低下する。
【0036】そして、例えば、リモコン送信機から31
5MHz で5 mW〜25 mWの制御信号波を送信する際
に、車体18から半径3m〜5m以内の範囲におけるキー
レスエントリー装置の動作を確保するためには、アンテ
ナ装置63の利得が約−20dB以上必要となる。
【0037】この点、リアガーニッシュ47に設けたアン
テナ線82と、金属板であるリアピラー27との所定寸法L
を2mmに設定すると、図6(a)の周波数と利得との関
係のグラフに示すように、点線に示す上下の範囲内に測
定結果が分布し、実線で示した平均利得は315MHz
で約−30dBになり、施錠・解錠装置の動作範囲は車体
18から半径1m以下に制限されてしまう。
【0038】また、アンテナ線82と、金属板であるリア
ピラー27との所定寸法Lを5mmに設定すると、図6
(b)のグラフに示すように、実線で示した平均利得は
315MHz で約−15dBになり、キーレスエントリー
装置の動作範囲を車体18から半径3m〜5m以内の範囲
において確保することができる。
【0039】そして、この実験の結果、アンテナ装置63
のアンテナ線82を、車体11のリアピラー27などの金属板
の表面から5mm以上離間させれば、利得の低下を抑制で
きることが分かった。
【0040】また、アンテナ装置63のアンテナ線82を、
ボディ本体12およびドアパネル16などを構成する金属板
から大きく離間させた場合には、この金属板の干渉によ
り、指向性が強くなり、利得が低下する方向が生ずるこ
とになる。
【0041】すなわち、リアガーニッシュ47のアンテナ
線82と、金属板であるリアピラー27との間の所定寸法L
を55mmに設定すると、図7(a)の利得の平面分布を
示すグラフに示すように、315MHz において、正面
側を0度とした場合の120度から150度の範囲にお
ける利得が低下し、この範囲におけるキーレスエントリ
ー装置の動作範囲が車体18から半径1m以下に制限され
てしまう。
【0042】また、アンテナ線82と、金属板であるリア
ピラー27との所定寸法Lを50mmに設定すると、図7
(b)のグラフに示すように、315MHz において、
各方向の利得をほぼ−20dB以上確保でき、キーレスエ
ントリー装置の動作範囲を車体18から半径3m〜5m以
内の範囲において確保することができる。
【0043】そして、この実験の結果、アンテナ装置63
のアンテナ線82を、車体11のリアピラー27などの金属板
の表面から50mm以内に配設すれば、良好な無指向性を
得られることが分かった。
【0044】上記の各実験の結果、315MHz で5 m
W〜25 mWの送信機を用いる場合には、アンテナ装置
63を、大きな金属板によって電波を遮ることのないリア
ピラー27などに装着するか、あるいは、ドアパネル16な
どの面積が大きく電波を遮りやすい金属板に装着する場
合には、この金属板の端縁部から20cm以内の位置に装
着し、かつ、アンテナ線82と、金属板であるリアピラー
27などとの間の所定寸法Lを5mm〜50mmの範囲に設定
すれば、キーレスエントリー装置の動作範囲を車体18か
ら半径3m〜5m以内の範囲において確保することがで
きることが分かった。
【0045】このように、本実施例によれば、自動車の
車体11の車室18内に装着される自動車用内装材としての
フロントガーニッシュ45あるいはリアガーニッシュ47な
どに、アンテナ装置63を備えたため、このリアガーニッ
シュ47をリアピラー27に装着することにより、このリア
ピラー27を樹脂部品61で覆って内装できるとともに、ア
ンテナ装置63を所定位置に容易に配置することができ
る。
【0046】そして、アンテナ装置63は、樹脂部品61に
より覆われて車室18内に露出しないため、車室18内の外
観を向上することができる。
【0047】また、クリップ62により樹脂部品61にアン
テナ装置63を取着できるとともに、このクリップ62によ
り樹脂部品61をリアピラー27などに装着できるため、部
品点数を削減できるとともに、リアガーニッシュ47の組
み立ておよび車体18への組み付け作業を容易にして、自
動車の製造コストを低減することができる。
【0048】そして、このアンテナ装置63は、車室18内
に配置されるため、雨水などによる劣化を防止して耐腐
食性を向上することができるとともに、フィーダ線Fを
車室18内に取り込むための開口部およびパッキングなど
を不要にし、さらに、このフィーダ線Fの長さ寸法を短
くして感度低下を抑制することができる。
【0049】また、リアガーニッシュ47をリアピラー27
などに装着した状態で、アンテナ装置63のアンテナ線82
がリアピラー27を構成する金属板の端縁部近傍に位置す
るとともに、このアンテナ線82が金属板から5mm以上離
間するため、いわゆるコンデンサ効果を抑制して、利得
を高くすることができる。
【0050】さらに、リアガーニッシュ47をリアピラー
27などに装着した状態で、アンテナ装置63のアンテナ線
82をリアピラー27を構成する金属板から50mm以内に配
置したため、良好な無指向性を得ることができるととも
に、リアガーニッシュ47の厚さ寸法を小さくして外観を
良好にすることができる。
【0051】特に、上記の実施例では、大きな金属板に
よって電波を遮ることのないリアピラー27の内側面に装
着されるリアガーニッシュ47などにアンテナ装置63を設
けたため、ドアパネル16のような下方に行くにつれて電
波が遮られるものに装着するドアトリム50,51などに比
べて、アンテナ装置63の利得や無指向性などの特性を向
上することができる。
【0052】なお、上記の実施例では、右側のフロント
ガーニッシュ45あるいはリアガーニッシュ47にアンテナ
装置63を設けたが、このアンテナ装置63は、両側のフロ
ントガーニッシュ45,45、センターガーニッシュ46,4
6、およびリアガーニッシュ47,47に装着し、さらに必
要に応じて、インストルメントパネル37、リアパーシェ
ルボード55、前後のドアトリム50,51、前後のルーフガ
ーニッシュ52,53、デフロスタグリル54、およびリアグ
リル58などにも装着することができる。
【0053】特に、テレビやラジオの放送波の受信用に
用いる場合には、例えば両側のフロントガーニッシュ4
5,45にそれぞれアンテナ装置63を装着し、あるいは、
両側のフロントガーニッシュ45,45およびリアガーニッ
シュ47,47にそれぞれアンテナ装置63を装着するととも
に、これらのアンテナ装置63をいわゆるダイバーシティ
(diversity) 装置に接続し、複数のアンテナ装置63によ
り受信された受信電力を合成または切り換えなどするこ
とにより、走行中においても良好な受信状態を確保する
ことができる。
【0054】つぎに、図8を参照して、本発明の自動車
用内装材の第2の実施例を説明する。
【0055】なお、以下の説明において、図1などに示
す実施例と同一の部分については同一の符号を付して説
明を省略する。
【0056】この実施例のフロントガーニッシュ101 の
樹脂部品102 では、図8(a)の分解斜視図に示すよう
に、各補強片部66の長手方向両端部からそれぞれ係止部
66a,66a が突設され、各補強片部66が略T字状に形成
されている。また、アンテナ装置103 のシート81の長孔
84には、この補強片部66の係止部66a ,66a が挿入され
る切欠部84a ,84a が形成されて平面略T字状に形成さ
れているとともに、この長孔84と交互に形成された挿入
孔85a は、クリップ固着部67が長手方向に沿って摺動可
能に挿通する略矩形状に形成されている。
【0057】そして、このアンテナ装置103 の長孔84の
切欠部84a ,84a を介して補強片部66の係止部66a ,66
a を挿入するとともに、各挿入孔85a にクリップ固着部
67を挿入した状態で、コネクタ88の基板部90をコネクタ
係止部65の支持片部68,68間に嵌入しながらアンテナ装
置103 全体を長手方向に沿って摺動させると、図8
(b)に示すように、補強片部66の係止部66a ,66a が
長孔84の両端部に係止され、このアンテナ装置103 が樹
脂部品102 の裏面側の所定位置に容易に固定されるよう
になっている。
【0058】次に、図9を参照して、本発明の自動車用
内装材の第3の実施例を説明する。
【0059】この実施例のフロントガーニッシュ111 の
樹脂部品112 の裏面側には、補強片部66とクリップ固着
部67とが交互に形成されているとともに、樹脂部品112
の下端部近傍および各補強片部66の両端側に位置して、
それぞれ略円筒状をなすピン体部113 が突設され、さら
に、各クリップ固着部67の両側に位置して、それぞれ板
状をなすアンテナ支持部115 が突設されている。そし
て、各アンテナ支持部115 には、それぞれ半円形状の切
欠部115aが形成されている。
【0060】また、アンテナ装置116 は、合成樹脂製の
枠体117 を有し、この枠体117 に、導電線からなるアン
テナ線118 が一体的に埋設されている。さらに、枠体11
7 の複数箇所には、略円板状をなす固定部117aが形成さ
れており、これらの固定部117aに、それぞれ樹脂部品11
2 のピン体部113 に嵌合する挿通孔117bが形成されてい
る。さらに、この樹脂部品112 の一端部からは、突片部
117cが一体に突設され、この突片部117cの先端部に、コ
ネクタ88が接続されている。また、このコネクタ88の基
板部90からは、フィーダ線Fが接続される断面略L字状
をなす接続部92が突設されているとともに、先端部近傍
に位置して、樹脂部品112 のピン体部113 が嵌合する挿
通孔90a が形成されている。
【0061】そして、枠体117 の挿通孔117bおよびコネ
クタ88の基板部90の挿通孔90a を樹脂部品112 のピン体
部113 に嵌合するとともに、この枠体117 を樹脂部品11
2 のアンテナ支持部115 の切欠部115aに当接係止して、
このアンテナ装置116 を位置決めする。この状態で、熱
かしめ用治具121 を用いて、各ピン体部113 を押圧変形
させて熱かしめすることにより、このアンテナ装置116
が樹脂部品112 の裏面側に固着されるようになってい
る。
【0062】また、このような熱かしめを行う場合のほ
か、図10に示すように、樹脂部品112 のピン体部113
に枠体117 の挿通孔117bを嵌合した状態で、略円筒状を
なす押圧用治具122 を用いて、これらのピン体部113 に
それぞれプッシュオンフィックス123 を圧入嵌合するこ
とによっても、アンテナ装置116 を樹脂部品112 に固定
することができる。
【0063】次に、図11を参照して、本発明の自動車
用内装材の第4の実施例を説明する。
【0064】この実施例のフロントガーニッシュ131 の
樹脂部品132 の裏面側には、補強片部133 とクリップ固
着部67とが交互に形成されているとともに、各クリップ
固着部67の両端側に位置して、それぞれ板状をなすアン
テナ支持部134 が突設されている。そして、各補強片部
133 には、それぞれ両側一対の係合凹部133aが形成され
ている。また、樹脂部品132 の下端部近傍に位置して、
断面略L字状をなす両側一対の支持片部68,68を相対向
してなるコネクタ係止部65が突設されている。
【0065】また、アンテナ装置135 は、図11(a)
および(b)に示すように、絶縁被覆を有した電線136
をコイル状に巻回してなり、この電線136 の両端部にコ
ネクタ88が電気的および機械的に接続されている。
【0066】そして、このアンテナ装置135 は、巻回し
た電線136 を各補強片部133 の係合凹部133aに圧入して
係合固定するとともに、コネクタ88をコネクタ係止部65
の支持片部68,68間に圧入することにより、樹脂部品13
2 の裏面側に固定されるようになっている。
【0067】なお、この実施例においては、図11
(c)に示すように、電線136 を巻回せずに環状に屈曲
してアンテナ線を構成し、この電線136 を若干幅狭に形
成した係合凹部133aに圧入して係合固定することもでき
る。
【0068】次に、図12を参照して、本発明の自動車
用内装材の第5の実施例を説明する。
【0069】この実施例のフロントガーニッシュ141 の
樹脂部品142 の裏面側には、補強片部143 とクリップ固
着部67とが交互に形成されているとともに、樹脂部品14
2 の上端部近傍に位置して、断面略コの字状をなすガイ
ドリブ144 が突設され、樹脂部品142 の下端部近傍に位
置して、断面略L字状をなす両側一対のガイドリブ145
,145 が突設されている。また、各補強片部143 に
は、それぞれ両側一対の通孔143aが形成されている。
【0070】また、アンテナ装置146 は、コネクタ88
と、このコネクタ88に接続された電線136 から構成され
ている。
【0071】そして、このアンテナ装置146 は、コネク
タ88をコネクタ係止部65に圧入するとともに、電線136
を各ガイドリブ144 ,145 の外周部に沿わせて屈曲しな
がら各補強片部143 の通孔143aに順次挿入することによ
り、アンテナ線の形状で樹脂部品142 の裏面側に装着さ
れるようになっている。
【0072】次に、図13ないし図16を参照して、本
発明の自動車用内装材の第6の実施例を説明する。
【0073】この実施例のフロントガーニッシュ151
は、図13に示すように、樹脂部品152 の表面側に沿っ
て、アンテナ装置154 を構成する偏平な帯状の導電線15
5 を貼着し、あるいは、図14に示すように、断面円柱
状をなす導電線156 を配設した状態で、この導電線156
の表面側を、表皮層157aとクッション層157bとなどから
なる表皮材157 で覆って構成されている。
【0074】すなわち、このフロントガーニッシュ151
を製造する際には、図15に示すように、吹付装置158
を用いて、樹脂部品152 の表面側および裏面側の一部に
接着剤159 を塗布し、この樹脂部品152 の表面側に、導
電線155 を貼着する。この導電線155 は、平面略矩形環
状に形成された環状部155aと、この環状部155aの一端部
から突設された接続部155bとからなり、この接続部155b
を樹脂部品152 の端部に巻き付けて裏面側に導出した状
態で、樹脂部品152 の表面側に表皮材157 を貼着すると
ともに、この表皮材157 の端末部を樹脂部品152 の端縁
部に巻き付ける。また、図15および図16(a)に示
すように、この表皮材157 には、樹脂部品152 の裏面側
のフランジ部160 を避けるとともに、曲面状をなす樹脂
部品152に容易に貼着できるように、あらかじめ複数の
切欠部157cが形成されている。
【0075】そして、図16(b)に示すように、導電
線155 の接続部155bを、コネクタ係止部65の支持片部6
8,68間に挿入し、適切な長さ寸法で切断した状態で、
このコネクタ係止部65にコネクタ88を圧入する。
【0076】この状態で、図16(c)に示すように、
導電線155 の接続部155bとコネクタ88とが電気的に接続
されてアンテナ装置154 が形成されるとともに、コネク
タ88の基板部90に切り起こし形成した切起部91a が樹脂
部品152 の裏面側に喰い込んで、このコネクタ88が抜け
止めされるようになっている。
【0077】また、この図13ないし図16に示す実施
例のフロントガーニッシュ151 においては、図17に示
すように、樹脂部品152 の表面側にガイド溝162 を形成
し、このガイド溝162 に沿って導電線156 を配置するこ
ともできる。そして、このようなガイド溝162 を用いる
ことにより、導電線156 を容易に位置決めできるととも
に、一般的な断面円柱状をなす導電線156 を用いても、
表皮材157 の外面に凹凸が現れず、フロントガーニッシ
ュ151 の外観を向上することができる。
【0078】なお、このガイド溝162 の複数箇所には、
樹脂部品152 の裏面側に連通する空気抜き孔163 が形成
されている。
【0079】さらに、このフロントガーニッシュ151 に
おいては、図18に示すように、樹脂部品152 の裏面側
の端縁部近傍に沿って導電線156 を配設し、この導電線
156を表皮材157 の端末部で覆って固定することもでき
る。
【0080】次に、図19および図20を参照して、本
発明の自動車用内装材の第7の実施例を説明する。
【0081】この実施例のフロントガーニッシュ171
は、図19(a)および(b)に示すように、樹脂部品
172 の裏面側に、アンテナ装置173 を一体的に埋設して
構成されている。また、このアンテナ装置173 は、環状
に屈曲された導電線174 と、この導電線174 の端部に接
続されたコネクタ88からなり、導電線174 は、一部を樹
脂部品172 の裏面側に露出した状態で埋設されている。
【0082】そして、このフロントガーニッシュ171 の
製造においては、図20(a)に示すように、樹脂部品
172 を射出成形する割金型176 ,177 のうち、樹脂部品
172の裏面側を形成するキャビティ面を有した割金型177
に電線装着部178 を形成し、この電線装着部178 に沿
って、コネクタ88を接続した導電線174 を配置する。こ
の状態で、図20(b)に示すように、割金型176 ,17
7 を型締めし、キャビティ内に樹脂原料を射出して、樹
脂部品172 と一体的にアンテナ装置173 を形成すること
ができる。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の自動車用内装材によれ
ば、自動車の車室内に装着される樹脂部品にアンテナ装
置を備えたため、この自動車用内装材を装着することに
より、車体を構成する金属板を樹脂部品で覆って内装で
きるとともに、アンテナ装置を所定位置に配置すること
ができる。そして、アンテナ装置は、車室内に配置され
るため、雨水などによる劣化を防止することができる。
また、アンテナ装置は、樹脂部品を金属板に装着した状
態で、この金属板の端縁部近傍に位置するとともに、金
属板と所定寸法を介して離間するので、利得を高くでき
るとともに、良好な無指向性を得ることができる。
【0084】請求項2記載の自動車用内装材によれば、
請求項1記載の効果に加え、金属板とアンテナ装置との
間の所定間隔を5mm以上に設定したため、金属板とアン
テナ装置との間の静電容量の影響を小さくして利得を高
くすることができる。また、金属板とアンテナ装置との
間の所定寸法を50mm以下に設定したため、良好な無指
向性を得ることができるとともに、この自動車用内装材
の厚さ寸法を小さくでき、車室内への突出量を小さくし
て、車室の空間を広くすることができる。
【0085】請求項3記載の自動車用内装材によれば、
請求項1または2記載の効果に加え、固着具により樹脂
部品にアンテナ装置を取着できるとともに、この固着具
により樹脂部品を金属板に装着できるため、この自動車
用内装材の組み立ておよび車体への組み付け作業を容易
にして、自動車の製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用内装材の一実施例を示すフロ
ントガーニッシュの分解斜視図である。
【図2】同上車体の分解斜視図である。
【図3】同上車室の説明図である。
【図4】同上フロントガーニッシュの一部の断面図であ
る。
【図5】同上アンテナ装置と金属板との間のコンデンサ
効果の説明図である。
【図6】同上アンテナ装置の利得を測定した実験結果を
示すグラフである。
【図7】同上アンテナ装置の利得を測定した実験結果を
示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施例を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す説明図である。
【図10】同上実施例を示す説明図である。
【図11】本発明の第4の実施例を示す説明図である。
【図12】本発明の第5の実施例を示す説明図である。
【図13】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図14】同上実施例を示す断面図である。
【図15】同上実施例の製造工程を示す説明図である。
【図16】同上実施例の製造工程を示す説明図である。
【図17】同上実施例を示す断面図である。
【図18】同上実施例を示す断面図である。
【図19】本発明の第7の実施例を示す説明図である。
【図20】同上製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
11 車体 18 車室 25 金属板としてのフロントピラー 45 自動車用内装材としてのフロントガーニッシュ 47 自動車用内装材としてのリアガーニッシュ 61 樹脂部品 62 固着具としてのクリップ 63 アンテナ装置 L 所定寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室内に装着される樹脂部品
    と、この樹脂部品に設けられたアンテナ装置とを備え、 前記樹脂部品は、前記自動車の車体を構成する金属板を
    覆って装着され、 前記アンテナ装置は、前記樹脂部品を前記金属板に装着
    した状態で、この金属板の端縁部近傍に位置するととも
    に、前記金属板と所定寸法を介して離間することを特徴
    とする自動車用内装材。
  2. 【請求項2】 金属板とアンテナ装置との間の所定寸法
    は、5mm以上50mm以下に設定されたことを特徴とする
    請求項1記載の自動車用内装材。
  3. 【請求項3】 固着具により樹脂部品にアンテナ装置が
    取着されるとともに、 前記固着具により前記樹脂部品が前記金属板に装着され
    ることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用内
    装材。
JP20514493A 1993-08-19 1993-08-19 自動車用内装材 Pending JPH0758535A (ja)

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