JPH09267786A - 自転車用フロントフォークの構造 - Google Patents

自転車用フロントフォークの構造

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JPH09267786A
JPH09267786A JP8106333A JP10633396A JPH09267786A JP H09267786 A JPH09267786 A JP H09267786A JP 8106333 A JP8106333 A JP 8106333A JP 10633396 A JP10633396 A JP 10633396A JP H09267786 A JPH09267786 A JP H09267786A
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    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/06Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
    • B62K25/08Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel

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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的組込み作業が容易でありかつ比較的構
成が単純な緩衝機構を有する、自転車用フロントフォー
ク10の構造を提供する。 【解決手段】 クラウン部11から伸びる一対の支持パ
イプ21およびこれに滑動可能に嵌合された摺動パイプ
22を備える伸縮可能の一対のフォークブレード部13
を含む自転車用フロントフォーク10において、摺動パ
イプ22の上端部22aとクラウン部11の下端との間
に、各摺動パイプ22を弾性支持する筒状のばね手段1
8を支持パイプ21を取り巻いて配置すると共に、両摺
動パイプ22を一体的に結合する連結部材17とクラウ
ン部11との間に、連結部材17の上下方向の運動スト
ロークを規制するストッパ機構30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用フロント
フォークの構造に関し、特に、緩衝機構が組み込まれた
自転車用フロントフォークの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の乗り心地の向上を図る手段とし
て、フロントフォークに緩衝機構を組み込むことが提案
されている。この種の従来の緩衝機構の一つでは、フロ
ントフォークのクラウン部から下方に伸びる一対の支持
パイプと、前輪車軸を受ける軸受け部が下端部に設けら
れた摺動パイプとを相互に入れ子式に嵌合させ、これに
より伸縮可能な一対のフォークブレード部が構成され
る。このフォークブレード部の摺動パイプ内に、相互に
嵌合された両パイプが収縮運動するときに圧縮力を受け
る弾性部材が配置され、この弾性部材の衝撃緩和作用に
より、自転車の乗り心地の向上が図られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来の緩衝機構では、弾性部材は前輪の軸受けが設けられ
た摺動パイプ内に配置されており、弾性部材を収容する
摺動パイプは、デザイン上、その下部で下端に向けて口
径を漸減するように絞り込みを与えられることがあり、
また下部で前方へ弓状に曲がりを与えられることがあ
る。このような格別なデザインが摺動パイプに施される
場合、細長い摺動パイプ内に配置される弾性部材の容量
に強い制限を受けることがあり、強い衝撃力を好適に吸
収するに充分な弾性部材の容量を確保することが困難に
なることがある。また、摺動パイプ内には、弾性部材の
過度の圧縮変形を規制するためのストッパ機構と、摺動
パイプの支持パイプからの抜け落ちを防止するリバウン
ド用ストッパ機構との2つのストッパ機構がそれぞれ組
み込まれていることから、緩衝機構のフロントフォーク
への組み込み作業は容易ではなく、構成が複雑化すると
いう欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、弾性部材の容量
に強い制限を受けることなく、比較的組込み作業が容易
でありかつ比較的構成が単純な緩衝機構を有する、自転
車用フロントフォークの構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、上方に伸びるステアリングチューブ
が設けられたクラウン部と、クラウン部から下方に伸び
る一対の支持パイプおよびこの支持パイプのそれぞれに
滑動可能に嵌合され、下端部に前輪の車軸を支持する車
軸受けが設けられた摺動パイプを備える伸縮可能の一対
のフォークブレード部とを含む自転車用フロントフォー
クにおいて、各摺動パイプの上端部とクラウン部の下端
との間に、各摺動パイプを弾性支持するための全体に筒
状のばね手段を支持パイプを取り巻いて配置すると共
に、両摺動パイプを一体的に結合する連結部材に着目し
て、この連結部材とクラウン部との間に、連結部の上下
方向の運動ストロークを規制するストッパ機構を設けた
ことを特徴とする。
【0006】〈作用〉本発明に係る自転車用フロントフ
ォークの構造では、伸縮可能のフォークブレード部の摺
動パイプを弾性支持する筒状のばね手段は、クラウン部
の下方で、支持パイプを取り巻いて配置されている。従
って、摺動パイプ内に従来のような衝撃緩和用弾性部材
を組み込むことなく、筒状のばね手段により衝撃を緩和
することができ、これにより、摺動パイプのデザイン上
の制約を受けることなく、筒状のばね手段に、衝撃を緩
和するのに充分な寸法および容量を確保することができ
る。
【0007】また、摺動パイプと一体的に運動する連結
部材に関連して設けられたストッパ機構は、筒状ばね手
段に過度の圧縮および伸長を与える摺動パイプの過度の
運動を規制する。従って、従来のように2つのストッパ
機構を摺動パイプ内に組み込むことなく、連結部材に関
連して設けられる1つのストッパ機構により、摺動パイ
プの支持パイプからの脱落および筒状のばね手段の過度
の圧縮変形を確実に防止することができる。このストッ
パ機構にリバウンド用緩衝部材を組み込むことができ
る。
【0008】筒状のばね手段として、筒状の例えば緩衝
用ゴム部材を用いることにより、この筒状の緩衝用ゴム
部材に、支持パイプと摺動パイプとの摺動面を水や塵芥
から保護するためのダストカバーとしての機能を担わせ
ることができる。
【0009】また、筒状のばね手段として、互いに直列
的に配置される一対の筒状ゴム部材と、この両筒状ゴム
部材の互いに対向する内端間に挿入される筒状の中間ス
リーブ部材と、筒状ゴム部材の外端に配置される一対の
外方スリーブとを備えるばね組立体を用いることができ
る。このばね組立体では、各筒状ゴム部材の長さ寸法を
比較的小さくしても両筒状ゴム部材の組合せにより、比
較的大きな変形ストロークを確保することができ、しか
も筒状ゴム部材の軸線方向での圧縮による挫屈変形を防
止することができることから、一層好適に衝撃を緩和す
ることが可能となる。
【0010】また、筒状のばね手段として、圧縮コイル
スプリングと、この圧縮コイルスプリングを覆う伸縮可
能なダストカバーとを備えるばね組立体を用いることが
できる。この伸縮可能のダストカバーに蛇腹構造を適用
することができるが、全体に筒状のアッパカバー部およ
びアンダカバー部を合成樹脂材料で構成し、両カバー部
を相互に入れ子式に嵌合させることにより、圧縮コイル
スプリングの圧縮変形時におけるダストカバーの径方向
外方への張り出しをなくすことができることから、入れ
子式のダストカバーがデザイン的に有利である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について説明する。 〈具体例〉図1は、本発明に係る自転車用フロントフォ
ークの主要部を示す正面図である。本発明に係る自転車
用フロントフォーク10は、クラウン部11と、クラウ
ン部11の中央部上面から上方に伸長するステアリング
チューブ12と、クラウン部11の両側部下面から互い
に間隔を置いて下方に伸長する一対のフォークブレード
部13とを含む。
【0012】フォークブレード部13の下端には、両フ
ォークブレード部13間に配置される前輪14の車軸1
5を回転可能に支持するための軸受け16が設けられて
いる。ステアリングチューブ12は、従来よく知られて
いるように、図示しない自転車フレームのヘッドチュー
ブ(図示せず)に回転可能に支承され、ステアリングチ
ューブ12に取り付けられるハンドル(図示せず)の操
舵により、ステアリングチューブ12の軸線の回りに回
転操作される。
【0013】クラウン部11とフォークブレード部13
との間には、連結部材17が設けられ、各フォークブレ
ード部13に関連して筒状のばね手段18が設けられて
いる。
【0014】図2は、フォークブレード部13の一部を
破断して示す部分拡大図である。各フォークブレード部
13は、図2に示されているように、クラウン部11の
両側部に設けられたそれぞれの取付穴19に上端部が挿
入され、締め付けボルト20によりフォークブレード部
13に固定される直線状の支持パイプ21と、この支持
パイプの下部を受け入れる摺動パイプ22とを備える。
両パイプ21および22は、その長手方向軸線に沿って
相互に摺動可能に入れ子式に嵌合されており、これよ
り、フォークブレード部13は、クラウン部11の下方
で、長手方向へ伸縮可能である。
【0015】支持パイプ21の上端には、開放端を閉鎖
するキャップ部材23が装着されている。また、支持パ
イプ21の下端における外周面には、摺動パイプ22と
の摺動を円滑にする例えば合成樹脂材料から成る円筒ス
リーブ24が装着されている。
【0016】各ばね手段18は、クラウン部11と各摺
動パイプ22の上端との間で、支持パイプ21を取り巻
いて配置されている。ばね手段18は、図示の例では、
一対の筒状のゴム部材25と、両ゴム部材25間に挿入
される中間スリーブ26と、一対の外方スリーブ27と
を備えるばね組立体からなる。各スリーブ26および2
7は、支持パイプ21に嵌合される円筒形の合成樹脂材
料から成り、ゴム部材25の端面を受けるフランジ部2
6aおよび27aがそれぞれ設けられている。各リーブ
26および27は、円筒スリーブ24におけると同様な
合成樹脂材料から形成することができる。
【0017】ばね手段18は、一対のゴム部材25が互
いに直列的となるように、クラウン部11と摺動パイプ
22の上端との間で支持パイプ21の回りに組み付けら
れている。両ゴム部材25の互いに対向する内端面間に
中間スリーブ26が挿入され、また両ゴム部材25の外
端面に外方スリーブ27が位置するように、各スリーブ
26および27がそのフランジ部26aおよび27aを
座部として、ゴム部材25に組み付けられている。ばね
手段18は、上方の外方スリーブ27を介してクラウン
部11の下面に当接し、下方の外方スリーブ27を介し
て摺動パイプ22の上端に形成されたフランジ部22a
に当接する。ばね手段18を構成するゴム部材25、ス
リーブ26および27を接着することなく、順次、支持
パイプ21に嵌合することにより、ばね手段18とし
て、フォークブレード部13に組み付けることができ
る。ばね手段18は、フォークブレード部13が収縮運
動したとき、クラウン部11の下面と、摺動パイプ22
の上端であるフランジ部22aとの間で、両ゴム部材2
5がその軸線方向に圧縮変形を受けることにより、摺動
パイプ22を弾性的に支持する。
【0018】両フォークブレード部13の摺動パイプ2
2を一体的に結合することにより、フォークブレード部
13の伸縮に際しての前輪14の車軸15の捻れを防止
するために、連結部材17が設けられている。連結部材
17は、その両端17aで対応する摺動パイプ22に、
例えば溶接により固定されている。連結部材17の中央
部には、上方のクラウン部11に向けて伸びる伸長部2
8が形成されている。また、連結部材17には、図示の
例では、キャリパブレーキ用取付穴29が形成されてい
る。
【0019】連結部材17の伸長部28およびクラウン
部11に関連してストッパ機構30が設けられている。
ストッパ機構30は、図2に示された線 III - IIIに沿
って得られた図3に明確に示されているように、伸長部
28に形成され、伸長部28の伸長方向に伸びる長穴3
1と、この伸長部28に形成され、長穴31の両端部近
傍に配置されたアッパストッパ32およびロアストッパ
33とを備える。
【0020】クラウン部11には、長穴31を貫通して
伸びるストッパピン34が設けられている。ストッパピ
ン34は、図示の例では、クラウン部11のねじ穴35
に螺合するボルトから成り、ストッパピン34の軸部3
4aには、アッパストッパ32およびロアストッパ33
に当接可能の筒状の緩衝用ストッパゴム部材36が挿入
されている。また、ストッパピン34の軸部34aに
は、その頭部34bと、連結部材17との間に円滑な滑
動を得るための樹脂スペーサ37が挿入されている。
【0021】ストッパ機構30は、そのストッパピン3
4をアッパストッパ32およびロアストッパ33に当接
させることにより、連結部材17の上下方向の運動を規
制する。すなわち、ストッパ機構30は、フォークブレ
ード部13が収縮運動したとき、このフォークブレード
部13と一体的に運動する連結部材17のロアストッパ
33にストッパゴム部材36の下半部を当接させること
により、ばね手段18に組み込まれたゴム部材25の過
度の圧縮変形を防止すると共に、ストッパピン34とロ
アストッパ33との直接の当接による衝撃を緩和する。
また、ストッパ機構30は、そのストッパゴム部材36
の上半部をアッパストッパ32に当接させることによ
り、支持パイプ21からの摺動パイプ22の抜け落ちを
防止すると共に、フォークブレード部13の収縮運動後
のリバウンド時にストッパピン34とアッパストッパ3
2との直接の当接による衝撃を緩和する。
【0022】従って、本発明に係る自転車用フロントフ
ォーク10では、ばね手段18の緩衝作用によって、フ
ォークブレード部13に作用する衝撃を好適に吸収する
ことができる。また、フォークブレード部13の摺動パ
イプ22の抜け落ちを確実に防止し、リバウンドの衝撃
をも好適に吸収することができる。また、ばね手段18
は、摺動パイプ22内に配置されていないことから、こ
の摺動パイプ22のデザイン上の制約を受けることはな
く、ゴム部材25の厚さ寸法および長さ寸法等を適正に
設定することができ、効果的に衝撃を緩和することがで
きる。
【0023】また、単に支持パイプ21に各部品(2
5、26および27)を挿入することにより、ばね手段
18を組み付けることができ、その取り替え作業も従来
に比較して容易に行うことができる。さらに、単一のス
トッパ機構30により、ばね手段18の過度の圧縮変形
を防止しかつ摺動パイプ22の抜け落ちを防止すること
ができ、ストッパ機構の構成の簡素化を図ることができ
る。
【0024】ゴム部材25に代えて、圧縮コイルスプリ
ングのような弾性部材を用いることができる。しかしな
がら、図2に示されたような筒状のゴム部材25を用い
ることにより、このゴム部材25に支持パイプ21の摺
動面を覆うダストカバーの機能を担わせることができ
る。従って、圧縮コイルスプリングのような弾性部材の
外方を覆う格別な防塵、防水用のダストカバーを不要と
し、部品点数の削減を図る上で、ゴム部材25を用いる
ことが望ましい。
【0025】また、一対のゴム部材25に代えて、ゴム
部材25の軸線方向に2倍の長さ寸法を有する1つの筒
状ゴム部材を用いることができる。しかしながら、この
ような長さ寸法の大きなゴム部材は、その長さ方向で圧
縮変形を受けたときに座屈を生じ易い。ゴム部材が座屈
を生じると、所定の緩衝作用を期待することなできない
ことから、図示のとおり、2個あるいはそれ以上の複数
のゴム部材25を組み合わせて各ばね手段18を構成す
ることが望ましい。
【0026】図3は、ばね手段18として筒状の圧縮コ
イルスプリング25* を備えるスプリング組立体を用い
た例を示す。圧縮コイルスプリング25* の外方には、
入れ子式に嵌合された伸縮可能のダストカバー38が配
置されている。ダストカバー38は、図示の例では、例
えばポリプロピレンやポリエチレンのような硬質合成樹
脂材料からなるアッパカバー部38aと、アンダカバー
部38bとを備え、両カバー部38aおよび38bがそ
れぞれの一端を相互に嵌合されて配置されている。アッ
パカバー部38aの他端は、圧縮コイルスプリング25
* の上端とクラウン部11の下面との間で狭持されてい
る。また、アンダカバー部38bの他端は、摺動パイプ
22のフランジ部22aに配置されたスリーブ27と圧
縮コイルスプリング25* の下端との間で狭持されてい
る。
【0027】ダストカバー38は、圧縮コイルスプリン
グ25* の伸縮運動に伴って嵌合部を相互に摺動させる
ことにより、伸縮する。従って、圧縮コイルスプリング
25* による衝撃緩和作用を損なうことなく圧縮コイル
スプリング25* を全体的に覆う。これにより、圧縮コ
イルスプリング25* および支持パイプ21と摺動パイ
プ22との摺動面は、水および塵芥から保護される。
【0028】蛇腹構造を有する筒状部材により、ダスト
カバーを構成することができるが、図4に示したような
アッパカバー部38aおよびアンダカバー部38bのよ
うな入れ子式のダストカバー38を適用することによ
り、圧縮コイルスプリング25* の圧縮変形時における
ダストカバー38の径方向への張り出しを防止すること
ができることから、デザイン上、有利である。また、こ
の入れ子式ダストカバー38と圧縮コイルスプリング2
* とを組み合わせることにより、比較的安価にしかも
デザイン的に優れたばね手段18を組み込んだ自転車用
フロントフォーク10が提供される。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る自転車用フロントフォーク
の構造では、前記したように、摺動パイプの上方に配置
された筒状のばね手段により、衝撃を緩和することがで
きることから、摺動パイプのデザイン上の制約を受ける
ことなく、筒状のばね手段に衝撃を緩和するのに充分な
寸法および容量を確保することができる。また、筒状ば
ね手段とは別の連結部材に関連して設けられた1つのス
トッパ機構により、摺動パイプの抜け落ちおよび筒状の
ばね手段の過度の圧縮変形を防止することができる。
【0030】従って、本発明の自転車用フロントフォー
クの構造によれば、これらばね手段およびストッパ機構
を備える緩衝機構を摺動パイプ内に組み込むことなく、
衝撃を好適に緩和することができ、しかも1つのストッ
パ機構により、摺動パイプの支持パイプからの脱落およ
び筒状のばね手段の過度の圧縮を確実に防止することが
できることから、組込作業が比較的容易でありかつ構成
が比較的単純な緩衝機構により、好適に衝撃を緩和し、
自転車の乗り心地の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自転車用フロントフォークの主要
部を示す正面図である。
【図2】図1に示した自転車用フロントフォークの一部
を破断して示す部分拡大図である。
【図3】図2に示された線III-III に沿って得られた断
面図である。
【図4】本発明に係る他の具体例を示す図2と同様な図
面である。
【符号の説明】
10 自転車用フロントフォーク 11 クラウン部 12 ステアリングチューブ 13 フォークブレード部 14 前輪 15 車軸 16 車軸受け 17 連結部材 18 ばね手段 21 支持パイプ 22 摺動パイプ 25 ゴム部材 30 ストッパ機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に伸びるステアリングチューブが設
    けられたクラウン部と、該クラウン部から下方に伸びる
    一対の支持パイプおよび該支持パイプのそれぞれに滑動
    可能に嵌合され、下端部に前輪の車軸を支持する車軸受
    けが設けられた摺動パイプを備える伸縮可能の一対のフ
    ォークブレード部と、前記各摺動パイプの上端部と前記
    クラウン部の下端との間で前記支持パイプを取り巻いて
    配置され、前記各摺動パイプを弾性支持する全体に筒状
    のばね手段と、前記両摺動パイプを一体的に運動させる
    ために該両摺動パイプを連結する連結部材と、該連結部
    材の上下方向の運動ストロークを規制すべく該連結部材
    と前記クラウン部との間に設けられたストッパ機構とを
    含む、自転車用フロントフォークの構造。
  2. 【請求項2】 前記ばね手段は、前記支持パイプの前記
    摺動パイプから突出した摺動面を覆う筒状の緩衝用ゴム
    部材を備える請求項1に記載の自転車用フロントフォー
    クの構造。
  3. 【請求項3】 前記ばね手段は、互いに直列的に配置さ
    れる一対の筒状ゴム部材と、該両筒状ゴム部材の互いに
    対向する内端間に挿入される筒状の中間スリーブ部材
    と、前記筒状ゴム部材の外端に配置される一対の外方ス
    リーブとを備えるばね組立体から成る請求項1に記載の
    自転車用フロントフォークの構造。
  4. 【請求項4】 前記ばね手段は、前記支持パイプを取り
    巻いて配置される圧縮コイルスプリングと、該圧縮コイ
    ルスプリングを取り巻いて配置され、該圧縮コイルスプ
    リングと共に伸縮可能のダストカバーとを備えるばね組
    立体から成る請求項1に記載の自転車用フロントフォー
    クの構造。
  5. 【請求項5】 前記ダストカバーは、一端が相互に入れ
    子式に嵌合され、それぞれが合成樹脂材料からなるアッ
    パカバー部およびアンダカバー部を備える請求項4に記
    載の自転車用フロントフォークの構造。
  6. 【請求項6】 前記ストッパ機構は、前記連結部材に形
    成された上下方向へ伸長する長穴と、前記クラウン部か
    ら前記長穴を貫通して設けられるストッパピンと、該ス
    トッパピンを取り巻いて配置される筒状のストッパゴム
    部材とを備える請求項1に記載の自転車用フロントフォ
    ークの構造。
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