JP5268027B2 - エネルギー吸収ステアリングコラム - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギー吸収ステアリングコラムに関し、特に、車両のステアリングシャフトに印加されるエネルギーを吸収するエネルギー吸収ステアリングコラムに係る。
車両に搭載されるエネルギー吸収ステアリングコラムは、ステアリングコラムに対しエネルギーを吸収する特性を付与しておき、ステアリングホイールに対する衝撃を緩和する手段として広く知られており、種々の構造のものが採用されている。例えば、ステアリングコラムのアウタチューブとインナチューブとの間にボールを介装したボール式、ステアリングコラムに金属メッシュ構造を用いたメッシュ式、ロアチューブ内にシリコンゴムを封入しアッパチューブの侵入によってスリットからシリコンゴムが噴出するように構成したシリコンゴム式等が使用に供されている。
そして、下記の特許文献1には、「車体側部材に対して、ステアリングコラムをテレスコピック摺動自在に設けると共に、二次衝突時に当該ステアリングコラムを車両前方に移動させるテレスコピック式の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムの外周面に、テレスコピック摺動を規制するストッパーとして作用すると共に、二次衝突時に前記車体側部材に係止して、車両前方に移動する前記ステアリングコラムに対して摩擦摺動しながら衝撃エネルギーを吸収する金属製リングを嵌合した」ことが提案されている。
特開2004−17908号公報
上記の特許文献1に記載のステアリングコラム装置によれば、「この金属製リングの嵌合状態(締付状態)を調整することにより、コラプス荷重の設定や調整」することができると記載されている。しかし、金属製リングによってはステアリングコラムに対する摩擦力を調整することは困難であり、安定した摩擦荷重を確保することは容易ではない。また、金属製リングは「テレスコピック摺動を規制するストッパーとして作用する」と記載されているように、テレスコピック摺動分は金属製リングによって衝撃エネルギーが吸収されるものではない。
そこで、本発明は、車両のステアリングシャフトに印加されるエネルギーを吸収するための摩擦力を容易に調整することができ、安定した摩擦荷重を確保し得るエネルギー吸収ステアリングコラムを提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、車両のステアリングシャフトを収容し軸を中心に回転可能に支持する第1筒状部材と、該第1筒状部材を収容し常時は当該第1筒状部材を所定位置に保持する第2筒状部材と、前記ステアリングシャフトに対し所定値以上の荷重が印加されたときには前記第2筒状部材に対する前記第1筒状部材の軸方向相対移動を許容するように構成されたエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記第1筒状部材が、車両後方の開口端から所定距離離隔した位置に外径段部を有し、該外径段部から車両前方に向かって相対的に小径に形成した小径部と、該小径部に対し前記外径段部を介して隣接し、車両後方に向かって相対的に大径に形成した大径部を有すると共に、前記第2筒状部材が、車両後方の開口端部に前記第1筒状部材の大径部の外径より大の内周面の内径段部を有して成り、該内径段部に嵌合する合成樹脂製でC字状のカラー部材を備え、前記第2筒状部材の内径段部の内周面及び前記第1筒状部材の小径部の外周面の何れか一方側に環状溝を形成すると共に、前記カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方側に環状突起を形成し、該環状突起が前記環状溝に係合すると前記カラー部材が前記第2筒状部材及び前記第1筒状部材の一方に係止され、前記第1筒状部材の前記第2筒状部材に対する相対的な移動時には、前記第1筒状部材の少なくとも外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置することとしたものである。尚、前記カラー部材は、合成樹脂によってC字状の単一部材に形成するとよい。
上記のエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、前記第2筒状部材の内径段部の内周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の後端面と前記第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持するように構成するとよい。前記カラー部材は、車両後方側の端部に、前記第2筒状部材の内径段部の内周面より大径の鍔部を有するものとし、該鍔部が前記第2筒状部材の後端面に当接するように配置してもよい。
上記のエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、前記第1筒状部材の外周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の後端面と前記第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、前記カラー部材の前端面と前記第2筒状部材の内径段部の前端面との間に所定の間隔を隔てて配置することとしてもよい。前記第2筒状部材は、車両後方の開口端部に前記カラー部材の外径より大の内径の環状壁部を有し、前記第1筒状部材の前記第2筒状部材に対する相対的な移動時には、前記カラー部材が前記環状壁部を通過して前記第2筒状部材の内径段部内に収容された後、前記第1筒状部材の外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合するように構成してもよい。
また、車両のステアリングシャフトが、ロアシャフトと該ロアシャフトを収容し軸を中心に回転可能に支持するアッパシャフトとを備え、該アッパシャフトに対し所定値以上の荷重が印加されたときには前記ロアシャフトに対する前記アッパシャフトの軸方向相対移動を許容するように構成されたエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記ロアシャフトが、車両後方端から所定距離離隔した位置に外径段部を有し、該外径段部から車両後方に向かって相対的に小径に形成した小径部と、該小径部に対し前記外径段部を介して隣接し、車両前方に向かって相対的に大径に形成した大径部を有すると共に、前記アッパシャフトが、車両前方側の開口端部に前記ロアシャフトの大径部の外径より大の内周面の内径段部を有して成り、該内径段部に嵌合する合成樹脂製でC字状のカラー部材を備え、前記アッパシャフトの内径段部の内周面及び前記ロアシャフトの小径部の外周面の何れか一方に環状溝を形成すると共に、前記カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方に環状突起を形成し、該環状突起が前記環状溝に係合すると前記カラー部材が前記アッパシャフト及び前記ロアシャフトの一方に係止され、前記アッパシャフトの前記ロアシャフトに対する相対的な移動時には、前記ロアシャフトの少なくとも外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置することとしてもよい。
このエネルギー吸収ステアリングコラムにおいては、前記カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、前記アッパシャフトの内径段部の内周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の前端面と前記ロアシャフトの外径段部との間を所定の間隔に保持することとしてもよい。前記カラー部材は、車両後方側の端部に、前記アッパシャフトの内径段部の内周面より大径の鍔部を有するものとし、該鍔部が前記アッパシャフトの前端面に当接するように配置してもよい。あるいは、前記カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、前記ロアシャフトの外周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の前端面と前記ロアシャフトの外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、前記カラー部材の後端面と前記アッパシャフトの内径段部の後端面との間に所定の間隔を隔てて配置することとしてもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明のエネルギー吸収ステアリングコラムにおいては、第2筒状部材の内径段部の内周面及び第1筒状部材の小径部の外周面の何れか一方側に環状溝が形成されると共に、カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方側に環状突起が形成され、この環状突起が環状溝に係合するとカラー部材が第2筒状部材及び第1筒状部材の一方に係止され、第1筒状部材の第2筒状部材に対する相対的な移動時には、第1筒状部材の少なくとも外径段部の外周面とカラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置されているので、カラー部材によって摩擦力を容易に調整することができ、移動中荷重として、安定した摩擦荷重を適切に付与することができる。特に、カラー部材は合成樹脂によってC字状に形成されているので、容易に組み付けることができると共に、異径断面の装着対象に対する摺動時にも容易に追従することができる。しかも、テレスコピック機能に影響されることなくエネルギー吸収機能を確保することができる。
例えば、カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、第2筒状部材の内径段部の内周面に環状溝を形成し、この環状溝にカラー部材の環状突起を係止した状態で、カラー部材の後端面と第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持するように構成することができる。この場合において、カラー部材に鍔部を形成し、鍔部が第2筒状部材の後端面に当接するように配置すれば、容易にカラー部材を組み付けることができる。あるいは、カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、第1筒状部材の外周面に環状溝を形成し、この環状溝にカラー部材の環状突起を係止した状態で、カラー部材の後端面と第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、カラー部材の前端面と第2筒状部材の後端面との間に所定の間隔を隔てて配置するように構成することもでき、設計の自由度を確保することができる。
更に、アッパシャフトの内径段部の内周面及びロアシャフトの小径部の外周面の何れか一方に環状溝を形成すると共に、カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方に環状突起を形成し、この環状突起が環状溝に係合するとカラー部材がアッパシャフト及びロアシャフトの一方に係止され、アッパシャフトのロアシャフトに対する相対的な移動時には、ロアシャフトの少なくとも外径段部の外周面とカラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置する構成も可能であり、アッパシャフトとロアシャフトの相対移動に対し、カラー部材によって摩擦力を容易に調整することができ、移動中荷重として、安定した摩擦荷重を適切に付与することができる。特に、カラー部材は合成樹脂によってC字状に形成されているので、容易に組み付けることができる。
例えば、カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、アッパシャフトの内径段部の内周面に環状溝を形成し、この環状溝にカラー部材の環状突起を係止した状態で、カラー部材の前端面とロアシャフトの外径段部との間に所定の間隙を保持するように構成することができる。この場合において、カラー部材に鍔部を形成し、鍔部がアッパシャフトの前端面に当接するように配置すれば、容易にカラー部材を組み付けることができる。あるいは、カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、ロアシャフトの外周面に環状溝を形成し、この環状溝にカラー部材の環状突起を係止した状態で、カラー部材の前端面とロアシャフトの外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、カラー部材の後端面とアッパシャフトの内径段部の後端面との間に所定の間隔を隔てて配置するように構成することもでき、設計の自由度を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るエネルギー吸収ステアリングコラムの横断面図である。 図1におけるインナチューブとアウタチューブとの関係を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態に供するカラー部材を示す正面及び側面図である。 本発明の一実施形態に供するカラー部材の他の例を装着したアウタチューブ端部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態に供するカラー部材の他の例を示す側面図である。 本発明の他の実施形態における移動中荷重付加部の構成を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態に供するカラー部材を示す正面及び側面図である。 本発明の他の実施形態においてカラー部材による移動中荷重付加状態を拡大して示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態における移動中荷重付加部の構成を拡大して示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態に供するカラー部材を示す正面及び側面図である。 本発明の更に他の実施形態においてカラー部材による移動中荷重付加過程を拡大して示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態においてカラー部材による移動中荷重付加状態を拡大して示す断面図である。 本発明の別の実施形態におけるアッパシャフト及びロアシャフトの関係を示す横断面図である。 本発明の別の実施形態においてカラー部材による移動中荷重付加状態を拡大して示す断面図である。 本発明の別の実施形態に供するカラー部材の他の例を示す断面図である。 本発明の更に別の実施形態における移動中荷重付加部の構成を拡大して示す断面図である。 本発明の更に別の実施形態におけるアッパシャフト及びロアシャフトの関係を示す横断面図である。 本発明のカラー部材を一般的なインナチューブに適用した場合の態様を示す横断面図である。 本発明のカラー部材を一般的なインナチューブに適用した場合の態様を示す縦断面図である。 図18に示すクランプの斜視図である。 本発明のカラー部材を一般的なロアシャフトに適用した場合の態様を示す横断面図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るエネルギー吸収ステアリングコラムの構成を示すもので、ステアリングシャフト1は、後端部にステアリングホイール(図示せず)が接続される筒状のアッパシャフト1aと、このアッパシャフト1aの内筒面とスプライン結合されるロアシャフト1bから成る。即ち、アッパシャフト1aとロアシャフト1bが軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結されており、ロアシャフト1bの前端部が操舵機構(図示せず)に接続されている。このステアリングシャフト1は、車両の床面(図示せず)に対し所定角度(例えば25°)をなすように、コラムハウジング2を介し、ブラケット(図示せず)によって車体(図示せず)に支持されている。
コラムハウジング2内には、ステアリングシャフト1を収容し軸を中心に回転可能に支持する第1筒状部材として、金属製のインナチューブ10が設けられている。即ち、インナチューブ10内に収容されたアッパシャフト1aが、インナチューブ10の後端部に軸受3を介して回転可能に支持されている。但し、アッパシャフト1aとインナチューブ10との間の軸方向相対移動は規制されており、アッパシャフト1aとインナチューブ10は一体となって軸方向移動し得るように構成されている。更に、第1筒状部材を収容し常時は第1筒状部材を所定位置に保持する第2筒状部材として、金属製のアウタチューブ20が設けられている。そして、ステアリングシャフト1に対し所定値以上の荷重が印加されたときには、アウタチューブ20に対するインナチューブ10の軸方向相対移動(ひいてはアッパシャフト1aの軸方向移動)を許容するように構成されており、本実施形態ではインナチューブ10及びアウタチューブ20はエネルギー吸収手段として機能する。アウタチューブ20は軸受3a,3bを介してコラムハウジング2に支持されている。
本実施形態のアウタチューブ20は、その車両後方の開口端(以下、後方開口端という)から軸方向に所定距離離隔した位置の内面に第1の保持部21が形成されると共に、後方開口端近傍の内面に第2の保持部22が形成されている。第1の保持部21は、アウタチューブ20の内周面に形成された環状凹部で構成され、第2の保持部22は、アウタチューブ20の内周面から軸心方向に一体的に延出形成された環状凸部で構成されている。
更に、本実施形態のインナチューブ10は、後方開口端から所定距離離隔した位置に外径段部11を有し、この外径段部11から車両前方に向かって相対的に小径に形成された小径部12と、この小径部12に対し外径段部11を介して隣接し、車両後方に向かって相対的に大径に形成された大径部13を有する。また、インナチューブ10の車両前方の開口端(以下、前方開口端という)近傍が拡径された第1の拡径部14を有すると共に、前方開口端から軸方向に所定距離離隔した部分が拡径された第2の拡径部15を有する。
そして、図1に示すように第1の拡径部14と第1の保持部21との間に、弾性ブッシュ3cが介装されており、その弾性力により、弾性ブッシュ3cとインナチューブ10及びアウタチューブ20との間に摩擦力が確保されるので、インナチューブ10とアウタチューブ20の軸方向相対移動が阻止された状態でステアリングシャフト1が保持される。これに対し、第2の拡径部15は第2の保持部22に圧入されて保持されており、インナチューブ10の第2の拡径部15側は、インナチューブ10とアウタチューブ20の圧入代に対して軸方向荷重は相対的に敏感に反応し且つ外力に対し相対的に変位し難く設定されている。従って、ステアリングホイール(図示せず)にガタが生ずることなく、アウタチューブ20に対しインナチューブ10が適切に保持される。
一方、アウタチューブ20には、車両後方の開口端部にインナチューブ10の大径部13の外径より大の内周面の内径段部23が形成されており、この内径段部23にカラー部材30が嵌合されている。本実施形態では、図2に拡大して示すように、内径段部23の内周面に環状溝24が形成されると共に、図3に拡大して示すように、合成樹脂によってC字状の単一部材に形成されたカラー部材30の外周面に、環状突起31が一体的に形成されており(32は切欠を示す)、この環状突起31が環状溝24に係合し、カラー部材30がアウタチューブ20に係止されている。即ち、環状溝24にカラー部材30の環状突起31が係止された状態で、カラー部材30の後端面(アウタチューブ20の後端面)とインナチューブ10の外径段部11との間が所定の間隔(図1にLsで示す)に保持される。尚、図1及び図2に示す組付状態では、カラー部材30の内周面とインナチューブ10の小径部12の外周面との間には所定の間隙(クリアランスCL)が形成されている。
而して、インナチューブ10のアウタチューブ20に対する相対的な移動時には、インナチューブ10の外径段部11の外周面とカラー部材30の内周面とが摩擦係合し、外径段部11(そして大径部13)がカラー部材30を通過するときに摩擦荷重(圧入荷重)が付与される。更に、図4及び図5に拡大して示すように、カラー部材30の車両後方側の端部に、アウタチューブ20の内径段部23の内周面より大径の鍔部33を一体的に形成し、鍔部33が外方に延出しアウタチューブ20の後端面に当接するように配置してもよい。この鍔部33によってアウタチューブ20への装着が容易になり、組付性が向上する。
上記の構成になるエネルギー吸収ステアリングコラムの作用を説明すると、常時は図1に示す状態にあって、インナチューブ10の第2の拡径部15がアウタチューブ20の第2の保持部22に圧入されると共に、弾性ブッシュ3cの弾性力によってインナチューブ10の第1の拡径部14とアウタチューブ20の第1の保持部21が押圧された状態で保持され、図1に示す位置で、インナチューブ10とアウタチューブ20の軸方向相対移動が阻止された状態で保持されている。
次に、ステアリングシャフト1に所定値以上の荷重が印加され、ステアリングシャフト1がインナチューブ10と共に前進すると、インナチューブ10の第1の拡径部14がアウタチューブ20の第1の保持部21及び弾性ブッシュ3cから離脱すると共に、インナチューブ10の第2の拡径部15がアウタチューブ20の第2の保持部22から離脱する。このときの荷重がステアリングシャフト1の移動開始荷重であり、従って、第1及び第2の拡径部14及び15、第1及び第2の保持部21及び22、並びに弾性ブッシュ3cによって、移動開始荷重付加部が構成されている。尚、この移動開始荷重は、第1及び第2の拡径部14及び15の外径、第1及び第2の保持部21及び22の内径、並びに弾性ブッシュ3cの形状及び材質を調整することによって、移動開始荷重の経時変化や温度変化を惹起することなく、安定した適切な荷重に設定することができる。
ステアリングシャフト1に対し更に大きな荷重が印加され、インナチューブ10がアウタチューブ20及びカラー部材30内を前方に移動し、インナチューブ10の外径段部11がカラー部材30に当接した後は、インナチューブ10の外径段部11の外周面とカラー部材30の内周面とが摩擦係合する。これによってインナチューブ10に対して摩擦荷重(圧入荷重)が付与されると共に、カラー部材30の塑性変形によってエネルギーを吸収しながら移動する。尚、この摩擦荷重の付与開始ストロークは、インナチューブ10の外径段部11とアウタチューブ20の後端面との間の間隔(図1にLsで示す)によって設定される。
而して、上記の構成になるエネルギー吸収ステアリングコラム1によって、所望のエネルギー吸収特性を確保することができる。先ず、ステアリングシャフト1に荷重が印加され、前述の移動開始荷重を超えると、インナチューブ10のアウタチューブ20に対する相対移動を開始する。即ち、インナチューブ10の第2の拡径部15とアウタチューブ20の第2の保持部22との間の摩擦力、並びに弾性ブッシュ3cと第1の拡径部14及び第1の保持部21との間の摩擦力に抗して、インナチューブ10とアウタチューブ20とが軸方向に相対移動し、所定のストロークを超えるとフリー状態となる。
更に、ステアリングシャフト1のストロークが、インナチューブ10の外径段部11とアウタチューブ20の後端面との間の間隔Lsを移動した後は、インナチューブ10のカラー部材30への摩擦荷重(圧入荷重)が付与され、これによる略一定の荷重がステアリングシャフト1に印加された状態で、ステアリングシャフト1と共にインナチューブ10がアウタチューブ20に対して相対移動する。この結果、ステアリングシャフト1がストロークしているときにも、適切にエネルギーが吸収される。
以上のように、上記のエネルギー吸収ステアリングコラム1においては、第1及び第2の拡径部14及び15、第1及び第2の保持部21及び22、並びに弾性ブッシュ3cによって移動開始荷重付加部が構成されると共に、カラー部材30及び外径段部11等によって移動中荷重付加部が構成されるので、インナチューブ10とアウタチューブ20との軸方向相対移動における移動開始荷重と移動中荷重とを夫々個別に適切な値に設定することができる。
図6乃至図8は、本発明の他の実施形態に係るもので、移動中荷重付加部の構成を示しており、他の構成は図1と同様であるので省略している。本実施形態では、図6に拡大して示すように、インナチューブ10の外周面に環状溝16が形成されており、本実施形態のカラー部材40は、図7に拡大して示すように、内周面に環状突起41が形成されている(42は切欠を示す)。
そして、インナチューブ10の環状溝16にカラー部材40の環状突起41が係止された状態で、カラー部材40の後端面とインナチューブ10の外径段部11との間に軸方向の間隙(d)が保持されると共に、カラー部材40の前端面とアウタチューブ20の内径段部25の前端面との間に所定の間隔(Ls)を隔てて配置される。本実施形態では図6に示すように、カラー部材40が嵌合されるアウタチューブ20の内径段部25の内周面(凹部底面)は平坦面であり、環状溝は形成されていない。尚、カラー部材40の外径は内径段部25の内径(内周面(凹部底面)の径)より小となるように設定されている。
而して、本実施形態によれば、インナチューブ10のアウタチューブ20に対する相対的な移動時には、インナチューブ10と共にカラー部材40がアウタチューブ20の内径段部25内に嵌合され、その前端面が内径段部25の前端面に当接すると、カラー部材40の環状突起41がインナチューブ10の環状溝16から離脱する。インナチューブ10がアウタチューブ20に対して更に移動すると、図8に示すように、カラー部材40の外周面がアウタチューブ20の内径段部25の内周面に押圧された状態で、インナチューブ10の外径段部11(及び大径部13)の外周面とカラー部材40の内周面と摩擦係合する。これによってインナチューブ10に対して摩擦荷重(圧入荷重)が付与されると共に、カラー部材40の塑性変形によってエネルギーを吸収しながら移動する。
図9乃至図12は、本発明の更に他の実施形態に係るもので、移動中荷重付加部の構成を示しており、他の構成は図1と同様であるので省略している。本実施形態では、図6乃至図8の構成に加え、図10に拡大して示すように、アウタチューブ20の車両後方の開口端部に、カラー部材40の外径より大の内径の環状壁部26が形成されている。而して、インナチューブ10のアウタチューブ20に対する相対的な移動時には、(図11のクリアランスCLを以って)カラー部材40が環状壁部26を通過してアウタチューブ20の内径段部25内に収容され、図12に示すように、内径段部25の前端面にカラー部材40の前端面が当接すると、カラー部材40の環状突起41がインナチューブ10の環状溝16から離脱する。
更に、インナチューブ10がアウタチューブ20に対して相対的に移動すると、インナチューブ10の外径段部11(及び大径部13)の外周面とカラー部材40の内周面とが摩擦係合する。これによってインナチューブ10に対して圧入荷重が付与されると共に、カラー部材40の塑性変形によってエネルギーを吸収しながら移動する。この結果、カラー部材40は圧縮変形し、変形後のカラー部材40の外径は環状壁部26の内径より大となっているので、図12に示すように、カラー部材40が内径段部25から脱落することなく内径段部25内に保持される。
図13及び図14は、本発明の別の実施形態に係るもので、前述の実施形態と同様、筒状のアッパシャフト(ここでは120とする)と、このアッパシャフト120の内筒面とスプライン結合されるロアシャフト(ここでは110とする)から成り、両者が軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結されているが、エネルギー吸収手段(移動中荷重付加部)は、前述の実施形態と異なり、アッパシャフト120とロアシャフト110との間に構成されている。即ち、エネルギー吸収手段については、ロアシャフト110が前述のインナチューブ10に対応し、アッパシャフト120が前述のアウタチューブ20に対応するように構成されている。
図13に示すように、ロアシャフト110は、車両後方端から所定距離離隔した位置に外径段部111を有し、この外径段部111から車両後方に向かって相対的に小径に形成された小径部112と、この小径部112に対し外径段部111を介して隣接し、車両前方に向かって相対的に大径に形成された大径部113を有する。一方、アッパシャフト120は、車両前方側の開口端部にロアシャフト110の大径部113の外径より大の内周面(凹部底面)の内径段部123が形成されており、この内径段部123に、前述の実施形態と同様、カラー部材130が嵌合されている。
図14に拡大して示すように、内径段部123の内周面(凹部底面)に環状溝124が形成されると共に、合成樹脂によってC字状の単一部材に形成されたカラー部材130の外周面に、環状突起131が一体的に形成されており、この環状突起131が環状溝124に係合し、カラー部材130がアッパシャフト120に係止されている。即ち、環状溝124にカラー部材130の環状突起131が係止された状態で、カラー部材130の前端面(アッパシャフト120の前端面)とロアシャフト110の外径段部111との間が所定の間隔(図13にLtで示す)に保持される。本実施形態では、この間隔Ltがテレスコピック作動量以上の値に設定されており、テレスコピック作動を阻害しないように構成されている。尚、図13及び図14に示す組付状態では、カラー部材130の内周面とロアシャフト110の小径部112の外周面との間には間隙(クリアランスCL)が形成されている。
而して、アッパシャフト120のロアシャフト110に対する相対的な移動時には、ロアシャフト110の外径段部111の外周面とカラー部材130の内周面とが摩擦係合し、外径段部111(そして大径部113)がカラー部材130を通過するときに圧入荷重が付与される。更に、図15に拡大して示すように、カラー部材130は、車両前方側の端部に、アッパシャフト120の内径段部123の内周面より大径の鍔部133を一体的に形成し、鍔部133が外方に延出しアッパシャフト120の後端面に当接するように配置してもよい。この鍔部133によってアッパシャフト120への装着が容易になり、組付性が向上する。
上記の構成になるエネルギー吸収ステアリングコラムの作用を説明すると、図13の上側に示す状態から、アッパシャフト120に所定値以上の荷重が印加され、アッパシャフト120及びカラー部材130が前方に移動し、図13の下側に示すように、ロアシャフト110の外径段部111がカラー部材130に当接した後は、ロアシャフト110の外径段部111(及び大径部113)の外周面とカラー部材130の内周面とが摩擦係合する。これによってアッパシャフト120に対して摩擦荷重(圧入荷重)が付与されると共に、カラー部材130の塑性変形によってエネルギーを吸収しながら移動する。
図16及び図17は、本発明の更に別の実施形態に係るもので、図16に拡大して示すように、ロアシャフト110の外周面に環状溝116が形成されており、カラー部材140は、内周面に環状突起141が形成されている。また、カラー部材140が嵌合されるアッパシャフト120の内径段部125の内周面(凹部底面)は平坦面で、カラー部材140の外径は内径段部125の内径より小となるように設定されている。そして、図17に示すように、ロアシャフト110の環状溝116にカラー部材140の環状突起141が係止された状態で、カラー部材140の前端面とロアシャフト110の外径段部111との間に軸方向の間隙が保持されると共に、カラー部材140の後端面とアッパシャフト120の内径段部125の(軸方向)後端面との間に所定の間隔(Lt)を隔てて配置されており、この間隔Ltがテレスコピック作動量以上の値に設定されている。
而して、本実施形態によれば、アッパシャフト120のロアシャフト110に対する相対的な移動時には、ロアシャフト110と共にカラー部材140がアッパシャフト120の内径段部125内に嵌合され、その後端面が内径段部125の前端面に当接すると、カラー部材40の環状突起141がロアシャフト110の環状溝116から離脱する。更に、アッパシャフト120がロアシャフト110に対して相対的に移動すると、カラー部材140の外周面がアッパシャフト120の内径段部125の内周面に押圧された状態で、ロアシャフト110の外径段部111(及び大径部113)の外周面とカラー部材140の内周面と摩擦係合する。これによってアッパシャフト120に対して摩擦荷重(圧入荷重)が付与されると共に、カラー部材140の塑性変形によってエネルギーを吸収しながら移動する。
図18乃至図21は、本発明のカラー部材を一般的なインナチューブやロアシャフトに適用する場合の態様を示すもので、この場合には、前述のカラー部材30,130,40,140に代えて、図19及び図20に示すように、合成樹脂によってC字状の単一部材に形成されたカラー部材50を金属弾性部材のクランプ51によって締結するように構成するとよい。このカラー部材50には、クランプ51の脱落を阻止すべく、その幅方向の両側に壁部50aが形成されている(図19の50bは切欠を示す)。
而して、クランプ51の締結力によって、インナチューブ10(図18)又はロアシャフト110(図21)がカラー部材50に圧入されるときの摩擦力(摩擦荷重)を調整することができる。尚、図21の態様においては、カラー部材50の後端面とアッパシャフト120の前端面との間が所定の間隔(Lt)を隔てて配置されており、この間隔Ltがテレスコピック作動量以上の値に設定されているので、前述の特許文献1のようにエネルギー吸収範囲が制限されることはない。
1 ステアリングシャフト
1b,110 ロアシャフト
1a,120 アッパシャフト
10 インナチューブ(第1筒状部材)
20 アウタチューブ(第2筒状部材)
11,111 外径段部
12,112 小径部
13,113 大径部
14,114 環状突起
16,116 環状溝
23,25,123,125 内径段部
24,124 環状溝
30,40,50,130,140 カラー部材
31,131 環状突起
33,133 鍔部
CL クリアランス

Claims (9)

  1. 車両のステアリングシャフトを収容し軸を中心に回転可能に支持する第1筒状部材と、該第1筒状部材を収容し常時は当該第1筒状部材を所定位置に保持する第2筒状部材と、前記ステアリングシャフトに対し所定値以上の荷重が印加されたときには前記第2筒状部材に対する前記第1筒状部材の軸方向相対移動を許容するように構成されたエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記第1筒状部材が、車両後方の開口端から所定距離離隔した位置に外径段部を有し、該外径段部から車両前方に向かって相対的に小径に形成した小径部と、該小径部に対し前記外径段部を介して隣接し、車両後方に向かって相対的に大径に形成した大径部を有すると共に、前記第2筒状部材が、車両後方の開口端部に前記第1筒状部材の大径部の外径より大の内周面の内径段部を有して成り、該内径段部に嵌合する合成樹脂製でC字状のカラー部材を備え、前記第2筒状部材の内径段部の内周面及び前記第1筒状部材の小径部の外周面の何れか一方側に環状溝を形成すると共に、前記カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方側に環状突起を形成し、該環状突起が前記環状溝に係合すると前記カラー部材が前記第2筒状部材及び前記第1筒状部材の一方に係止され、前記第1筒状部材の前記第2筒状部材に対する相対的な移動時には、前記第1筒状部材の少なくとも外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置したことを特徴とするエネルギー吸収ステアリングコラム。
  2. 前記カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、前記第2筒状部材の内径段部の内周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の後端面と前記第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持することを特徴とする請求項1記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  3. 前記カラー部材は、車両後方側の端部に、前記第2筒状部材の内径段部の内周面より大径の鍔部を有し、該鍔部が前記第2筒状部材の後端面に当接するように配置したことを特徴とする請求項2記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  4. 前記カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、前記第1筒状部材の外周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の後端面と前記第1筒状部材の外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、前記カラー部材の前端面と前記第2筒状部材の内径段部の前端面との間に所定の間隔を隔てて配置することを特徴とする請求項1記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  5. 前記第2筒状部材が、車両後方の開口端部に前記カラー部材の外径より大の内径の環状壁部を有し、前記第1筒状部材の前記第2筒状部材に対する相対的な移動時には、前記カラー部材が前記環状壁部を通過して前記第2筒状部材の内径段部内に収容された後、前記第1筒状部材の外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合することを特徴とする請求項4記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  6. 車両のステアリングシャフトが、ロアシャフトと該ロアシャフトを収容し軸を中心に回転可能に支持するアッパシャフトとを備え、該アッパシャフトに対し所定値以上の荷重が印加されたときには前記ロアシャフトに対する前記アッパシャフトの軸方向相対移動を許容するように構成されたエネルギー吸収ステアリングコラムにおいて、前記ロアシャフトが、車両後方端から所定距離離隔した位置に外径段部を有し、該外径段部から車両後方に向かって相対的に小径に形成した小径部と、該小径部に対し前記外径段部を介して隣接し、車両前方に向かって相対的に大径に形成した大径部を有すると共に、前記アッパシャフトが、車両前方側の開口端部に前記ロアシャフトの大径部の外径より大の内周面の内径段部を有して成り、該内径段部に嵌合する合成樹脂製でC字状のカラー部材を備え、前記アッパシャフトの内径段部の内周面及び前記ロアシャフトの小径部の外周面の何れか一方に環状溝を形成すると共に、前記カラー部材の外周面及び内周面の何れか一方に環状突起を形成し、該環状突起が前記環状溝に係合すると前記カラー部材が前記アッパシャフト及び前記ロアシャフトの一方に係止され、前記アッパシャフトの前記ロアシャフトに対する相対的な移動時には、前記ロアシャフトの少なくとも外径段部の外周面と前記カラー部材の内周面とが摩擦係合するように配置したことを特徴とするエネルギー吸収ステアリングコラム。
  7. 前記カラー部材の外周面に環状突起を形成すると共に、前記アッパシャフトの内径段部の内周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の前端面と前記ロアシャフトの外径段部との間を所定の間隔に保持することを特徴とする請求項6記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  8. 前記カラー部材は、車両後方側の端部に、前記アッパシャフトの内径段部の内周面より大径の鍔部を有し、該鍔部が前記アッパシャフトの前端面に当接するように配置したことを特徴とする請求項7記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
  9. 前記カラー部材の内周面に環状突起を形成すると共に、前記ロアシャフトの外周面に環状溝を形成し、該環状溝に前記カラー部材の環状突起を係止した状態で、前記カラー部材の前端面と前記ロアシャフトの外径段部との間に所定の間隙を保持すると共に、前記カラー部材の後端面と前記アッパシャフトの内径段部の後端面との間に所定の間隔を隔てて配置することを特徴とする請求項6記載のエネルギー吸収ステアリングコラム。
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