JPH09267697A - 収納ボックスの蓋開閉構造 - Google Patents

収納ボックスの蓋開閉構造

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Publication number
JPH09267697A
JPH09267697A JP8099651A JP9965196A JPH09267697A JP H09267697 A JPH09267697 A JP H09267697A JP 8099651 A JP8099651 A JP 8099651A JP 9965196 A JP9965196 A JP 9965196A JP H09267697 A JPH09267697 A JP H09267697A
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
closing
storage box
opening
closing operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8099651A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Akiyama
貴弘 秋山
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範な雰囲気温度条件においても安定して作
動し、速やかにかつ安全に閉動作をさせることができ
て、蓋体の操作性を向上するとともに、部品点数が増加
せず、安価に製造することができる収納ボックスの蓋開
閉構造を提供する。 【解決手段】 ボックス本体21と、このボックス本体
21の開口部21Dを開閉するリッド11と、リッド1
1を閉方向に付勢するばね15とを備えた収納ボックス
2において、リッド11が閉じる動作の完了前にリッド
11の閉動作を減速する減速手段を、リッド11に、こ
のリッド11の回動支点を有するアーム部14を設け、
アーム部14とボックス本体21とのいずれか一方に当
接部26を設ける共に、他方に、リッド11が閉じる動
作の完了前に当接部26が当接する被当接部を設けて構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに装着
される収納ボックスの蓋開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の収納ボックスの蓋開閉構
造の一例としては、実開昭62−139747号公報に
記載されたものがある。この収納ボックスの蓋開閉構造
にあっては、蓋体に取り付けられた歯車が他の歯車に噛
み合い、さらに前記他の歯車が制動装置に結合されて、
ばねによって付勢される蓋体の閉動作速度を規制するよ
うにしている。そして、蓋体の開操作はマニュアルで、
閉操作は半自動、すなわち初動をマニュアルで行い、以
降をばね付勢と制動装置が適当な速度で自動式に閉じる
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の収納ボ
ックスの蓋開閉構造は、蓋体に取り付けられた歯車が他
の歯車に噛み合い、さらに他の歯車が制動装置に結合さ
れて、ばねによって付勢されるなど、きわめて多種の部
品から構成されており、部品点数が多く、コスト高にな
るという問題点があったし、また、開操作はマニュアル
で、閉操作は半自動で行うようにしてあるために、上記
の説明の如く複雑な構成にならざるを得ない。
【0004】また、蓋体は閉動作における初期、すなわ
ち蓋体が略起立した状態では動きにくく、閉動作におけ
る終期に近付くにしたがって、蓋体の自重と慣性によっ
て動作速度が増す。したがって、終期において適度な閉
動作速度を得るために、制動機構の広範な温度条件に対
する適切な設定が困難であるという問題点を有してお
り、更に、制動が不十分であると、誤って指などが挟ま
れるなどの問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、過度の減速
によって見る者が動作の遅れを気にしなくてもすむし、
また、指などを挾むこと、挾んだ場合の痛みを防止また
は軽減できるばかりか、広範な雰囲気温度条件において
も安定して作動し、速やかにかつ安全に閉動作をさせる
ことができて、蓋体の操作性を向上するとともに、部品
点数が増加せず、安価に製造することができる収納ボッ
クスの蓋開閉構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる収納ボックスの蓋開閉構
造は、ボックス本体と、このボックス本体の開口部を開
閉する蓋体と、前記蓋体を閉方向に付勢する付勢手段と
を備えた収納ボックスにおいて、前記蓋体が閉じる動作
の完了前に前記蓋体の閉動作を減速する減速手段を、前
記蓋体と前記ボックス本体とのいずれか一方に当接部を
設ける共に、他方に、前記蓋体が閉じる動作の完了前に
前記当接部が当接する被当接部を設けて構成したことを
特徴とする。
【0007】かかる構成により、前記蓋体を付勢手段に
よって閉方向に付勢して、この蓋体が閉状態になる直前
に、当接部は被当接部に当接して前記蓋体の閉動作を減
速する。このために、蓋体は閉動作の直前まで速やかに
回動するので、過度の減速によって見る者が動作の遅れ
を気にしなくてもすむし、また、閉動作の最終部分のみ
を減速するので、指などを挾むこと、挾んだ場合の痛み
を防止または軽減できる。また、減速手段は各構成部品
に一体的に形成されており、付加すべき何等の部品も要
しない。
【0008】また、広範な雰囲気温度条件においても安
定して作動し、速やかにかつ安全に閉動作をさせること
ができるので、蓋体の操作性を向上するとともに、部品
点数が増加せず、安価に製造することができる。
【0009】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる収納ボックスの蓋開閉構造は、請求
項1記載の収納ボックスの蓋開閉構造において、前記当
接部が傾斜起立片である。
【0010】かかる構成により、上記した請求項1の作
用と同様な作用を奏し得るばかりか、好ましい制動特性
を得ることができる。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる収納ボックスの蓋開閉構造は、請求
項1又は請求項2記載の収納ボックスの蓋開閉構造にお
いて、前記当接部が弾性片である。
【0012】かかる構成により、上記した請求項1の作
用と同様な作用を奏し得るばかりか、より好ましい制動
特性を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係わる蓋開閉構造
を有する収納ボックスを備えた車輛のコンソールボック
ス装置の斜視図、図2は本発明に係わる蓋開閉構造を有
する収納ボックスの斜視図、図3は同収納ボックスのボ
ックス本体の斜視図である。
【0014】本発明に係わる収納ボックス2は、例え
ば、図1に示すようにコンソールボックス1の側壁部に
設けられたボックス収納部1Aに設けられている。この
収納ボックス2は、ボックス本体21と、このボックス
本体21の開口部21Dの蓋体であるリッド11と、こ
のリッド11の開閉機構部Pとから大略構成してある。
【0015】前記ボックス本体21は、図3に示すよう
に平板部23に略円筒状の一対のドリンクホルダ部2
2、22を一体に形成し、ドリンクホルダ部22、22
間を凹部22Aで連ねた構成のボックス部21Aを備え
ており、このボックス部21Aの平板部23は左側に緩
やかに傾斜する連続面として形成され、その側端部23
bの前後端末には当接部26が下方に延設してある。ま
た、平板部23の右側部の前後には図示しないラバース
トライカを挿通するための通孔23aが設けてある。ま
た、前記ボックス部21Aのドリンクホルダ部22の外
側壁部には支軸ボス24とばねポスト25とが左右に並
べて設けてある。
【0016】また、前記リッド11は、上面部12Aと
この上面部12Aの左側に上面部12Aに対してほぼ直
角に屈曲する側面部12Bとを有する表板本体12を備
えており、この表板本体12の上面部12Aの右部には
把持部13が形成してあり、側面部12Bの前、後部に
は上面部12Aにほぼ平行な回転支持体であるアーム部
14がそれぞれ一体的に形成してある。このアーム部1
4にはばね係止孔14aと支軸用孔(回動支点)14b
とが形成してある。
【0017】そして、前記ボックス本体21の支軸ボス
24には、ビス16を用いてリッド11のアーム部14
が、その支軸用孔14bの部分で回動可能に取り付けて
あり、前記ばねポスト25には付勢手段であるばね15
の一端部がビス16で取り付けてあり、ばね15の他端
部はアーム部14のばね係止孔14aに係止してあっ
て、これらで開閉機構部Pを構成している。そして、前
記当接部26と、この当接部26が当接する被当接部と
なるアーム部14とで減速手段を構成している。
【0018】次に、上記のように構成された収納ボック
ス2におけるリッド11の開閉動作を説明する。
【0019】リッド11を開いた状態を図5及び図6の
右半イに示す。リッド11を図5の矢印A方向に回動さ
せると、ばね15の付勢力によってリッド11がビス1
6を中心にして矢印A方向に回動して、図4に示す閉状
態になる直前に、前記アーム14が当接部26に当接し
て回動動作を制動する。当接した状態(閉状態)を図6
の左半ロに示す。
【0020】上記したようにリッド11は閉動作の直前
まで速やかに回動するので、過度の減速によって見る者
が動作の遅れを気にしなくてもすむ。この種の閉動作は
見守る者に遅いと感じさせる限度が2〜3秒であると言
われるが、粘性ダンバなどではグリスなどの温度変化に
より制動特性が変化して、低温においては特に遅くなる
現象は避けられない。
【0021】本発明の収納ボックスの蓋開閉構造にあっ
ては、リッド11とボックス部21を熱膨脹係数の類似
する樹脂同志の組み合わせとしてあるから、温度変化に
対してはきわめて安定している。また前記のように速や
かに回動するので、見る者に遅いと認識される虞れはな
い。
【0022】また、減速手段は、前記当接部26とこの
当接部26が当接する被当接部となるアーム部14とで
構成されているように各構成部品に一体的に形成されて
おり、付加すべき何等の部品も要しない。閉動作の最終
部分のみを減速するので、指などを挾むこと、挾んだ場
合の痛みを防止または軽減できる。
【0023】前記当接部26は、上記したものに限ら
ず、図7に示すように弾性片36で構成しても良い。そ
して、この弾性片36を下方に延設して適宜長さおよび
弾性力を設定すれば、閉動作を種々の制動挙動になるよ
うに調節することができる。図7は一体成形した樹脂の
弾性片36を示したが、別体の、例えばバネ綱材を取り
付けたものであってもよい。
【0024】前記当接部26としては、図8に示すよう
に傾斜起立片46にして、この傾斜起立片46にはシリ
コーンラバー、各種エラストマーなどで成形したブッシ
ュ17を被せるようにして、さらなる好ましい制動特性
を得るようにしても良い。
【0025】また、上記した実施例においては、前記ボ
ックス本体21に当接部26を設けたが、アーム部14
に設けてもよく、またはボックス本体21とアーム部1
4の双方に当接部26を設けて、二つの当接部26が他
方に当接し制動するように構成することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
に係わる収納ボックスの蓋開閉構造によれば、ボックス
本体と、このボックス本体の開口部を開閉する蓋体と、
前記蓋体を閉方向に付勢する付勢手段とを備えた収納ボ
ックスにおいて、前記蓋体が閉じる動作の完了前に前記
蓋体の閉動作を減速する減速手段を、前記蓋体と前記ボ
ックス本体とのいずれか一方に当接部を設ける共に、他
方に、前記蓋体が閉じる動作の完了前に前記当接部が当
接する被当接部を設けて構成したことにより、前記蓋体
を付勢手段によって閉方向に付勢して、この蓋体が閉状
態になる直前に、当接部は被当接部に当接して前記蓋体
の閉動作を減速する。このために、蓋体は閉動作の直前
まで速やかに回動するので、過度の減速によって見る者
が動作の遅れを気にしなくてもすむし、また、閉動作の
最終部分のみを減速するので、指などを挾むこと、挾ん
だ場合の痛みを防止または軽減できる。また、減速手段
は各構成部品に一体的に形成されており、付加すべき何
等の部品も要しない。
【0027】また、広範な雰囲気温度条件においても安
定して作動し、速やかにかつ安全に閉動作をさせること
ができるので、蓋体の操作性を向上するとともに、部品
点数が増加せず、安価に製造することができる。
【0028】また、請求項2の発明に係わる収納ボック
スの蓋開閉構造によれば、請求項1記載の収納ボックス
の蓋開閉構造において、前記当接部が傾斜起立片である
ことにより、上記した請求項1の効果と同様な効果を奏
し得るばかりか、好ましい制動特性を得ることができ
る。
【0029】また、請求項3の発明に係わる収納ボック
スの蓋開閉構造によれば、請求項1又は請求項2記載の
収納ボックスの蓋開閉構造において、前記当接部が弾性
片であることにより、上記した請求項1の効果と同様な
効果を奏し得るばかりか、より好ましい制動特性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる蓋開閉構造を有する収納ボック
スを備えた車輛のコンソールボックス装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係わる蓋開閉構造を有する収納ボック
スの斜視図である。
【図3】同収納ボックスのボックス本体の斜視図であ
る。
【図4】同収納ボックスにおいてリッドを閉じた状態の
開閉機構部の正面図である。
【図5】同収納ボックスにおいてリッドを開けた状態の
開閉機構部の正面図である。
【図6】同収納ボックスにおいてリッドを開けた状態
(イ)とリッドを閉じた状態(ロ)とのリッドのアーム
部と当接部との関係を示す説明図である。
【図7】同収納ボックスにおける当接部の他の実施例の
斜視図である。
【図8】同収納ボックスにおける当接部の別の他の実施
例の斜視図である。
【符号の説明】
2 収納ボックス 11 リッド(蓋体) 14 アーム部 15 ばね(付勢手段) 21 ボックス本体 26 当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体と、このボックス本体の開
    口部を開閉する蓋体と、前記蓋体を閉方向に付勢する付
    勢手段とを備えた収納ボックスにおいて、前記蓋体が閉
    じる動作の完了前に前記蓋体の閉動作を減速する減速手
    段を、前記蓋体と前記ボックス本体とのいずれか一方に
    当接部を設ける共に、他方に、前記蓋体が閉じる動作の
    完了前に前記当接部が当接する被当接部を設けて構成し
    たことを特徴とする収納ボックスの蓋開閉構造。
  2. 【請求項2】 前記当接部が傾斜起立片である請求項1
    記載の収納ボックスの蓋開閉構造。
  3. 【請求項3】 前記当接部が弾性片である請求項1又は
    請求項2記載の収納ボックスの蓋開閉構造。
JP8099651A 1996-03-29 1996-03-29 収納ボックスの蓋開閉構造 Pending JPH09267697A (ja)

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