JPH09266449A - 無線機のスケルチ制御装置及び無線機のスケルチ制御方法 - Google Patents

無線機のスケルチ制御装置及び無線機のスケルチ制御方法

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JPH09266449A
JPH09266449A JP8074584A JP7458496A JPH09266449A JP H09266449 A JPH09266449 A JP H09266449A JP 8074584 A JP8074584 A JP 8074584A JP 7458496 A JP7458496 A JP 7458496A JP H09266449 A JPH09266449 A JP H09266449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケルチ制御の性能を向上させて不要なノイ
ズの出力を回避すると共に、移動中に通達距離の限界点
で通話する場合における、基地局からの通話が確実に受
信でき通達距離を長くすること。 【解決手段】 送信部において、送信時に、コード生成
回路10で一定時間のパルス幅から成り、かつ、制御内
容に応じて設定された数種の識別信号を生成し、モデム
回路14で数種の識別信号を任意の間隔で送信し、受信
部において、受信時に、受信した識別信号を一定時間遅
延させた後、モデム回路27、コード判別回路及びスイ
ッチ回路31を介して前記識別信号によって指定された
制御内容の動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信時のノイズ
低減を図ると共に、識別信号を用いて基地局と移動局と
の間で種々の情報を送受信可能な無線機のスケルチ制御
装置及び無線機のスケルチ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば、実開昭58−1694
2号公報の“無線機におけるスケルチ回路”に開示され
た従来の装置を示すブロック図である。図において、7
1は無線機の受信信号の入力端子、72は識別信号(ト
ーン信号)を分離するためのバンドパスフィルター(B
PF)、73はバンドパスフィルター72からの信号を
さらにDC信号に置き換える検波回路、74は検波回路
73からのレベルによりON/OFF判定を行うスイッ
チング回路、75は受信信号の増幅器であると共にスイ
ッチング回路74からの制御信号により出力をOFFで
きるオーディオ回路、76はオーディオ回路75から送
出された音声信号を出力するスピーカである。
【0003】つぎに動作について説明する。図7におい
て、無線機の受信信号には識別信号が含まれている。入
力端子71より入った信号はバンドパスフィルター72
に送られ、バンドパスフィルター72により特定の周波
数により成る識別信号が取り出される。つぎに、検波回
路73により交流成分をDC成分に変換し、スイッチン
グ回路74により識別信号の有無がON/OFF信号に
変換される。
【0004】このON/OFF信号をオーディオ回路7
5のスピーカ出力制御に使うことにより受信信号がある
時のみスピーカ出力を出すことが可能となり、不要なノ
イズの出力を防ぐことができる。
【0005】また、別の方法として識別信号として音声
信号以外の周波数帯域(3kHz以上)を利用してオー
ディオ回路75のスピーカ出力制御を行うこともでき
る。つまりノイズ音(音声信号以外)を受信したときに
も同様にスピーカON/OFFを制御することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、無線機のスケルチ制御レベルが一定
であるため、弱電界あるいは強電界にも拘らずスケルチ
テールを長く取る必要があり、通話終了時の雑音(ノイ
ズ)が聞こえてしまうという問題点があった。
【0007】また、電界強度を測定するRSSI回路の
応答速度が遅いことや、瞬時に音声とノイズ音を判別す
る事が困難であるため、同様に通話終了時の雑音(ノイ
ズ)が聞こえてしまうという問題点があった。
【0008】さらに、従来の技術によれば、受信電界の
みでスケルチ制御を行っているため、移動無線機の場
合、サービスエリアを広くすると不要なノイズが多くな
り、不要なノイズが少なくなるようにエリアを設定する
とサービスエリアが狭くなるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、スケルチ制御の性能を向上させ
て不要なノイズの出力を回避すると共に、移動中に通達
距離の限界点で通話する場合における、基地局からの通
話が確実に受信でき通達距離を長くすることができる無
線機のスケルチ制御装置及びスケルチ制御方法を得るこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の無線機のスケルチ制御装置は、電界強
度がある一定以上のレベルにあって受信信号中に含まれ
る識別信号により、スピーカ、イヤホンまたは増幅器の
出力のON/OFF制御を行う無線機のスケルチ制御装
置において、送信時に、一定時間のパルス幅から成り、
かつ、制御内容に応じて設定された数種の識別信号を任
意の間隔で送信する識別信号送信手段と、受信時に、受
信した識別信号を一定時間遅延させた後、該識別信号に
よって指定された制御内容に基づいてON/OFF制御
を行う制御手段とを備えたものである。
【0011】この発明の無線機のスケルチ制御装置は、
送信時に、識別信号送信手段が、制御内容に応じて設定
された数種の識別信号を任意の間隔で送信し、受信時
に、制御手段が、受信した識別信号を一定時間遅延させ
た後、該識別信号によって指定された制御内容に基づい
てON/OFF制御を行うことにより、受信側であらか
じめ音声の出る開始タイミング及び終了タイミングを予
測でき、スピーカ出力が正確に判定される。また、識別
信号(トーン)出力は一定の周期のため、もし識別信号
が受信できない場合でも終話とみなしてスピーカをOF
Fすることができる。
【0012】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、さらに、受信時に、受信信号の電界強度を測定する
電界強度測定手段と、送信時に、前記測定した電界強度
に基づいて送信する識別信号のパルス幅とパルス間隔を
変動させて、受信信号の電界強度情報を送信する電界強
度情報送信手段とを備えたものである。
【0013】この発明の無線機のスケルチ制御装置は、
測定した電界強度に基づいて送信する識別信号のパルス
幅とパルス間隔を変動させることにより、パルス幅とパ
ルス間隔に測定した受信信号の電界強度情報を載せて、
相手側に送信する。
【0014】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、さらに、受信時に、移動速度及び方位を測定する測
定手段と、送信時に、前記測定した移動速度及び方位に
基づいて送信する識別信号のパルス幅とパルス間隔を変
動させて、受信側の稼働中情報を送信する稼働中情報送
信手段とを備えたものである。
【0015】この発明の無線機のスケルチ制御装置は、
測定した移動速度及び方位に基づいて送信する識別信号
のパルス幅とパルス間隔を変動させることにより、パル
ス幅とパルス間隔に測定した稼働中情報(移動速度及び
方位)を載せて、相手側に送信する。
【0016】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、前記測定手段がGPS受信機であるものである。
【0017】この発明による無線機のスケルチ制御装置
は、GPS受信機を用いることにより、より正確な情報
を送信する。
【0018】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、前記識別信号送信手段は、個別の無線機毎や特定の
グループの無線機毎に、前記数種の識別信号の全体のト
ーンを変えたり、トーン出力のタイミングを変えるもの
である。
【0019】この発明による無線機のスケルチ制御装置
は、個別の無線機毎や特定のグループの無線機毎に、前
記数種の識別信号の全体のトーンを変えたり、トーン出
力のタイミングを変える。これによって、複数の受信側
の無線機のスピーカ制御を、同時にかつ多様に行える。
【0020】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、電界強度がある一定以上のレベルにあって受信信
号中に含まれる識別信号により、スピーカ、イヤホンま
たは増幅器の出力のON/OFF制御を行う無線機のス
ケルチ制御方法において、送信時に、一定時間のパルス
幅から成り、かつ、制御内容に応じて設定された数種の
識別信号を任意の間隔で送信し、受信時に、受信した識
別信号を一定時間遅延させた後、該識別信号によって指
定された制御内容の動作を行うものである。
【0021】この発明による無線機のスケルチ制御方法
では、送信側の無線機が、制御内容に応じて設定された
数種の識別信号を任意の間隔で送信し、受信側の無線機
で、受信した識別信号を一定時間遅延させた後、該識別
信号によって指定された制御内容の動作を行うことによ
り、受信側であらかじめ音声の出る開始タイミング及び
終了タイミングを予測するので、スピーカ出力が正確に
判定される。また、識別信号(トーン)出力は一定の周
期のため、もし識別信号が受信できない場合でも終話と
みなしてスピーカをOFFすることができる。
【0022】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、受信時に、受信信号の電界強度を測定し、送信時
に、前記測定した電界強度に基づいて送信する識別信号
のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信信号の電界
強度情報を送信するものである。
【0023】この発明による無線機のスケルチ制御方法
は、測定した電界強度に基づいて送信する識別信号のパ
ルス幅とパルス間隔を変動させることにより、パルス幅
とパルス間隔に測定した受信信号の電界強度情報を載せ
て、相手側に送信する。
【0024】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、受信時に、移動速度及び方位を測定し、送信時
に、前記測定した移動速度及び方位に基づいて送信する
識別信号のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信側
の稼働中情報を送信するものである。
【0025】この発明による無線機のスケルチ制御方法
は、測定した移動速度及び方位に基づいて送信する識別
信号のパルス幅とパルス間隔を変動させることにより、
パルス幅とパルス間隔に測定した稼働中情報(移動速度
及び方位)を載せて、相手側に送信する。
【0026】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、前記移動速度及び方位の測定をGPS受信機を用
いて測定するものである。
【0027】この発明による無線機のスケルチ制御方法
は、GPS受信機を用いることにより、より正確な情報
を送信する。
【0028】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、個別の無線機毎や特定のグループの無線機毎に、
前記数種の識別信号の全体のトーンを変えたり、トーン
出力のタイミングを変えるものである。
【0029】この発明による無線機のスケルチ制御方法
は、個別の無線機毎や特定のグループの無線機毎に、前
記数種の識別信号の全体のトーンを変えたり、トーン出
力のタイミングを変える。これによって、複数の受信側
の無線機のスピーカ制御を、同時にかつ多様に行える。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の無線機のスケル
チ制御装置及びスケルチ制御方法について、〔実施の形
態1〕、〔実施の形態2〕、〔実施の形態3〕、〔実施
の形態4〕、〔実施の形態5〕の順で、図面を参照して
詳細に説明する。
【0031】〔実施の形態1〕図1(a)、(b)は、
この発明を適用した実施の形態1の無線機の送信部及び
受信部のブロック構成図を示す。
【0032】図1(a)は無線機の送信部を示し、図に
おいて、1はマイク、2はマイクアンプ、3は音声周波
数を制限するバンドパスフィルター(BPF)、4は遅
延回路、5は合成回路、6は変調回路(MOD)、7は
電力増幅回路、8は送信起動入力、9は送信検出回路、
10はコード生成回路、13は複数の発振器(OSC1
〜OSCn)、14はモデム回路、15はアンテナを示
す。なお,モデム回路14には、コード変換回路11
と、コード変換回路11の出力と発振器13の出力を合
成する合成回路12とが含まれている。
【0033】図1(b)は無線機の受信部を示し、図に
おいて、21はアンテナ、22は周波数変換器、23は
局部発振器、24はミキサー回路、25は検波回路、2
6は音声信号のバンドパスフィルター(BPF)、27
はモデム回路、28はモデム回路27を構成するモデム
信号用のバンドパスフィルター、29はモデム回路27
を構成するモデム信号のコード変換回路、30はコード
判別回路、31はスイッチング回路、32はオーディオ
アンプ、33はスピーカである。なお、図示を省略する
が、受信信号の電界強度を検出する電界強度検出回路を
備えているものとする。
【0034】以上の構成において、(1)送信部の動
作、(2)受信部の動作の順でその動作を説明する。
【0035】(1)送信部の動作 図1(a)及び図2を参照して、送信部の動作について
説明する。なお、図2は送信部の各部の波形を示してい
る。マイク1より入った入力(音声信号)は、図2の
音声入力で示すようなアナログ信号(波形)になる。こ
のマイク1からの音声入力が、オーディオアンプ2、バ
ンドパスフィルター3を通ったのち遅延回路4を通る
と、図2の遅延回路出力で示すような出力波形とな
る。ここで、aは送信開始時の遅延時間を示し、bは送
信終了時の遅延時間を示す。
【0036】また、送信起動入力8があると送信検出回
路9を介して図2の送信起動入力で示す波形が得られ
る。コード生成回路10は、図2の送信起動入力を入
力すると、表1に示すような、入力条件とコード生成回
路出力の対応テーブル(コード生成テーブル)に基づい
て、一定周期、一定パルス幅のコード(トーン1〜トー
ン4)をモデム回路14へ出力する。モデム回路14
は、入力したコードをモデム内(すなわち、コード変換
回路11及びMIX12)でさらに変換して、図2の
モデム回路出力を出力する。ここで、cはモデムスピー
カON信号、dはモデムスピーカOFF信号を示す。
【0037】
【表1】
【0038】合成回路5は、モデム回路14の出力と音
声信号とを合成し、図2の合成回路出力を出力する。
この信号が、変調回路6、電力増幅回路7を通ってアン
テナ15から出力される。
【0039】このように送信部は、一定時間のパルス幅
から成り、かつ、表1を用いて制御内容に応じて設定さ
れた数種の識別信号(トーン1〜トーン4)を任意の間
隔で送信する。
【0040】(2)受信部の動作 つぎに、図1(b)及び図3を参照して、受信部の動作
について説明する。なお、図3は受信部の各部の波形を
示している。アンテナ22より入った受信信号は、周波
数変換器22、ミキサー回路24、検波回路25を介し
て復調されて、図3の受信回路出力で示すような受信
信号となる。ここで、eで示す部分は受信ノイズ音を示
している。
【0041】つぎに、図3の受信回路出力は、バンド
パスフィルター26とモデム回路27のそれぞれに送ら
れ、バンドパスフィルター26によって音声信号が分離
されて、図3の音声バンドパスフィルター出力が得ら
れる。一方、モデム回路27は、図3の受信回路出力
をモデム信号として入力し、各周波数ごとにバンドパス
フィルター28により分離して図3の、モデムバン
ドスフィルター出力を得る。続いて、コード変換回路2
9でコードに変換する。コード変換回路29の出力は、
コード判別回路30に送られて、送信時に、コードに変
換した内容(表1)を逆変換する。
【0042】スイッチング回路31はコード判別回路3
0より出るスピーカON,OFF信号及び電界強度入力
により図3ののスピーカ出力を得る。なお,図3の
電界強度は、図示しない電界強度検出回路によって検出
される。
【0043】この方法の特徴の一つとして、送信起動信
号が音声信号より先に出る点にある。これにより、受信
側はあらかじめ音声の出る始め、終わりを予測し、スピ
ーカ出力を正確に決定できる。また、トーン出力は一定
の周期のため、もし受信できなくても終話とみなしてス
ピーカをOFFすることができる。
【0044】すなわち、音声を遅延して送出し、かつ終
話タイミングを明確にスケルチ信号により受信側に正確
に送ることができるので終話時のノイズがなくなる。
【0045】〔実施の形態2〕実施の形態2は、実施の
形態1の無線機のスケルチ制御装置に加えて、さらに受
信時に、受信信号の電界強度を測定し、送信時に、前記
測定した電界強度に基づいて送信する識別信号(トー
ン)のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信信号の
電界強度情報を送信するようにしたものである。
【0046】図4は、実施の形態2の無線機の送信部及
び受信部のブロック構成図を示し、図1で示した実施の
形態1の構成に、電界強度検出回路(RSSI)41
と、比較回路42とを追加したものである。なお、基本
的な構成及び動作は実施の形態1と共通であるため、こ
こでは異なる部分のみを説明する。
【0047】受信部において、電界強度検出回路41
は、検波回路25から受信信号を入力すると、電界強度
を測定して、比較回路42へ出力する。比較回路42
は,入力した電界強度と基準電界を比較して比較結果
(例えば、比較結果1〜2)を送信部のコード生成回路
10へ出力する。
【0048】コード生成回路10は、比較回路42から
比較結果を入力し、これを表2に示すコードにして、モ
デム回路14に出力する。モデム回路14は、コード生
成回路10からのコードに基づいて、トーン出力間隔ま
たはトーン出力幅を変動させる。これによって相手側の
無線機へ電界強度情報を送ることができる。
【0049】これは基地局において移動を行う子局に対
し受信情報を知らせるのに有効である。
【0050】
【表2】
【0051】〔実施の形態3〕実施の形態3は、実施の
形態2の無線機のスケルチ制御装置に加えて、さらに受
信時に、移動速度及び方位を測定し、送信時に、前記測
定した移動速度及び方位に基づいて送信する識別信号
(トーン)のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信
側の稼働中情報を送信するようにしたものである。ここ
では、無線機が車載無線機(移動局)であるものとして
説明する。
【0052】図5は、実施の形態3の無線機の送信部及
び受信部のブロック構成図を示し、図3で示した実施の
形態2の構成に、車速センサー43と、方位センサー4
4と、演算回路45とを追加したものである。なお、基
本的な構成及び動作は実施の形態2と共通であるため、
ここでは異なる部分のみを説明する。
【0053】図5において、車速センサー43及び方位
センサー44は移動局(または車載無線機)へ演算回路
45を介して取り付けられており、これらの情報(移動
速度及び方位)は演算回路45を介して送信部のコード
生成回路10へ送られる。
【0054】コード生成回路10は、入力した移動速度
及び方位の情報に基づいて、コードを生成し、モデム回
路14に出力する。モデム回路14は、コード生成回路
10からのコードに基づいて、トーン出力間隔またはト
ーン出力幅を変動させる。これによって相手側の無線機
へ受信側の稼働中情報を送ることができる。
【0055】〔実施の形態4〕図6は実施の形態4の無
線機の送信部及び受信部のブロック構成図を示し、図5
で示した実施の形態3の車速センサー44、方位センサ
ー45及び演算回路45をGPS受信機46、座標演算
回路47に置き換えたものである。
【0056】実施の形態4では、GPS受信機46の使
用により、より正確な情報を送ることができる。
【0057】〔実施の形態5〕実施の形態5は、前述し
た実施の形態1〜実施の形態4において、コード生成回
路10で使用する入力条件とコード生成回路出力の対応
テーブル(コード生成テーブル)として、表3で示すよ
うにテーブルを使用し、個別の無線機毎や特定のグルー
プの無線機毎に、識別信号の全体のトーンを変えたり、
トーン出力のタイミングを変えたりするようにしたもの
である。
【0058】
【表3】
【0059】したがって、個別の無線機やグループごと
や全体のトーンを変えたりトーン出力のタイミングをず
らすことにより、受信機のスピーカの制御が多様に可能
となる。すなわち、スケルチ情報を、異なる無線機のス
ピーカのON/OFF制御や電界強度及び移動局の速
度、位置、方位等の多目的に利用できて様々なデータの
リアルタイムな伝送に応用できる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の無線機のスケルチ制御装置は、送信時に、一定時間
のパルス幅から成り、かつ、制御内容に応じて設定され
た数種の識別信号を任意の間隔で送信する識別信号送信
手段と、受信時に、受信した識別信号を一定時間遅延さ
せた後、該識別信号によって指定された制御内容に基づ
いてON/OFF制御を行う制御手段とを備えたため、
スケルチ制御の性能を向上させて不要なノイズの出力を
回避すると共に、移動中に通達距離の限界点で通話する
場合における、基地局からの通話が確実に受信でき通達
距離を長くすることができる。
【0061】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、さらに、受信時に、受信信号の電界強度を測定する
電界強度測定手段と、送信時に、前記測定した電界強度
に基づいて送信する識別信号のパルス幅とパルス間隔を
変動させて、受信信号の電界強度情報を送信する電界強
度情報送信手段とを備えたため、パルス幅とパルス間隔
に測定した受信信号の電界強度情報を載せて、相手側に
送信することができ、スケルチ情報を多目的に利用でき
る。
【0062】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、さらに、受信時に、移動速度及び方位を測定する測
定手段と、送信時に、前記測定した移動速度及び方位に
基づいて送信する識別信号のパルス幅とパルス間隔を変
動させて、受信側の稼働中情報を送信する稼働中情報送
信手段とを備えたため、パルス幅とパルス間隔に測定し
た稼働中情報(移動速度及び方位)を載せて、相手側に
送信することができ、スケルチ情報を多目的に利用でき
る。
【0063】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、前記測定手段がGPS受信機であるため、稼働中情
報としてより正確な情報を送信することができる。
【0064】つぎの発明の無線機のスケルチ制御装置
は、前記識別信号送信手段が、個別の無線機毎や特定の
グループの無線機毎に、前記数種の識別信号の全体のト
ーンを変えたり、トーン出力のタイミングを変えるた
め、複数の受信側の無線機のスピーカ制御を、同時にか
つ多様に行える。
【0065】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法においては、送信側の無線機が、制御内容に応じて設
定された数種の識別信号を任意の間隔で送信し、受信側
の無線機で、受信した識別信号を一定時間遅延させた
後、該識別信号によって指定された制御内容の動作を行
うため、受信側であらかじめ音声の出る開始タイミング
及び終了タイミングを予測でき、スピーカ出力を正確に
判定できる。また、識別信号(トーン)出力は一定の周
期のため、もし識別信号が受信できない場合でも終話と
みなしてスピーカをOFFすることができる。換言すれ
ば、スケルチ制御の性能を向上させて不要なノイズの出
力を回避すると共に、移動中に通達距離の限界点で通話
する場合における、基地局からの通話が確実に受信でき
通達距離を長くすることができる。
【0066】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法では、受信時に、受信信号の電界強度を測定し、送信
時に、前記測定した電界強度に基づいて送信する識別信
号のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信信号の電
界強度情報を送信するため、パルス幅とパルス間隔に測
定した受信信号の電界強度情報を載せて、相手側に送信
することができ、スケルチ情報を多目的に利用できる。
【0067】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法では、受信時に、移動速度及び方位を測定し、送信時
に、前記測定した移動速度及び方位に基づいて送信する
識別信号のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信側
の稼働中情報を送信するため、パルス幅とパルス間隔に
測定した稼働中情報(移動速度及び方位)を載せて、相
手側に送信することができ、スケルチ情報を多目的に利
用できる。
【0068】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法では、移動速度及び方位の測定をGPS受信機を用い
て測定するため、より正確な情報を送信することができ
る。
【0069】つぎの発明による無線機のスケルチ制御方
法は、個別の無線機毎や特定のグループの無線機毎に、
前記数種の識別信号の全体のトーンを変えたり、トーン
出力のタイミングを変えるため、複数の受信側の無線機
のスピーカ制御を、同時にかつ多様に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の無線機の送信部及び受信部の
構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の送信部の各部の波形を示す説
明図である。
【図3】 実施の形態1の受信部の各部の波形を示す説
明図である。
【図4】 実施の形態2の無線機の送信部及び受信部の
構成を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態3の無線機の送信部及び受信部の
構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態4の無線機の送信部及び受信部の
構成を示すブロック図である。
【図7】 従来における装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 マイク,2 マイクアンプ,3 バンドパスフィル
ター(BPF),4遅延回路,5 合成回路,6 変調
回路(MOD),7 電力増幅回路,8 送信起動入
力,9 送信検出回路,10 コード生成回路,11
コード変換回路,12 合成回路,13 複数の発振器
(OSC1〜OSCn),14 モデム回路,15 ア
ンテナ,21 アンテナ,22 周波数変換器,23
局部発振器,24 ミキサー回路,25 検波回路,2
6 バンドパスフィルター(BPF),27 モデム回
路,28 バンドパスフィルター,29 コード変換回
路,30 コード判別回路,31 スイッチング回路,
32 オーディオアンプ,33 スピーカ,41 電界
強度検出回路(RSSI),42 比較回路,43車速
センサー,44 方位センサー,45 演算回路,46
GPS受信機,47 座標演算回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界強度がある一定以上のレベルにあっ
    て受信信号中に含まれる識別信号により、スピーカ、イ
    ヤホンまたは増幅器の出力のON/OFF制御を行う無
    線機のスケルチ制御装置において、 送信時に、一定時間のパルス幅から成り、かつ、制御内
    容に応じて設定された数種の識別信号を任意の間隔で送
    信する識別信号送信手段と、受信時に、受信した識別信
    号を一定時間遅延させた後、該識別信号によって指定さ
    れた制御内容に基づいてON/OFF制御を行う制御手
    段とを備えたことを特徴とする無線機のスケルチ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 さらに、受信時に、受信信号の電界強度
    を測定する電界強度測定手段と、送信時に、前記測定し
    た電界強度に基づいて送信する識別信号のパルス幅とパ
    ルス間隔を変動させて、受信信号の電界強度情報を送信
    する電界強度情報送信手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の無線機のスケルチ制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、受信時に、移動速度及び方位を
    測定する測定手段と、送信時に、前記測定した移動速度
    及び方位に基づいて送信する識別信号のパルス幅とパル
    ス間隔を変動させて、受信側の稼働中情報を送信する稼
    働中情報送信手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の無線機のスケルチ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段がGPS受信機であること
    を特徴とする請求項3に記載の無線機のスケルチ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記識別信号送信手段は、個別の無線機
    毎や特定のグループの無線機毎に、前記数種の識別信号
    の全体のトーンを変えたり、トーン出力のタイミングを
    変えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに
    記載の無線機のスケルチ制御装置。
  6. 【請求項6】 電界強度がある一定以上のレベルにあっ
    て受信信号中に含まれる識別信号により、スピーカ、イ
    ヤホンまたは増幅器の出力のON/OFF制御を行う無
    線機のスケルチ制御方法において、 送信時に、一定時間のパルス幅から成り、かつ、制御内
    容に応じて設定された数種の識別信号を任意の間隔で送
    信し、受信時に、受信した識別信号を一定時間遅延させ
    た後、該識別信号によって指定された制御内容の動作を
    行うことを特徴とする無線機のスケルチ制御方法。
  7. 【請求項7】 受信時に、受信信号の電界強度を測定
    し、送信時に、前記測定した電界強度に基づいて送信す
    る識別信号のパルス幅とパルス間隔を変動させて、受信
    信号の電界強度情報を送信することを特徴とする請求項
    6に記載の無線機のスケルチ制御方法。
  8. 【請求項8】 受信時に、移動速度及び方位を測定し、
    送信時に、前記測定した移動速度及び方位に基づいて送
    信する識別信号のパルス幅とパルス間隔を変動させて、
    受信側の稼働中情報を送信することを特徴とする請求項
    6または7に記載の無線機のスケルチ制御方法。
  9. 【請求項9】 前記移動速度及び方位の測定をGPS受
    信機を用いて測定することを特徴とする請求項8に記載
    の無線機のスケルチ制御方法。
  10. 【請求項10】 個別の無線機毎や特定のグループの無
    線機毎に、前記数種の識別信号の全体のトーンを変えた
    り、トーン出力のタイミングを変えることを特徴とする
    請求項6〜9のいずれか一つに記載の無線機のスケルチ
    制御方法。
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