JPH09266204A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH09266204A JPH09266204A JP7486296A JP7486296A JPH09266204A JP H09266204 A JPH09266204 A JP H09266204A JP 7486296 A JP7486296 A JP 7486296A JP 7486296 A JP7486296 A JP 7486296A JP H09266204 A JPH09266204 A JP H09266204A
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Abstract
せないようにする。 【解決手段】LOCOS膜6の形成前に、窒化シリコン
膜3の上にTEOS膜4を設け、LOCOS膜6の形成
後に、窒化シリコン膜3の側面のみをエッチングして、
LOCOS膜6のシリコン素子領域12Aとの境界部の
上面61を露出させる(図1(d))。その後、TEO
S膜4の全部とLOCOS膜6の表面部分をフッ酸で除
去する(図1(e))。次に、窒化シリコン膜3を除去
し、上部から不純物を導入することにより、シリコン素
子領域12Aの周辺部12aに確実に不純物が導入され
る。これにより、ゲート電極7直下のシリコン素子領域
12Aに不純物によって反転されない部分が存在しない
ため、ソース−ドレイン間の漏れ電流が生じない。
Description
コン薄膜が形成された基板上にICが形成されたSOI
(シリコン オン インシュレータ)構造の半導体装置
の製造方法に関する。
に代表されるSOI構造のFET(電界効果型トランジ
スタ)は、一般のシリコンバルク構造のFETと比較し
て、消費電力が低く、高速・微細化に優れているため、
従来よりLSIに利用されている。
SOI構造のFETにおいては、ゲート電圧がOFFの
時、ソース−ドレイン間に僅かに電流が流れ、これが漏
れ電流として検知されるという問題点がある。この漏れ
電流は、FETの平面図に相当する図2に矢印で示すよ
うに、ゲート電極7の直下のシリコン活性領域(素子領
域)の周辺部を、ドレイン9からソース8へ流れる。し
かも、図3(図2のA−A線断面図)に示すように、シ
リコン活性領域12AのLOCOS膜6との境界部分
(LOCOS膜6の角部の下側)12aに、集中的に流
れることが分かった。
であり、その製造プロセスに起因する。すなわち、例え
ば、Nチャネル型FETを製造する際には、N型のシリ
コン薄膜の活性領域にN型のソース、ドレインを形成
後、ソース、ドレイン以外の部分にP型不純物をイオン
注入してP型に反転する。このとき、図4に示すよう
に、シリコン活性領域12AのLOCOS膜6との境界
部分12aには、厚いLOCOS膜6のためにP型不純
物がシリコン活性領域12Aの深い部分まで添加されな
い。これによって、シリコン活性領域12Aの境界部分
12aはP型に反転されずにN型のままとなり、N型の
ソース−ドレイン間に存在するこのN型の領域に沿って
電流が流れることになる。
OS膜を形成する前にP型不純物の添加を行う方法も考
えられるが、この方法では、LOCOS膜を形成する際
の熱処理によって既に添加されたP型不純物が横方向に
拡散して、ソース−ドレイン間のゲート長等の制御が困
難となるため、実用的ではなかった。
領域の周辺部(例えば、LOCOS膜との境界部分)の
みを高濃度に反転する要求もあるが、前述のように、厚
いLOCOS膜のために不純物の添加が十分に行われな
いという問題点もある。
ETに特有な問題点を解決することを課題とするもので
ある。
に、請求項1に係る発明は、絶縁体の上にシリコン薄膜
が形成されたSOI基板上に、酸化シリコン膜、窒化シ
リコン膜、および酸化シリコン膜をこの順に形成する積
層工程と、窒化シリコン膜およびその上の酸化シリコン
膜を素子領域上にマスクパターンとして残す選択酸化パ
ターン形成工程と、素子領域以外の部分にLOCOS膜
を形成するLOCOS膜形成工程と、窒化シリコン膜の
パターン側面をエッチングするサイドエッチング工程
と、窒化シリコン膜の上の酸化シリコン膜全部およびL
OCOS膜の一部を除去するLOCOS膜薄膜化工程
と、素子領域に不純物を導入する不純物導入工程とをこ
の順に行うことを特徴とする半導体装置の製造方法を提
供する。
コン膜を除去した後に上部から不純物を導入することに
より、素子領域全体に不純物を導入してもよいし、窒化
シリコン膜を除去しないで上部から不純物を導入するこ
とにより、素子領域の周辺部のみに不純物導入を行って
もよい。
製造方法の実施形態について説明する。図1は、本発明
の一実施形態を工程順に説明するための半導体装置の縦
断面図である。
コンまたはサファイア等の絶縁体11の上に、シリコン
薄膜12をエピタキシャル成長によってN型に形成して
SOI基板1を作製し、その上に、熱酸化膜(酸化シリ
コン膜)2を200Åの膜厚で形成し、その上に、窒化
シリコン(SiN)膜3を1500Åの膜厚で形成し、
その上に、CVD法によってTEOS膜(酸化シリコン
膜)4を200Åの膜厚で形成する。以上が本発明の積
層工程に相当する。
ォトリソ工程によりTEOS膜4上にフォトレジスト5
を残した後、通常のドライエッチング工程でセルフアラ
インにより、窒化シリコン膜3およびTEOS膜4をパ
ターンニングし、これをマスクパターンとして素子領域
上に残す。以上が本発明の選択酸化パターン形成工程に
相当する。
ジスト5を除去した後、窒化シリコン膜3およびTEO
S膜4でマスクされたシリコン薄膜12の素子領域12
A以外の部分に、通常の方法でLOCOS膜6を400
0Åの膜厚で形成する。これが本発明のLOCOS膜形
成工程に相当する。
の熱リン酸に90分間浸漬することにより、窒化シリコ
ン膜3のパターン側面を約5000Åの厚さ分だけエッ
チングする。このとき、窒化シリコン膜3の上面はTE
OS膜4で覆われているため、窒化シリコン膜3のパタ
ーン側面のみがエッチングされ、その結果、LOCOS
膜6のシリコン素子領域12Aとの境界部の上面61が
露出する。これが本発明のサイドエッチング工程に相当
する。
に30秒間浸漬することにより、図1(e)に示すよう
に、TEOS膜4がすべて除去され、LOCOS膜6は
上面が全体に渡って150Å程度除去される。これが本
発明のLOCOS膜薄膜化工程に相当する。
ないで、図1(e)のように、上部からイオン注入によ
りボロン(BF2 + :P型不純物)を導入すると、シリ
コン素子領域12Aの(LOCOS膜6との)境界部分
12aのみに不純物が導入される。ここで、LOCOS
膜6のシリコン素子領域12Aとの境界部は、サイドエ
ッチング工程を行わない従来の場合と比べて薄くなって
いるため、シリコン素子領域12Aの境界部分12aへ
の不純物の導入が十分に行われる。また、このとき、窒
化シリコン膜3で保護されたシリコン素子領域12Aの
中央部分12bにボロンが導入されないように、イオン
注入のエネルギーを調節する。これが本発明の不純物導
入工程に相当する。
うに、シリコン素子領域12Aの上部にポリシリコンな
どによりゲート電極7を形成し、さらに上部に金属配線
等を行うことによって、シリコン活性領域12Aの境界
部分12aのみが高濃度でP型に反転されたSOI構造
のNチャンネル型FETが容易に得られる。
化シリコン膜3を除去してからシリコン素子領域12A
全体に上部からP型不純物の導入を行えば、LOCOS
膜6のシリコン素子領域12Aとの境界部は、サイドエ
ッチング工程を行わない従来の場合と比べて薄くなって
いるため、境界部分12aにもP型不純物が確実に添加
されてシリコン素子領域12A全体がP型化される。こ
れが本発明の不純物導入工程に相当する。
うに、シリコン素子領域12Aの上部にポリシリコンな
どによりゲート電極7を形成し、上部に金属配線等を行
うことによってSOI構造のNチャンネル型FETが得
られるが、このようにして得られたSOI構造のFET
では、N型のソース−ドレイン間にN型の領域が存在し
ないため、漏れ電流が流れない。
は、サイドエッチング工程の後にLOCOS膜薄膜化工
程を行うことによって、LOCOS膜のシリコン素子領
域との境界部を従来より薄くできるため、不純物導入工
程で素子領域のLOCOS膜との境界部分を十分に反転
することができる。これにより、SOI構造のFETで
漏れ電流を防止することができる。また、素子領域のL
OCOS膜との境界部分のみの高濃度化も容易に行うこ
とができる。
半導体装置の縦断面図であり、(a)は積層工程、
(b)は選択酸化パターン形成工程、(c)はLOCO
S膜形成工程、(d)はサイドエッチング工程、(e)
はLOCOS膜薄膜化工程および不純物部分導入工程、
(f)はゲード電極形成工程をそれぞれ示す。
従来の不純物導入工程を示す縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁体の上にシリコン薄膜が形成された
SOI基板上に、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、お
よび酸化シリコン膜をこの順に形成する積層工程と、窒
化シリコン膜およびその上の酸化シリコン膜を素子領域
上にマスクパターンとして残す選択酸化パターン形成工
程と、素子領域以外の部分にLOCOS膜を形成するL
OCOS膜形成工程と、窒化シリコン膜のパターン側面
をエッチングするサイドエッチング工程と、窒化シリコ
ン膜の上の酸化シリコン膜全部およびLOCOS膜の一
部を除去するLOCOS膜薄膜化工程と、素子領域に不
純物を導入する不純物導入工程とをこの順に行うことを
特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07486296A JP3485718B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | Soi構造の電界効果型トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07486296A JP3485718B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | Soi構造の電界効果型トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266204A true JPH09266204A (ja) | 1997-10-07 |
JP3485718B2 JP3485718B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=13559572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07486296A Expired - Fee Related JP3485718B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | Soi構造の電界効果型トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485718B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6566712B2 (en) * | 1999-04-26 | 2003-05-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | SOI structure semiconductor device and a fabrication method thereof |
JP2007123519A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JP2007251146A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-09-27 | Seiko Instruments Inc | 半導体装置 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP07486296A patent/JP3485718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6566712B2 (en) * | 1999-04-26 | 2003-05-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | SOI structure semiconductor device and a fabrication method thereof |
JP2007123519A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
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JP3485718B2 (ja) | 2004-01-13 |
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