JPH09265888A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JPH09265888A JPH09265888A JP7734796A JP7734796A JPH09265888A JP H09265888 A JPH09265888 A JP H09265888A JP 7734796 A JP7734796 A JP 7734796A JP 7734796 A JP7734796 A JP 7734796A JP H09265888 A JPH09265888 A JP H09265888A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手間がかかることなく、BBM式とMBB式
とを変更できるようにする。 【解決手段】 鉄芯1 と、鉄芯1 に巻回されたコイル2
と、鉄芯1 に吸引釈放される接極子5 と、対をなす駆動
片71a,71a を有して接極子5 に駆動されるカード71と、
常閉側固定接点をそれぞれ設けた対をなす常閉側端子部
材8,8 と、常開側固定接点9a,9a をそれぞれ設けた対を
なす常開側端子部材9,9 と、カード71の駆動片71a に押
圧されることによって常閉側固定接点から開離する常閉
側可動接点及び常開側固定接点9aに当接する常開側可動
接点10b を対をなして設けた共通端子部材10,10 と、を
備えた電磁継電器において、対をなす常閉側端子部材8,
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士をそれぞれ並列接続可能とするとともに、対をな
す駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S を設け得るよ
うなした構成にしてある。
とを変更できるようにする。 【解決手段】 鉄芯1 と、鉄芯1 に巻回されたコイル2
と、鉄芯1 に吸引釈放される接極子5 と、対をなす駆動
片71a,71a を有して接極子5 に駆動されるカード71と、
常閉側固定接点をそれぞれ設けた対をなす常閉側端子部
材8,8 と、常開側固定接点9a,9a をそれぞれ設けた対を
なす常開側端子部材9,9 と、カード71の駆動片71a に押
圧されることによって常閉側固定接点から開離する常閉
側可動接点及び常開側固定接点9aに当接する常開側可動
接点10b を対をなして設けた共通端子部材10,10 と、を
備えた電磁継電器において、対をなす常閉側端子部材8,
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士をそれぞれ並列接続可能とするとともに、対をな
す駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S を設け得るよ
うなした構成にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石の鉄芯に吸
引釈放される接極子によりカードが押圧駆動されて接点
が接離する電磁継電器に関するものである。
引釈放される接極子によりカードが押圧駆動されて接点
が接離する電磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁継電器として図10乃
至図12に示すものが存在する。このものは、鉄芯A と、
鉄芯A に巻回されたコイルB と、略L字型に折曲され鉄
芯A に吸引釈放されるの接極子C と、対をなす駆動片
D1,D1 を有して接極子C に駆動されるカードD と、接極
子C に押圧駆動されていない状態のカードD を復帰動作
させるヒンジばねE と、常閉側固定接点F1をそれぞれ設
けた対をなす常閉側端子部材F,F と、常開側固定接点G1
をそれぞれ設けた対をなす常開側端子部材G,G と、カー
ドD の駆動片D1,D1 に押圧されることによって常閉側固
定接点F1から開離する常閉側可動接点H1及び常開側固定
接点G1に当接する常開側可動接点H2を対をなして設けた
共通端子部材H と、各端子部材F,F,G,G,H,H を支持する
ボディJ と、を備えている。この鉄芯A はコイルB と共
にコイルブロックK を構成し、ボディJ は各端子部材F,
F,G,G,H,H と共にボディブロックL を構成している。
至図12に示すものが存在する。このものは、鉄芯A と、
鉄芯A に巻回されたコイルB と、略L字型に折曲され鉄
芯A に吸引釈放されるの接極子C と、対をなす駆動片
D1,D1 を有して接極子C に駆動されるカードD と、接極
子C に押圧駆動されていない状態のカードD を復帰動作
させるヒンジばねE と、常閉側固定接点F1をそれぞれ設
けた対をなす常閉側端子部材F,F と、常開側固定接点G1
をそれぞれ設けた対をなす常開側端子部材G,G と、カー
ドD の駆動片D1,D1 に押圧されることによって常閉側固
定接点F1から開離する常閉側可動接点H1及び常開側固定
接点G1に当接する常開側可動接点H2を対をなして設けた
共通端子部材H と、各端子部材F,F,G,G,H,H を支持する
ボディJ と、を備えている。この鉄芯A はコイルB と共
にコイルブロックK を構成し、ボディJ は各端子部材F,
F,G,G,H,H と共にボディブロックL を構成している。
【0003】このものは、常閉側可動接点H1,H1 が常閉
側固定接点F1,F1 からそれぞれ開離した後に、常開側可
動接点H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接す
る、いわゆるBBM(Break Before Make) 式の電磁継電
器として使用するものであるが、コイルブロックK 、接
極子C 、カードD 、ボディブロックL をそれぞれ交換す
ることによって、常閉側可動接点H1,H1 が常閉側固定接
点F1,F1 からそれぞれ開離する前に、常開側可動接点
H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接する、い
わゆるMBB(Make Before Break) 式の電磁継電器とし
て使用することもできる。
側固定接点F1,F1 からそれぞれ開離した後に、常開側可
動接点H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接す
る、いわゆるBBM(Break Before Make) 式の電磁継電
器として使用するものであるが、コイルブロックK 、接
極子C 、カードD 、ボディブロックL をそれぞれ交換す
ることによって、常閉側可動接点H1,H1 が常閉側固定接
点F1,F1 からそれぞれ開離する前に、常開側可動接点
H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接する、い
わゆるMBB(Make Before Break) 式の電磁継電器とし
て使用することもできる。
【0004】詳しくは、コイルブロックK を交換するこ
とによりコイル消費電力を変更して、吸引力とヒンジば
ねE のばね負荷とのマッチング性を調整したり、接極子
C を交換することにより接極子C の曲げ角度を変更し
て、カードD の押圧駆動されるストロークを調整した
り、カードD を交換することにより形状を変更して接点
圧や接点ギャップ等の性能を調整したり、ボディブロッ
クL を交換することにより常閉側端子部材F や常開側端
子部材G のばね性を調整したりして、MBB式の電磁継
電器として使用することができるのである。
とによりコイル消費電力を変更して、吸引力とヒンジば
ねE のばね負荷とのマッチング性を調整したり、接極子
C を交換することにより接極子C の曲げ角度を変更し
て、カードD の押圧駆動されるストロークを調整した
り、カードD を交換することにより形状を変更して接点
圧や接点ギャップ等の性能を調整したり、ボディブロッ
クL を交換することにより常閉側端子部材F や常開側端
子部材G のばね性を調整したりして、MBB式の電磁継
電器として使用することができるのである。
【0005】次に、このものがMBB式の電磁継電器と
して使用されたときの動作状態につて、図10(a) 乃至
(d) 及び図11(a) 乃至(d) に基づいて説明する。図10
(a) 及び図11(a) の状態では、カードD は、共通端子部
材H,H のいずれをも押圧していないが、コイルB が励磁
されて鉄芯A に吸引された接極子C に押圧駆動される
と、図10(b) 及び図11(b) に示すように、共通端子部材
H,H をそれぞれ押圧するようになる。そして、カードD
が共通端子部材H,H をそれぞれ押圧するにつれて、図10
(c) 及び図11(c) に示すように、常閉側可動接点H1,H1
が常閉側固定接点F1,F 1 にそれぞれ当接した状態で、常
開側可動接点H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ
当接する、いわゆるMBB状態となり、さらにカードD
が共通端子部材H,H をそれぞれ押圧すると、図10(d) 及
び図11(d) に示すように、常開側可動接点H2,H2 のみが
常閉側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接した状態となる。
して使用されたときの動作状態につて、図10(a) 乃至
(d) 及び図11(a) 乃至(d) に基づいて説明する。図10
(a) 及び図11(a) の状態では、カードD は、共通端子部
材H,H のいずれをも押圧していないが、コイルB が励磁
されて鉄芯A に吸引された接極子C に押圧駆動される
と、図10(b) 及び図11(b) に示すように、共通端子部材
H,H をそれぞれ押圧するようになる。そして、カードD
が共通端子部材H,H をそれぞれ押圧するにつれて、図10
(c) 及び図11(c) に示すように、常閉側可動接点H1,H1
が常閉側固定接点F1,F 1 にそれぞれ当接した状態で、常
開側可動接点H2,H2 が常開側固定接点G1,G1 にそれぞれ
当接する、いわゆるMBB状態となり、さらにカードD
が共通端子部材H,H をそれぞれ押圧すると、図10(d) 及
び図11(d) に示すように、常開側可動接点H2,H2 のみが
常閉側固定接点G1,G1 にそれぞれ当接した状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁継
電器にあっては、上記したように、BBM式としてもM
BB式としても使用することができる。
電器にあっては、上記したように、BBM式としてもM
BB式としても使用することができる。
【0007】しかしながら、BBM式とMBB式とを変
更するときに、コイルブロックK 、カードD 、接極子C
、ボディブロックL 等の各部品を交換しなければなら
ず、手間がかかるという問題点がある。
更するときに、コイルブロックK 、カードD 、接極子C
、ボディブロックL 等の各部品を交換しなければなら
ず、手間がかかるという問題点がある。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、手間がかかることなく、
BBM式とMBB式とを変更することができる電磁継電
器を提供することにある。
で、その目的とするところは、手間がかかることなく、
BBM式とMBB式とを変更することができる電磁継電
器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、鉄芯と、鉄芯に巻回さ
れたコイルと、鉄芯に吸引釈放される接極子と、対をな
す駆動片を有して接極子に駆動されるカードと、常閉側
固定接点をそれぞれ設けた対をなす常閉側端子部材と、
常開側固定接点をそれぞれ設けた対をなす常開側端子部
材と、前記カードの駆動片に押圧されることによって前
記常閉側固定接点から開離する常閉側可動接点及び前記
常開側固定接点に当接する常開側可動接点を対をなして
設けた共通端子部材と、を備えた電磁継電器において、
対をなす前記常閉側端子部材同士、常開側端子部材同士
及び共通端子部材同士をそれぞれ並列接続可能とすると
ともに、対をなす前記駆動片の駆動方向の寸法に差を設
け得るようなした構成にしてある。
ために、請求項1記載のものは、鉄芯と、鉄芯に巻回さ
れたコイルと、鉄芯に吸引釈放される接極子と、対をな
す駆動片を有して接極子に駆動されるカードと、常閉側
固定接点をそれぞれ設けた対をなす常閉側端子部材と、
常開側固定接点をそれぞれ設けた対をなす常開側端子部
材と、前記カードの駆動片に押圧されることによって前
記常閉側固定接点から開離する常閉側可動接点及び前記
常開側固定接点に当接する常開側可動接点を対をなして
設けた共通端子部材と、を備えた電磁継電器において、
対をなす前記常閉側端子部材同士、常開側端子部材同士
及び共通端子部材同士をそれぞれ並列接続可能とすると
ともに、対をなす前記駆動片の駆動方向の寸法に差を設
け得るようなした構成にしてある。
【0010】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、対をなす前記常閉側端子部材同士、
前記常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少
なくとも1種の端子部材同士は、対をなすそれぞれの端
子部材が一体形成されることによって並列接続可能とな
した構成にしてある。
載のものにおいて、対をなす前記常閉側端子部材同士、
前記常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少
なくとも1種の端子部材同士は、対をなすそれぞれの端
子部材が一体形成されることによって並列接続可能とな
した構成にしてある。
【0011】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、対をなす前記常閉側端子部材、前記
常開側端子部材及び前記共通端子部材はいずれもプリン
ト基板に挿着されるものであって、そのプリント基板に
設けられた接続回路によって前記常閉側端子部材同士、
前記常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少
なくとも1種の端子部材同士を並列接続可能となした構
成にしてある。
載のものにおいて、対をなす前記常閉側端子部材、前記
常開側端子部材及び前記共通端子部材はいずれもプリン
ト基板に挿着されるものであって、そのプリント基板に
設けられた接続回路によって前記常閉側端子部材同士、
前記常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少
なくとも1種の端子部材同士を並列接続可能となした構
成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図9に基づいて以下に説明する。この電磁継電器は、鉄
芯1 、コイル2 、継鉄4 、接極子5 、ヒンジばね6 、第
1のカード71、第2のカード72、常閉側端子部材8,8 、
常開側端子部材9,9 、共通端子部材10,10 、ボディ11、
第1のプリント基板121 、第2のプリント基板122 を備
えて構成されている。
図9に基づいて以下に説明する。この電磁継電器は、鉄
芯1 、コイル2 、継鉄4 、接極子5 、ヒンジばね6 、第
1のカード71、第2のカード72、常閉側端子部材8,8 、
常開側端子部材9,9 、共通端子部材10,10 、ボディ11、
第1のプリント基板121 、第2のプリント基板122 を備
えて構成されている。
【0013】鉄芯1 は、磁性材料により、略丸棒状に形
成されている。コイル2 は、コイルボビン3 を介して鉄
芯1に巻回されている。詳しくは、コイルボビン3 は、
プラスチック等の成形材料により、巻胴部の両端に鍔部
3aを有して略筒状に形成されており、コイル2 は、巻胴
部に巻回される。そして、鉄芯1 が、コイルボビン3の
円筒穴に挿嵌されて両端部が両開口部に位置した状態と
なっている。
成されている。コイル2 は、コイルボビン3 を介して鉄
芯1に巻回されている。詳しくは、コイルボビン3 は、
プラスチック等の成形材料により、巻胴部の両端に鍔部
3aを有して略筒状に形成されており、コイル2 は、巻胴
部に巻回される。そして、鉄芯1 が、コイルボビン3の
円筒穴に挿嵌されて両端部が両開口部に位置した状態と
なっている。
【0014】継鉄4 は、磁性材料により、一方片4a及び
他方片4bとでL字状に折曲して形成されている。一方片
4aは、長さがコイルボビン3 の鍔部3aの幅寸法と略等し
く、その略中央には鉄芯1 が嵌合する嵌合穴が貫通され
ており、また他方片4bは、長さが鉄芯1 の軸方向の寸法
と略等しく形成されている。そして、他方片4bが鉄芯1
と平行になるよう、一方片4aの嵌合穴に鉄芯1 の一端部
1aが嵌合されてコイルボビン3 の鍔部3aに密接した状態
でかしめ固定されている。
他方片4bとでL字状に折曲して形成されている。一方片
4aは、長さがコイルボビン3 の鍔部3aの幅寸法と略等し
く、その略中央には鉄芯1 が嵌合する嵌合穴が貫通され
ており、また他方片4bは、長さが鉄芯1 の軸方向の寸法
と略等しく形成されている。そして、他方片4bが鉄芯1
と平行になるよう、一方片4aの嵌合穴に鉄芯1 の一端部
1aが嵌合されてコイルボビン3 の鍔部3aに密接した状態
でかしめ固定されている。
【0015】接極子5 は、磁性材料により、一方片5aと
角穴5bを設けた他方片5cとで鈍角の略L字状に折曲して
形成され、その折曲部内側角部を継鉄4 の他方片4bの端
部に当接させた状態で回動自在となるよう、継鉄4 に固
着されて他方片5cの角穴5bに貫通するヒンジばね6 でも
って折曲部外側角部を押圧支持されている。このとき、
一方片5aが鉄芯1 の他端部に対面するとともに、ヒンジ
ばね6 の押圧力は他方片5cを継鉄4 の他方片4b側へ付勢
するよう働いている。
角穴5bを設けた他方片5cとで鈍角の略L字状に折曲して
形成され、その折曲部内側角部を継鉄4 の他方片4bの端
部に当接させた状態で回動自在となるよう、継鉄4 に固
着されて他方片5cの角穴5bに貫通するヒンジばね6 でも
って折曲部外側角部を押圧支持されている。このとき、
一方片5aが鉄芯1 の他端部に対面するとともに、ヒンジ
ばね6 の押圧力は他方片5cを継鉄4 の他方片4b側へ付勢
するよう働いている。
【0016】第1のカード71は、本電磁継電器をMBB
(Make Before Break) 式として使用するためのものであ
って、プラスチック等の成形材料により、駆動片71a,71
a 及びそれらの駆動片71a,71a を連結する連結片71b を
有してコ字状に形成され、2つの駆動片71a,71a の先端
方向、つまり接極子5 による駆動方向の寸法に差S が設
けられている。
(Make Before Break) 式として使用するためのものであ
って、プラスチック等の成形材料により、駆動片71a,71
a 及びそれらの駆動片71a,71a を連結する連結片71b を
有してコ字状に形成され、2つの駆動片71a,71a の先端
方向、つまり接極子5 による駆動方向の寸法に差S が設
けられている。
【0017】第2のカード72は、本電磁継電器をBBM
(Break Before Make) 式として使用するためのものであ
って、第1のカード71と同様に、駆動片72a,72a 及びそ
れらの駆動片72a,72a を連結する連結片72b を有してコ
字状に形成され、2つの駆動片72a,72a の駆動方向の寸
法が同一となっている。
(Break Before Make) 式として使用するためのものであ
って、第1のカード71と同様に、駆動片72a,72a 及びそ
れらの駆動片72a,72a を連結する連結片72b を有してコ
字状に形成され、2つの駆動片72a,72a の駆動方向の寸
法が同一となっている。
【0018】常閉側端子部材8,8 は、いずれも銅合金等
により、薄板状に形成されており、、その基端部が後述
するボディ11に貫通支持され、先端部には常閉側固定接
点8a,8a がそれぞれ設けられている。
により、薄板状に形成されており、、その基端部が後述
するボディ11に貫通支持され、先端部には常閉側固定接
点8a,8a がそれぞれ設けられている。
【0019】常開側端子部材9,9 は、常閉側端子部材8,
8 と同様に、いずれも銅合金等により、薄板状に形成さ
れており、その基端部が後述するボディ11に貫通支持さ
れ、先端部には常開側固定接点9a,9a がそれぞれ設けら
れている。
8 と同様に、いずれも銅合金等により、薄板状に形成さ
れており、その基端部が後述するボディ11に貫通支持さ
れ、先端部には常開側固定接点9a,9a がそれぞれ設けら
れている。
【0020】共通端子部材10,10 は、常閉側端子部材8,
8 及び常開側端子部材9,9 と同様に、いずれも銅合金等
により、薄板状に形成されており、ばね性を有したもの
となっている。この共通端子部材10,10 は、その基端部
が後述するボディ11にそれぞれ貫通支持されており、先
端部よりも少し基端側には、その一方面に常閉側端子部
材8,8 の常閉側固定接点8a,8a と対向する常閉側可動接
点10a,10a がそれぞれ設けられ、また他方面に常開側端
子部材9,9 の常開側固定接点9a,9a と対向する常開側可
動接点10b,10b がそれぞれ設けられている。
8 及び常開側端子部材9,9 と同様に、いずれも銅合金等
により、薄板状に形成されており、ばね性を有したもの
となっている。この共通端子部材10,10 は、その基端部
が後述するボディ11にそれぞれ貫通支持されており、先
端部よりも少し基端側には、その一方面に常閉側端子部
材8,8 の常閉側固定接点8a,8a と対向する常閉側可動接
点10a,10a がそれぞれ設けられ、また他方面に常開側端
子部材9,9 の常開側固定接点9a,9a と対向する常開側可
動接点10b,10b がそれぞれ設けられている。
【0021】ボディ11は、プラスチック等の成形材料に
よりなり、前述したように、常閉側端子部材8,8 、常開
側端子部材9,9 及び共通端子部材10,10 の基端部を貫通
支持し、更にコイルボビン3 から導出されたコイル端子
3b,3b も貫通支持している。このボディ11は、第1又は
第2のカード71,72 を接極子5 による駆動方向及びその
復帰方向に摺動自在に支持する支持部11a が設けられて
いる。
よりなり、前述したように、常閉側端子部材8,8 、常開
側端子部材9,9 及び共通端子部材10,10 の基端部を貫通
支持し、更にコイルボビン3 から導出されたコイル端子
3b,3b も貫通支持している。このボディ11は、第1又は
第2のカード71,72 を接極子5 による駆動方向及びその
復帰方向に摺動自在に支持する支持部11a が設けられて
いる。
【0022】第1のプリント基板121 は、本電磁継電器
をMBB式として使用するためのものであって、常閉側
端子部材8,8 を挿着する挿着孔121a,121a 、常開側端子
部材9,9 を挿着する挿着孔121b,121b 、共通端子部材1
0,10 を挿着する挿着孔121c,121c 及びコイル端子3b,3b
を挿着する挿着孔121d,121d がそれぞれ設けられてい
る。挿着孔121a,121a の互いの周縁部の間は、第1のプ
リント基板121 上に設けられた接続回路121eによって接
続されている。また挿着孔121b,121b の互いの周縁部の
間も、さらに挿着孔121c,121c の互いの周縁部の間も、
挿着孔121a,121aの互いの周縁部の間と同様に、第1の
プリント基板121 上に設けられた接続回路121f,121g に
よってそれぞれ接続されている。
をMBB式として使用するためのものであって、常閉側
端子部材8,8 を挿着する挿着孔121a,121a 、常開側端子
部材9,9 を挿着する挿着孔121b,121b 、共通端子部材1
0,10 を挿着する挿着孔121c,121c 及びコイル端子3b,3b
を挿着する挿着孔121d,121d がそれぞれ設けられてい
る。挿着孔121a,121a の互いの周縁部の間は、第1のプ
リント基板121 上に設けられた接続回路121eによって接
続されている。また挿着孔121b,121b の互いの周縁部の
間も、さらに挿着孔121c,121c の互いの周縁部の間も、
挿着孔121a,121aの互いの周縁部の間と同様に、第1の
プリント基板121 上に設けられた接続回路121f,121g に
よってそれぞれ接続されている。
【0023】このように、挿着孔121a,121a の互いの周
縁部の間が接続回路121eによって、また挿着孔121b,121
b の互いの周縁部の間が接続回路121fによって、さらに
挿着孔121c,121c の互いの周縁部の間が接続回路121gに
よって、それぞれ接続されているために、それらの挿着
孔121a,121a 、挿着孔121b,121b 及び挿着孔121c,121c
にそれぞれ挿着される常閉側端子部材8,8 、常開側端子
部材9,9 及び共通端子部材10,10 は、第1のプリント基
板121 上の接続回路121e、接続回路121f及び接続回路12
1gによって、それぞれ並列接続されることとなる。
縁部の間が接続回路121eによって、また挿着孔121b,121
b の互いの周縁部の間が接続回路121fによって、さらに
挿着孔121c,121c の互いの周縁部の間が接続回路121gに
よって、それぞれ接続されているために、それらの挿着
孔121a,121a 、挿着孔121b,121b 及び挿着孔121c,121c
にそれぞれ挿着される常閉側端子部材8,8 、常開側端子
部材9,9 及び共通端子部材10,10 は、第1のプリント基
板121 上の接続回路121e、接続回路121f及び接続回路12
1gによって、それぞれ並列接続されることとなる。
【0024】第2のプリント基板122 は、本電磁継電器
をMBB式として使用するためのものであって、常閉側
端子部材8,8 を挿着する挿着孔122a,122a 、常開側端子
部材9,9 を挿着する挿着孔122b,122b 、共通端子部材1
0,10 を挿着する挿着孔122c,122c 及びコイル端子3b,3b
を挿着する挿着孔122d,122d がそれぞれ設けられてい
る。
をMBB式として使用するためのものであって、常閉側
端子部材8,8 を挿着する挿着孔122a,122a 、常開側端子
部材9,9 を挿着する挿着孔122b,122b 、共通端子部材1
0,10 を挿着する挿着孔122c,122c 及びコイル端子3b,3b
を挿着する挿着孔122d,122d がそれぞれ設けられてい
る。
【0025】次に、このものがMBB(Make Before Bre
ak) 式の電磁継電器として使用されたときの動作状態に
つて、図5(a) 乃至(d) 及び図6(a) 乃至(d) に基づい
て説明し、その接点開閉状態を図7(a) 乃至(d) に記
す。図5(a) 及び図6(a) の状態では、第1のカード71
が両方の共通端子部材10,10 のいずれも押圧しておら
ず、それぞれの常閉側可動接点10a,10a は常閉側端子部
材10,10 の常閉側固定接点8a,8a にそれぞれ当接してい
るが、それぞれの常開側可動接点10b,10b はいずれも常
開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a から開離して
いる。このときの接点開閉状態は、図7(a) に示す通り
である。
ak) 式の電磁継電器として使用されたときの動作状態に
つて、図5(a) 乃至(d) 及び図6(a) 乃至(d) に基づい
て説明し、その接点開閉状態を図7(a) 乃至(d) に記
す。図5(a) 及び図6(a) の状態では、第1のカード71
が両方の共通端子部材10,10 のいずれも押圧しておら
ず、それぞれの常閉側可動接点10a,10a は常閉側端子部
材10,10 の常閉側固定接点8a,8a にそれぞれ当接してい
るが、それぞれの常開側可動接点10b,10b はいずれも常
開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a から開離して
いる。このときの接点開閉状態は、図7(a) に示す通り
である。
【0026】この状態において、コイル2 に通電する
と、鉄芯1 を貫く磁束が発生し、接極子5 の一方片5aが
閉磁路を形成するよう鉄芯1 の他端部に吸引されて、そ
の折曲部内側角部を継鉄4 の他方片4bの端部に当接させ
て、ヒンジばね6 でもって折曲部外側角部を押圧された
状態で、一方の共通端子部材10のばね性に抗して回動す
ることにより、接極子5 により連結片71b を押圧駆動さ
れた第1のカード71が、その一方の駆動片71a の先端で
もって一方の共通端子部材10のみを押圧するが、やがて
図5(b) 及び図6(b) に示すように、他方の駆動片71a
の先端でもって他方の共通端子部材10もそのばね性に抗
して押圧するようになる。このとき、一方の共通端子部
材10は、第1のカード71の駆動片71a,71a の間の差S の
分だけ余計に押圧されているから、その一方の常閉側可
動接点10a が一方の常閉側固定接点8aから開離する。し
かしながら、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点10
a は、未だ他方の常閉側固定接点8aに当接したままとな
っている。このときの接点開閉状態は、図7(b) に示す
通りである。
と、鉄芯1 を貫く磁束が発生し、接極子5 の一方片5aが
閉磁路を形成するよう鉄芯1 の他端部に吸引されて、そ
の折曲部内側角部を継鉄4 の他方片4bの端部に当接させ
て、ヒンジばね6 でもって折曲部外側角部を押圧された
状態で、一方の共通端子部材10のばね性に抗して回動す
ることにより、接極子5 により連結片71b を押圧駆動さ
れた第1のカード71が、その一方の駆動片71a の先端で
もって一方の共通端子部材10のみを押圧するが、やがて
図5(b) 及び図6(b) に示すように、他方の駆動片71a
の先端でもって他方の共通端子部材10もそのばね性に抗
して押圧するようになる。このとき、一方の共通端子部
材10は、第1のカード71の駆動片71a,71a の間の差S の
分だけ余計に押圧されているから、その一方の常閉側可
動接点10a が一方の常閉側固定接点8aから開離する。し
かしながら、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点10
a は、未だ他方の常閉側固定接点8aに当接したままとな
っている。このときの接点開閉状態は、図7(b) に示す
通りである。
【0027】そして、共通端子部材10,10 が第1のカー
ド71によって更に押圧されると、図5(c) 及び図6(c)
に示すように、一方の共通端子部材10の常開側可動接点
10bが、一方の常開側固定接点9aに当接するようにな
る。このとき、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点
10a は、未だ他方の常閉側固定接点8aに当接したままと
なっているので、常閉側可動接点10a 及び常開側可動接
点10b が常閉側固定接点8a及び常開側固定接点9aにそれ
ぞれ当接する、いわゆるMBB状態となっている。この
ときの接点開閉状態は、図7(c) に示す通りである。
ド71によって更に押圧されると、図5(c) 及び図6(c)
に示すように、一方の共通端子部材10の常開側可動接点
10bが、一方の常開側固定接点9aに当接するようにな
る。このとき、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点
10a は、未だ他方の常閉側固定接点8aに当接したままと
なっているので、常閉側可動接点10a 及び常開側可動接
点10b が常閉側固定接点8a及び常開側固定接点9aにそれ
ぞれ当接する、いわゆるMBB状態となっている。この
ときの接点開閉状態は、図7(c) に示す通りである。
【0028】そして、共通端子部材10,10 が第1のカー
ド71によって更に押圧されると、図5(d) 及び図6(d)
に示すように、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点
10aも他方の常閉側固定接点8aから開離するようにな
る。このときの接点開閉状態は、図7(d) に示す通りで
ある。
ド71によって更に押圧されると、図5(d) 及び図6(d)
に示すように、他方の共通端子部材10の常閉側可動接点
10aも他方の常閉側固定接点8aから開離するようにな
る。このときの接点開閉状態は、図7(d) に示す通りで
ある。
【0029】上記とは逆に、図5(d) 及び図6(d) の状
態で、コイル2 の通電を停止すると、鉄芯1 を貫く磁束
が消去され、接極子5 の一方片5aが鉄芯1 の他端部から
釈放されて、接極子5 がヒンジばね6 で支持された状態
でコイル2 に通電したときとは逆方向に回動することに
より、接極子5 が復帰動作すると、接極子5 に押圧駆動
されていた第1のカード71が、一方の共通端子部材10の
ばね性により付勢されて、復帰動作するようになる。
態で、コイル2 の通電を停止すると、鉄芯1 を貫く磁束
が消去され、接極子5 の一方片5aが鉄芯1 の他端部から
釈放されて、接極子5 がヒンジばね6 で支持された状態
でコイル2 に通電したときとは逆方向に回動することに
より、接極子5 が復帰動作すると、接極子5 に押圧駆動
されていた第1のカード71が、一方の共通端子部材10の
ばね性により付勢されて、復帰動作するようになる。
【0030】そして、図5(c) 及び図6(c) に示すMB
B状態を経て、他方の共通端子部材10のばね性にも付勢
されて、やがて図5(b) 及び図6(b) に示すように、一
方の共通端子部材10の常開側可動接点10b が常開側固定
接点9aから開離する。そして、更に第1のカード71が復
帰動作すると、図5(a) 及び図6(a) に示すように、一
方の共通端子部材10の常閉側可動接点10a も一方の常閉
側端子部材8 の常閉側固定接点8aに当接する元の状態と
なる。
B状態を経て、他方の共通端子部材10のばね性にも付勢
されて、やがて図5(b) 及び図6(b) に示すように、一
方の共通端子部材10の常開側可動接点10b が常開側固定
接点9aから開離する。そして、更に第1のカード71が復
帰動作すると、図5(a) 及び図6(a) に示すように、一
方の共通端子部材10の常閉側可動接点10a も一方の常閉
側端子部材8 の常閉側固定接点8aに当接する元の状態と
なる。
【0031】次に、このものがBBM(Break Before Ma
ke) 式の電磁継電器として使用されたときの動作状態に
つて、図8(a) 乃至(c) 及び図9(a) 乃至(c) に基づい
て説明する。図8(a) 及び図9(a) の状態では、第2の
カード72が両方の共通端子部材10,10 のいずれも押圧し
ておらず、それぞれの常閉側可動接点10a,10a は常閉側
端子部材10,10 の常閉側固定接点8a,8a にそれぞれ当接
しているが、それぞれの常開側可動接点10b,10b はいず
れも常開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a から開
離している。
ke) 式の電磁継電器として使用されたときの動作状態に
つて、図8(a) 乃至(c) 及び図9(a) 乃至(c) に基づい
て説明する。図8(a) 及び図9(a) の状態では、第2の
カード72が両方の共通端子部材10,10 のいずれも押圧し
ておらず、それぞれの常閉側可動接点10a,10a は常閉側
端子部材10,10 の常閉側固定接点8a,8a にそれぞれ当接
しているが、それぞれの常開側可動接点10b,10b はいず
れも常開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a から開
離している。
【0032】この状態において、MBB式の電磁継電器
として使用されたときと同様に、第2のカード72は、そ
の連結片72b が接極子5 により押圧駆動されると、駆動
片72a,72a の先端でもって共通端子部材10,10 を押圧し
て、やがて図8(b) 及び図9(b) に示すように、それぞ
れの常閉側可動接点10a,10a が常閉側端子部材10,10の
常閉側固定接点8a,8a からそれぞれ開離する。このと
き、常閉側端子部材10,10 の常開側可動接点10b,10b は
いずれも、常開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a
に未だ当接していない。そして、共通端子部材10,10 が
第2のカード72によって更に押圧されると、図8(c) 及
び図9(c) に示すように、常閉側端子部材10,10 の常開
側可動接点10b,10b が、常開側端子部材9,9 の常閉側固
定接点9a,9a にそれぞれ当接する。
として使用されたときと同様に、第2のカード72は、そ
の連結片72b が接極子5 により押圧駆動されると、駆動
片72a,72a の先端でもって共通端子部材10,10 を押圧し
て、やがて図8(b) 及び図9(b) に示すように、それぞ
れの常閉側可動接点10a,10a が常閉側端子部材10,10の
常閉側固定接点8a,8a からそれぞれ開離する。このと
き、常閉側端子部材10,10 の常開側可動接点10b,10b は
いずれも、常開側端子部材9,9 の常閉側固定接点9a,9a
に未だ当接していない。そして、共通端子部材10,10 が
第2のカード72によって更に押圧されると、図8(c) 及
び図9(c) に示すように、常閉側端子部材10,10 の常開
側可動接点10b,10b が、常開側端子部材9,9 の常閉側固
定接点9a,9a にそれぞれ当接する。
【0033】かかる電磁継電器にあっては、常閉側端子
部材8,8 同士、常開側端子部材9,9同士及び共通端子部
材10,10 同士をそれぞれ並列接続された状態では、2つ
の駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S が設けられた
第1のカード71は、駆動されたときのストロークが同じ
でも、その2つの駆動片71a,71a の先端と両方の共通端
子部材10,10 との間の距離が共通端子部材10,10 によっ
て異なるから、両方の共通端子部材10,10 の間に押圧距
離の差が生じて、2つの常閉側可動接点10a,10a のいず
れもが常閉側固定接点8a,8a からそれぞれ開離する前に
一方の常開側可動接点10b が一方の常開側端子部材9 の
常閉側固定接点9aに当接する、いわゆるMBB状態とな
る。従って、常閉側端子部材8,8 同士、常開側端子部材
9,9 同士及び共通端子部材10,10 同士をそれぞれ並列接
続する作業と、駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S
が設けられた第1のカード71と駆動片72a,72a の駆動方
向の寸法に差が設けられていない第2のカード72とを交
換するという作業とをするだけで、従来例のように、コ
イルブロック、カード、接極子5 、ボディブロック等の
各部品を交換するという手間をかけることなく、BBM
式とMBB式とを変更することができる。
部材8,8 同士、常開側端子部材9,9同士及び共通端子部
材10,10 同士をそれぞれ並列接続された状態では、2つ
の駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S が設けられた
第1のカード71は、駆動されたときのストロークが同じ
でも、その2つの駆動片71a,71a の先端と両方の共通端
子部材10,10 との間の距離が共通端子部材10,10 によっ
て異なるから、両方の共通端子部材10,10 の間に押圧距
離の差が生じて、2つの常閉側可動接点10a,10a のいず
れもが常閉側固定接点8a,8a からそれぞれ開離する前に
一方の常開側可動接点10b が一方の常開側端子部材9 の
常閉側固定接点9aに当接する、いわゆるMBB状態とな
る。従って、常閉側端子部材8,8 同士、常開側端子部材
9,9 同士及び共通端子部材10,10 同士をそれぞれ並列接
続する作業と、駆動片71a,71a の駆動方向の寸法に差S
が設けられた第1のカード71と駆動片72a,72a の駆動方
向の寸法に差が設けられていない第2のカード72とを交
換するという作業とをするだけで、従来例のように、コ
イルブロック、カード、接極子5 、ボディブロック等の
各部品を交換するという手間をかけることなく、BBM
式とMBB式とを変更することができる。
【0034】また、常閉側端子部材8,8 同士、常開側端
子部材9,9 同士及び共通端子部材10,10 同士をそれぞれ
並列接続可能とする接続回路121e,121f,121gが設けられ
た第1のプリント基板121 と接続回路が設けられていな
い第2のプリント基板122 とを交換するだけで、並列接
続及びその並列接続の解除をすることができるので、手
間をかけることなく、BBM式とMBB式とを変更する
ことができる。
子部材9,9 同士及び共通端子部材10,10 同士をそれぞれ
並列接続可能とする接続回路121e,121f,121gが設けられ
た第1のプリント基板121 と接続回路が設けられていな
い第2のプリント基板122 とを交換するだけで、並列接
続及びその並列接続の解除をすることができるので、手
間をかけることなく、BBM式とMBB式とを変更する
ことができる。
【0035】なお、本実施形態では、常閉側端子部材8,
8 、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,10 同
士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121 を介
して並列接続されるが、例えば、接続作業や切り離し作
業にそれ程手間がかからないときは、電線等でその都度
接続するようにしてもよく、そのときは第1及び第2の
プリント基板121,122 を設けなくてもすむ。
8 、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,10 同
士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121 を介
して並列接続されるが、例えば、接続作業や切り離し作
業にそれ程手間がかからないときは、電線等でその都度
接続するようにしてもよく、そのときは第1及び第2の
プリント基板121,122 を設けなくてもすむ。
【0036】また、本実施形態では、常閉側端子部材8,
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121
を介して並列接続されるが、例えば、接続作業や切り離
し作業にそれ程手間がかからないときは、いずれか1種
の端子部材のみプリント基板を介して並列接続されるよ
うにして、他の種類の端子部材は電線等でその都度接続
するようにしてもよい。
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121
を介して並列接続されるが、例えば、接続作業や切り離
し作業にそれ程手間がかからないときは、いずれか1種
の端子部材のみプリント基板を介して並列接続されるよ
うにして、他の種類の端子部材は電線等でその都度接続
するようにしてもよい。
【0037】また、本実施形態では、常閉側端子部材8,
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121
を介して並列接続されるが、例えば、端子部材の交換に
それ程手間がかからないときは、プレス加工による打ち
抜き等の際に一体形成されることによって並列接続され
た並列接続用端子部材を別に準備して、その並列接続用
端子部材と本実施形態の端子部材とを交換することによ
り、並列接続及びその並列接続の解除をするようにして
もよく、そのときは第1及び第2のプリント基板121,12
2 を設けなくてもすむ。
8 同士、常開側端子部材9,9 同士及び共通端子部材10,1
0 同士はいずれも、交換可能な第1のプリント基板121
を介して並列接続されるが、例えば、端子部材の交換に
それ程手間がかからないときは、プレス加工による打ち
抜き等の際に一体形成されることによって並列接続され
た並列接続用端子部材を別に準備して、その並列接続用
端子部材と本実施形態の端子部材とを交換することによ
り、並列接続及びその並列接続の解除をするようにして
もよく、そのときは第1及び第2のプリント基板121,12
2 を設けなくてもすむ。
【0038】また、第1及び第2実施形態ではいずれ
も、常閉側及び常開側に2組の接点対が設けられたもの
であるが、3組以上の接点対が設けられたものでも、同
様の効果を奏することができる。
も、常閉側及び常開側に2組の接点対が設けられたもの
であるが、3組以上の接点対が設けられたものでも、同
様の効果を奏することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のものは、対をなす常閉側
端子部材同士、常開側端子部材同士及び常開側端子部材
同士をそれぞれ並列接続した状態では、対をなす駆動片
の駆動方向の寸法に差が設けられたカードは、駆動され
たときのストロークが同じでも、駆動片の先端と共通端
子部材との間の距離が共通端子部材によって異なるか
ら、共通端子部材の間に押圧距離の差が生じて、常閉側
可動接点の全てが常閉側固定接点からそれぞれ開離する
前に常開側可動接点の少なくとも1つが常閉側固定接点
の1つに当接する、いわゆるMBB状態となる。従っ
て、対をなす常閉側端子部材同士、常開側端子部材同士
及び常開側端子部材同士をそれぞれ並列接続する作業
と、対をなす駆動片の駆動方向の寸法に差が設けられた
カードと対をなす駆動片の駆動方向の寸法に差が設けら
れていないカードとを交換するという作業とをするだけ
で、従来例のように、コイルブロック、カード、接極
子、ボディブロック等の各部品を交換するという手間を
かけることなく、BBM式とMBB式とを変更すること
ができる。
端子部材同士、常開側端子部材同士及び常開側端子部材
同士をそれぞれ並列接続した状態では、対をなす駆動片
の駆動方向の寸法に差が設けられたカードは、駆動され
たときのストロークが同じでも、駆動片の先端と共通端
子部材との間の距離が共通端子部材によって異なるか
ら、共通端子部材の間に押圧距離の差が生じて、常閉側
可動接点の全てが常閉側固定接点からそれぞれ開離する
前に常開側可動接点の少なくとも1つが常閉側固定接点
の1つに当接する、いわゆるMBB状態となる。従っ
て、対をなす常閉側端子部材同士、常開側端子部材同士
及び常開側端子部材同士をそれぞれ並列接続する作業
と、対をなす駆動片の駆動方向の寸法に差が設けられた
カードと対をなす駆動片の駆動方向の寸法に差が設けら
れていないカードとを交換するという作業とをするだけ
で、従来例のように、コイルブロック、カード、接極
子、ボディブロック等の各部品を交換するという手間を
かけることなく、BBM式とMBB式とを変更すること
ができる。
【0040】請求項2記載のものは、電線等による並列
接続及びその並列接続の解除をしなくても、一体形成さ
れることによって並列接続された並列接続用端子部材と
並列接続されていない非並列接続用端子部材とを交換す
るだけで、並列接続及びその並列接続の解除をすること
ができるので、請求項1記載のものよりも、手間をかけ
ることなく、BBM式とMBB式とを変更することがで
きる。
接続及びその並列接続の解除をしなくても、一体形成さ
れることによって並列接続された並列接続用端子部材と
並列接続されていない非並列接続用端子部材とを交換す
るだけで、並列接続及びその並列接続の解除をすること
ができるので、請求項1記載のものよりも、手間をかけ
ることなく、BBM式とMBB式とを変更することがで
きる。
【0041】請求項3記載のものは、対をなす常閉側端
子部材同士、常開側端子部材同士、及び常開側端子部材
同士をそれぞれ並列接続可能とする接続回路が設けられ
た並列接続用プリント基板と接続回路が設けられていな
い非並列接続用プリント基板とを交換するだけで、並列
接続及びその並列接続の解除をすることができるので、
請求項1記載のものよりも、手間をかけることなく、B
BM式とMBB式とを変更することができる。
子部材同士、常開側端子部材同士、及び常開側端子部材
同士をそれぞれ並列接続可能とする接続回路が設けられ
た並列接続用プリント基板と接続回路が設けられていな
い非並列接続用プリント基板とを交換するだけで、並列
接続及びその並列接続の解除をすることができるので、
請求項1記載のものよりも、手間をかけることなく、B
BM式とMBB式とを変更することができる。
【図1】本発明のMBB式とした一実施形態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同上の第2のカードを示す斜視図である。
【図3】同上の第1のプリント基板の平面図である。
【図4】同上の第2のプリント基板の平面図である。
【図5】同上のMBB式としての接点接離動作を示す平
面図である。
面図である。
【図6】同上のMBB式としての接点接離動作を示す側
面図である。
面図である。
【図7】同上のMBB式としての接点接離動作を示す回
路図である。
路図である。
【図8】同上のBBM式としての接点接離動作を示す平
面図である。
面図である。
【図9】同上のBBM式としての接点接離動作を示す側
面図である。
面図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【図11】同上のMBB式としての接点接離動作を示す
平面図である。
平面図である。
【図12】同上のMBB式としての接点接離動作を示す
側面図である。
側面図である。
1 鉄芯 2 コイル 5 接極子 71 第1のカード 71a,71a 駆動片 72 第2のカード 72a,72a 駆動片 8,8 常閉側端子部材 8a,8a 常閉側固定接点 9 常開側端子部材 9a,9a 常開側固定接点 10 共通端子部材 10a,10a 常閉側可動接点 10b,10b 常閉側可動接点 121 第1のプリント基板 121e,121f,121g 接続回路 122 第2のプリント基板 S 差
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄芯と、鉄芯に巻回されたコイルと、鉄
芯に吸引釈放される接極子と、対をなす駆動片を有して
接極子に駆動されるカードと、常閉側固定接点をそれぞ
れ設けた対をなす常閉側端子部材と、常開側固定接点を
それぞれ設けた対をなす常開側端子部材と、前記カード
の駆動片に押圧されることによって前記常閉側固定接点
から開離する常閉側可動接点及び前記常開側固定接点に
当接する常開側可動接点を対をなして設けた共通端子部
材と、を備えた電磁継電器において、 対をなす前記常閉側端子部材同士、常開側端子部材同士
及び共通端子部材同士をそれぞれ並列接続可能とすると
ともに、対をなす前記駆動片の駆動方向の寸法に差を設
け得るようなしたことを特徴とする電磁継電器。 - 【請求項2】 対をなす前記常閉側端子部材同士、前記
常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少なく
とも1種の端子部材同士は、対をなすそれぞれの端子部
材が一体形成されることによって並列接続可能となした
ことを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。 - 【請求項3】 対をなす前記常閉側端子部材、前記常開
側端子部材及び前記共通端子部材はいずれもプリント基
板に挿着されるものであって、そのプリント基板に設け
られた接続回路によって前記常閉側端子部材同士、前記
常開側端子部材同士又は前記共通端子部材同士の少なく
とも1種の端子部材同士を並列接続可能となしたことを
特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7734796A JPH09265888A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7734796A JPH09265888A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09265888A true JPH09265888A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13631392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7734796A Pending JPH09265888A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09265888A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011228060A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Fujitsu Component Ltd | 電磁継電器 |
WO2014038499A1 (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-13 | Idec株式会社 | 電磁石装置および電磁リレー |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7734796A patent/JPH09265888A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011228060A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Fujitsu Component Ltd | 電磁継電器 |
WO2014038499A1 (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-13 | Idec株式会社 | 電磁石装置および電磁リレー |
JP2014053079A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Idec Corp | 電磁石装置および電磁リレー |
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