JPH09264833A - 粉粒体の見掛け密度の推定方法およびその調整方法 - Google Patents

粉粒体の見掛け密度の推定方法およびその調整方法

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JPH09264833A
JPH09264833A JP7417396A JP7417396A JPH09264833A JP H09264833 A JPH09264833 A JP H09264833A JP 7417396 A JP7417396 A JP 7417396A JP 7417396 A JP7417396 A JP 7417396A JP H09264833 A JPH09264833 A JP H09264833A
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JP
Japan
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apparent density
powder
granular material
estimating
cylindrical container
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JP7417396A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Minegishi
俊幸 峰岸
Yoshiaki Maeda
義昭 前田
Kazuo Higuchi
和男 樋口
Satoshi Uenosono
聡 上ノ薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH09264833A publication Critical patent/JPH09264833A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体の見掛け密度の推定方法およびその調
整方法を提供する。 【解決手段】 堅型円筒容器2の底部に高速で回転する
羽根3を備えた混合機1を用いて複数種類の粉粒体を混
合する際に、距離計6を用いて混合中の粉粒体の堅型円
筒容器2の壁面への迫上がり高さを測定し、混合機ごと
に、羽根の回転数や粉粒体の全装入量と各粉粒体の配合
割合に応じてあらかじめ求められた迫上がり高さと見掛
け密度との関係特性に基づいて、前記測定値から粉粒体
の見掛け密度を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の見掛け密
度の推定方法およびその調整方法に係わり、特に、堅型
円筒容器の底部に高速回転羽根を備えた混合機を用い
て、1種類ないし複数種類の粉粒体を混合する際、また
は2種類以上の粉粒体を結合剤とともに混合して相互に
付着せしめた混合粉を得る際における粉粒体の見掛け密
度の推定方法およびその調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば堅型円筒容器の底部に高
速で回転する羽根を備えた混合機を用いて、2種類以上
の粉粒体の混合粉の見掛け密度を調整して目標の値にす
る方法としては、使用するそれぞれの粉粒体の見掛け密
度を限定し、混合時間を決めて一定の条件で混合した
後、混合後の混合粉をサンプリングし、実際にその見掛
け密度を測定する。その結果、見掛け密度が目標値以下
であればさらに混合時間を延長する等の方法がとられて
いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来法では、見掛け密度を測定するために一たん混合
作業を止めて混合粉のサンプリングを行い、得られた混
合粉サンプルの見掛け密度を見掛け密度測定装置を用い
て測定するため、その調整作業が煩雑で時間も掛かると
いう問題があった。
【0004】また、測定した見掛け密度の結果によっ
て、その値が目標値より低い場合はさらに混合時間を延
長しなければならないし、逆に目標値より高い値になっ
た場合は混合作業を初めからやり直す必要があった。本
発明は、上記のような従来技術の有する課題を解決すべ
くなされたものであって、混合粉の見掛け密度の目標到
達点をオンラインで推定し、その推定値に基づいて羽根
の回転数、時間を調整することの可能な方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、堅型
円筒容器の底部に高速で回転する羽根を備えた混合機を
用いて1種類ないし複数種類の粉粒体を混合する際の見
掛け密度を推定する方法であって、混合中の粉粒体の前
記堅型円筒容器の壁面への迫上がり高さを測定し、混合
機ごとに、前記羽根の回転数や粉粒体の全装入量と各粉
粒体の配合割合に応じてあらかじめ求められた迫上がり
高さと見掛け密度との関係特性に基づいて、前記測定値
から粉粒体の見掛け密度を推定することを特徴とする粉
粒体の見掛け密度の推定方法である。
【0006】また、請求項2の発明は、堅型円筒容器の
底部に高速で回転する羽根を備えた混合機を用いて複数
種類の粉粒体を結合剤とともに混合し、粉粒体の一部ま
たは全てを相互に付着せしめた混合粉を得る際の見掛け
密度を推定する方法であって、混合中の粉粒体の前記堅
型円筒容器の壁面への迫上がり高さを測定し、混合機ご
とに、前記羽根の回転数や粉粒体の全装入量と各粉粒体
の配合割合に応じてあらかじめ求められた迫上がり高さ
と見掛け密度との関係特性に基づいて、前記測定値から
粉粒体の見掛け密度を推定することを特徴とする粉粒体
の見掛け密度の推定方法である。
【0007】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2のいずれかに記載の粉粒体の見掛け密度の推定方法
を用いて混合中の粉粒体の見掛け密度を連続的または断
続的に推定し、推定された見掛け密度が目標の見掛け密
度に一致した時点で前記混合機の攪拌を停止することを
特徴とする粉粒体混合粉の見掛け密度の調整方法であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について、図面を参照して詳しく説明する。図1は本
発明に係る一実施例の構成を示す概要図である。この図
において、1は堅型円筒容器2とその底部に高速で回転
する羽根3とを備えて、粉粒体混合粉4を混合する混合
機である。5は羽根3を回転する駆動モータである。6
はレーザビーム式などの距離計で、堅型円筒容器2の上
部内壁に取り付け治具7を介して固定される。
【0009】8はパソコンなどの演算制御装置で、距離
計6の信号を入力して、演算した結果を出力して駆動モ
ータ5の回転を制御する。この演算制御装置8には、あ
らかじめ実験によって得られたたとえば図2に示すよう
な粉粒体混合粉の迫上がり高さ(m)と見掛け密度 (g/cm
3)の関係特性を記憶させておく。この関係特性は、使用
される混合機ごとに、かつ前記羽根の回転数や粉粒体の
全装入量と各粉粒体の配合割合に応じて求めておくとよ
い。また、この演算制御装置8にはあらかじめ当該混合
機1で混合される粉粒体混合粉4の見掛け密度の目標値
O を設定しておく。
【0010】まず、堅型円筒容器2が空の状態で距離計
6で堅型円筒容器2の底部までの距離hB (m)を測定し
て、その値を演算制御装置8に入力しておく。ついで、
堅型円筒容器2内に2種類以上の粉粒体を投入して駆動
モータ5によって羽根3を回転する。そうすると、粉粒
体混合粉4は羽根3の回転に伴い堅型円筒容器2の内壁
面に沿って迫上がる。混合時間の経過とともに粉粒体は
均一に混合され、さらに時間の経過とともに一部の粉砕
と造粒により粉粒体混合粉4の見掛け密度は上昇してい
く。
【0011】そこで、この粉粒体混合粉4の迫上がり位
置hA (m)を距離計6で測定して、演算制御装置8に入
力する。演算制御装置8は、ただちに、粉粒体混合粉4
の底面からの迫上がり高さhP (=hB −hA )(m)を
求め、この迫上がり高さhPをあらかじめ記憶されてい
る当該混合機1の迫上がり高さと見掛け密度の関係特性
を用いて見掛け密度DP を推定し、その見掛け密度推定
値DP と見掛け密度目標値DO とを比較演算する。
【0012】演算制御装置8は、このような比較演算を
オンラインで時々刻々行い、見掛け密度換算値DP が見
掛け密度目標値DO に一致した時点で、駆動モータ5に
停止指令を出力し、羽根3の回転を停止する。これによ
って、粉粒体混合粉4の見掛け密度を正確に推定すると
ともに、その粉粒体混合粉4の混合見掛け密度を確実に
目標値に調整することができる。
【0013】なお、上記の実施例では、距離計6を1台
取り付けるとして説明したが、図3に示すように、2台
の距離計6a,6bを用いて、距離計6aで壁面の迫上
がり位置hA を、距離計6bで凹みの中心位置hC をそ
れぞれ測定するようにすれば、粉粒体混合粉4の迫上が
り高さhP (=hA −hC )(m)をより正確に求めるこ
とが可能である。
【0014】また、上記例では複数種類の粉粒体を混合
する場合について説明したが、たとえば鉄系混合物を得
るためには最初に混合機に投入される原料鉄粉の見掛け
密度を推定することにより、粉粒体混合粉の見掛け密度
目標値に達する所要混合時間をある程度予測することも
できる。また、複数種類の粉粒体を結合剤とともに混合
し、粉粒体の一部または全てを相互に付着せしめた混合
粉を得る際においても、同様にして見掛け密度を推定
し、かつ調整することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
距離計を用いて粉粒体混合粉の迫上がり高さを測定する
ことによって、その見掛け密度を算出するようにしたの
で、粉粒体混合粉の見掛け密度を正確に推定するととも
に、その混合見掛け密度を確実に目標値に調整すること
ができ、これによって省力化を図ることが可能であると
ともに製品の品質や歩留りの向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示す概要図であ
る。
【図2】粉粒体混合粉の迫上がり高さと見掛け密度の関
係の一例を示す特性図である。
【図3】本発明に係る他の実施例の構成を示す概要図で
ある。
【符号の説明】
1 混合機 2 堅型円筒容器 3 羽根 4 粉粒体混合粉 5 駆動モータ 6,6a,6b 距離計 8 演算制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 和男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 上ノ薗 聡 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堅型円筒容器の底部に高速で回転する羽
    根を備えた混合機を用いて1種類ないし複数種類の粉粒
    体を混合する際の見掛け密度を推定する方法であって、 混合中の粉粒体の前記堅型円筒容器の壁面への迫上がり
    高さを測定し、混合機ごとに、前記羽根の回転数や粉粒
    体の全装入量と各粉粒体の配合割合に応じてあらかじめ
    求められた迫上がり高さと見掛け密度との関係特性に基
    づいて、前記測定値から粉粒体の見掛け密度を推定する
    ことを特徴とする粉粒体の見掛け密度の推定方法。
  2. 【請求項2】 堅型円筒容器の底部に高速で回転する羽
    根を備えた混合機を用いて複数種類の粉粒体を結合剤と
    ともに混合し、粉粒体の一部または全てを相互に付着せ
    しめた混合粉を得る際の見掛け密度を推定する方法であ
    って、 混合中の粉粒体の前記堅型円筒容器の壁面への迫上がり
    高さを測定し、混合機ごとに、前記羽根の回転数や粉粒
    体の全装入量と各粉粒体の配合割合に応じてあらかじめ
    求められた迫上がり高さと見掛け密度との関係特性に基
    づいて、前記測定値から粉粒体の見掛け密度を推定する
    ことを特徴とする粉粒体の見掛け密度の推定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の粉
    粒体の見掛け密度の推定方法を用いて混合中の粉粒体の
    見掛け密度を連続的または断続的に推定し、推定された
    見掛け密度が目標の見掛け密度に一致した時点で前記混
    合機の攪拌を停止することを特徴とする粉粒体混合粉の
    見掛け密度の調整方法。
JP7417396A 1996-03-28 1996-03-28 粉粒体の見掛け密度の推定方法およびその調整方法 Pending JPH09264833A (ja)

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