JP2553817B2 - 生コンクリートの品質制御装置 - Google Patents

生コンクリートの品質制御装置

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JP2553817B2
JP2553817B2 JP5161774A JP16177493A JP2553817B2 JP 2553817 B2 JP2553817 B2 JP 2553817B2 JP 5161774 A JP5161774 A JP 5161774A JP 16177493 A JP16177493 A JP 16177493A JP 2553817 B2 JP2553817 B2 JP 2553817B2
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生コンクリートの品質制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設工事等に使用される生コンク
リートは、バッチャプラント等の生コンクリート製造設
備において、セメント、水、砂並びに砂利(骨材)等の
生コンクリート構成材料を混錬することにより製造され
ている。
【0003】生コンクリートのワーカビリティ(流れ易
さ、打込み易さ)は、スランプ値、スランプフロー値、
ロートタイム値等により表わすことができるが、上記の
生コンクリート構成材料を所定の配合で混錬しても、骨
材の表面水量並びに粒度分布に起因してワーカビリティ
を表わす各値が設計値とは異なることがあり、これは、
生コンクリート構成材料の計量管理が行き届いた生コン
クリート製造設備においても発生する。
【0004】このため従来は、生コンクリート製造設備
を操作する作業者が生コンクリートの混錬時に供給する
水の量を経験に基づいて適宜調整することにより、生コ
ンクリートに所定のワーカビリティを具備させるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
研究開発が行われている締固め不要コンクリートのよう
な流動性に優れた高級コンクリートでは、水の量が適切
でないと生コンクリートの流動が損われてしまう。
【0006】一方、水分計等の手段によって骨材の表面
水量を検知するようにしても測定誤差があり、生コンク
リートのワーカビリティを常時適切な値にすることは難
しい。
【0007】
【調査結果に基づく知見】上記の課題を解決するために
発明者らは鋭意調査を行った結果、下記のような知見を
得るに至った。
【0008】(1)図11に示すように、所定量のセメ
ント、水、骨材をミキサに投入して生コンクリートを製
造する際に、砂利を投入する前までのモルタル混錬段階
においてミキサの回転速度を高速にし、ミキサの軸トル
ク値(ミキサがモータ駆動の場合は電流値/回転数ある
いは電力値/回転数、ミキサが油圧駆動の場合は油圧力
/回転数)の経時変化を計測すると、軸トルク値は混錬
開始後一旦増大し、モルタルが練り上がり状態に近付く
のにつれ減少してモルタルが練り上がると略安定した状
態となる傾向を呈する。
【0009】(2)また、図12に示すように、練り上
がったモルタル中の水分率(水量W/粉体量Vp)が高
くなるほど、ミキサの軸トルクが低くなる傾向がある。
【0010】(3)そこで、所定量のセメント並びに砂
に対し所定量よりもやや少ない水(一次水)を混錬する
モデル混錬を一次水量を種々変更して実施し、各モデル
混錬におけるモルタルの練り上がり時のミキサの軸トル
クをそれぞれ求めるとともに、種々の一次水量のモルタ
ルの軸トルク値を目標トルク値(モルタルのワーカビリ
ティが適切な状態であるときのミキサの軸トルク値)に
させるために補充すべき水(二次水)の量を求めると、
二次水添加前のミキサの軸トルク値と添加二次水量(実
績添加水量)との関係は実績添加二次水量曲線として図
4に示すように表わされる。
【0011】(4)また、図5に示すように、目標トル
ク値Ttに対し、二次水添加前のミキサの軸トルク値が
Tpであるモルタルに上記の図4に基づき求められる水
量Wpの二次水を添加した後のミキサの軸トルク値がT
sであった場合、このモルタルに所定のワーカビリティ
を具備させるのに必要とされる目標トルク値がTtだと
すると、実際にモルタルに添加すべき二次水量(最適添
加水量)WAは図5に基づく下記の式(1)により求め
ることができる。 WA=Wp(Tt−Tp)/(Ts−Tp)…(1)
【0012】(5)このように、最適添加水量を把握す
ることができれば、上記の実績添加二次水量曲線(図4
参照)に基づきモルタルに二次水を添加した後に、ミキ
サの軸トルク値に基づき実績添加二次水量曲線を最適添
加二次水量曲線(図2参照)として補正すれば、モルタ
ルのワーカビリティを更に適切な状態にするためのデー
タを得ることができる。
【0013】(6)一方、図13に示すように、水とセ
メントと砂とをミキサにより混錬して生成したモルタル
に対し、更に砂利と水と混和剤とを投入して生コンクリ
ートを製造する際に、ミキサの回転速度を中速にし、生
コンクリートの練り上がり時におけるミキサの軸トルク
値(ミキサがモータ駆動の場合は電流値/回転数あるい
は電力値/回転数、ミキサが油圧駆動の場合は油圧力/
回転数)の経時変化を計測すると、軸トルク値は混錬開
始後一旦増大し、生コンクリートが練り上がり状態に近
付くのにつれ減少して生コンクリートが練り上がると略
安定した状態となる傾向を呈し、このときの軸トルク値
が低いほど、生コンクリートの水分率が高くなる傾向が
ある。
【0014】(7)また、図14に示すように、生コン
クリートのワーカビリティを表わすスランプフロー値と
生コンクリートの練り上がり時におけるミキサの軸トル
ク値との関係は、軸トルク値が高くなるほどスランプフ
ロー値が低くなる傾向を呈し、一方、図15に示すよう
に、生コンクリートのワーカビリティを表わすロートタ
イム値と生コンクリートの練り上がり時におけるミキサ
の軸トルク値との関係は、軸トルク値が高くなるほどロ
ートタイム値も高くなる傾向を呈する。
【0015】(8)そこで、所定量のモルタルと水と砂
利に対し所定量よりもやや少なめの混和剤(一次混和
剤)を混錬するモデル混錬を一次混和剤量を種々変更し
て実施し、各モデル混錬における生コンクリートの練り
上がり時のミキサの軸トルクをそれぞれ求めるととも
に、種々の一次混和剤量の生コンクリートの軸トルク値
を目標トルク値(生コンクリートのワーカビリティが適
切な状態であるときのミキサの軸トルク値)にさせるた
めに補充すべき混和剤(二次混和剤)の量を求めると、
二次混和剤添加前のミキサの軸トルク値と添加二次混和
剤量(実績添加混和剤量)との関係は実績添加二次混和
剤量曲線として図9に示すように表わされる。
【0016】(9)また、図10に示すように、目標ト
ルク値TAtに対し、二次混和剤添加前のミキサの軸ト
ルク値がTApである生コンクリートに上記の図9に基
づき求められる混和剤量Apの二次混和剤を添加した後
のミキサの軸トルク値がTAsであった場合、この生コ
ンクリートに所定のワーカビリティを具備させるのに必
要とされる目標トルク値がTAtだとすると、実際に生
コンクリートに添加すべき二次混和剤量(最適添加混和
剤量)Aは図10に基づく下記の式(2)により求める
ことができる。 A=Ap(TAt−TAp)/(TAs−TAp)…(2)
【0017】(10)このように、最適添加混和剤量を
把握することができれば、上記の実績添加二次混和剤量
曲線(図9参照)に基づき生コンクリートに二次混和剤
を添加した後に、ミキサの軸トルク値に基づき実績添加
二次混和剤量曲線を最適添加二次混和剤量曲線(図7参
照)として補正すれば、生コンクリートのワーカビリテ
ィを更に適切な状態にするためのデータを得ることがで
きる。
【0018】
【発明の目的】本発明は生コンクリートに所定のワーカ
ビリティを具備させることができるようにすることを目
的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した生コンクリートの品質
制御装置においては、所定量のセメント並びに砂に対し
所定量以下の一次水を用いて生成されるモルタルの練り
上がり時のミキサの軸トルクとモルタルに所定のワーカ
ビリティを具備させるために添加すべき二次水量との関
係を実績添加水量データとしてメモリする実績添加水量
データ記憶器と、ミキサへの水の供給系路に設けた流量
調整弁と、該流量調整弁を通過する水の流量を検出する
流量計と、モルタルの混錬を行うミキサの軸トルクを求
める軸トルク演算器と、該軸トルク演算器より出力され
る軸トルク信号値が安定した状態となったか否かを判定
するか、あるいは前記の軸トルク信号が出力されはじめ
てから所定時間が経過したか否かを判定する安定状態判
定器と、該安定状態判定器より演算開始信号が出力され
た際に前記の実績添加水量データと軸トルク信号値とに
基づき現在ミキサにより混錬されているモルタルに対し
添加すべき水量を求めて水補充信号を出力する補充水量
演算器と、該補充水量演算器より水補充信号が出力され
た際に該水補充信号と前記の流量計より出力される流量
検出信号とに基づき前記の流量調整弁に対し流量調整信
号を出力して流量調整弁の開度を調整するとともに前記
の流量調整信号を出力した後水補充完了信号を出力する
補充水供給制御器と、水補充完了信号が出力された際に
前記の軸トルク信号値と実績添加水量データとに基づき
モルタルに対して添加すべき最適添加水量を求め且つ二
次水添加後のミキサの軸トルク値に基づき最適添加水量
データを前記の実績添加水量データ記憶器に対し出力し
て実績添加水量データを補正更新する添加水量更新演算
器とを備えている。
【0020】また、同様に、本発明の請求項2に記載し
た生コンクリートの品質制御装置においては、所定量の
モルタル、砂利並びに水に対し所定量以下の一次混和剤
を用いて生成される生コンクリートの練り上がり時のミ
キサの軸トルク値と生コンクリートに所定のワーカビリ
ティを具備させるために添加すべき二次混和剤量との関
係を実績添加混和剤量データとしてメモリする実績添加
混和剤量データ記憶器と、ミキサへの混和剤の供給系路
に設けた流量調整弁と、該流量調整弁を通過する混和剤
の流量を検出する流量計と、生コンクリートの混錬を行
うミキサの軸トルク値を求める軸トルク演算器と、該軸
トルク演算器より出力される軸トルク信号値が安定した
状態となったか否かを判定するか、あるいは前記の軸ト
ルク信号が出力されはじめてから所定時間が経過したか
否かを判定する安定状態判定器と、該安定状態判定器よ
り演算開始信号が出力された際に前記の実績添加混和剤
量データと軸トルク信号値とに基づき現在ミキサにより
混錬されている生コンクリートに対し添加すべき混和剤
量を求めて混和剤補充信号を出力する補充混和剤量演算
器と、該補充混和剤量演算器より混和剤補充信号が出力
された際に該混和剤補充信号と前記の流量計より出力さ
れる流量検出信号とに基づき前記の流量調整弁に対し流
量調整信号を出力して流量調整弁の開度を調整するとと
もに前記の流量調整信号を出力した後混和剤補充完了信
号を出力する補充混和剤供給制御器と、混和剤補充完了
信号が出力された際に前記の軸トルク信号値と実績添加
混和剤量データとに基づき生コンクリートに対して添加
すべき最適添加混和剤量を求め且つ二次混和剤添加後の
ミキサの軸トルク値に基づき最適添加混和剤量データを
前記の実績添加混和剤量データ記憶器に対し出力して実
績添加混和剤量データを補正更新する添加混和剤量更新
演算器とを備えている。
【0021】
【作用】本発明の請求項1に記載した生コンクリートの
品質制御装置では、軸トルク演算器から出力される軸ト
ルク信号値が安定した状態になったことを演算開始指令
器により判定させ、補充水量演算器により実績添加水量
データ記憶器にメモリされた実績添加水量データと前記
の軸トルク信号値とに基づきモルタルに補充すべき二次
水量を求めさせ、補充水供給制御器によって流量調整弁
を作動させることにより二次水をモルタルに添加させる
ので生コンクリートのモルタル混錬段階におけるワーカ
ビリティが適切な状態になる。
【0022】また、本発明の請求項2に記載した生コン
クリートの品質制御装置では、軸トルク演算器から出力
される軸トルク信号値が安定した状態になったことを演
算開始指令器により判定させ、補充混和剤量演算器によ
り実績添加混和剤量データ記憶器にメモリされた実績添
加混和剤量データと前記の軸トルク信号値とに基づき生
コンクリートに補充すべき二次混和剤量を求めさせ、補
充混和剤供給制御器によって流量調整弁を作動させるこ
とにより二次混和剤を生コンクリートに添加させるの
で、生コンクリートのワーカビリティが適切な状態にな
る。
【0023】
【実施例】図1は本発明の請求項1に記載した生コンク
リートの品質制御装置の一実施例を適用した生コンクリ
ート製造設備の一例を示すもので、1はミキサであり、
該ミキサ1はモータ2により駆動され、生コンクリート
の混錬を行うようになっている。
【0024】3は砂利貯蔵ホッパ、4は砂利計量ホッパ
であり、該砂利計量ホッパ4は砂利貯蔵ホッパ3から投
入される砂利5の計量を行い、計量した砂利5を前記の
ミキサ1へ供給するようになっている。
【0025】6は砂貯蔵ホッパ、7は砂計量ホッパであ
り、該砂計量ホッパ7は砂貯蔵ホッパ6から投入される
砂8の計量を行い、計量した砂8を前記のミキサ1へ供
給するようになっている。
【0026】9はセメント貯蔵ホッパ、10はセメント
計量ホッパであり、該セメント計量ホッパ10はセメン
ト貯蔵ホッパ9から投入されるセメント11の計量を行
い、計量したセメント11を前記のミキサ1へ供給する
ようになっている。
【0027】12は水貯蔵タンク、13は水計量ホッパ
であり、該水計量ホッパ13は水貯蔵タンク12より開
閉弁14を介して流入する水15の計量を行い、計量し
た水15を一次水16あるいは三次水41として前記の
ミキサ1へ供給するようになっている。
【0028】17は前記の水貯蔵タンク12に接続され
た流量調整弁、18は流量調整弁17を通過する水15
の流量を計測する流量計であり、該流量計18を通過す
る水15は二次水19として前記のミキサ1へ供給され
るようになっている。
【0029】20は混和剤貯蔵タンクであり、該混和剤
貯蔵タンク20に貯蔵される混和剤21は流量調整弁2
2を介して前記のミキサ1へ供給されるようになってお
り、ミキサ1へ供給される混和剤21の流量は流量計2
3によって計測されるようになっている。
【0030】24はインバータ装置であり、該インバー
タ装置24は前記のモータ2へ駆動電流25を供給する
ようになっている。
【0031】26は回転数検出器であり、該回転数検出
器26はミキサ1の回転数を検出して回転数検出信号2
7を出力するようになっている。
【0032】28は電力計であり、該電力計28は前記
インバータ装置24からモータ2へ供給される電力を計
測して電力値計測信号29を出力するようになってい
る。
【0033】30は軸トルク演算器であり、該軸トルク
演算器30は、前記の回転数検出信号27と電力値計測
信号29とに基づきミキサ1の軸トルク値を求めて軸ト
ルク信号31を出力するようになっている。
【0034】32は安定状態判定器であり、該安定状態
判定器32は、前記の軸トルク演算器30より出力され
る軸トルク信号31の信号値が一定時間以上安定した状
態になったか否かを判定し、軸トルク信号31が安定し
た状態となった際に演算開始信号33を出力するように
なっている。
【0035】56は実績添加水量データ記憶器であり、
該実績添加水量データ記憶器56には、モデル混錬によ
り得られた二次水添加前のミキサ1の軸トルク値と添加
二次水量(実績添加二次水量)との関係、すなわち実績
添加二次水量曲線(図2、図4参照)が実績添加水量デ
ータ57としてメモリされている。
【0036】58は補充水量演算器であり、該補充水量
演算器58は、前記の安定状態判定器32より演算開始
信号33が出力された際に、実績添加水量データ記憶器
56にメモリされた実績添加水量データ57を読み込み
該実績添加水量データ57と前記の軸トルク演算器30
より出力される軸トルク信号31とに基づきモルタルに
対し補充すべき二次水19の量を求めて水補充信号37
を出力するようになっている。
【0037】38は補充水供給制御器であり、該補充水
供給制御器38は前記の補充水量演算器58より水補充
信号37が出力された際に、前記の流量調整弁17に対
して流量調整弁17が開くような流量調整信号39を出
力し、前記の流量計18より出力される流量検出信号4
0と水補充信号37とに基づいて該水補充信号37に相
当する流量が計測された後、流量調整弁17に対して流
量調整弁17が閉じるような流量調整信号39を出力す
るようになっている。
【0038】また、補充水供給制御器38は、水補充信
号37に従って流量調整信号39を出力したのち、水補
充完了信号59を出力するようになっている。
【0039】60は添加水量データ更新演算器であり、
該添加水量更新演算器60は、水補充完了信号59が出
力された際に、前記の軸トルク演算器30より出力され
る軸トルク信号31と前記の実績添加水量データ記憶器
56にメモリされた実績添加水量データ57とから前記
の式(1)に基づき最適添加水量WAを求め、二次水1
9を添加後のミキサ1の軸トルク値に基づき前記の実績
添加二次水量曲線を補正した最適添加水量データ61
(最適添加二次水量曲線、図2参照)を実績添加水量デ
ータ記憶器56に対し出力して該実績添加水量データ記
憶器56にメモリされている実績添加水量データ57を
更新するようになっている。
【0040】以下、本実施例の作動を説明する。
【0041】図1に示す生コンクリートの製造設備にお
いて、生コンクリートの製造を行う際には、セメント貯
蔵ホッパ9に貯蔵されているセメント11をセメント計
量ホッパ10により所定量計量し、砂貯蔵ホッパ6に貯
蔵されている砂8を砂計量ホッパ7により所定量計量す
る。
【0042】また、水貯蔵タンク12に貯蔵されている
水15を一次水16として水計量ホッパ13により前記
のセメント11並びに砂8に対して所定量よりもやや少
なめに計量し、一次水16とセメント11と砂8とをミ
キサ1に投入したうえ、インバータ装置24によりモー
タ2を作動させ、ミキサ1を高速回転させる。
【0043】モータ2を作動させると、ミキサ1の回転
数が回転数検出器26により検出され該回転数検出器2
6から回転数検出信号27が出力されるとともに、イン
バータ装置24よりモータ2へ供給される電力が電力計
28により計測され、該電力計28から電力値計測信号
29が出力される。
【0044】軸トルク演算器30は前記の回転数検出信
号27と電力値計測信号29とに基づいてミキサ1の軸
トルク値を求め、軸トルク信号31を出力する。
【0045】このとき、ミキサ1の軸トルク値の経時変
化は、図3に示すように、混錬開始後一旦増大し、モル
タルが練り上がり状態に近付くのにつれ減少してモルタ
ルが練り上がると略安定した状態となる傾向を呈する。
【0046】このようにして、一次水16とセメント1
1と砂8とを混錬することにより生成されるモルタルが
練り上がり状態となり、前記の軸トルク信号31の信号
値が一定時間以上安定した状態になると、安定状態判定
器32から演算開始信号33が出力される。
【0047】演算開始信号33が出力されると、補充水
量演算器58は、実績添加水量データ記憶器56にメモ
リされた実績添加水量データ57と前記の軸トルク信号
31とに基づいて、現在ミキサ1により混錬されている
モルタルに対し補充すべき二次水19の量を求めて水補
充信号37を出力する。
【0048】水補充信号37が出力されると、補充水供
給制御器38は、流量調整信号39を流量調整弁17に
対し出力して該流量調整弁17を開かせ、水貯蔵タンク
12に貯蔵されている水15を流量計18を介し二次水
19として前記のミキサ1へ供給する。
【0049】このとき、流量計18は該流量計18を通
過する二次水19の流量を計測して流量検出信号40を
出力する。
【0050】更に、補充水供給制御器38は、流量検出
信号40と水補充信号37とに基づいて該水補充信号3
7に相当する流量が計測された後、流量調整信号39を
流量調整弁17に対し出力して該流量調整弁17を閉じ
させる。
【0051】また、補充水供給制御器38は、水補充信
号37に従って流量調整信号39を出力したのち、水補
充完了信号59を出力する。
【0052】添加水量更新演算器60は、水補充完了信
号59が出力されると、軸トルク信号31と前記の実績
添加水量データ57とから前記の式(1)に基づき最適
添加水量WAを求め、二次水19を添加後のミキサ1の
軸トルク値に基づき前記の実績添加二次水量曲線を補正
した最適添加水量データ61(最適添加二次水量曲線、
図2参照)を実績添加水量データ記憶器56に対し出力
して該実績添加水量データ記憶器56にメモリされてい
る実績添加水量データ57を更新する。
【0053】モルタルに対して二次水19の補充を行っ
たならば、砂利貯蔵ホッパ3に貯蔵されている砂利5を
砂利計量ホッパ4により所定量計量する。
【0054】また、水貯蔵タンク12に貯蔵されている
水15を前記のモルタルに対する三次水41として水計
量ホッパ13により計量し、三次水41と砂利5とをミ
キサ1に投入するとともに、混和剤貯蔵タンク20に貯
蔵されている混和剤21の流量を流量計23により計測
しつつミキサ1へ供給したうえ、インバータ装置24に
よりモータ2を作動させ、ミキサ1を中速回転させて生
コンクリートの混錬を行う。
【0055】このように、本実施例においては、所定量
のセメント11並びに砂8と所定量よりもやや少なめの
一次水16を混錬することにより生成されるモルタルに
対し、二次水19を補充することにより所定のワーカビ
リティを具備させるので、生コンクリート製造のモルタ
ル混錬段階において、砂8の表面水率に左右されること
なく所定のワーカビリティを具備させることができる。
【0056】また、実績添加水量データ57に基づきモ
ルタルに二次水19を添加した後に、ミキサ1の軸トル
ク値に基づき前記の実績添加水量データ57を補正更新
するので、モルタルのワーカビリティを更に適切な状態
にするためのデータを得ることができる。
【0057】図6は本発明の請求項2に記載した生コン
クリートの品質制御装置の一実施例を適用した生コンク
リート製造設備の一例を示すもので、図中、図1と同一
の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0058】20は混和剤貯蔵タンクであり、該混和剤
貯蔵タンク20に貯蔵される混和剤21は流量調整弁2
2を介して一次混和剤42あるいは二次混和剤43とし
て前記のミキサ1へ供給されるようになっており、ミキ
サ1へ供給される混和剤21の流量は流量計23によっ
て計測されるようになっている。
【0059】62は実績添加混和剤量データ記憶器であ
り、該実績添加混和剤量データ記憶器62には、モデル
混錬により得られた二次混和剤添加前のミキサ1の軸ト
ルク値と添加二次混和剤量(実績添加二次混和剤量)と
の関係、すなわち実績添加二次混和剤量曲線(図7、図
9参照)が実績添加混和剤量データ63としてメモリさ
れている。
【0060】64は補充混和剤量演算器であり、該補充
混和剤量演算器64は、安定状態判定器32より演算開
始信号33が出力された際に、実績添加混和剤量データ
記憶器62にメモリされた実績添加混和剤量データ63
を読み込み該実績添加混和剤量データ63と軸トルク演
算器30より出力される軸トルク信号31とに基づき生
コンクリートに対し補充すべき二次混和剤43の量を求
めて混和剤補充信号47を出力するようになっている。
【0061】48は補充混和剤供給制御器であり、該補
充混和剤供給制御器48は前記の補充混和剤量演算器6
4より混和剤補充信号47が出力された際に、前記の流
量調整弁22に対して流量調整弁22が開くような流量
調整信号49を出力し、前記の流量計23より出力され
る流量検出信号50と混和剤補充信号47とに基づいて
該混和剤補充信号47に相当する流量が計測された後、
流量調整弁22に対して流量調整弁22が閉じるような
流量調整信号49を出力するようになっている。
【0062】また、補充混和剤供給制御器48は、混和
剤補充信号47に従って流量調整信号39を出力したの
ち、混和剤補充完了信号65を出力するようになってい
る。
【0063】66は添加混和剤量データ更新演算器であ
り、該添加混和剤量更新演算器66は、混和剤補充完了
信号65が出力された際に、軸トルク演算器30より出
力される軸トルク信号31と前記の実績添加混和剤量デ
ータ記憶器62にメモリされた実績添加混和剤量データ
63とから前記の式(2)に基づき最適添加二次混和剤
量Aを求め、二次混和剤43を添加後のミキサ1の軸ト
ルク値に基づき前記の実績添加二次水量曲線を補正した
最適添加混和剤量データ67(最適添加二次水量曲線、
図7参照)を実績添加混和剤量データ記憶器62に対し
出力して該実績添加混和剤量データ記憶器62にメモリ
されている実績添加混和剤量データ63を更新するよう
になっている。
【0064】51はワーカビリティデータ記憶器であ
り、該ワーカビリティデータ記憶器51には、生コンク
リートが練り上がった際のミキサ1の軸トルク値と生コ
ンクリートのスランプフロー値との関係(図14参照)
並びに生コンクリートが練り上がった際のミキサ1の軸
トルク値と生コンクリートのロートタイム値との関係
(図15参照)が、ワーカビリティデータ52としてメ
モリされている。
【0065】53はワーカビリティ演算器であり、該ワ
ーカビリティ演算器53は、ワーカビリティデータ記憶
器51にメモリされたワーカビリティデータ52と軸ト
ルク演算器30より出力される軸トルク信号31とに基
づきミキサ1により混錬される生コンクリートのスラン
プフロー値並びにロートタイム値を求め、ワーカビリテ
ィ計測信号54を出力するようになっている。
【0066】55はワーカビリティ表示装置であり、該
ワーカビリティ表示装置55は、ワーカビリティ演算器
53より出力されるワーカビリティ計測信号54に基づ
いてミキサ1により混錬されている生コンクリートのス
ランプフロー値並びにロートタイム値を表示するように
なっている。
【0067】以下、本実施例の作動を説明する。
【0068】図6に示す生コンクリートの製造設備にお
いて、生コンクリートの製造を行う際には、セメント貯
蔵ホッパ9に貯蔵されているセメント11をセメント計
量ホッパ10により所定量計量し、砂貯蔵ホッパ6に貯
蔵されている砂8を砂計量ホッパ7により所定量計量す
る。
【0069】また、水貯蔵タンク12に貯蔵されている
水15を水計量ホッパ13により所定量計量し、水15
とセメント11と砂8とをミキサ1に投入したうえ、イ
ンバータ装置24によりモータ2を作動させ、ミキサ1
を高速回転させてモルタルの混錬を行う。
【0070】ミキサ1によりモルタルが練り上がったな
らば、砂利貯蔵ホッパ3に貯蔵されている砂利5を砂利
計量ホッパ4により所定量計量し、水貯蔵タンク12に
貯蔵されている水15を水計量ホッパ13により所定量
計量し、水15と砂利5とをミキサ1に投入するととも
に、混和剤貯蔵タンク20に貯蔵されている混和剤21
を流量計23により流量を計測しながら、この混和剤2
1を一次混和剤42としてその積算流量がモルタルに対
する所定量よりもやや少なくなるようにミキサ1へ供給
したうえ、インバータ装置24によりモータ2を作動さ
せ、ミキサ1を中速回転させる。
【0071】モータ2を作動させると、ミキサ1の回転
数が回転数検出器26により検出され該回転数検出器2
6から回転数検出信号27が出力されるとともに、イン
バータ装置24よりモータ2へ供給される電力が電力計
28により計測され、該電力計28から電力値計測信号
29が出力される。
【0072】軸トルク演算器30は前記の回転数検出信
号27と電力値計測信号29とに基づいてミキサ1の軸
トルク値を求め、軸トルク信号31を出力する。
【0073】このとき、ミキサ1の軸トルク値の経時変
化は、図8に示すように、生コンクリート混錬開始後一
旦増大し、モルタルが練り上がり状態に近付くのにつれ
減少してモルタルが練り上がると略安定した状態となる
傾向を呈する。
【0074】このようにして、モルタルに対し水15と
砂利5と一次混和剤42とを混錬することにより生成さ
れる生コンクリートが練り上がり状態となり、前記の軸
トルク信号31の信号値が一定時間以上安定した状態に
なると、安定状態判定器32から演算開始信号33が出
力される。
【0075】演算開始信号33が出力されると、補充混
和剤量演算器64は、実績添加混和剤量データ記憶器6
2にメモリされた実績添加混和剤量データ63と前記の
軸トルク信号31とに基づいて、現在ミキサ1により混
錬されているモルタルに対し補充すべき二次混和剤43
の量を求めて混和剤補充信号47を出力する。
【0076】混和剤補充信号47が出力されると、補充
混和剤供給制御器48は、流量調整信号49を流量調整
弁22に対し出力して該流量調整弁22を開かせ、混和
剤貯蔵タンク20に貯蔵されている混和剤21を流量計
23を介し二次混和剤43として前記のミキサ1へ供給
する。
【0077】このとき、流量計23は該流量計23を通
過する二次混和剤43の流量を計測して流量検出信号5
0を出力する。
【0078】更に、補充混和剤供給制御器48は、流量
検出信号50と混和剤補充信号47とに基づいて該混和
剤補充信号47に相当する流量が計測された後、流量調
整信号49を流量調整弁22に対し出力して該流量調整
弁22を閉じさせる。
【0079】また、補充混和剤供給制御器48は、混和
剤補充信号47に従って流量調整信号39を出力したの
ち、混和剤補充完了信号65を出力する。
【0080】添加混和剤量更新演算器66は、混和剤補
充完了信号65が出力されると、軸トルク信号31と前
記の実績添加混和剤量データ63とから前記の式(2)
に基づき最適添加混和剤量Aを求め、二次混和剤43を
添加後のミキサ1の軸トルク値に基づき前記の実績添加
二次混和剤量曲線を補正した最適添加混和剤量データ6
7(最適添加二次混和剤量曲線、図7参照)を実績添加
混和剤量データ記憶器62に対し出力して該実績添加混
和剤量データ記憶器62にメモリされている実績添加混
和剤量データ63を更新する。
【0081】上述したように、生コンクリートに更に二
次混和剤43が混錬されると、生コンクリートのワーカ
ビリティが所定の値に調整される。
【0082】このように、本実施例においては、所定量
のモルタル並びに砂利5と所定量よりもやや少なめの一
次混和剤42を混錬することにより生成される生コンク
リートに対して二次混和剤43を補充するので、砂利5
の表面水率に左右されることなく生コンクリートに所定
のワーカビリティを具備させることができる。
【0083】また、実績添加混和剤量データ63に基づ
き生コンクリートに二次混和剤43を添加した後に、ミ
キサ1の軸トルク値に基づき前記の実績添加混和剤量デ
ータ63を補正更新するので、生コンクリートのワーカ
ビリティを更に適切な状態にするためのデータを得るこ
とができる。
【0084】また、ミキサ1が運転されているとき、ワ
ーカビリティ演算器53は、ワーカビリティデータ記憶
器51にメモリされたワーカビリティデータ52と前記
の軸トルク信号31とに基づきミキサ1により混錬され
る生コンクリートのスランプフロー値並びにロートタイ
ム値を求め、ワーカビリティ計測信号54を出力する。
【0085】更に、ワーカビリティ表示装置55には前
記のワーカビリティ計測信号54に基づいてミキサ1に
より混錬されている生コンクリートのスランプフロー値
並びにロートタイム値が表示される。
【0086】なお、本発明の生コンクリートの品質制御
装置は、上述した実施例のみに限定されるものではな
く、安定状態判定器を軸トルク信号が出力されはじめて
から所定時間が経過したか否かを判定させるような構造
として時間経過により軸トルクが安定したか否かを判定
させるようにすること、ミキサの軸トルクを把握する値
として電力値に変えて電流値あるいは油圧力をパラメー
タとして用いるようにすること、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生コンクリ
ートの品質制御装置によれば、下記のような種々の優れ
た効果を奏し得る。
【0088】(1)本発明の請求項1に記載した生コン
クリートの品質制御装置では、ミキサの軸トルク信号値
と実績添加水量データとに基づき自動的に二次水を添加
するので、生コンクリート製造のモルタル混錬段階にお
いて、砂の表面水率に左右されることなくワーカビリテ
ィを適切な値にすることができるとともに、生コンクリ
ートの製造工程における省力化を図ることができる。
【0089】(2)また、本発明の請求項1に記載した
生コンクリートの品質制御装置では、実績添加水量デー
タに基づきモルタルに二次水を添加した後に、ミキサの
軸トルク信号値に基づき前記の実績添加水量データを補
正更新するので、生コンクリートのワーカビリティを更
に適切な状態にするためのデータを得ることができる。
【0090】(3)本発明の請求項2に記載した生コン
クリートの品質制御装置では、ミキサの軸トルク信号値
と混和剤補充量データとに基づき自動的に二次混和剤量
を添加するので、生コンクリートの砂利混錬段階におい
て、砂利の表面水率に左右されることなくワーカビリテ
ィを適切な値にすることができるとともに、生コンクリ
ートの製造工程における省力化を図ることができる。
【0091】(4)また、本発明の請求項2に記載した
生コンクリートの品質制御装置では、実績添加混和剤量
データに基づき生コンクリートに二次混和剤を添加した
後に、ミキサの軸トルク信号値に基づき前記の実績添加
混和剤量データを補正更新するので、生コンクリートの
ワーカビリティを更に適切な状態にするためのデータを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載した生コンクリートの
品質制御装置の一実施例を適用した生コンクリート製造
設備の一例を示す概念図である。
【図2】二次水添加前のミキサの軸トルク値と実績添加
水量との関係を示す実績添加二次水量曲線並びに最適添
加二次水量曲線のグラフである。
【図3】図1に示す生コンクリートの製造設備により生
コンクリートを製造する際のミキサの軸トルク値の経時
変化の一例を示すグラフである。
【図4】二次水添加前のミキサの軸トルク値と実績添加
水量との関係を示す実績添加二次水量曲線のグラフであ
る。
【図5】ミキサの目標トルク値に対する軸トルク値と二
次水量の関係を示すグラフである。
【図6】本発明の請求項2に記載した生コンクリートの
品質制御装置の一実施例を適用した生コンクリート製造
設備の一例を示す概念図である。
【図7】二次混和剤添加前のミキサの軸トルク値と実績
添加混和剤量との関係を示す実績添加二次混和剤量曲線
並びに最適添加二次混和剤量曲線のグラフである。
【図8】図6に示す生コンクリートの製造設備により生
コンクリートを製造する際のミキサの軸トルク値の経時
変化の一例を示すグラフである。
【図9】二次混和剤添加前のミキサの軸トルク値と実績
添加混和剤量との関係を示す実績添加二次混和剤量曲線
のグラフである。
【図10】ミキサの目標トルク値に対する軸トルク値と
二次混和剤量の関係を示すグラフである。
【図11】モルタル混錬時におけるミキサの軸トルク値
の経時変化を示すグラフである。
【図12】練り上がったモルタル中の水分率とミキサの
軸トルクとの関係を示すグラフである。
【図13】生コンクリート混錬時におけるミキサの軸ト
ルク値の経時変化を示すグラフである。
【図14】生コンクリートが練り上がった際のミキサの
軸トルク値と生コンクリートのスランプフロー値との関
係を示すグラフである。
【図15】生コンクリートが練り上がった際のミキサの
軸トルク値と生コンクリートのロートタイム値との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ミキサ 5 砂利 8 砂 11 セメント 15 水 16 一次水 17,22 流量調整弁 18,23 流量計 19 二次水 21 混和剤 30 軸トルク演算器 31 軸トルク信号 32 安定状態判定器 33 演算開始信号 37 水補充信号 38 補充水供給制御装置 39,49 流量調整信号 40,50 流量検出信号 42 一次混和剤 43 二次混和剤 47 混和剤補充信号 48 補充混和剤供給制御装置 56 実績添加水量データ記憶器 57 実績添加水量データ 58 補充水量演算器 59 水補充完了信号 60 添加水量データ更新演算器 61 最適添加水量データ 62 実績添加混和剤量データ記憶器 63 実績添加混和剤量データ 64 補充混和剤量演算器 65 混和剤補充完了信号 66 添加混和剤量データ更新演算器 67 最適添加混和剤量データ
フロントページの続き (72)発明者 増田 浩明 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石川島建機株式会社 本社内 (72)発明者 藤沢 淳彦 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石川島建機株式会社 本社内 (56)参考文献 特開 昭56−77105(JP,A) 特開 昭61−283506(JP,A) 特開 平4−105907(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量のセメント並びに砂に対し所定量
    以下の一次水を用いて生成されるモルタルの練り上がり
    時のミキサの軸トルクとモルタルに所定のワーカビリテ
    ィを具備させるために添加すべき二次水量との関係を実
    績添加水量データとしてメモリする実績添加水量データ
    記憶器と、ミキサへの水の供給系路に設けた流量調整弁
    と、該流量調整弁を通過する水の流量を検出する流量計
    と、モルタルの混錬を行うミキサの軸トルクを求める軸
    トルク演算器と、該軸トルク演算器より出力される軸ト
    ルク信号値が安定した状態となったか否かを判定する
    か、あるいは前記の軸トルク信号が出力されはじめてか
    ら所定時間が経過したか否かを判定する安定状態判定器
    と、該安定状態判定器より演算開始信号が出力された際
    に前記の実績添加水量データと軸トルク信号値とに基づ
    き現在ミキサにより混錬されているモルタルに対し添加
    すべき水量を求めて水補充信号を出力する補充水量演算
    器と、該補充水量演算器より水補充信号が出力された際
    に該水補充信号と前記の流量計より出力される流量検出
    信号とに基づき前記の流量調整弁に対し流量調整信号を
    出力して流量調整弁の開度を調整するとともに前記の流
    量調整信号を出力した後水補充完了信号を出力する補充
    水供給制御器と、水補充完了信号が出力された際に前記
    の軸トルク信号値と実績添加水量データとに基づきモル
    タルに対して添加すべき最適添加水量を求め且つ二次水
    添加後のミキサの軸トルク値に基づき最適添加水量デー
    タを前記の実績添加水量データ記憶器に対し出力して実
    績添加水量データを補正更新する添加水量更新演算器と
    を備えてなることを特徴とする生コンクリートの品質制
    御装置。
  2. 【請求項2】 所定量のモルタル、砂利並びに水に対し
    所定量以下の一次混和剤を用いて生成される生コンクリ
    ートの練り上がり時のミキサの軸トルク値と生コンクリ
    ートに所定のワーカビリティを具備させるために添加す
    べき二次混和剤量との関係を実績添加混和剤量データと
    してメモリする実績添加混和剤量データ記憶器と、ミキ
    サへの混和剤の供給系路に設けた流量調整弁と、該流量
    調整弁を通過する混和剤の流量を検出する流量計と、生
    コンクリートの混錬を行うミキサの軸トルク値を求める
    軸トルク演算器と、該軸トルク演算器より出力される軸
    トルク信号値が安定した状態となったか否かを判定する
    か、あるいは前記の軸トルク信号が出力されはじめてか
    ら所定時間が経過したか否かを判定する安定状態判定器
    と、該安定状態判定器より演算開始信号が出力された際
    に前記の実績添加混和剤量データと軸トルク信号値とに
    基づき現在ミキサにより混錬されている生コンクリート
    に対し添加すべき混和剤量を求めて混和剤補充信号を出
    力する補充混和剤量演算器と、該補充混和剤量演算器よ
    り混和剤補充信号が出力された際に該混和剤補充信号と
    前記の流量計より出力される流量検出信号とに基づき前
    記の流量調整弁に対し流量調整信号を出力して流量調整
    弁の開度を調整するとともに前記の流量調整信号を出力
    した後混和剤補充完了信号を出力する補充混和剤供給制
    御器と、混和剤補充完了信号が出力された際に前記の軸
    トルク信号値と実績添加混和剤量データとに基づき生コ
    ンクリートに対して添加すべき最適添加混和剤量を求め
    且つ二次混和剤添加後のミキサの軸トルク値に基づき最
    適添加混和剤量データを前記の実績添加混和剤量データ
    記憶器に対し出力して実績添加混和剤量データを補正更
    新する添加混和剤量更新演算器とを備えてなることを特
    徴とする生コンクリートの品質制御装置。
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