JPH08183021A - 生コンクリート材料の配合補正装置 - Google Patents

生コンクリート材料の配合補正装置

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JPH08183021A
JPH08183021A JP32706094A JP32706094A JPH08183021A JP H08183021 A JPH08183021 A JP H08183021A JP 32706094 A JP32706094 A JP 32706094A JP 32706094 A JP32706094 A JP 32706094A JP H08183021 A JPH08183021 A JP H08183021A
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弘 西村
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 温度設定手段である温度データ出力器29
と、時間設定手段である時間データ設定器31と、単位
水量補正手段である第1の補正データ記憶器33及び第
1の補正演算器35と、水・セメント比補正手段である
第2の補正データ記憶器37及び第2の補正演算器39
と、空気量補正手段である第3の補正データ記憶器41
及び第3の補正演算器43と、単位水量あるいは混和剤
量補正手段である第4の補正データ記憶器45及び第4
の補正演算器47と、AE剤量補正手段である第5の補
正データ記憶器49及び第5の補正演算器51と、配合
比データ信号27を修正する修正配合比演算器53とを
備える。 【効果】 生コンクリートの品質が安定し、製造原価を
低減させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生コンクリート材料の配
合補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に生コンクリートは、固化した後の
圧縮強度、打設時におけるコンシステンシー、空気量が
所定値となるように、予め材料の配合比が定められてお
り、実際に、水、セメント、砂利(粗骨材)、砂(細骨
材)等の生コンクリート材料を混練する際には、骨材の
表面水率補正あるいは粒度補正を行って、圧縮強度、コ
ンシステンシー、空気量等が所定値となるようにしてい
る。
【0003】一方、生コンクリートは、下記のような性
質を有している。
【0004】1)生コンクリートの練り上がり温度が高
いほど同一のコンシステンシーを得るのに必要な単位水
量は多くなる(20℃を基準として、練り上がり温度±
10℃増減すると単位水量を±1〜4%増減させる必要
がある)。
【0005】2)練り上がり後においては、経過時間に
伴うスランプの低下(スランプドロップ)は温度が高い
ほど大きくなる(20℃を基準とすれば、30℃になれ
ばそのスランプドロップの値は1cm〜2cm増加し、
これを補正するためには単位水量で2〜5%の増加もし
くはAE減水剤の増量使用が必要である)。
【0006】3)生コンクリートの温度が高くなると、
同じ強度を得るためには、水・セメント比を幾分小さく
することも必要になる。
【0007】4)生コンクリートの練り上がり温度が高
くなるほど、空気連行性は低下する(コンクリート20
℃の場合を基準として練り上がり温度が10℃高くなる
と、空気量はおよそ2割程度減少する)。
【0008】5)生コンクリートの温度が高くなるほど
時間経過に伴う生コンクリートの空気量が低下する(エ
アードロップが増加する)。
【0009】従来、上述したような、温度や時間経過に
起因する生コンクリートの性状変化を抑制する手段とし
て、特公平4−34923号公報に開示された生コンク
リート材料の配合量補正装置がある。
【0010】この装置では、生コンクリートの練り上が
り温度、気温、生コンクリートの搬送時間を外乱情報と
して生コンクリート材料の単位水量を調整して、生コン
クリートの品質変動のうちの、「練り上がり後のスラン
プドロップ」を補正するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置においては、生コンクリートの温度による練り
上がり時のスランプ、空気量の補正、固化後の圧縮強
度、生コンクリートの空気量ドロップを補正することに
ついては何ら考慮されておらずコンクリートの品質を安
定させユーザーの要求する品質を確保するには不充分で
あった。
【0012】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、気温、搬送時間条件に応じて、生コンクリート材料
の配合補正を行う際に、生コンクリートの固化後の圧縮
強度が適正化されるようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の生コンクリート材料の配合補正装置において
は、温度データ信号30を出力する温度データ出力器2
9及び時間データ信号32を出力する時間データ設定器
31を有し、外部から入力された所定の生コンクリート
材料の配合比データ信号27を一時的に記憶する配合比
一時記憶器28と、温度条件別に種々の配合比の生コン
クリートのスランプを予め定められた値にするのに必要
な単位水量の補正量データを第1のデータ信号34とし
て記憶した第1の補正データ記憶器33と、該第1の補
正データ記憶器33より出力される第1のデータ信号3
4、配合比一時記憶器28に記憶される配合比データ信
号27、温度データ出力器29より出力される温度デー
タ信号30に基づき混練すべき生コンクリート材料の単
位水量の補正値を求めて該補正値を第1の補正信号36
として出力する第1の補正演算器35と、温度条件別に
種々の配合比の生コンクリートの固化時の圧縮強度を予
め定められた値にするのに必要な水・セメント比の補正
量データを第2のデータ信号38として記憶した第2の
補正データ記憶器37と、該第2の補正データ記憶器3
7より出力される第2のデータ信号38、配合比一時記
憶器28に記憶される配合比データ信号27、温度デー
タ出力器29より出力される温度データ信号30に基づ
き混練すべき生コンクリート材料の水・セメント比の補
正値を求めて該補正値を第2の補正信号40として出力
する第2の補正演算器39と、温度条件別に種々の配合
比の生コンクリートの空気量を予め定められた値にする
のに必要なAE剤量の補正量データを第3のデータ信号
42として記憶した第3の補正データ記憶器41と、該
第3の補正データ記憶器41より出力される第3のデー
タ信号42、配合比一時記憶器28に記憶される配合比
データ信号27、温度データ出力器29より出力される
温度データ信号30に基づき混練すべき生コンクリート
材料のAE剤量の補正値を求めて該補正値を第3の補正
信号44として出力する第3の補正演算器43と、温度
条件別に種々の配合比の生コンクリートの混練完了後あ
る時間が経過した時点におけるスランプを予め定められ
た値にするのに必要な単位水量あるいは混和剤量の補正
量データを第4のデータ信号46として記憶した第4の
補正データ記憶器45と、該第4の補正データ記憶器4
5より出力される第4のデータ信号46、配合比一時記
憶器28に記憶される配合比データ信号27、温度デー
タ出力器29より出力される温度データ信号30、時間
データ設定器31より出力される時間データ信号32に
基づき混練すべき生コンクリート材料の単位水量あるい
は混和剤量の補正値を求めて該補正値を第4の補正信号
48として出力する第4の補正演算器47と、温度・時
間条件別に種々の配合比の生コンクリートの混練完了後
ある時間が経過した時点における空気量を予め定められ
た値にするのに必要なAE剤量の補正量データを第5の
データ信号50として記憶した第5の補正データ記憶器
49と、第5の補正データ記憶器49より出力される第
5のデータ信号50、配合比一時記憶器28に記憶され
る配合比データ信号27、温度データ出力器29より出
力される温度データ信号30、時間データ設定器31よ
り出力される時間データ信号32に基づき混練すべき生
コンクリート材料のAE剤量の補正値を求めて該補正値
を第5の補正信号52として出力する第5の補正演算器
51と、前記の各補正演算器35,39,43,47,
51より出力されるそれぞれの補正信号36,40,4
4,48,52及び配合比一時記憶器28に記憶される
配合比データ信号27に基づき該配合比データ信号27
を修正した修正配合比データ信号54を出力する修正配
合比演算器53とを備えている。
【0014】
【作用】生コンクリート材料の配合補正を行う際には、
温度データを温度データ出力器29に入力して該温度デ
ータ出力器29から各補正演算器35,39,43,4
7,51に温度データ信号30を伝達させ、時間データ
を時間データ設定器31に入力して該時間データ設定器
31から各補正演算器47,51に時間データ信号32
を伝達させるとともに、配合比一時記憶器28に生コン
クリート材料の配合比データ信号27を記憶させる。
【0015】第1の補正演算器35は、第1の補正デー
タ記憶器33より出力される第1のデータ信号34、配
合比データ信号27、温度データ信号30に基づき、混
練すべき生コンクリート材料の単位水量の補正値を求め
て第1の補正信号36を修正配合比演算器53へ出力す
る。
【0016】第2の補正演算器39は、第2の補正デー
タ記憶器37より出力される第2のデータ信号38、配
合比データ信号27、温度データ信号30に基づき、混
練すべき生コンクリート材料の水・セメント比の補正値
を求めて第2の補正信号40を修正配合比演算器53へ
出力する。
【0017】第3の補正演算器43は、第3の補正デー
タ記憶器41より出力される第3のデータ信号42、配
合比データ信号27、温度データ信号30に基づき、混
練すべき生コンクリート材料のAE剤量の補正値を求め
て第3の補正信号44を修正配合比演算器53へ出力す
る。
【0018】第4の補正演算器47は、第4の補正デー
タ記憶器45より出力される第4のデータ信号46、配
合比データ信号27、温度データ信号30、時間データ
信号32に基づき、混練すべき生コンクリート材料の単
位水量あるいは混和剤量の補正値を求めて第4の補正信
号48を修正配合比演算器53へ出力する。
【0019】第5の補正演算器51は、第5の補正デー
タ記憶器49より出力される第5のデータ信号50、配
合比データ信号27、温度データ信号30、時間データ
信号32に基づき、混練すべき生コンクリート材料のA
E剤量の補正値を求めて第5の補正信号52を修正配合
比演算器53へ出力する。
【0020】更に、修正配合比演算器53は、前述した
各補正演算器35,39,43,47,51より出力さ
れるそれぞれの補正信号36,40,44,48,5
2、配合比データ信号27に基づき、該配合比データ信
号27を修正した修正配合比データ信号54を出力す
る。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0022】図1は本発明の生コンクリート材料の配合
補正装置の一実施例を適用した生コンクリート製造設備
を示している。
【0023】1はミキサであり、該ミキサ1は、モータ
2によって駆動されるようになっている。
【0024】3は砂利貯蔵槽、4は砂利計量ホッパであ
り、該砂利計量ホッパ4は、砂利貯蔵槽3から切り出さ
れる砂利(粗骨材)5の計量を行い、計量が完了した砂
利5を前記のミキサ1へ投入するように構成されてい
る。
【0025】6は砂貯蔵槽、7は砂計量ホッパであり、
該砂計量ホッパ7は、砂利貯蔵槽6から切り出される砂
(細骨材)8の計量を行い、計量が完了した砂8を前記
のミキサ1へ投入するように構成されている。
【0026】9はセメント貯蔵槽、10はセメント計量
ホッパであり、該セメント計量ホッパ10は、セメント
貯蔵槽9から切り出されるセメント11の計量を行い、
計量が完了したセメント11を前記のミキサ1へ投入す
るように構成されている。
【0027】12は水貯蔵槽、13は水計量ホッパであ
り、該水計量ホッパ13は、水貯蔵槽12から切り出さ
れる水15の計量を行い、計量した水15を前記のミキ
サ1へ供給するように構成されている。
【0028】18は混和剤貯蔵槽、21は混和剤計量ホ
ッパであり、該計量ホッパ21は、混和剤貯蔵槽18か
ら切り出される混和剤19を水計量ホッパ13に供給す
るようになっている。
【0029】22はAE剤貯蔵槽であり、25はAE剤
計量ホッパであり、該計量ホッパ25は、AE剤貯蔵槽
22から切り出されるAE剤23を水計量ホッパ13に
供給するようになっている。
【0030】26は配合比設定器であり、該配合比設定
器26には、種々の生コンクリート材料の配合比が配合
比データ信号27として記憶されており、この配合比デ
ータ信号27は、人的操作によって外部へ出力されるよ
うになっている。
【0031】この配合比設定器26は、後述するバッチ
ャプラント制御装置55とともに、バッチャプラントの
操作盤に組込むようにすることが好ましい。
【0032】また、配合比設定器26に、外部から入力
される砂利(粗骨材)5及び砂(細骨材)8の粒度、粒
度分布、表面水率等のデータに基づいて予め配合比デー
タ信号27を修正する機能を付加するようにしてもよ
い。
【0033】28は配合比一時記憶器であり、該配合比
一時記憶器28は、前記の配合比設定器26から出力さ
れる配合比データ信号27を一時的に記憶するように構
成されている。
【0034】29は温度データ出力器であり、該温度デ
ータ出力器29は、温度データ信号30を出力するよう
に構成されている。
【0035】この温度データ出力器29は、原則的にコ
ンクリートの練り上がり想定温度を入力するが、計測し
た気温を人的操作により練り上がり温度に変え温度デー
タとして入力するような構成としてもよいし、あるい
は、自動的に気温を計測し、その計測値を練り上がり温
度に変え温度データとして入力するような構成としても
よい。
【0036】31は時間データ設定器であり、該時間デ
ータ設定器31は、人的操作により入力された時間デー
タ(生コンクリートの搬送想定時間)を時間データ信号
32として出力するように構成されている。
【0037】これらの配合比一時記憶器28、温度デー
タ出力器29、時間データ設定器31も、前述した配合
比設定器26と同様に、バッチャプラントの操作盤に組
込むようにすることが好ましい。
【0038】33は第1の補正データ記憶器(温度別ス
ランプ補正データ記憶器)であり、該第1の補正データ
記憶器33は、生コンクリートの練り上がり温度条件別
に種々の配合比の生コンクリートのスランプを予め定め
られた値にするのに必要な単位水量の補正量データを、
第1のデータ信号34として記憶している。
【0039】35は第1の補正演算器(単位水量補正演
算器)であり、該第1の補正演算器35は、第1の補正
データ記憶器33より出力される第1のデータ信号3
4、配合比一時記憶器28に記憶されている配合比デー
タ信号27、温度データ出力器29より出力される温度
データ信号30に基づき、混練すべき生コンクリート材
料の単位水量の補正値(dW1)を求め、該補正値(d
1)を第1の補正信号36として出力するように構成
されている。
【0040】37は第2の補正データ記憶器(温度別強
度補正データ記憶器)であり、該第2の補正データ記憶
器37は、生コンクリートの練り上がり温度条件別に種
々の配合比の生コンクリートの固化時の圧縮強度を予め
定められた値にするのに必要な水・セメント比のデータ
を、第2のデータ信号38として記憶している。
【0041】39は第2の補正演算器(水・セメント比
補正演算器)であり、該第2の補正演算器39は、第2
の補正データ記憶器37より出力される第2のデータ信
号38、配合比一時記憶器28に記憶されている配合比
データ信号27、温度データ出力器29より出力される
温度データ信号30に基づき、混練すべき生コンクリー
ト材料の水・セメント比の補正値(dW/C)を求め、
該補正値(dW/C)を第2の補正信号40として出力
するように構成されている。
【0042】41は第3の補正データ記憶器(温度別空
気量補正データ記憶器)であり、該第3の補正データ記
憶器41は、生コンクリートの練り上がり温度条件別に
種々の配合比の生コンクリートの空気量を予め定められ
た値にするのに必要なAE剤補正量のデータを、第3の
データ信号42として記憶している。
【0043】43は第3の補正演算器(AE剤量補正演
算器)であり、該第3の補正演算器43は、第3の補正
データ記憶器41より出力される第3のデータ信号4
2、配合比一時記憶器28に記憶されている配合比デー
タ信号27、温度データ出力器29より出力される温度
データ信号30に基づき、混練すべき生コンクリート材
料のAE剤量の補正値(dAE1)を求め、該補正値
(dAE1)を第3の補正信号44として出力するよう
に構成されている。
【0044】45は第4の補正データ記憶器(温度・時
間別スランプ補正データ記憶器)であり、該第4の補正
データ記憶器45は、生コンクリートの練り上がり温度
条件・練り上がり後の経過時間条件別に種々の配合比の
生コンクリートの混練完了後ある時間が経過した時点に
おけるスランプを予め定められた値にするのに必要な単
位水量あるいは混和剤量のデータを、第4のデータ信号
46として記憶している。
【0045】47は第4の補正演算器(単位水量あるい
は混和剤量補正演算器)であり、該第4の補正演算器4
7は、第4の補正データ記憶器45より出力される第4
のデータ信号46、配合比一時記憶器28に記憶されて
いる配合比データ信号27、温度データ出力器29より
出力される温度データ信号30、時間データ設定器31
より出力される時間データ信号32に基づき、混練すべ
き生コンクリート材料の単位水量あるいは混和剤量の補
正値(dW2またはdAD)を求め、該補正値(dW2
たはdAD)を第4の補正信号48として出力するよう
に構成されている。
【0046】49は第5の補正データ記憶器(温度・時
間別空気量補正データ記憶器)であり、該第5の補正デ
ータ記憶器49は、生コンクリートの練り上がり温度条
件・練り上がり後の経過時間条件別に種々の配合比の生
コンクリートの混練完了後ある時間が経過した時点にお
ける空気量を予め定められた値にするのに必要なAE剤
量のデータを、第5のデータ信号50として記憶してい
る。
【0047】51は第5の補正演算器(AE剤量補正演
算器)であり、該第5の補正演算器51は、第5の補正
データ記憶器49より出力される第5のデータ信号5
0、配合比一時記憶器28に記憶されている配合比デー
タ信号27、温度データ出力器29より出力される温度
データ信号30、時間データ設定器31より出力される
時間データ信号32に基づき、混練すべき生コンクリー
ト材料のAE剤量の補正値(dAE2)を求め、該補正
値(dAE2)を第5の補正信号52として出力するよ
うに構成されている。
【0048】53は修正配合比演算器であり、該修正配
合比演算器53は、前述した各補正演算器35,39,
43,47,51より出力されるそれぞれの補正信号3
6,40,44,48,52及び配合比一時記憶器28
に記憶される配合比データ信号27に基づき、該配合比
データ信号27を修正した修正配合比データ信号54を
出力するように構成されている。
【0049】55はバッチャプラント制御装置であり、
該バッチャプラント制御装置55は、修正配合比演算器
53より出力される修正配合比データ信号54、先に述
べた各計量ホッパ4,7,10,13及び21,25よ
り出力される荷重検出信号に基づき、各貯蔵槽3,6,
9,12,18,22の切出しゲート、ミキサ1のモー
タ2等を作動させる信号を出力するようになっている。
【0050】以下、本実施例の作動を説明する。
【0051】生コンクリートの製造を行う際には、温度
データ出力器29から温度データ信号30を出力させる
とともに、時間データ設定器31から時間データ信号3
2を出力させて、温度データ信号30を各補正演算器3
5,39,43,47,51に伝達させ、時間データ信
号32を各補正演算器47,51に伝達させる。
【0052】なお、温度データ出力器29が、人的操作
によって温度を設定するものである場合には、温度デー
タ信号30を出力させるのにあたって、温度を入力設定
する。
【0053】また、時間データ設定器31の設定値は、
生コンクリートを製造するバッチャプラントから生コン
クリートを打設する場所までに必要な搬送時間とする。
【0054】更に、配合比設定器26を適宜操作するこ
とにより、該配合比設定器26から配合比一時記憶器2
8に対して所定の生コンクリート材料の配合比データ信
号27を出力し、配合比一時記憶器28に配合比データ
信号27を記憶させる。
【0055】第1の補正演算器(単位水量補正演算器)
35は、第1の補正データ記憶器33より出力される第
1のデータ信号34、配合比一時記憶器28に記憶され
ている配合比データ信号27、温度データ出力器29よ
り出力される温度データ信号30に基づき、混練すべき
生コンクリート材料の単位水量の補正値(dW1)を求
め、この補正値(dW1)に応じた第1の補正信号36
を修正配合比演算器53に対して出力する。
【0056】第2の補正演算器(水・セメント比補正演
算器)39は、第2の補正データ記憶器37より出力さ
れる第2のデータ信号38、配合比一時記憶器28に記
憶されている配合比データ信号27、温度データ出力器
29より出力される温度データ信号30に基づき、混練
すべき生コンクリート材料の水・セメント比の補正値
(dW/C)を求め、この補正値(dW/C)に応じた
第2の補正信号40を修正配合比演算器53に対して出
力する。
【0057】第3の補正演算器(AE剤量補正演算器)
43は、第3の補正データ記憶器41より出力される第
3のデータ信号42、配合比一時記憶器28に記憶され
ている配合比データ信号27、温度データ出力器29よ
り出力される温度データ信号30に基づき、混練すべき
生コンクリート材料のAE剤量の補正値(dAE1)を
求め、この補正値(dAE1)に応じた第3の補正信号
44を修正配合比演算器53に対して出力する。
【0058】第4の補正演算器(単位水量あるいは混和
剤量補正演算器)47は、第4の補正データ記憶器45
より出力される第4のデータ信号46、配合比一時記憶
器28に記憶されている配合比データ信号27、温度デ
ータ出力器29より出力される温度データ信号30、時
間データ設定器31より出力される時間データ信号32
に基づき、混練すべき生コンクリート材料の単位水量あ
るいは混和剤量の補正値(dW2またはdAD)を求
め、この補正値(dW2またはdAD)に応じた第4の
補正信号48を修正配合比演算器53に対して出力す
る。
【0059】第5の補正演算器(AE剤量補正演算器)
51は、第5の補正データ記憶器49より出力される第
5のデータ信号50、配合比一時記憶器28に記憶され
ている配合比データ信号27、温度データ出力器29よ
り出力される温度データ信号30、時間データ設定器3
1より出力される時間データ信号32に基づき、混練す
べき生コンクリート材料のAE剤量の補正値(dA
2)を求め、この補正値(dAE2)に応じた第5の補
正信号52を修正配合比演算器53に対して出力する。
【0060】更に、修正配合比演算器53は、前述した
各補正演算器35,39,43,47,51より出力さ
れるそれぞれの補正信号36,40,44,48,52
及び配合比一時記憶器28に記憶される配合比データ信
号27に基づき、該配合比データ信号27を修正した修
正配合比データ信号54をバッチャプラント制御装置5
5に対して出力する。
【0061】バッチャプラント制御装置55は、修正配
合比演算器53より出力される修正配合比データ信号5
4、先に述べた各計量ホッパ4,7,10,13,2
1,25より出力される荷重検出信号及び流量検出信号
に基づき、各貯蔵槽3,6,9,12,21,25の切
出しゲート、ミキサ1のモータ2等を作動させる信号を
出力する。
【0062】これにより、修正配合比データ信号54に
応じた配合比の砂利(粗骨材)5、砂(細骨材)8、セ
メント11、水15、混和剤19、AE剤23が所定の
順序でミキサ1に供給され、コンクリート練り上がり想
定温度、搬送時間条件に応じたスランプ、水・セメント
比、空気量を具備した生コンクリートが製造される。
【0063】このように、本実施例では、生コンクリー
ト材料の配合データ(配合比データ信号27)と、コン
クリート練り上がり想定温度(温度データ信号30)
と、想定される搬送時間(時間データ信号32)とに基
づいて、単位水量の増減でスランプを補正し、水・セメ
ント比の変更で固化後の圧縮強度を補正し、AE剤の増
減で空気量を補正することにより生コンクリート材料の
配合比を修正するので、生コンクリートの品質が安定す
る。
【0064】なお、本発明の生コンクリート材料の配合
補正装置は上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を
加え得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生コンクリ
ート材料の配合補正装置によれば、下記のような種々の
優れた作用効果を奏し得る。
【0066】(1)生コンクリート材料の配合データ
と、温度データと、時間データとに基づいて、単位水量
の増減でスランプを補正し、水・セメント比の変更で固
化後の圧縮強度を補正し、AE剤の増減で空気量を補正
することにより生コンクリート材料の配合比を修正する
ので、生コンクリートの品質が安定する。
【0067】(2)生コンクリートの品質が安定される
ので、生コンクリートの製造原価を低減させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生コンクリート材料の配合補正装置の
一実施例を適用した生コンクリート製造設備の一例を示
す概念図である。
【符号の説明】
27 配合比データ信号 28 配合比一時記憶器 29 温度データ出力器 30 温度データ信号 31 時間データ設定器 32 時間データ信号 33 第1の補正データ記憶器 34 第1のデータ信号 35 第1の補正演算器 36 第1の補正信号 37 第2の補正データ記憶器 38 第2のデータ信号 39 第2の補正演算器 40 第2の補正信号 41 第3の補正データ記憶器 42 第3のデータ信号 43 第3の補正演算器 44 第3の補正信号 45 第4の補正データ記憶器 46 第4のデータ信号 47 第4の補正演算器 48 第4の補正信号 49 第5の補正データ記憶器 50 第5のデータ信号 51 第5の補正演算器 52 第5の補正信号 53 修正配合比演算器 54 修正配合比データ信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度データ信号(30)を出力する温度
    データ出力器(29)及び時間データ信号(32)を出
    力する時間データ設定器(31)を有し、 外部から入力された所定の生コンクリート材料の配合比
    データ信号(27)を一時的に記憶する配合比一時記憶
    器(28)と、 温度条件別に種々の配合比の生コンクリートのスランプ
    を予め定められた値にするのに必要な単位水量の補正量
    データを第1のデータ信号(34)として記憶した第1
    の補正データ記憶器(33)と、 該第1の補正データ記憶器(33)より出力される第1
    のデータ信号(34)、配合比一時記憶器(28)に記
    憶される配合比データ信号(27)、温度データ出力器
    (29)より出力される温度データ信号(30)に基づ
    き混練すべき生コンクリート材料の単位水量の補正値を
    求めて該補正値を第1の補正信号(36)として出力す
    る第1の補正演算器(35)と、 温度条件別に種々の配合比の生コンクリートの固化時の
    圧縮強度を予め定められた値にするのに必要な水・セメ
    ント比の補正量データを第2のデータ信号(38)とし
    て記憶した第2の補正データ記憶器(37)と、 該第2の補正データ記憶器(37)より出力される第2
    のデータ信号(38)、配合比一時記憶器(28)に記
    憶される配合比データ信号(27)、温度データ出力器
    (29)より出力される温度データ信号(30)に基づ
    き混練すべき生コンクリート材料の水・セメント比の補
    正値を求めて該補正値を第2の補正信号(40)として
    出力する第2の補正演算器(39)と、 温度条件別に種々の配合比の生コンクリートの空気量を
    予め定められた値にするのに必要なAE剤量の補正量デ
    ータを第3のデータ信号(42)として記憶した第3の
    補正データ記憶器(41)と、 該第3の補正データ記憶器(41)より出力される第3
    のデータ信号(42)、配合比一時記憶器(28)に記
    憶される配合比データ信号(27)、温度データ出力器
    (29)より出力される温度データ信号(30)に基づ
    き混練すべき生コンクリート材料のAE剤量の補正値を
    求めて該補正値を第3の補正信号(44)として出力す
    る第3の補正演算器(43)と、 温度条件別に種々の配合比の生コンクリートの混練完了
    後ある時間が経過した時点におけるスランプを予め定め
    られた値にするのに必要な単位水量あるいは混和剤量の
    補正量データを第4のデータ信号(46)として記憶し
    た第4の補正データ記憶器(45)と、 該第4の補正データ記憶器(45)より出力される第4
    のデータ信号(46)、配合比一時記憶器(28)に記
    憶される配合比データ信号(27)、温度データ出力器
    (29)より出力される温度データ信号(30)、時間
    データ設定器(31)より出力される時間データ信号
    (32)に基づき混練すべき生コンクリート材料の単位
    水量あるいは混和剤量の補正値を求めて該補正値を第4
    の補正信号(48)として出力する第4の補正演算器
    (47)と、 温度・時間条件別に種々の配合比の生コンクリートの混
    練完了後ある時間が経過した時点における空気量を予め
    定められた値にするのに必要なAE剤量の補正量データ
    を第5のデータ信号(50)として記憶した第5の補正
    データ記憶器(49)と、 第5の補正データ記憶器(49)より出力される第5の
    データ信号(50)、配合比一時記憶器(28)に記憶
    される配合比データ信号(27)、温度データ出力器
    (29)より出力される温度データ信号(30)、時間
    データ設定器(31)より出力される時間データ信号
    (32)に基づき混練すべき生コンクリート材料のAE
    剤量の補正値を求めて該補正値を第5の補正信号(5
    2)として出力する第5の補正演算器(51)と、 前記の各補正演算器(35)(39)(43)(47)
    (51)より出力されるそれぞれの補正信号(36)
    (40)(44)(48)(52)及び配合比一時記憶
    器(28)に記憶される配合比データ信号(27)に基
    づき該配合比データ信号(27)を修正した修正配合比
    データ信号(54)を出力する修正配合比演算器(5
    3)とを備えてなることを特徴とする生コンクリート材
    料の配合補正装置。
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