JPH0926457A - 半導体素子評価装置 - Google Patents

半導体素子評価装置

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JPH0926457A
JPH0926457A JP7176076A JP17607695A JPH0926457A JP H0926457 A JPH0926457 A JP H0926457A JP 7176076 A JP7176076 A JP 7176076A JP 17607695 A JP17607695 A JP 17607695A JP H0926457 A JPH0926457 A JP H0926457A
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JP
Japan
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rectangular waveguide
semiconductor
waveguide
mode conversion
carrier
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JP7176076A
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Inventor
Takayuki Kato
隆幸 加藤
Hiroto Matsubayashi
弘人 松林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US08/613,988 priority patent/US5801528A/en
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/20Modifications of basic electric elements for use in electric measuring instruments; Structural combinations of such elements with such instruments
    • G01R1/24Transmission-line, e.g. waveguide, measuring sections, e.g. slotted section
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/26Testing of individual semiconductor devices
    • G01R31/2601Apparatus or methods therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子を評価する際に、評価を行う半導
体素子の交換が容易で、素子交換コストが低く、かつマ
イクロストリップ線路の長さ,及びボンディングワイヤ
の形状に起因する損失が小さく、評価データの再現性の
良い半導体素子評価装置を提供する。 【解決手段】 外部から信号を、入力/出力,出力/入
力するための第1,及び第2の方形導波管部を有する台
座と、上記台座の第1,第2の方形導波管部と接続する
第1,及び第2の方形導波管部を有し、上記半導体素子
を搭載する素子搭載部を挟み、該半導体素子にそれぞれ
接続され、方形導波管との間でモード変換を行う第1,
及び第2のマイクロストリップ線路を有するモード変換
キャリアと、該モード変換キャリアの第1,第2の方形
導波管部をそれぞれ終端する第1,及び第2の方形導波
管終端部を有する導波管終端形成部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体素子の評
価装置に関し、特に、高周波帯,主に30GHz 以上のミ
リ波帯で動作する半導体素子の評価に用いる評価装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、特に30GHz 以上のミリ波領域で
動作する半導体装置において、システムのインターフェ
イス等の信号伝達路としては、金属導波管が最も多用さ
れている。図13に金属導波管の断面を含む斜視図を示
す。図において、10は金属壁により形成された方形導
波管、図の矢印Eは電気力線を示している。このような
方形導波管を、信号が伝播する際の内部の電気力線は、
図に示すようにTE10モードとなっている。
【0003】一方、モノリシック集積回路内部では、そ
の信号伝達路としてマイクロストリップ線路が用いられ
ている。図14にマイクロストリップ線路の断面を含む
斜視図を示す。図において、42はマイクロストリップ
信号線路,41は誘電体基板、43は裏面接地導体であ
る。このようなマイクロストリップ線路4を信号が伝播
する際の電気力線は、図のような、準TEMモードとな
る。マイクロストリップ線路は、伝達損失が導波管に比
べ大きいものの、加工が容易で回路設計の自由度が大き
いという利点を有する。
【0004】一般に、半導体素子を評価しようとする場
合、マイクロストリップ線路で構成される半導体集積回
路素子と、導波管で構成されるシステムのインターフェ
イス等とを接続するときに、マイクロストリップ線路と
導波管との間でモードをそれぞれ変換する必要があり、
通常、パッケージ(チップキャリア)あるいはその治具
がこのモード変換機能を備えている。
【0005】両者の変換方法にもいくつかの方法がある
が、最も一般的に行われている方法はE面プローブとい
われる方法であり、以下に、この変換方法について説明
する。図15は、E面プローブ変換部の斜視図を、図1
6は、その断面図をそれぞれ示している。この方法は、
方形導波管10のE面10e(導波管の長手方向に垂直
な断面で見た長方形の長辺にあたる導波管側面)に開孔
部100を設け、そこにマイクロストリップ線路4を挿
入するものであり、信号の進行方向は90°ずれる。こ
の変換方法では、方形導波管10とマイクロストリップ
線路4との接続部での気密性が損なわれるという欠点は
あるが、非接触変換であるため信号の損失が小さく、ま
た単純な構造であるため調整が容易であるという利点を
有する。図15,16では、マイクロストリップ線路4
の上面と方形導波管10の端部であるショート面10s
とが平行に形成されたものを示したが、これらの面が直
交するように形成することも可能である。
【0006】図17は、このE面プローブ変換法を用い
た素子実装法の一例を示す分解斜視図であり、図におい
て、3は半導体素子,1ja,1jbはパッケージの金
属ボディ、12はボンディングワイヤを示している。こ
の図は1993年MTT−S,Z−5に発表されたもの
であり、この装置は、導波管部を有する金属ボディ1j
aと半導体素子とがはんだ等により接続されているもの
である。
【0007】また、図18は、E面プローブ変換法を用
いた素子実装法のその他の一例を示す分解斜視図、図1
9はこれを組み立てた際の断面図である。図において、
2jはチップキャリア、20jはベースブロック,21
jは変換ブロック、4a,4bはマイクロストリップ線
路、5jはスペーサ,6jはショート板、10jは導波
管ベンド、11aは導波管を変換ブロック21jに接続
するためのフランジ、11bは入力,及び出力信号を他
の装置に接続するためのフランジである。この装置は、
チップキャリア2j上に半導体素子3,及びマイクロス
トリップ線路4aを載置し、半導体素子3とマイクロス
トリップ線路4aとをボンディングワイヤにより接続し
たものをさらにベースブロック20jに載置したもの
と、変換ブロック上にマイクロストリップ線路4bが載
置されたものとを組み立て、このマイクロストリップ線
路4aとマイクロストリップ線路4bとをボンディング
ワイヤ12により接続する。そののち、スペーサ5j,
及びショート板6j,及び導波管ベンド10jが組立て
られて装置を完成する。
【0008】また、このような半導体素子評価装置は、
通常金属製であり、多くはAuメッキが施されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この図17に示す従来
例の半導体素子評価装置は、単純な構造であるため装置
の作成が容易で、また、それぞれの導波管部の間隔を近
く形成することで、マイクロストリップ線路4の長さを
短くすることが可能なため、マイクロストリップ線路4
の長さが長いことに起因する通過損失を小さくすること
ができるという利点がある。しかし、半導体素子3と金
属ボディ1jaが、はんだ付け等により一体化されてい
るため、多数の半導体素子の性能を評価する際には、半
導体素子の数だけ金属ボディ1jaを用意する必要があ
り、また、半導体素子が破損した際は、金属ボディ1j
aごと廃棄するか、あるいは半導体素子3やボンディン
グワイヤ12をはずして再度別の半導体素子3を実装す
るという手間をかけて交換作業を行わねばならず、大量
の半導体素子を評価する際には、半導体素子の交換に伴
う1半導体素子あたりのコストが高くなるという問題が
あった。
【0010】一方、図18,19に示すその他の従来の
半導体素子評価装置は、チップキャリア2jの交換によ
って多数の素子評価を行えるため、上述した図17のも
のより素子交換に伴うコストは低くなる。しかしなが
ら、半導体素子の入出力部とマイクロストリップ線路4
aとのワイヤボンディングのみならず、マイクロストリ
ップ線路4aとマイクロストリップ線路4bとのワイヤ
ボンディングも必要となるため、ボンディングワイヤに
起因する通過損失(94GHz で0.2dB以上)やイン
ピーダンスの不整合が発生する。また、このようなワイ
ヤに起因する損失は、ワイヤの形状に大きく依存するた
め、半導体素子を評価する際の、データの再現性や精度
が悪くなるという問題があった。
【0011】更に、図19からわかるように、マイクロ
ストリップ線路4a,4bの総合長さ(マイクロストリ
ップ線路4a,半導体素子3,及びマイクロストリップ
線路4bを結ぶ直線の長さ)Lmは、導波管フランジ1
1aの直径Lf(使用周波数75〜110GHz では1
9.1mm)程度までしか短縮できないため、マイクロ
ストリップ線路が長いことに起因する通過損失をある一
定値より小さくすることができないという問題があっ
た。
【0012】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、半導体素子を評価する際
に、評価を行う半導体素子の交換が容易で、素子交換コ
ストが低く、かつマイクロストリップ線路の長さ,ボン
デイングワイヤの形状,及び導波管の形状等に起因する
損失が小さく、評価データの再現性の良い半導体素子評
価装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る半導体素子評価装置は、高周波用の半導体素子の電
気特性を評価する装置において、それぞれ、外部から信
号を、入力/出力,出力/入力するための第1,及び第
2の方形導波管部をその本体を貫通して有する台座と、
該台座上に載置固定され、上記台座の第1,および第2
の方形導波管部と接続する第1,及び第2の方形導波管
部を有し、かつ上記半導体素子を搭載する素子搭載部を
挟み、該半導体素子にそれぞれ接続される、方形導波管
との間でモード変換を行う第1,及び第2のマイクロス
トリップ線路を有するモード変換キャリアと、該モード
変換キャリア上に設けられ、該モード変換キャリアの第
1,第2の方形導波管部をそれぞれ終端するための第
1,及び第2の方形導波管終端部を有する導波管終端形
成部とを備え、上記台座,及び上記モード変換キャリア
の第1,第2の方形導波管部,及び上記第1,第2の方
形導波管終端部により、それぞれ第1,第2の方形導波
管が形成され、上記第1,又は第2の方形導波管に入力
される入力信号と、該入力信号が上記第1,又は第2の
方形導波管,第1,又は第2のマイクロストリップ線
路,半導体素子,第2,又は第1のマイクロストリップ
線路を通って、上記第2,又は第1の方形導波管から出
力される出力信号とを比較し、上記半導体素子の評価を
行うものである。
【0014】この発明(請求項2)は、上記半導体素子
評価装置(請求項1)において、上記台座の第1,及び
第2の方形導波管部は、上記第1,第2の各方形導波管
の信号入力部の管軸方向と信号出力部の管軸方向とが同
一線上方向となり、かつ該台座の第1,第2の方形導波
管部の,上記モード変換キャリア側の端部の管軸方向が
相互に平行になるようにそれぞれ90°曲げられて形成
されているものである。
【0015】この発明(請求項3)は、上記半導体素子
評価装置(請求項1または2)において、上記台座は、
その上に上記モード変換キャリアが載置される表面上
の,上記台座の方形導波管部の内壁面のいずれかから該
内壁面に垂直な方向に使用周波数波長の1/4(λ/
4)の距離離れた位置から所定の距離分が凹部となっ
た,λ/4の深さの堀り込み部を有するものである。
【0016】この発明(請求項4)は、上記半導体素子
評価装置(請求項1ないし3)において、上記モード変
換キャリアは、その上に上記導波管終端形成部が設けら
れる表面上の,上記モード変換キャリアの方形導波管部
の内壁面からλ/4の距離離れた位置までが凸部となっ
た,λ/4の高さの突出部を有するものである。
【0017】この発明(請求項5)は、上記半導体素子
評価装置(請求項1ないし4)において、上記モード変
換キャリアは、上記半導体素子が搭載される素子搭載
部,及び上記マイクロストリップ線路載置部を有し、そ
の各方形導波管部の4面の内壁面のうちの1面,又は3
面をそれぞれ構成する第1,及び第2の導波管形成部を
有する半導体キャリア部と、該半導体キャリア部を挟む
ようにそれぞれその左,右の側面に隣接して配置され、
上記各方形導波管部の4面の内壁面のうちの3面,又は
1面をそれぞれ構成する第1,第2の導波管形成部を有
するサイドブロック部とよりなるものである。
【0018】この発明(請求項6)は、上記半導体素子
評価装置(請求項5)において、上記第1,第2のサイ
ドブロック部は、その上記半導体キャリア部と隣合う側
面の,上記モード変換キャリアの各方形導波管部の内壁
面のいずれかから該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離
離れた位置から所定の距離分凹部となった,λ/4の深
さの堀り込み部を有するものである。
【0019】
【作用】この発明(請求項1)に係る半導体素子評価装
置においては、高周波用の半導体素子の電気特性を評価
する装置において、それぞれ、外部から信号を、入力/
出力,出力/入力するための第1,及び第2の方形導波
管部をその本体を貫通して有する台座と、該台座上に載
置固定され、上記台座の第1,および第2の方形導波管
部と接続する第1,及び第2の方形導波管部を有し、か
つ上記半導体素子を搭載する素子搭載部を挟み、該半導
体素子にそれぞれ接続される、方形導波管との間でモー
ド変換を行う第1,及び第2のマイクロストリップ線路
を有するモード変換キャリアと、該モード変換キャリア
上に設けられ、該モード変換キャリアの第1,第2の方
形導波管部をそれぞれ終端するための第1,及び第2の
方形導波管終端部を有する導波管終端形成部とを備えて
いるので、半導体素子交換の際に上記モード変換キャリ
アを交換するだけで半導体素子の交換ができ、かつ、伝
送線路の長さをより短く、さらに半導体素子端面以外の
ワイヤボンディングを不要にすることができ、伝送線路
の長さ,及びボンディングワイヤの形状に起因する損失
を小さくすることができる。
【0020】この発明(請求項2)においては、上記半
導体素子評価装置(請求項1)において、上記台座の第
1,及び第2の方形導波管部は、上記第1,第2の各方
形導波管の信号入力部の管軸方向と信号出力部の管軸方
向とが同一線上方向となり、かつ該台座の第1,第2の
方形導波管部の,上記モード変換キャリア側の端部の管
軸方向が相互に平行になるようにそれぞれ90°曲げら
れて形成されているので、他の装置との整合性を向上す
ることができる。
【0021】この発明(請求項3)においては、上記半
導体素子評価装置(請求項1または2)において、上記
台座は、その上に上記モード変換キャリアが載置される
表面上の,上記台座の方形導波管部の内壁面のいずれか
から該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離離れた位置か
ら所定の距離分が凹部となった,λ/4の深さの堀り込
み部を有するので、上記台座と上記モード変換キャリア
との間の方形導波管接合部分の接触性を向上でき、また
該接合部分の方形導波管内壁面のインピーダンスを均一
化し、連続性を強調することができる。
【0022】この発明(請求項4)においては、上記半
導体素子評価装置(請求項1ないし3)において、上記
モード変換キャリアは、その上に上記導波管終端形成部
が設けられる表面上の,上記モード変換キャリアの方形
導波管部の内壁面からλ/4の距離離れた位置までが凸
部となった,λ/4の高さの突出部を有するので、上記
モード変換キャリアと、上記台座,または上記導波管終
端形成部との間の方形導波管接合部分の接触性を向上で
き、また該接合部分の方形導波管内壁面のインピーダン
スを均一化し、連続性を強調することができる。
【0023】この発明(請求項5)においては、上記半
導体素子評価装置(請求項1ないし4)において、上記
モード変換キャリアは、上記半導体素子が搭載される素
子搭載部,及び上記マイクロストリップ線路載置部を有
し、その各方形導波管部の4面の内壁面のうちの1面,
又は3面をそれぞれ構成する第1,及び第2の導波管形
成部を有する半導体キャリア部と、該半導体キャリア部
を挟むようにそれぞれその左,右の側面に隣接して配置
され、上記各方形導波管部の4面の内壁面のうちの3
面,又は1面をそれぞれ構成する第1,第2の導波管形
成部を有するサイドブロック部とよりなるので、半導体
を実装する部分をさらに単純な形状とすることができ、
また、上記半導体キャリア部と上記サイドブロック部と
により構成される方形導波管部の各コーナー部分をより
直角に近づけることが可能となる。
【0024】この発明(請求項6)においては、上記半
導体素子評価装置(請求項5)において、上記第1,第
2のサイドブロック部は、その上記半導体キャリア部と
隣合う側面の,上記モード変換キャリアの各方形導波管
部の内壁面のいずれかから該内壁面に垂直な方向にλ/
4の距離離れた位置から所定の距離分凹部となった,λ
/4の深さの堀り込み部を有するので、上記半導体キャ
リア部と上記サイドブロック部との間の方形導波管接合
部分の接触性を向上でき、該接合部分の方形導波管内壁
面のインピーダンスを均一化し、連続性を強調すること
ができる。
【0025】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例1を図について説明す
る。図1は、本発明の実施例1による半導体素子評価装
置を示す分解斜視図であり、図2(a) は、半導体素子評
価装置を組み立てた状態の一部透視斜視図、図2(b) は
図2(a) のAA’断面に沿って見た断面図である。
【0026】図において、1は外部から信号を入力,あ
るいは出力するための方形導波管部10aを有する台
座、2は台座1上に載置固定され、上記台座1の各方形
導波管部10aと接続する方形導波管部10bを有する
モード変換キャリア、3はモード変換キャリア2上に搭
載された半導体素子、4はモード変換キャリア2上に載
置され、半導体素子3と接続されているマイクロストリ
ップ線路、5はモード変換キャリア2上に載置固定され
る各スペーサ、6は各スペーサ5上に載置固定され、上
記スペーサ5とともに、上記モード変換キャリア2の各
方形導波管部10bと接続する方形導波管終端部10c
を形成する短絡板を示している。マイクロストリップ線
路4は従来例の図14で示したように誘電体基板41表
面にマイクロストリップ信号線路42が形成され、誘電
体基板41の裏面に裏面接地導体43が形成されている
ものである。また、上記各部を組み立てた際は、図2に
示すように、各方形導波管部10a,10b,及び方形
導波管終端部10cにより方形導波管10をそれぞれ構
成する。
【0027】以下に、本実施例1の半導体素子評価装置
の構成,製造方法,及び実装方法について説明する。先
ず、モード変換キャリア2の,半導体素子3,及びマイ
クロストリップ線路4が載置,搭載されるべき部分に形
成された凹部に、半導体素子3,及びマイクロストリッ
プ線路4をはんだ等で接着し、半導体素子3の入出力端
子と各マイクロストリップ線路4のマイクロストリップ
信号線路42とをボンディングワイヤ12により接続す
る。
【0028】その後、台座1上に、半導体素子3,及び
マイクロストリップ線路4が実装された該モード変換キ
ャリア2,スペーサ5,短絡板6を、該各部の方形導波
管部(10a,10b,),及び方形導波管終端部10
cがそれぞれ接続されるように、順次所定の位置に載置
し、図示しないネジ等で台座1上に固定して、半導体素
子が実装された半導体素子評価装置を完成する。
【0029】図2(b) は、このように半導体素子評価装
置を組み立てた状態の断面図である。各方形導波管部1
0a,10b,及び方形導波管終端部10cとにより各
方形導波管10が形成され、この方形導波管10及びマ
イクロストリップ線路4を通って信号が、例えば図に示
す矢印のように流れる。
【0030】以下に、その管軸方向が90°曲がった方
形導波管部10aを有する台座1の製造方法の一例を示
す。先ず、金属製の直方体ブロックと、該直方体ブロッ
クの前面と同じ長方形形状の面を持つ金属板とを準備
し、回転の中心から所定半径の位置に、回転面に対して
垂直な方向に刃を有する回転カッターを用いて、上記直
方体ブロック前面の,上面から左,右の側面にむけて、
中心角90°の円弧状の溝を、それぞれ所定の幅,及び
所定の深さに形成する。そののち、該溝の形成された上
記直方体ブロックの前面と、上記金属板の上記同じ長方
形形状の面とを相互に接着して一体とすることにより、
各方形導波管が形成された台座1を形成する。
【0031】また、本実施例1では、方形導波管部10
aは、湾曲したものとしたが、使用用途によっては、図
2に点線で示したように、直線状のものとすることもで
きる。
【0032】以下に、本実施例1の半導体素子評価装置
の作用について説明する。本実施例1は、多くの半導体
素子3を評価する際に、図1に示されるように、分離可
能なモード変換キャリア2を備えているので、図17に
示す従来例に比し、別の半導体素子3を備えたモード変
換キャリア2のみを交換するだけで異なる半導体素子3
の評価が行え、半導体素子交換に伴う半導体素子評価装
置の交換部分を少なくすることができる。特に、高周波
領域で用いる半導体素子評価装置は、通常金属製であ
り、多くはAuメッキを施してあるので、交換部分を少
なくすることで、より一層、素子交換に伴うコストを低
減することができる。また、評価する半導体素子3が破
損した際も、モード変換キャリア2のみを交換するだけ
で、別の半導体素子3と交換することができ、半導体素
子交換に伴う手間を簡略化することができる。
【0033】さらに、本実施例1の半導体素子評価装置
は、台座1に方形導波管部10aを有する構造としたこ
とにより、図18,19に示された従来例に比し、導波
管ベンド10jのフランジ11aを設ける必要がなくな
るので、半導体素子3から各方形導波管までを接続する
マイクロストリップ線路4の全長Lmが、フランジ11
a(図19)の直径により制限されることがなく、必要
に応じて短縮することが可能である。これにより、マイ
クロストリップ線路4の長さが長いことに起因する通過
損失を低減することができる。また、モード変換キャリ
ア2に方形導波管部10bを有するので、図18,19
に示される従来例のように、ベースブロック20上のチ
ップキャリア2j上に載置されたマイクロストリップ線
路4aと、変換ブロック21j上に載置されたマイクロ
ストリップ線路4bとをボンディングワイヤ12で接続
する必要が無く、このボンディングワイヤ12を省略す
ることができる。このため、本実施例1では、図18,
19に示される従来例に比し、モード変換キャリア2交
換の際に、ワイヤボンディングを行う必要がないので、
モード変換キャリア2の交換が容易であり、ワイヤボン
ディングをくり返すことによるマイクロストリップ線路
の劣化も生じず、また、ワイヤボンディングの数を減ら
すことができるので、ワイヤのインダクタンスに起因し
て生じる測定値の再現性,及び精度の低下を抑えること
ができる。
【0034】さらにまた、図2に示すように、台座1に
形成された方形導波管部10aは、その管軸方向が90
°曲げられ、導波管入力部の方向と出力部の方向とが一
直線上になるようにしたので、他の装置との接続が容易
となり、使い勝手が向上する。また、管軸方向が90°
曲げられた方形導波管部を、より容易に製造することが
できる。
【0035】以上のように、本実施例1では、分離可能
なモード変換キャリア2を備えているので、図17に示
した従来例に比し、素子交換に伴うコストを低減するこ
とができ、半導体素子交換に伴う手間を簡略化すること
ができる効果がある。
【0036】さらに、台座1に方形導波管部10aを有
する構造としたので、図18,19に示された従来例に
比し、マイクロストリップ線路4の全長Lmを短縮する
ことが可能となり、これにより通過損失を低減すること
ができる。また、モード変換キャリア2に方形導波管部
10bを有するので、図18,19に示される従来例に
比し、ボンディングワイヤ12の数を減らすことができ
るため、モード変換キャリア2の交換が容易であり、ワ
イヤのインダクタンスに起因して生じる測定値の再現
性,及び精度の低下を抑えることができる効果がある。
【0037】さらにまた、台座1に形成された方形導波
管部10aは、その管軸方向が90°曲げられ、導波管
入力部の方向と出力部の方向とが一直線上になるように
したので、他の装置との整合性を向上できる効果があ
る。
【0038】実施例2.以下、本発明の実施例2を図に
ついて説明する。図3は、本実施例3の半導体素子評価
装置を示す分解斜視図であり、図4は、図3を組み立て
た状態の断面図である。図において、7は台座1aに形
成された堀り込み部を示しており、図1,及び図2と同
一符号は同一または相当する部分を示している。
【0039】本実施例2の半導体素子評価装置は、台座
1aのモード変換キャリア2が載置される表面上の,上
記各方形導波管部10aの内壁面のいずれかから該内壁
面に垂直な方向に使用周波数波長の1/4(λ/4)の
距離離れた位置から所定の距離分が凹部となった,λ/
4の深さの堀り込み部7を有するものである。
【0040】なお、このような堀り込み部7は、さらに
図3に点線で示したような台座1a上の部分、即ち、各
方形導波管部10aの4面の内壁面のそれぞれからλ/
4離れた位置から外側の方形導波管部の周囲に設けるこ
とができる。
【0041】以下、本実施例2の半導体素子評価装置の
作用について、図5を用いて説明する。図5(a),(c)
は、半導体素子評価装置を組み立て一体化した際に、台
座1(1a)とモード変換キャリア2との接触面のわず
かな凹凸や異物により隙間ができた場合の拡大模式図を
示したもので、図5(a) は台座1上面に上記掘り込み部
がなく、かつモード変換キャリア2との間に微少な隙間
が生じた場合の拡大断面図であり、図5(c) は本実施例
2において同様の隙間が生じた場合の拡大断面図であ
る。また、図5(b) は図5(a) に示した方形導波管部の
接合部分近傍の方形導波管内壁面の各位置での仮想的な
インピーダンス値を示したものであり、図5(d) は図5
(c) に示した方形導波管部の接合部分近傍の方形導波管
内壁面の各位置での仮想的なインピーダンス値を示した
ものであり、この値が0のときはショート面,値が無限
大のときはオープン面であることを示している。
【0042】本実施例2では、各導波管部(10a,1
0b)の接合部分近傍以外の台座1a表面に堀り込み部
7を形成したので、台座1aとモード変換キャリア2と
は、主に、各方形導波管部(10a,10b)の内壁面
近傍で接合することになり、それ以外の台座1aの上
面,及びモード変換キャリア2の下面に多少の凹凸があ
っても、堀り込み部7が形成されていることにより、こ
の凸凹の影響をなくし、上記各導波管部(10a,10
b)の接合部分を、より確実に密着したものとすること
ができる。
【0043】さらに加えて、方形導波管部の内壁面から
の距離がλ/4、深さがλ/4となるように、この堀り
込み部7を形成したことにより、上記接合部分の内壁面
の連続性(該部分で伝播される電波に対して内壁面が連
続しているものと見られること)を強調することができ
る。以下に、本実施例2において、堀り込み部7によっ
て、方形導波管部の接合部分での内壁面の連続性が強調
される作用について説明する。図に示すような方形導波
管部の接合部分において、接合部分の方形導波管内壁面
が連続していることが好ましい。しかし、該接合部分近
傍の内壁面のインピーダンス値は、図5(b) に示すグラ
フのような仮想インピーダンス値、即ち、図5(b) に示
す隙間部の点Gでその値が大きくなる。このとき点Gで
の信号は、導波管内壁面から隙間に沿って図5(a) 中の
点線で示したように伝播している。
【0044】本実施例2では、図5(c) に示すように、
方形導波管部10aの内壁面からの距離がλ/4となる
位置に堀り込み部7の側面を形成しており、これによ
り、接合部分の方形導波管内壁面の点Sから方形導波管
の外側に向かって伝播する信号が、上記点Sと上記λ/
4の位置の点Oとの間で図に示す定在波αを発生するよ
うになる。これにより、上記方形導波管内壁面の点S
は、ショート性(該部分を伝播する電波に対してその点
が回路的にショートであるように作用すること)を有す
る点であるのに対し、上記方形導波管内壁面の点Sから
見た堀り込み部7の側面の上端の点Oは、その点のオー
プン性(該部分を伝播する電波に対してその点が回路的
にオープンであるように作用すること)が強調された点
となることとなり、この点Oのオープン性が強調される
ことにより、上記点Sのショート性が強調される。
【0045】また、点Oのオープン性をより強調するこ
とで、点Sのショート性をさらに強調することができ
る。即ち、図5(b) に点線で示した定在波γを発生する
位置である、点Oからλ/4の距離の位置に堀り込み部
7の底面を形成することにより、点Oから見た、堀り込
み部7の側面と底面とが交差する位置の点S2 は、完全
なるショート端面であるから、これにより、該点S2 か
らλ/4の位置にある点Oのオープン性がより強調さ
れ、ひいては上記点Sのショート性をより強調すること
ができる。
【0046】このように、方形導波管接合部分近傍の内
壁面のショート性を強調することにより、図5(d) に示
すように、方形導波管部の接合部分での内壁面のインピ
ーダンス値を均一化することができ、方形導波管接合部
分の内壁面の連続性を強調することができる。
【0047】なお、この堀り込み部7の深さ,及び導波
管部内壁面からの距離は、λ/4±10%であることが
望ましく、例えば90GHzでは0.8mm程度の寸法
となる。
【0048】以上のように、本実施例2では、上記実施
例1の効果に加え、台座1aのモード変換キャリア2が
載置される表面上の方形導波管部10aの内壁面のいず
れかから該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離離れた位
置から所定の距離分が凹部となったλ/4の深さの堀り
込み部7を有するようにしたので、台座1aとモード変
換キャリア2との間の方形導波管部の接合部分をより確
実に密着したものとできるとともに、この接合部分の方
形導波管内壁面のインピーダンスを均一化することがで
き、方形導波管接合部分での内壁面の連続性を強調する
ことができる効果がある。
【0049】実施例3.以下、本発明の実施例3を図に
ついて説明する。図6は、本発明の実施例3による半導
体素子評価装置を示す斜視図であり、図7は、図6を組
み立てた状態の断面図である。図において、2aはマイ
クロストリップ線路4が載置され、半導体素子3が搭載
される半導体キャリア部、8は該半導体キャリア部2a
の左,右に配置される各サイドブロック部を示してお
り、図1,及び図3と同一符号は同一または相当する部
分を示し、11bは従来の図18で示した信号の入出力
を行うインターフェイスを接続するためのフランジであ
る。
【0050】本実施例3の半導体素子評価装置は、実施
例1の図1で示したモード変換キャリア2を、半導体素
子3が搭載される素子搭載部,及びマイクロストリップ
線路載置部を有しその方形導波管部10b(図1)の4
面の内壁面のうちの3面を構成する導波管形成部(凹
部)を有する半導体キャリア部2aと、該半導体キャリ
ア部2aを挟むようにそれぞれその左,右の側面に隣接
して配置され、上記各方形導波管の4面の内壁面のうち
の1面を構成する導波管形成部(側面の一部)を有する
各サイドブロック部8とにより構成するものである。組
み立てる際に、半導体キャリア部2aの側部に形成され
た凹部と、サイドブロック部8の側部の一部とが組合わ
されて、各方形導波管部10b(図1)を形成する。
【0051】以下に、本実施例3の作用について説明す
る。従来の技術でも述べたように、半導体を実装する部
分は、半導体素子をはんだ等により接着して用いるの
で、半導体素子の数だけ作成しなければならない。そこ
で、本実施例3の半導体素子評価装置は、半導体キャリ
ア部2aとサイドブロック部8とを組み合わせることに
より、上記実施例1,及び2のモード変換キャリア(の
方形導波管部10b)を構成するようにしたので、上記
実施例1及び2の半導体素子評価装置のモード変換キャ
リア2に比し、さらに半導体素子を実装する半導体キャ
リア部2aを単純な形状とすることができ、半導体キャ
リア部2aの製造が容易になる。これにより半導体キャ
リア部2aの製造工程を簡略化することができ、多量に
製作,使用する半導体キャリア部2aの低コスト化が可
能となる。
【0052】また、一般に方形導波管の断面方形形状の
各コーナーのRは、小さい方が好ましい。即ち上記各コ
ーナーのRが直角に近い方が、信号伝達の際の反射損
失,通過損失を小さくすることができる。本実施例3で
は、方形導波管部10aを形成する半導体キャリア部2
aとサイドブロック部8とが分離可能であるので、これ
らを製造する際に上記各コーナーをより直角に近づける
ための加工が容易となる。これにより、信号伝達の際
の、反射損失,通過損失をそれぞれ低減することができ
る。
【0053】さらに、図8に示す変形例1,及び図9に
示す変形例2のように、半導体キャリア部(2b,2
c)の形状をさらに単純な形状とすることにより、該半
導体キャリア部(2b,2c)の製造工程をより簡略化
でき、半導体素子交換に伴うコストをより低減すること
が可能となる。
【0054】変形例1.本変形例1においては、図8に
示すように、半導体キャリア部2bの側部の一部と、サ
イドブロック部8bの側部に形成された凹部とを組合わ
せて、方形導波管部10bを構成するようにしている。
即ち、方形導波管部10bの4面の内壁面のうちの1面
を構成する導波管形成部を有する半導体キャリア部2b
と、上記各方形導波管の4面の内壁面のうちの3面を構
成する導波管形成部(凹部)を有する各サイドブロック
部8bとにより図1のモード変換キャリア2に相当する
部分を構成するものである。これにより、半導体キャリ
ア部2bの形状は、図7に示した半導体キャリア部2a
よりもさらに単純化することができる。
【0055】変形例2.実施例3,及び実施例3の上記
変形例1においては、マクロストリップライン4と方形
導波管10との,信号のモード変換を行う部分の開口1
00(図15)を形成するために、半導体キャリア部2
a,2bに凹部を設けていたが、本変形例2において
は、上記開口100を形成するための凹部を半導体キャ
リア部に設ける代わりに、図9に示すように、各スペー
サ5cに凹部50cを設け、半導体キャリア部2cは凹
部を有さないものとした。これにより、半導体キャリア
部2cの形状は、実施例3,及び実施例3の上記変形例
1よりもさらに単純なものとすることができる。
【0056】以上のように、本実施例3では、上記実施
例1,及び2の効果に加え、半導体キャリア部(2a,
2b,2c)とサイドブロック部(8,8b,8c)と
により実施例1のモード変換キャリア(の方形導波管
部)を構成するようにしたので、半導体を実装する部分
である半導体キャリア部(2a,2b,2c)の形状を
上記実施例1及び2のモード変換キャリア2に比し、さ
らに単純な形状とすることができ、これにより、半導体
キャリア部(2a,2b,2c)の製造工程をより簡略
化でき、半導体素子交換に伴うコストをさらに低減でき
る効果がある。また、方形導波管部の断面方形形状の各
コーナーを直角に近づけることができるので、これによ
り信号の反射損失,通過損失を小さくすることができる
効果がある。
【0057】実施例4.以下、本発明の実施例4を図に
ついて説明する。図10は、本実施例4の半導体素子評
価装置を示す斜視図であり、図において、9は各部品の
位置決め用に台座1b上に設けられたアラインメントポ
ール、2dは半導体キャリア部、8dはアラインメント
ポール9の貫通する孔を有するサイドブロック部、80
はサイドブロック部8dに設けられた堀り込み部、5d
は上記アラインメントポールの貫通する孔(あるいは嵌
合する凹部)を有するスペーサである。
【0058】本実施例4では、上記実施例3のように、
半導体キャリア部とサイドブロック部とによりモード変
換キャリアを構成するようにしたものにおいて、このサ
イドブロック部8dの形状,及び半導体キャリア部2d
の形状を以下に説明するような形状としたものである。
先ず、上記各サイドブロック部8dの形状は、その半導
体キャリア部2dと隣合う側面の,方形導波管部を形成
する部分の内壁面のいずれかから、該内壁面に垂直な方
向に使用周波数波長の1/4(λ/4)の距離(w)離
れた位置から所定の距離分凹部となった深さ(d)がλ
/4の堀り込み部80を有するものである。また、半導
体キャリア部2dの形状は、そのスペーサ5dが載置さ
れる表面の,その一部が方形導波管部の4面の内壁面の
うちの1面を構成する側面から、λ/4の距離離れた位
置までが凸部となった突出部24を設けたものである。
さらに加えて、本実施例4では、位置決め用のアライン
メントポール9を設け、このアラインメントポール9が
貫通する孔を、サイドブロック8d,スペーサ5d,に
設けたものである。
【0059】以下に、本実施例4の半導体素子評価装置
の作用について説明する。本実施例4では、サイドブロ
ック部8dの形状を、その半導体キャリア部2dと隣合
う側面の,方形導波管部を形成する部分の内壁面のいず
れかから該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離離れた位
置から所定の距離分凹部となった深さλ/4の堀り込み
部80を有するものとしたので、半導体キャリア部2d
とサイドブロック部8dとは、主に、方形導波管部10
bの接合部分の内壁面近傍で接合することになり、それ
以外の半導体キャリア部2d,及びサイドブロック部8
dの隣接する側面に多少の凹凸があっても、堀り込み部
80が形成されていることにより、この凸凹の影響をな
くし、上記各導波管部10bの接合部分を、より確実に
密着することができる。
【0060】また、該堀り込み80の、方形導波管部の
4面の内壁面を形成する面からの距離(w)をλ/4と
し、かつ上記半導体キャリア部2dと隣接する側面から
の深さ(d)をλ/4としたので、上記実施例2で説明
したと同様に、上記方形導波管内壁面から見た堀り込み
部80の,方形導波管内壁面と相対する側面のオープン
性が強調され、該側面のオープン性が強調されることに
より、上記方形導波管内壁面のショート性を強調するこ
とができる。また、接合する側面からλ/4の距離の位
置に堀り込み部80の底面を形成することにより、方形
導波管内壁面の接合部分のショート性をより強調するこ
とができる。
【0061】このように、方形導波管接合部分近傍の内
壁面のショート性を強調することにより、方形導波管部
の接合部分での内壁面のインピーダンス値を均一化する
ことができ、方形導波管接合部分の内壁面の連続性を強
調することができる。
【0062】さらに、半導体キャリア部2dの形状を、
そのスペーサ5dが載置される表面上の,その一部が方
形導波管部の4面の内壁面のうちの1面を構成する側面
から、λ/4の距離離れた位置までが凸部となった突出
部24を設けたので、半導体キャリア部2dとスペーサ
5dとは、突出部24で接合することになり、それ以外
の半導体キャリア部2d,及びサイドブロック部8dの
隣接する側面に多少の凹凸があっても、突出部24が形
成されていることにより、この凸凹の影響をなくし、上
記各導波管部10bと方形導波管終端部10cとの接合
部分を、より確実に密着することができる。
【0063】また、突出部24の、方形導波管部の4面
の内壁面を形成する面からの距離(w)をλ/4とし、
かつスペーサ5dと接する面までの高さ(d)をλ/4
としたので、上記実施例2で説明したと同様に、上記方
形導波管内壁面から見た突出部24の,方形導波管内壁
面と相対する側面のオープン性が強調され、該側面のオ
ープン性が強調されることにより、上記方形導波管内壁
面のショート性を強調することができる。また、接合す
る面までの高さをλ/4とすることにより、方形導波管
内壁面の接合部分のショート性をより強調することがで
きる。
【0064】このように、方形導波管接合部分近傍の内
壁面のショート性を強調することにより、方形導波管部
の接合部分での内壁面のインピーダンス値を均一化する
ことができ、方形導波管接合部分の内壁面の連続性を強
調することができる。
【0065】さらに、本実施例では、各部分の位置決め
用のアラインメントポール9を設けているので、半導体
素子評価装置を構成する部分を組み立てる際に、このア
ラインメントポール9に各部をはめ込むことにより、簡
単,かつ正確な位置決めが行うことができるので、サイ
ドブロック部8d,スペーサ5d,半導体キャリア部2
d間での接続を良好にすることができる。
【0066】なお、このアラインメントポール9の形
状,及び数は、各部が正確な位置に固定できるものであ
ればよく、本図で示したものに限定されるものではな
い。
【0067】以上のように、本実施例4では、上記各サ
イドブロック部8dの形状は、その半導体キャリア部2
dと隣合う側面の,方形導波管部の内壁面のいずれかか
ら該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離離れた位置から
所定の距離分凹部となったλ/4の深さの堀り込み部8
0を有するものであり、半導体キャリア部2dの形状
は、そのスペーサ5dが載置される表面上の,導波管部
の4面の内壁面のうちの1面を構成する側面からλ/4
の距離離れた位置までが凸部となった突出部24を有す
るものであるので、上記実施例3の半導体素子評価装置
の効果に加えて、サイドブロック部8dと半導体キャリ
ア部2dとの間,及び半導体キャリア部2dとスペーサ
5dとの間の方形導波管接合部分を、より確実に密着す
ることができ、また、各方形導波管接合部分の連続性を
強調することができる効果がある。
【0068】実施例5.以下、本発明の実施例5を図に
ついて説明する。図11は、本実施例5の半導体素子評
価装置を示す分解斜視図であり、図において、25はモ
ード変換キャリア2eの方形導波管部10bを構成する
開口部分の周囲に設けられた突出部であり、図1,及び
図10と同一符号は同一または相当する部分を示してい
る。
【0069】本実施例5の半導体素子評価装置のモード
変換キャリア2eは、その上にスペーサ5eが載置され
る表面上の,上記モード変換キャリアの方形導波管部1
0bの内壁面から使用周波数波長の1/4(λ/4)の
距離離れた位置までが凸部となった,λ/4の高さの突
出部25を、マイクロストリップ線路4が載置された部
分を除く部分に有するものである。
【0070】以下に、本実施例5の半導体素子評価装置
の作用について説明する。図11に示すように、方形導
波管部10bの開口部の上部周囲に突出部25を設けた
ので、モード変換キャリア2eとスペーサ5eとは、主
に、方形導波管部10b,及び方形導波管終端部10c
の接合部分の内壁面近傍で接合することになり、それ以
外のモード変換キャリア2eの上面,及びスペーサ5e
の下面に多少の凹凸があっても、突出部25により、こ
の凸凹の影響をなくし、上記各導波管部10b,及び方
形導波管終端部10cの接合部分を、より確実に密着す
ることができる。
【0071】さらに加えて、この突出部25は、方形導
波管部の内壁面からの距離がλ/4までの領域が凸部と
なる,高さλ/4の突出部25としたことにより、実施
例2で説明したと同様に、上記方形導波管内壁面から見
た突出部25の,方形導波管部の内壁面を構成する面と
相対する側面のオープン性が強調され、該側面のオープ
ン性が強調されることにより、上記方形導波管内壁面の
ショート性を強調することができる。また、突出部25
の高さをλ/4としたことにより、方形導波管内壁面の
接合部分のショート性をより強調することができる。
【0072】このように、方形導波管接合部分近傍の内
壁面のショート性を強調することにより、方形導波管部
の接合部分での内壁面のインピーダンス値を均一化する
ことができ、方形導波管接合部分の内壁面の連続性を強
調することができる。
【0073】なお、本実施例5では、モード変換キャリ
ア2eが、分離不可であるものについて示したが、この
モード変換キャリア2eが、実施例3で示したように、
半導体キャリア部とサイドブロック部とに分離する構造
としたものにも本実施例5の構成を適用することができ
る。また、本実施例においては、モード変換キャリア2
eの上面に突出部25を設けているが、下面に設けるこ
とにより、同様の作用により、モード変換キャリア2e
と台座1bとの間の方形導波管接合部分の連続性を強調
することができる。
【0074】図12は、図11に示すような半導体素子
評価装置を用た場合の、90GHz 帯における通過特性を
示すグラフである。従来の構造のものでは、通過損失
2.0dB以下、反射損失−12dB以下であるのが一
般的であるが、本発明では、図に示すように、82〜9
6GHz において通過損失1.3dB以下、反射損失−1
7dB以下、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio
)1.3以下の良好な特性を示した。
【0075】以上のように、本実施例5では、モード変
換キャリア2eは、その上にスペーサ5eが載置される
表面上の,上記モード変換キャリアの方形導波管部10
bの内壁面からλ/4の距離離れた位置までが凸部とな
った,λ/4の高さの突出部25を有するものであるの
で、上記実施例1,及び実施例2の効果に加え、モード
変換キャリア2eとスペーサ5eとの間の方形導波管接
合部分の連続性をさらに強調することができる効果があ
る。
【0076】なお、本発明において示した半導体素子評
価装置の用途は、単に検査工程における使用にとどまら
ず、実際の各種システム内におけるパッケージ,モジュ
ール,その他の実装形態として使用することもできる。
【0077】
【発明の効果】この発明(請求項1)に係る半導体素子
評価装置によれば、高周波用の半導体素子の電気特性を
評価する装置において、それぞれ、外部から信号を、入
力/出力,出力/入力するための第1,及び第2の方形
導波管部をその本体を貫通して有する台座と、該台座上
に載置固定され、上記台座の第1,および第2の方形導
波管部と接続する第1,及び第2の方形導波管部を有
し、かつ上記半導体素子を搭載する素子搭載部を挟み、
該半導体素子にそれぞれ接続される、方形導波管との間
でモード変換を行う第1,及び第2のマイクロストリッ
プ線路を有するモード変換キャリアと、該モード変換キ
ャリア上に設けられ、該モード変換キャリアの第1,第
2の方形導波管部をそれぞれ終端するための第1,及び
第2の方形導波管終端部を有する導波管終端形成部とを
備えているので、半導体素子の交換が容易で、素子交換
に伴うコストが低く、かつ、伝送線路の長さが長いこ
と,及びボンディングワイヤの形状に起因する損失が小
さく、評価データの再現性の良い半導体素子評価装置を
得ることができる効果がある。
【0078】この発明(請求項2)によれば、上記半導
体素子評価装置(請求項1)において、上記台座の第
1,及び第2の方形導波管部は、上記第1,第2の各方
形導波管の信号入力部の管軸方向と信号出力部の管軸方
向とが同一線上方向となり、かつ該台座の第1,第2の
方形導波管部の,上記モード変換キャリア側の端部の管
軸方向が相互に平行になるようにそれぞれ90°曲げら
れて形成されているので、他の装置との整合性が向上
し、使い勝手の良い半導体素子評価装置を得ることがで
きる効果がある。
【0079】この発明(請求項3)によれば、上記半導
体素子評価装置(請求項1または2)において、上記台
座は、その上に上記モード変換キャリアが載置される表
面上の,上記台座の方形導波管部の内壁面のいずれかか
ら該内壁面に垂直な方向にλ/4の距離離れた位置から
所定の距離分が凹部となった,λ/4の深さの堀り込み
部を有するので、上記台座と上記モード変換キャリアと
の間の方形導波管接合部分の接触性を向上でき、また該
接合部分の方形導波管内壁面のインピーダンスを均一化
し、連続性を強調することができ、導波管の形状に起因
する通過損失,及び反射損失等を低減することができる
効果がある。
【0080】この発明(請求項4)によれば、上記半導
体素子評価装置(請求項1ないし3)において、上記モ
ード変換キャリアは、その上に上記導波管終端形成部が
設けられる表面上の,上記モード変換キャリアの方形導
波管部の内壁面からλ/4の距離離れた位置までが凸部
となった,λ/4の高さの突出部を有するので、上記モ
ード変換キャリアと、上記台座,または上記導波管終端
形成部との間の方形導波管接合部分の接触性を向上で
き、また該接合部分の方形導波管内壁面のインピーダン
スを均一化し、連続性を強調することができ、導波管の
形状に起因する通過損失,及び反射損失等を低減するこ
とができる効果がある。
【0081】この発明(請求項5)によれば、上記半導
体素子評価装置(請求項1ないし4)において、上記モ
ード変換キャリアは、上記半導体素子が搭載される素子
搭載部,及び上記マイクロストリップ線路載置部を有
し、その各方形導波管部の4面の内壁面のうちの1面,
又は3面をそれぞれ構成する第1,及び第2の導波管形
成部を有する半導体キャリア部と、該半導体キャリア部
を挟むようにそれぞれその左,右の側面に隣接して配置
され、上記各方形導波管部の4面の内壁面のうちの3
面,又は1面をそれぞれ構成する第1,第2の導波管形
成部を有するサイドブロック部とよりなるので、半導体
を実装する部分をさらに単純な形状とすることができ、
素子交換に伴うコストをさらに低減できる効果があり、
また、方形導波管の各コーナー部分をより直角に近づけ
ることにより導波管の形状に起因する通過損失,及び反
射損失等を低減することができる効果がある。
【0082】この発明(請求項6)によれば、上記半導
体素子評価装置(請求項5)において、上記第1,第2
のサイドブロック部は、その上記半導体キャリア部と隣
合う側面の,上記モード変換キャリアの各方形導波管部
の内壁面のいずれかから該内壁面に垂直な方向にλ/4
の距離離れた位置から所定の距離分凹部となった,λ/
4の深さの堀り込み部を有するので、上記半導体実装部
と上記サイドブロックとの間の方形導波管接合部分の接
触性を向上でき、該接合部分の方形導波管内壁面のイン
ピーダンスを均一化し、連続性を強調することができる
ので、導波管の形状に起因する損失を低減することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による半導体素子評価装置
を示す分解斜視図。
【図2】 本発明の実施例1による半導体素子評価装置
を示す一部透視斜視図((a) ),及び断面図((b) )。
【図3】 本発明の実施例2による半導体素子評価装置
を示す分解斜視図。
【図4】 本発明の実施例2による半導体素子評価装置
を示す断面図。
【図5】 本発明の実施例2の作用を説明するための拡
大断面図。
【図6】 本発明の実施例3による半導体素子評価装置
を示す分解斜視図。
【図7】 本発明の実施例3による半導体素子評価装置
を示す断面図。
【図8】 本発明の実施例3の変形例1による半導体素
子評価装置を示す分解斜視図。
【図9】 本発明の実施例3の変形例2による半導体素
子評価装置を示す分解斜視図。
【図10】 本発明の実施例4による半導体素子評価装
置を示す分解斜視図。
【図11】 本発明の実施例5による半導体素子評価装
置を示す分解斜視図。
【図12】 本発明の実施例5による半導体素子評価装
置の通過特性を示す図。
【図13】 一般の金属導波管の伝播モードを示す斜視
図。
【図14】 一般のマイクロストリップ線路の伝播モー
ドを示す斜視図。
【図15】 一般のE面プローブ変換法を示す斜視図。
【図16】 一般のE面プローブ変換法を示す断面図。
【図17】 従来の評価装置を一例を示す分解斜視図。
【図18】 従来の評価装置の別の例を示す分解斜視
図。
【図19】 従来の評価装置の別の例を示す断面図。
【符号の説明】
1,1a,1b 台座、2〜2e モード変換キャリ
ア、2a〜2d 半導体キャリア部、3 半導体素子、
4 マイクロストリップ線路、5,5c,5d,5e
スペーサ、6 短絡板、7 堀り込み部、8,8b,8
c,8d サイドブロック部、9 アラインメントポー
ル、10 方形導波管、11a 導波管のフランジ、1
1b 導波管のフランジ、12 ボンディングワイヤ、
24 突出部、25 突出部、80 堀り込み部、50
c 凹部、100 開口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波用の半導体素子の電気特性を評価
    する装置において、 それぞれ、外部から信号を、入力/出力,出力/入力す
    るための第1,及び第2の方形導波管部をその本体を貫
    通して有する台座と、 該台座上に載置固定され、上記台座の第1,および第2
    の方形導波管部と接続する第1,及び第2の方形導波管
    部を有し、かつ上記半導体素子を搭載する素子搭載部を
    挟み、該半導体素子にそれぞれ接続される、方形導波管
    との間でモード変換を行う第1,及び第2のマイクロス
    トリップ線路を有するモード変換キャリアと、 該モード変換キャリア上に設けられ、該モード変換キャ
    リアの第1,第2の方形導波管部をそれぞれ終端するた
    めの第1,及び第2の方形導波管終端部を有する導波管
    終端形成部とを備え、 上記台座,及び上記モード変換キャリアの第1,第2の
    方形導波管部,及び上記第1,第2の方形導波管終端部
    により、それぞれ第1,第2の方形導波管が形成され、 上記第1,又は第2の方形導波管に入力される入力信号
    と、該入力信号が上記第1,又は第2の方形導波管,第
    1,又は第2のマイクロストリップ線路,半導体素子,
    第2,又は第1のマイクロストリップ線路を通って、上
    記第2,又は第1の方形導波管から出力される出力信号
    とを比較し、上記半導体素子の評価を行うことを特徴と
    する半導体素子評価装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体素子評価装置に
    おいて、 上記台座の第1,及び第2の方形導波管部は、上記第
    1,第2の各方形導波管の信号入力部の管軸方向と信号
    出力部の管軸方向とが同一線上方向となり、かつ該台座
    の第1,第2の方形導波管部の,上記モード変換キャリ
    ア側の端部の管軸方向が相互に平行になるようにそれぞ
    れ90°曲げられて形成されていることを特徴とする半
    導体素子評価装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体素子評
    価装置において、 上記台座は、その上に上記モード変換キャリアが載置さ
    れる表面上の,上記台座の方形導波管部の内壁面のいず
    れかから該内壁面に垂直な方向に使用周波数波長の1/
    4の距離離れた位置から所定の距離分が凹部となった,
    使用周波数波長の1/4の深さの堀り込み部を有するこ
    とを特徴とする半導体素子評価装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
    導体素子評価装置において、 上記モード変換キャリアは、その上に上記導波管終端形
    成部が設けられる表面上の,上記モード変換キャリアの
    方形導波管部の内壁面から使用周波数波長の1/4の距
    離離れた位置までが凸部となった,使用周波数波長の1
    /4の高さの突出部を有することを特徴とする半導体素
    子評価装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の半
    導体素子評価装置において、 上記モード変換キャリアは、上記半導体素子が搭載され
    る素子搭載部,及び上記マイクロストリップ線路載置部
    を有し、その各方形導波管部の4面の内壁面のうちの1
    面,又は3面をそれぞれ構成する第1,及び第2の導波
    管形成部を有する半導体キャリア部と、 該半導体キャリア部を挟むようにそれぞれその左,右の
    側面に隣接して配置され、上記各方形導波管部の4面の
    内壁面のうちの3面,又は1面をそれぞれ構成する第
    1,第2の導波管形成部を有するサイドブロック部とよ
    りなるものであることを特徴とする半導体素子評価装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体素子評価装置に
    おいて、 上記第1,第2のサイドブロック部は、その上記半導体
    キャリア部と隣合う側面の,上記モード変換キャリアの
    各方形導波管部の内壁面のいずれかから該内壁面に垂直
    な方向に使用周波数波長の1/4の距離離れた位置から
    所定の距離分凹部となった,使用周波数波長の1/4の
    深さの堀り込み部を有することを特徴とする半導体素子
    評価装置。
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