JPH09264275A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH09264275A JPH09264275A JP7474596A JP7474596A JPH09264275A JP H09264275 A JPH09264275 A JP H09264275A JP 7474596 A JP7474596 A JP 7474596A JP 7474596 A JP7474596 A JP 7474596A JP H09264275 A JPH09264275 A JP H09264275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- scroll
- valve body
- scroll compressor
- introduction port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/021—Control systems for the circulation of the lubricant
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速回転における運転中のオイルインジェク
ション機構による圧縮室への潤滑用オイルの供給を停止
できるスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 クランク軸13の偏心軸部13bが嵌合
されるブッシュ部34の嵌合穴35の底面に段差空間を
設ける。段差空間によりクランク軸13の偏心軸部13
b上にオイル導入口が形成される。オイル導入口36内
に、圧縮室に連通するオイルインジェクション連通路3
7への潤滑用オイルの供給を遮断する弁体70を設け
る。
ション機構による圧縮室への潤滑用オイルの供給を停止
できるスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 クランク軸13の偏心軸部13bが嵌合
されるブッシュ部34の嵌合穴35の底面に段差空間を
設ける。段差空間によりクランク軸13の偏心軸部13
b上にオイル導入口が形成される。オイル導入口36内
に、圧縮室に連通するオイルインジェクション連通路3
7への潤滑用オイルの供給を遮断する弁体70を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機あるいは
冷凍機等に搭載されるスクロール圧縮機に関し、特に、
スクロール圧縮要素へ潤滑用オイルを供給するためのオ
イルインジェクション機構の改良に関するものである。
冷凍機等に搭載されるスクロール圧縮機に関し、特に、
スクロール圧縮要素へ潤滑用オイルを供給するためのオ
イルインジェクション機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクロール圧縮機におい
ては、実開昭62−141688号公報などに開示され
ているように、内底面部を潤滑用オイルのオイル溜めと
した密閉容器内の上部にスクロール圧縮要素を収納し、
このスクロール圧縮要素をその下部に収納された電動要
素のクランク軸にて駆動させて、密閉容器の低圧空間側
に臨む吸入管から供給される冷媒ガスを前記スクロール
圧縮要素の圧縮室内に吸入して圧縮する。
ては、実開昭62−141688号公報などに開示され
ているように、内底面部を潤滑用オイルのオイル溜めと
した密閉容器内の上部にスクロール圧縮要素を収納し、
このスクロール圧縮要素をその下部に収納された電動要
素のクランク軸にて駆動させて、密閉容器の低圧空間側
に臨む吸入管から供給される冷媒ガスを前記スクロール
圧縮要素の圧縮室内に吸入して圧縮する。
【0003】このようなスクロール圧縮機は、複数の圧
縮室からなるために、各圧縮室の圧力差が小さくて、冷
媒ガスのリーク量が少ないことから、圧縮効率にすぐれ
ていると、従来から性能上の信頼性が持たれている。し
かし、実際には固定スクロール及び揺動スクロールの各
々の鏡板に形成される渦巻状のラップの加工精度上、か
なりの冷媒ガスのリークが発生しているのが現状であ
る。
縮室からなるために、各圧縮室の圧力差が小さくて、冷
媒ガスのリーク量が少ないことから、圧縮効率にすぐれ
ていると、従来から性能上の信頼性が持たれている。し
かし、実際には固定スクロール及び揺動スクロールの各
々の鏡板に形成される渦巻状のラップの加工精度上、か
なりの冷媒ガスのリークが発生しているのが現状であ
る。
【0004】そこで、従来、スクロール圧縮要素の圧縮
室内における冷媒ガスのシール性を高めるために、例え
ば揺動スクロールの鏡板の下面中央軸部に、クランク軸
の上端部が嵌合される嵌合穴を有するブッシュ部を設
け、クランク軸の上端部上の空間をオイル導入口とし
て、このオイル導入口からオイルポンプ機構にて上昇す
る密閉容器の内底部に貯溜されたオイル溜めからの潤滑
用オイルをクランク軸内に設けたオイル通路を介して圧
縮室内の初期圧縮室に冷媒ガスと共に積極的に供給する
ようなオイルインジェクション機構を設けている。
室内における冷媒ガスのシール性を高めるために、例え
ば揺動スクロールの鏡板の下面中央軸部に、クランク軸
の上端部が嵌合される嵌合穴を有するブッシュ部を設
け、クランク軸の上端部上の空間をオイル導入口とし
て、このオイル導入口からオイルポンプ機構にて上昇す
る密閉容器の内底部に貯溜されたオイル溜めからの潤滑
用オイルをクランク軸内に設けたオイル通路を介して圧
縮室内の初期圧縮室に冷媒ガスと共に積極的に供給する
ようなオイルインジェクション機構を設けている。
【0005】しかしながら、上記した従来構造のスクロ
ール圧縮機におけるスクロール圧縮要素では、圧縮機の
成績係数(EER)を高めるために、インバータにより
電動要素の周波数を変えて回転数を可変するように運転
した場合、各回転数によって、オイルインジェクション
量が異なる。即ち、高速回転で運転されるほど、オイル
インジェクション量は多くなる。
ール圧縮機におけるスクロール圧縮要素では、圧縮機の
成績係数(EER)を高めるために、インバータにより
電動要素の周波数を変えて回転数を可変するように運転
した場合、各回転数によって、オイルインジェクション
量が異なる。即ち、高速回転で運転されるほど、オイル
インジェクション量は多くなる。
【0006】ところが、オイルインジェクション量は低
速回転になるにしたがって多くする必要があり、高速回
転では、冷媒ガスの循環量が増え、冷媒ガスに含まれる
オイル量も多くなるために、オイルインジェクション機
構による積極的なオイル供給が不要になる。高速回転に
おいてオイルインジェクション機構による積極的な多量
のオイル供給を行なうと、密閉容器内底部のオイル溜め
に貯溜された潤滑用オイルが急激に減少して、オイルレ
ベルが低下するばかりでなく、圧縮室へのオイル供給が
不可能になり、これによって、安定した圧縮室のシール
性を維持することができなくなるために、充分な圧縮効
率が得られず、しかも、入力が増加して圧縮機の成績係
数(EER)に悪影響を与える。
速回転になるにしたがって多くする必要があり、高速回
転では、冷媒ガスの循環量が増え、冷媒ガスに含まれる
オイル量も多くなるために、オイルインジェクション機
構による積極的なオイル供給が不要になる。高速回転に
おいてオイルインジェクション機構による積極的な多量
のオイル供給を行なうと、密閉容器内底部のオイル溜め
に貯溜された潤滑用オイルが急激に減少して、オイルレ
ベルが低下するばかりでなく、圧縮室へのオイル供給が
不可能になり、これによって、安定した圧縮室のシール
性を維持することができなくなるために、充分な圧縮効
率が得られず、しかも、入力が増加して圧縮機の成績係
数(EER)に悪影響を与える。
【0007】この問題を解消するために、本願出願人は
特願平7−336088号にて、図12に示すようなス
クロール圧縮機を提案した。以下、このスクロール圧縮
機を図12に基づいて説明する。同図において、1は密
閉容器で、この密閉容器1は、円筒状胴部2と、この胴
部2の上下両端部2a,2bをそれぞれ被冠するエンド
キャップ3,4とで構成されている。密閉容器1内の下
部には、電動要素10が収納されていて、この電動要素
10の上部には、スクロール圧縮要素20が収納されて
いる。電動要素10は、固定子11と、この固定子11
の中心軸部に回転自在に挿嵌される回転子12とからな
り、この回転子12の中心軸部には、スクロール圧縮要
素20を駆動するクランク軸13が圧入状態で固定され
ている。
特願平7−336088号にて、図12に示すようなス
クロール圧縮機を提案した。以下、このスクロール圧縮
機を図12に基づいて説明する。同図において、1は密
閉容器で、この密閉容器1は、円筒状胴部2と、この胴
部2の上下両端部2a,2bをそれぞれ被冠するエンド
キャップ3,4とで構成されている。密閉容器1内の下
部には、電動要素10が収納されていて、この電動要素
10の上部には、スクロール圧縮要素20が収納されて
いる。電動要素10は、固定子11と、この固定子11
の中心軸部に回転自在に挿嵌される回転子12とからな
り、この回転子12の中心軸部には、スクロール圧縮要
素20を駆動するクランク軸13が圧入状態で固定され
ている。
【0008】スクロール圧縮要素20は、密閉容器1内
に固定された上側固定スクロール21と、密閉容器1内
に固定されたメインフレーム5にオルダムリング6を介
して揺動自在に支持された下側揺動スクロール31とか
らなる。固定スクロール21の鏡板22の下面部に形成
された渦巻き状のラップ23に、揺動スクロール31の
鏡板32の上面部に形成された渦巻き状のラップ33を
互いに噛合させることにより圧縮室Pを形成している。
に固定された上側固定スクロール21と、密閉容器1内
に固定されたメインフレーム5にオルダムリング6を介
して揺動自在に支持された下側揺動スクロール31とか
らなる。固定スクロール21の鏡板22の下面部に形成
された渦巻き状のラップ23に、揺動スクロール31の
鏡板32の上面部に形成された渦巻き状のラップ33を
互いに噛合させることにより圧縮室Pを形成している。
【0009】7は密閉容器1の外側部に設けた冷媒ガス
の吸入管で、この吸入管7は、密閉容器1内の低圧空間
1A側に臨んでいる。この低圧空間1Aに供給された冷
媒ガスは、スクロール圧縮要素20の圧縮室P内の初期
圧縮室P1側に吸入され、スクロール圧縮要素20の中
心軸部側の後期圧縮室P2側に向けて圧縮される。スク
ロール圧縮要素20にて圧縮された冷媒ガスは、固定ス
クロール21の鏡板22に開口させた後期圧縮室P2に
連通する吐出口24から密閉容器1内上部の高圧空間1
B側に吐出され、密閉容器1の上部エンドキャップ3に
設けた吐出管8から図示しない外部の冷媒ユニット回路
に吐出させるようになっている。
の吸入管で、この吸入管7は、密閉容器1内の低圧空間
1A側に臨んでいる。この低圧空間1Aに供給された冷
媒ガスは、スクロール圧縮要素20の圧縮室P内の初期
圧縮室P1側に吸入され、スクロール圧縮要素20の中
心軸部側の後期圧縮室P2側に向けて圧縮される。スク
ロール圧縮要素20にて圧縮された冷媒ガスは、固定ス
クロール21の鏡板22に開口させた後期圧縮室P2に
連通する吐出口24から密閉容器1内上部の高圧空間1
B側に吐出され、密閉容器1の上部エンドキャップ3に
設けた吐出管8から図示しない外部の冷媒ユニット回路
に吐出させるようになっている。
【0010】密閉容器1の内底面部は、潤滑用オイルO
のオイル溜め9となっていて、このオイル溜め9に貯溜
された潤滑用オイルOは、電動要素10のクランク軸1
3の下端部13aに連動させて設けられたオイルポンプ
機構50にて上昇し、クランク軸13内を貫通するオイ
ル通路14を通してクランク軸13の上端部である偏心
軸部13b側に吐出される。
のオイル溜め9となっていて、このオイル溜め9に貯溜
された潤滑用オイルOは、電動要素10のクランク軸1
3の下端部13aに連動させて設けられたオイルポンプ
機構50にて上昇し、クランク軸13内を貫通するオイ
ル通路14を通してクランク軸13の上端部である偏心
軸部13b側に吐出される。
【0011】そして、揺動スクロール31の鏡板32の
下面中央軸部には、ブッシュ部34が一体に突出形成さ
れ、このブッシュ部34に形成された嵌合穴35に、ク
ランク軸13の上端偏心軸部13bを嵌合することによ
り、揺動スクロール31を駆動させるようになってい
る。揺動スクロール31の鏡板32には嵌合穴35の底
面に段差空間が設けられ、クランク軸13の上端偏心軸
部13b上にオイル導入口36を形成している。
下面中央軸部には、ブッシュ部34が一体に突出形成さ
れ、このブッシュ部34に形成された嵌合穴35に、ク
ランク軸13の上端偏心軸部13bを嵌合することによ
り、揺動スクロール31を駆動させるようになってい
る。揺動スクロール31の鏡板32には嵌合穴35の底
面に段差空間が設けられ、クランク軸13の上端偏心軸
部13b上にオイル導入口36を形成している。
【0012】このオイル導入口36には、オイル溜め9
に貯溜された潤滑用オイルOがオイルポンプ機構50に
てオイル通路14を通ってクランク軸13の偏心軸部1
3b側に吐出するように上昇して導入され、この潤滑用
オイルOは、揺動スクロール31の鏡板32とメインフ
レーム5とのスラスト面に形成したオイル溝(図示せ
ず)からスクロール圧縮要素20の圧縮室P内の初期圧
縮室P1に冷媒ガスGと共に供給されるようになってい
る。
に貯溜された潤滑用オイルOがオイルポンプ機構50に
てオイル通路14を通ってクランク軸13の偏心軸部1
3b側に吐出するように上昇して導入され、この潤滑用
オイルOは、揺動スクロール31の鏡板32とメインフ
レーム5とのスラスト面に形成したオイル溝(図示せ
ず)からスクロール圧縮要素20の圧縮室P内の初期圧
縮室P1に冷媒ガスGと共に供給されるようになってい
る。
【0013】揺動スクロール31の鏡板32内には、中
央軸部側のオイル導入口36から圧縮室P側に連通させ
てなるオイルインジェクション機構を構成する2本のオ
イルインジェクション連通路37,38がそれぞれ形成
され、これら各々のオイルインジェクション連通路3
7,38は、圧縮室P側の開口端37a,38aを固定
スクロール21と揺動スクロール31とにそれぞれ形成
してなる渦巻き状ラップ23,33の終端部23a,3
3a側近傍に開口させて、圧縮室P内の初期圧縮室P1
に臨ませている。
央軸部側のオイル導入口36から圧縮室P側に連通させ
てなるオイルインジェクション機構を構成する2本のオ
イルインジェクション連通路37,38がそれぞれ形成
され、これら各々のオイルインジェクション連通路3
7,38は、圧縮室P側の開口端37a,38aを固定
スクロール21と揺動スクロール31とにそれぞれ形成
してなる渦巻き状ラップ23,33の終端部23a,3
3a側近傍に開口させて、圧縮室P内の初期圧縮室P1
に臨ませている。
【0014】41は、密閉容器1内のスクロール圧縮要
素20の上部背面側に設けられたバッフル板41であ
り、 その外周端縁部41aを密閉容器1の胴部2の上
端部2aに被冠されるエンドキャップ3の外周端縁部3
aと共に溶接にて固定されている。バッフル板41は、
嵌合口部43を固定スクロール21の鏡板22の上部背
面側中心軸部に突出形成したボス部25の外周側面にシ
ール溝26を介して組み付けられる断面U字形のラジア
ルシールリング46を介して非接触状態で嵌合される。
ストッパとなるフランジ部44は、固定スクロール21
の鏡板22に突出形成したボス部25の上面に係止可能
になっている。内底面部42の中央部側近傍には、密閉
容器1内の低圧空間1A側に連通するオイルリターン通
路45が設けられている。
素20の上部背面側に設けられたバッフル板41であ
り、 その外周端縁部41aを密閉容器1の胴部2の上
端部2aに被冠されるエンドキャップ3の外周端縁部3
aと共に溶接にて固定されている。バッフル板41は、
嵌合口部43を固定スクロール21の鏡板22の上部背
面側中心軸部に突出形成したボス部25の外周側面にシ
ール溝26を介して組み付けられる断面U字形のラジア
ルシールリング46を介して非接触状態で嵌合される。
ストッパとなるフランジ部44は、固定スクロール21
の鏡板22に突出形成したボス部25の上面に係止可能
になっている。内底面部42の中央部側近傍には、密閉
容器1内の低圧空間1A側に連通するオイルリターン通
路45が設けられている。
【0015】上記のように構成されたスクロール圧縮機
は、オイルポンプ機構50にて上昇する潤滑用オイルO
が、オイル導入口36からオイルインジェクション連通
路37,38を通って圧縮室Pの初期圧縮室P1内に強
制的に供給される。
は、オイルポンプ機構50にて上昇する潤滑用オイルO
が、オイル導入口36からオイルインジェクション連通
路37,38を通って圧縮室Pの初期圧縮室P1内に強
制的に供給される。
【0016】そして、オイルインジェクション連通路3
7,38の開口端37a,38aが臨むオイル導入口3
6を段差空間に形成しているので、高速回転による運転
時に、オイル導入口36内に導入された潤滑用オイルO
の遠心力が大きくなり、通路抵抗が大きくなるために、
オイルインジェクション連通路37,38への流入量が
減少し、これによって、周波数が60Hz以上の高速回
転域でのオイルインジェクション量が大幅に減少し、冷
媒ガスの循環量が増えても、オイル溜め9に貯溜された
潤滑用オイルの急激な減少によるオイルレベルの低下が
防止される。
7,38の開口端37a,38aが臨むオイル導入口3
6を段差空間に形成しているので、高速回転による運転
時に、オイル導入口36内に導入された潤滑用オイルO
の遠心力が大きくなり、通路抵抗が大きくなるために、
オイルインジェクション連通路37,38への流入量が
減少し、これによって、周波数が60Hz以上の高速回
転域でのオイルインジェクション量が大幅に減少し、冷
媒ガスの循環量が増えても、オイル溜め9に貯溜された
潤滑用オイルの急激な減少によるオイルレベルの低下が
防止される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速回
転による運転時にはスクロール圧縮要素の潤滑は冷媒ガ
ス中のオイルのみで充分であり、オイルインジェクショ
ン機構によりオイルを供給する必要はない。上記構成の
スクロール圧縮機においてもスクロール圧縮要素へのオ
イルインジェクションを完全に停止することはできなか
った。
転による運転時にはスクロール圧縮要素の潤滑は冷媒ガ
ス中のオイルのみで充分であり、オイルインジェクショ
ン機構によりオイルを供給する必要はない。上記構成の
スクロール圧縮機においてもスクロール圧縮要素へのオ
イルインジェクションを完全に停止することはできなか
った。
【0018】そこで、本発明は、低速・高速回転におけ
る運転中のオイルインジェクション機構による圧縮室へ
の潤滑用オイルのオイルインジェクション量を供給制御
可能とし、高速回転域においてオイルインジェクション
を完全に停止して、安定したシール性を維持し、充分な
圧縮効率を得ることができるようにするとともに、入力
増加による成績係数の低下を防止することができるよう
にしたスクロール圧縮機を提供することを課題とする。
る運転中のオイルインジェクション機構による圧縮室へ
の潤滑用オイルのオイルインジェクション量を供給制御
可能とし、高速回転域においてオイルインジェクション
を完全に停止して、安定したシール性を維持し、充分な
圧縮効率を得ることができるようにするとともに、入力
増加による成績係数の低下を防止することができるよう
にしたスクロール圧縮機を提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、内底面部を潤
滑用オイルのオイル溜めとした密閉容器内の上部に、鏡
板に渦巻き状のラップを形成した上側固定スクロール
と、この固定スクロールの渦巻き状のラップに揺動自在
に噛合されて圧縮室を形成する渦巻き状のラップが鏡板
に形成された下側揺動スクロールとからなるスクロール
圧縮要素を収納し、下部にこのスクロール圧縮要素をク
ランク軸にて駆動する電動要素を収納し、揺動スクロー
ルの鏡板の下面中央軸部に、クランク軸の上端部が嵌合
される嵌合穴を有するブッシュ部34を設け、このブッ
シュ部の嵌合穴の底面に形成され、クランク軸の上端部
上に位置する段差空間によりオイル導入口が形成され、
オイルポンプ機構にて上昇するオイル溜めからの潤滑用
オイルを、クランク軸内に設けたオイル通路を介してオ
イル導入口から圧縮室内に供給してなるスクロール圧縮
機において、揺動スクロールの鏡板内にオイル導入口か
ら圧縮室に連通するオイルインジェクション連通路を設
け、このオイルインジェクション連通路への潤滑用オイ
ルの供給を遮断する弁体をオイル導入口に設けたことを
特徴とする。弁体により高速回転時にオイルインジェク
ションは完全に停止する。
滑用オイルのオイル溜めとした密閉容器内の上部に、鏡
板に渦巻き状のラップを形成した上側固定スクロール
と、この固定スクロールの渦巻き状のラップに揺動自在
に噛合されて圧縮室を形成する渦巻き状のラップが鏡板
に形成された下側揺動スクロールとからなるスクロール
圧縮要素を収納し、下部にこのスクロール圧縮要素をク
ランク軸にて駆動する電動要素を収納し、揺動スクロー
ルの鏡板の下面中央軸部に、クランク軸の上端部が嵌合
される嵌合穴を有するブッシュ部34を設け、このブッ
シュ部の嵌合穴の底面に形成され、クランク軸の上端部
上に位置する段差空間によりオイル導入口が形成され、
オイルポンプ機構にて上昇するオイル溜めからの潤滑用
オイルを、クランク軸内に設けたオイル通路を介してオ
イル導入口から圧縮室内に供給してなるスクロール圧縮
機において、揺動スクロールの鏡板内にオイル導入口か
ら圧縮室に連通するオイルインジェクション連通路を設
け、このオイルインジェクション連通路への潤滑用オイ
ルの供給を遮断する弁体をオイル導入口に設けたことを
特徴とする。弁体により高速回転時にオイルインジェク
ションは完全に停止する。
【0020】上記弁体はオイル通路からのオイルにより
オイル導入口内にて上昇してオイルインジェクション連
通路への潤滑用オイルの供給を遮断する。また、弁体に
は転覆を防止するための案内部材や軸方向に貫通する透
孔を設けてもよい。
オイル導入口内にて上昇してオイルインジェクション連
通路への潤滑用オイルの供給を遮断する。また、弁体に
は転覆を防止するための案内部材や軸方向に貫通する透
孔を設けてもよい。
【0021】さらに、弁体はコイルスプリングにて導入
口に吊設することができる。また、弁体の底面に溝を形
成して、弁体の底面に振り掛かったオイルの流れを外方
へ向けるようにしてもよい。
口に吊設することができる。また、弁体の底面に溝を形
成して、弁体の底面に振り掛かったオイルの流れを外方
へ向けるようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。本発明のスクロール圧縮機の全体構
成は、図1〜図11にて以下に説明するオイルインジェ
クション機構を除いて図12で説明したものと同一の構
成であり、図1〜図11において同一部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。
に基づき説明する。本発明のスクロール圧縮機の全体構
成は、図1〜図11にて以下に説明するオイルインジェ
クション機構を除いて図12で説明したものと同一の構
成であり、図1〜図11において同一部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0023】図1は本発明のスクロール圧縮機のオイル
インジェクション機構を示す要部断面図である。本発明
では、オイルインジェクション連通路37の開口37a
を開閉するアルミ等からなる弁体70を、オイル導入口
36に配している。弁体70はクランク軸13の上端部
である偏心軸部13b上の段差空間内に位置しており、
オイルポンプ機構50によりクランク軸13内のオイル
通路14から偏心軸部13b側に吐出されるオイル量が
少ないときは、その自重によりクランク軸14の偏心軸
部13bの上面上に位置し、オイル通路14からのオイ
ルの油圧に応じてオイル内に浮遊し、オイル導入口36
内を軸方向に移動する。スクロール圧縮機の運転が高速
回転になるにつれて、オイル通路14からのオイルの油
圧が高くなり、弁体70はオイル導入口36内を上昇し
ていく。オイルインジェクション連通路37は、オイル
導入口36に開口しており、この開口37bは弁体70
が上昇して塞がれる。スクロール圧縮機が低速回転域で
運転されているときは、弁体70はオイル導入口36内
でオイル中を浮遊しており、オイル通路14からのオイ
ルは、オイルインジェクション連通路37を通ってスク
ロール圧縮部20の圧縮室に供給される。高速回転域で
運転されると、弁体70はオイル導入口36内を上昇し
て、オイル導入口36の上端に達するとオイルインジェ
クション連通路37の開口37aを塞ぎ、オイルインジ
ェクション連通路37へのオイルの供給が停止される。
インジェクション機構を示す要部断面図である。本発明
では、オイルインジェクション連通路37の開口37a
を開閉するアルミ等からなる弁体70を、オイル導入口
36に配している。弁体70はクランク軸13の上端部
である偏心軸部13b上の段差空間内に位置しており、
オイルポンプ機構50によりクランク軸13内のオイル
通路14から偏心軸部13b側に吐出されるオイル量が
少ないときは、その自重によりクランク軸14の偏心軸
部13bの上面上に位置し、オイル通路14からのオイ
ルの油圧に応じてオイル内に浮遊し、オイル導入口36
内を軸方向に移動する。スクロール圧縮機の運転が高速
回転になるにつれて、オイル通路14からのオイルの油
圧が高くなり、弁体70はオイル導入口36内を上昇し
ていく。オイルインジェクション連通路37は、オイル
導入口36に開口しており、この開口37bは弁体70
が上昇して塞がれる。スクロール圧縮機が低速回転域で
運転されているときは、弁体70はオイル導入口36内
でオイル中を浮遊しており、オイル通路14からのオイ
ルは、オイルインジェクション連通路37を通ってスク
ロール圧縮部20の圧縮室に供給される。高速回転域で
運転されると、弁体70はオイル導入口36内を上昇し
て、オイル導入口36の上端に達するとオイルインジェ
クション連通路37の開口37aを塞ぎ、オイルインジ
ェクション連通路37へのオイルの供給が停止される。
【0024】なお、図2に示すようにオイル導入口36
の内径Aをブッシュ部34の摺動面の内径Bよりも大き
く形成すれば、オイルは遠心力により外側に飛ばされる
ので、低速回転時、弁体70がオイルインジェクション
連通路37の開口37aを塞いでいない際に、オイル導
入口36にオイルが行き易くなりオイルインジェクショ
ン連通路37に充分にオイルを供給することができる。
の内径Aをブッシュ部34の摺動面の内径Bよりも大き
く形成すれば、オイルは遠心力により外側に飛ばされる
ので、低速回転時、弁体70がオイルインジェクション
連通路37の開口37aを塞いでいない際に、オイル導
入口36にオイルが行き易くなりオイルインジェクショ
ン連通路37に充分にオイルを供給することができる。
【0025】弁体70の形状は図3〜図6に示すものが
適用できる。
適用できる。
【0026】図3に示す弁体70は円錐台形状であり、
テーパ状の側面にてオイル導入口36の段差部開口36
aを塞ぐことにより、オイル導入口36へオイルが行か
ないようにする。図4に示す弁体70は円筒状であり、
上面および側面にてオイルインジェクション連通路37
の開口を塞ぐことにより、オイルインジェクション連通
路37へのオイルの供給を遮断する。図5に示す弁体7
0はオイル導入口36に嵌合する小径の円筒と大径の円
筒からなり、小径円筒の上面および側面にてオイルイン
ジェクション連通路37の開口37bを塞ぐと共に、大
径円筒の上面でオイル導入口36の段差部開口36aを
塞ぐことによりオイル導入口36へオイルが行かないよ
うにする。図6に示す弁体70はそろばん玉形状であ
り、テーパ状の上面にてオイル導入口36の段差部開口
36aを防ぐことにより、オイル導入口36へオイルが
行かないようにする。
テーパ状の側面にてオイル導入口36の段差部開口36
aを塞ぐことにより、オイル導入口36へオイルが行か
ないようにする。図4に示す弁体70は円筒状であり、
上面および側面にてオイルインジェクション連通路37
の開口を塞ぐことにより、オイルインジェクション連通
路37へのオイルの供給を遮断する。図5に示す弁体7
0はオイル導入口36に嵌合する小径の円筒と大径の円
筒からなり、小径円筒の上面および側面にてオイルイン
ジェクション連通路37の開口37bを塞ぐと共に、大
径円筒の上面でオイル導入口36の段差部開口36aを
塞ぐことによりオイル導入口36へオイルが行かないよ
うにする。図6に示す弁体70はそろばん玉形状であ
り、テーパ状の上面にてオイル導入口36の段差部開口
36aを防ぐことにより、オイル導入口36へオイルが
行かないようにする。
【0027】また、弁体70にはオイル導入口36内で
転覆しないように、図7に示すように案内部材71を設
けても良い。図7(a)では案内部材71を弁体70の
底面から下方に延出させ、偏心軸部13b内のオイル通
路14に挿入している。図7(b)では案内部材71を
弁体70の上面から上方に延出させ、揺動スクロール3
1の鏡板32に形成した案内孔72に挿入している。
転覆しないように、図7に示すように案内部材71を設
けても良い。図7(a)では案内部材71を弁体70の
底面から下方に延出させ、偏心軸部13b内のオイル通
路14に挿入している。図7(b)では案内部材71を
弁体70の上面から上方に延出させ、揺動スクロール3
1の鏡板32に形成した案内孔72に挿入している。
【0028】さらに、弁体70には図8に示すように軸
方向に貫通する透孔73を設け、オイル通路14から吐
出されるオイルに対する抵抗を低減し、弁体70の重量
を低減すると共に、低速回転域から高速回転域までの広
範囲にわたって一定量のオイルをブッシュ部34の摺動
面に供給することができる。
方向に貫通する透孔73を設け、オイル通路14から吐
出されるオイルに対する抵抗を低減し、弁体70の重量
を低減すると共に、低速回転域から高速回転域までの広
範囲にわたって一定量のオイルをブッシュ部34の摺動
面に供給することができる。
【0029】ところで、高速回転時に弁体70が上昇
し、オイル導入口36の壁面に当接してオイルにより張
り付いて、低速回転になっても下降しない場合が考えら
れる。そのため、図9に示すようにコイルバネ74にて
オイル導入口36の上面から弁体70を吊るすようにし
てもよい。図9(a)においては、コイルバネ74の一
端を弁体70の中央に設けた孔75に挿入して固定し、
他端をオイル導入口36の壁面に固定している。図9
(b)においては、弁体70の上面に設けた突起76を
コイルバネ74の一端に挿入し、他端をオイル導入口3
6の壁面に固定している。このように弁体70にコイル
バネ74を設けることにより、弁体70がオイルにより
張り付いて、オイル導入口36を塞いだままになるのを
防止することができ、弁体70の開閉動作を確実にする
ことができる。
し、オイル導入口36の壁面に当接してオイルにより張
り付いて、低速回転になっても下降しない場合が考えら
れる。そのため、図9に示すようにコイルバネ74にて
オイル導入口36の上面から弁体70を吊るすようにし
てもよい。図9(a)においては、コイルバネ74の一
端を弁体70の中央に設けた孔75に挿入して固定し、
他端をオイル導入口36の壁面に固定している。図9
(b)においては、弁体70の上面に設けた突起76を
コイルバネ74の一端に挿入し、他端をオイル導入口3
6の壁面に固定している。このように弁体70にコイル
バネ74を設けることにより、弁体70がオイルにより
張り付いて、オイル導入口36を塞いだままになるのを
防止することができ、弁体70の開閉動作を確実にする
ことができる。
【0030】また、ブッシュ部34へのオイルの供給を
確実にするために、図10に示すように弁体70の底面
に溝77を設けてもよい。クランク軸13のオイル通路
14から吐出され、弁体70の下面の中央部に当たった
オイルは、溝に沿って外方へ流れ、ブッシュ部34の内
面に滴下する。同様に図11に示すようにクランク軸1
3の偏心軸部13bの頂部に溝78を設けてもよい。オ
イル通路14から吐出されたオイルは溝78に沿って外
方へ振り掛けられる。
確実にするために、図10に示すように弁体70の底面
に溝77を設けてもよい。クランク軸13のオイル通路
14から吐出され、弁体70の下面の中央部に当たった
オイルは、溝に沿って外方へ流れ、ブッシュ部34の内
面に滴下する。同様に図11に示すようにクランク軸1
3の偏心軸部13bの頂部に溝78を設けてもよい。オ
イル通路14から吐出されたオイルは溝78に沿って外
方へ振り掛けられる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
オイル導入口内にオイルインジェクション連通路へのオ
イルの供給を遮断する弁体を設けたので、スクロール圧
縮機を高速回転域で運転する際には、スクロール圧縮要
素の圧縮室へのオイルの供給を完全に停止することがで
きるので、充分な圧縮効率を得ることができ、入力増加
による成績係数の低下を防止することができる。
オイル導入口内にオイルインジェクション連通路へのオ
イルの供給を遮断する弁体を設けたので、スクロール圧
縮機を高速回転域で運転する際には、スクロール圧縮要
素の圧縮室へのオイルの供給を完全に停止することがで
きるので、充分な圧縮効率を得ることができ、入力増加
による成績係数の低下を防止することができる。
【図1】本発明のスクロール圧縮機のオイルインジェク
ション機構を示す断面図。
ション機構を示す断面図。
【図2】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図3】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図4】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図5】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図6】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図7】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図8】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図9】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断面
図。
図。
【図10】本発明のスクロール圧縮機の弁装置を示す断
面図。
面図。
【図11】本発明のスクロール圧縮機のクランク軸の偏
心部を示す断面図。
心部を示す断面図。
【図12】従来のオイルインジェクション機構を備えた
スクロール圧縮機を示す断面図。
スクロール圧縮機を示す断面図。
1 密閉容器 1A 低圧空間 1B 高圧空間 9 オイル溜め 10 電動要素 13 クランク軸 13a 上端部(上端偏心軸部) 14 オイル通路 20 スクロール圧縮要素 21 固定スクロール 22 鏡板 23 ラップ 31 揺動スクロール 32 鏡板 33 ラップ 34 ブッシュ部 35 嵌合穴 36 オイル導入口 37 オイルインジェクション連通路 50 オイルポンプ機構 70 弁体 71 案内部材 73 透孔 74 コイルスプリング P 圧縮室 O 潤滑用オイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光永 敏彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 内底面部を潤滑用オイルのオイル溜めと
した密閉容器内の上部に、鏡板に渦巻き状のラップを形
成した上側固定スクロールと、この固定スクロールの渦
巻き状のラップに揺動自在に噛合されて圧縮室を形成す
る渦巻き状のラップが鏡板に形成された下側揺動スクロ
ールとからなるスクロール圧縮要素を収納し、下部にこ
のスクロール圧縮要素をクランク軸にて駆動する電動要
素を収納し、前記揺動スクロールの鏡板の下面中央軸部
に、前記クランク軸の上端部が嵌合される嵌合穴を有す
るブッシュ部を設け、このブッシュ部の嵌合穴に形成さ
れ、前記クランク軸の上端部上に位置する段差空間によ
りオイル導入口が形成され、オイルポンプ機構にて上昇
する前記オイル溜めからの潤滑用オイルを、前記クラン
ク軸内に設けたオイル通路を介して前記オイル導入口か
ら前記圧縮室内に供給してなるスクロール圧縮機におい
て、 前記揺動スクロールの鏡板内に前記オイル導入口から前
記圧縮室に連通するオイルインジェクション連通路を設
け、このオイルインジェクション連通路への潤滑用オイ
ルの供給を遮断する弁体を前記オイル導入口に設けたこ
とを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記弁体は前記オイル通路からの潤滑用
オイルにより前記オイル導入口内にて上昇して前記オイ
ルインジェクション連通路への潤滑用オイルの供給を遮
断することを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧
縮機。 - 【請求項3】 前記弁体は転覆を防ぐための案内部材を
備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスク
ロール圧縮機。 - 【請求項4】 前記弁体は軸方向に貫通する透孔を備え
ることを特徴とする請求項1、2または3に記載のスク
ロール圧縮機。 - 【請求項5】 前記弁体はコイルスプリングにて前記オ
イル導入口に吊設されることを特徴とする請求項1、
2、3または4に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項6】 前記弁体の底面に溝を形成したことを特
徴とする請求項1、2、3、4または5に記載のスクロ
ール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474596A JPH09264275A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474596A JPH09264275A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09264275A true JPH09264275A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13556103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7474596A Pending JPH09264275A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09264275A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009024698A2 (fr) * | 2007-08-02 | 2009-02-26 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique à spirales à vitesse variable |
CN107401509A (zh) * | 2016-05-18 | 2017-11-28 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 用于压缩机的供油装置及压缩机 |
CN113123970A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 比亚迪股份有限公司 | 压缩机及具有其的车辆 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7474596A patent/JPH09264275A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009024698A2 (fr) * | 2007-08-02 | 2009-02-26 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique à spirales à vitesse variable |
WO2009024698A3 (fr) * | 2007-08-02 | 2009-05-22 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique à spirales à vitesse variable |
US8070465B2 (en) | 2007-08-02 | 2011-12-06 | Danfoss Commercial Compressors | Oil injection control in a compressor with variable-speed coils |
CN107401509A (zh) * | 2016-05-18 | 2017-11-28 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 用于压缩机的供油装置及压缩机 |
CN107401509B (zh) * | 2016-05-18 | 2020-03-27 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 用于压缩机的供油装置及压缩机 |
CN113123970A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 比亚迪股份有限公司 | 压缩机及具有其的车辆 |
CN113123970B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-11-14 | 比亚迪股份有限公司 | 压缩机及具有其的车辆 |
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