JPH07247969A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH07247969A
JPH07247969A JP4143794A JP4143794A JPH07247969A JP H07247969 A JPH07247969 A JP H07247969A JP 4143794 A JP4143794 A JP 4143794A JP 4143794 A JP4143794 A JP 4143794A JP H07247969 A JPH07247969 A JP H07247969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
valve body
chamber
scroll
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4143794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Furuki
健二 古木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP4143794A priority Critical patent/JPH07247969A/ja
Publication of JPH07247969A publication Critical patent/JPH07247969A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機のどのような運転状態にお
いても、運転効率を低下させない潤滑油の供給構造を提
供することを目的とする。 【構成】 フレーム9に、高圧室19からモータ室16
に至る複数の貫通孔9aを形成し、その外周から同貫通
孔9aに至る弁体支持孔22を形成する。貫通孔9aの
孔径を、シャフト11の最小回転数の給油量を適正油圧
とする最大回転数の給油量となる時の過剰油量を排出で
きる大きさに設定する。弁体支持孔22に、弁ヘッド2
3a、スプリング23b、ストッパー23cで構成する
弁体23を装着し、フレーム9にストッパー23cで固
着している。油圧の変化に対応して変位する弁体23の
弁体ヘッド23aと貫通孔9aとの隙間を高圧室19内
の保つ変位長さに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に係
り、より詳しくは圧縮室に対する旋回スクロールのスラ
スト方向に圧力バランスのとれる給油機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、図3
に基づいて説明する。図3に示すように、スクロール圧
縮機には、密封容器1内に圧縮部2と電動機3が内蔵さ
れている。圧縮部2は、固定スクロール4、旋回スクロ
ール5、オルダムリング6、クランク軸7、偏心軸受
8、フレーム9、クランク軸受10、シャフト11によ
り主に構成されている。この構成において、固定スクロ
ール4の鏡板4aに渦捲き状にラップ4bを一体に形成
し、フレーム9に固着した固定スクロール4と、旋回ス
クロール5の鏡板5aに渦捲き状のラップ5bと背面に
旋回駆動軸5cを一体に形成した旋回スクロール5を噛
み合わせて複数の圧縮室12を形成している。電動機3
が回転すると、シャフト11の上部に形成したクランク
軸7に嵌着した偏心軸受8を介して旋回駆動軸5cによ
って旋回スクロール5に、オルダムリング6で自転を防
止し、旋回運動をさせる。旋回スクロール5の旋回運動
によって吸入管13から圧縮部2に吸入された低圧冷媒
は圧縮室12の外周部から中心部へ順次移動しながら圧
縮され高圧冷媒となる。この高圧冷媒は圧縮室12内に
供給され各摺動部を潤滑する間にミストとなった潤滑油
と共に吐出口14より吐き出され、連通路(図示してい
ない)を通ってフレーム9の下部と電動機3の上部の空
間からなるモータ室16に導かれ、経路の途中でミスト
状の潤滑油を付着し含油分を少なくして吐出管17から
吐出する。潤滑油の循環経路につて説明する。密封容器
1の底部の潤滑油溜18に溜まった潤滑油は高圧冷媒に
油面を圧され、シャフト11の下端から上端まで貫通し
た潤滑油送路11aに設けたスリンガーによって押し上
げられ、クランク軸7の上面に導かれる。クランク軸7
の上面まで押し上げられた潤滑油は旋回駆動軸5cに形
成された通路溝5dと、クランク軸7の外周に形成した
溝孔7aと給油溝7bとを経てそれぞれの摺動部を潤滑
しながら高圧室19に導かれ、圧縮室12の高圧になる
中心部にかかるスラスト力に対応して旋回スクロール5
の鏡板5aの背面を押している。旋回スクロール5の鏡
板5aの背面とフレーム9の上面の接触部にチップシー
ル20を設けて高圧室19と低圧室21とに区画し、潤
滑油で満たされた高圧室19から低圧室21に高圧冷媒
の漏れを防止している。チップシール20から低圧室2
1に漏れた一部の潤滑油はオルダムリング6、圧縮室1
2に給油される。高圧室19の油圧が高くなりすぎる
と、高圧室19内のフレーム9の上面からモータ室16
内の下面に到る貫通孔9aを穿設し、余分な潤滑油を排
出している。しかしながら、最近多く要望される能力制
御運転のような運転状態では、電動機3の回転数が大幅
に変化する。このために低速回転時を基準にした貫通孔
9aの小さい孔径では高速回転時に高圧室19の圧力が
高くなり、又低圧室21に漏れる油量が多くなって低圧
室21の圧力も高くなり鏡板5aの背面を押すスラスト
力が高くなる。高速回転時を基準にした貫通孔9aの大
きい孔径では、低速回転時に油量が不足して高圧室19
に潤滑油が満たされないために高圧冷媒が高圧室19か
ら潤滑油の不足したチップシール20を通過して低圧室
21に漏れ、高圧室19と低圧室21双方で鏡板5aの
背面を押すスラスト力が高くなり、共に運転効率を悪く
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、本発明はスクロール圧縮機のどのよう
な運転状態においても、圧縮室のスラスト力に対応する
旋回スクロール背面の高圧室にかかる油圧を調整し、運
転効率を低下させない潤滑油の供給構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封容器内に
圧縮部と電動機を配置し、前記圧縮部を、渦捲き状の固
定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせ
て圧縮室を形成する旋回スクロールと、同旋回スクロー
ルの自転を防止するオルダムリングと、上端にクランク
軸を形成して前記旋回スクロールを旋回駆動するシャフ
トと、前記クランク軸を支承するフレームとで構成し、
前記フレームに、前記旋回スクロールの背面と前記クラ
ンク軸の上部の間に設けた高圧室からモータ室に至る複
数の貫通孔を形成すると共に、その外周から同貫通孔の
中間部に至る弁体支持孔を形成し、同弁体支持孔に油圧
に対応して変位し、前記貫通孔を開閉する弁体を設けた
ことを特徴とする。また、前記貫通孔は前記電動機の低
速回転時に旋回スクロールのスラスト力を適正に支承す
る潤滑油の油圧に対して、高速運転時の過剰油量を排出
できる孔径に設定し、前記弁体の弁体ヘッドと貫通孔と
の隙間を高圧室内の適正油圧を保つ変位長さに設定した
こを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によると、低速回転時の給油量を高圧室
の適正油圧となるように設定した場合、フレームに形成
した貫通孔を高速回転時の適正油圧より過剰になる油量
を排出できる孔径で穿孔している。フレームに形成した
弁体支持孔に油圧によって変位する弁体を貫通路内に弁
ヘッドを突き当てて装着することによって、電動機の回
転数に対応して高圧室内の油圧が変化し、油圧の変化に
応じて弁体支持孔内の弁ヘッドが外側に移動し、弁体支
持孔内壁と弁ヘッドの隙間が変化する。即ち、貫通路内
の抵抗が回転数に応じて変化することになる。回転数が
高ければ油圧が高くなって弁ヘッドの移動が大きくなっ
て抵抗が小さくなり、低ければ油圧が低くなって弁ヘッ
ドの移動が小さくなって抵抗が大きくなり、高速と低速
回転時の高圧室の油圧を適正に維持するように弁体支持
孔内壁と弁ヘッドの隙間を設定することによって排出油
量を調整することができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図1と図2を用いて説
明する。尚、従来例と同一の部分は同一番号を付し、全
体構成についての説明は省略する。図1に示すように、
フレーム9に、旋回スクロール5の背面とクランク軸7
の上部に設けた高圧室19からモータ室16に至る複数
の貫通孔9aを形成し、フレーム9の外周から貫通孔9
aに至る弁体支持孔22を形成している。貫通孔9aの
孔径を、シャフト11の潤滑油送路11aからクランク
軸7を通って高圧室19に導かれる潤滑油がフレーム9
の上面と旋回鏡板5aとの間に設けたチップシール20
によって遮られ、高圧室19内で適正油圧を超えて最大
油圧となる時、即ち最小回転数の給油量を適正油圧とす
る最大回転数の給油量となる時の過剰油量を排出できる
大きさに設定している。図2に示すように、弁体支持孔
22に、弁ヘッド23a、スプリング23b、ストッパ
ー23cで構成する弁体23を装着し、フレーム9にス
トッパー23cで固着している。貫通孔9a内に弁ヘッ
ド23aを、潤滑油の流れを遮蔽するように突き出して
いる。弁体23は油圧の変化に対応して弁ヘッド23a
を押されて変位し、最小油圧と最大油圧の間で高圧室1
9内を適正油圧に保つために設けるもので、貫通孔9a
の内壁と弁ヘッド23aの隙間を油圧が高くなれば大き
く、低くなれば小さくなるように開閉して排出油量を調
節する。
【0007】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、フレーム
に高圧室からモータ室に至る貫通路とフレームの外周か
ら貫通路に至る弁体支持孔を相対応して穿設し、弁体支
持孔に油圧の変化に対応して変位する弁体を装着し、変
化する油圧に対応して貫通孔の内壁と弁ヘッドの隙間を
調整して高圧室内を適正油圧に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要を示す要部断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図3】従来例のスクロール圧縮機の概要を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
5a 旋回鏡板 7 クランク軸 9 フレーム 9a 貫通路 11 シャフト 16 モータ室 19 高圧室 20 チップシール 22 弁体支持孔 23 弁体 23a 弁ヘッド 23b スプリング 23c ストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内に圧縮部と電動機を配置し、
    前記圧縮部を、渦捲き状の固定スクロールと、同固定ス
    クロールと互いに噛み合わせて圧縮室を形成する旋回ス
    クロールと、同旋回スクロールの自転を防止するオルダ
    ムリングと、上端にクランク軸を形成して前記旋回スク
    ロールを旋回駆動するシャフトと、前記クランク軸を支
    承するフレームとで構成し、前記フレームに、前記旋回
    スクロールの背面と前記クランク軸の上部の間に設けた
    高圧室からモータ室に至る複数の貫通孔を形成すると共
    に、その外周から同貫通孔の中間部に至る弁体支持孔を
    形成し、同弁体支持孔に油圧に対応して変位し、前記貫
    通孔を開閉する弁体を設けたことを特徴とするスクロー
    ル圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔は前記電動機の低速回転時に
    旋回スクロールのスラスト力を適正に支承する潤滑油の
    油圧に対して、高速運転時の過剰油量を排出できる孔径
    に設定したことを特徴とする請求項1記載のスクロール
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 油圧の変化に対応して変位する前記弁体
    の弁体ヘッドと前記貫通孔との隙間を高圧室内の適正油
    圧を保つ変位長さに設定したことを特徴とする請求項1
    記載のスクロール圧縮機。
JP4143794A 1994-03-11 1994-03-11 スクロール圧縮機 Pending JPH07247969A (ja)

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JP4143794A JPH07247969A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 スクロール圧縮機

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JP4143794A JPH07247969A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 スクロール圧縮機

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JPH07247969A true JPH07247969A (ja) 1995-09-26

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JP4143794A Pending JPH07247969A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 スクロール圧縮機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464053B1 (ko) * 2002-11-06 2004-12-31 엘지전자 주식회사 오일조절기능을 구비한 스크롤 압축기
CN100375849C (zh) * 2002-12-25 2008-03-19 乐金电子(天津)电器有限公司 具备有油调节功能的涡旋式压缩机
JP2008121693A (ja) * 2008-02-18 2008-05-29 Hitachi Ltd 圧縮機

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KR100464053B1 (ko) * 2002-11-06 2004-12-31 엘지전자 주식회사 오일조절기능을 구비한 스크롤 압축기
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