JPH09264138A - ファンシュラウド装置 - Google Patents

ファンシュラウド装置

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JPH09264138A
JPH09264138A JP7622996A JP7622996A JPH09264138A JP H09264138 A JPH09264138 A JP H09264138A JP 7622996 A JP7622996 A JP 7622996A JP 7622996 A JP7622996 A JP 7622996A JP H09264138 A JPH09264138 A JP H09264138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring member
fan
shroud
engine fan
radiator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7622996A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Nakano
直行 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH09264138A publication Critical patent/JPH09264138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ラジエータにシュラウド本体を固
定されて使用されるファンシュラウド装置に関し、シュ
ラウド本体とエンジンファンの外周との間の間隙を従来
より大幅に低減することを目的とする。 【解決手段】 ラジエータに一端開口を固定されるシュ
ラウド本体の他側開口の内側に、エンジンファンが収容
されるリング部材を、弾性部材を介して配置するととも
に、前記リング部材の前記ラジエータ側の中心に、前記
リング部材に連結される支持部材を介して軸受部材を支
持し、この軸受部材に前記エンジンファンから延在する
回転軸を案内して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータにシュ
ラウド本体を固定されて使用されるファンシュラウド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車では、ラジエータを効率
良く冷却するために、ラジエータとエンジンファンとの
間にはファンシュラウド装置が配置されている。そし
て、従来、ラジエータとエンジンとは、所定の設計精度
で車両に装着されるが、通常、ラジエータとエンジンと
の相対関係位置には、例えば、数mmから数十mmの取付誤
差が生ずる。
【0003】従って、ラジエータにシュラウド本体を固
定したファンシュラウド装置では、シュラウド本体とエ
ンジンファンとの間に、上述した取付誤差に対応する最
大寸法の間隙を形成する必要があり、この間隙により冷
却効率が極端に低下するという問題があった。
【0004】従来、このような問題を解決したファンシ
ュラウド装置として、例えば、特開平6−33764号
公報に開示されるものが知られている。図6は、この公
報に開示されるファンシュラウド装置を示すもので、こ
のファンシュラウド装置では、ラジエータ11に可撓性
のシュラウド本体13の一側開口が固定され、シュラウ
ド本体13の他側に、エンジン15により回転されるエ
ンジンファン17が配置されている。
【0005】そして、シュラウド本体13のエンジン1
5側がブラケット19によりエンジン15に固定されて
おり、ブラケット19の位置調節により、シュラウド本
体13の中心にエンジンファン17が位置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファンシュラウド装置では、エンジン15側
に固定されるブラケット19の位置調節により、シュラ
ウド本体13の中心にエンジンファン17を位置してい
るため、位置調節の精度が低く、シュラウド本体13と
エンジンファン17の外周との間に必要以上の間隙を形
成する必要があり、冷却効率が低下するという問題があ
った。
【0007】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、シュラウド本体とエンジンファン
の外周との間の間隙を従来より大幅に低減することがで
きるファンシュラウド装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のファンシュラ
ウド装置は、ラジエータに一端開口を固定されるシュラ
ウド本体の他側開口の内側に、エンジンファンが収容さ
れるリング部材を、弾性部材を介して配置するととも
に、前記リング部材の前記ラジエータ側の中心に、前記
リング部材に連結される支持部材を介して軸受部材を支
持し、この軸受部材に前記エンジンファンから延在する
回転軸を案内してなることを特徴とする。
【0009】請求項2のファンシュラウド装置は、ラジ
エータに一端開口を固定されるシュラウド本体の他側開
口の内側に、エンジンファンが収容されるリング部材
を、弾性部材を介して配置するとともに、前記リング部
材の前記ラジエータ側の中心に、前記リング部材に連結
される支持部材を介して第1の磁石を支持し、前記エン
ジンファンから延在する回転軸の先端に前記第1の磁石
を吸引する第2の磁石を配置してなることを特徴とす
る。
【0010】(作用)請求項1のファンシュラウド装置
では、シュラウド本体とエンジンファンの取り付け位置
の誤差が、弾性部材を介してのリング部材の移動により
吸収される。そして、リング部材に支持部材を介して連
結されリング部材の中心に位置される軸受部材に、エン
ジンファンから延在する回転軸が案内されるため、常
に、リング部材の中心が、エンジンファンの回転軸の中
心に位置される。
【0011】請求項2のファンシュラウド装置では、シ
ュラウド本体とエンジンファンの取り付け位置の誤差
が、弾性部材を介してのリング部材の移動により吸収さ
れる。そして、リング部材に支持部材を介して連結され
リング部材の中心に位置される第1の磁石が、エンジン
ファンから延在する回転軸の先端の第2の磁石により吸
引されるため、常に、リング部材の中心が、エンジンフ
ァンの回転軸の中心に位置される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明のファンシュラウド装置の
第1の実施形態を示しており、符号21は、例えば、樹
脂からなるシュラウド本体を示している。このシュラウ
ド本体21の一端開口は、ラジエータ23に固定されて
いる。
【0013】シュラウド本体21の他側には、小径部2
1aが形成されている。この小径部21aの内側には、
弾性部材25を介して、例えば、樹脂からなるリング部
材27が配置されている。弾性部材25には、環状のス
ポンジゴムを断面矩形状に形成したものが使用され、こ
の弾性部材25は、シュラウド本体21の内周およびリ
ング部材27の外周に接着固定されている。
【0014】リング部材27内には、エンジン29によ
り回転されるエンジンファン31が収容されている。リ
ング部材27のラジエータ23側の中心には、リング部
材27に一体形成される支持部材27aを介して軸受部
27bが支持されている。そして、この軸受部27bに
エンジンファン31から延在する回転軸33が案内され
ている。
【0015】図2は、リング部材27の詳細を示してお
り、十字状に支持部材27aが一体形成され、中心に軸
受部材35が収容される軸受部27bが配置されてい
る。なお、軸受部材35には、ラジアルボールベアリン
グ,ローラベアリング、焼結含油合金等を使用すること
ができる。以上のように構成されたファンシュラウド装
置では、シュラウド本体21とエンジンファン31の取
り付け位置の誤差が、弾性部材25を介してのリング部
材27の移動により吸収される。
【0016】そして、リング部材27に支持部材27a
を介して連結されリング部材27の中心に位置される軸
受部材35に、エンジンファン31から延在する回転軸
33が案内されるため、常に、リング部材27の中心
が、エンジンファン31の回転軸の中心に位置される。
そして、上述したファンシュラウド装置では、シュラウ
ド本体21とエンジンファン31の取り付け位置の誤差
が、弾性部材25を介してのリング部材27の移動によ
り吸収され、また、軸受部材35により、常に、リング
部材27の中心が、エンジンファン31の回転軸33の
中心に位置するため、シュラウド本体21とエンジンフ
ァン31の外周との間の間隙を従来より大幅に低減する
ことができる。
【0017】また、シュラウド本体21とリング部材2
7との間に、環状のスポンジゴムからなる弾性部材25
を配置したので、シール性を充分に確保することができ
る。なお、この実施形態では、弾性部材25に環状のス
ポンジゴムを使用した例について述べたが、例えば、図
3に示すように、断面U字形に形成された環状のゴム部
材からなる弾性部材37を使用しても良い。
【0018】図4は、本発明のファンシュラウド装置の
第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、弾性
部材39にコイルスプリングが使用されている。また、
図5に示すように、リング部材27に連結される支持部
材27aを介して、リング部材27の中心に第1の磁石
41が配置されている。そして、エンジンファン31か
ら延在する回転軸33の先端に、第1の磁石41を吸引
する第2の磁石43が配置されている。
【0019】さらに、この実施形態では、リング部材2
7のラジエータ23側に、外側フランジ部27cが形成
され、シュラウド本体21の小径部21aの段部に当接
されている。上述したファンシュラウド装置では、シュ
ラウド本体21とエンジンファン31の取り付け位置の
誤差が、弾性部材39を介してのリング部材27の移動
により吸収される。
【0020】そして、リング部材27に支持部材27a
を介して連結されリング部材27の中心に位置される第
1の磁石41が、エンジンファン31から延在する回転
軸33の先端の第2の磁石43により吸引されるため、
常に、リング部材27の中心が、エンジンファン31の
回転軸33の中心に位置される。上述したファンシュラ
ウド装置では、シュラウド本体21とエンジンファン3
1の取り付け位置の誤差が、弾性部材39を介してのリ
ング部材27の移動により吸収され、また、第1および
第2の磁石41,43により、常に、リング部材27の
中心が、エンジンファン31の回転軸33の中心に位置
するため、シュラウド本体21とエンジンファン31の
外周との間の間隙を従来より大幅に低減することができ
る。
【0021】また、リング部材27に外側フランジ部2
7cを形成し、この外側フランジ部27cを、シュラウ
ド本体21の小径部21aの段部に当接したので、シー
ル性を充分に確保することができる。なお、この実施形
態では、外側フランジ部27cをリング部材27のラジ
エータ23側に形成し、シュラウド本体21の小径部2
1aの段部に当接した例について述べたが、例えば、外
側フランジ部をリング部材27のエンジン31側に形成
し、シュラウド本体21のエンジン31側の端面に当接
しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のファンシ
ュラウド装置では、シュラウド本体とエンジンファンの
取り付け位置の誤差が、弾性部材を介してのリング部材
の移動により吸収され、また、軸受部材により、常に、
リング部材の中心が、エンジンファンの回転軸の中心に
位置するため、シュラウド本体とエンジンファンの外周
との間の間隙を従来より大幅に低減することができる。
【0023】請求項2のファンシュラウド装置では、シ
ュラウド本体とエンジンファンの取り付け位置の誤差
が、弾性部材を介してのリング部材の移動により吸収さ
れ、また、第1および第2の磁石により、常に、リング
部材の中心が、エンジンファンの回転軸の中心に位置す
るため、シュラウド本体とエンジンファンの外周との間
の間隙を従来より大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファンシュラウド装置の第1の実施形
態を示す断面図である。
【図2】図1のリング部材の詳細を示す斜視図である。
【図3】図1の弾性部材の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明のファンシュラウド装置の第2の実施形
態を示す断面図である。
【図5】図4のリング部材の詳細を示す斜視図である。
【図6】従来のファンシュラウド装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 21 シュラウド本体 23 ラジエータ 25 弾性部材 27 リング部材 27a 支持部材 31 エンジンファン 33 回転軸 35 軸受部材 41 第1の磁石 43 第2の磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータに一端開口を固定されるシュ
    ラウド本体の他側開口の内側に、エンジンファンが収容
    されるリング部材を、弾性部材を介して配置するととも
    に、前記リング部材の前記ラジエータ側の中心に、前記
    リング部材に連結される支持部材を介して軸受部材を支
    持し、この軸受部材に前記エンジンファンから延在する
    回転軸を案内してなることを特徴とするファンシュラウ
    ド装置。
  2. 【請求項2】 ラジエータに一端開口を固定されるシュ
    ラウド本体の他側開口の内側に、エンジンファンが収容
    されるリング部材を、弾性部材を介して配置するととも
    に、前記リング部材の前記ラジエータ側の中心に、前記
    リング部材に連結される支持部材を介して第1の磁石を
    支持し、前記エンジンファンから延在する回転軸の先端
    に前記第1の磁石を吸引する第2の磁石を配置してなる
    ことを特徴とするファンシュラウド装置。
JP7622996A 1996-03-29 1996-03-29 ファンシュラウド装置 Pending JPH09264138A (ja)

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