JPH0926318A - 測距装置 - Google Patents
測距装置Info
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- JPH0926318A JPH0926318A JP7177544A JP17754495A JPH0926318A JP H0926318 A JPH0926318 A JP H0926318A JP 7177544 A JP7177544 A JP 7177544A JP 17754495 A JP17754495 A JP 17754495A JP H0926318 A JPH0926318 A JP H0926318A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で取り扱い易く、低コストの測距装置を
提供する。 【構成】 光学的三角測量方式測距手段2を構成する投
光器2aと受光器2bの基線長Sの方向に、超音波計測
方式測距手段3の送波器3aと受波器3bを保持部材4
により一体的に配置しユニット化する。投光器2aと受
光器2bの間に送波器3aを、外側に受波器3bを配置
してある。保持部材4の背面側に回路基板5を設け、光
学的三角測量方式及び超音波計測方式の共用及び専用の
電気素子を搭載してある。測距手段2は近距離領域を測
距し、測距手段3は遠距離領域を測距する。
提供する。 【構成】 光学的三角測量方式測距手段2を構成する投
光器2aと受光器2bの基線長Sの方向に、超音波計測
方式測距手段3の送波器3aと受波器3bを保持部材4
により一体的に配置しユニット化する。投光器2aと受
光器2bの間に送波器3aを、外側に受波器3bを配置
してある。保持部材4の背面側に回路基板5を設け、光
学的三角測量方式及び超音波計測方式の共用及び専用の
電気素子を搭載してある。測距手段2は近距離領域を測
距し、測距手段3は遠距離領域を測距する。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車の車間距離測定な
どの種々の用途において、物体までの距離の測定に使用
される測距装置に関するものである。
どの種々の用途において、物体までの距離の測定に使用
される測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測距装置には種々の方式のものが
あるが、このうち被測定物である物体へ向けて赤外光を
照射し、物体からの反射光をPSD(位置検出素子)等
の受光素子上に結像させ、結像位置に基づいて物体まで
の距離を三角測量方式によって演算して測定する方式
(以下「光学的三角測量方式」という。)と、超音波を
物体に向けて送波器から送波して物体からの反射波を受
波器で受波して送波時と受波時との時間差を演算して物
体までの距離を測定する方式(以下「超音波計測方式」
という。)とが一般によく用いられている。
あるが、このうち被測定物である物体へ向けて赤外光を
照射し、物体からの反射光をPSD(位置検出素子)等
の受光素子上に結像させ、結像位置に基づいて物体まで
の距離を三角測量方式によって演算して測定する方式
(以下「光学的三角測量方式」という。)と、超音波を
物体に向けて送波器から送波して物体からの反射波を受
波器で受波して送波時と受波時との時間差を演算して物
体までの距離を測定する方式(以下「超音波計測方式」
という。)とが一般によく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学的
三角測量方式では、受光素子に結像される物体からの反
射光は、物体との距離が近距離の場合では結像位置の移
動量(変化量)が大きく、遠距離になるに従って移動量
(変化量)が小さくなる。したがって、近距離側の精度
が高く、遠距離側では精度が低下する傾向があり、受光
素子への光量は近距離の場合は充分であるが、遠距離で
は不足するので測定できる範囲は、比較的近距離に限ら
れてしまうという問題がある。また、超音波計測方式で
は、送波器から発せられる超音波の送波時と物体から反
射した超音波の受波時との時間差を検出しているため、
遠距離側では検出時間は充分であるが、近距離側では微
小な時間差を検出することが困難であり、そのため一定
距離以上の測定に限られてしまうという問題がある。し
たがって、近距離から遠距離に至る範囲をくまなく測定
しようとする場合には、近距離領域に有効な光学的三角
測量方式の測距装置と、遠距離領域に有効な超音波計測
方式の測距装置を併用することになるが、装置の取付け
スペースが大きくなり、取り扱いも不便であり、かつコ
ストも増大するという問題点があった。
三角測量方式では、受光素子に結像される物体からの反
射光は、物体との距離が近距離の場合では結像位置の移
動量(変化量)が大きく、遠距離になるに従って移動量
(変化量)が小さくなる。したがって、近距離側の精度
が高く、遠距離側では精度が低下する傾向があり、受光
素子への光量は近距離の場合は充分であるが、遠距離で
は不足するので測定できる範囲は、比較的近距離に限ら
れてしまうという問題がある。また、超音波計測方式で
は、送波器から発せられる超音波の送波時と物体から反
射した超音波の受波時との時間差を検出しているため、
遠距離側では検出時間は充分であるが、近距離側では微
小な時間差を検出することが困難であり、そのため一定
距離以上の測定に限られてしまうという問題がある。し
たがって、近距離から遠距離に至る範囲をくまなく測定
しようとする場合には、近距離領域に有効な光学的三角
測量方式の測距装置と、遠距離領域に有効な超音波計測
方式の測距装置を併用することになるが、装置の取付け
スペースが大きくなり、取り扱いも不便であり、かつコ
ストも増大するという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、小型で取り扱い
易くしかも低コストで測距装置を提供することにある。
易くしかも低コストで測距装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の測距装置は、互いに測距方式の異なる第1
の測距手段と第2の測距手段とを1つのユニットとして
配置してある。第1の測距手段は光学的三角測量方式の
測距手段であり、第2の測距手段は超音波計測方式の測
距手段であるのが好ましい。また、第1の測距手段が近
距離領域を測距範囲とするものであり、第2の測距手段
が遠距離領域を測距範囲とするものであり、第1の測距
手段の測距範囲と第2の測距手段の測距範囲とはその一
部が重複しているのが好ましい。
に、本発明の測距装置は、互いに測距方式の異なる第1
の測距手段と第2の測距手段とを1つのユニットとして
配置してある。第1の測距手段は光学的三角測量方式の
測距手段であり、第2の測距手段は超音波計測方式の測
距手段であるのが好ましい。また、第1の測距手段が近
距離領域を測距範囲とするものであり、第2の測距手段
が遠距離領域を測距範囲とするものであり、第1の測距
手段の測距範囲と第2の測距手段の測距範囲とはその一
部が重複しているのが好ましい。
【0006】さらに、超音波計測方式の測距手段の送波
器と受波器は、光学的三角測量方式の測距手段の投光器
と受光器の基線長方向に配置してあり、投光器と受光器
の内側または外側に、送波器と受波器のいずれか一方ま
たは両方が配置してあるのが好ましい。また、超音波計
測方式測距手段には送受波兼用器が用いられることもあ
り、この送受波兼用器は投光器と受光器の基線長方向で
あって投光器と受光器の内側または外側に配置するのが
好ましい。また、超音波計測方式測距手段の送波器と受
波器または送受波兼用器は、光学的三角測量方式測距手
段の投光器と受光器の基線長方向に交差する方向に配置
されることもある。
器と受波器は、光学的三角測量方式の測距手段の投光器
と受光器の基線長方向に配置してあり、投光器と受光器
の内側または外側に、送波器と受波器のいずれか一方ま
たは両方が配置してあるのが好ましい。また、超音波計
測方式測距手段には送受波兼用器が用いられることもあ
り、この送受波兼用器は投光器と受光器の基線長方向で
あって投光器と受光器の内側または外側に配置するのが
好ましい。また、超音波計測方式測距手段の送波器と受
波器または送受波兼用器は、光学的三角測量方式測距手
段の投光器と受光器の基線長方向に交差する方向に配置
されることもある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1において、測距装置1は、互
いに測距方式の異なる2種類の測距手段を1つのユニッ
トとして一体に形成したものである。すなわち、第1の
測距手段である光学的三角測量方式の測距手段2と、第
2の測距手段である超音波計測方式の測距手段3とが、
保持部材4により一体に組み込んでユニット化してあ
る。光学的三角測量方式の測距手段2は投光器2aと受
光器2bとを有し、それぞれ保持部材4の前面に形成し
た窓部4a,4b内に設けてある。この光学的三角測量
方式の測距手段2は、投光器2aに内蔵してある投光素
子(IRED)より被測定物である物体へ向けて赤外光
を照射し、物体からの反射光を受光器2bに設けてある
受光素子(PSD)上に結像させ、受光素子上の結像位
置を受光素子から出力される電流にもとづいて演算し、
三角測量方式によって物体までの距離を測定するもので
ある。
いに測距方式の異なる2種類の測距手段を1つのユニッ
トとして一体に形成したものである。すなわち、第1の
測距手段である光学的三角測量方式の測距手段2と、第
2の測距手段である超音波計測方式の測距手段3とが、
保持部材4により一体に組み込んでユニット化してあ
る。光学的三角測量方式の測距手段2は投光器2aと受
光器2bとを有し、それぞれ保持部材4の前面に形成し
た窓部4a,4b内に設けてある。この光学的三角測量
方式の測距手段2は、投光器2aに内蔵してある投光素
子(IRED)より被測定物である物体へ向けて赤外光
を照射し、物体からの反射光を受光器2bに設けてある
受光素子(PSD)上に結像させ、受光素子上の結像位
置を受光素子から出力される電流にもとづいて演算し、
三角測量方式によって物体までの距離を測定するもので
ある。
【0008】また、超音波計測方式の測距手段3は送波
器3aと受波器3bとを有し、それぞれ保持部材4の前
面に形成した窓部4c,4d内に設けてある。この超音
波計測方式の測距手段3は送波器3aから超音波を物体
に向けて送波し、物体からの反射波を受波器3bで受波
し、送波時と受波時との時間差を演算して物体までの距
離を測定するものである。保持部材4の背面側には回路
基板5が設けてあり、この回路基板5には、図示しない
が、光学的三角測量方式及び超音波計測方式の共用及び
専用の制御素子等の電気素子が搭載してある。この電気
素子は、投光器2a,受光器2b,送波器3a及び受波
器3bに接続してあるとともに、外部の電源及び装置等
に接続される。
器3aと受波器3bとを有し、それぞれ保持部材4の前
面に形成した窓部4c,4d内に設けてある。この超音
波計測方式の測距手段3は送波器3aから超音波を物体
に向けて送波し、物体からの反射波を受波器3bで受波
し、送波時と受波時との時間差を演算して物体までの距
離を測定するものである。保持部材4の背面側には回路
基板5が設けてあり、この回路基板5には、図示しない
が、光学的三角測量方式及び超音波計測方式の共用及び
専用の制御素子等の電気素子が搭載してある。この電気
素子は、投光器2a,受光器2b,送波器3a及び受波
器3bに接続してあるとともに、外部の電源及び装置等
に接続される。
【0009】測距手段3の送波器3aと受波器3bは、
測距手段2の投光器2aと受光器2bの光学中心距離、
すなわち基線長Sの方向に配置してある。そして、投光
器2aと受光器2bの内側に送波器3aが配置してあ
り、受光器2bの外側に受波器3bが配置してある。つ
まり、投光器2a及び受光器2bと送波器3a及び受波
器3bとは互い違いに配置してある。このように本実施
例の測距装置1では、投光器2aと受光器2bの間の基
線長確保部のスペースを有効に利用しているので、測距
装置1自体が小型化され、他の装置への取り付け等の取
り扱いが容易となっている。また、送波器3aと受波器
3bの間に受光器2bが配置される構成であり、送波器
3aと受波器3b間の距離がある程度離れているので、
送波器3aからの直接波が受波器3bに回り込む影響を
少なくすることができる。したがって、測距手段3によ
る超音波計測を良好に保つことができる。なお、この第
1実施例において、送波器3aと受波器3bの位置を入
れ替えてもよい。また、投光器2aと受光器2bの間の
基線長確保部に、送波器3aと受波器3bの両方を並べ
て配置することも可能である。しかしながら、上記した
送波器3aからの直接波の干渉を考慮すると、本実施例
のように互い違いに配置するのが好ましい。
測距手段2の投光器2aと受光器2bの光学中心距離、
すなわち基線長Sの方向に配置してある。そして、投光
器2aと受光器2bの内側に送波器3aが配置してあ
り、受光器2bの外側に受波器3bが配置してある。つ
まり、投光器2a及び受光器2bと送波器3a及び受波
器3bとは互い違いに配置してある。このように本実施
例の測距装置1では、投光器2aと受光器2bの間の基
線長確保部のスペースを有効に利用しているので、測距
装置1自体が小型化され、他の装置への取り付け等の取
り扱いが容易となっている。また、送波器3aと受波器
3bの間に受光器2bが配置される構成であり、送波器
3aと受波器3b間の距離がある程度離れているので、
送波器3aからの直接波が受波器3bに回り込む影響を
少なくすることができる。したがって、測距手段3によ
る超音波計測を良好に保つことができる。なお、この第
1実施例において、送波器3aと受波器3bの位置を入
れ替えてもよい。また、投光器2aと受光器2bの間の
基線長確保部に、送波器3aと受波器3bの両方を並べ
て配置することも可能である。しかしながら、上記した
送波器3aからの直接波の干渉を考慮すると、本実施例
のように互い違いに配置するのが好ましい。
【0010】次に、図2を参照して測距装置1の測距範
囲を説明する。図2において測距装置1から延びる線
は、測距装置1と被計測物との距離を示している。測距
装置1を起点としてA1からA2の測距範囲は、光学的
三角測量方式の測距手段2により計測される範囲で近距
離領域を示している。光学的三角測量方式では、比較的
近距離での計測の方が精度が高いので、測距範囲を近距
離領域に設定している。また、B1からB2は、超音波
方式の測距手段3により計測される範囲で遠距離領域を
示している。超音波方式では、一定の距離以上の測距範
囲で精度が高くなるので遠距離領域に設定している。そ
して、この測距装置1では、光学的三角測量方式の測距
手段2による近距離領域の測距範囲と、超音波方式の測
距手段3による遠距離領域の測距範囲が、一部重複する
ように設定してある。したがって、重複領域Tでは、光
学的三角測量方式と超音波方式のいずれの方式によって
も測距することが可能であり、測距の目的によって両者
またはいずれかの方式による測定値を選択できるように
なっている。これにより測距の精度がより高いものとな
る。
囲を説明する。図2において測距装置1から延びる線
は、測距装置1と被計測物との距離を示している。測距
装置1を起点としてA1からA2の測距範囲は、光学的
三角測量方式の測距手段2により計測される範囲で近距
離領域を示している。光学的三角測量方式では、比較的
近距離での計測の方が精度が高いので、測距範囲を近距
離領域に設定している。また、B1からB2は、超音波
方式の測距手段3により計測される範囲で遠距離領域を
示している。超音波方式では、一定の距離以上の測距範
囲で精度が高くなるので遠距離領域に設定している。そ
して、この測距装置1では、光学的三角測量方式の測距
手段2による近距離領域の測距範囲と、超音波方式の測
距手段3による遠距離領域の測距範囲が、一部重複する
ように設定してある。したがって、重複領域Tでは、光
学的三角測量方式と超音波方式のいずれの方式によって
も測距することが可能であり、測距の目的によって両者
またはいずれかの方式による測定値を選択できるように
なっている。これにより測距の精度がより高いものとな
る。
【0011】図3は、本発明の測距装置の第2実施例を
示すものである。この実施例の測距装置11は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの内側、すなわち投光器2aと受光器2bの基線
長確保部に、超音波計測方式の測距手段3の送受波兼用
器3cを配置している。他の構成は第1実施例と同様で
あるので、相当する部材には同一の符号を付して説明を
省略する。送受波兼用器3cは、送波後に受波状態に切
り換えて計測するように設定されており、その切り換え
時間が検出時間に加算される。したがって、測距手段3
の測距範囲は、送波器と受波器が分離されたものに比し
て、図2に示す測距範囲B1〜B2において近距離側の
限界B1が遠側(B2側)に寄ることになるが、三角測
量方式の測距手段2の測距範囲A1〜A2の遠距離側の
限界(A2)よりも充分近距離にある。すなわち、光学
的三角測量方式の測距範囲と超音波計測方式の測距範囲
との重複領域Tは確保されている。第2実施例の測距装
置11では、上記のように投光器2aと受光器2bの基
線長確保部に送受波兼用器3cを配置しているので、測
距装置を一層小型化できる。本実施例の変形例として、
送受波兼用器3cを投光器2aと受光器2bの基線長方
向の外側に配置してもよいが、測距装置11の小型化の
点からすると本実施例のように配置するのが好ましい。
示すものである。この実施例の測距装置11は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの内側、すなわち投光器2aと受光器2bの基線
長確保部に、超音波計測方式の測距手段3の送受波兼用
器3cを配置している。他の構成は第1実施例と同様で
あるので、相当する部材には同一の符号を付して説明を
省略する。送受波兼用器3cは、送波後に受波状態に切
り換えて計測するように設定されており、その切り換え
時間が検出時間に加算される。したがって、測距手段3
の測距範囲は、送波器と受波器が分離されたものに比し
て、図2に示す測距範囲B1〜B2において近距離側の
限界B1が遠側(B2側)に寄ることになるが、三角測
量方式の測距手段2の測距範囲A1〜A2の遠距離側の
限界(A2)よりも充分近距離にある。すなわち、光学
的三角測量方式の測距範囲と超音波計測方式の測距範囲
との重複領域Tは確保されている。第2実施例の測距装
置11では、上記のように投光器2aと受光器2bの基
線長確保部に送受波兼用器3cを配置しているので、測
距装置を一層小型化できる。本実施例の変形例として、
送受波兼用器3cを投光器2aと受光器2bの基線長方
向の外側に配置してもよいが、測距装置11の小型化の
点からすると本実施例のように配置するのが好ましい。
【0012】図4は、本発明の測距装置の第3実施例を
示すものである。この実施例の測距装置21は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの基線長方向の外側に、超音波計測方式の測距手
段3の送波器3aと受波器3bを左右に分けて配置して
いる。他の構成は第1実施例と同様であるので、相当す
る部材には同一の符号を付して説明を省略する。第3実
施例の測距装置21では、送波器3aと受波器3bの距
離を比較的大きくすることができるので、送波器3aか
らの直接波が受波器3bに回り込む影響を無視すること
ができるという利点がある。
示すものである。この実施例の測距装置21は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの基線長方向の外側に、超音波計測方式の測距手
段3の送波器3aと受波器3bを左右に分けて配置して
いる。他の構成は第1実施例と同様であるので、相当す
る部材には同一の符号を付して説明を省略する。第3実
施例の測距装置21では、送波器3aと受波器3bの距
離を比較的大きくすることができるので、送波器3aか
らの直接波が受波器3bに回り込む影響を無視すること
ができるという利点がある。
【0013】図5は、本発明の測距装置の第4実施例を
示すものである。この実施例の測距装置31は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの基線長方向に交差する方向に、超音波計測方式
の測距手段3の送波器3aと受波器3bを上下に分けて
配置している。他の構成は第1実施例と同様であるの
で、相当する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。第4実施例の測距装置31では、光学的三角測量方
式の投光器2aと受光器2bに、超音波計測方式の送受
波器分離型の送波器3aと受波器3bを組み合わせた場
合では、測距装置を最も小型化できるという利点があ
る。なお、この第4実施例では、送波器3aと受波器3
bの配置位置は、投光器2aと受光器2bの基線長方向
に直交する方向にあるが、これをやや左右にずらして配
置することも可能である。また、送波器3aと受波器3
bを第2実施例に示すような送受波兼用器に換えて、こ
れを投光器2aと受光器2bの基線長方向に交差する方
向の上下いずれかに配置するようにしてもよい。
示すものである。この実施例の測距装置31は、光学的
三角測量方式の測距手段2を構成する投光器2aと受光
器2bの基線長方向に交差する方向に、超音波計測方式
の測距手段3の送波器3aと受波器3bを上下に分けて
配置している。他の構成は第1実施例と同様であるの
で、相当する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。第4実施例の測距装置31では、光学的三角測量方
式の投光器2aと受光器2bに、超音波計測方式の送受
波器分離型の送波器3aと受波器3bを組み合わせた場
合では、測距装置を最も小型化できるという利点があ
る。なお、この第4実施例では、送波器3aと受波器3
bの配置位置は、投光器2aと受光器2bの基線長方向
に直交する方向にあるが、これをやや左右にずらして配
置することも可能である。また、送波器3aと受波器3
bを第2実施例に示すような送受波兼用器に換えて、こ
れを投光器2aと受光器2bの基線長方向に交差する方
向の上下いずれかに配置するようにしてもよい。
【0014】本発明は上記した各実施例に示す構成に限
定されるものではない。例えば、測距装置1,11,2
1,31の保持部材の形状等は本装置の使用される場所
等の条件に合わせて適宜変形することが可能である。ま
た、測距方式も光学的三角測量方式と超音波計測方式の
組み合わせに限定されない。さらに、超音波計測方式で
は比較的広い角度の範囲も測定することができるので、
図2に示した両方式の重複範囲Tを大きくとるように設
定して、光学的三角測量方式の測距手段2では狭い角度
の範囲を、超音波計測方式の測距手段3では広い角度の
範囲を測定するように設定してもよい。
定されるものではない。例えば、測距装置1,11,2
1,31の保持部材の形状等は本装置の使用される場所
等の条件に合わせて適宜変形することが可能である。ま
た、測距方式も光学的三角測量方式と超音波計測方式の
組み合わせに限定されない。さらに、超音波計測方式で
は比較的広い角度の範囲も測定することができるので、
図2に示した両方式の重複範囲Tを大きくとるように設
定して、光学的三角測量方式の測距手段2では狭い角度
の範囲を、超音波計測方式の測距手段3では広い角度の
範囲を測定するように設定してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、互い
に測距方式の異なる第1の測距手段と第2の測距手段と
をユニット化してあるので、測距装置を小型で取り扱い
易く、しかも低コストで提供することができる。また、
光学的三角測量方式の測距手段と超音波計測方式の測距
手段を組み合わせているので、光学的三角測量方式と超
音波計測方式のそれぞれの利点を活かして小型で取り扱
い易く、しかも低コストの測距装置である。
に測距方式の異なる第1の測距手段と第2の測距手段と
をユニット化してあるので、測距装置を小型で取り扱い
易く、しかも低コストで提供することができる。また、
光学的三角測量方式の測距手段と超音波計測方式の測距
手段を組み合わせているので、光学的三角測量方式と超
音波計測方式のそれぞれの利点を活かして小型で取り扱
い易く、しかも低コストの測距装置である。
【0016】さらに、第1の測距手段の測距範囲を近距
離領域とし、第2の測距手段の測距範囲を遠距離領域と
して、重複範囲を設定しているので、測距精度がより高
くなり、光学的三角測量方式と超音波計測方式のそれぞ
れの利点を活かすことができる。さらにまた、光学的三
角測量方式の投光器と受光器の基線長確保部のスペース
を有効に利用して超音波計測方式測距手段の送波器と受
波器又は送受波兼用器を効率的に配置してあるので、一
層小型で取り扱い易くしかも低コストの測距装置とする
ことができる。また、送波器から受波器への直接波の干
渉を有効に防止することができる。
離領域とし、第2の測距手段の測距範囲を遠距離領域と
して、重複範囲を設定しているので、測距精度がより高
くなり、光学的三角測量方式と超音波計測方式のそれぞ
れの利点を活かすことができる。さらにまた、光学的三
角測量方式の投光器と受光器の基線長確保部のスペース
を有効に利用して超音波計測方式測距手段の送波器と受
波器又は送受波兼用器を効率的に配置してあるので、一
層小型で取り扱い易くしかも低コストの測距装置とする
ことができる。また、送波器から受波器への直接波の干
渉を有効に防止することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る測距装置の斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の測距装置の測距範囲を概念的に示す説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る測距装置の斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第3実施例に係る測距装置の斜視図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第4実施例に係る測距装置の斜視図で
ある。
ある。
1,11,21,31 測距装置 2 光学的三角測量方式の測距手段 2a 投光器 2b 受光器 3 超音波計測方式の測距手段 3a 送波器 3b 受波器 3c 送受波兼用器 S 基線長
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに測距方式の異なる第1の測距手段
と第2の測距手段とを1つのユニットとして配置してあ
ることを特徴とする測距装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記第1の測距手段
は、光学的三角測量方式の測距手段であり、上記第2の
測距手段は、超音波計測方式の測距手段であることを特
徴とする測距装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、上記第
1の測距手段は、近距離領域を測距範囲とするものであ
り、上記第2の測距手段は、遠距離領域を測距範囲とす
るものであり、上記第1の測距手段の測距範囲と上記第
2の測距手段の測距範囲とは、その一部が重複している
ことを特徴とする測距装置。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、上記第
1の光学的三角測量方式測距手段には、投光器と受光器
が用いられ、上記第2の超音波計測方式測距手段には、
送波器と受波器が用いられ、上記送波器と上記受波器
は、上記投光器と上記受光器の基線長方向に配置してあ
り、上記投光器と上記受光器の内側または外側に、上記
送波器と上記受波器のいずれか一方または両方が配置し
てあることを特徴とする測距装置。 - 【請求項5】 請求項2又は請求項3において、上記第
1の光学的三角測量方式測距手段には、投光器と受光器
が用いられ、上記第2の超音波計測方式測距手段には、
送受波兼用器が用いられ、上記送受波兼用器は、上記投
光器と上記受光器の基線長方向であって、上記投光器と
上記受光器の内側または外側に配置してあることを特徴
とする測距装置。 - 【請求項6】 請求項2又は請求項3において、上記第
1の光学的三角測量方式測距手段には、投光器と受光器
が用いられ、上記第2の超音波計測方式測距手段には、
送波器と受波器または送受波兼用器が用いられ、上記送
波器と上記受波器または送受波兼用器は、上記投光器と
上記受光器の基線長方向に交差する方向に配置してある
ことを特徴とする測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7177544A JPH0926318A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7177544A JPH0926318A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 測距装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926318A true JPH0926318A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16032813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7177544A Abandoned JPH0926318A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926318A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024770A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Denso Corp | 障害物検出装置 |
EP2592434A1 (de) * | 2011-11-09 | 2013-05-15 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Erkennung von Objekten im Umfeld eines Fahrzeugs |
DE102012221766A1 (de) | 2012-11-28 | 2014-05-28 | Robert Bosch Gmbh | Integration eines optischen Sensors und eines Ultraschallsensors |
EP2415934B1 (de) | 2010-08-06 | 2015-10-07 | Joseph Vögele AG | Sensoranordnung für eine Baumaschine |
JP2017534940A (ja) * | 2014-12-30 | 2017-11-24 | チンタオ ゴーアテック テクノロジー カンパニー リミテッドQingdao Goertek Technology Co., Ltd. | 3dシーンでオブジェクトを再現するシステム及び方法 |
US10482670B2 (en) | 2014-12-30 | 2019-11-19 | Qingdao Goertek Technology Co., Ltd. | Method for reproducing object in 3D scene and virtual reality head-mounted device |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP7177544A patent/JPH0926318A/ja not_active Abandoned
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DE102012221766B4 (de) | 2012-11-28 | 2018-08-30 | Robert Bosch Gmbh | Integration eines optischen Sensors und eines Ultraschallsensors |
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US10482670B2 (en) | 2014-12-30 | 2019-11-19 | Qingdao Goertek Technology Co., Ltd. | Method for reproducing object in 3D scene and virtual reality head-mounted device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031217 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040109 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040219 |