JPH06317656A - 2次元受光回路素子及び光情報入力処理装置 - Google Patents

2次元受光回路素子及び光情報入力処理装置

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JPH06317656A
JPH06317656A JP5107885A JP10788593A JPH06317656A JP H06317656 A JPH06317656 A JP H06317656A JP 5107885 A JP5107885 A JP 5107885A JP 10788593 A JP10788593 A JP 10788593A JP H06317656 A JPH06317656 A JP H06317656A
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light
receiving element
signal
dimensional
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JP5107885A
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Minoru Nishida
稔 西田
Shoichi Washino
翔一 鷲野
Kazuo Hisama
和生 久間
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのデバイスにより3次元情報が得られる
2次元受光回路素子を提供するとともに、上記2次元受
光回路素子によって、小型で、信頼性よく、3次元情報
が得られる光情報入力処理装置を得る。 【構成】 光・電気変換特性が異なる第1の受光素子ユ
ニットと第2の受光素子ユニットを複数個混在させ、2
次元アレイ状に形成した2次元受光回路素子12を受光
用光学系11の受光面に設置し、第1の受光素子ユニッ
トを選択して駆動走査し、走査信号に対応した各受光素
子ユニットの出力信号から、画像信号を作成するととも
に、第2の受光素子ユニットを選択して駆動走査し、こ
の走査信号に対応した受光素子ユニットの出力信号か
ら、受光用光学系11の視野角範囲に送出された信号光
が反射物体で反射されて2次元受光回路素子12に戻っ
てくる伝搬遅延時間を測り、反射物体までの距離を算出
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2次元受光回路素子及び
2次元受光回路素子を用いた光情報入力処理装置、特に
走行中の車両等の周辺に存在する障害物等を1つのデバ
イスで信頼性よく検出できる小型の情報入力処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の障害物検出装置としては、
マイクロ波、赤外レーザ光を送信し、障害物等からのそ
の反射信号をとらえて、車間距離、障害物の存在、相対
距離、相対速度等を検出するアクティブタイプのもの
(例えば、特公昭60−4011号公報、「レーザーハ
ンドブック」昭和48年朝倉書店発行 P644〜P676 )
と、イメージセンサを用いて車両前方を画像情報として
とらえ、画像処理によって車両あるいは障害物を検出
し、2組の光学系による三角測量の原理により、車両や
障害物までの距離を検出するパッシブタイプのもの(例
えば、特公昭63−38085号公報、特公昭63−4
6363号公報、特開昭63−52300号公報等)が
知られている。
【0003】図23は上記文献「レーザーハンドブッ
ク」に示された従来の光レーダ装置を示すブロック図で
あり、図において、1はクロックパルス信号を発生する
パルス発生部、2はパルス発生部1からの電気信号を光
パルス信号に変換するための発光素子(レーザーダイオ
ード等)とその駆動回路とレンズ系で構成される送光
部、3は反射体による反射パルス光を受光するためのレ
ンズ系と光信号を電気信号に変換するための受光素子
(フォト・ダイオード等)とそのバイアス電圧発生回路
で構成される受光部、4は受光したパルス信号を増幅す
る広帯域増幅部、5はパルス発生部1からの送光タイミ
ングと広帯域増幅部4からの受信パルスのタイミングか
ら伝搬遅延時間をカウントし、反射体までの距離を算出
する距離検出部である。
【0004】次に動作について説明する。パルス発生部
1は、パルス間隔が最大測定距離に相当する時間よりも
充分に長い時間間隔のクロックパルス信号を発生する。
この信号は送光部2へ駆動パルスとして入力され、送光
パルスLtが送出される。一方、反射体からの反射パル
ス光Lrは受光部3で受光され、光電変換により電気信
号に変換された後、広帯域増幅部4により所定のレベル
まで増幅される。距離検出部5は、パルス発生部1から
得られる送光タイミングと広帯域増幅部4からの受信パ
ルスのタイミングとから、光パルスの伝搬遅延時間をカ
ウントし、反射体までの距離を算出する。
【0005】また、図24は雑誌「トランジスタ技術」
別冊の「センサ・インターフェーシングNo.2」(S5
8.4.1)に記載されたM0S型イメージ・センサの
構成を示す回路構成図であり、図において、6はフォト
・ダイオード、7は垂直スイッチ用のMOSトランジス
タ、8は水平スイッチ用のMOSトランジスタ、9は垂
直シフトレジスタ、10は水平シフトレジスタである。
【0006】M0S型イメージ・センサは、フォト・ダ
イオード6と、これをスイッチングするためのMOSト
ランジスタ7、8がマトリックス状に配列され、走査回
路が同一チップ上に集積されている。走査回路はシフト
レジスタ9、10によって構成されており、クロックパ
ルスにより一方向から順次走査パルスを発生し、MOS
トランジスタ7、8をスイッチし、フォト・ダイオード
・マトリックスからの信号を、共通のバス上に読み出
し、2次元画像信号を得る。
【0007】上述のパッシブタイプのものは、例えばこ
のようなイメージ・センサ及びその入力光学系を2組用
い、障害物までの距離等の3次元情報を得ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害物検出装置
は以上のように構成されており、イメージ・センサを用
いたパッシブタイプのものを用いる場合、上述のように
イメージ・センサ及びその入力光学系が2組あって始め
て、障害物までの距離情報と2次元形状に関する情報が
得られるため、装置が大型で、車両への搭載性が悪いと
いう欠点があった。また、障害物検出の信頼性を上げる
ために、前述のアクティブタイプのものとパッシブタイ
プのものとの両方を用いて障害物を検出するものが提案
されている(特願平4−342427号明細書)。しか
しながら、このようなものにおいては、2つのタイプの
障害物検出装置間で、検出された障害物の対応付けが正
確でなく、近寄っているもの、重なっているもの等の判
別が困難であるという問題点があった。また、装置が大
型になるため車両搭載性も悪いといった問題があった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、1つのデバイスにより3次元情報
が得られる2次元受光回路素子を提供するとともに、1
つの2次元受光回路素子によって、小型で、信頼性よ
く、3次元情報が得られる、障害物検出装置等の光情報
入力処理装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
2次元受光回路素子は、第1の受光素子とこの受光素子
を駆動するとともに信号の取り出しを制御する素子を有
する第1の受光素子ユニット、及び第1の受光素子と光
・電気変換特性が異なる第2の受光素子とこの受光素子
を駆動するとともに信号の取り出しを制御する素子を有
する第2の受光素子ユニットを、複数個混在させて、2
次元アレイ状に同一基板上に形成したものである。
【0011】また、本発明の請求項2に係る光情報入力
処理装置は、上記2次元受光回路素子を受光用光学系の
受光面に設置し、2次元受光回路素子の第1の受光素子
ユニットを選択して駆動走査し、走査信号に対応した各
受光素子ユニットの出力信号から、画像信号を作成する
とともに、上記受光用光学系の視野角範囲に所定波長の
信号光を送出し、さらに上記2次元受光回路素子の第2
の受光素子ユニットを選択して駆動走査し、この走査信
号に対応した受光素子ユニットの出力信号から、上記信
号光が反射物体で反射されて上記2次元受光回路素子に
戻ってくる伝搬遅延時間を測り、上記反射物体までの距
離を算出するようにしたものである。
【0012】また、本発明の請求項3に係る光情報入力
処理装置は、請求項2の光情報入力処理装置に対し、2
次元受光回路素子の第2の受光素子を感度可変受光素子
で構成し、上記感度可変受光素子の感度を制御して、反
射物体までの距離を算出するようにしたものである。
【0013】また、本発明の請求項4に係る光情報入力
処理装置は、2次元受光回路素子の第2の受光素子を、
第1の受光素子と異なる波長によって感度を示す受光素
子で構成し、この2次元受光回路素子を受光用光学系の
受光面に設置し、2次元受光回路素子の第1の受光素子
ユニットを選択して駆動走査し、走査信号に対応した各
受光素子ユニットの出力信号から、画像信号を作成する
とともに、第2の受光素子ユニットを選択して駆動走査
し、走査信号に対応した各受光素子ユニットの出力信号
から、画像信号を作成し、各画像に対し、同一個所に対
応する各地点での光強度分布の違いから、上記地点にあ
る物体までの距離を算出するようにしたものである。
【0014】さらに、本発明の請求項5に係る光情報入
力処理装置は、受光素子と、この受光素子を駆動すると
ともに信号の取り出しを制御する素子を有する複数の受
光素子ユニットが2次元アレイ状に形成された2次元受
光回路素子を用い、この2次元受光回路素子を受光用光
学系の受光面に設置し、さらに上記受光用光学系の視野
角範囲に所定波長の信号光を送出し、走査信号により選
択、駆動された受光素子ユニットの出力信号を時分割し
て、出力信号の積分出力と高周波成分信号出力とを取り
出し、上記積分出力から画像信号を作成し、上記高周波
成分信号出力から、送出された信号光が反射物体で反射
されて上記2次元受光回路素子に戻ってくる伝搬遅延時
間を測って、反射物体までの距離を算出するようにした
ものである。
【0015】また、本発明の請求項6に係る2次元受光
回路素子は、第1の受光素子とこの受光素子を駆動する
とともに信号の取り出しを制御する素子を有する第1の
受光素子ユニット、及び第1の受光素子と光・電気変換
特性が異なる第2の受光素子とこの受光素子を駆動する
とともに信号の取り出しを制御する素子を有する第2の
受光素子ユニットを、複数個混在させて、1次元アレイ
状に同一基板上に形成し、この1次元アレイ状の受光素
子ユニットを1次元方向と交差する方向に機械的に駆動
する駆動機構を有したものである。
【0016】
【作用】本発明の請求項1の2次元受光回路素子におい
ては、同一基板上に光・電気変換特性の異なる2種類の
受光素子が2次元アレイ状に複数個混在して形成されて
おり、1つのデバイスに2つの機能を持たせることがで
き、これを利用して1つのデバイスによって、3次元に
展開するための情報が得られる。
【0017】また、本発明の請求項2の光情報入力処理
装置においては、上記2次元受光回路素子を受光用光学
系の受光面に設置して、第1の受光素子ユニットの出力
信号から画像信号を作成し、さらに上記受光用光学系の
視野角範囲に所定波長の信号光を送出して、第2の受光
素子ユニットの出力信号から、反射物体までの距離を算
出するため、画像情報と距離情報が小型の装置で、信頼
性よく得られる。
【0018】また、本発明の請求項3の光情報入力処理
装置においては、請求項2の光情報入力処理装置に対
し、2次元受光回路素子の第2の受光素子を感度可変受
光素子で構成し、上記感度可変受光素子の感度を制御し
て、反射物体までの距離を算出するようにしているの
で、遠くの物体に対しても検出感度が落ちることなく、
距離測定の検出感度と精度が向上する。
【0019】また、本発明の請求項4の光情報入力処理
装置においては、2次元受光回路素子の第2の受光素子
を、第1の受光素子と異なる波長によって感度を示す受
光素子で構成し、この2次元受光回路素子を受光用光学
系の受光面に設置して、それぞれの受光素子ユニットか
ら、画像信号を作成し、得られた2つの画像に対し、同
一個所に対応する各地点での光強度分布の違いから、上
記地点にある物体までの距離を算出するようにして、画
像情報と距離情報を得る。
【0020】さらに、本発明の請求項5の光情報入力処
理装置においては、1種類の受光素子が2次元アレイ状
に形成された2次元受光回路素子を用い、受光素子ユニ
ットの出力信号を時分割して、出力信号の積分出力と高
周波成分信号出力とを取り出し、上記積分出力から画像
信号を作成し、上記高周波成分信号出力から反射物体ま
での距離を算出するようにして、画像情報と距離情報を
得る。
【0021】また、本発明の請求項6の2次元受光回路
素子においては、同一基板上に光・電気変換特性の異な
る2種類の受光素子が1次元アレイ状に複数個混在して
形成されており、さらにこの1次元アレイ状の受光素子
ユニットを1次元方向と交差する方向に機械的に駆動す
る駆動機構を有しており、請求項1の2次元受光回路素
子と同様に用いることができ、3次元に展開するための
情報が得られる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1による障害物検出装置を示すブ
ロック構成図である。図1において、11は車両周辺の
走行環境等、周辺物体の光学情報を受光する受光用光学
系、12は受光用光学系の受光面に設置された2次元受
光回路素子であり、図2に示すように、第1の受光素子
(フォト・ダイオード)19と、この受光素子を駆動す
るとともに信号の取り出しを制御する素子(電界効果型
トランジスタ)20、21よりなる第1の受光素子ユニ
ット、及び第1の受光素子と光・電気変換特性が異なる
第2の受光素子(フォト・ダイオード)22と、この受
光素子を駆動するとともに信号の取り出しを制御する素
子(電界効果型トランジスタ)23よりなる第2の受光
素子ユニットを、複数個混在させて、2次元アレイ状に
同一基板上に形成したもので、半導体チップ、または超
小型の回路基板で構成される。13は第1の受光素子ユ
ニットを選択して駆動する第1の走査回路であり、X・
Yドライバで構成される。14はX・Yドライバ13に
走査信号を送り、この走査信号に対応して、第1の受光
素子ユニットの出力信号Lを入力し、各出力信号を並べ
て画像信号を作成する第1の信号処理回路、15は受光
用光学系11の視野角範囲に所定波長の信号光を送出す
る光源を含んでなる送光用光学系、16は送出用光学系
15に送光信号を送出する送光信号発生器、17は第2
の受光素子ユニットを選択して駆動する第2の走査回路
であり、X・Yドライバで構成される。18はX・Yド
ライバ17に走査信号を送り、この走査信号に対応し
て、第2の受光素子ユニットの出力信号Mを受け、送光
用光学系15から送出された光が反射物体で反射されて
受光回路素子12に戻ってくる伝搬遅延時間を測り、上
記反射物体までの距離を算出する第2の信号処理回路で
ある。なお、本実施例による受光回路素子12と第1及
び第2の走査回路13、17をなすX・Yドライバの具
体的な例を図2に示す。図2において、24は第1の受
光素子ユニットのY方向のアドレス信号であり、上から
順に信号Y1、Y2・・・が送られる。25は第1の受光
素子ユニットのX方向のアドレス信号で、左から順に信
号X1、X2・・・が送られる。26は第2の受光素子ユ
ニットのX方向のアドレス信号で、左から順に信号x
1、x2・・・が送られる。27は第1の受光素子ユニッ
トのY方向のアドレス指定によって、アドレス信号24
を発生する、第1の受光素子ユニット用のY方向アドレ
スドライバ、28は同じくX方向のアドレス指定によっ
て、アドレス信号25を発生する、第1の受光素子ユニ
ット用のX方向アドレスドライバ、29は第2の受光素
子ユニットのX方向のアドレス指定によって、アドレス
信号26を発生する、第2の受光素子ユニット用のX方
向アドレスドライバである。図2においては、第2の受
光素子ユニットのY方向は選択せずに、共通に駆動され
ている。
【0023】次に、第1及び第2の受光素子ユニットの
配列の他の例を図3及び図4に示す。図3は第1の受光
素子ユニットと第2の受光素子ユニットがY方向に交互
に配列した例であり、配列密度が例えば1;1のもので
ある。また、図4の斜線部で示す中央帯状の部分のみ、
図3で示すような交互配列とし、その他の部分は第1の
受光素子ユニットのみの配列としたものである。
【0024】また、図5は第1の受光素子及び第2の受
光素子の光・電気変換特性を示すものであり、横軸は光
の強さ、縦軸は電流を示す。実線Aは第1の受光素子
の、実線Bは第2の受光素子の光・電気変換特性を示
し、各実線の傾きが光/電流変換ゲインとなる。さら
に、図6は各受光素子の、入力光に対する電流の応答性
を示すものであり、入力光に対し、第2の受光素子の応
答性が、第1の受光素子の応答性より速いことがわか
る。
【0025】次に、このような構成の障害物検出装置の
動作について説明する。図7は第1の信号処理回路14
の入出力信号を示す。第1の信号処理回路14は各アド
レス信号24、25が共通に出力された状態の終端時に
出力信号Lのレベルを取り込み、これをそのアドレス信
号X、Yでの光量レベルとする。すなわち、図7におい
て、X1、Y1での光量レベルはl1、X2、Y1での光量
レベルはl2となる。同様に、X1、Y2での光量レベル
はl3、X2、Y2での光量レベルはl4となる。第1の信
号処理回路14はこれら各点での光量レベルをもとに、
従来と同様の処理を行い出力画像を得る。
【0026】図8は第2の信号処理回路18の入出力信
号を示す。第2の信号処理回路18は第2の受光素子ユ
ニット用のX方向アドレスドライバ29へアドレス信号
26を出力し、送光信号発生器16からの送光信号と、
第2の受光素子ユニットからの出力Mを入力する。第2
の信号処理回路18ではアドレス信号26が出力されて
いる間で、上記送光信号の立ち上がりから出力信号Mの
立ち上がりまでの遅れ時間を計測し、出力されているア
ドレス信号xに対応する測距データdx を算出する。す
なわち、図8において、遅れ時間をtd とすると、測距
データdx は dx =(C×td )/2 ただし、Cは光速(3×108m/s)で与えられる。
【0027】以上のように、本実施例では障害物までの
距離とその大体の形状の検出を並列処理により実行で
き、一つのデバイスにより障害物の形状とそこまでの距
離が同時に検出できる。また、2つの異なる方式で障害
物を検出するので信頼性が高まり、さらに小型であるた
め、車載の自由度が向上する。また、複数個の障害物が
ある時、複数個の測距データが出力されるが、その測距
データに対応する障害物の識別、または対応付けが簡単
確実に行える。すなわち、前述の先行技術(特願平4−
342427号明細書)による走行環境監視装置におい
ては、2つの異なる方式の障害物検出装置間で対応付け
のための座標変換処理を必要としたが、上記実施例は第
1の受光素子ユニットと第2の受光素子ユニットはX方
向に交互に配置されているため、第1の受光素子ユニッ
トのX方向のアドレス信号X1、X2・・・と、第2の受
光素子ユニットのX方向のアドレス信号x1、x2・・・
が一義的に対応付けられるので、変換処理等が不要とな
る。
【0028】実施例2.図9は本発明の実施例2に係わ
る2次元受光回路素子と第1及び第2の走査回路をなす
X・Yドライバを示す回路構成図である。図において、
30は感度可変受光素子で構成された第2の受光素子、
31はこの受光素子30を駆動するとともに信号の取り
出しを制御する素子(電界効果型トランジスタ)、32
は第2の受光素子30の感度を制御する制御信号である
とともに、第2の受光素子ユニットのx方向のアドレス
信号であり、左から順に信号x1、x2・・・が送られ
る。33は第2の受光素子ユニットのy方向のアドレス
信号であり、上から順に信号y1、y2・・・が送られ
る。34は第2の受光素子ユニット用のx方向アドレス
ドライバ、35は第2の受光素子ユニット用のy方向ア
ドレスドライバであり、図1の第2の信号処理回路18
により出力信号32、33が制御される。図10は第2
の信号処理回路の入出力信号を示す。その他の構成は実
施例1と同様である。
【0029】なお、感度可変受光素子30は、印加され
る制御電圧によって素子の光検出感度が連続的に変化す
るものである。そのような感度可変受光素子として、例
えば、GaAs基盤上に形成されたMSM(Metal
−Semiconductor−Metal)構造のも
のがある。これは、GaAs上にAlによってショット
キーコンタクトが形成されたものである。
【0030】次に動作について説明する。動作原理は概
ね実施例1に示したものと同様であるが、本実施例と実
施例1との相違点は、反射体からの反射パルス光を感度
可変受光素子30で受光し、その感度を第2の受光素子
ユニット用のx方向アドレスドライバ34の出力電圧に
より制御するようにした点である。即ち、図10に示す
ように、x方向のアドレス信号の出力電圧は時間ととも
に増加するように制御されており、従って感度可変受光
素子の感度も時間とともに増加する構成となっている。
【0031】図10により、第2の受光素子ユニットを
用いて障害物までの距離を測定する動作について説明す
る。第2の信号処理回路18はx方向アドレスドライバ
34とy方向アドレスドライバ35を通して、第2の受
光素子ユニットを選択して駆動する走査信号(アドレス
信号)32、33を発生し、上記アドレス信号に対応し
て第2の受光素子ユニットの出力信号Mと、光信号発生
器16からの送光信号を入力する。第2の信号処理回路
18ではアドレス信号32、33が出力されている間
で、上記送光信号の立ち上がりから出力信号Mの立ち上
がりまでの遅れ時間td1、td1(総称するときはtd )
を計測し、出力されているアドレス信号x、yに対応す
る測距データdx を算出する。一方、第2の信号処理回
路18はx方向アドレスドライバ34を通して上記アド
レス信号上で、図10に示すように出力電圧を制御して
感度可変受光素子30の感度を制御している。従って、
上記遅れ時間td が短いときは反射物体までの距離が小
さいため、反射光強度が大きく、上記遅れ時間td が長
いときは反射物体までの距離が大きいため、反射光強度
が小さくなるが、上述のように遅れ時間が長くなると感
度可変受光素子の感度が高くなるため、概略同じような
レベルの受光信号が得られるようになる。従って遠くの
物体に対しても検出感度が落ちることなく、距離測定の
検出感度と精度が向上する。
【0032】実施例3.図11は本発明の実施例3によ
る障害物検出装置を示すブロック構成図である。図11
において、12は2次元受光回路素子で、本実施例では
図12に示すように、第1の受光素子19と、この受光
素子を駆動、制御する素子20、21よりなる第1の受
光素子ユニット、及び第1の受光素子19と異なる波長
によって感度を示す第2の受光素子38と、この受光素
子38を駆動、制御する素子(電界効果型トランジス
タ)39、40よりなる第2の受光素子ユニットを、複
数個混在させて、2次元アレイ状に同一基板上に形成し
たものである。14は実施例1と同様の第1の信号処理
回路であり、第1の受光素子ユニットの出力信号L1を
入力し、走査信号に対応して画像信号を作成する。36
は2次元受光回路素子の第2の受光素子ユニットを選択
して駆動する走査信号を発生するとともに、この走査信
号に対応して第2の受光素子ユニットの出力信号L2 を
入力し、画像信号を作成する第3の信号処理回路、37
は第1及び第3の信号処理回路で作成された各画像に対
し、同一個所に対応する各地点での光強度分布の違いか
ら、上記地点にある物体までの距離を算出する第4の信
号処理回路である。なお、図12において、41は第2
の受光素子ユニットのx方向のアドレス信号であり、左
から順に信号x1、x2・・・が送られる。33は第2の
受光素子ユニットのy方向のアドレス信号であり、上か
ら順に信号y1、y2・・・が送られる。42は第2の受
光素子ユニット用のx方向アドレスドライバ、35は第
2の受光素子ユニット用のy方向アドレスドライバであ
り、図11の第3の信号処理回路36により出力信号4
1、33が制御される。
【0033】次に動作について説明する。2次元受光回
路素子12よりそれぞれ出力信号L1 とL2 を受ける第
1の信号処理回路14と第3の信号処理回路36は、本
実施例ではともに画像処理をする回路であり、それぞれ
2次元のイメージ像を作成する。但し、第1の受光素子
と第2の受光素子は異なる波長で感度を示すものであ
り、図13にその特性を示す。図13(a)は受光素子
に対して入力する光の強度と流れる電流との関係を示す
特性図で、g=I/Pによりその受光素子の感度が表わ
される。本実施例の第1及び第2の受光素子はこの感度
の大きさはほぼ同じであるが、図13(b)に示すよう
に、それぞれ異なる波長によって感度を示す受光素子で
構成されている。このような受光素子で構成された2次
元受光回路素子12を、受光用光学系11の受光面に設
置し、2次元受光回路素子の各出力信号L1、L2を、そ
れぞれ2つの信号処理回路14、36に入力して得られ
た2つのイメージ像は、波長が異なると焦点が異なるこ
とから、少なくとも一方がデフォーカス状態となる。本
実施例ではこのデフォーカス状態より距離情報を得るも
のであり、第4の信号処理回路37でこの処理を行な
う。
【0034】図14、図15、図16は第4の信号処理
回路の動作を説明するものであり、図14は各信号処理
回路で得られた2次元画像の、y=yi での1次元上の
光強度分布を示すものである。図15は各画像の光強度
分布から、デフォーカス量に対応した値を算出する方法
を示すものであり、図中、P1(x) は第1の信号処理
回路から得られる光強度分布、P2(x) は第3の信号
処理回路から得られる光強度分布である。x=x0 でP
1(x0)=P2(x0)とすると、光強度分布の拡がり度
合は、例えば、P1(x0)=P2(x0)の1/2となる
0 からの偏差の2乗値Δx
【0035】
【数1】
【0036】で評価し、その算出値からx=x のイ
メージ像に対応する物体までの距離は、図16に示すよ
うな、予め求めておいた(Δx2/Δx12 と距離の関
係から読みとって求める。
【0037】実施例4.図17は本発明の実施例4によ
る障害物検出装置を示すブロック構成図である。図17
において、43は2次元受光回路素子で、本実施例では
図18に示すように、受光素子19と、この受光素子を
駆動、制御する素子20、21よりなる受光素子ユニッ
トを複数個、2次元アレイ状に同一基板上に形成したも
のであり、本実施例では1種類の受光素子で構成されて
いる。44は時分割制御回路であり、走査信号により選
択、駆動された受光素子ユニットの出力信号Nを時分割
し、出力信号Nの積分出力N1 と高周波成分信号出力N
2 とを取り出す。14は積分出力N1 を走査信号に対応
して入力し、画像信号を作成する第1の信号処理回路、
18は高周波成分信号出力N2 を走査信号に対応して入
力し、送光用光学系15から送出された光が反射物体で
反射されて2次元受光回路素子43に戻ってくる伝搬遅
延時間を測り、反射物体までの距離を算出する第2の信
号処理回路である。
【0038】図19(a)(b)は時分割制御回路44
の主要部を示す回路構成図であり、図19(a)は出力
信号Nの積分出力N1 を導くための回路、(b)は出力
信号Nの高周波成分信号出力N2 を導くための回路であ
る。2次元受光回路素子43の出力信号Nは、(a)
(b)に示す2つの出力制御回路で時分割の出力信号N
1 (周期T1 )、とN2 (周期T2 )に分岐される。
【0039】図20は第1の信号処理回路14、及び第
2の信号処理回路18の入出力信号を示すもので、第1
の信号処理回路14は各アドレス信号24、25が共通
に出力された状態からT1 の期間において時分割制御回
路44の出力信号N1 のレベルLを取り込み、これをそ
のアドレス信号X、Yでの光量レベルとする。すなわ
ち、第1の信号処理回路14はこの光量レベルをもと
に、従来と同様の処理を行い出力画像を得る。一方、送
光信号発生器16からの送光信号は図20に示すように
受光素子に合わせた波長の光を、各アドレス信号24、
25が出力されると一定期間発するとともに(画像信号
用)、T1 後にパルス信号光を発する(距離算出用)。
第2の信号処理回路18は、T1 の期間後、各アドレス
信号24、25が共通に出力された状態の終端時までの
間(T2 の期間)において、時分割制御回路44の出力
信号N2 を取り込み、上記パルス送光信号の立ち上がり
から出力信号N2 の立ち上がりまでの遅れ時間td を計
測し、出力されているアドレス信号xに対応する測距デ
ータdx を算出する。
【0040】以上のように、本実施例では1種類の受光
素子で得られた情報を、後の信号処理を工夫することに
よって、一つのデバイスにより障害物の形状とそこまで
の距離が同時に検出できる。従って、より小型で、信頼
性の高い装置を得ることが出来る。
【0041】なお、上記実施例において受光素子が可視
光に対して感度を示すものであれば、送光信号の前半部
(画像信号用)は必ずしも必要ではない。
【0042】実施例5.なお、上記各実施例において、
2次元受光回路素子は受光素子ユニットがマトリクス状
に配置されたものを示したが、第1の受光素子ユニット
と第2の受光素子ユニットを複数個混在させて、1次元
アレイ状に形成し、この1次元アレイ状の受光素子ユニ
ットを1次元方向と交差する方向に機械的に駆動する駆
動機構で走査することにより、上記各実施例で用いた2
次元受光回路素子と同様の2次元受光回路素子が実現で
き、上記実施例と同様の光情報入力処理装置が得られ
る。
【0043】図21は本実施例による障害物検出装置を
示すブロック構成図、図22は1次元アレイ型受光回路
素子を示す回路構成図である。図において、45は1次
元アレイ型受光回路素子、46は第1の受光素子ユニッ
トを駆動するXドライバ、47は第1の受光素子ユニッ
トを駆動するXドライバ、48はY方向のメカニカル走
査部であり、1次元アレイ型受光回路素子45とメカニ
カル走査部48により等価的に2次元アレイ型受光回路
素子を構成する。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1の
受光素子とこの受光素子を駆動するとともに信号の取り
出しを制御する素子を有する第1の受光素子ユニット、
及び第1の受光素子と光・電気変換特性が異なる第2の
受光素子とこの受光素子を駆動するとともに信号の取り
出しを制御する素子を有する第2の受光素子ユニット
を、複数個混在させて、2次元アレイ状に同一基板上に
形成し、2次元受光回路素子を構成したので、1つのデ
バイスに2つの機能を持たせることができ、これを利用
して1つのデバイスによって、3次元に展開するための
情報が得られる効果がある。
【0045】また、本発明の請求項2によれば、上記2
次元受光回路素子を受光用光学系の受光面に設置し、2
次元受光回路素子の第1の受光素子ユニットを選択して
駆動走査し、走査信号に対応した各受光素子ユニットの
出力信号から、画像信号を作成するとともに、上記受光
用光学系の視野角範囲に所定波長の信号光を送出し、さ
らに上記2次元受光回路素子の第2の受光素子ユニット
を選択して駆動走査し、この走査信号に対応した受光素
子ユニットの出力信号から、上記信号光が反射物体で反
射されて上記2次元受光回路素子に戻ってくる伝搬遅延
時間を測り、上記反射物体までの距離を算出するように
して光情報入力処理装置を構成したので、一つのデバイ
スにより障害物の形状とそこまでの距離が同時に検出で
き、また、小型であるため、車載の自由度が向上する。
さらに、2つの異なる方式で障害物を検出するので信頼
性が高まり、また、測距データに対応する障害物の識
別、または対応付けが簡単確実に行える効果がある。
【0046】また、本発明の請求項3によれば、請求項
2の光情報入力処理装置に対し、2次元受光回路素子の
第2の受光素子を感度可変受光素子で構成し、上記感度
可変受光素子の感度を制御して、反射物体までの距離を
算出するようにしたので、遠くの物体に対しても検出感
度が落ちることなく、距離測定の検出感度と精度が向上
する効果がある。
【0047】また、本発明の請求項4によれば、2次元
受光回路素子の第2の受光素子を、第1の受光素子と異
なる波長によって感度を示す受光素子で構成し、この2
次元受光回路素子を受光用光学系の受光面に設置し、2
次元受光回路素子の第1の受光素子ユニットを選択して
駆動走査し、走査信号に対応した各受光素子ユニットの
出力信号から、画像信号を作成するとともに、第2の受
光素子ユニットを選択して駆動走査し、走査信号に対応
した各受光素子ユニットの出力信号から、画像信号を作
成し、各画像に対し、同一個所に対応する各地点での光
強度分布の違いから、上記地点にある物体までの距離を
算出するようにしたので、請求項2の光情報入力処理装
置と同様、信頼性が高く、小型であるため、車載の自由
度が向上する効果がある。また、測距データに対応する
障害物の識別、または対応付けが簡単確実に行える効果
がある。
【0048】さらに、本発明の請求項5によれば、受光
素子と、この受光素子を駆動するとともに信号の取り出
しを制御する素子を有する複数の受光素子ユニットが2
次元アレイ状に形成された2次元受光回路素子を用い、
この2次元受光回路素子を受光用光学系の受光面に設置
し、さらに上記受光用光学系の視野角範囲に所定波長の
信号光を送出し、走査信号により選択、駆動された受光
素子ユニットの出力信号を時分割して、出力信号の積分
出力と高周波成分信号出力とを取り出し、上記積分出力
から画像信号を作成し、上記高周波成分信号出力から、
送出された信号光が反射物体で反射されて上記2次元受
光回路素子に戻ってくる伝搬遅延時間を測って、反射物
体までの距離を算出するようにしたので、請求項2の光
情報入力処理装置と同様、小型で、信頼性が高く、ま
た、測距データに対応する障害物の識別、または対応付
けが簡単確実に行える光情報入力処理装置が得られる効
果がある。
【0049】また、本発明の請求項6の2次元受光回路
素子によれば、第1の受光素子ユニット、及び第2の受
光素子ユニットを、複数個混在させて、1次元アレイ状
に同一基板上に形成し、この1次元アレイ状の受光素子
ユニットを1次元方向と交差する方向に機械的に駆動す
るように構成したので、請求項1の2次元受光回路素子
と同様、1つのデバイスに2つの機能を持たせることが
でき、これを利用して1つのデバイスによって、3次元
に展開するための情報が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による障害物検出装置を示す
ブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例1に係わる受光回路素子と、第
1及び第2の走査回路を示す回路構成図である。
【図3】本発明の実施例1に係わる、第1及び第2の受
光素子ユニットの配列の他の例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例1に係わる第1及び第2の受光
素子ユニットの配列のさらに他の例を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の実施例1に係わる第1の受光素子及び
第2の受光素子の光・電気変換特性を示す特性図であ
る。
【図6】本発明の実施例1に係わる第1の受光素子及び
第2の受光素子の、入力光に対する電流の応答性を示す
特性図である。
【図7】本発明の実施例1に係わる第1の信号処理回路
への入力信号を示す波形図である。
【図8】本発明の実施例1に係わる第2の信号処理回路
への入力信号を示す波形図である。
【図9】本発明の実施例2に係わる受光回路素子と、第
1及び第2の走査回路を示す回路構成図である。
【図10】本発明の実施例2に係わる第2の信号処理回
路への入力信号を示す波形図である。
【図11】本発明の実施例3による障害物検出装置を示
すブロック構成図である。
【図12】本発明の実施例3に係わる受光回路素子と、
第1及び第2の走査回路を示す回路構成図である。
【図13】本発明の実施例3に係わる第1の受光素子及
び第2の受光素子の光・電気変換特性を示す特性図であ
る。
【図14】本発明の実施例3に係わる第4の信号処理回
路の動作を説明する説明図である。
【図15】本発明の実施例3に係わる第4の信号処理回
路の動作を説明する説明図である。
【図16】本発明の実施例3に係わる第4の信号処理回
路の動作を説明する説明図である。
【図17】本発明の実施例4による障害物検出装置を示
すブロック構成図である。
【図18】本発明の実施例4に係わる受光回路素子と、
第1及び第2の走査回路を示す回路構成図である。
【図19】本発明の実施例4に係わる時分割制御回路の
主要部を示す回路構成図である。
【図20】本発明の実施例4に係わる第1及び第2の信
号処理回路への入力信号を示す波形図である。
【図21】本発明の実施例5による障害物検出装置を示
すブロック構成図である。
【図22】本発明の実施例5に係わる受光回路素子を示
す回路構成図である。
【図23】従来の光レーダ装置を示すブロック図であ
る。
【図24】M0S型イメージ・センサの構成を示す回路
構成図である。
【符号の説明】
11 受光用光学系 12 2次元受光回路素子 13 X・Yドライバ 14 第1の信号処理回路 15 送光用光学系 16 送光信号発生器 17 X・Yドライバ 18 第2の信号処理回路 19 第1の受光素子 20 トランジスタ 21 トランジスタ 22 第2の受光素子 23 トランジスタ 24 アドレス信号 25 アドレス信号 30 第2の受光素子 31 トランジスタ 36 第3の信号処理回路 37 第4の信号処理回路 38 第2の受光素子 39 トランジスタ 40 トランジスタ 43 2次元受光回路素子 44 時分割制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の受光素子とこの受光素子を駆動す
    るとともに信号の取り出しを制御する素子を有する第1
    の受光素子ユニット、及び第1の受光素子と光・電気変
    換特性が異なる第2の受光素子とこの受光素子を駆動す
    るとともに信号の取り出しを制御する素子を有する第2
    の受光素子ユニットを、複数個混在させて、2次元アレ
    イ状に同一基板上に形成した2次元受光回路素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2次元受光回路素子、受
    光面に上記2次元受光回路素子を設置し、周辺物体の光
    学情報を受光する受光用光学系、上記2次元受光回路素
    子の第1の受光素子ユニットを選択して駆動する走査信
    号を発生するとともに、第1の受光素子ユニットの出力
    信号を上記走査信号に対応して入力し、画像信号を作成
    する第1の信号処理回路、上記受光用光学系の視野角範
    囲に所定波長の信号光を送出する送光用光学系、並びに
    上記2次元受光回路素子の第2の受光素子ユニットを選
    択して駆動する走査信号を発生するとともに、この走査
    信号に対応して第2の受光素子ユニットの出力信号を入
    力し、上記送光用光学系から送出された光が反射物体で
    反射されて上記2次元受光回路素子に戻ってくる伝搬遅
    延時間を測り、上記反射物体までの距離を算出する第2
    の信号処理回路を備えた光情報入力処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の2次元受光回路素子の第
    2の受光素子を感度可変受光素子で構成し、第2の信号
    処理回路は第2の受光素子ユニットを選択して駆動する
    走査信号を発生するとともに、上記感度可変受光素子の
    感度を制御し、上記走査信号に対応して第2の受光素子
    ユニットの出力信号を入力し、上記送光用光学系から送
    出された光が反射物体で反射されて上記2次元受光回路
    素子に戻ってくる伝搬遅延時間を測り、上記反射物体ま
    での距離を算出するようにした光情報入力処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の第2の受光素子を、第1
    の受光素子と異なる波長によって感度を示す受光素子で
    構成した2次元受光回路素子、受光面に上記2次元受光
    回路素子を設置し、周辺物体の光学情報を受光する受光
    用光学系、上記2次元受光回路素子の第1の受光素子ユ
    ニットを選択して駆動する走査信号を発生するととも
    に、第1の受光素子ユニットの出力信号を上記走査信号
    に対応して入力し、画像信号を作成する第1の信号処理
    回路、上記2次元受光回路素子の第2の受光素子ユニッ
    トを選択して駆動する走査信号を発生するとともに、こ
    の走査信号に対応して第2の受光素子ユニットの出力信
    号を入力し、画像信号を作成する第3の信号処理回路、
    並びに第1及び第3の信号処理回路で作成された各画像
    に対し、同一個所に対応する各地点での光強度分布の違
    いから、上記地点にある物体までの距離を算出する第4
    の信号処理回路を備えた光情報入力処理装置。
  5. 【請求項5】 受光素子と、この受光素子を駆動すると
    ともに信号の取り出しを制御する素子を有する複数の受
    光素子ユニットが2次元アレイ状に形成された2次元受
    光回路素子、受光面に上記2次元受光回路素子を設置
    し、周辺物体の光学情報を受光する受光用光学系、この
    受光用光学系の視野角範囲に所定波長の信号光を送出す
    る送光用光学系、走査信号により選択、駆動された受光
    素子ユニットの出力信号を時分割し、上記出力信号の積
    分出力と高周波成分信号出力とを取り出す時分割制御回
    路、上記積分出力を上記走査信号に対応して入力し、画
    像信号を作成する第1の信号処理回路、並びに上記高周
    波成分信号出力を上記走査信号に対応して入力し、上記
    送光用光学系から送出された光が反射物体で反射されて
    上記2次元受光回路素子に戻ってくる伝搬遅延時間を測
    り、上記反射物体までの距離を算出する第2の信号処理
    回路を備えた光情報入力処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の受光素子とこの受光素子を駆動す
    るとともに信号の取り出しを制御する素子を有する第1
    の受光素子ユニット、及び第1の受光素子と光・電気変
    換特性が異なる第2の受光素子とこの受光素子を駆動す
    るとともに信号の取り出しを制御する素子を有する第2
    の受光素子ユニットを、複数個混在させて、1次元アレ
    イ状に同一基板上に形成し、この1次元アレイ状の受光
    素子ユニットを1次元方向と交差する方向に機械的に駆
    動する駆動機構を有した2次元受光回路素子。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001194458A (ja) * 1999-11-05 2001-07-19 Denso Corp 受光素子、距離測定装置及び距離・画像測定装置
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JPWO2016075885A1 (ja) * 2014-11-11 2017-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 距離検出装置及び距離検出方法

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