JP3265449B2 - 測距センサ - Google Patents

測距センサ

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JP3265449B2
JP3265449B2 JP01108896A JP1108896A JP3265449B2 JP 3265449 B2 JP3265449 B2 JP 3265449B2 JP 01108896 A JP01108896 A JP 01108896A JP 1108896 A JP1108896 A JP 1108896A JP 3265449 B2 JP3265449 B2 JP 3265449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距センサに関
し、特に測距対象物が発光素子から投光される2次元平
面内のどの位置にあっても測距対象物の距離を検出する
ことができ、かつ測距対象物の方向性を投光方向範囲と
いう形で検出することができる測距センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の測距センサについて図11を参照
して説明する。まず、図11において、従来の測距セン
サにおいては発光素子1からの放射光を投光レンズ2に
よって絞りをかけてから測距対象物3に向けて投光し、
その投光による測距対象物3上からの乱反射光を受光レ
ンズ4によって半導体位置検出素子(Position Sensiti
ve Photoetector: 以下、PSDという)5に対し集
光することにより、測距センサから測距対象物3までの
距離Lを検出測定することができる。この距離Lの測定
原理は三角測距方式のもので周知であるから、ここでは
簡単に説明すると、発光素子1からの放射光が投光レン
ズ2で集光されて測距対象物3上に投光されるととも
に、測距対象物3で反射されて受光レンズ4で集光され
ると、PSD5上に光スポットが形成される。そして、
この光スポットのPSD5上での位置は、上記距離Lに
応じて変化するわけである。PSD5においては光スポ
ットの位置に対応した信号電流を出力することから、こ
の信号電流を検出することで距離Lが測距できることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記図11のように構
成された従来の測距センサにおいては、上記測定原理に
従って測距対象物3が放射光の光軸上に配置されていな
いのでは測距対象物3に対して放射光を投光できないか
ら、測距対象物3は放射光の光軸上に必ず配置されてい
ることが測距の前提となり、そのため、XーY直交2次
元平面内において測距対象物3が検出を必要とする範囲
A内において任意の位置にある場合には例えば測距対象
物3が符号で3’の位置にあるときは放射光の光軸上に
測距対象物が存在していないことから測距ができないと
いう課題がある。
【0004】そこで、例えば広範囲に位置する測距対象
物の測距を可能とするため図12で示すように発光素子
1からの放射光に対して図11のように投光レンズで絞
りをかけることなく放射光を広い範囲6で投光させ、例
えば測距対象物が符号で8の位置にあるときは投光範囲
6内の放射光7を測距対象物8に投光して反射させ受光
レンズ4によってPSD5に集光させて測距することに
なるが、周知の三角測距法の原理からPSD5出力は測
距対象物が符号で8の位置にあるときの距離L1ではな
く、そのPSD5と測距対象物8とを結ぶ延長線上後方
の仮想の位置9のときの出力となり測定される距離はL
2となってしまい、正確に測距することができないとい
う課題がある。
【0005】また、図13で示すように測距範囲Aをカ
バーできるように複数個の測距センサ10を投光範囲
6’に投光されるように放射線状に配置した場合では、
測距対象物8が範囲A内のどの位置に配置されていても
複数個配置された測距センサ10のうちのどれかが投光
する放射光路上にあることとなるから、それら複数個の
測距センサ10のうち、測距対象物8が配置されている
方向に投光された特定の測距センサ10’によって測距
対象物8までの距離Lを検出することができ、かつ測距
センサ10’が配置されている傾きθの方向における測
距センサ10’の投光範囲A’内に測距対象物8が有る
こともわかるから、測距センサ10’の投光範囲A’の
方向性と距離とを検出できることになるが、このような
測距では複数個の測距センサを配置する必要があるため
価格的な面で高くつき、そのうえ、複数個の測距センサ
によって検出が必要とされる範囲をカバーできるように
配置することは設置のための広いスペースが必要となっ
て測距センサを装備するシステムの形状の拡大になると
いう課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定範囲の2
次元平面内に位置する測距対象物に複数個の発光素子か
ら個別に放射光を投光し、前記各発光素子それぞれから
の放射光による前記測距対象物での反射光を受光して、
この受光によって単一の半導体位置検出素子上に形成さ
れる光スポットの位置から前記測距対象物の位置を検出
する三角測距方式の測距センサにおいて、前記半導体位
置検出素子の前方に前記反射光を前記半導体位置検出素
子上に集光させる単一のトロイダル型の受光レンズが配
置され、前記受光レンズは、前記2次元平面上で前記半
導体位置検出素子に対して任意の入射角度を有する反射
光に対して当該半導体位置検出素子上に合焦させること
によって上述した課題を解決している。
【0007】好ましくは前記各発光素子それぞれは所定
タイミングで個別に駆動され、前記半導体位置検出素子
は、そのタイミングに対応した測距信号を出力するよう
にしてもよい。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
測距センサについて図面を参照して詳細に説明する。図
1は直交二次元XーY平面で示される本実施の形態に係
る測距センサの平面図であり、図2は直交二次元YーZ
平面で示されるその測距センサの平面図である。これら
の図に示される測距センサは、XーY平面内を中心点O
から等半径距離の円弧上に沿って放射状にそれぞれが互
いに配置された複数個、本実施の形態では5個の発光素
子11a〜11e(図2ではこの符号は11で代表的に
示されている。)を有している。このような配置によっ
てそれぞれの発光素子11a〜11eからは放射状に放
射光Ra〜Re(図2ではこの符号は代表的にRで示さ
れている。)が個別に出力されることになる。これら各
放射光Ra〜Reそれぞれに絞りをかけるためにそれぞ
れの発光素子11a〜11eの前方には個別に対応して
前記中心点Oから等半径距離の円弧上に沿って投光レン
ズ12a〜12e(図2ではこの符号は12で代表的に
示されている。)が配置されている。このような発光素
子11a〜11eと投光レンズ12a〜12eとの配置
関係によって本実施形態の測距センサで距離が検出され
るべき測距対象物13の検出範囲が破線Aで囲まれて示
されている。そして、各発光素子11a〜11eそれぞ
れからの放射光Ra〜Reがこの範囲Aをすべてカバー
できるようにするため各発光素子11a〜11eは前記
円弧上に沿って互いに等間隔で設置されている。なお、
図1において発光素子11cからの投光レンズ12cを
通した後の放射光Rcのみが該放射光Rcの光軸を中心
として広がった状態で示され、かつ、その広がり範囲
A’’内がハッチングで図示されているとともにそのハ
ッチング内に測距対象物13が位置している状態が示さ
れている。また、符号13’で示されるハッチング部分
は現在の測距対象物13が発光素子11dからの放射光
Rdの放射範囲内にまで移動した場合の位置を示してい
る。
【0010】測距対象物13が上記範囲A内でハッチン
グで図示されている任意の位置範囲A’’の光軸上つま
り発光素子11cからの放射光Rcの光軸上に位置して
いて、この測距対象物13からのその放射光Rcに基づ
く反射光Rc’(図2では放射光は符号Rで代表的に示
されているが、これは各発光素子11a〜11eからの
放射光であり、そのうち、放射光Rcのみが反射される
ので反射光については放射光Rcによる反射光Rc’と
なっている。)は受光レンズ14で集光されてPSD1
5上に導かれ、このPSD15ではその反射光Rc’に
よる光スポットが形成されることになる。PSD15で
は発光素子11cからの放射光に基づいて形成されるそ
の光スポットの形成位置に対応して測距信号を出力する
ことになるが、この場合、上記光スポットが、発光素子
11a〜11eそれぞれから放射される各放射光Ra〜
Reそれぞれの出力タイミングからいずれの発光素子1
1a〜11eからの放射光Ra〜Reに基づいて形成さ
れる光スポットであるかが図3および図4を参照して後
述する内容から知られているから、三角測距法の原理か
ら測距対象物13までの距離Lを検出できる。したがっ
て、測距対象物13が上記範囲Aのいずれに位置して
も、それぞれの発光素子11a〜11eそれぞれから放
射光Ra〜Reが投光され、それによる測距対象物13
からの反射光によPSD15上にはそれに対応した光ス
ポットが形成されることから、PSD15の個数は1個
であるが、上記広い範囲Aにある測距対象物13に対し
て該測距対象物13までの距離の検出ができるのであ
る。また、この範囲A内にある測距対象物13に対して
各発光素子11a〜11eそれぞれから放射光Ra〜R
eを投光し、その反射光がPSD15上で入射されるか
ら、測距対象物13がこの範囲A内のどの位置にあるか
を判断できる。また、そのうえ、後述するように発光素
子11a〜11eが順番に放射光Ra〜Reを投光する
ように放射光出力タイミングがとられているから、ま
ず、発光素子11aからその駆動を開始し発光素子11
eの駆動で1巡目の駆動が終了し、この段階で測距対象
物が符号で13の位置にあるときは発光素子11cの放
射光Rcによって検出でき、その駆動の2巡目では測距
対象物が13’の位置にあるときは発光素子11dの放
射光Rdによって検出できることになるから、測距対象
物までの距離および測距対象物が上記範囲Aに位置して
いることが判明するのみならず、測距対象物の移動方向
つまり13の位置から13’の位置へと移動する方向も
判明することになる。このように測距対象物の移動方向
に応じたセンサを使用する機器においてはその制御の応
用範囲が拡大可能となる。
【0011】次に前述した発光素子11a〜11eそれ
ぞれの放射光出力のタイミングと、そのタイミングをと
るためのこれら発光素子11a〜11eを駆動する駆動
回路について図3および図4を参照して説明する。図3
a〜eに示されるローレベルはアクティブレベルであ
り、それぞれ各発光素子11a〜11eを駆動する時分
割な駆動パルス11a’〜11e’を示しており、これ
ら駆動パルスによって各発光素子11a〜11eは駆動
されて放射光Ra〜Reをそれぞれ出力する。そして、
図3fはPSD15の測距信号Voを示している。図3
fで測距信号16は発光素子11aの放射光Raによる
PSD15への反射光によるものであり、測距信号17
は発光素子11bの放射光RbによるPSD15への反
射光によるものであり、測距信号18は発光素子11c
の放射光RcによるPSD15への反射光によるもので
ある。このようにして各発光素子11a〜11eそれぞ
れの放射光Ra〜ReによるPSD15からの測距信号
は時分割で出力されることになる。図4では、機器制御
部40から前記駆動パルス11a’〜11e’が出力さ
れ、これら駆動パルス11a’〜11e’はそれぞれ測
距センサ41に与えられる。測距センサ41は、前記駆
動パルス11a’〜11e’それぞれが入力される駆動
回路42と、前記発光素子11a〜11eと、投光レン
ズ12a〜12eと、受光レンズ14と、PSD15
と、PSD15からの測距信号Voを処理する信号処理
回路43とを有している。機器制御部40は、図3a〜
eで示されるタイミングで駆動パルス11a’〜11
e’を出力し、駆動回路42はこれら駆動パルスの入力
に応答して各発光素子11a〜11eを順次に発光駆動
する。このようにして図1および図2で示されている測
距対象物13が例えば発光素子11cの光軸上に位置し
ていれば、その発光素子11cからの放射光Rcに基づ
いて得られるPSD15の測距信号18は、その測距対
象物13までの距離Lを示しているので、この距離Lの
データと、予め設計値で設定されている発光素子11c
から放射光Rcの投光方向の範囲とに基づいて測距対象
物13の方向性も同時に分かることになる。
【0012】次に、図1で示される広範囲AのXーY2
次元平面内に位置している測距対象物13の方向性と距
離とを1個のPSD15でもって検出するために、図5
で示すようなX,YおよびZの3次元平面内に光学レン
ズ19(受光レンズ14に対応)とPSD20(PSD
15に対応)とを配置させる関係が考えられる。光学レ
ンズ19とPSD20との位置関係において、図5aは
ZーX平面からみた位置関係を示していてPSD20の
Y軸上方において該PSD20のZ軸長手方向と光学レ
ンズ19のX軸長手方向とが直交して配置される位置関
係になっている。図5bはXーY平面からみた位置関係
を示しており、図5cはYーZ平面からみた位置関係を
示している。この位置関係から明らかなように、PSD
20に測距対象物13から反射されて入射されてくる反
射光については光学レンズ19によってZ軸方向の絞り
をかけることで、PSD20上で形成される反射光によ
る光スポットのZ軸方向の線幅が細くできるようにして
光スポットのPSD20上での位置精度を上げている
が、X軸方向については光学レンズ19で絞りをかけな
いような位置関係になっている。
【0013】このような位置関係において、図6aで示
すようなXーY直交2次元平面でPSD20に対しY軸
方向に平行に測距対象物からの反射光21が光学レンズ
19を通して入射してくると、その反射光21の焦点距
離21fはPSD20上に設定されているから、その反
射光21はPSD20を含む平面上に結像する。この結
像を図6bで符号23で左上がりハッチングで示してい
る。図6bで示される結像23はPSD20を横断して
X軸方向に延びており、そのうち、PSD20上の結像
部分が光スポットとなる。この場合、光学レンズ19で
反射光21はZ方向で絞りをかけられて集光しているた
め、光スポットのPSD20上での線幅は細くなってい
る。
【0014】しかし、ここで問題となるのが、放射線状
に投光され測距対象物で反射されPSD20上に入射さ
れてくる反射光にはY軸に対して入射角度θがついてい
る場合があり、例えば図6aにおいて反射光21に比べ
て角度θで入射してくる反射光22については光学レン
ズ19の絞り面からPSD20までの距離は22fとな
り、これは反射光21による焦点距離21fと比較して
21f<22fの関係となってしまう。この場合の光学
レンズ19の焦点距離は設計上から焦点距離21fのみ
であるため、入射光22はPSD20よりもY軸上方の
位置で合焦して集光されてしまうからPSD20上では
焦点が合わず広がってしまい、図6bで示すように、反
射光22による右上がりハッチングで示されている結像
24となる。この結像24の場合は合焦していないため
結像23に比較してZ軸方向の線幅が太いから、PSD
20上での光スポットのZ方向の線幅が太くなり測距誤
差を生じやすくなってしまう。
【0015】そこで、このような問題を解決するため図
7で示すような断面形状が半円弧状をなすトロイダル型
光学レンズ25を用いることが本実施の形態において提
案される。図7aは図6aに、図7bは図6bに、図7
cは図6cにそれぞれ対応した光学レンズ25とPSD
20との位置関係である。ここで、この光学レンズ25
については図7bのAーA’線断面とBーB’線断面と
が同形状であることが図7dで示されている。このよう
な構造の光学レンズ25を用いた場合においては、図6
aに対応する図8aで示すように、PSD20に対して
Y軸方向に平行に入射する反射光26に対しても、PS
D20に対してY軸方向に角度θをつけて入射する反射
光27に対しても、それぞれの反射光26,27はいず
れもその焦点距離26f,27fがPSD20上で合焦
する26f=27fとなるように構成されている。
【0016】このような光学レンズ25を用いた場合に
おいては、図6bに対応する図8bで示されるように反
射光26による結像24も、反射光27による結像29
もZ軸方向に線幅が細いものとなり、したがって、PS
D25上でのそれら反射光26,27による光スポット
も線幅が細いものとなり、測距精度が大幅に向上するこ
とになる。
【0017】また、図7においてはトロイダル光学レン
ズ25を用いたが、図9で示すようなXおよびZ方向に
いずれも絞りをかける複数の、本実施の形態では5個の
球体レンズ30を図8の光学レンズ25の円弧面に対応
して互いに等間隔に配置することで、球体レンズ30そ
れぞれの焦点距離は同一のfであるから、それぞれの球
体レンズ30を通した反射光はPSD20上に合焦して
集光され、測距精度を向上させることができる。
【0018】上記した本実施の形態に係る測距センサの
外形について図10を参照して説明する。この測距セン
サは、下部側が前方に突出した突出部を有しこの突出部
前面が段付きの弧状面となり、各面に投光レンズ12a
〜12eが配備され、その各投光レンズ12a〜12e
の内部に図にあらわれない発光素子11a〜11eが配
備され、上部側前面に受光レンズ14が配備され、その
受光レンズ14に対応する内部に図にあらわれないPS
D20が配備された形状になっている。
【0019】なお、本発明においては発光素子11a〜
11eは中心点Oから同一半径距離の円弧上に配置され
たが、広範囲Aを個別にカバーできればよく、必ずしも
同一半径距離上に配置される必要はなく、それぞれの放
射光Ra〜Reの放射方向に向けて配置されるとよい。
【0020】なお、本発明においては発光素子11a〜
11eは互いに等間隔であったが、必ずしも等間隔であ
る必要はなく、例えば中央から左右に配置される発光素
子にかけて互いの間隔が狭くなるようにしたり広くなる
ようにしてもよい。
【0021】なお、本発明においては投光レンズ12a
〜12eは必ずしも必須のものではなく、放射光Ra〜
Reが放射されれば投光レンズを省略してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発光素子
からの放射光を測距対象物に投光し、この投光で測距対
象物で反射される反射光をPSDで受光し、この受光に
よってPSD上に形成される光スポットの位置から測距
対象物の位置を検出する三角測距方式の測距センサにお
いて、所定範囲の2次元平面内に位置する測距対象物に
対して少なくとも測距を行うためにその2次元平面内に
おいてそれぞれからの放射光が前記所定範囲の任意の位
置にある測距対象物に向けて個別に放射光を発すること
ができるように発光素子の複数個が配置され、各発光素
子それぞれからの放射光による測距対象物での反射光を
受光して測距信号が出力できる位置に単一のPSDが配
置されて構成されているから、前記所定範囲内のいずれ
の位置の測距対象物についても正確に測距できる。
【0023】また、各発光素子それぞれが所定タイミン
グで個別に駆動され、PSDはそのタイミングに対応し
た測距信号を出力する場合では、それら測距信号から測
距対象物の移動の方向などを検出できる。
【0024】さらにまた、PSDの前方に前記反射光を
PSD上に集光させる受光レンズが配置され、その受光
レンズが2次元平面内上でPSDに対して任意の入射角
度で入射する反射光に対してPSD上で合焦させる場合
では、どの入射角度の反射光に基づくPSD上の光スポ
ットについてもその線幅を細くすることができるから、
PSD上での光スポットの位置精度が高められ、測距精
度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る測距センサのXーY
平面からみた構成を示す図である。
【図2】前記測距センサのYーZ平面からみた構成を示
す図である。
【図3】前記測距センサの発光素子の複数個を駆動する
駆動パルスを示す図である。
【図4】図3の駆動パルスの処理のための回路とPSD
の測距信号の処理のための回路を示す回路図である。
【図5】受光レンズである光学レンズとPSDとの位置
関係を示す図であり、(a)はZーY平面からみた位置
関係を示し、(b)はYーX平面からみた位置関係を示
し、(c)はYーZ平面からみた位置関係を示してい
る。
【図6】図5の光学レンズを通しての放射光の入射角度
とその放射光によるPSD上での光スポットの形成の説
明に供する図であり、(a)はYーX平面での光学レン
ズとPSDとの位置関係を示し、(b)はZーX平面で
の受光レンズとPSDとの位置関係を示している。
【図7】他の受光レンズである光学レンズとPSDとの
位置関係を示す図であり、(a)はZーY平面からみた
位置関係を示し、(b)はYーX平面からみた位置関係
を示し、(c)はYーZ平面からみた位置関係を示し、
(d)は(a)のAーA’線とBーB’線に沿う光学レ
ンズの断面図を示している。
【図8】図7の光学レンズを通しての放射光の入射角度
とその放射光によるPSD上での光スポットの形成の説
明に供する図であり、(a)はYーX平面での光学レン
ズとPSDとの位置関係を示し、(b)はZーX平面で
の受光レンズとPSDとの位置関係を示している。
【図9】光学レンズの他の変形例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る測距センサの外観
を示す図である。
【図11】従来の測距センサの構成を示す図である。
【図12】他の従来の測距センサの構成を示す図であ
る。
【図13】さらに他の従来の測距センサの構成を示す図
である。
【符号の説明】
11a〜11e 光学素子 12a〜12e 投光レンズ 13,13’ 測距対象物 14 受光レンズ 15 半導体位置検出素子(PSD) Ra〜Re 放射光 Rc’ 反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/00 - 3/32 G01B 11/00 - 11/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定範囲の2次元平面内に位置する測距
    対象物に複数個の発光素子から個別に放射光を投光し、
    前記各発光素子それぞれからの放射光による前記測距対
    象物での反射光を受光して、この受光によって単一の半
    導体位置検出素子上に形成される光スポットの位置から
    前記測距対象物の位置を検出する三角測距方式の測距セ
    ンサにおいて、 前記半導体位置検出素子の前方に前記反射光を前記半導
    体位置検出素子上に集光させる単一のトロイダル型の受
    光レンズが配置され、前記受光レンズは、前記2次元平
    面上で前記半導体位置検出素子に対して任意の入射角度
    を有する反射光に対して当該半導体位置検出素子上に合
    焦させる ことを特徴とする測距センサ。
  2. 【請求項2】 前記各発光素子それぞれは所定タイミン
    グで個別に駆動され、前記半導体位置検出素子は、その
    タイミングに対応した測距信号を出力することを特徴と
    する請求項1記載の測距センサ。
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Cited By (1)

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