JPH09263138A - 自動車用ガラスラン - Google Patents

自動車用ガラスラン

Info

Publication number
JPH09263138A
JPH09263138A JP8103910A JP10391096A JPH09263138A JP H09263138 A JPH09263138 A JP H09263138A JP 8103910 A JP8103910 A JP 8103910A JP 10391096 A JP10391096 A JP 10391096A JP H09263138 A JPH09263138 A JP H09263138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
vehicle
glass run
door glass
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8103910A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Kawai
克紀 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP8103910A priority Critical patent/JPH09263138A/ja
Publication of JPH09263138A publication Critical patent/JPH09263138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュサーフェス化を図り、閉じ切った
ドアガラスが負圧や振動によって車外側へ吸い出された
り振動したりする現象を防止し、ドアガラスの上縁とガ
ラスランとの間のシール性能を高める。 【解決手段】 ガラスラン1は基底部2とトリム部3と
シールリップ部4と湾曲当接部8とを備える。湾曲当接
部8は、基底部2の下面から延びる支持部7と、支持部
7の下端に対し中央部位より車内側へ偏った部位で接続
した湾曲当接部8とからなり、湾曲当接部8の下面は凹
状に湾曲している。湾曲当接部8は、ドアガラス42の
上端が当接したとき、支持部7の下端を中心にして車外
側方向へ傾くため、ドアガラス42はガラスラン1の中
央より車外側へ変位して閉じ切り、その位置で支持部7
の支持作用により拘束される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアガラ
スの周縁を保持するためのガラスランに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すような自動車のドアサッシュ
40には、ドアガラス42の周縁を案内、保持及びシー
ルするためのガラスラン50が装着される。特にドアサ
ッシュ40の最上水平部(ルーフ対応部)41に装着さ
れるガラスラン50は、図6に示すように、閉じ切った
ドアガラス42の上縁が当接する基底部51と、基底部
51の同図における左右両端から下方に延びるトリム部
52と、トリム部52の下端部から斜めに突設されてド
アガラス42に接触可能な一対のシールリップ部53と
を備えている。このガラスラン50では、シールリップ
部53によるドアガラス42の拘束力が強くなかった
(ガラス摺動性の観点から強くできなかった)ため、自
動車走行時等の負圧や振動によって、閉じ切ったドアガ
ラス42がガラスラン50の範囲内で車外側(図6で左
側)へ周期的に吸い出されたり細かく振動したりする現
象が起きていた。
【0003】そこで、図7に示すように、基底部51の
下面に、固定端部を車内側(同図で右側)に配置すると
ともに先端部を車外側(同図で左側)へ立ち上がり傾斜
状に折曲してなる断面L字形の折曲リップ54を設けた
ガラスラン60が開発されている(特開昭64−834
13号公報)。このガラスラン60によれば、同図に2
点鎖線で示すように、折曲リップ54の先端部に当接し
たドアガラス42の上縁が、折曲リップ54の前記立ち
上がり傾斜と車外側へのたわみ作用とによってガラスラ
ン60の中央より車外側へ変位し、その位置で折曲リッ
プ54の支持作用により拘束される。このため、ドアガ
ラス42とガラスラン60の車外側外面との段差が減少
するとともに、ドアガラス42の前記車外側への吸い出
しや振動が起きにくくなるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このガラスラ
ン60は、折曲リップ54を新設したにも拘らず、その
折曲リップ54はドアガラス42の上縁に対しわずかな
面積で線接触するに過ぎないので、その間のシール性能
に改善の余地があった。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決し、ドア
ガラスとガラスランとの段差を減少させてフラッシュサ
ーフェス化に寄与できるとともに、閉じ切ったドアガラ
スが自動車走行時等の負圧や振動によって車外側へ周期
的に吸い出されたり細かく振動したりする現象を防止で
き、さらには、ドアガラスの上縁とガラスランとの間の
シール性能を高めて、水の浸入防止や遮音性能の向上を
図ることもできる自動車用ガラスランを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基底部と該基底部から下方へ延設された
トリム部とを備え、閉じ切ったドアガラスの上縁を保持
する自動車用ガラスランにおいて、前記基底部の内面
に、該内面から延びる支持部と、前記ドアガラスが当接
する面が凹状に湾曲形成されるとともに前記支持部の端
部に対し中央部位より車内側へ偏った部位で接続した湾
曲当接部とからなるガラス規制リップを設けたことを特
徴とする。
【0007】ここで、「基底部」、「トリム部」及び
「ガラス規制リップ」は、EPDM(エチレン・プロピ
レン・ジエン共重合体)ゴム等のゴム又はPVC(ポリ
塩化ビニール)等の合成樹脂の1種又は2種以上により
一体的に押出成形されることが好ましい。ガラス規制リ
ップの湾曲当接部は、少なくともドアガラスが当接する
面が凹状に湾曲形成されていればよく、反対側(基底部
を向く側)の面の形状は特に限定されない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した自動車用
ガラスランの形態例について、図面を参照して説明す
る。なお、実施部位は、従来例と同じく図5に示される
ドアサッシュ40の最上水平部(ルーフ対応部)41に
装着されるガラスランである。
【0009】まず、図1及び図2に示す第一実施形態の
ガラスラン1は、上端壁が基底部2であり、基底部2の
同図における左右両端から下方へはトリム部3が延設さ
れ、両トリム部3の下端部から斜め内側上方に向けては
ドアガラス42に接触可能な一対のシールリップ部4が
突設されている。両トリム部3の外面の上下端部にはド
アサッシュ40に係合する4つの係合片5が突設され、
該係合片5はドアサッシュ40との間をシールする役目
も果している。
【0010】基底部2の下面には、該下面から下方へ延
びる支持部7と、該支持部7の下端に対し中央部位より
車内側(図1で右側)へ偏った部位で接続した湾曲当接
部8とからなるガラス規制リップ6が設けられている。
湾曲当接部8はなだらかな断面へ字形に形成され、ドア
ガラス42が当接する下面が凹状に湾曲し、これに伴っ
て反対側の上面が凸に湾曲している。また、支持部7は
基底部2の下面の略中央に位置しているが、支持部7の
車外側の面の下端部に車内側へのえぐり部9が設けられ
ることによって、該支持部7の下端は湾曲当接部8の中
央部位より車内側へ偏った部位に接続している。
【0011】上記各部2〜8は、EPDMソリッドゴム
により一体的に押出成形されているが、その一部をEP
DMスポンジゴムで共押出することもできる。
【0012】さて、図1に示すように、ドアガラス42
が上昇すると、ドアガラス42の上縁は両シールリップ
部4を分け入ってガラスラン1の略中央に入り込み、ガ
ラス規制リップ6に接近する。
【0013】そして、図2に示すように、ドアガラス4
2の上端がガラス規制リップ6の湾曲当接部8に当接す
ると、湾曲当接部8は中央部位より車内側へ偏った部位
で支持部7の下端に支持されているので、湾曲当接部8
は断面へ字形の状態のまま、支持部7の下端を中心にし
て車外側方向へ弾性的に傾く。このため、ドアガラス4
2はガラスラン1の中央より車外側(図2で左側)へ変
位して閉じ切り、その位置で支持部7の支持作用により
拘束される。従って、ドアガラス42とガラスラン1の
車外側外面との段差が低減されてフラッシュサーフェス
化に寄与するとともに、自動車走行時等の負圧や振動に
よるドアガラス42の車外側への吸い出しや振動が起き
にくくなる。
【0014】また、湾曲当接部8の下面は凹状に湾曲し
ており、一般に面取り及びアール付が施されているドア
ガラス42の上縁に適合して面接触するとともに、前記
のように傾いてもこの面接触状態を保つ。このため、ド
アガラス42の上縁とガラスラン1との間のシール性能
が高まり、水の浸入防止や遮音性能の向上を図ることが
できる。
【0015】さらに、ガラス規制リップ6が保有する弾
性によって、ドアガラス42が閉じ切る時のドン突き音
を軽減することもできる。
【0016】次に、図3に示す第二実施形態のガラスラ
ン20は、ガラス規制リップ6の支持部7を基底部2の
下面の車内寄りから車外側へ斜めに延ばした点と、支持
部7にえぐり部を設けることなく該支持部7の下端を湾
曲当接部8の中央部位より車内側へ偏った部位に接続さ
せた点においてのみ第一実施形態と相違するものであ
る。第一実施形態と共通の部分については、同図に第一
実施形態と同一符号を付して説明を省略する。
【0017】また、図4に示す第三実施形態のガラスラ
ン30は、ガラス規制リップ6の湾曲当接部8の上面
(基底部2側の面)を平らに形成した点と、支持部7を
湾曲当接部8の車内側端部に接続させた点においてのみ
第一実施形態と相違するものである。第一実施形態と共
通の部分については、同図に第一実施形態と同一符号を
付して説明を省略する。
【0018】これら第二実施形態又は第二実施形態によ
っても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
【0019】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば、ガラス規制リップの断面
形状や断面寸法を変更する等、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明の自動車用ガラスランは、上記の
通り構成されているので、ドアガラスとガラスランとの
段差を減少させてフラッシュサーフェス化に寄与できる
とともに、閉じ切ったドアガラスが自動車走行時等の負
圧や振動によって車外側へ周期的に吸い出されたり細か
く振動したりする現象を防止でき、さらには、ドアガラ
スの上縁とガラスランとの間のシール性能を高めて、水
の浸入防止や遮音性能の向上を図ることもできる、とい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアガラスが閉じ切る前の第一実施形態のガラ
スランの断面図である。
【図2】ドアガラスが閉じ切った時の同ガラスランの断
面図である。
【図3】第二実施形態のガラスランの要部断面図であ
る。
【図4】第三実施形態のガラスランの要部断面図であ
る。
【図5】自動車のドアサッシュ周りを示す側面図であ
る。
【図6】従来のガラスランを示す図5のVI−VI線断
面図である。
【図7】従来の別のガラスランを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラスラン 2 基底部 3 トリム部 6 ガラス規制リップ 7 支持部 8 湾曲当接部 20 ガラスラン 30 ガラスラン 42 ドアガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基底部と該基底部から延設されたトリム
    部とを備え、閉じ切ったドアガラスの縁を保持する自動
    車用ガラスランにおいて、前記基底部の内面に、該内面
    から延びる支持部と、前記ドアガラスが当接する面が凹
    状に湾曲形成されるとともに前記支持部の端部に対し中
    央部位より車内側へ偏った部位で接続した湾曲当接部と
    からなるガラス規制リップを設けたことを特徴とする自
    動車用ガラスラン。
JP8103910A 1996-03-28 1996-03-28 自動車用ガラスラン Pending JPH09263138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8103910A JPH09263138A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 自動車用ガラスラン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8103910A JPH09263138A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 自動車用ガラスラン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09263138A true JPH09263138A (ja) 1997-10-07

Family

ID=14366589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8103910A Pending JPH09263138A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 自動車用ガラスラン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09263138A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7513079B2 (en) 2004-03-29 2009-04-07 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run and method for manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7513079B2 (en) 2004-03-29 2009-04-07 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004314683A (ja) ドアウエザストリップ
JPH0939579A (ja) ガラスラン
JP3702420B2 (ja) サンルーフ用ウエザーストリップ
EP1382474B1 (en) Door weather strip and its installation structure
JP2004098768A (ja) 車両用インナーベルトモール、及びその取付構造
JP2568723Y2 (ja) 自動車用ドアガラスラン
JPH09263138A (ja) 自動車用ガラスラン
JP2010052623A (ja) ドアウエザストリップ
JP3724921B2 (ja) ウェザーストリップの位置決め構造
JP2008162330A (ja) ガラスラン
JPH032405Y2 (ja)
JP2000033822A (ja) 自動車のグラスラン
JP4929872B2 (ja) 自動車のドアのシール構造
JP2553567Y2 (ja) 車輛用ヘッドランプシール材
JPS5977938A (ja) サツシユレス自動車用ウエザ−ストリツプ
JP4259087B2 (ja) ウエザストリップ
JP2006248255A (ja) ガラスラン
JP2564810Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップの取付構造
JPH06305334A (ja) 車両用ガラスラン
JPH05147438A (ja) 車両のウインドウガラス用のウインドウモール
JPH04163229A (ja) ウエザストリッブ
JPH09254656A (ja) ドアウエザストリップ
JP2601832Y2 (ja) 自動車用ドアのウエザストリップ取付構造
JPH0546496Y2 (ja)
JPH0625388Y2 (ja) ガラスラン