JP2553567Y2 - 車輛用ヘッドランプシール材 - Google Patents

車輛用ヘッドランプシール材

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JP2553567Y2
JP2553567Y2 JP1991033319U JP3331991U JP2553567Y2 JP 2553567 Y2 JP2553567 Y2 JP 2553567Y2 JP 1991033319 U JP1991033319 U JP 1991033319U JP 3331991 U JP3331991 U JP 3331991U JP 2553567 Y2 JP2553567 Y2 JP 2553567Y2
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JP
Japan
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bonnet
sealing material
lamp housing
vehicle
headlamp
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潤 福岡
嘉久 矢沢
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Meiwa Industry Co Ltd
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Meiwa Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輛のヘッドランプ側
に取付けられ、ヘッドランプとボンネットとの隙間を密
封するシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】車輛のヘッドランプ及びラジエータグリ
ルと、ボンネットとの隙間には、高速走行時に笛吹き音
の発生を防止するためと、ボンネットを閉じるときの緩
衝材の役目も兼ね合せて、例えば図3及び図4に示した
如く、ボンネット2の正面前端縁21又はこれに固着さ
れた補強板22に、クリップ23により、L形35また
は数字の6形36の押出成形で作られた軟質の合成樹脂
やゴムからなる充実体または発泡体がシール材として取
付けられている。このシール材が、ボンネット2を閉じ
たとき、ヘッドランプのランプハウジング11及びラジ
エータグリルに圧接して両者間をシールする。
【0003】ところで、最近、車輛のデザインは一層曲
面化されるとともに、ラジエータグリルが横に細長くそ
の面積が小さくなり、ボンネット2の正面前端縁は両ヘ
ッドランプの上縁を結ぶ位置から、図2に示したように
両ヘッドランプ1の下縁を結ぶ位置近くまで下げられた
車体設計がなされるようになってきた。
【0004】ボンネットの正面前縁端がほぼ直線状の場
合、ボンネットとヘッドランプおよびラジエータグリル
との間のシール材は、押出成形された断面が一定の製品
をボンネットの正面前端縁に取付けるだけで、それらの
間を密封することが可能であった。
【0005】しかしながら、前記のようにボンネット2
の正面前端縁が、図2に示したように両ヘッドランプ1
の下縁を結ぶ位置近くまで下がった設計では、ボンネッ
トの正面前端縁をランプハウジングの車輛中央寄りの側
縁に沿った円弧を持った三次元的な形状としなければな
らず、そのような形状のボンネット正面前端縁に前記L
形もしくは数字6形のシール材を取付けると、当該シー
ル材は、その長手方向に沿って湾曲した状態で取付けら
れるので、その湾曲した部分の断面が大きく潰れた状態
に変形し、ランプハウジングとボンネットの間を密封す
ることができなくなる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上記
従来の欠点を除去した車輛用ヘッドランプシール材を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、車輛のヘッドランプとボンネットとの隙間
を密封するため、該ボンネットを閉じたとき、その正面
前端縁に対向するランプハウジング面に、長手方向に沿
って湾曲した状態で取付けられる、押出成形された軟質
合成樹脂製またはゴム製のシール材であって、中空部を
有する断面略三角筒形状で、前記ランプハウジング面に
固着される基辺、ボンネットに接する接触辺及び上記両
辺を結ぶ支持辺とからなり、かつ支持辺の上下方向にお
けるほぼ中央部に薄肉部が形成され、前記接触辺は、そ
の上下方向中央部が外側に向けて膨出した円弧状に形成
されていることを特徴とする車輛用ヘッドランプシール
材を提案する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0009】図1は本考案の車輛用ヘッドランプシール
材の一例を示し、図2のA−A線で切断し、矢示方向に
見たときの断面の端面図に相当する図であって、ボンネ
ット2の正面前端縁21がシール材3の表面に接した非
圧縮状態で示してある。したがって図2のようにボンネ
ット2を完全に閉じた状態では、ボンネット2の正面前
端縁21がさらに下降して、シール材3をわずかに弾性
変形させる。シール材3は、後述するように、車輛のヘ
ッドランプ1とボンネット2との隙間を密封するため、
当該ボンネット2を閉じたとき、その正面前端縁21に
対向するランプハウジング11の面に取付けられてい
る。ランプハウジング11は、図2に示すようにその上
縁11aよりも車輛中央寄りの側縁11bにおいて、下
方に向けて円弧状に湾曲している。このため、シール材
3は、その長手方向に湾曲した状態でランプハウジング
面に取付けられる。
【0010】上述のようにヘッドランプ1とボンネット
2との隙間を密封するシール材3は、軟質合成樹脂また
はゴムの充実または発泡組成物から押出成形法で製造さ
れる。またシール材3の一部の部位を充実組成物、他を
発泡組成物材料として、所謂二色押出成形法で実施する
こともある。軟質合成樹脂組成物としては、塩化ビニル
樹脂に可塑剤等を添加した材料が耐候性、耐油性、押出
成形性などに優れているので特に好ましく、ゴム組成物
としてはエチレン・プロピレンゴム配合物が耐候性、弾
性に優れているので好ましい。また成形品の表面にクロ
ロプレンゴム塗料を塗装することにより、耐候性をさら
に向上させることが可能である。
【0011】押出成形された軟質合成樹脂製またはゴム
製の車輛用ヘッドランプシール材3は、その外郭形状に
ほぼ相似する中空部36を有する断面略三角筒形状であ
り、ボンネット2を閉じたとき、その正面前端縁21に
対向するランプハウジング11の面に固着される基辺3
3、ボンネット2の正面前端縁21に接する接触辺31
及びそれら両辺を結ぶ支持辺32とからなり、その支持
辺32の上下方向におけるほぼ中央部に、シール材3の
長手方向に連続する薄肉部34が形成されている。
【0012】またシール材3の接触辺31は、その上下
方向中央部が外側に向けて膨出した円弧状に形成されて
いる。このため、ボンネット2の閉動時に、シール材3
の接触辺31は、その辺の中央部でボンネット2の正面
前端縁21とまず線接触し、さらにボンネット2に加わ
る押し圧力により、シール材3の中空部36の側に向け
僅かに変形した状態で面接触し、これによってシール材
による密封効果が高められる。
【0013】シール材3の基辺33は、ランプハウジン
グ11に固定される部分であり、その固定は接着剤や両
面接着テープを介するか、あるいは機械的手段により実
施される。したがってこの基辺33の外面を、接着剤と
の接触面積を大にするために粗面化したり、その端縁か
らの接着剤や接着テープのはみ出しを防ぐために、シー
ル材3の中心に向けて凹ますことがある。
【0014】シール材3の支持辺32には、その支持辺
32の上下方向ほぼ中央部にシール材3の長手方向に連
続する薄肉部34が設けられているが、その薄肉部34
における厚さは、支持辺32の接触辺31および基辺3
3との結合部での厚さのほぼ1/2にくびれた形状とな
っている。かかる薄肉部34を有する支持辺31は、ボ
ンネット2によって押圧された接触辺31が基辺33の
方向に撓むとき、これを支え、シール材3による密封効
果を高める。しかも、このとき、支持辺32はその薄肉
部34の部分で弾性変形するため、ボンネット2の閉止
のために過大な力が要求されることはない。しかも変形
した支持辺32の弾性によってシール材3とボンネット
2が圧接し、シール材3による両者間の密封効果が高め
られる。薄肉部34の厚さが極度に薄いと支持力が弱く
なって、接触辺31が容易に基辺33側に倒れてシール
材としての密封効果がなくなり、極度に厚いと支持力が
強すぎて、接触辺31が基辺33側に倒れず、ボンネッ
ト2の閉止に大きな押し圧力を必要とする。
【0015】また、シール材3をランプハウジング11
に固着するために、ランプハウジング11の上縁11a
(図2)から車輛中央寄りの側縁11bに沿って円弧状
に曲げるとき、支持辺32は、その接触辺31の基辺3
3からの立上がり角度をほぼ一定に維持し、シール材3
が滑らかに曲がるように、接触辺31をその基辺33側
の根元部で支持する。シール材3を曲げるとき、支持辺
32の支持力が充分でないと、支持辺32がしなって、
接触辺31の支持辺32側端部が基辺33に近接する程
度にまで変形するので、シール材3の密封効果を阻害す
る。
【0016】なお、ボンネット2とラジエータグリルと
の密封に関しては、シール部材3をボンネット2とラジ
エータグリルとの間の領域まで延ばし、このシール材に
より、閉鎖したボンネット2とラジエータグリルの隙間
を密封するようにしてもよいし、図示したシール材3と
は別のシール材をボンネット2又はラジエータグリルに
固着してこれらの間の隙間を密封するようにしてもよ
い。
【0017】
【考案の効果】本考案の車輛用ヘッドランプシール材
は、中空部を有する断面略三角筒形状で、ボンネットを
閉じたとき、その正面前端縁に対向するランプハウジン
グ面に固着される基辺、ボンネットに接する接触辺及び
上記両辺を結ぶ支持辺とからなり、かつ支持辺の上下方
向におけるほぼ中央部に薄肉部が形成されているので、
シール材を固着するためにランプハウジングに沿ってシ
ール材を曲げるとき、およびボンネットが閉止されると
き、支持辺が接触辺を支え、この接触辺が基辺側に大き
く倒れるのを防ぐとともに、ボンネットの閉止時に、支
持辺がその薄肉部の部位で弾性変形し、接触辺の基辺側
への僅かな変形を許容するから、ボンネットの閉止に大
きな押し圧力を必要とせず、しかもボンネットとランプ
ハウジングとの間の密封効果を高めることができる。
【0018】また、接触辺は、その上下方向中央部が外
側に向けて膨出した円弧状に形成されているので、ボン
ネットの閉止時に、接触辺の中央部にボンネットの端縁
が接し、接触辺の円弧状部分が内側へ変形してボンネッ
トの端縁と接触辺が面接触し、これによって密封効果が
さらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輛用ヘッドランプシール材の一
例を示し、図2のA−A線で切断し、矢示方向に見たと
きの断面の端面図に相当する図であって、ボンネットの
正面前端縁がシール材の表面に接した非圧縮状態で示し
てある。
【図2】車輛用ヘッドランプシール材が使用される部位
を示す、車輛の外観斜視図である。
【図3】従来のシール材の図2のA−A線で切断し、矢
示方向に見たときの断面の端面図である。
【図4】従来のシール材の図2のA−A線で切断し、矢
示方向に見たときの断面の端面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ 2 ボンネット 3 シール材 11 ランプハウジング 21 正面前端縁 31 接触辺 32 支持辺 33 基辺 34 薄肉部 36 中空部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛のヘッドランプとボンネットとの隙
    間を密封するため、該ボンネットを閉じたとき、その正
    面前端縁に対向するランプハウジング面に、長手方向に
    沿って湾曲した状態で取付けられる、押出成形された軟
    質合成樹脂製またはゴム製のシール材であって、中空部
    を有する断面略三角筒形状で、前記ランプハウジング面
    に固着される基辺、ボンネットに接する接触辺及び上記
    両辺を結ぶ支持辺とからなり、かつ支持辺の上下方向に
    おけるほぼ中央部に薄肉部が形成され、前記接触辺は、
    その上下方向中央部が外側に向けて膨出した円弧状に形
    成されていることを特徴とする車輛用ヘッドランプシー
    ル材。
JP1991033319U 1991-04-15 1991-04-15 車輛用ヘッドランプシール材 Expired - Lifetime JP2553567Y2 (ja)

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JPH04119732U JPH04119732U (ja) 1992-10-27
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JPH0533402Y2 (ja) * 1987-05-20 1993-08-25
JPH0158335U (ja) * 1987-10-09 1989-04-12

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