JPH0926311A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JPH0926311A
JPH0926311A JP7199081A JP19908195A JPH0926311A JP H0926311 A JPH0926311 A JP H0926311A JP 7199081 A JP7199081 A JP 7199081A JP 19908195 A JP19908195 A JP 19908195A JP H0926311 A JPH0926311 A JP H0926311A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査対象物の側面に凹凸が存在する場合に、
その凹凸部の表面も正確に検査可能な外観検査装置を提
供すること。 【構成】 円筒形状の検査対象物の側面を照射する照明
手段と、該照明手段によって照らされた検査対象物の画
像を取り込む画像取込手段と、該画像取込手段によって
取り込まれた検査対象物の画像データに基づいて所定の
検査処理を行う検査処理手段を有する外観検査装置であ
って、前記照明手段が、電解コンデンサー51の側面に
対して上側方向から照射する上側リングライト11と、
電解コンデンサー51の側面に対して下側方向から照射
する下側リングライト12とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】検査対象物の画像を取り込ん
で、その対象物の表面に存在する欠陥等を検査する外観
検査装置に関し、特に、検査対象物に対して画像を取り
込むための最適な光の照射を行なうことによってその外
観を検査可能な外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外観検査装置とは、検査対象物の表面の
画像を取り込んで、その表面に表された色彩や模様の状
態を認識するものである。円筒形状の電解コンデンサー
の表面を検査するために、外観検査装置が使用されてい
る。電解コンデンサー本体はアルミ製の円筒形状であ
り、その表面は、絶縁のためのビニールで被覆されてい
る。このビニール被覆に0.5mm程度の孔が存在する
と絶縁性が低下して問題となるため、検査を行ってい
る。図7は、従来の外観検査装置の画像取り込み部の概
念図を示したものである。これは電解コンデンサ51に
対して、照明手段としてライト52が並行に位置するよ
うに配置され、更にそのライト52を挟んで電解コンデ
ンサ51に対になるように撮像カメラ55が設けられて
いる。図7の従来例ではライト52にはサークライン蛍
光灯を使用している。ここで、電解コンデンサー51に
は、アルミ円筒部をかしめ固定し、シーリングするため
の凹部72が形成されている。
【0003】このように、検査対象物である電解コンデ
ンサ51に対し、ライト52を挟んで撮像カメラ55が
設けられる従来の外観検査装置では、ライト52で電解
コンデンサ51を照らし、その表面で反射する光を撮像
カメラ55によって取り込み、取り込んだ光データを基
に電解コンデンサ51の検査処理が行なわれる。しか
し、このような外観検査装置では、一時に電解コンデン
サー51の側面の一部しか検査できないため、全周を検
査するには、電解コンデンサー51を撮像カメラ55及
びライト52に対して、回転させる必要があった。その
ため、1個の電解コンデンサー51を検査するのに時間
がかかり効率が悪かった。
【0004】一方、円筒形状の製品の全周を瞬間的に効
率よく検査するための外観検査装置として、特公平6−
79327号公報に紙巻タバコ検査装置が提案されてい
る。図8にその装置の主要部を示す。この装置の特徴
は、紙巻タバコ57が挿入される孔61を頂点として円
錐ミラー56が付設され、円錐ミラー56の鏡面60に
対抗して円錐ミラー56に映し出されるリング状像を撮
像するサーキュラカメラ59が付設されていることであ
る。また、円形光源58により鏡面60を介して紙巻タ
バコ57の全周に同時に光が照射される。これにより、
瞬間的に、紙巻タバコの三次元表面を二次元画像として
撮像することが可能であるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の外観検査装置では次のような問題があった。電解コ
ンデンサー51を特公平6−79327号公報の外観検
査装置で検査する場合に、電解コンデンサー51の凹部
72に発生したピンホールを検出できない問題があっ
た。すなわち、図9に示すように、円形光源58を出た
照射光は、円錐ミラー56の鏡面60により、電解コン
デンサー51の全周に直角な入射光Nとして照射され
る。そして、凹部72以外の側面にピンホールPが存在
する場合には、図10に示すように、ピンホールPを通
過してアルミ面で反射された反射光Rも入射光Nと同じ
ルートを辿る。しかし、かしめ部である凹部72にピン
ホールPが存在する場合には、図11に示すように、入
射光NはピンホールPを通過してアルミ面で反射され、
反射光Rの方向に行ってしまう。そのため、鏡面60で
反射することができず、サーキュラカメラ58で検出す
ることができなかったのである。
【0006】そこで、本発明では上記問題点を解消し
て、検査対象物の側面に凹凸が存在する場合に、その凹
凸部の表面も正確に検査可能な外観検査装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の外観検査装置
は、次のような構成を有している。 (1)円筒形状の検査対象物の側面を照射する照明手段
と、該照明手段によって照らされた検査対象物の画像を
取り込む画像取込手段と、該画像取込手段によって取り
込まれた検査対象物の画像データに基づいて所定の検査
処理を行う検査処理手段を有する外観検査装置であっ
て、前記照明手段が、検査対象物の側面に対して上側方
向から照射する第一照明手段と、検査対象物の側面に対
して下側方向から照射する第二照射手段とを有するとと
共に、画像取込手段が、検査対象物を中心線上に持つ円
錐ミラーであることを特徴とする。 (2)(1)に記載する装置において、前記第一照明手
段及び前記第二照明手段により照射され前記検査対象物
から反射される正反射光が、前記画像取込手段を介して
画像データとして取り込まれるように、前記第一照明手
段及び前記第二照明手段が配置されていることを特徴と
する。
【0008】(3)(1)または(2)に記載する装置
において、前記円錐ミラーが、入射光の一部を反射させ
残りの光を通過させるハーフミラーであることを特徴と
する。 (4)(1)または(2)に記載する装置において、前
記第一照明手段及び第二照明手段とが、リング形状の照
明手段であることを特徴とする。 (5)(1)に記載する装置において、前記照明手段
が、1つのリング形状照明手段と、リング形状照明手段
からの光を反射させて反対方向から、検査対象物の側面
に照射するミラーを有することを特徴とする。
【0009】次に、本発明の外観検査装置の作用を説明
する。外観検査装置の第一照明手段は、円筒形状の検査
対象物の側面に対して上側方向から照射する。また、第
二照明手段は、円筒形状の検査対象物の側面に対して下
側方向から照射する。照射された光は、検査対象物の側
面表面で反射されて、円錐ミラーにより撮像カメラに集
光される。検査処理手段は、撮像カメラで取り込まれた
画像データに基づいて検査処理を行う。検査対象物の側
面に凹部が存在する場合、その凹部表面の下側半分を第
一照明手段により照射できる。また、凹部表面の上側半
分を第二照明手段により照射できる。これにより、凹部
の表面に欠陥が存在したとしても、撮像カメラで正確に
欠陥を認識することができる。
【0010】ここで、第二照明手段により照射され前記
検査対象物から反射される正反射光は、画像取込手段を
介して画像データとして取り込まれる。また、画像取込
手段が、検査対象物を中心線上に持つ円錐ミラーである
ので、検査対象物からの反射光を同時に取り込むことが
できる。また、円錐ミラーがハーフミラーなので、照明
手段から検査対象物に入射する光の一部を通過させる。
また、第一照明手段及び第二照明手段として、リング形
状の照明手段を用いた場合、円筒形状の検査対象物の全
周側面を同時かつ均一に照射することができる。また、
照明手段として、1つのリング形状照明手段とミラーと
を使用する場合、リング状照明が検査対象物を一方の側
から照射させ、ミラーによる反射光により、その反対側
から検査対象物を照射させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる外観検査装
置の一実施の形態について説明する。図1は、本実施の
形態の外観検査装置の特徴部分である照明部の概念図を
示したものである。本実施の形態においては検査対象物
を電解コンデンサー51とした場合について説明する。
本実施の形態の外観検査装置には、円錐形状の頂点部に
挿入孔61が形成され、鏡面60を備える円錐ミラー5
6が固設されている。ここで、円錐ミラー56は、入射
光の半分を反射して残りの光を通過させるハーフミラー
を使用している。円錐ミラー56の挿入孔61から円錐
ミラー56の中心軸上に電解コンデンサー51が挿入さ
れ、図1に示す位置に保持される。円錐ミラー56の上
側には、第一照明手段である上側リングライト11が付
設されている。また、円錐ミラー56の下側には、第二
照明手段である下側リングライト12が付設されてい
る。また、円錐ミラー56の上側に少し離れてCCDカ
メラ13及びレンズ14が固設されている。上側リング
ライト11及び下側リングライト12としては、サーク
ライン蛍光灯を使用している。
【0012】次に、本実施の形態の外観検査装置の制御
部の構成について説明する。図6は外観検査装置の検査
処理手段を示したブロック図である。画像処理手段10
は、上記位置になるように配置されたCCDカメラ13
に接続されている。この画像処理手段10には、先ずア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ
21がCCDカメラ13に直接接続されている。そし
て、このA/Dコンバータ21には、CCDカメラ13
で取り込んだ画像データを記憶する画像メモリ22、与
えられた信号を混合して出力するビデオミキサ23、そ
して画像データからその外観を所定計算方法で計算する
計算ロジック26がそれぞれ接続されている。また、画
像メモリ22、そして計算ロジック26には、それぞれ
の各動作を規定するコントロールロジック15が接続さ
れている。
【0013】一方、この画像メモリ22、計算ロジック
26、そしてこの画像処理手段10の演算処理、制御処
理を統括的に行なうCPU16がそれぞれ双方向に接続
されている。また、このCPU16には、制御プログラ
ム等を記憶するROM17、データ等を一時的に記憶す
るRAM18が接続されている。更に、CPU16には
入出力装置19が接続され、その入出力装置19に、外
観検査装置を駆動するためのスタート手段と、電解コン
デンサー51が正常か否かを検査する検査表示手段(い
ずれも不図示)が接続され、また、外部入力手段として
キーボード20が接続されている。また、電解コンデン
サー51の外観は、演算処理されるとともに人の目で認
識できるように、取り込んだ画像を表示するディスプレ
イモニタ25がビデオミキサ23に接続されている
【0014】以上のような構成を有する本実施の形態の
外観検査装置は次のように作用する。電解コンデンサー
51は、従来例でも示したように図1に示すように2本
の電極51a,51bが設けられている。この電極51
a,51bを把持して電解コンデンサー51が1つづつ
挿入孔61から挿入される。ここで、本発明の主要部で
ある照明手段により、凹部72に存在するピンホールを
検出する場合を説明する。電解コンデンサー51のビニ
ール被覆にピンホールPが発生した場合、ピンホールP
部ではアルミが浮き出る状態となる。このピンホールP
に光を照射してピンホールPの発生を検査する場合、照
射する光と撮像系が捉える反射光が正反射の関係になっ
ていることが重要である。
【0015】なぜならば、アルミの表面は、鏡のように
強い正反射をするが、ビニールの表面は、アルミと比較
して乱反射成分が強いため、正反射光はアルミよりも弱
い光になる特性があるからである。従って、照射する光
と撮像系が捉える光が正反射となる関係を保てば、ピン
ホールPの無い電解コンデンサー51は、暗い画像とな
り、ピンホールPのある不良電解コンデンサー51は、
ピンホールP部のみ局所的に明るい画像となり、容易に
良品と不良品の区別を行うことが可能である。図12に
示すように、下側リングライト12を出た照射光は、円
錐ミラー56がハーフミラーなので、半分の光がそのま
ま通過して図中N1で示すように、凹部72の上側半分
を照射して、反射光を鏡面60に戻すことが可能であ
る。鏡面60に戻った反射光は、さらに鏡面60で正反
射され、図中N1aで示すようにレンズ14、CCDカ
メラ13に直行して入光される。
【0016】一方、上側リングライト11を出た照射光
は、図中N2で示すように、凹部72の下側半分を照射
して、反射光を鏡面60に戻すことが可能である。鏡面
60に戻った反射光は、さらに鏡面60で正反射され、
図中N2aで示すようにレンズ14、CCDカメラ13
に直行して入光される。また、上側リングライト11を
出た照射光は、図中N3で示すように電解コンデンサー
51の側面平面部も照射し、反射光は鏡面60に戻さ
れ、さらに反射されて図中N3aで示すようにレンズ1
4、CCDカメラ13に直行して入光される。
【0017】電解コンデンサー51の凹部72及び側面
平面部を同時に照射するためには、上側リングライト1
1がある程度の幅を有していることが必要である。その
ためには、第一照明手段として、図13に示すように、
上側リングライト11及び第2上側リングライト24を
用いても良い。また、第2上側リングライト24の代わ
りに、図14に示すように、光を拡散させる円錐形状の
拡散板27を用いても良い。また、拡散板の形状は図1
5に示すようにドーナツ状の平板であっても良い。本実
施の形態の照明装置は、上側リングライト11及び下側
リングライト12を備えているので、凹部72に存在す
るピンホールPから反射する光をCCDカメラ13に確
実に取り込むことができる。
【0018】上側リングライト11及び下側リングライ
ト12によって照射された光は、電解コンデンサ51の
表面で正反射あるいは乱反射され、鏡面60で再び反射
されてCCDカメラ13に入光する。電解コンデンサー
51表面で反射した光がCCDカメラ13のレンズ14
から入射することにより、電解コンデンサー51の側面
表面が全周同時にCCDカメラ13を構成する多数の撮
像素子によって撮像され、さらにデジタルデータへの変
換を行なうことによってその映像のデータが取り込まれ
る。すなわち、CCDカメラ13によって取り込まれた
映像は、各撮像素子毎の画像データとして検査処理手段
10のA/Dコンバータ21に入力される。そして、そ
のアナログ信号である画像データは、A/Dコンバータ
21でデジタルデータに変換されて画像メモリ22、ビ
デオミキサ23、そして計算ロジック26に入力され
る。そして、計算ロジック26によりピンホールP等の
存在の有無が確認される。
【0019】計算ロジック26の処理としては、ピンホ
ールP部が、ピンホールP以外の部分よりも明るいこと
を利用してその存在の有無を確認できる。計算ロジック
26の処理方法としては、例えば、ある明るさのしきい
値以上の画素を1、しきい値以下の画素を0とするよう
な画素の2値化を行った後、1である画素の数をカウン
トする構成にしておき、CPU16がこのカウント結果
を読み取り、カウント数が1以上であれば、少なくとも
1つ以上のピンホールPが存在すると判断し、入出力装
置19により不良である旨表示する方法がある。もし、
電解コンデンサー51に存在するピンホールPの数が複
数であって、その数をカウントする必要がある場合は、
連結性解析処理をする構成とすれば良い。また、2値化
以外の方法としては、多値画像空間上で微分し、暗部か
ら明部への変化をとらえる等、様々な処理方法が考えら
れる。この種の技術は周知なので詳細な説明を省略す
る。
【0020】以上説明したように、本実施の形態の外観
検査装置によれば、上側リングライト11及び下側リン
グライト12により円筒形状の検査対象物の側面を照射
しているので、電解コンデンサー51の側面に形成され
た凹部72にピンホールP等の欠陥が存在する場合で
も、正確に欠陥を認識することができる。
【0021】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。第二の実施の形態が第一の実施の形態と異な
るのは、照明手段のみであるので、それについてのみ説
明する。第二の実施の形態の外観検査装置の照明手段を
図2に示す。円錐ミラー56の挿入孔61が大きく形成
されており、下側リングライト12の照射光が鏡面60
の面を通過せずに直接凹部72の上側半分に照射されて
いる。これによれば、円錐ミラー56は大型化するが、
円錐ミラー56として通常ミラーが使用できることにな
り、ハーフミラーを使用しないで済むため、コストダウ
ンできる。
【0022】次に、本発明の第三の実施の形態について
説明する。第三の実施の形態が第一の実施の形態と異な
るのは、照明手段のみであるので、それについてのみ説
明する。第三の実施の形態の外観検査装置の照明手段を
図3に示す。第三実施の形態では、下側リングライト1
2が無くてリング照明は、上側リングライト11のみで
ある。円錐ミラー56としてはハーフミラーを使用して
いる。また、円錐ミラー56の下側に通常のミラー62
が付設されている。本実施の形態では、ミラー62とし
て円錐ミラーを使用しているが、光路の角度に応じて平
面ミラーを使用することも可能である。これによれば、
上側リングライト11を出た照射光のうち図中N4で示
すものは、凹部72の下半分に直接照射される。また、
円錐ミラー56に入射した光の半分は鏡面60を通過し
てミラー62に入射し、反射して再びハーフミラーであ
る円錐ミラー56を通過して、凹部72の上半分に照射
される。第三の実施の形態によれば、凹部72の上半分
に照射される光量が少なくなるが、下側リングライト1
2を使用しないため、装置をコンパクト化することがで
きる。
【0023】次に、本発明の第四の実施の形態について
説明する。第四の実施の形態が第一の実施の形態と異な
るのは、照明手段のみであるので、それについてのみ説
明する。第四の実施の形態の外観検査装置の照明手段を
図4に示す。第四実施の形態では、下側リングライト1
2が無くてリング照明は、上側リングライト11のみで
ある。円錐ミラー56としては通常ミラーを使用してい
る。また、円錐ミラー56の挿入孔61が大きく形成さ
れており、挿入孔61の下側に通常のミラー62が付設
されている。ミラー62は円錐形状であり、その中心に
は、挿入孔63が形成されている。これによれば、上側
リングライト11を出た照射光のうち図中N4で示すも
のは、凹部72の下半分に直接照射される。また、ミラ
ー62に入射した照射光N5は、ミラー62で反射され
て凹部72の上半分に照射される。第四の実施の形態に
よれば、円錐ミラー56が大型化するが、第三の実施の
形態と比較して凹部72の上半分に照射される光量が多
くすることができる。本実施の形態では、ミラー62と
して円錐ミラーを使用しているが、光路の角度に応じて
平面ミラーを使用することも可能である。
【0024】次に、本発明の第五の実施の形態について
説明する。第五の実施の形態が第一の実施の形態と異な
るのは、照明手段のみであるので、それについてのみ説
明する。第五の実施の形態の外観検査装置の照明手段を
図5に示す。第五実施の形態では、上側リングライト1
1が無くてリング照明は、下側リングライト12のみで
ある。円錐ミラー56としては通常ミラーを使用してい
る。また、円錐ミラー56の挿入孔61が大きく形成さ
れており、挿入孔61の上側に通常のミラー62が付設
されている。ミラー62は円錐形状であり、その中心に
は、挿入孔63が形成されている。これによれば、下側
リングライト12を出た照射光のうち図中N6で示すも
のは、凹部72の上半分に直接照射される。また、ミラ
ー62に入射した照射光N7は、ミラー62で反射され
て凹部72の下半分に照射される。第五の実施の形態に
よれば、円錐ミラー56が大型化するが、第三の実施の
形態と比較して凹部72の下半分に照射される光量が多
くすることができる。本実施の形態では、ミラー62と
して円錐ミラーを使用しているが、光路の角度に応じて
平面ミラーを使用することも可能である。
【0025】なお、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるわけではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更可能であ
る。例えば、使用する照明手段としては、家庭用のサー
クライン蛍光灯や、光ファイバーからの光を円形のライ
トガイドからリング状に照射するハロゲンリングライト
のような一般に市販されているものでよい。また、上記
実施の形態では検査対象物を電解コンデンサとして説明
したが、円筒形状であって側面に凹部が形成された検査
対象物であれば、様々な物の外観検査に使用することが
できるのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明の外観検査装置は、円筒形状の検
査対象物の側面を照射する照明手段と、該照明手段によ
って照らされた検査対象物の画像を取り込む画像取込手
段と、該画像取込手段によって取り込まれた検査対象物
の画像データに基づいて所定の検査処理を行う検査処理
手段を有する外観検査装置であって、前記照明手段が、
検査対象物の側面に対して上側方向から照射する第一照
明手段と、検査対象物の側面に対して下側方向から照射
する第二照射手段とを有しているので、電解コンデンサ
ー51の側面に形成された凹部72にピンホールP等の
欠陥が存在する場合でも、正確に欠陥を認識することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の外観検査装置の主
要構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態の外観検査装置の主
要構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態の外観検査装置の主
要構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第四の実施の形態の外観検査装置の主
要構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第五の実施の形態の外観検査装置の主
要構成を示す断面図である。
【図6】外観検査装置の制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図7】従来の外観検査装置の照明装置を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の外観検査装置の主要構成を示す断面図で
ある。
【図9】図8での光線の経路を示す図面である。
【図10】電解コンデンサー51の側面の垂直部に照射
光が当たったときの反射光の経路を示す図面である。
【図11】電解コンデンサー51の側面の凹部72に照
射光が当たったときの反射光の経路を示す図面である。
【図12】電解コンデンサー51の側面に当たる照射光
及び反射光の経路を示す図面である。
【図13】照射手段の別な構成を示す図面である。
【図14】照射手段の別な構成を示す図面である。
【図15】照射手段の別な構成を示す図面である。
【符号の説明】
11 上側リングライト 12 下側リングライト 13 CCDカメラ 14 レンズ 24 第2上側リングライト 51 電解コンデンサー 56 円錐ミラー 60 鏡面 61 挿入孔 72 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の検査対象物の側面を照射する
    照明手段と、該照明手段によって照らされた検査対象物
    の画像を取り込む画像取込手段と、該画像取込手段によ
    って取り込まれた検査対象物の画像データに基づいて所
    定の検査処理を行う検査処理手段を有する外観検査装置
    において、 前記照明手段が、前記検査対象物の側面に対して上側方
    向から照射する第一照明手段と、前記検査対象物の側面
    に対して下側方向から照射する第二照射手段とを有する
    と共に、 前記画像取込手段が、前記検査対象物を中心線上に持つ
    円錐ミラーであることを特徴とする外観検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する外観検査装置におい
    て、 前記第一照明手段及び前記第二照明手段により照射され
    前記検査対象物から反射される正反射光が、前記画像取
    込手段を介して画像データとして取り込まれるように、
    前記第一照明手段及び前記第二照明手段が配置されてい
    ることを特徴とする外観検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する外観
    検査装置において、 前記円錐ミラーが、入射光の一部を反射させ残りの光を
    通過させるハーフミラーであることを特徴とする外観検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載する外観
    検査装置において、 前記第一照明手段及び第二照明手段とが、リング形状の
    照明手段であることを特徴とする外観検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載する外観検査装置におい
    て、 前記照明手段が、1つのリング形状照明手段と、 前記リング形状照明手段からの光を反射させて反対方向
    から、前記検査対象物の側面に照射するミラーを有する
    ことを特徴とする外観検査装置。
JP7199081A 1995-07-11 1995-07-11 外観検査装置 Expired - Lifetime JP2726808B2 (ja)

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