JPH09262127A - 化粧用気密コンパクト容器 - Google Patents

化粧用気密コンパクト容器

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Publication number
JPH09262127A
JPH09262127A JP7666196A JP7666196A JPH09262127A JP H09262127 A JPH09262127 A JP H09262127A JP 7666196 A JP7666196 A JP 7666196A JP 7666196 A JP7666196 A JP 7666196A JP H09262127 A JPH09262127 A JP H09262127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
seal member
inner plate
container
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7666196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP7666196A priority Critical patent/JPH09262127A/ja
Publication of JPH09262127A publication Critical patent/JPH09262127A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧用気密コンパクト容器の気密保持に対す
る信頼性を高める。 【解決手段】 容器本体1に中枠3を固定し、中枠3に
中皿5を固定し、中皿5の上部外周縁にシール部材10
を固定する。シール部材10の先部12を中皿5よりも
外方へ延ばし、先部12と中枠3との間に空間部19を
形成する。蓋体2の内側に押圧板15を固定し、押圧板
15には環状の周壁部17と環状の突部18を設ける。
蓋体2を閉じると、押圧板15の突部18がシール部材
10の先部12の上面に圧接するとともに、押圧板15
の周壁部17の内周面がシール部材10の先端13の外
側面に圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧用の気密コンパ
クト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧料には揮発性成分を含有するものが
あり、このような化粧料を収容する化粧用コンパクト容
器では、揮発性成分が揮発しないように化粧料収容部を
気密に密閉できる構造になっている。
【0003】実開平3―34412号公報にはその一例
が開示されている。この公報に開示されたものは、容器
本体に中皿が固定され、蓋体の内面に弾性材からなるシ
ール部材が取り付けられていて、シール部材はその下面
から径方向内側に向かって下方に延びる環状の鍔部を備
えている。そして、蓋体を閉じると、鍔部が中皿の上部
開口から中皿内に挿入され、且つ鍔部の外側面が中皿の
開口内周縁に弾性的に圧接されて、中皿内を気密にシー
ルする構造になっている。
【0004】このように閉蓋時にシール部材の鍔部が中
皿内に挿入される構造では、鍔部の先端部分を化粧料の
上面に突き当てないように、中皿への化粧料の充填量が
制限されるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実開平7−3510号
公報には、この問題を解決したシール構造を備えた気密
コンパクト容器が開示されている。このシール構造で
は、中皿の上部にフランジ部分を設け、このフランジ部
分に蓋体のシール部材を気密に接触するようにしてい
る。このようにすればシール部材が中皿内に突出するこ
とがないので、化粧料の充填量が制限されることはな
い。
【0006】しかしながら、このシール構造は、中皿の
フランジ部とシール部材との環状の気密接触部分が1条
しかなく、気密性に若干の不安があった。本発明はこの
ような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであ
り、中皿への化粧料の充填量が制限されず、且つ、気密
保持に対する信頼性の高い化粧用気密コンパクト容器を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、(イ)
容器本体と、(ロ)この容器本体に固定され、内部に化
粧料を収容する中皿と、(ハ)中皿の上部外周縁に固定
され、外方へ環状に張り出す弾性材からなるシール部材
と、(ニ)シール部材の外周部下方に設けられて外周部
の下方撓みを許容する空間部と、(ホ)容器本体に開閉
可能に取り付けられ、閉蓋時に前記シール部材の上面を
圧接する環状突部、及びシール部材の先端外側面を圧接
する環状壁部とを有する蓋体と、を備えたことを特徴と
する化粧用気密コンパクト容器である。
【0008】ここでいう蓋体には外蓋が含まれることは
勿論であるが、容器本体と外蓋との間に設置される中蓋
も含まれる。容器本体に対する蓋体の取り付け構造とし
てはヒンジ機構が好適であるが、ネジ機構であっても構
わない。
【0009】蓋体を閉じると、蓋体の環状突部がシール
部材の上面に圧接し、蓋体の環状壁部がシール部材の先
端外側面に圧接して、二重に気密接触する。したがっ
て、両方の気密接触部分が同時に破られない限り、中皿
の気密が破られることはない。又、化粧料の中皿への充
填量が制限されることがない。
【0010】蓋体の環状突部は、前記シール部材におい
て中皿の外縁よりも外方に位置する部位の上面に圧接す
べく配されていてもよい。
【0011】〈本発明の原材料〉シール部材としてはエ
ラストマ等の弾性を有する軟質樹脂が好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2の図面に基いて説明する。化粧用気密コンパク
ト容器(以下、コンパクト容器と略称する)は、容器本
体1と、容器本体1の一端にヒンジ部(図示せず)を介
して回動可能に取り付けられた蓋体2とを備えている。
図1は蓋体2を閉じた状態を示し、図2は蓋体2を若干
開いた状態を示している。
【0013】容器本体1と蓋体2との間には、前記ヒン
ジ部から周方向に180度離間した位置に、蓋体2を閉
状態に保持し回動不能にするロック機構(図示せず)が
設けられており、このロック機構のロックを解除して蓋
体2を開回動できるようにする解除ボタン(図示せず)
が容器本体1あるいは蓋体2のいずれかに設けられてい
る。尚、これらロック機構と解除ボタンの構造について
は周知技術であるので説明を省略する。
【0014】容器本体1の上縁内側には中枠3が固定さ
れており、この中枠3は央部に穴4が設けられ、この穴
4に中皿5が嵌合固定されている。中皿5の上部外周に
は水平外方へ張り出す環状のフランジ部6が設けられ、
フランジ部6の上面には環状の突出部7が設けられてお
り、フランジ部6を中枠3の上面に載置させている。中
皿5の内部は、揮発性成分を含有する化粧料を収容する
化粧料収容部8になっている。
【0015】この中皿5の上縁外周には環状のシール部
材10が固定されている。シール部材10は、基部11
を中皿5のフランジ部6の上部に固定して、先部12を
基部11から径方向外方へ突出させており、先部12の
先端13は若干下方に屈曲している。シール部材10の
先部12と中枠3との間には空間部19が形成されてお
り、先部12が下方に撓むのを許容している。
【0016】シール部材10はエラストマ等の弾性材で
形成されており、シール部材成形用の金型に予め中皿5
をインサートしておき、この金型にエラストマ等を射出
成形することによってシール部材10を成形し、同時に
中皿5と一体化したものである。
【0017】一方、蓋体2の天板部14の内側には、押
圧板15が嵌合固定されている。押圧板15は、中央平
坦部16と、中央平坦部16の外縁部から下方に延びる
環状の周壁部(環状壁部)17とを備えており、中央平
坦部16の外縁近傍には下方に突出する環状の突部(環
状突部)18が設けられている。
【0018】このコンパクト容器では蓋体2を閉じる
と、押圧板15の突部18が中皿5のフランジ部6外縁
よりも外側に位置するシール部材10の先部12の上面
に圧接するとともに、押圧板15の周壁部17がシール
部材10の先端13の外側面に圧接する。その際、シー
ル部材10の先部12は押圧板15の突部18に押圧さ
れて若干下方に弾性的に撓む。
【0019】このように、このコンパクト容器では閉蓋
時に、押圧板15の突部18による環状の気密接触部と
周壁部17による環状の気密接触部が2条平行に形成さ
れ、二重の気密構造になっている。したがって、これら
2カ所の気密が同時に破られない限り、中皿5に収容し
た化粧料の揮発性成分が揮発することがなく、気密保持
の確実性が極めて高い。
【0020】又、閉蓋時には中皿5の化粧料収容部8に
何らの部材も挿入されないので、中皿5への化粧料の充
填量が制限されることがない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓋体に環状突部と環状壁部を設け、中皿の上部外周縁に
シール部材を固定し、閉蓋時に蓋体の環状突部がシール
部材の上面に圧接するとともに、蓋体の環状壁部がシー
ル部材の先端外側面に圧接するようにしたので、気密接
触部が2重に形成されて気密保持の確実性が増すという
優れた効果が奏される。しかも、中皿への化粧料の充填
量が制限されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化粧用気密コンパクト容器の閉状態
を示す断面図である。
【図2】 本発明の化粧用気密コンパクト容器の開状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 5 中皿 8 化粧料収容部 10 シール部材 13 先端 17 周壁部(環状壁部) 18 突部(環状突部) 19 空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)容器本体と、(ロ)この容器本体
    に固定され、内部に化粧料を収容する中皿と、(ハ)中
    皿の上部外周縁に固定され、外方へ環状に張り出す弾性
    材からなるシール部材と、(ニ)シール部材の外周部下
    方に設けられて外周部の下方撓みを許容する空間部と、
    (ホ)容器本体に開閉可能に取り付けられ、閉蓋時に前
    記シール部材の上面に圧接する環状突部、及びシール部
    材の先端外側面に圧接する環状壁部とを有する蓋体と、
    を備えたことを特徴とする化粧用気密コンパクト容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の環状突部は、前記シール部材
    において中皿の外縁よりも外方に位置する部位の上面に
    圧接すべく配されていることを特徴とする請求項1記載
    の化粧用気密コンパクト容器。
JP7666196A 1996-03-29 1996-03-29 化粧用気密コンパクト容器 Pending JPH09262127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7666196A JPH09262127A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 化粧用気密コンパクト容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7666196A JPH09262127A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 化粧用気密コンパクト容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09262127A true JPH09262127A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13611602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7666196A Pending JPH09262127A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 化粧用気密コンパクト容器

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JP (1) JPH09262127A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001104039A (ja) * 1999-10-05 2001-04-17 Key Tranding Co Ltd コンパクト容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001104039A (ja) * 1999-10-05 2001-04-17 Key Tranding Co Ltd コンパクト容器

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