JP3571816B2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は気密性を要求される化粧用コンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化粧料には気化性成分を含有したものがある。この種の気化性化粧料を収容するコンパクト容器では、気化性成分が気化しないように気密構造が採用されている。即ち、気化性化粧料を収容した中皿の開口部に、エラストマ等の弾性体からなるパッキンを圧接するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記気化性成分は温度上昇により気化性が高まるものが多く、温度上昇により気化性成分の気化が高まると、常温時よりも容器内の内圧が上昇し、この内圧が中皿の開口部とパッキンとの圧接力に打ち勝って、容器の気密性が損なわれる場合があった。
【0004】
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、温度上昇があっても気密性が損なわれることのない化粧用コンパクト容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、化粧料収容部を備えた容器本体に外蓋がヒンジ機構を介して開閉可能に設けられ、容器本体と外蓋との間に中蓋が配されていて、この中蓋は容器本体にヒンジ機構を介して回動可能に取り付けられた枠体と、この枠体に取り付けられ前記化粧料収容部に連なる開口を閉塞するシール体と、枠体の外周部に取り付けられ容器本体に対して係合及び解除可能になっており係合状態で中蓋を閉蓋状態に維持し解除状態で中蓋の開動作を可能にする操作部材、とを備えた化粧用コンパクト容器において、前記シール体は中蓋の閉蓋時にシール体の外周端部が前記開口の内周面に密接するように配されており、且つ、シール体は所定温度以上になった時に全周的に拡径する特性を備えていて、このシール体の拡径がシール体の外周端部と前記開口の内周面との接触圧力を増大せしめることを特徴とする化粧用コンパクト容器である(請求項1に対応)。
【0006】
常温域ではシール体は拡径しないが、その時にもシール体の外周端部が化粧料収容部に連なる開口の内周面に密接して、化粧料収容部を密閉する。
温度の上昇に伴い、化粧料収容部に充填されている化粧料の気化性成分が気化すると、化粧料収容部内の内圧が上昇するが、所定温度に達するとシール体が全周的に拡径して、シール体の外周端部と開口の内周面との接触圧力が増大するので、化粧料収容部の密閉状態が破られることがなく、気化性成分の揮散を確実に阻止することができる。
【0007】
前記シール体は、常温時においては肉厚方向に段をなす環状の段差部を有していて、所定温度以上になると前記段差部が平坦に近づくように変形して拡径するようにしてもよい(請求項2に対応)。このようにシール体に環状の段差部を設けると、シール体の径方向の寸法増大率を大きくすることができるとともに、拡径変形がスムーズに行われる。
【0008】
但し、シール体の形状はこれに限るものではなく、例えば、常温時においては湾曲形状をなしていて、所定温度以上になると平坦に近づくように変形して拡径するようになっていてもよい。
【0009】
要するに、シール体は、所定温度以上になった時に全周的に拡径して、化粧料収容部に連なる開口の内周面との接触圧力を増大せしめる機能さえ有していれば、どのような形状であっても構わない。
【0010】
前記シール体はいわゆる形状記憶樹脂により単一の部品で構成することも可能である(請求項3に対応)。形状記憶樹脂としては、ゼオン化成株式会社製の商品名「ノーソレックス」等を例示できる。
【0011】
前記シール体は、所定温度以上になった時に全周的に拡径する特性を有する中央基材と、この中央基材の外周部に固定されて前記開口の内周面に当接する軟質な環状の当接環とを備えた構成とすることも可能である(請求項4に対応)。このようにシール体に当接環を備えた場合には、開口の内周面に接触する当接環が軟質であるので密接性がよく、高い密閉度を得ることができる。
【0012】
この中央基材の形状は、請求項2に対応するように段差部を有していてもよいし、湾曲形状をなしていてもよく、要するに、所定温度以上になった時に全周的に拡径して、化粧料収容部に連なる開口の内周面と当接環との接触圧力を増大せしめる機能さえ有していれば、どのような形状であっても構わない。
【0013】
前記中央基材は形状記憶樹脂で形成することが可能である(請求項5に対応)。形状記憶樹脂としては、ゼオン化成株式会社製の商品名「ノーソレックス」等を例示できる。
【0014】
又、前記中央基材は形状記憶合金で形成することも可能である(請求項6に対応)。
当接環としては、塩化ビニル等のエラストマ等を例示できる。
【0015】
請求項1から6のいずれかに対応する化粧用コンパクト容器において、前記操作部材を前記シール体の外周端部に連繋し、操作部材の解除操作によりシール体の外周端部が中心方向に押し込まれ、シール体と前記開口との気密接触状態が解除されるようにすることも可能である(請求項7に対応)。このようにすると、開口に密着したシール体を容易に離反させることができるようになり、中蓋の開操作を容易にスムーズに確実に行うことができる。
【0016】
〈本発明の原材料〉
本発明の化粧用コンパクト容器の原材料は一般的にはプラスチックであるが、開口に対するシール体の当接部を除けば金属等の材料を用いることも可能である。又、開口に対するシール体の当接部については、シール性のよい軟質なプラスチックやゴム等が好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図6の図面に基いて説明する。
【0018】
〔第1の実施の形態〕
初めに、本発明の第1の実施の形態の化粧用コンパクト容器(以下、コンパクト容器と略称する)について図1から図3の図面を参照して説明する。
【0019】
図3はコンパクト容器1の縦断面図(図2のI−I拡大断面図)である。コンパクト容器1はプラスチック製で、容器本体10と、外蓋40と、中蓋50とを備えており、容器本体10は殻体11と中枠20と中皿30とを備えている。図2は外蓋40を取り除いた状態における平面図であり、図1は図2のII−II拡大断面図である。
【0020】
尚、以下の説明では、コンパクト容器1の前後方向とは図2においてX−X方向をいい、コンパクト容器1の左右方向とは図2においてY−Y方向をいうものとする。
【0021】
容器本体10の殻体11及び外蓋40は皿型をなし、その後部同士がピン(ヒンジ機構)12を介して回動可能に連結されている。殻体11及び外蓋40の各前部には、外蓋40を容器本体10に閉じ合わせた時に互いに係合して外蓋40を開動作不能にするロック部13,41が設けられている。これらロック部13,41の係合は、殻体11の前部に取り付けられた操作部材14を後方に押動することによって解除できるようになっている。
【0022】
容器本体10の中枠20は、一番内側が中空の円筒部21になっていて、円筒部21の上部が環状の段部22となり、段部22の外側から環状の起立壁部23が立ち上がり、起立壁部23の外側に一段低い平板部24が設けられた構成になっていて、この平板部24が殻体11の上端内側に固定されている。中枠20の段部22には環状のパッキン25が固定されている。
【0023】
中皿30はパッキン25の内側に気密状態に嵌合しており、中皿30の上部外縁から環状に張り出すフランジ部31をパッキン25の上面に載置させている。中皿30の上部内側には内リング32が嵌着されており、中皿30の内側は化粧料収容部33になっている。
【0024】
以上のように構成された容器本体10においては、中枠20の起立壁部23の上部開口が化粧料収容部33に連なる開口となる。尚、本実施の形態では中枠20と中皿30とを別部材にしているが、これらを一体にして1部品とすることも可能である。
【0025】
中蓋50は化粧料収容部33を密閉するものであり、中枠20に取り付けられている。中蓋50は、中枠20の平板部24における左45度前方部分にピン(ヒンジ機構)26を介して回動可能に取り付けられた平面視円形の枠体51と、この枠体51の裏面側に取り付けられた平面視円形のシール体52と、枠体51の右45度後方部分に取り付けられた操作部材70、とを備えている。枠体51の上面中央部分はパフ80の載置部として凹んでいる。
【0026】
シール体52は、中央部分に円板状の中央基材53を備え、中央基材53の外側に環状の当接環60を備えている。中央基材53はいわゆる形状記憶樹脂(例えば、ゼオン化成株式会社製の商品名「ノーソレックス」)で形成されており、常温においては図1の実線で示すように肉厚方向に段をなして内側に凹む2つの環状の段差部54,55を備えた形態をなしているが、40°C前後の所定温度以上の高温域に達すると、図1において二点鎖線で示すように段差部54,55が平坦状の形態に変形して、中央基材53の外径が全周的に常温時よりも拡径する特性を有している。
【0027】
尚、中央基材53に環状の段差部54,55を設けたことにより、中央基材53の径方向の寸法増大率を大きくすることができるとともに、拡径変形がスムーズに行われる。
【0028】
この中央基材53は、その上面外周部に突設した環状突起56を枠体51の裏面に設けた環状溝51aに嵌合させて、枠体51に固定されている。中央基材53と枠体51との間には隙間69が形成されている。
【0029】
当接環60は塩化ビニル等の軟質なエラストマで形成されており、中央基材53の外周縁に嵌合固定されている。当接環60はその外周部に、上方に進むに従って拡径する側帯部(外周端部)61を備えており、中蓋50の閉蓋時には側帯部61の外周面が中枠20の起立壁部23の上部内周面に密接するようになっている。
【0030】
ここで、当接環60が軟質な材料で形成されているので、起立壁部23との密接性が極めてよく、高い密閉度を得ることができることとなる。
中蓋50をこのように構成したことにより、中央基材53が温度上昇に伴って拡径した時には、側帯部61の外周面と起立壁部23の内周面との接触圧力が増大することになる。
【0031】
操作部材70は枠体51の中心方向へ移動可能に取り付けられており、通常は当接環60の側帯部61に押動されて径方向外側に位置している。操作部材70は下方に延びるロック部71を有し、ロック部71は中枠20の平板部24に形成された開口27を挿脱可能にされている。
【0032】
ロック部71は中蓋50の閉蓋時に前記開口27の縁部に掛止して中蓋50の開動作を阻止し、操作部材70を中心方向に押し込むとロック部71と開口27との係合が解除されて中蓋50を開動作できるようになっている。
【0033】
又、操作部材70を中心方向へ押し込んだ時には、図1において二点鎖線で示すように、操作部材70の後端部72が当接環60の側帯部61を中心方向に押し込んで側帯部61を弾性変形させ、この部分の側帯部61を起立壁部23の内周面から離反せしめるようになっている。
【0034】
次に、このコンパクト容器1の作用を説明する。
中蓋50を閉ざしたコンパクト容器1が所定温度(40°C前後)以下の常温域に置かれている場合、シール体52の中央基材53は段差部54,55を有する形態をなし、当接環60の側帯部61が中枠20の起立壁部23に密接して化粧料収容部33を密閉する。
【0035】
この常温域において、化粧料収容部33内に充填されている化粧料の気化性成分が気化して、化粧料収容部33内の内圧が高まった時には、シール体52の中央基材53が上方に弾性的に膨らみ、これによって化粧料収容部33内の内圧上昇が抑えられ、化粧料収容部33は気密状態に保持される。したがって、化粧料の気化性成分が揮散することはない。
【0036】
一方、コンパクト容器1が前記所定温度を越えた高温域に置かれた場合には、化粧料の気化性成分の気化が増大し、前述のような中央基材53の弾性変形だけでは気密状態を保持できなくなる。
【0037】
しかしながら、このような高温域に置かれた場合には、中央基材53の段差部54,55が平坦状の形態に変形して、中央基材53の外径が全周的に常温時よりも拡径する。その結果、当接環60の側帯部61の外周面が中枠20の起立壁部23の内周面に常温時よりも強く密接することとなる。
【0038】
この接触圧力の上昇が、化粧料収容部33の内圧上昇に抗して、化粧料収容部33を気密状態に確実に保持する。したがって、高温域でも化粧料の気化性成分が揮散することはない。
【0039】
中蓋50を開ける場合には操作部材70を中心方向に押し込み、操作部材70のロック部71と中枠20の開口27との係合を解除する。この時、当接環60の側帯部61が操作部材70の後端部72によって中心方向に押し込まれて弾性変形し、側帯部61は中枠20の起立壁部23から離反し、その間に隙間が生じる。
【0040】
コンパクト容器1が置かれた周囲の環境によっては化粧料収容部33内が負圧になる場合があり、その場合には中蓋50が開けにくくなる。しかしながら、上述のように操作部材70の解除操作によって当接環60と起立壁部23との間に隙間が生じるようになっていれば、この隙間から化粧料収容部33内に空気を流入させて負圧状態を破ることができ、中蓋50の開操作が容易にスムーズに確実に行えることとなる。
【0041】
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態のコンパクト容器1について図4及び図5を参照して説明する。図4は外蓋40を取り除いた状態におけるコンパクト容器1の平面図であり、図5は中蓋50の操作部材70を中心とした部分断面図である。
【0042】
第2の実施の形態のコンパクト容器1では、中蓋50の枠体51の裏面側にリング状のスプリング68が装着されていて、このスプリング68が操作部材70を積極的に径方向外方に付勢している。
【0043】
その他の構成については、第1の実施の形態のコンパクト容器1と同じであるので、図中同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
この第2の実施の形態のコンパクト容器1においても、第1の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0044】
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態のコンパクト容器について図6を参照して説明する。図6(A),(B)はいずれも中蓋50の操作部材70を中心とした部分断面図である。
【0045】
第3の実施の形態のコンパクト容器1では、操作部材70の後端部73が上方に弾性屈曲可能になっている。又、操作部材70の近傍においては、当接環60の側帯部61の上端から舌片62が外方へ水平に延びている。
【0046】
図6(A)は、操作部材70のロック部71が中枠20の開口27に係合した状態を示しており、この時には、舌片62が水平姿勢となり、操作部材70の後端部73が舌片62の真下に位置している。
【0047】
図6(B)は、ロック部71と開口27との係合を解除するために操作部材70を中心方向に押し込んだ状態を示しており、この時には、操作部材70の後端部73が中枠20の起立壁部23の外面に案内されて上方に弾性屈曲し、舌片62を上方に持ち上げて、側帯部61を中心方向に弾性屈曲せしめ、これにより側帯部61が起立壁部23から離反するようになっている。
【0048】
その他の構成については、第1の実施の形態のコンパクト容器1と同じであるので、図中同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
この第3の実施の形態のコンパクト容器1においても、第1の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、所定温度以上になった時にシール体が全周的に拡径する特性を有しているので、高温域においてはシール体の外周端部と開口の内周面との接触圧力が常温時よりも増大し、これによって高温域においても化粧料収容部の密閉状態が保持され、気化性成分の揮散を確実に阻止することができるという優れた効果が奏される。
【0050】
又、シール体に当接環を備えた場合には、開口の内周面に接触する当接環が軟質であるので密接性がよく、高い密閉度を得ることができるという効果がある。更に、シール体に中央基材を備え、中央基材に環状の段差部を設けた場合には、中央基材の径方向の寸法増大率を大きくすることができるとともに、拡径変形がスムーズであるという効果がある。
【0051】
又、操作部材をシール体の外周端部に連繋し、操作部材の解除操作によりシール体と開口との気密接触状態を解除できるようにすると、開口に密着したシール体を容易に離反させることができるようになり、中蓋の開操作を容易にスムーズに確実に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の化粧用コンパクト容器の要部拡大断面図であり、図2のII−II断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の化粧用コンパクト容器の外蓋を取り除いた状態における平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の化粧用コンパクト容器における図2のI−I拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の化粧用コンパクト容器の外蓋を取り除いた状態における平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の化粧用コンパクト容器における操作部材を中心とする要部拡大断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の化粧用コンパクト容器における操作部材を中心とする要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 化粧用コンパクト容器
10 容器本体
12 ピン(ヒンジ機構)
23 起立壁部(開口)
26 ピン(ヒンジ機構)
33 化粧料収容部
40 外蓋
50 中蓋
51 枠体
52 シール体
53 中央基材
54,55 段差部
60 当接環
61 側帯部(外周端部)
70 操作部材

Claims (7)

  1. 化粧料収容部を備えた容器本体に外蓋がヒンジ機構を介して開閉可能に設けられ、容器本体と外蓋との間に中蓋が配されていて、この中蓋は容器本体にヒンジ機構を介して回動可能に取り付けられた枠体と、この枠体に取り付けられ前記化粧料収容部に連なる開口を閉塞するシール体と、枠体の外周部に取り付けられ容器本体に対して係合及び解除可能になっており係合状態で中蓋を閉蓋状態に維持し解除状態で中蓋の開動作を可能にする操作部材、とを備えた化粧用コンパクト容器において、
    前記シール体は中蓋の閉蓋時にシール体の外周端部が前記開口の内周面に密接するように配されており、且つ、シール体は所定温度以上になった時に全周的に拡径する特性を備えていて、このシール体の拡径がシール体の外周端部と前記開口の内周面との接触圧力を増大せしめることを特徴とする化粧用コンパクト容器。
  2. 前記シール体は、常温時においては肉厚方向に段をなす環状の段差部を有しており、所定温度以上になると前記段差部が平坦に近づくように変形して拡径することを特徴とする請求項1に記載の化粧用コンパクト容器。
  3. 前記シール体が形状記憶樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧用コンパクト容器。
  4. 前記シール体は、所定温度以上になった時に全周的に拡径する特性を有する中央基材と、この中央基材の外周部に固定されて前記開口の内周面に当接する軟質な環状の当接環とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧用コンパクト容器。
  5. 前記中央基材が形状記憶樹脂で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の化粧用コンパクト容器。
  6. 前記中央基材が形状記憶合金で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の化粧用コンパクト容器。
  7. 前記操作部材が前記シール体の外周端部に連繋していて、操作部材の解除操作によりシール体の外周端部が中心方向に押し込まれ、シール体と前記開口との気密接触状態が解除されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の化粧用コンパクト容器。
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