JPH09261087A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH09261087A
JPH09261087A JP6858196A JP6858196A JPH09261087A JP H09261087 A JPH09261087 A JP H09261087A JP 6858196 A JP6858196 A JP 6858196A JP 6858196 A JP6858196 A JP 6858196A JP H09261087 A JPH09261087 A JP H09261087A
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JP
Japan
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frequency
signal
tuner section
voltage
circuit
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JP6858196A
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Kenichi Mejika
健一 女鹿
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源装置のノイズによる受信障害を防ぐことが
できる受信機を提供する。 【解決手段】分周器41でトランスの端子13fの電圧
に基づき信号FSと等しい周波数の信号を生成し、この
信号から分周信号CCを生成する。位相比較回路42
で、信号CCとチューナ部で生成した例えば放送電波の
局間周波数と対応する周波数の信号CBを位相比較して
周波数誤差信号EBを生成する。信号EBで発光ダイオ
ード40Dを駆動し、端子Q,R間の抵抗値を可変して
信号CCが信号CBの周波数と一致するように発振回路
15の信号FSの周波数を制御する。チューナ部からの
信号BCで分周器41の分周比を切り換えて信号FSの
周波数を制御し、信号FSに基づく信号SWA,SWB
で駆動されるFET25,26のスイッチングによるノ
イズの基本波成分と高調波成分を、チューナ部で選局す
る信号の周波数およびチューナ部で得られる信号の周波
数と異なる周波数とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は受信機に関する。
詳しくは、スイッチング素子を駆動して電圧変換部から
所望の出力電圧を得ると共に、スイッチング素子の駆動
周波数を分周して得た分周信号とチューナ部で選局のた
めに生成された所定の周波数の発振信号を比較してスイ
ッチング素子の駆動信号の周波数を制御し、スイッチン
グ動作によって生ずるノイズの基本波成分および高調波
成分を、受信機のチューナ部で選局する信号の周波数あ
るいはチューナ部で得られる信号と異なる周波数に設定
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入力電圧や負荷の変動に係らず一
定の電圧を発生できる安定化電源装置として、例えば図
6に示すような安定化電源装置が用いられている。
【0003】図6において、ACプラグ10はダイオー
ドブリッジ11の一対の交流入力端子11a,11bに
接続される。ダイオードブリッジ11の一対の直流出力
端子11c,11d間には平滑用のコンデンサ12が接
続される。ダイオードブリッジ11の正極側の出力端子
11cは、トランス13の一次巻線の中間タップ13b
と定電圧回路14に接続される。また、ダイオードブリ
ッジ11の負極側の出力端子11dは、定電圧回路14
および後述する基準発振回路15、スイッチング制御回
路16、ホトカプラ20および電界効果トランジスタ
(以下「FET」という)25,26等に接続される。
【0004】定電圧回路14には、基準発振回路15と
スイッチング制御回路16および抵抗器19の一方の端
子が接続されている。定電圧回路14では、ダイオード
ブリッジ11の出力端子11cから供給された直流電圧
VAが所定の電圧レベルの直流電圧VBに変換されて、基
準発振回路15とスイッチング制御回路16および抵抗
器19に供給される。
【0005】基準発振回路15は、例えばCR発振回路
で構成されており発振信号FSが生成される。この発振
信号FSは、スイッチング制御回路16に供給される。
なお発振信号FSの周波数は、基準発振回路15に接続
された抵抗器17とコンデンサ18によって設定され
る。
【0006】抵抗器19の他方の端子はホトカプラ20
のホトトランジスタ20Tのコレクタに接続されてお
り、抵抗器19とホトトランジスタ20Tのコレクタの
接続点Pはスイッチング制御回路16に接続される。な
お、ホトトランジスタ20Tのエミッタは、ダイオード
ブリッジ11の出力端子11dに接続される。
【0007】スイッチング制御回路16では、基準発振
回路15からの発振信号FSに基づいて三角波信号が生
成されると共に、三角波信号の信号レベルと接続点Pの
電圧レベルが比較されて駆動信号SWA,SWBが生成
される。このスイッチング制御回路16には、スイッチ
ング素子であるFET25,26のゲートが接続されて
おり、駆動信号SWAによってFET25が駆動される
と共に、駆動信号SWBによってFET26が駆動され
る。
【0008】FET25,26のソースはダイオードブ
リッジ11の出力端子11dに接続されると共に、ドレ
インはトランス13の一次巻線の端部13a,13cに
接続される。
【0009】トランス13の二次巻線の端部13dは整
流用のダイオード31のアノードに接続されると共に、
二次巻線の他方の端部13fは整流用のダイオード32
のアノードに接続される。ダイオード31とダイオード
32のカソードは、チョークコイル33およびコンデン
サ34からなる平滑回路に接続される。また、チョーク
コイル33とコンデンサ34の接続点は出力端子35に
接続されると共に、トランス13の二次巻線の中間タッ
プ13eは、接地された出力端子36に接続されて、ダ
イオード31,32および平滑回路によって得られた直
流の出力電圧VOUTが出力端子35,36間に接続され
た負荷(図示せず)に供給される。
【0010】また出力端子35は、例えば演算増幅器を
用いて構成された誤差増幅器37の反転入力端子に接続
される。誤差増幅器37の非反転入力端子は、ツェナー
ダイオード38のカソードに接続され、ツェナーダイオ
ード38のアノードは接地される。誤差増幅器37の出
力端子はホトカプラ20の発光ダイオード20Dのアノ
ードに接続され、発光ダイオード20Dのカソードは接
地される。
【0011】誤差増幅器37では、出力端子35の出力
電圧VOUTと基準電圧であるツェナーダイオード38の
ツェナー電圧VZに基づき出力信号ESが生成される。
この出力信号ESがホトカプラ20の発光ダイオード2
0Dに供給されることにより、出力電圧VOUTとツェナー
電圧VZの電圧差に応じて発光ダイオード20Dが駆動さ
れる。
【0012】このため、ホトトランジスタ20Tのコレ
クタの電圧が、出力電圧VOUTとツェナー電圧VZの電圧
差に応じて可変されて、出力端子35の出力電圧VOUT
がツェナーダイオード38のツェナー電圧VZと一致す
るように、駆動信号SWA,SWBのデューティ比が制
御される。このように、駆動信号SWA,SWBのデュ
ーティ比が制御されてFET25,26の通電期間が出
力電圧VOUTとツェナー電圧VZの電圧が一致するように
制御されるので、入力された電圧が所望の電圧レベルに
電圧変換される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
安定化電源装置をラジオ放送等を受信できる受信機に用
いた場合、電界効果トランジスタ25,26がスイッチ
ング駆動信号SWA,SWBによって駆動されることか
ら、この電界効果トランジスタ25,26のスイッチン
グによって生ずるノイズの基本波成分や高調波成分の周
波数が受信帯域内とされて受信障害を生ずる場合があっ
た。
【0014】そこで、この発明では、電源装置のノイズ
による受信障害を防ぐことができる受信機を提供するも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受信機
は、受信した信号から所定の周波数の基準信号を用いて
所望の周波数の信号を選局するチューナ部と、スイッチ
ング素子を駆動して入力電圧を電圧変換すると共にスイ
ッチング素子の通電期間を可変することにより電圧変換
で得られた出力電圧を所望の電圧レベルに制御する電圧
変換部と、スイッチング素子を駆動するための駆動信号
を生成する駆動信号生成部と、スイッチング素子の駆動
周波数を検出し検出された周波数を分周して分周信号を
生成する分周器と、分周器で生成された分周信号とチュ
ーナ部で選局のために生成された所定の周波数の基準信
号を比較して周波数誤差信号を生成する誤差検出部とを
有し、分周器の分周比を切り換えて分周信号を生成し、
誤差検出部で生成された周波数誤差信号に基づいて駆動
信号の周波数を制御してスイッチング素子の駆動周波数
を可変させて、スイッチング動作によって生ずるノイズ
の基本波成分および高調波成分の周波数を、チューナ部
で選局する信号の周波数およびチューナ部で得られる信
号の周波数と異なる周波数に設定するものである。
【0016】この発明においては、電圧変換部によって
入力電圧から所望の出力電圧を得ることが可能となると
共に、分周器からの分周信号とチューナ部で選局のため
に生成された所定の周波数の基準信号を比較して生成さ
れた周波数誤差信号に基づきスイッチング素子の駆動信
号の周波数が制御される。この分周器の分周比は、スイ
ッチング動作によって生ずるノイズの基本波成分および
高調波成分の周波数が、チューナ部で選局する信号の周
波数およびチューナ部で得られる信号の周波数と異なる
周波数となるように、チューナ部で選局される信号の周
波数に応じて切り換えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明について、図を参
照して詳細に説明する。図1は本発明に係る安定化電源
装置およびそれを用いた受信機の実施の形態の構成を示
す図であり、図6と対応する部分については同一符号を
付しその詳細な説明は省略する。
【0018】図1おいて、駆動信号生成部は基準発振回
路15およびスイッチング制御回路16および誤差増幅
器37等で構成されており、基準発振回路15で生成さ
れる発振信号FSの周波数を設定するための抵抗器17
とコンデンサ18の接続点Qには、ホトカプラ40のホ
トトランジスタ40Tのエミッタが接続される。この抵
抗器17の他方の端子にはホトトランジスタ40Tのコ
レクタが接続される。なお、ホトトランジスタ40Tの
コレクタと抵抗器17の接続点を接続点Rとする。
【0019】電圧変換部は、トランス13やスイッチン
グ素子であるFET25,26およびダイオード31,
32やチョークコイル33およびコンデンサ34等で構
成されており、このトランス13の二次巻線の端部13
fには、FET25,26の駆動周波数を検出し、検出
された周波数を分周して分周信号を生成する分周器41
が接続される。この分周器41では、トランス13の二
次巻線の端部13fに生ずる交流電圧の周波数と等しい
発振信号が生成されると共に、この発振信号が例えばラ
ジオ放送を受信するチューナ部の選局用マイクロコンピ
ュータ(以下「マイコン」という)からの分周制御信号
BCに基づく分周比で分周される。
【0020】ここで、図2にチューナ部の構成を示す。
図2において、アンテナ50で受信された信号RSは、
高周波増幅回路51に供給される。高周波増幅回路51
では選局する放送電波の信号が選択増幅されて高周波信
号RFとして混合回路52に供給される。
【0021】混合回路52では、高周波増幅回路51か
らの高周波信号RFと後述する局部発振回路56からの
局部発振信号FOに基づいて単一の周波数信号IFAが
生成される。この周波数信号IFAは中間周波増幅回路
53で増幅されると共に帯域が制限されて、信号IFB
として検波回路54に供給される。
【0022】検波回路54では、中間周波増幅回路53
からの信号IFBが検波されて音声信号SAが生成され
る。この音声信号SAは音声出力端子55から出力され
る。
【0023】次に、マイコン70では、放送電波を選局
するための選局信号BAが生成されると共に、選局する
放送電波の局間周波数を設定するための制御信号BBが
生成される。選局信号BAは分周器57に供給されると
共に、制御信号BBは分周器58に供給される。さら
に、マイコン70では、図1に示す基準発振回路15で
生成される発振信号FSの周波数を、選局する放送電波
に応じて可変するための分周制御信号BCが生成され
る。この分周制御信号BCは、図1に示す分周器41に
供給される。
【0024】分周器57には、局部発振回路56から局
部発振信号FOが供給されており、選局信号BAに基づ
く分周比で局部発振信号FOが分周されて分周信号CA
が生成される。この分周信号CAは位相比較回路61に
供給される。
【0025】分周器58には、基準発振回路59が接続
されており、基準発振回路59では接続された発振子6
0に基づき一定の周波数の発振信号FRが生成される。
なお、発振子60には水晶振動子等が用いられる。この
発振信号FRは分周器58に供給される。分周器58で
は、マイコン70からの制御信号BBに基づく分周比で
発振信号FRが分周されて、所定の周波数の基準信号C
Bが生成される。例えば、放送電波がAM放送である場
合、基準信号CBの周波数は局間周波数と等しい9kH
zとされる。この基準信号CBは位相比較回路61に供
給される。
【0026】位相比較回路61では、分周信号CAと基
準信号CBが比較されて誤差信号EAが生成される。こ
の誤差信号EAは、低域フィルタ62を介して局部発振
回路56に供給される。
【0027】局部発振回路56では、周波数が一定の局
部発振信号FOが生成されると共に、位相比較回路61
からの誤差信号EAに基づいて局部発振信号FOの周波
数が可変される。
【0028】このため、マイコン70からの選局信号B
Aに基づく分周比で局部発振信号FOから得られた分周
信号CAと基準信号CBの周波数が等しくなるように局
部発振回路56で局部発振信号FOの周波数が制御され
ることにより、混合回路52から所望の放送電波に基づ
く単一の周波数信号IFAが生成されて、音声出力端子
55から所望の放送電波の音声信号SAを得ることがで
きる。
【0029】なお、マイコン70には表示器71が接続
されており、マイコン70から表示信号DPが供給され
て、このチューナ部で選局する周波数等が表示器71に
表示される。
【0030】図1の分周器41で分周制御信号BCに基
づき生成された分周信号CCは、誤差検出部である位相
比較回路42に供給される。
【0031】発振部は、分周器43と基準発振回路44
等で構成されており、この基準発振回路44では接続さ
れた発振子45に基づき一定の周波数の発振信号FTが
生成される。この発振信号FTが分周器43に供給され
て、分周器43で所定の分周比で分周されることにより
一定の周波数の信号CDが生成される。この信号CDは
位相比較回路42に供給される。
【0032】位相比較回路42では、分周信号CCと信
号CDが比較されて周波数誤差信号EBが生成される。
この周波数誤差信号EBは、低域フィルタ46を介して
ホトカプラ40の発光ダイオード40Dのアノードに供
給される。この発光ダイオード40Dのカソードは接地
される。
【0033】このため、周波数誤差信号EBによって発
光ダイオード40Dの発光が制御されると共に、ホトト
ランジスタ40Tによって、接続点Q,R間の抵抗値が
可変されて、基準発振回路15の発振信号FSの周波数
が可変される。
【0034】次に、図3および図4を用いて動作につい
て説明する。基準発振回路15では、例えば図3Aに示
すように100kHzの発振信号FSが生成される。ス
イッチング制御回路16では、発振信号FSに基づき図
3Bに示す三角波信号Aと図3Dに示す三角波信号Bが
生成される。
【0035】また、誤差増幅器37では、出力端子35
の出力電圧VOUTとツェナーダイオード38のツェナー
電圧VZの電圧差に応じた出力信号ESが生成されてホ
トカプラ20の発光ダイオード20Dに供給されること
により、ホトトランジスタ20Tのコレクタ側の接続点
Pの電圧VP1とされる。
【0036】スイッチング制御回路16では、三角波信
号Aと接続点Pの電圧VP1が比較されて、図3Cに示す
スイッチング制御信号SWAは、三角波信号Aの信号レ
ベルが大きい期間中ハイレベル「H」とされる。また三
角波信号Bと接続点Pの電圧VP1が比較されて、図3E
に示すスイッチング制御信号SWBは、三角波信号Bの
信号レベルが大きい期間中ハイレベル「H」とされる。
【0037】ここで、時点t1から時点t2までの期間中
はスイッチング制御信号SWAがハイレベル「H」とさ
れてFET25がオン状態とされ、次に時点t3から時
点t4までの期間中はスイッチング制御信号SWBがハ
イレベル「H」とされてFET26がオン状態とされ
る。このように、FET25,26が交互にオンオフ制
御されることにより、トランス13の2次側に交流電圧
が誘起される。
【0038】なお、出力電圧VOUTが低下すると、誤差
信号ESの信号レベルが大きいものとされて接続点Pの
電圧は図3B,Cの破線で示す電圧VP2とされる。この
とき、FET25は時点t1から時点t2’までオン状態
とされると共に、FET26は時点t3から時点t4’ま
でオン状態とされるので、出力電圧VOUTが所望の電圧
レベルまで昇圧される。
【0039】このように、FET25,26は、100
kHzの発振信号FSに基づいてスイッチング駆動され
るので、安定化電源装置から発生されるスイッチング動
作によるノイズは、発振信号FSと周波数が等しい基本
波成分および高調波成分を含むものとされる。このノイ
ズ成分を図4の破線で示す。
【0040】また、図1に示す分周器41では、トラン
ス13の端子13fの電圧に基づき、例えば発振信号F
Sと等しい周波数、すなわち100kHzの発振信号が
生成されると共に、この発振信号が1/20に分周され
て5kHzの分周信号CCが生成される。
【0041】分周器43では、基準発振回路44で生成
された発振信号FTが分周されて例えば5kHzの信号
CDが生成される。位相比較回路42では、この分周信
号CCと信号CDが位相比較回路42で比較されて周波
数誤差信号EBが生成されると共に、この周波数誤差信
号EBでホトカプラ40の発光ダイオード40Dが駆動
されることにより、基準発振回路15で生成される発振
信号FSの周波数が100kHzに保持される。
【0042】ここで、チューナ部を動作させて例えば9
99kHzの放送電波を受信するものとした場合、図2
に示すマイコン70からの分周制御信号BCによって、
図1に示す分周器41では、発振信号が1/21に分周
されて分周信号CCが生成される。このとき、位相比較
回路42で分周信号CCと信号CDが比較されて周波数
誤差信号EBが生成される。この周波数誤差信号EBに
よってホトカプラ40の発光ダイオード40Dが駆動さ
れることにより、接続点R,Q間の抵抗値が小さいもの
とされて、分周信号CCと信号CDの周波数が一致する
まで基準発振回路15で生成される発振信号FSの周波
数が高められる。すなわち、1/21の分周比で5kH
zの分周信号CCが得られるように発振信号FSの周波
数は105kHzとされる。
【0043】このように、チューナ部を動作させて、例
えば999kHzの放送電波を受信するものとした場
合、FET25,26は、105kHzの発振信号FS
に基づいて駆動されるので、安定化電源装置からのノイ
ズは図4の実線に示すように受信する放送電波の受信帯
域や中間周波数信号である信号IFBと周波数が異なる
ものとされて、受信障害を防止することができる。
【0044】ところで、上述の実施の形態では、チュー
ナ部で選局を行うための発振回路と安定化電源装置で駆
動周波数を可変するための発振回路を別個に設けるもの
としたが、これらの発振回路を共用した受信機を図5を
用いて説明する。なお、図5においても図1および図6
と対応する部分については同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0045】図5において、図1に示す位相比較回路4
2と対応する位相比較回路47には、図2に示す分周器
58で生成された所定の周波数の基準信号CBが供給さ
れる。この位相比較回路47では、基準信号CBと分周
器41からの分周信号CCが比較されて、図1の位相比
較回路42と同様に周波数誤差信号EBが生成されて低
域フィルタ46を介してホトカプラ40の発光ダイオー
ド40Dに供給される。
【0046】ここで、チューナ部で受信される放送電波
の局間周波数が例えば9kHzであるときには、9kH
zの基準信号CBが位相比較回路47に供給される。ま
た、分周器41では発振信号が例えば1/12に分周さ
れて分周信号CCが生成されて位相比較回路47に供給
される。このため、基準信号CBと分周信号CCに基づ
く周波数誤差信号EBによって基準発振回路15で生成
される発振信号FSの周波数が108kHzに制御され
る。
【0047】次に、チューナ部で例えば1080kHz
の放送電波を受信するものとした場合、108kHzの
発振信号FSに基づいて駆動される安定化電源装置から
のノイズの高調波成分は、受信する放送電波の周波数と
等しくなる。しかし、図2に示すマイコン70からの分
周制御信号BCによって、図5に示す分周器41では、
例えば発振信号の分周比が1/13に変更されて分周信
号CCが生成される。このため、1/13の分周比で9
kHzの分周信号CCが得られるように発振信号FSの
周波数は117kHzとされるので、安定化電源装置か
らのノイズの高調波成分は受信する放送電波の受信帯域
と周波数が異なるものとされて、受信障害を防止するこ
とができる。また、チューナ部で選局を行うための発振
回路と安定化電源装置で基準周波数を可変するための発
振回路を共有できるので、構成が簡単で安価とすること
ができる。
【0048】このように、上述の受信機では、安定化電
源装置の発振信号FSの周波数がチューナ部で受信する
信号の周波数に応じて可変されて、安定化電源からのノ
イズが受信する信号の受信帯域や中間周波信号と異なる
周波数とされて、受信障害を生ずることなくチューナ部
の音声出力端子55からノイズの少ない良好な音声信号
SAを得ることができる。
【0049】また、上述の安定化電源装置は、プッシュ
プル方式のスイッチング電源について述べたが、安定化
電源装置は駆動信号のデューティ比を制御して所望の電
圧を得るスイッチング電源であれば他の方式のスイッチ
ング電源であってもよい。なお上述の周波数や分周比は
一例であって、他の周波数や分周比であってもよいこと
は勿論である。
【0050】さらに、上述の実施の形態では安定化電源
装置を受信機に用いるものとし、選局する信号の周波数
に応じて安定化電源装置の駆動信号の周波数を可変する
ものとしたが、安定化電源装置の駆動信号の周波数を任
意に切り換えできるものとしてもよい。この場合、例え
ば他の電子機器がこの安定化電源装置のノイズによって
障害を受けるときには、この安定化電源装置の駆動信号
の周波数を切り換えて、他の電子機器の障害を軽減させ
ることができる。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、電圧変換部によって
入力電圧から所望の出力電圧を得ることが可能となると
共に、分周器からの分周信号とチューナ部で選局のため
に生成された所定の周波数の基準信号を比較して生成さ
れた周波数誤差信号に基づきスイッチング素子の駆動信
号の周波数が制御される。この分周器の分周比が切り換
えられて、スイッチング素子のスイッチング動作によっ
て生ずるノイズの基本波成分および高調波成分の周波数
が、チューナ部で選局する信号の周波数およびチューナ
部で得られる信号の周波数と異なる周波数に設定され
る。また、分周器の分周比はチューナ部で選局される信
号の周波数に応じて切り換えられる。
【0052】このように、スイッチング素子のスイッチ
ング動作によって生ずるノイズの基本波成分および高調
波成分の周波数が、チューナ部で選局する信号の周波数
およびチューナ部で得られる信号の周波数と異なる周波
数に設定されるので、受信障害を防止することができ
る。
【0053】また、チューナ部の選局操作に応じて分周
器の分周比が切り換えられるので、選局される信号に係
らず受信障害を防止することができる。さらに、分周信
号と比較して周波数誤差信号を生成するための所定の周
波数の信号は、チューナ部で選局を行うために生成され
た所定の周波数の基準信号が用いられるので、受信機の
構成が簡単であると共に安価とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】安定化電源装置を用いた受信機の実施の形態の
構成を示す図である。
【図2】チューナ部の構成を示す図である。
【図3】スイッチング制御回路16の動作を示す図であ
る。
【図4】安定化電源装置のノイズ成分とチューナ部の信
号の関係を示す図である。
【図5】安定化電源装置を用いた受信機の実施の形態の
他の構成を示す図である。
【図6】従来の安定化電源装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 ダイオードブリッジ 13 トランス 14 定電圧回路 15,44,59 基準発振回路 16 スイッチング制御回路 20,40 ホトカプラ 25,26 電界効果トランジスタ(FET) 37 誤差増幅器 41,43,57,58 分周器 42,47,61 位相比較回路 46,62 低域フィルタ 51 高周波増幅回路 52 混合回路 53 中間周波増幅回路 54 検波回路 56 局部発振回路 70 マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した信号から所定の周波数の基準信
    号を用いて所望の周波数の信号を選局するチューナ部
    と、 スイッチング素子を駆動して入力電圧を電圧変換すると
    共に、上記スイッチング素子の通電期間を可変すること
    により電圧変換で得られた出力電圧を所望の電圧レベル
    に制御する電圧変換部と、 上記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成
    する駆動信号生成部と、 上記スイッチング素子の駆動周波数を検出し、検出され
    た周波数を分周して分周信号を生成する分周器と、 上記分周器で生成された分周信号と上記チューナ部で選
    局のために生成された所定の周波数の基準信号を比較し
    て周波数誤差信号を生成する誤差検出部とを有し、 上記分周器の分周比を切り換えて分周信号を生成し、上
    記誤差検出部で生成された周波数誤差信号に基づいて上
    記駆動信号の周波数を制御して上記スイッチング素子の
    駆動周波数を可変させて、スイッチング動作によって生
    ずるノイズの基本波成分および高調波成分の周波数を、
    上記チューナ部で選局する信号の周波数および上記チュ
    ーナ部で得られる信号の周波数と異なる周波数に設定す
    ることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 上記チューナ部で選局される信号の周波
    数に応じて上記分周器の分周比の切り換えを行うことを
    特徴とする請求項1記載の受信機。
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