JPH09266424A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH09266424A
JPH09266424A JP7498696A JP7498696A JPH09266424A JP H09266424 A JPH09266424 A JP H09266424A JP 7498696 A JP7498696 A JP 7498696A JP 7498696 A JP7498696 A JP 7498696A JP H09266424 A JPH09266424 A JP H09266424A
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JP
Japan
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signal
frequency
voltage
unit
oscillation
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JP7498696A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mejika
健一 女鹿
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器の電力増幅器を安価で電力損失を少な
くすると共に、チューナ部の受信障害を防ぐものであ
る。 【解決手段】増幅部50の電源電圧VP,VQと出力信号
SOUTに基づき、パルス幅制御回路23,43で信号FS
と周波数が等しく信号EVA,EVBに基づいてデュー
ティ比を可変した駆動信号SWA,SWBを生成しFE
T12,32を駆動する。信号SOUTに応じて電源電圧
±VINを昇圧して増幅部50に供給する。信号FSを分
周部64で分周する。分周比はチューナ部からの分周制
御信号BCで制御する。位相比較器58で、分周部64
からの分周信号CDと一定の周波数の信号CCを比較し
て発振回路61で生成する信号FSの周波数を制御す
る。信号BCによってFET12,32のスイッチング
によるノイズの基本波成分と高調波成分を、チューナ部
で選局する信号の周波数およびチューナ部で得られる信
号の周波数と異なる周波数とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子機器に関す
る。詳しくは、誤差増幅部からの電圧誤差信号に基づ
き、電圧可変部の出力電圧に対して増幅部の出力信号の
電圧が所定のレベルを超えたことが制御部で判別された
ときには、制御部で生成される駆動信号の例えばデュー
ティ比を可変して増幅部の電源電圧が可変される。また
発振信号出力手段から出力される発振信号の周波数を可
変させてスイッチング素子の駆動周波数を可変し、スイ
ッチング動作によって生じるノイズの基本波成分および
高調波成分が、チューナ部で選局する信号の周波数ある
いはチューナ部で得られる信号と異なる周波数に設定さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】ミニコンポやCDラジカセなどのオーデ
ィオ装置では、近年小型化が進む一方で高出力化の傾向
にあり、出力を高めるには増幅部の電源電圧を高くする
他、この電力増幅器に見合った容量の大きな電源トラン
スや、パワーIC,放熱器等を使用すればよい。しか
し、大容量トランスを使用するとコストアップを招くと
共に、高い電源電圧が電力増幅器や電源トランスに印加
されるため電力損失も多くなる。
【0003】このため、電力増幅器の出力信号の電圧レ
ベルが小さいときは低い電源電圧を使用し、電圧レベル
が大きいときには高い電源電圧を使用するように切り替
え使用することが考えられる。例えば図11に示すよう
に出力信号VOの電圧レベルが小さいとき(区間TL)に
は低い電源電圧±VLを動作電源として選択し、大きい
とき(区間TH)には高い電源電圧±VHをその動作電
源として選択する。
【0004】このように出力信号の電圧レベルに応じて
電源電圧を変更できれば、トランスの大容量化を抑え安
価とすることができると共に電力損失も抑制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
出力電圧に応じて電源電圧を切り換えて使用する場合に
は、高い電源電圧±VHを発生させる電源部と低い電源
電圧±VLを発生させる電源部を設けなければならず構
成が煩雑となると共に、小型化も困難である。また、こ
の電力増幅器がチューナ部を有する電子機器に用いられ
ている場合、電力増幅器の電源をスイッチング電源装置
から供給するものとすると、スイッチング素子のスイッ
チング動作によって生ずるノイズの基本波成分や高調波
成分の周波数がチューナ部の受信帯域内とされて受信障
害を生ずる場合があった。
【0006】そこで、この発明では電子機器の電力増幅
部を安価で電力損失を少なくすると共に、チューナ部の
受信障害を防ぐものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子機器
は、受信した信号から所望の周波数の信号を選局するチ
ューナ部と、発振信号を出力する発振信号出力手段と、
スイッチング素子を用いて入力電圧を可変して出力する
電圧可変部と、電圧可変部の出力電圧を用いて入力信号
を増幅して出力する増幅部と、電圧可変部の出力電圧と
増幅部から出力される出力信号の電圧を比較して電圧誤
差信号を生成する誤差増幅部と、スイッチング素子を駆
動するための駆動信号を生成する制御部とを有し、制御
部では、発振信号出力手段から出力された発振信号と誤
差増幅部からの電圧誤差信号に基づいて駆動信号を生成
し、発振信号出力手段では、発振信号の周波数を可変さ
せて制御部で生成される駆動信号の周波数を可変し、ス
イッチング素子のスイッチング動作によって生ずるノイ
ズの基本波成分および高調波成分の周波数を、チューナ
部で選局する信号の周波数およびチューナ部で得られる
信号の周波数と異なる周波数に設定するものである。
【0008】また、発振信号出力手段は、一定の周波数
の信号を生成する基準発振部と、分周信号を生成する分
周部と、基準発振部で生成された信号と分周部で生成さ
れた分周信号を比較して周波数誤差信号を生成する誤差
検出部と、発振信号を生成する発振部を有し、分周部で
は、発振部で生成された発振信号を分周して分周信号を
生成するものとし、発振部では、誤差検出部からの周波
数誤差信号に基づいて発振信号の周波数を制御するもの
とし、分周部の分周比を切り換えて発振部で生成される
発振信号の周波数を可変するものである。
【0009】また、チューナ部で選局される信号の周波
数に応じて分周部の分周比を切り換えるものである。
【0010】さらに、制御部では誤差増幅部からの電圧
誤差信号に基づき、電圧可変部の出力電圧に対して増幅
部の出力信号の電圧レベルが所定のレベルを超えたこと
が判別されたときには、生成する駆動信号のデューティ
比を誤差増幅部からの電圧誤差信号に基づいて可変する
ものとし、制御部で生成された駆動信号でスイッチング
素子を駆動することにより、スイッチング素子の通電期
間を制御して電圧可変部の出力電圧を増幅部の出力信号
の電圧レベルに応じて可変するものである。
【0011】この発明においては、誤差増幅部からの電
圧誤差信号に基づき、電圧可変部の出力電圧に対して増
幅部の出力信号の電圧が所定のレベルを超えたことが制
御部で判別されたときには、制御部で生成される駆動信
号の例えばデューティ比が可変される。この駆動信号に
よってスイッチング素子が駆動されることにより、増幅
部の電源電圧が可変される。また、スイッチング動作に
よって生じるノイズの基本波成分および高調波成分が、
チューナ部で選局する信号の周波数あるいはチューナ部
で得られる信号と異なる周波数となるように、発振信号
出力手段から出力される発振信号の周波数が可変されて
スイッチング素子の駆動周波数が変更される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明につ
いて説明する。図1は電力増幅器の実施の形態の構成を
示す図である。
【0013】図1おいて、電源電圧+VINはチョークコ
イル11の一方の端部に供給される。このチョークコイ
ル11の他方の端部は、スイッチング素子である電界効
果トランジスタ(以下「FET」という)12のドレイ
ンとダイオード13のアノードに接続される。FET1
2のソースは接地されると共にゲートは後述するパルス
幅制御回路23に接続される。ダイオード13のカソー
ドにはコンデンサ14の一方の端子が接続されると共
に、コンデンサ14の他方の端子は接地される。このチ
ョークコイル11、FET12、ダイオード13、コン
デンサ14で電圧可変部が形成されて、FET12が駆
動されるとダイオード13のカソードとコンデンサ14
の接続点Pの電圧が、電源電圧+VINよりも大きくされ
る。
【0014】接続点Pには増幅部50の正極側の電源入
力端子50Aと抵抗器15,20の一方の端子が接続さ
れる。抵抗器15の他方の端子はツェナーダイオード1
6のカソードに接続される。ツェナーダイオード16の
アノードは増幅部50の信号出力端子50Dに接続さ
れ、このツェナーダイオード16にコンデンサ17が並
列接続される。さらに、ツェナーダイオード16のカソ
ードには抵抗器18の一方の端子が接続されると共に、
抵抗器18の他方の端子は、例えば演算増幅器を用いて
構成された誤差増幅部22の端子22Sに接続される。
さらに抵抗器18の他方の端子は抵抗器19を介して接
地される。また、抵抗器20の他方の端子は、誤差増幅
部22の端子22Rに接続されると共に抵抗器21を介
して接地される。
【0015】同様に、電源電圧−VINはチョークコイル
31の一方の端部に供給される。このチョークコイル3
1の他方の端部は、FET32のドレインとダイオード
33のカソードに接続される。FET32のソースは接
地されると共にゲートは後述するパルス幅制御回路43
に接続される。ダイオード33のアノードにはコンデン
サ34の一方の端子が接続されると共に、コンデンサ3
4の他方の端子は接地される。このチョークコイル3
1、FET32、ダイオード33、コンデンサ34で電
圧可変部が形成されて、FET32が駆動されるとダイ
オード33のアノードとコンデンサ34の接続点Qの電
圧が、電源電圧−VINよりも大きくされる。
【0016】接続点Qには増幅部50の負極側の電源入
力端子50Bと抵抗器35,40の一方の端子が接続さ
れる。抵抗器35の他方の端子はツェナーダイオード3
6のアノードに接続される。ツェナーダイオード36の
カソードは増幅部50の信号出力端子50Dに接続さ
れ、このツェナーダイオード36にコンデンサ37が並
列接続される。さらに、ツェナーダイオード36のアノ
ードには抵抗器38の一方の端子が接続されると共に、
抵抗器38の他方の端子は、例えば演算増幅器を用いて
構成された誤差増幅部42の端子42Sに接続される。
さらに抵抗器38の他方の端子は抵抗器39を介して接
地される。また抵抗器40の他方の端子は、誤差増幅部
42の端子42Rに接続されると共に抵抗器41を介し
て接地される。
【0017】基準発振回路52には、例えば水晶振動子
等の発振子53が接続されており、発振子53に基づい
て生成された発振信号FSが制御部であるパルス幅制御
回路23,43に供給される。
【0018】また、音声入力信号SINは増幅部50の信
号入力端子50Cに供給される。増幅部50では、音声
入力信号SINが増幅されて音声出力信号SOUTが生成さ
れる。この音声出力信号SOUTが増幅部50の信号出力
端子50Dからスピーカ51に供給されて、スピーカ5
1より再生音が出力される。
【0019】誤差増幅部22では、端子22R,22Sの
電圧レベルが比較されて、レベル差を示す電圧誤差信号
EVAが生成される。この電圧誤差信号EVAはパルス
幅制御回路23に供給される。
【0020】パルス幅制御回路23では、電圧誤差信号
EVAに基づき、接続点Pの電圧レベルに対して増幅部
50の音声出力信号SOUTの電圧レベルが所定のレベル
を超えたとき、例えば端子22Sの電圧レベルが端子2
2Rの電圧レベルより大きくされたとき、発振信号FSに
基づいてパルス信号が生成されると共に、このパルス信
号のデューティ比が電圧誤差信号EVAに基づき可変さ
れて、駆動信号SWAとしてFET12のゲートに供給
される。このため、FET12が駆動信号SWAによっ
てスイッチング駆動されることにより、接続点Pの電圧
レベルが音声出力信号SOUTの電圧レベルに応じて大き
くされる。
【0021】同様に、誤差増幅部42では、端子42
R,42Sのレベル差を示す電圧誤差信号EVBが生成さ
れてパルス幅制御回路43に供給される。パルス幅制御
回路43では、端子42Sの電圧レベルが端子42Rの電
圧レベルより負方向に大きくされたとき、発振信号FS
に基づいてパルス信号が生成されると共に、このパルス
信号のデューティ比が可変されて、駆動信号SWBとし
てFET32のゲートに供給される。このため、FET
32が駆動信号SWBによって駆動されることにより、
接続点Qの電圧レベルが音声出力信号SOUTの電圧レベ
ルに応じて負方向に大きくされる。
【0022】次に、図1および図2を用いて動作を説明
する。図2Aは、音声出力信号SOUTと図1に示すツェ
ナーダイオード16のカソード側の電圧VKである。ま
た図2Bは、誤差増幅部22の端子22Sの電圧VSと端
子22Rの電圧VRを示している。図2Bの破線で示す電
圧VSは、上述した電圧VKを抵抗器18,19で分圧し
た電圧であり、図2Bの実線で示す電圧VRは、図1に
示す接続点Pの電圧VPを抵抗器20,21で分圧した
電圧である。
【0023】ここで、電圧VRに対して電圧VSの電圧が
低い時点t1までは、誤差増幅部22から電圧誤差信号
EVAに基づき、パルス幅制御回路23から出力される
駆動信号SWAは、図2Cに示すようにローレベル
「L」で一定とされる。このため、FET12はオフ状
態とされて図2Dに示すように接続点Pの電圧VPは、
供給された電源電圧+VINと等しいものとされる。
【0024】次に、時点t1で電圧VSの電圧が電圧VR
の電圧を超えようとすると、電圧VS,VRに基づき誤差
増幅部22で生成された電圧誤差信号EVAによって、
パルス幅制御回路23から出力される駆動信号SWAは
パルス信号とされる。なお、駆動信号SWAの周波数は
発振信号FSの周波数と等しく、デューティ比は誤差増
幅部22からの電圧誤差信号EVAに基づいて可変され
る。このため、FET12がスイッチング駆動されて、
誤差増幅部22の端子22Sの電圧VSと端子22Rの電
圧VRが等しくなるように接続点Pの電圧VPが電圧可変
部によって電源電圧+VINよりも大きい電圧とされる。
この端子22Sの電圧VSは、音声出力信号SOUTの電圧
レベルに応じて可変されるものであることから、接続点
Pの電圧VPも音声出力信号SOUTの電圧レベルに応じて
可変される。
【0025】その後、時点t2で電圧VSが電圧VRより
も小さくなると、駆動信号SWAはローレベル「L」と
されて、FET12はオフ状態とされることから、電圧
可変部の動作が停止されて接続点Pの電圧VPは電源電
圧+VINと等しくされる。
【0026】同様に、ツェナーダイオード36のアノー
ド側電圧を抵抗器38,39で分圧して得られる電圧、
すなわち誤差増幅部42の端子42Sの電圧と、接続点
Qの電圧を抵抗器40,41で分圧して得られる電圧、
すなわち誤差増幅部42の端子42Rの電圧に基づき誤
差増幅部42で電圧誤差信号EVBが生成されて、さら
に電圧誤差信号EVBに基づきパルス幅制御回路43で
駆動信号SWBが生成される。
【0027】ここで、端子42Sの電圧が端子42Rの電
圧を超えて低くなろうとすると、誤差増幅部42からの
電圧誤差信号EVBによって、パルス幅制御回路43か
らの駆動信号SWBはパルス信号とされる。なお、駆動
信号SWBの周波数は発振信号FSと等しくデューティ
比は、誤差増幅部42からの電圧誤差信号EVBに基づ
いて可変される。このため、FET32がスイッチング
駆動されて、誤差増幅部42の端子42Sの電圧と端子
42Rの電圧が等しくなるように接続点Qの電圧が電圧
可変部によって電源電圧−VINよりも大きいレベルの電
圧とされる。この端子42Sの電圧は、音声出力信号SO
UTの電圧レベルに応じて可変されるものであることか
ら、接続点Qの電圧VQも音声出力信号SOUTの電圧レベ
ルに応じて可変される。
【0028】このため、図3に示すように、音声出力信
号SOUTの信号レベルが所定のレベルLUを超える期間T
Uでは、増幅部50の電源入力端子50Aに供給される電
圧VPが電圧可変部によって、音声出力信号SOUTのレベ
ルに応じて大きくされる。また音声出力信号SOUTの信
号レベルが所定のレベルLLを超える期間TLでは、増幅
部50の電源入力端子50Bに供給される電圧VQが電圧
可変部によって、音声出力信号SOUTのレベルに応じて
大きくされる。
【0029】このように、この電力増幅器によれば、誤
差増幅部22,42からの電圧誤差信号EVA,EVB
に基づき、電圧可変部の出力電圧VP,VQに対して増幅
部の音声出力信号SOUTの電圧が所定のレベルを超えた
ことが判別されたときには、パルス幅制御部23,43
で駆動信号SWA,SWBが生成されてFET12,3
2が駆動されることにより出力電圧VP,VQの電圧が大
きくされる。このため、高い電源電圧を発生させる電源
部と低い電源電圧を発生させる電源部を別個に設ける必
要がなく、構成が簡単で小型化ができると共に安価で電
力損失の少ない電力増幅器を提供することができる。
【0030】また、増幅部50の電源入力端子50A,
50Bに供給される電圧と、この電圧での音声出力信号
SOUTの最大出力レベルとの電圧差よりもツェナーダイ
オード16,36のツェナー電圧を高く設定することに
より、音声出力信号SOUTの出力レベルに応じて増幅部
50に供給される電源の電圧が十分高いものとされると
共に、電圧誤差信号EVA,EVBに基づき駆動信号S
WA,SWBのデューティ比を可変してFET12,3
2の通電期間が制御されるので、電圧可変部の出力電圧
VP,VQが増幅部50の出力信号の電圧レベルに応じて
昇圧されて、電源電圧が低いことによる音声出力信号S
OUTの歪を生ずることがなく、良好な再生音を得ること
ができる。
【0031】さらに、音声出力信号SOUTの信号レベル
が所定レベルよりも小さくノイズの影響が顕著とされる
ときには、FET12,32の駆動が行われることがな
くスイッチング動作によって生じるノイズの発生が停止
されるので、良好な出力信号を得ることができる。
【0032】なお、上述の電力増幅器では、電圧誤差信
号EVA,EVBに基づき駆動信号SWA,SWBのデ
ィーティ比を可変してFET12,32の通電期間を可
変し、接続点P,Qの電圧レベルを増幅部50の音声出
力信号SOUTの電圧レベルに応じて昇圧させるものとし
たが、電圧誤差信号EVA,EVBに基づき駆動信号S
WA,SWBの周波数を可変させて接続点P,Qの電圧
レベルを昇圧するものとしてもよい。さらに電圧誤差信
号EVA,EVBに基づき電圧可変部の出力電圧VP,
VQに対して増幅部の音声出力信号SOUTの電圧が所定の
レベルを超えたことが判別されたときには、デューティ
比が一定の駆動信号でFET12,32を駆動して接続
点P,Qの電圧レベルを所定の電圧レベルまで昇圧する
ものとしてもよいことは勿論である。
【0033】ところで、このような電力増幅器は、チュ
ーナを有する電子機器にも用いられる。そこで、チュー
ナを有する電子機器にこの電力増幅器を用いた場合を説
明する。
【0034】図4はこの電子機器の実施の形態の構成を
示す図である。なお、図4において図1と対応する部分
については同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0035】基準発振部は基準発振回路55と分周器5
7で構成される。この基準発振回路55には発振子56
が接続されており、発振子56に基づき一定の周波数の
発振信号FTが生成される。発振信号FTは分周器57で
分周されて信号CCとして、誤差検出部である位相比較
器58に供給される。また位相比較器58には、後述す
る分周部64から分周信号CDが供給されており、信号
CCと分周信号CDが位相比較されて周波数誤差信号E
FCが生成される。この周波数誤差信号EFCは、低域
フィルタ59を介してNPN形トランジスタ60のベー
スに供給される。
【0036】発振部61は、例えばCR発振回路で構成
されており、一定の周波数の発振信号FSが生成され
る。この発振信号FSの周波数は、抵抗器62とコンデ
ンサ63によって設定される。また抵抗器62とコンデ
ンサ63の接続点にはトランジスタ60のエミッタが接
続されると共に抵抗器62の他方の端子にはトランジス
タ60のコレクタが接続されており、トランジスタ60
によって抵抗器62の端子間の抵抗値が可変されて発振
信号FSの周波数が可変される。この発振部61で生成
された発振信号FSは、パルス幅制御回路23,43お
よび分周部64に供給される。
【0037】分周部64では、発振部61から供給され
た発振信号FSがラジオ放送を受信するチューナ部の選
局用マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)
からの分周制御信号BCによって分周される。
【0038】ここで、図5にチューナ部の構成を示す。
図5において、アンテナ70で受信された信号RSは、
高周波増幅回路71に供給される。高周波増幅回路71
では選局する放送電波の信号が選択増幅されて高周波信
号RFとして混合回路72に供給される。
【0039】混合回路72では、高周波増幅回路71か
らの高周波信号RFと後述する局部発振回路76からの
局部発振信号FOに基づいて単一の周波数信号IFAが
生成される。この周波数信号IFAは中間周波増幅回路
73で増幅されると共に帯域が制限されて、信号IFB
として検波回路74に供給される。
【0040】検波回路74では、中間周波増幅回路73
からの信号IFBが検波されて音声信号SAが生成され
る。この音声信号SAは音声出力端子75から出力され
る。
【0041】次に、マイコン90では、放送電波を選択
するための選局信号BAが生成されると共に、選択する
放送電波の局間周波数を設定するための制御信号BBが
生成される。選局信号BAは分周器77に供給され、制
御信号BBは分周器78に供給される。さらに、マイコ
ン90では、図4に示す発振部61で生成される発振信
号FSの周波数を、選択する放送電波に応じて可変する
ための分周制御信号BCが生成される。この分周制御信
号BCは、図4に示す分周部64に供給される。
【0042】分周器77には、局部発振回路76から局
部発振信号FOが供給されており、選局信号BAに基づ
く分周比で局部発振信号FOが分周されて分周信号CA
が生成される。この分周信号CAは位相比較器81に供
給される。
【0043】分周器78には、基準発振回路79が接続
されており、基準発振回路79では接続された発振子8
0に基づき一定の周波数の発振信号FRが生成される。
この発振信号FRは分周器78に供給される。分周器7
8では、マイコン90からの制御信号BBに基づく分周
比で発振信号FRが分周されて、所定の周波数の基準信
号CBが生成される。例えば、放送電波がAM放送であ
る場合、基準信号CBの周波数は局間周波数と等しい9
kHzとされる。この基準信号CBは位相比較器81に
供給される。
【0044】位相比較器81では、分周信号CAと基準
信号CBが比較されて周波数誤差信号EFAが生成され
る。この周波数誤差信号EFAは、低域フィルタ82を
介して局部発振回路76に供給される。
【0045】局部発振回路76では、周波数が一定の局
部発振信号FOが生成されると共に、位相比較器81か
らの周波数誤差信号EFAに基づいて局部発振信号FO
の周波数が可変される。
【0046】このため、マイコン90からの選局信号B
Aに基づく分周比でもって局部発振信号FOから得られ
た分周信号CAと基準信号CBの周波数が一定となるよ
うに局部発振回路76で局部発振信号FOの周波数が制
御されることにより、混合回路72から所望の放送電波
に基づく単一の周波数信号IFAが生成されて、音声出
力端子75から所望の放送電波の音声信号SAを得るこ
とができる。
【0047】なお、マイコン90には表示器91が接続
されており、マイコン90から表示信号DPが供給され
て、このチューナ部で選局する周波数等が表示器91に
表示される。
【0048】次に、図6を用いて動作について説明す
る。発振部61では、例えば100kHzの発振信号F
Sが生成される。パルス幅制御回路23,43では、こ
の発振信号FSに基づき、発振信号FSと等しい周波数で
あると共に、上述した誤差増幅部22,42からの電圧
誤差信号EVA,EVBに基づいてデューティ比が可変
された駆動信号SWA,SWBが生成される。
【0049】このため、FET12,32は、100k
Hzの駆動信号SWA,SWBに基づいて駆動されるの
で、図6の破線で示すようなノイズ成分が発生される。
【0050】また、分周部64では、発振信号FSが1
/20に分周されて5kHzの分周信号CDが生成され
る。分周器57では、基準発振回路55で生成された発
振信号FTが分周されて例えば5kHzの信号CCが生
成される。位相比較器58では信号CCと分周信号CD
を比較して周波数誤差信号EFCを生成してトランジス
タ60に供給することにより、発振部61で生成される
発振信号FSの周波数が100kHzに保持される。
【0051】ここで、チューナ部を動作させて、例えば
999kHzの放送電波を受信するものとした場合、図
5に示すマイコン90からの分周制御信号BCによっ
て、図4に示す分周部64では、発振信号FSが1/2
1に分周されて分周信号CDが生成される。このとき、
位相比較器58で信号CCと分周信号CDが比較されて
周波数誤差信号EFCが生成され、この周波数誤差信号
EFCによってトランジスタ60が駆動される。このた
め、抵抗器62の端子間の抵抗値が小さいものとされ
て、信号CCと分周信号CDの周波数が一致するまで発
振部61で生成される発振信号FSの周波数が高められ
る。
【0052】すなわち、1/21の分周で5kHzの分
周信号CDが得られるように発振信号FSの周波数は1
05kHzとされて、FET12,32は、105kH
zの発振信号FSに基づいて駆動されるので、ノイズは
図6の実線で示すように受信する放送電波の受信帯域や
中間周波数信号である信号IFBと周波数が異なるもの
とされて、受信障害を防止することができる。
【0053】このように、上述の電子機器では、FET
12,32のスイッチング動作によって生じるノイズの
基本波成分および高調波成分が、チューナ部で選局する
信号の周波数あるいはチューナ部で得られる信号と異な
る周波数となるように駆動信号SWA,SWBの周波数
が設定されるので、選局される信号に係らずノイズによ
る受信障害を防止することができる。
【0054】ところで、この電子機器ではチューナ部で
選局を行うための基準発振回路と基準発振部の基準発振
回路を別個に設けるものとしたが、これらの基準発振回
路を共用した電子機器の実施の形態の構成を図7に示
す。なお、図7において、図1および図4と対応する部
分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0055】図7において、図4に示す位相比較器58
と対応する位相比較器65には、図5に示すチューナ部
の分周器78で生成された所定の周波数の基準信号CB
が供給される。この位相比較器65では、基準信号CB
と分周部64からの分周信号CDが比較されて、図4の
位相比較器58と同様に周波数誤差信号EFEが生成さ
れて低域フィルタ59を介してトランジスタ60に供給
される。
【0056】ここで、分周部64では発振信号FSが例
えば1/12に分周されて分周信号CDが生成されて位
相比較器65に供給される。また、チューナ部で受信さ
れる放送電波の局間周波数が例えば9kHzであるとき
には、9kHzの基準信号CBが位相比較器65に供給
される。このため、基準信号CBと分周信号CDに基づ
く周波数誤差信号EFEに基づき基準発振回路で生成さ
れる発振信号FSの周波数が108kHzに制御され
る。
【0057】このとき、例えば1080kHzの放送電
波を受信するものとした場合、周波数が108kHzの
発振信号FSに基づいて駆動される電圧可変部からのノ
イズの高調波成分は、受信する放送電波の周波数と等し
くなる。しかし、図5に示すマイコン90からの分周制
御信号BCによって、図7に示す分周部64では、例え
ば発振信号FSの分周比が1/13に変更されて分周信
号CDが生成される。このため、1/13の分周で9k
Hzの分周信号CDが得られるように発振信号FSの周
波数は117kHzとされるので、ノイズの高調波成分
は受信する放送電波の受信帯域と周波数が異なるものと
されて、受信障害を防止することができる。
【0058】また、この分周信号CDとチューナ部の所
定の周波数の基準信号CBを比較して位相比較器65で
生成された周波数誤差信号EFEに基づき駆動信号SW
A,SWBの周波数が制御されてFET12,32が駆
動されるので、周波数誤差信号EFEを生成するために
一定の周波数の信号を生成する発振回路を別個に設ける
必要がなく、構成が簡単で安価とすることができる。
【0059】なお、上述の電子機器では、発振信号FS
を分周部64で分周するものとしたが、FET12,3
2の駆動周波数を検出し、検出された周波数を分周して
分周信号CDを生成しても、同様な作用効果を得ること
ができる。
【0060】さらに、上述の電子機器では、チューナ部
から分周制御信号BCを得て発振信号FSを生成し、こ
の発振信号FSを用いて増幅部50の電源入力端子50
A,50Bに供給される電圧を昇圧する場合について説明
したが、この発振信号FSを用いて電圧を降圧してもよ
い。ここで、図8に電圧を降圧する場合について説明す
る。
【0061】図8において、図4あるいは図7の様にし
て得られた発振信号FSはパルス制御回路23,43に
供給される。
【0062】増幅部95は、音声入力信号SINを増幅す
る増幅段と、増幅段で増幅された信号を出力する出力段
から構成される。電源電圧+VINは、増幅器95の増幅
段の電源入力端子95AとFET96のドレインに供給
される。FET96のソースはダイオード97のカソー
ドとチョークコイル98の一方の端子に接続される。ダ
イオード97のアノードは接地されると共に、チョーク
コイル98の他方の端子はコンデンサ14と抵抗器20
および増幅器95の出力段の電源入力端子95Cに接続
される。またFET96には、パルス幅制御回路23か
ら駆動信号SWAが供給される。
【0063】電源電圧−VINは、増幅器95の増幅段の
電源入力端子95BとFET106のドレインに供給さ
れる。FET106のソースはダイオード107のカソ
ードとチョークコイル98の一方の端子に接続される。
ダイオード107のアノードは接地されると共に、チョ
ークコイル98の他方の端子はコンデンサ34と抵抗器
40および増幅器95の出力段の電源入力端子95Dに
接続される。またFET106には、パルス幅制御回路
43から駆動信号SWBが供給される。
【0064】電源入力端子95Aは抵抗器99を介して
ツェナーダイオード16のカソードに接続されるにと共
に、ツェナーダイオード16のカソードは、コンデンサ
17と抵抗器18の接続点に接続される。また電源入力
端子95Bは抵抗器109を介してツェナーダイオード
36のアノードに接続されるにと共に、ツェナーダイオ
ード36のアノードは、コンデンサ37と抵抗器38の
接続点に接続される。なお、音声入力信号SINは、信号
入力端子95Eに供給されると共に、増幅された音声出
力信号SOUTは、信号出力端子95Fから出力される。
【0065】この図8において、その他の部分について
は図4あるいは図7と同様に構成される。この図8で
は、電圧可変部は、FET96,106、ダイオード9
7,107、チョークコイル98,108、コンデンサ
14,34で電圧可変部が形成される。
【0066】この図8に示す電子機器では、図9に示す
ように、音声出力信号SOUTの信号レベルが所定のレベ
ルLUを超える期間TUDでは、増幅部95の電源入力端
子95Cに供給される電圧VPが、音声出力信号SOUTの
レベルに応じて降圧される。また音声出力信号SOUTの
信号レベルが所定のレベルLLを超える期間TLDでは、
増幅部95の電源入力端子95Dに供給される電圧VQが
音声出力信号SOUTのレベルに応じて降圧される。ま
た、音声出力信号SOUTの信号レベルが所定のレベルL
U,LLの範囲内であるときには、電圧VP,VQが一定の
レベルに降圧される。このため、増幅部95の電力損失
の大きい出力段の電源電圧が音声出力信号SOUTに応じ
て制御されるので、電力損失を少なくできる。
【0067】ところで、受信障害はノイズの基本波成分
や高調波成分と放送電波の受信帯域等の周波数がほぼ等
しいと共に、ほぼ等しい期間がある程度の時間幅を有す
るときに顕著とされる。このため、周波数がほぼ等しい
場合であっても期間が短期間であるときには大きな受信
障害を生ずることなく放送電波を受信できる。そこで、
受信する放送電波に応じて発振周波数を可変する必要の
ない電力増幅器の実施の形態について図10を使用して
説明する。なお、図10においても図1、図4および図
7と対応する部分については同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0068】図10において発振回路66には発振子6
7が接続されており、この発振子67に基づき一定の周
波数の発振信号FUが生成される。この発振信号FUは分
周器68に供給される。
【0069】分周器68には分周制御部69が接続され
ており、この分周制御部69では、分周器68での発振
信号FUの分周比を所定時間間隔で連続して切り換えた
り、あるいは非連続的に切り換えるための分周制御信号
BDが生成される。
【0070】この分周制御信号BDに基づき、分周器6
8で発振信号FUを分周して得られた分周信号は、発振
信号FSとしてパルス幅制御部23,43に供給され
て、上述したように発振信号FSに基づいて駆動信号S
WA,SWBが生成されて、FET12,32が駆動さ
れる。
【0071】このとき、分周器68での発振信号FUの
分周比が所定時間間隔で切り換えられることから駆動信
号SWA,SWBの周波数も所定時間間隔で切り換えら
れる。
【0072】このように、この電力増幅器によれば、分
周制御部69によって駆動信号SWA,SWBの周波数
が連続的にあるいは非連続的に可変されて、FET1
2,32のスイッチング動作によって生じるノイズの基
本波成分および高調波成分の周波数が一定とならず分散
される。このため、ノイズの基本波成分および高調波成
分の周波数が短時間で可変されるので、所定の周波数の
単位時間当たりのノイズ量を軽減することができ、発生
するノイズの影響を実用上問題ないレベルに軽減するこ
とができる。
【0073】なお、上述の電力増幅器や電子機器で示す
周波数や分周比は一例であって、他の周波数や分周比で
あってもよいことは勿論である。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、誤差増幅部からの電
圧誤差信号に基づき、電圧可変部の出力電圧に対して増
幅部の出力信号の電圧が所定のレベルを超えたことが制
御部で判別されたときには、制御部で生成される駆動信
号の例えばデューティ比が可変される。この駆動信号に
よってスイッチング素子が駆動されることにより、増幅
部の電源電圧が可変される。
【0075】このため、例えば高い電源電圧を発生させ
る電源部と低い電源電圧を発生させる電源部を別個に設
けて、増幅部の出力信号の電圧レベルに応じて電源を切
り換える必要がないので、構成が簡単で小型化ができる
と共に電子機器の電力増幅器を安価で電力損失の少ない
ものとすることができる。
【0076】また、増幅部の電源である電圧可変部の出
力電圧が、例えば増幅部の出力信号の電圧レベルに応じ
て昇圧されるので、増幅部の電源電圧が低いことによる
出力信号の歪を防止することができ、歪のない良好な出
力信号を得ることができる。
【0077】さらに、スイッチング素子のスイッチング
動作によって生じるノイズの基本波成分および高調波成
分が、チューナ部で選局する信号の周波数あるいはチュ
ーナ部で得られる信号と異なる周波数となるように発振
信号出力手段から出力される発振信号の周波数が可変さ
れてスイッチング素子の駆動周波数が変更されるので、
選局される信号に係らずノイズによる受信障害を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力増幅器の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】実施の形態の正極側の動作を示す図である。
【図3】実施の形態の動作を示す図である。
【図4】電子機器の実施の形態の構成を示す図である。
【図5】チューナ部の構成を示す図である。
【図6】電力増幅器のノイズとチューナ部の信号の関係
を示す図である。
【図7】電子機器の実施の形態の他の構成を示す図であ
る。
【図8】電子機器の実施の形態の他の構成を示す図であ
る。
【図9】他の実施の形態の動作を示す図である。
【図10】電力増幅器の実施の形態の他の構成を示す図
である。
【図11】従来の電力増幅器の動作を示す図である。
【符号の説明】
22,42 誤差増幅部 23,43 パルス幅制御回路 50,95 増幅部 51 スピーカ 52,55,79 基準発振回路 57,64,77,78 分周部 58,65,81 位相比較器 59,82 低域フィルタ 61 発振部 66 発振回路 68 分周器 69 分周制御部 71 高周波増幅回路 72 混合回路 73 中間周波増幅回路 74 検波回路 76 局部発振回路 90 マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した信号から所望の周波数の信号を
    選局するチューナ部と、 発振信号を出力する発振信号出力手段と、 スイッチング素子を用いて入力電圧を可変して出力する
    電圧可変部と、 上記電圧可変部の出力電圧を用いて入力信号を増幅して
    出力する増幅部と、 上記電圧可変部の出力電圧と上記増幅部から出力される
    出力信号の電圧を比較して電圧誤差信号を生成する誤差
    増幅部と、 上記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成
    する制御部とを有し、 上記制御部では、上記発振信号出力手段から出力された
    発振信号と上記誤差増幅部からの電圧誤差信号に基づい
    て駆動信号を生成し、 上記発振信号出力手段では、発振信号の周波数を可変さ
    せて上記制御部で生成される駆動信号の周波数を可変
    し、上記スイッチング素子のスイッチング動作によって
    生ずるノイズの基本波成分および高調波成分の周波数
    を、上記チューナ部で選局する信号の周波数および上記
    チューナ部で得られる信号の周波数と異なる周波数に設
    定することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記発振信号出力手段は、 一定の周波数の信号を生成する基準発振部と、 分周信号を生成する分周部と、 上記基準発振部で生成された信号と上記分周部で生成さ
    れた分周信号を比較して周波数誤差信号を生成する誤差
    検出部と、 発振信号を生成する発振部を有し、 上記分周部では、上記発振部で生成された発振信号を分
    周して分周信号を生成するものとし、 上記発振部では、上記誤差検出部からの周波数誤差信号
    に基づいて発振信号の周波数を制御するものとし、 上記分周部の分周比を切り換えて上記発振部で生成され
    る発振信号の周波数を可変することを特徴とする請求項
    1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記チューナ部で選局される信号の周波
    数に応じて上記分周部の分周比を切り換えることを特徴
    とする請求項2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 上記制御部では、上記誤差増幅部からの
    電圧誤差信号に基づき、上記電圧可変部の出力電圧に対
    して上記増幅部の出力信号の電圧レベルが所定のレベル
    を超えたことが判別されたときには、生成する駆動信号
    のデューティ比を上記誤差増幅部からの電圧誤差信号に
    基づいて可変するものとし、 上記駆動信号で上記スイッチング素子を駆動することに
    より、上記スイッチング素子の通電期間を制御して上記
    電圧可変部の出力電圧を上記増幅部の出力信号の電圧レ
    ベルに応じて可変することを特徴とする請求項1記載の
    電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060579A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Kyocera Corp 無線通信装置及び電力変換器の動作周波数制御方法
US8212598B2 (en) 2008-01-09 2012-07-03 Ricoh Company, Ltd. Oscillation frequency control circuit, DC-DC converter including the oscillation frequency control circuit, and semiconductor device

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