JPH09260834A - 半田付けされたic部品の取り外し・取り付け治具およびこの治具を用いたic部品取り外し・取り付け方法 - Google Patents

半田付けされたic部品の取り外し・取り付け治具およびこの治具を用いたic部品取り外し・取り付け方法

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JPH09260834A
JPH09260834A JP6620796A JP6620796A JPH09260834A JP H09260834 A JPH09260834 A JP H09260834A JP 6620796 A JP6620796 A JP 6620796A JP 6620796 A JP6620796 A JP 6620796A JP H09260834 A JPH09260834 A JP H09260834A
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heat
jig
soldered
guard
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JP6620796A
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Mitsuyoshi Tanimoto
光良 谷本
Yoshinori Kamikawa
喜規 上川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板に半田付けされたIC部品を交
換するとき、取り外すIC部品を再利用できるように傷
つけずに取り外し、また、取り付けるIC部品を容易か
つ傷めずに半田付けすることを可能にする半田付けされ
たIC部品取り外し・取り付け治具およびこの治具を用
いたIC部品取り外し・取り付け方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 IC部品5のリード1の外周を囲みここ
の周りの部品を熱から保護するヒートガード13とヒー
トガード13の内側対角線上に設けられたIC部品支え
部12とIC部品5の上に載置されIC部品5を熱から
保護するヒートシンク14を具備したIC部品取り外し
治具11を実現する。さらに、この治具11のIC部品
支え部12の下面に位置合わせ用ガイドピンを設けて基
板のガイド穴に挿入することで治具ごとIC部品の位置
決めを容易化するようにしたIC部品取り付け治具11
を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の組立・
補修等を行なう作業方法に係り、半田付けされたIC部
品の取り外し、別のIC部品の基板への取付け半田付け
を行なう方法およびその際に用いる取り外し・取り付け
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に半田付けされたIC部品
の交換作業は従来、以下のような方法によっている。
【0003】(方法1)図9に示すように、半体付け部
分のリード1に半田こて2を当てて加熱し、半田3を溶
融させ、半田吸い取り機4で半田を吸引する。その後I
C部品5を取り外す。新たに取り付ける別のIC部品5
を手作業にてリード1本づつ接続パッド6に半田付けす
る。
【0004】(方法2)図10,図11に示すように、
加熱ヘッド8で加熱した高温の気体9を半田付け部分の
リード1を狙ってノズル7から噴射し、半田付け部分の
半田3を溶融させる。完全に半田3が溶けたところでピ
ンセット10などを用いIC部品5を持ち上げ取り外
す。その後、接続パッド6に残った半田3を半田吸い取
り機等を用いて取り除く。新たに取り付ける別のIC部
品5を手作業にてリード1本づつ接続パッド6に半田付
けする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の項で記した
従来方法には以下のような問題点がある。
【0006】(方法1)に関しては、 (a)半田吸い取り機4で完全に半田3を取り除くこと
ができず、IC部品5を取り外すときに無理に剥すこと
になり、リード1を曲げてしまい、取り外した部品の再
利用ができなくなる。
【0007】(b)熟練作業が必要となる。
【0008】(c)半田を吸い取る作業をIC部品のリ
ード1本毎に行なう必要があり、IC部品のリード数が
増えるにつれて作業時間が増す。
【0009】(d)新しいIC部品を取り付ける際に手
作業で行なう必要があり、IC部品のリード数が増える
につれて作業時間が増す。
【0010】(e)半田こてを用いるため熱量のコント
ロールが難しく、作業に手間取るとIC部品を加熱しす
ぎて壊すことがある。
【0011】(f)半田こてを用いるため高密度実装さ
れた基板ではこてが届かない場合がある。
【0012】(方法2)に関しては、 (a)熟練作業が必要となる。
【0013】(b)IC部品5を持ち上げる際に、ピン
セット10等を用いるため、IC部品単体で飛んだり、
転がったり、落ちたりして、IC部品5のリード1を曲
げてしまい、取り外したIC部品の再利用ができなくな
る。
【0014】(c)新しいIC部品を取り付ける際に手
作業で行なう必要があり、IC部品のリード数が増える
につれて作業時間が増す。
【0015】(d)熱風のコントロールが難しく、IC
部品および周辺などの部品を熱で壊すことがある。
【0016】(e)周辺などの部品の半田を溶かし、熱
風により吹き飛ばしてしまうことがある。
【0017】そこで本発明は、基板に半田付けされたI
C部品を交換する際に、取り外すIC部品を再利用でき
るように傷つけず取り外し、また、取り付けるIC部品
を容易かつ傷つけずに半田付けすることを可能にするI
C部品取り外し・取り付け治具およびこの治具を用いた
IC部品取り外し・取り付け方法を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の半田付けされた
IC部品の取り外し治具は、半田付けされたIC部品の
リードの外周を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から
保護するヒートガードと、このヒートガードの内側少な
くとも2箇所に設けられたIC部品支え部と、上記IC
部品の上に載置されこのIC部品を熱から保護するヒー
トシンクとを具備する。
【0019】本発明の半田付けされるIC部品の取り付
け治具は、半田付けされるIC部品のリードの外周を囲
みこのIC部品の周りの部品を熱から保護するヒートガ
ードと、このヒートガードの内側少なくとも2箇所に設
けられたIC部品支え部と、このIC部品支え部のうち
の少なくとも2箇所のIC部品支え部の下面にそれぞれ
突設された位置合わせ用ガイドピンと、上記IC部品の
上に載置されこのIC部品を熱から保護するヒートシン
クとを具備する。
【0020】本発明の半田付けされたIC部品の取り外
し治具を用いたIC部品取り外し方法は、半田付けされ
たIC部品のリードの外周を囲みこのIC部品の周りの
部品を熱から保護するヒートガードと、このヒートガー
ドの内側に設けられたIC部品支え部とを具備したIC
部品取り外し治具を基板に半田付けされているIC部品
に取り付けて上記IC部品支え部で固定し、上記IC部
品の本体上にヒートシンクを載置し、このヒートシンク
の上方に位置させた加熱ヘッドにより半田を溶融させ、
半田の溶融に基づき上記加熱ヘッドおよびヒートシンク
を取り除き、IC部品取り外し治具ごとIC部品を基板
から取り外すことを特徴とする。
【0021】本発明の半田付けされたIC部品の取り付
け治具を用いたIC部品取り付け方法は、IC部品のリ
ードの外周を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保
護するヒートガードと、このヒートガードの内側に設け
られたIC部品支え部と、このIC部品支え部のうちの
少なくとも2箇所のIC部品支え部の下面にそれぞれ突
設された位置合わせ用ガイドピンとを具備したIC部品
取り付け治具に、半田付けされるIC部品を上記IC部
品支え部で固定して取り付け、予め半田およびフラック
スが所定量供給された基板上の接続パッド近傍に予め設
けられているガイド穴に上記位置合わせ用ガイドピンを
さし込んでIC部品取り付け治具ごとIC部品を基板上
に位置決めし、このIC部品の本体上にヒートシンクを
載置し、このヒートシンクの上方に位置させた加熱ヘッ
ド半田を溶融させて半田付けを行ない、所定により時間
経過後上記加熱ヘッドおよびヒートシンクを取り除き、
半田付けされたIC部品から上記IC部品取り付け治具
を取り外すことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の半田付けされたIC部品
の取り外し治具は、IC部品支え部がIC部品を確実に
保持するため外力によるリードの曲がりを防止し、ま
た、ヒートシンクはIC部品を熱から保護して温度上昇
を抑え、熱によるIC部品の損傷を防止する。また、ヒ
ートガードは周辺の部品へ熱が逃げるのを防止するた
め、加熱の熱効率を上げると共に周りの他の部品への熱
影響を小さくできる。
【0023】本発明の半田付けされたIC部品の取り付
け治具は、上記の取り外し治具のIC部品支え部、ヒー
トシンク、ヒートガードの各要素を共通要素として具備
しているので、それらによる上記の作用・効果を奏する
上、位置合わせ用ガイドピンを具えているため、IC部
品の基板への取り付けに際し基板の実装すべき位置に予
め設けられているガイド穴に上記位置合わせ用ガイドピ
ンを挿入してやることで、取り付け治具ごとIC部品を
基板所要位置に容易に位置決めでき、IC部品の基板へ
の正確な取り付けおよび半田付けを効率よく行なうこと
ができる。
【0024】本発明の半田付けされたIC部品の取り外
し治具を用いたIC部品取り外し方法によれば、取り外
し治具の部品支え部でIC部品を確実に保持するため外
力によるリードの曲がりが防止され、また、ヒートシン
クによりIC部品を熱から保護し温度上昇を抑えるた
め、IC部品の熱による損傷を防止できる。また、ヒー
トガードにより周りの部品へ熱が逃げないようにするこ
とで、加熱の熱効率を上げると共に、周りの部品への熱
影響を小さくでき、さらに、従来技術のように熟練作業
を必要としないで効率よく半田付けIC部品の取り外し
を行なうことができる。
【0025】本発明の半田付けされたIC部品取り付け
治具を用いたIC部品取り付け方法によれば、IC部品
支え部によるIC部品の確実な保持、ヒートシンクによ
るIC部品の熱から保護、ヒートガードによる周囲の部
品への熱影響の防止等の作用・効果に加え、位置合わせ
用ガイドピンが治具に設けられているため、IC部品の
基板への取付時に、基板の実装すべき位置に予め設けら
れているガイド穴に上記位置合わせ用ガイドピンを挿入
してやることで、IC部品をIC部品取り付け治具ごと
プリント基板の所要位置へ容易に装着することができ、
IC部品の基板への正確な取り付けおよび半田付けを熟
練作業を必要としないで効率よく行なうことができる。
【0026】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
【0027】請求項1の発明の一実施例の半田付けされ
たIC部品の取り外し治具を図1、図2、図3に示す。
図2は図1において半田付けされたIC部品5の1つの
辺に平行な面Aで切った断面を示す。図3は図1におい
て同IC部品5の対角線に沿った面Bで切った断面を示
す。
【0028】半田付けされたIC部品の取り外し治具1
1は、図2、図3に示すように、IC部品5のリード1
の外周を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保護す
る枠状のヒートガード13と、このヒートガード13の
内側の隅部の少なくとも2箇所、例えば4箇所に設けら
れたIC部品支え部12と、上記IC部品5の上に載置
されこのIC部品5を熱から保護するヒートシンク14
とを具備している。
【0029】上記のように構成された請求項1の発明の
一実施例の半田付けIC部品の取り外し治具11を用い
た半田付けされたIC部品の取り外し方法を図5
(a)、(b)および図6(a)、(b)を参照しなが
ら説明する。
【0030】先ず、図5(a)に示すように、半田付け
されたIC部品の取り外し治具11をプリント基板16
上のIC部品5に上から取り付け、ヒートガード13の
内側の隅部4箇所に設けられたIC部品支え部12によ
り上記IC部品5の本体の四隅を固定し図5(b)に示
す状態にする。
【0031】図6(a)に示すように、上記IC部品5
の本体の上にヒートシンク14を載置し、このヒートシ
ンク14の上方に位置させた加熱ヘッド8のノズル7か
ら加熱された気体9(空気または窒素ガス等)を上記I
C部品5のリード1に吹き付けて半田を溶融させる。
【0032】半田が溶融したのに基づき加熱ヘッド8か
らの気体の吹き付けを止め、加熱ヘッド8とヒートシン
ク14を除きながら図6(b)に示すように、IC部品
取り外し治具11ごと上記IC部品5を基板16の接続
パッド6から取り外す。この後、IC部品取り外し治具
11から上記IC部品5を取り外す。
【0033】上記のIC部品取り外し工程においては、
取り外し治具11の部品支え部12で上記IC部品5を
確実に保持するため外力によるリード1の曲がりが防止
され、また、ヒートシンク14により上記IC部品5を
熱から保護し温度上昇を抑えるため、上記IC部品5の
熱による損傷を防止できる。また、半田付けされたIC
部品のリード1の外周を囲みこのIC部品の周りの部品
を熱から保護するヒートガード13を設けたから、この
ヒートガード13により周りの部品へ熱が逃げるのを防
止出来るため、加熱ヘッドによる加熱の熱効率を上げる
と共に、周りの他の部品への熱影響を小さくできる。さ
らに、従来技術のように熟練作業を必要としないで、効
率よく半田付けIC部品の取り外しを行なうことができ
る。
【0034】次に、請求項2の発明の一実施例の半田付
けIC部品の取り付け治具を図1、図4に示す。半田付
けIC部品の取り付け治具11は、図1、図4に示すよ
うに、上述した半田付けされたIC部品の取り外し治具
11と同じヒードガード13とIC部品支え部12とヒ
ートシンク14に加えて、位置合わせ用ガイドピン15
が例えば4箇のIC部品支え部12のうちのヒートガー
ド13の対角線上にある2箇のIC部品支え部12の下
面にそれぞれ突設している。
【0035】即ち、半田付けされたIC部品の取り付け
治具と取り外し治具は、ほぼ同じ構造をしており、1つ
で取り外し、取り付けに使用することも可能である。但
し、取り付け治具には必ず位置合わせ用ガイドピン15
を備えており、プリント基板16にガイド穴18が必要
である。そして、取り付け治具は、位置合わせ用ガイド
ピン15を取り外して、取り外し治具としても用いるこ
とができる。
【0036】上記のように構成された請求項2の発明の
一実施例の半田付けされたIC部品の取り付け治具11
を用いた半田付けIC部品の取り付け方法を図7
(a)、(b)および図8(a)、(b)を参照しなが
ら説明する。
【0037】先ず、準備として予めプリント基板16の
接続パッド6に、半田およびフラックスを一定量供給し
ておく。
【0038】次に、図7(a)に示すように、半田付け
しようとする上記IC部品(5)をIC部品支え部12
に嵌め合わせ治具11下方から取り付ける。
【0039】次に、図7(b)に示すように、プリント
基板16の実装位置の接続パッド6の近傍に予め設けら
れているガイド穴18に取り付け治具11の位置合わせ
用ガイドピン15をさし込んで、取り付け治具11ごと
上記IC部品5をプリント基板上に位置決めする。
【0040】位置決めされた上記IC部品5の本体上に
ヒートシンク14を載置した後、図8(a)に示すよう
に、ヒートシンク14の上方に加熱ヘッド8を位置さ
せ、ノズル7から加熱された気体(空気または窒素ガス
又は若干H2 を混合した不活性ガス等)9を上記IC部
品5のリード1に吹き付け、半田を溶融させて半田付け
を行なう。
【0041】所定時間経過後加熱ヘッド8での気体の加
熱をやめて冷風を吹き付けて半田が固まるのを持つ。
【0042】半田が固まった後、加熱ヘッド8およびヒ
ートシンク14を除き、図8(b)に示すように、基板
に半田付けされたIC部品5からIC部品取り付け治具
11を取り外す。
【0043】上記のIC部品取り付け工程においては、
IC部品支え部12によるIC部品5の確実な保持、ヒ
ートシンク14によるIC部品5の熱からの保護、ヒー
トガード13による周囲の他の部品への熱影響の防止等
の作用・効果に加え、位置合わせ用ガイドピン15が取
り付け治具11に設けられているため、IC部品5のプ
リント基板16への取付時に、基板16の実装すべき位
置に予め設けられているガイド穴18に位置合わせ用ガ
イドピン15を挿入してやることで、IC部品5をIC
部品取り付け治具11ごと基板16の所要位置へ容易に
装置することができ、IC部品5のプリント基板16へ
の正確な取り付けおよび半田付けを熟練作業を必要とし
ないで効率よく行なうことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の半田付けIC部品取り外し治具
は、IC部品支え部がIC部品を確実に保持することで
外力によるリードの曲がりを防止し、また、ヒートシン
クはIC部品を熱から保護して温度上昇を抑え、熱によ
るIC部品の損傷を防止できる。また、ヒートガードは
周りの部品へ熱が逃げるのを防止するため、加熱ヘッド
による加熱の熱効率を上げると共に周りの他の部品への
熱影響を小さくできる。
【0045】本発明の半田付けIC部品取り付け治具
は、IC部品取り外し治具と同一のIC部品支え部、ヒ
ートシンク、ヒートガードを共通要素として具備してい
るので、それらによる上記の作用・効果を奏する上、位
置合わせ用ガイドピンを具えているため、IC部品のプ
リント基板への取り付けに際し基板の実装すべき位置に
予め設けられているガイド穴に上記位置合わせ用ガイド
ピンを挿入してやることで、取り付け治具ごとIC部品
を基板所要位置に容易に位置決めでき、IC部品の基板
への正確な取り付けおよび半田付けを効率よく行なうこ
とができる。
【0046】本発明のIC部品取り外し治具を用いたI
C部品取り外し方法によれば、取り外し治具の部品支え
部でIC部品を確実に保持するため外力によるリードの
曲がりが防止され、またヒートシンクによりIC部品を
熱から保護し温度上昇を抑えるため、IC部品の熱によ
る損傷を防止できる。またヒートガードにより周りの部
品へ熱が逃げるのを防止するため、加熱ヘッドによる加
熱の熱効率を上げると共に、周りの他の部品への熱影響
を小さくできる。さらに、従来技術のように熟練作業を
必要としないので、効率よく半田付けIC部品の取り外
しを行なうことができる。
【0047】本発明のIC部品取り付け治具を用いたI
C部品取り付け方法によれば、IC部品支え部によるI
C部品の確実な保持、ヒートシンクによるIC部品の熱
からの保護、ヒートガードによる周囲の部品への熱影響
の防止等の作用・効果に加え、位置合わせ用ガイドピン
が取り付け治具に設けられているため、IC部品の基板
への取り付け時に、基板の実装すべき位置に予め設けら
れているガイド穴に上記位置合わせ用ガイドピンを挿入
してやることで、IC部品をIC部品取り付け治具ごと
プリント基板の所要位置へ容易に装着することができ、
IC部品の基板への正確な取り付けおよび半田付けを熟
練作業を必要としないで効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半田付けIC部品の取り外し・取り付
け治具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の面Aで切った断面図である。
【図3】図1の面Bで切った断面図である。
【図4】図1の取り付け治具の位置合わせ用ガイドピン
を含む面Bで切った断面図である。
【図5】本発明の半田付けIC部品の取り外し治具を用
いたIC部品の取り外し方法を示す斜視図で、図5
(a)はIC部品への取り外し治具の取り付け方を示す
図であり、図5(b)はIC部品に取り外し治具を取り
付けた状態を示す。
【図6】本発明の半田付けIC部品の取り外し治具を用
いたIC部品の取り外し方法を示す斜視図で、図6
(a)は半田を溶融させている状態を示す図であり、図
6(b)は取り外し治具ごとIC部品を基板から取り外
した状態を示す図である。
【図7】本発明の半田付けIC部品の取り付け治具を用
いたIC部品の取り付け方法を示す斜視図で、図7
(a)は取り付け治具とIC部品の取り付け方を示す図
であり、図7(b)は取り付け治具で保持したIC部品
の基板への位置決め方を示す図である。
【図8】本発明の半田付けIC部品の取り付け治具を用
いたIC部品の取り付け方法を示す斜視図で、図8
(a)は半田を溶融させている状態を示す図であり、図
8(b)は基板に半田付けされたIC部品からの取り付
け治具の取り外し方を示す図である。
【図9】従来技術の半田こてによるIC部品の取り外し
方法を示す図である。
【図10】従来技術の加熱気体によるIC部品の取り外
し方法を示す斜視図である。
【図11】従来技術の加熱気体によるIC部品の取り外
し方法を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1…リード 3…半田 5…IC部品 6…接続パッド 7…ノズル 8…加熱ヘッド 9…加熱された気体 11…IC部品の取り外し・取り付け治具 12…IC部品支え部 13…ヒートガード 14…ヒートシンク 15…位置合わせ用ガイドピン 16…プリント基板 18…ガイド穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田付けされたIC部品のリードの外周
    を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保護するヒー
    トガードと、このヒートガードの内側少なくとも2箇所
    に設けられたIC部品支え部と、上記IC部品の上に載
    置されこのIC部品を熱から保護するヒートシンクとを
    具備した半田付けIC部品の取り外し治具。
  2. 【請求項2】 半田付けされるIC部品のリードの外周
    を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保護するヒー
    トガードと、このヒートガードの内側少なくとも2箇所
    に設けられたIC部品支え部と、このIC部品支え部の
    うちの少なくとも2箇所のIC部品支え部の下面にそれ
    ぞれ突設された位置合わせ用ガイドピンと、上記IC部
    品の上に載置されこのIC部品を熱から保護するヒート
    シンクとを具備した半田付けIC部品の取り付け治具。
  3. 【請求項3】 上記IC部品支え部は、上記ヒートガー
    ドの隅部に設けられ上記半田付けされる又は半田付けさ
    れたIC部品の隅角部を支持する形状であることを特徴
    とする請求項1または2のいずれか1項に記載の半田付
    けIC部品の取り外し又は取り付け治具。
  4. 【請求項4】 半田付けされたIC部品のリードの外周
    を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保護するヒー
    トガードと、このヒートガードの内側に設けられたIC
    部品支え部とを具備したIC部品取り外し治具を基板に
    半田付けされているIC部品に取り付けて上記IC部品
    支え部で固定し、上記IC部品の本体上にヒートシンク
    を載置し、このヒートシンクの上方に位置させた加熱ヘ
    ッドにより半田を溶融させ、半田の溶融に基づき上記加
    熱ヘッドおよびヒートシンクを取り除き、IC部品取り
    外し治具ごとIC部品を基板から取り外すことを特徴と
    するIC部品取り外し治具を用いたIC部品取り外し方
    法。
  5. 【請求項5】 半田付けされるIC部品のリードの外周
    を囲みこのIC部品の周りの部品を熱から保護するヒー
    トガードと、このヒートガードの内側に設けられたIC
    部品支え部と、このIC部品支え部のうちの少なくとも
    2箇所のIC部品支え部の下面にそれぞれ突設された位
    置合わせ用ガイドピンとを具備したIC部品取り付け治
    具に、半田付けされるIC部品を上記IC部品支え部で
    固定して取り付け、予め半田およびフラックスが所定量
    供給された基板上の接続パッド近傍に予め設けられてい
    るガイド穴に上記位置合わせ用ガイドピンをさし込んで
    IC部品取り付け治具ごとIC部品を基板上に位置決め
    し、このIC部品の本体上にヒートシンクを載置し、こ
    のヒートシンクの上方に位置させた加熱ヘッド半田を溶
    融させて半田付けを行ない、所定により時間経過後上記
    加熱ヘッドおよびヒートシンクを取り除き、半田付けさ
    れたIC部品から上記IC部品取り付け治具を取り外す
    ことを特徴とするIC部品取り付け治具を用いたIC部
    品取り付け方法。
JP6620796A 1996-03-22 1996-03-22 半田付けされたic部品の取り外し・取り付け治具およびこの治具を用いたic部品取り外し・取り付け方法 Pending JPH09260834A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009031903A1 (en) * 2007-09-05 2009-03-12 Tandberg Telecom As Device and method for mounting an electronic component
US7661573B2 (en) 2005-06-07 2010-02-16 Fujitsu Limited Heating apparatus
US8359734B2 (en) 2007-09-05 2013-01-29 Cisco Technology, Inc. Alignment jig for electronic component
JP2015225911A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 富士電機株式会社 半導体モジュールの取付方法及びこの方法によって取り付けた半導体モジュールを有する電力変換装置
WO2021182202A1 (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 倉敷紡績株式会社 クリップ装着治具

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