JPH09259641A - ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具 - Google Patents

ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具

Info

Publication number
JPH09259641A
JPH09259641A JP8061182A JP6118296A JPH09259641A JP H09259641 A JPH09259641 A JP H09259641A JP 8061182 A JP8061182 A JP 8061182A JP 6118296 A JP6118296 A JP 6118296A JP H09259641 A JPH09259641 A JP H09259641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
electric wires
jig
elongated
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8061182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3488008B2 (ja
Inventor
Toru Makabe
徹 真壁
Yuji Tsunashima
祐二 綱島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP06118296A priority Critical patent/JP3488008B2/ja
Publication of JPH09259641A publication Critical patent/JPH09259641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3488008B2 publication Critical patent/JP3488008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじれを容易に認識することが出来て、容易
にテープ巻き作業が出来ると共に、車体への組付性を向
上する。 【解決手段】 本発明は、複数本の電線16と識別可能
な目印長尺体18を、複数本の電線16の外周に位置さ
せて、外部からねじれを視認可能な状態で複数本の電線
16と共に結束部材17により結束させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線から
なるワイヤーハーネス、このワイヤーハーネスを製造す
る製造方法、ワイヤーハーネスを製造するための製造治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭56−161736号公報等に記
載のワイヤーハーネスは、同一経路を通る複数本の電線
を集束して形成されている。これらの複数本の電線は、
電源線、信号線、接地線等種々の電線からなる。このよ
うな電線は、布線台上の所定の経路に沿って一本ずつ配
索されて、最後にテープ巻き等により集束されてワイヤ
ーハーネスが製造される。布線台上に電線が配索される
場合は、無作為に配索されているため、どの電線が内側
に位置しているか外側に位置しているかを特定すること
はできない。このため、電源線等の重要な電線が外側に
位置してしまうことがある。このような場合、車体へ取
り付けられた状態で車体のエッジ部分や他の機器とこの
電源線が干渉するおそれがあるので、プロテクタやチュ
ーブ等をワイヤーハーネスに装着することにより、エッ
ジ部分や他の機器との干渉から電線を保護している。こ
のため、ワイヤーハーネスを構成する部品点数が多くな
るのでワイヤーハーネスの製造コストが高くついてい
た。
【0003】そこで、特開平6−275134号公報、
特開平7−130236号公報、公開技法95−979
0号で、重要と思われる特定の電線をワイヤーハーネス
の中心部にもってきて、他の電線で特定の電線を囲むこ
とにより、特定の電線を他の電線で保護するようにした
ワイヤーハーネスが提案されている。このワイヤーハー
ネスでは、いままで必要とされていたプロテクタやチュ
ーブを用いることなく特定の電線を保護することが出来
るので、製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数本の電線
を集束するためにテープ巻き作業を行う場合、テープ巻
き作業によりワイヤーハーネス全体にねじれが生じるた
め、特定の電線を特定の位置に配置した状態のままテー
プ巻きを行うことは非常に困難な作業となる。すなわ
ち、テープ巻き作業が終了した状態でワイヤーハーネス
を確認しないかぎりワイヤーハーネスにねじれが生じて
いるか否かを容易に判断することが出来ないので、ねじ
れが生じないようにテープ巻き作業をすることは困難な
作業となる。また、ねじれが生じないように慎重にテー
プ巻き作業を行うと、テープ巻き作業に時間がかかり作
業性が悪い。
【0005】一方、ワイヤーハーネスにねじれが生じる
ことなくテープ巻きが出来たとしても、ワイヤーハーネ
スを車体パネルに取り付ける際に、ねじれが生じて車体
へのワイヤーハーネスの取付作業性が悪くなる。
【0006】すなわち、図7に一例を示すが、ねじれが
生じることなくテープ巻きされ、車体への取付用のクリ
ップ1、2、3が同じ方向を向いて装着されているワイ
ヤーハーネス4を車体パネル5に組み付ける場合、組付
手順として、一方の孔6内にワイヤーハーネス4を挿
通した後に、他方の孔7内にワイヤーハーネスを挿通
させ、3個のクリップ1、2、3を孔6側からクリップ
1、2、3の順に車体パネル5の取付孔8、9、10内
に挿入係合する。この際、ワイヤーハーネス4にねじれ
が生じていない場合には、クリップ1、2、3は、全て
取付孔8、9、10側に向いており容易に挿入係合する
ことが出来る。
【0007】ところが、一方の孔6内にワイヤーハーネ
ス4を挿通した後に、他方の孔7内にワイヤーハーネス
4を挿通させる際にワイヤーハーネス4がねじれた状態
なのにこの状態を認識することなく挿入してしまうと、
図8に示すように、クリップ1、2、3の向き方向が変
化して取付孔8、9、10とずれてしまう。このような
状態でクリップ1を取付孔8内に挿入係合する際に、ク
リップ1の方向を無理に取付孔8側へ向けるためにワイ
ヤーハーネス4をねじって挿入しなければならない。同
様に、クリップ2、クリップ3も取付孔9、10に向け
るためにワイヤーハーネス4を無理にねじって挿入しな
ければならない。この結果、図9に示すように最後にワ
イヤーハーネスにたるみ11が生じてしまう。
【0008】従って、ワイヤーハーネス4がねじれてい
るか否かを容易に認識することが出来ないため、誤って
ワイヤーハーネス4にねじりが生じた状態で車体に取り
付けようとすると、車体パネル5へのワイヤーハーネス
の組付性が悪いという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、ねじれを容易に認識す
ることが出来て、容易にテープ巻き作業が出来ると共
に、車体への組付性を向上することが出来るワイヤーハ
ーネス、ワイヤーハーネスの製造法及び製造治具の提供
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、長尺状の複数本の電線を所定の
経路に沿って配索し、結束部材により集束させて形成さ
れるワイヤーハーネスであって、前記複数本の電線と識
別可能な目印長尺体を、複数本の電線の外周に位置させ
て、外部からねじれを視認可能な状態で複数本の電線と
共に前記結束部材により結束させたことを特徴とする このワイヤーハーネスでは、目印長尺体が複数本の電線
と共に外周に位置して配索されているので、例えば結束
部材で複数本の電線を集束する場合、ワイヤーハーネス
にねじれが生じると目印長尺体がねじれるため、この目
印長尺体を視認することにより、ねじれを容易に認識す
ることが出来る。
【0011】また、ワイヤーハーネスを車体に組み付け
る際にも、目印長尺体を視認することで、ワイヤーハー
ネスをねじれが生じることなく配索し組み付けることが
出来る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、前記目印長尺体が、複数本の電線より大径
の太物電線であることを特徴とする。
【0013】このワイヤーハーネスでは、太物電線にね
じれが生じているか否かを確認することにより、ワイヤ
ーハーネスがねじれているか否かを容易に確認すること
が出来る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、前記目印長尺体が、長尺状の紐であること
を特徴とする。
【0015】このワイヤーハーネスでは、複数本の電線
と共に、長尺状の紐がねじれているか否かを確認するこ
とにより、ワイヤーハーネスがねじれているか否かを容
易に確認することが出来る。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、複数本の電線のうちの1本が残りの電線と
異なる色を有し、前記目印長尺体がこの異なる色を有す
る電線であることを特徴とする。
【0017】このワイヤーハーネスでは、異なる色を有
する電線がねじれているか否かを確認することによりワ
イヤーハーネスがねじれているか否かを容易に確認する
ことが出来る。
【0018】請求項5記載の発明は、長尺状の複数本の
電線を布線台上の所定の経路に沿って配索し受け治具に
支持させた状態で結束部材により集束させて形成するワ
イヤーハーネスの製造方法であって、受け治具の目印長
尺体支持部に複数本の電線と識別可能な目印長尺体を配
索支持した後に複数本の電線を受け治具に支持させ、前
記目印長尺体を複数本の電線の外周側に位置させて、外
部からねじれを視認可能な状態で複数本の電線と共に結
束部材により結束することを特徴とする。
【0019】このワイヤーハーネスの製造方法では、受
け治具の目印長尺体支持部に、目印長尺体を配索支持し
た後に、複数本の電線を受け治具に支持させ、この状態
で目印長尺体がねじれないように、すなわちねじれが発
生しないように結束部材により結束する。
【0020】請求項6記載の発明は、布線台上に立設さ
れて布線台上の所定の経路に沿って配索された複数本の
電線を支持するワイヤーハーネスの製造治具であって、
布線台に固定される固定部と、この固定部から上方に延
びる支持腕部と、支持腕部の上部に設けられて複数本の
電線が収容支持される収容部を有する受け部とを備え、
前記複数本の電線と識別可能な目印長尺体が収容支持さ
れる凹部が前記受け部に設けられていることを特徴とす
る。
【0021】このワイヤーハーネスの製造治具は、凹部
に目印長尺体を収容支持することにより、目印長尺体を
複数本の電線の外側に、ねじれを視認可能な状態で結束
することが出来る。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明であって、前記凹部が前記収容部内に開口しているこ
とを特徴とする。
【0023】このワイヤーハーネスの製造治具は、先に
凹部内に目印長尺体を収容し、その後収容部内に複数本
の電線を収容した状態で、結束する。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明であって、前記凹部が前記受け部の外側に形成されて
いることを特徴とする。
【0025】このワイヤーハーネスの製造治具では、収
容部に複数本の電線を収容すると共に、凹部内に目印長
尺体を収容する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るワイヤーハーネ
ス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具の実施形
態について説明する。図1は実施形態のワイヤーハーネ
ス15を示し、(a)は外観を示す斜視図、(b)は断
面図である。また、図2は図1(a)の一部を拡大した
斜視図である。
【0027】図1(a)、(b)に示すように、ワイヤ
ーハーネス15は、長尺状の複数本の電線16を所定の
経路に沿って配索(図1(a)に示す経路は略直線状)
し、粘着テープ(結束部材)17により集束して形成さ
れている。また、このワイヤーハーネス15は複数本の
電線16と識別可能な目印長尺体18を、複数本の電線
16の外周に位置させて、外部からねじれを視認可能な
状態で複数本の電線16と共に粘着テープ17により結
束されている。さらに、このワイヤーハーネス15に
は、所定の位置に、車体パネルへの固定用のクリップ3
9、39、39が装着されている。
【0028】上記目印長尺18としては、複数本の電線
16より大径の太物電線、長尺状の紐、複数本の電線の
うちの1本を残りの電線と異なる色に染めた電線が用い
られている。また、これら以外にも、複数本の電線と同
じ経路で車体に配索されるレリーズワイヤ、ウォッシャ
ーホース、アンテナフィーダー等、複数本電線と識別可
能な長尺体であれば他のものでも良い。
【0029】次に上記ワイヤーハーネス15を製造する
製造治具について図3(a)、(b)、図4を用いて説
明する。
【0030】図3(a)、(b)に示すように、製造治
具19は、複数本の電線が配索される布線台20に固定
される固定部21と、この固定部21から上方に延びる
支持腕部23と、支持腕部23の上部に設けられて複数
本の電線16が収容支持される収容部24を有する受け
部25とからなり、目印長尺体18が収容支持される凹
部26が受け部25に設けられている。
【0031】固定部21は、基台27と、この基台27
から下方に向けて突設されたねじ軸28とで形成されさ
れている。このねじ軸28を布線台20に設けられた取
付孔20a内に挿通させ、布線台20の下面側に突出し
たねじ軸28の端部にナット29を螺合し、締め付ける
ことで基台27が布線台20に固定されるようになって
いる。
【0032】基台27の上面に長尺な支持腕部23の一
端が一体に連結されている。支持腕部23の他端側に受
け部25が一体に形成されている。受け部25は、支持
腕23の他端側に一体に形成された受け基部30と、こ
の受け基部30の両側から突設された一対の支持棒3
1、32とで構成され、受け基部30に弧状の収容部2
4が形成されている。また、収容部24の底壁に、上方
に向けて開口する凹部26が形成されている。この凹部
26は、上記目印長尺体18が収容・支持可能な大きさ
に形成されている。
【0033】このような製造治具を用いてワイヤーハー
ネス15を製造する場合には、図4(a)に示す複数本
の電線16と、目印長尺体18とを、図4(b)に示す
ように、凹部26内に目印長尺体18を収容・支持した
後に、配索された複数本の電線16を収容部24、支持
棒31、32間に収容する。次に、図4(c)に示すよ
うにこの状態のまま、複数本の電線16と目印長尺体1
8とを粘着テープ17でテープ巻き固定する。このと
き、目印長尺体18は、複数本の電線の外周部分に位置
して、外部からそのねじれを視認可能となっている。そ
して、目印長尺体18がねじれないように確認しながら
テープ巻き作業を行うことにより、ねじれのないワイヤ
ーハーネス15を製造することが出来る。
【0034】次に上記ワイヤーハーネス15を車体に取
り付ける場合には、目印長尺体18がねじれているか否
かを視認することにより車体に配索することで、クリッ
プの位置が車体取付孔の方向からずれることがない。
【0035】本形態のワイヤーハーネス15によれば、
目印長尺体18を複数本の電線と共に結束することによ
り、目印長尺体18がねじれているか否かを視認するこ
とでワイヤーハーネス15のねじれを容易に認識するこ
とが出来る。この結果、ワイヤーハーネス15を車体に
組み付ける際にも、ワイヤーハーネス15のねじれを防
止して配索することが出来るので、クリップ等の取付部
材が車体取付孔の方向に対してずれることがないので、
容易に係合させることが出来る。従って、車体へのワイ
ヤーハーネスの組付性が向上する。
【0036】さらに、特定の電線を複数本の電線間の特
定の位置に配置してテープ巻きを行う場合にも、目印長
尺体がねじれているか否かを確認することによりワイヤ
ーハーネス15のねじれを防止することが出来るので特
定の電線を特定の位置に配置することが可能となる。ま
た、特定の電線を特定の位置に配置してワイヤーハーネ
スを形成することが出来るので、車体エッジ部分や他の
機器との干渉から保護するためのプロテクタやチューブ
が不要になりワイヤーハーネスの製造コストを低減する
ことが可能となる。
【0037】また、ワイヤーハーネス15をねじれが発
生することなく製造することが出来るので、車体パネル
に組み付ける際に、ねじれを無理に戻して組み付けるこ
とがなくなり、作業性が向上する。
【0038】次ぎに製造治具の他の形態について説明す
る。
【0039】図5に示す製造治具33は、一対の支持棒
31、32のうち一方の支持棒31に一対の突起34を
突出させて凹部35を形成した例である。この凹部35
も収容部24側に向けて開口している。この凹部35内
に目印長尺体18を収容・支持することにより、目印長
尺体18を複数本の電線16の外周に結束することが出
来る。
【0040】図6に示す製造治具36は、収容部24の
外側に凹部37を形成した例である。すなわち、基部3
0の一側を延出し、支持棒38を支持棒31と同方向に
突設して、支持棒31と支持棒38との間に凹部37を
形成した例である。この製造治具36の凹部37内に目
印長尺体18を収容・支持することにより、目印・長尺
体18を複数本の電線16の外周に結束することが出来
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、目印長尺体を複数本の電線と共に、外部から
視認可能な状態で結束したことにより、ワイヤーハーネ
スにねじりが生じたか否かを容易に認識することが出来
る。また、ワイヤーハーネスのねじりを容易に認識する
ことが出来るので、車体へのワイヤーハーネスの組付性
が向上する。
【0042】請求項2の発明によれば、太物電線がねじ
れているか否かを認識することによりワイヤーハーネス
にねじりが生じたか否かを容易に認識することが出来
る。また、太物電線を目印長尺体として用いることによ
りワイヤーハーネスにねじりが発生しにくくなる。
【0043】請求項3の発明によれば、紐がねじれてい
るか否かを認識することによりワイヤーハーネスにねじ
りが生じたか否かを容易に認識することが出来る。
【0044】請求項4の発明によれば、異なる色を有す
る電線がねじれているか否かを確認することによりワイ
ヤーハーネスがねじれているか否かを容易に確認するこ
とが出来る。
【0045】請求項5の発明によれば、受け治具の目印
長尺体支持部に、目印長尺体を配索支持した後に、複数
本の電線を受け治具に支持させ、この状態で目印長尺体
がねじれないように、すなわちねじれが発生しないよう
に結束部材により結束することにより、ねじれを容易に
認識することが出来て、車体への組付性を向上すること
が出来ると共に、ねじりが生じることなく特定の電線を
特定の位置に配置することが可能となる。
【0046】請求項6の発明によれば、凹部に目印長尺
体を収容支持することにより、目印長尺体を複数本の電
線の外側に、ねじれを視認可能な状態で容易に結束する
ことが出来る。
【0047】請求項7の発明によれば、先に凹部内に目
印長尺体を収容し、その後収容部内に複数本の電線を収
容した状態で結束することにより、ねじれを視認可能な
ワイヤーハーネスが製造出来る。
【0048】請求項8の発明によれば、収容部に複数本
の電線を収容すると共に、凹部内に目印長尺体を収容
し、結束することによりねじれを容易に視認可能なワイ
ヤーハーネスを製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るワイヤーハーネスを示
し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るワイヤーハーネスの一
部を拡大した斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るワイヤーハーネスの製
造治具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】ワイヤーハーネスの製造手順を示し、(a)は
複数本の電線と目印長尺体を示す断面図、(b)は収容
部に複数本の電線を収容し凹部内に目印長尺体を収容し
た状態を示す側面図、(c)は製造後のワイヤーハーネ
スを示す断面図である。
【図5】他の形態に係る製造治具を示し、(a)は平面
図、(b)側面図である。
【図6】さらに他の形態に係る製造治具を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図7】車体パネルにワイヤーハーネスを取り付けてい
る状態を示す斜視図である。
【図8】車体パネルに、ねじれた状態でワイヤーハーネ
スを取り付けている状態を示す斜視図である。
【図9】車体パネルに、ねじれた状態でワイヤーハーネ
スが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
15 ワイヤーハーネス 16 複数本の電線 17 粘着テープ(結束部材) 18 目印長尺体 19、33、36 製造治具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の複数本の電線を所定の経路に沿
    って配索し、結束部材により集束させて形成されるワイ
    ヤーハーネスであって、前記複数本の電線と識別可能な
    目印長尺体を、複数本の電線の外周に位置させて、外部
    からねじれを視認可能な状態で複数本の電線と共に前記
    結束部材により結束させたことを特徴とするワイヤーハ
    ーネス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記目印
    長尺体が、複数本の電線より大径の太物電線であること
    を特徴とするワイヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、前記目印
    長尺体が、長尺状の紐であることを特徴とするワイヤー
    ハーネス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明であって、複数本の
    電線のうちの1本が残りの電線と異なる色を有し、前記
    目印長尺体がこの異なる色を有する電線であることを特
    徴とするワイヤーハーネス。
  5. 【請求項5】 長尺状の複数本の電線を布線台上の所定
    の経路に沿って配索し受け治具に支持させた状態で結束
    部材により集束させて形成するワイヤーハーネスの製造
    方法であって、受け治具の目印長尺体支持部に複数本の
    電線と識別可能な目印長尺体を配索支持した後に複数本
    の電線を受け治具に支持させ、前記目印長尺体を複数本
    の電線の外周側に位置させて、外部からねじれを視認可
    能な状態で複数本の電線と共に結束部材により結束する
    ことを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
  6. 【請求項6】 布線台上に立設されて布線台上の所定の
    経路に沿って配索された複数本の電線を支持するワイヤ
    ーハーネスの製造治具であって、布線台に固定される固
    定部と、この固定部から上方に延びる支持腕部と、支持
    腕部の上部に設けられて複数本の電線が収容支持される
    収容部を有する受け部とを備え、前記複数本の電線と識
    別可能な目印長尺体が収容支持される凹部が前記受け部
    に設けられていることを特徴とするワイヤーハーネスの
    製造治具。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明であって、前記凹部
    が前記収容部内に開口していることを特徴とするワイヤ
    ーハーネスの製造治具。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の発明であって、前記凹部
    が前記受け部の外側に形成されていることを特徴とする
    ワイヤーハーネスの製造治具。
JP06118296A 1996-03-18 1996-03-18 ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具 Expired - Fee Related JP3488008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06118296A JP3488008B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06118296A JP3488008B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09259641A true JPH09259641A (ja) 1997-10-03
JP3488008B2 JP3488008B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=13163776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06118296A Expired - Fee Related JP3488008B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3488008B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6330746B1 (en) * 1998-06-22 2001-12-18 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Method of determining the length of electric wires for use in constructing a wire harness, and method of constructing a wire harness
JP2009055726A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yazaki Corp 線状物の固定構造
DE102015117506A1 (de) 2014-10-16 2016-04-21 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kabelbaum

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6330746B1 (en) * 1998-06-22 2001-12-18 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Method of determining the length of electric wires for use in constructing a wire harness, and method of constructing a wire harness
JP2009055726A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yazaki Corp 線状物の固定構造
DE102015117506A1 (de) 2014-10-16 2016-04-21 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kabelbaum
US10000167B2 (en) 2014-10-16 2018-06-19 Subaru Corporation Wire harness
DE102015117506B4 (de) 2014-10-16 2022-02-03 Subaru Corporation Kabelbäume und verwendung von solchen in einem fahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JP3488008B2 (ja) 2004-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040154822A1 (en) Wire harness mounting method, wire harness mounting portion structure, wire harness mounting type vehicle component, wire harness mounting type vehicle component module, and method of assembling and inspecting wire harness
US7112745B2 (en) Protector cover for terminal group
JP3488008B2 (ja) ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び製造治具
JP4138429B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法
JP2009301944A (ja) 電線巻付用の粘着テープおよび該粘着テープを巻き付けたワイヤハーネス
JPH10144156A (ja) 線材束の配線および結束バンド取付け用治具
JP3807146B2 (ja) 線材束の捩れ検知部材
JP2985603B2 (ja) ワイヤハーネスの布線治具
JPH1125781A (ja) 仮結束サブハーネスおよびワイヤハーネス製造方法
US20180196212A1 (en) Grounding structure of optical fiber cable
JPH07130235A (ja) ワイヤハーネス用結束具およびワイヤハーネスの結束方法
JP3584655B2 (ja) 線材束の製造方法
JP2023183165A (ja) ワイヤハーネス
KR200347448Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 밴드케이블 구조
JP2008039827A (ja) 接続用ケース
JPH09180774A (ja) ワイヤハーネスのスプライス部の保護キャップの取付構造
JP3390291B2 (ja) 光ファイバの結束具とその自動装着機
JP3234367B2 (ja) ワイヤハーネス及び該ワイヤハーネスの布線方法
JPH07147720A (ja) ワイヤハーネス並設線の配線構造
JP2000077012A (ja) 偏向ヨーク装置
JP2023148078A (ja) 仮保持部材及び仮保持具付ワイヤーハーネス
JP3470675B2 (ja) ツイスト線の保持固定具
JP3211544B2 (ja) ワイヤハーネス用結束具および該結束具を用いた結束方法
JPH11275728A (ja) プロテクタ
JPH09107615A (ja) ワイヤハーネス用丸型保護チユーブ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees