JPH09259306A - 券類発行装置 - Google Patents

券類発行装置

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JPH09259306A
JPH09259306A JP6223496A JP6223496A JPH09259306A JP H09259306 A JPH09259306 A JP H09259306A JP 6223496 A JP6223496 A JP 6223496A JP 6223496 A JP6223496 A JP 6223496A JP H09259306 A JPH09259306 A JP H09259306A
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JP
Japan
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thermal head
cam member
issuing device
ticket issuing
roller
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JP6223496A
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Inventor
Takahiro Hosoya
高弘 細谷
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で、感熱紙片を一枚ずつ搬送する
と共に、紙面に適切に印字を施すことのできる券類発行
装置を提供すること。 【解決手段】 サーマルヘッド9をプラテンローラ12
に対し離隔可能にするサーマルヘッド移動機構を装備す
ると共に、このサーマルヘッド移動機構に駆動モータ2
1の駆動力をピックアップローラと同軸に設けられた第
1の一方向クラッチを介してピックアップローラ5に伝
達すると共に、サーマルヘッド移動機構に第2の一方向
クラッチ16を設け、駆動モータ21の所定方向の回転
に対して、ピックアップローラ5とサーマルヘッド9の
どちらか一方にのみ駆動力が付勢されるように、各一方
向クラッチ7,16の接断方向を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、券類発行装置にか
かり、特に積層保持された感熱紙片を繰り出すと共に、
サーマルヘッドにて感熱紙片に印字する券類発行装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、券類発行装置51としては、
図7に示すように、モータ57を回転させて給紙ローラ
52で券類が積層保持されたホッパから券類を繰り出
し、スロート53を通過させることによって一枚毎に分
離する。そして、券類をドラム54に巻き付け、インク
紙55のインクをサーマルヘッド56によって転写させ
て印字を施し、外部に排出させていた(特開昭60−1
66479号公報参照)。
【0003】また、図8に示すように、1つのモータ6
2から電磁クラッチ63を用いてピッカ64を駆動して
ホッパ65から券類を繰り出したり、またロール状の券
紙67を電磁クラッチ68から駆動をとり、ローラ69
で送り出してカッタ70で切断後、印字機構に券類を搬
送し、その後、印刷部71で印字を行っていた(特開昭
61−268467号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の券類発行装置においては以下のような不都合が
あった。即ち、図7に示す第1の従来例においては、券
類を積層保持したホッパから券類を一枚毎に分離して搬
送する方式の券類発行装置では、券類繰り出し機構の駆
動源及び搬送機構の駆動源と、サーマルヘッドとプラテ
ンローラとを接触離隔させる移動機構の駆動源を別個に
装備している。また、電磁クラッチ等の複雑な機構や高
価なアクチュエータを使用している。このため、駆動源
としての駆動モータや、その他の部品の点数が増大し、
製造コストが上昇すると共に、券類発行装置自体の小型
化や省電力化が困難である、という不都合を生じてい
た。
【0005】また、転写フィルムを使用するタイプの券
類発行装置では、印字作業後に消費したフィルムを交換
する作業が必要となり、運用コストが上昇する、という
問題点があった。更に、図8に示すように、ロール紙に
印字を施しカッタで切断するタイプの券類発行装置で
は、ロール紙自体が大きく、また、カッタ等の追加装備
が必要となり、装置の小型化が困難である、という不都
合を生じていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記した従来例の有する不都合
を改善し、特に簡易な構造で、感熱紙片を一枚ずつ搬送
すると共に、紙面に適切に印字を施すことのできる券類
発行装置を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、券類発行装置は、感
熱紙片を積層保持するホッパと、このホッパから感熱紙
片を繰り出すピックアップローラと、感熱紙片に印字す
るサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに対向して配
設されるプラテンローラと、ピックアップローラに回転
駆動力を付与する正逆回転可能な駆動モータとを備えて
いる。そして、券類発行装置は、サーマルヘッドをプラ
テンローラに対し離隔可能にするサーマルヘッド移動機
構を装備すると共に、このサーマルヘッド移動機構に駆
動モータの駆動力を伝達する駆動力伝達機構を装備して
いる。
【0008】そして、券類発行装置1は、駆動モータの
駆動力をピックアップローラと同軸に設けられた第1の
一方向クラッチを介してピックアップローラに伝達する
と共に、サーマルヘッド移動機構に第2の一方向クラッ
チを設け、駆動モータの所定方向の回転に対して、ピッ
クアップローラとサーマルヘッドのどちらか一方にのみ
駆動力を付勢するように、各一方向クラッチの接断方向
を設定する、という構成を採っている。
【0009】以上のように構成したことにより、先ず、
駆動モータを正転させることでピックアップローラに駆
動力を伝達してこれを回転させる。次に、ホッパから感
熱紙片を一枚繰り出し、別のモータにて駆動される搬送
ローラによってサーマルヘッド下まで搬送する。この
時、サーマルヘッドは予めプラテンローラから離隔して
いる。また、駆動モータが正転しても第2の一方向クラ
ッチの作用によりサーマルヘッド移動機構に駆動力は伝
達されない。
【0010】一方、感熱紙片がサーマルヘッド下に搬送
された場合には駆動モータを逆転させる。このとき、サ
ーマルヘッド移動機構に駆動力が伝達され、サーマルヘ
ッドがプラテンローラ側に近接する。これによって、サ
ーマルヘッドがプラテンローラの外周面に接し、印字作
業が可能となる。従って、サーマルヘッドがプラテンロ
ーラに接触した後は、駆動モータの回転方向はサーマル
ヘッド移動機構に駆動力を付勢しない方向である。
【0011】また、印字作業の終了後は、駆動モータを
さらに逆転方向に回転させ。これにより、サーマルヘッ
ド移動機構に駆動力が伝達され、サーマルヘッドを押し
上げることとなり、よってサーマルヘッドがプラテンロ
ーラの外周面から離間する。以上のように、1つの駆動
モータによってホッパからの感熱紙片の繰り出しと、サ
ーマルヘッドの移動の双方を駆動することが可能とな
る。さらに、感熱印字方式としたので、転写フィルムが
不要であり、運用コストを大きく低減することができ
る。
【0012】また、請求項2記載の発明では、サーマル
ヘッド移動機構を、サーマルヘッドを支持するサーマル
ヘッド支持部材と、このサーマルヘッド支持部材と当設
するカム部材と、このカム部材を支持すると共に駆動力
を受けるカム部材回転軸と、カム部材とカム部材回転軸
との相互間に設けた一方向クラッチにより構成するとい
う手段を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と同
様である。
【0013】以上のように構成したことで、請求項1記
載の発明が奏する作用に加え、駆動モータが正転方向に
回転しても、一方向クラッチの作用によりカム部材は回
転しない。一方、駆動モータを逆転させると、カム部材
回転軸に駆動力が伝達され、また、第2の一方向クラッ
チの作用によりカム部材が回転駆動される。そして、こ
のカム部材の回転により、サーマルヘッド支持部材がプ
ラテンローラ側に降下する。これによって、サーマルヘ
ッドがプラテンローラの外周面に接し、印字作業が可能
となる。従って、サーマルヘッドがプラテンローラに接
触した後は、カム部材は所定位置で停止している。
【0014】また、印字作業の終了後は、駆動モータを
さらに逆転方向に回転させ、カム部材を回転させる。こ
れにより、カム部材がサーマルヘッド支持部材を押し上
げることとなり、よってサーマルヘッドがプラテンロー
ラの外周面から離間する。
【0015】また、請求項3記載の発明では、カム部材
回転軸の近傍に、このカム部材回転軸の回転位置を検出
する回転位置検出手段を装備するという構成を採り、そ
の他の構成は請求項2記載の発明と同様である。以上の
ように構成したことで、請求項2記載の発明が奏する作
用に加え、カム部材回転軸の回転位置を検出する回転位
置検出手段によって容易に駆動モータの正転逆転の切り
替えタイミングを制御することができる。
【0016】更に、請求項4記載の発明では、駆動力伝
達機構を伝達ベルト部材により構成するという手段を採
り、その他の構成は請求項1,2または3記載の発明と
同様である。以上のように構成したことで、請求項1,
2または3記載の発明が奏する作用に加え、駆動モータ
とカム部材回転軸相互間やピックアップローラ相互間を
容易に係合でき、スペース効率的にも優れたものとな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図面に基づいて説明する。先ず、図1に示すように、券
類発行装置1は、感熱紙片Pを積層保持するホッパ2
と、このホッパ2から感熱紙片Pを繰り出すピックアッ
プローラ5と、感熱紙片Pに印字するサーマルヘッド9
と、このサーマルヘッド9に対向して配設されるプラテ
ンローラ12と、ピックアップローラ5に回転駆動力を
付与する正逆回転可能な駆動モータ21とを備えてい
る。
【0018】そして、券類発行装置1は、サーマルヘッ
ド9をプラテンローラ12に対し離隔可能にするサーマ
ルヘッド移動機構を装備すると共に、このサーマルヘッ
ド移動機構に駆動モータ21の駆動力をピックアップロ
ーラと同軸に設けられた第1の一方向クラッチを介して
ピックアップローラ5に伝達すると共に、サーマルヘッ
ド移動機構に第2の一方向クラッチ16を設け、駆動モ
ータ21の所定方向の回転に対して、ピックアップロー
ラ5とサーマルヘッド9のどちらか一方にのみ駆動力が
付勢されるように、各一方向クラッチ7,16の接断方
向が設定されている。
【0019】以上をより詳細に説明すると、ホッパ2内
には、複数の感熱紙片Pが積層保持されている。そし
て、この感熱紙片Pの上部には、バックアッププレート
3が当設して配設されている。バックアッププレート3
とホッパ2の上面との相互間には、所定のスプリング2
が設置されており、これによって感熱紙片Pが下方に押
圧されている。
【0020】ホッパ2の底面部には、所定のピックアッ
プローラ5が配設されている。このピックアップローラ
5は、その外周面がホッパ2の底面に僅かに露出して、
同時に最下層に積層されている感熱紙片Pと当設してい
る。また、図2に示すように、ピックアップローラ5に
はローラ回転軸6が係合されている。このローラ回転軸
6に駆動力が付勢されることにより回転するようになっ
ている。また、ピックアップローラ5のローラ回転軸6
には、所定のプーリ8が固定されている。
【0021】ピックアップローラ5とローラ回転軸6と
の相互間には、所定の第1の一方向クラッチ7が配設さ
れている。この第1の一方向クラッチ7は、ローラ回転
軸6に付勢された回転駆動力の内、正転方向に駆動され
た場合にのみピックアップローラ5を回転駆動するよう
に、その接断方向が設定されている。従って、駆動モー
タ21が正転方向に回転している場合に、ピックアップ
ローラ5が感熱紙片Pを搬送する方向に回転する。
【0022】また、図1に示すように、ホッパ2の出口
には、所定の分離ブロック4が配設されている。この分
離ブロック4は、ホッパ2内と搬送経路Rの相互間に所
定の隙間を形成するものである。そしてこの隙間は、感
熱紙片Pが1枚のみ通過可能であるが2枚以上は通過で
きない間隔となっている。
【0023】搬送経路Rは、上記した分離ブロック4の
近傍から構成され、略U字状の形状となり、券類発行装
置1の下方部に延設されている。この搬送経路Rは、具
体的には二本の金属製ガイド部材からなり、印字部を通
って券類発行装置1の外部近傍に到達している。
【0024】搬送経路R上には、サーマルヘッド9が配
設されている。このサーマルヘッド9は、搬送されてき
た感熱紙片Pに熱を加えて印字をするためのものであ
る。従って、図示しない制御部から印字データが伝送さ
れるようになっている。また、サーマルヘッド9は、サ
ーマルヘッド支持部材10によって支持されている。こ
のサーマルヘッド支持部材10は、図1に示すように、
先端部領域に後述するカム部材15と当接するカムロー
ラ14を備えている。
【0025】また、サーマルヘッド支持部材10は、搬
送経路Rの近傍に位置する支点11を中心として回動自
在に支持されている。そして更に、サーマルヘッド支持
部材10の他端部には、所定の引っ張りバネが係合され
ており、常時サーマルヘッド9をプラテンローラ12側
に付勢している。
【0026】上記したカムローラ14の近傍には、所定
のカム部材15が配設されている。このカム部材15
は、カムローラ14と当接してサーマルヘッド支持部材
10を上下に回動させるためのものである。そして、こ
のカム部材15には、第2の一方向クラッチ16を介し
てカム部材回転軸15aが係合されている。更に、カム
部材回転軸15aには、ピックアップローラ5のプーリ
8から駆動力を受けるためのプーリ17が固定されてい
る。また、プーリ17には、駆動力伝達機構として機能
する伝達ベルト部材18が巻装されている。
【0027】更に、カム部材回転軸15aには、カム部
材15のカムローラ14に対するリフト量が最小になる
回転角度位置が検知できる様に、所定の回転位置検出手
段が設けられている。この回転位置検出手段は、センシ
ングプレート19とセンサ20から構成されている。
【0028】各部材に回転駆動力を付勢する駆動モータ
21は、正転・逆転可能なモータで構成されている。そ
して、この駆動モータ21にはプーリ22が取り付けら
れ、ベルト23を介して上記したローラ回転軸6のプー
リ8に係合されている。一方、搬送ローラ24は、別の
駆動モータ25によって駆動を受け、搬送経路Rに沿っ
て感熱紙片Pを搬送する。加えて、ホッパ2近傍の搬送
経路R上には、感熱紙片Pの搬送状態を検出するセンサ
26が配設されている。また、プラテンローラ12の下
流側にも同様に感熱紙片Pの搬送状態を検出するセンサ
27が配設されている。
【0029】次に本実施形態にかかる券類発行装置1の
動作について図2から図5を参照して説明する。
【0030】まず、図2に示すように、ホッパ2内に積
層保持された感熱紙片Pは、スプリング2aにて押圧を
受けたバックアッププレート3によってピックアップロ
ーラ5の外周面と接している。ここで、駆動モータ21
を正転させて(矢印A方向)、プーリ22とベルト23
とプーリ8を介して ローラ回転軸6を回転させる。こ
のとき、ピックアップローラ5の一方向クラッチ7は、
駆動力が伝達される方向に嵌め込まれているため、ピッ
クアップローラ5が回転し、感熱紙片Pが繰り出され
る。感熱紙片Pは分離ブロック4を通過することで完全
に一枚に分離される。
【0031】ここで、駆動モータ21が正転した際、プ
ーリ8に掛けられたベルト18も駆動し、プーリ17に
も駆動力を伝達する。しかし、カム部材15の一方向ク
ラッチ16は、駆動力を伝達しない向きに嵌合されてい
るので、カム部材15は回転しない。従って、図3に示
すように、カム部材15によってカムローラ14を介し
てサーマルヘッド支持部材10は持ち上げられており、
この結果、サーマルヘッド9はプラテンローラ12と離
隔している。
【0032】次に、分離ブロック4を通過した感熱紙片
Pは、駆動モータ25による駆動を受けて回転する搬送
ローラ24で搬送される。そして、図4に示すように、
搬送経路Rに装備されているセンサ26が感熱紙片Pの
先端を検知すると、所定の情報が制御部へ伝達され、駆
動モータ21の回転が停止し、ピックアップローラ5を
停止させる。
【0033】更に、感熱紙片Pが搬送され、図5に示す
ように、感熱紙片Pがセンサ27によって検出される
と、このときも所定の情報が制御部へ伝達され、駆動モ
ータ21を停止させる。そして、その後、駆動モータ2
1を逆転させて(図2中の矢印B方向)、プーリ22と
ベルト23とプーリ8を介してローラ回転軸6を回転さ
せる。さらに、ベルト18を介してプーリ17を回転さ
せる。このとき、カム部材15の一方向クラッチ16
は、駆動力を伝達する方向の回転を受け、これによりカ
ム部材15が回転する。
【0034】サーマルヘッド支持部材10のカムローラ
14が、カム部材15に当接しながら支点11を中心に
回動し、上記したセンシングプレート19がセンサ20
で検出されると、駆動モータ21が停止する。このと
き、サーマルヘッド支持部材10は右端部で引っ張り方
向のコイルバネ13の弾性力を受けている。このため、
サーマルヘッド9がプラテンローラ12に押圧され、相
互間に感熱紙片Pを挟持する。ここで、駆動モータ21
が逆転方向に回転している間はピックアップローラ軸6
は回転するが、一方向クラッチ7の作用により、ピック
アップローラ5は回転せず、よって2枚目以降の感熱紙
片Pを繰り出すことはない。この状態にて、感熱紙片P
の搬送のための駆動モータ25を回転させ、サーマルヘ
ッド9に所定の電圧を掛けて印字を行う(図5参照)。
【0035】ここで、上記したセンシングプレート19
とカム部材15との回転位置関係について説明する。セ
ンシングプレート19は、カム部材15がカムローラ1
4をリフトしない回転角度位置にある時に、センサ20
によって検出される必要がある。このため、図5に示す
ように、カム部材15のリフト部がカムローラ14の逆
の側に位置しているときに(リフトしていない状態)、
センシングプレートがセンサ20側に位置している。そ
して、カム部材回転軸15aとカム部材15とは、第2
の一方向クラッチ16の作用により相対的に回転位置が
変化する。即ち、駆動モータ21が正転方向に回転して
いるときは、いわゆる空回り現象を生じるからである。
しかし、駆動モータ21が逆転方向に回転するときは、
常に上記した相関関係を維持したままで、カム部材回転
軸15aとカム部材15が一体的に回転するように設定
されている。
【0036】また、図2においては、センシングプレー
ト19がカム部材回転軸15aに係合されているが、本
願発明はこれに限定されるものではなく、カム部材15
に直接センシングプレート19を固定するようにしても
よい。このように構成することで、カム部材15とセン
シングプレート19の相対的な回転角度位置は変化せ
ず、容易にカム部材15の回転位置を検出手段できるか
らである。
【0037】そして、所定の印字が終了すると、駆動モ
ータ21を逆転方向に回転させ、カム部材15を回転さ
せる。そして、カム部材15の作用により、サーマルヘ
ッド支持部材10をカムローラ14を介して上昇させ
る。これによりサーマルヘッド9は感熱紙片P及びプラ
テンローラ12から離間することとなる(図6参照)。
その後、駆動モータ25が駆動され、感熱紙片Pが所定
の排出位置まで達すると駆動モータ25を停止させ、一
連の券類発行処理が終了する。
【0038】また、駆動力の伝達方法としてはベルト部
材を用いる場合を説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えばギヤ等で置き換えて駆動伝達す
ることも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
一方向クラッチを用いて駆動モータとプラテンローラ及
びカム部材15を係合した。このため、一つの駆動モー
タでホッパから感熱紙片の繰り出し動作及びサーマルヘ
ッドのプラテンローラに対する接触離隔動作を行うこと
が可能となる。また、以上より機構が簡素であるため、
券類発行装置の製造コストが抑制できると共に、装置の
小型化を実現することができる、という優れた効果を生
じる。
【0040】そして、必要な駆動モータの数を低減する
ことができるので、消費電力の低減も可能となり、ま
た、転写フィルムが不要のため、運用コストを低減する
ことができる、という優れた効果を生じる。
【0041】また、サーマルヘッドをカム部材の作用に
よりプラテンローラに対して接触離間可能に構成したの
で、簡易な構造で、正確なサーマルヘッドの移動制御が
可能となる、という優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部省略した側方断
面図である。
【図2】図1に開示した券類発行装置の一部省略した駆
動系を示す斜視図である。
【図3】図1に開示した券類発行装置において、ホッパ
から感熱紙片を繰り出した状態を示す側方断面図であ
る。
【図4】図1に開示した券類発行装置において、ホッパ
から繰り出された感熱紙片の先端部が、センサによって
検出され、感熱紙片の繰り出し動作を終了させる段階を
示す側方断面図である。
【図5】図1に開示した券類発行装置において、感熱紙
片に印字を行う状態を示す側方断面図である。
【図6】図1に開示した券類発行装置において、サーマ
ルヘッドをプラテンローラから離隔させると共に、感熱
紙片を外部に排出する状態を示す側方断面図である。
【図7】従来例を示す一部省略した側方断面図である。
【図8】他の従来例を示す一部省略した側方断面図であ
る。
【符号の説明】
1 券類発行装置 2 ホッパ 5 ピックアップローラ 7 第1の一方向クラッチ 9 サーマルヘッド 10 サーマルヘッド支持部材10 12 プラテンローラ 15 カム部材 16 第2の一方向クラッチ 21 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 21/22 B41J 25/28 H G07B 1/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱紙片を積層保持するホッパと、この
    ホッパから前記感熱紙片を繰り出すピックアップローラ
    と、前記感熱紙片に印字するサーマルヘッドと、このサ
    ーマルヘッドに対向して配設されるプラテンローラと、
    前記ピックアップローラに回転駆動力を付勢する正逆回
    転可能な駆動モータとを備えた券類発行装置において、 前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに対し離隔可
    能にするサーマルヘッド移動機構を装備すると共に、こ
    のサーマルヘッド移動機構に前記駆動モータの駆動力を
    伝達する駆動力伝達機構を設け、 前記駆動モータの駆動力を前記ピックアップローラと同
    軸に設けられた第1の一方向クラッチを介して伝達する
    と共に、前記サーマルヘッド移動機構に第2の一方向ク
    ラッチを設け、前記駆動モータの所定方向の回転に対し
    て、前記ピックアップローラとサーマルヘッドのどちら
    か一方にのみ駆動力を付勢するように、前記各一方向ク
    ラッチの接断方向を設定したことを特徴とする券類発行
    装置。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッド移動機構を、前記サ
    ーマルヘッドを支持するサーマルヘッド支持部材と、こ
    のサーマルヘッド支持部材と当設するカム部材と、この
    カム部材を支持すると共に駆動力を受けるカム部材回転
    軸と、前記カム部材と前記カム部材回転軸との相互間に
    設けた一方向クラッチにより構成することを特徴とした
    請求項1記載の券類発行装置。
  3. 【請求項3】 前記カム部材回転軸の近傍に、このカム
    部材回転軸の回転位置を検出する回転位置検出手段を装
    備することを特徴とした請求項2記載の券類発行装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動力伝達機構を伝達ベルト部材に
    より構成することを特徴とした請求項1,2または3記
    載の券類発行装置。
JP6223496A 1996-03-19 1996-03-19 券類発行装置 Pending JPH09259306A (ja)

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JP6223496A JPH09259306A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 券類発行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016479A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車内補充券発行装置

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