JPH09258703A - 表示装置用駆動回路 - Google Patents

表示装置用駆動回路

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JPH09258703A
JPH09258703A JP8069968A JP6996896A JPH09258703A JP H09258703 A JPH09258703 A JP H09258703A JP 8069968 A JP8069968 A JP 8069968A JP 6996896 A JP6996896 A JP 6996896A JP H09258703 A JPH09258703 A JP H09258703A
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Toshihiro Yamashita
俊弘 山下
Yasunao Akehi
康直 明比
Seishi Ozekawa
征志 小瀬川
裕 ▲高▼藤
Yutaka Takato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速サンプリングを必要とする液晶表示装置
等の表示装置において、ゴーストの少ない高解像度で高
品位の表示を可能にしう得る表示装置用駆動回路を提供
する。 【解決手段】 データ信号をサンプリングするためのス
イッチング素子10…と、該スイッチング素子10…を
駆動するためのバッファ回路5を備える。上記バッファ
回路5は、上記スイッチング素子10をON・OFFす
るためのゲート制御信号を出力する。このゲート制御信
号は、パルスの立ち上がり時間Trよりも立ち下がり時
間Tfが十分に小さくなるように設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等の
表示装置を駆動する表示装置用駆動回路に関し、特に映
像信号等のデータ信号をサンプリングする回路を有する
表示装置用駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置の一種である液晶表示パ
ネルは、パーソナルコンピュータ(PC)用ディスプレ
イを中心にAV(Audiovisual)からアミューズメントの
分野にいたるまで幅広く利用されている。今後、多彩な
メディアに対応するために、液晶表示パネルの高精細化
が望まれている。
【0003】液晶表示パネルを高精細化するには、駆動
回路の動作周波数を上げる必要がある。例えば、PC用
の液晶表示パネルでは、表示解像度がVGA(640×
480ドット)であれば25MHz、XGA(1024
×768ドット)であれば60MHz、SXGA(12
80×1024ドット)であれば120MHzの動作周
波数が必要とされ、解像度が上がれば動作周波数も上げ
る必要がある。
【0004】また、映像信号等のデータ信号をサンプリ
ングする回路を有する駆動回路では、動作周波数に応じ
てデータ信号のサンプリング時間も変わる。例えば、デ
ータ信号のサンプリング時間は、駆動回路における動作
周波数が25MHzであれば40ns、動作周波数が6
0MHzであれば約17ns、動作周波数が120MH
zであれば約8nsとなり、動作周波数が上がればサン
プリング時間は短くなる。
【0005】近年、液晶プロジェクターに用いられる小
型高精細の液晶表示パネルは、駆動回路を表示部と同時
に基板上に作製する構造、所謂ドライバモノリシック構
造となっており、駆動回路内蔵を前提とした表示装置と
なっているので多結晶シリコンが用いられることが多
い。しかしながら、多結晶シリコンは、単結晶Siに比
べて駆動能力が低い(移動度は現在およそ100cm2
/V・sec程度)ので、上記したような高速のサンプ
リングが困難となっている。
【0006】そこで、例えば駆動回路を多重化したり、
映像信号線を多重化することにより、実用上駆動回路の
動作周波数を下げて、駆動回路の高速動作に対応させる
方法がある。特に、後者の方法は、同時にサンプリング
時間も長くできるので、移動度の低い多結晶シリコンを
用いたドライバモノリシック型の液晶表示装置には特に
有効な技術である。例えば、液晶表示パネルの表示解像
度がXGAのものでは、サンプリング時間が約17ns
なので、仮に映像信号線を8本、即ち映像入力を8系統
に多重化した場合、サンプリング時間は136nsで良
いことになる。
【0007】このような映像信号を多重化する方法を適
用した表示装置として、例えば図5に示すように、デー
タ信号駆動回路101と、走査信号駆動回路102と、
表示部103とからなる液晶表示装置がある。上記表示
部103は、液晶パネルからなり、データ信号駆動回路
101に接続されたデータ信号線106…と走査信号駆
動回路102に接続された走査信号線107…との交差
部に画素108…をマトリクス状に配した構成となって
いる。なお、図5および図6(a)に示す構成では、映
像信号線109が1本しか描かれていないが、多重化す
る場合は、入力系統数に応じた数の映像信号線109が
設けられる。
【0008】上記データ信号駆動回路101は、シフト
レジスタ104およびバッファ回路105を介してシフ
トレジスタ104からの制御信号でON・OFFするス
イッチング素子110…が設けられている。上記バッフ
ァ回路105は、図6(a)に示すように、直列に接続
された2つのインバータからなるバッファ105a・1
05b・105c…からそれぞれ映像の入力系統数(映
像信号線109の本数)分だけスイッチング素子110
をON/OFFする出力を備えている。
【0009】上記の構成によれば、データ信号駆動回路
101では、多重化された映像信号線109に供給され
る映像信号を、映像の入力系統数分設けられた各段のス
イッチング素子110…のONによってサンプリング
し、データ信号としてデータ信号線106…に供給する
ようになっている。これにより、実用上駆動回路の動作
周波数を下げて、駆動回路の高速動作に対応させること
ができるので、サンプリング時間も多重化に対応して長
くすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように映像信号線を多重化した場合でも、信号の系統数
を増加させた分だけサンプリング時間を長くできるもの
の、やはり高解像度の表示装置における駆動回路のサン
プリングは高速に行なわなければならない。このような
高速サンプリングで問題となるのが、ゴーストの発生に
よる解像度の低下である。このゴーストの発生について
図6(a)(b)を参照しながら以下に説明する。
【0011】図6(b)では、g1は、バッファ105
aから出力されるゲート制御信号を示し、g2は、バッ
ファ105bから出力されるゲート制御信号を示し、g
3は、バッファ105cから出力されるゲート制御信号
を示し、S1〜S3は、各ゲート制御信号g1〜g3に
より制御された各スイッチング素子110におけるデー
タ信号線106へのホールド電圧を示す。
【0012】図6(b)は、ゲート制御信号g2のタイ
ミングで映像信号が黒レベルになっている場合を示して
いる。しかしながら、通常、映像信号(VIDEO)
は、負荷により波形のなまりが生じている。したがっ
て、本来白レベルに対応するはずのデータ信号線106
に印加されるホールド電圧S1・S3は、映像信号のな
まりの部分をサンプリングした結果、完全に白レベルと
なっていない。それゆえ、この不要なサンプリングがゴ
ーストとなって表示される。
【0013】このように、高速サンプリングのために、
映像信号の入力系統を多重化しても、ゴーストの発生に
よる解像度の低下という問題が生じる。また、多重化の
数を上記の問題が起こらないように増やせばよいが、外
部回路(ビデオ回路など)が複雑になり、コストの上昇
を招いてしまう。
【0014】また、サンプリングのスイッチング素子へ
のゲート制御信号の立ち上がり時間Trと立ち下がり時
間Tfをともにできるだけ短くすればよいが、ドライバ
モノリシック構造の場合、バッファサイズが大きくなっ
てしまう。
【0015】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、高速サンプリングを必要とす
る液晶表示装置等の表示装置において、ゴーストの少な
い高解像度で高品位の表示を可能にし得る表示装置用駆
動回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の表示装置用駆
動回路は、上記の課題を解決するために、データ信号を
サンプリングするためのスイッチング素子を複数備え、
該スイッチング素子を駆動するためのバッファ回路を少
なくとも1つ備えた表示装置用駆動回路において、上記
バッファ回路は、上記スイッチング素子をOFF状態に
する第1の電圧レベルと、該スイッチング素子をON状
態にする第2の電圧レベルとの異なる2つの電圧レベル
を有する制御信号を出力し、上記制御信号は、上記第1
の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間よりも
第2の電圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間が
短いことを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、制御信号は、第1の
電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間よりも第
2の電圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間が短
くなるように設計されている。このように、スイッチン
グ素子がOFF状態に遷移する時間を短くすることで、
前段の制御信号により映像信号のなまりにより不要な信
号がサンプリングされるのを低減することができる。一
方、スイッチング素子がON状態に遷移する時間を長く
することで、次段の制御信号により映像信号のなまりに
よる不要な信号がサンプリングされるのを低減すること
ができる。これにより、データ信号の波形のなまりによ
るゴーストの発生を低減することができるので、高解像
度のための高速サンプリングを必要とする液晶表示装置
等の表示装置において、ゴーストの少ない高解像度で高
品位の表示を可能にする。
【0018】請求項2の表示装置用駆動回路は、上記の
課題を解決するために、データ信号をサンプリングする
ためのスイッチング素子を複数有し、該スイッチング素
子が、少なくとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと
少なくとも1つのPチャネル薄膜トランジスタからな
り、該薄膜トランジスタを駆動するためのバッファ回路
が各チャネル毎に少なくとも1つ備えられた表示装置用
駆動回路において、上記バッファ回路は、上記各薄膜ト
ランジスタを導通・非導通のいずれかの状態にする第1
の電圧レベルと第2の電圧レベルの異なる2つの電圧レ
ベルからなるゲート制御信号を出力し、上記ゲート制御
信号は、第1の電圧レベルによって上記スイッチング素
子のNチャネル薄膜トランジスタを非導通状態にし、第
2の電圧レベルによって該Nチャネル薄膜トランジスタ
を導通状態にするとき、第1の電圧レベルから第2の電
圧レベルへの遷移時間よりも第2の電圧レベルから第1
の電圧レベルへの遷移時間が短く、且つ、第1の電圧レ
ベルによって該スイッチング素子のPチャネル薄膜トラ
ンジスタを導通状態にし、第2の電圧レベルによって該
Pチャネル薄膜トランジスタを非導通状態にするとき、
第2の電圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間よ
りも第1の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時
間が短いことを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、ゲート制御信号を、
第1の電圧レベルによって上記スイッチング素子のNチ
ャネル薄膜トランジスタを非導通状態にし、第2の電圧
レベルによって該Nチャネル薄膜トランジスタを導通状
態にするとき、第1の電圧レベルから第2の電圧レベル
への遷移時間よりも第2の電圧レベルから第1の電圧レ
ベルへの遷移時間が短く、且つ、第1の電圧レベルによ
って該スイッチング素子のPチャネル薄膜トランジスタ
を導通状態にし、第2の電圧レベルによって該Pチャネ
ル薄膜トランジスタを非導通状態にするとき、第2の電
圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間よりも第1
の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間が短く
なるように設計されている。
【0020】このように、スイッチング素子がOFF状
態に遷移する時間を短くすることで、前段の制御信号に
より映像信号のなまりにより不要な信号がサンプリング
されるのを低減することができる。一方、スイッチング
素子がON状態に遷移する時間を長くすることで、次段
の制御信号により映像信号のなまりによる不要な信号が
サンプリングされるのを低減することができる。これに
より、データ信号の波形のなまりによるゴーストの発生
を低減することができるので、高解像度のための高速サ
ンプリングを必要とする液晶表示装置等の表示装置にお
いて、ゴーストの少ない高解像度で高品位の表示を可能
にする。
【0021】上記の請求項2の表示装置用駆動回路を実
現するには、例えば以下の請求項3の表示装置用駆動回
路が考えられる。
【0022】請求項3の表示装置用駆動回路は、上記の
課題を解決するために、データ信号をサンプリングする
ためのスイッチング素子を複数備え、該スイッチング素
子は、少なくとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと
少なくとも1つのPチャネル薄膜トランジスタからな
り、該Nチャネル薄膜トランジスタを駆動するための第
1のバッファ回路と該Pチャネル薄膜トランジスタを駆
動するための第2のバッファ回路とをそれぞれ少なくと
も1つずつ備えた表示装置用駆動回路において、上記第
1のバッファ回路は、チャネル幅がWn1、チャネル長
がLn1のNチャネル薄膜トランジスタと、チャネル幅
がWp1、チャネル長がLp1のPチャネル薄膜トラン
ジスタとからなり、上記第2のバッファ回路は、チャネ
ル幅がWn2、チャネル長がLn2のNチャネル薄膜ト
ランジスタと、チャネル幅がWp2、チャネル長がLp
2のPチャネル薄膜トランジスタとからなるとき、Nチ
ャネル薄膜トランジスタの移動度をμn、Pチャネル薄
膜トランジスタの移動度をμpとすると、μnWn1/
Ln1>μpWp1/Lp1、且つμnWn2/Ln2
<μpWp2/Lp2、の関係を満たすことを特徴とし
ている。
【0023】上記の構成によれば、バッファ回路から出
力されるゲート制御信号が、請求項2に記載のように、
第1の電圧レベルによって上記スイッチング素子のNチ
ャネル薄膜トランジスタを非導通状態にし、第2の電圧
レベルによって該Nチャネル薄膜トランジスタを導通状
態にするとき、第1の電圧レベルから第2の電圧レベル
への遷移時間よりも第2の電圧レベルから第1の電圧レ
ベルへの遷移時間が短く、且つ、第1の電圧レベルによ
って該スイッチング素子のPチャネル薄膜トランジスタ
を導通状態にし、第2の電圧レベルによって該Pチャネ
ル薄膜トランジスタを非導通状態にするとき、第2の電
圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間よりも第1
の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間が短く
なるように設計することができる。したがって、上記し
た請求項2と同様の作用を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、本実施の形態では、表示装置用駆動回路を備える表
示装置としてアクティブマトリクス型の液晶表示装置に
ついて説明する。
【0025】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図3
に示すように、表示装置用駆動回路としてのデータ信号
回路1および走査信号回路2、表示手段としての液晶表
示パネルからなる表示部3とを備えている。上記データ
信号回路1は、シフトレジスタ4、バッファ5からな
り、外部からのクロック信号等のタイミングで、データ
信号をデータ信号線6に供給するようになっている。ま
た、走査信号回路2は、図示しないがシフトレジスタか
らなり、外部からのクロック信号等により走査信号を走
査信号線7に供給するようになっている。
【0026】表示部3は、入力される映像信号に応じた
画像を表示するものであり、データ信号回路1に接続さ
れた複数のデータ信号線6…と走査信号回路2に接続さ
れた複数の走査信号線7…とのそれぞれの交差部に画素
8…がマトリクス状に配された構成となっている。
【0027】上記画素8は、トランジスタからなるスイ
ッチング素子8aと、コンデンサからなる補助容量8b
と、液晶容量8cとからなっており、上記スイッチング
素子8aのゲート端子には走査信号線7が、ソース端子
にはデータ信号線6が、ドレイン端子には補助容量8b
および液晶容量8cが接続されている。
【0028】したがって、上記画素8は、走査信号線7
からの走査信号のタイミングでスイッチング素子8aが
ON・OFFされ、スイッチング素子8aがON状態の
ときに、データ信号線6からのデータ信号により補助容
量8bおよび液晶容量8cに電圧が印加され、その印加
電圧に応じて液晶の透過率が変化する。このようにして
各画素8…は、走査信号のタイミングで入力されるデー
タ信号(映像信号)に応じた画像を表示するようになっ
ている。
【0029】また、上記データ信号回路1は、例えばN
−MOST構成のトランジスタからなるスイッチング素
子10…が設けられている。このスイッチング素子10
のドレイン端子には、上記データ信号線6が接続され、
ソース端子には、映像信号線9が接続されている。ま
た、スイッチング素子10のゲート端子には、バッファ
5を介してシフトレジスタ4が接続されている。したが
って、上記スイッチング素子10は、バッファ回路5を
介してシフトレジスタ4からのゲート制御信号が供給さ
れ、このゲート制御信号のタイミングによりONされ、
映像信号線9からの映像信号をデータ信号としてデータ
信号線6に供給するようになっている。即ち、データ信
号回路1は、映像信号をゲート制御信号のタイミングで
サンプリングするようになっている。
【0030】データ信号回路1に設けられたバッファ5
は、図1(a)に示すように、各データ信号線6に対応
して、それぞれ2段のCMOS構成のバッファ回路5a
・5a、5b・5b、5c・5c…からなる。上記の各
バッファ回路は、インバータからなり、スイッチング素
子10にゲート制御信号を供給するようになっている。
また、上記各バッファ回路は、上記ゲート制御信号の出
力波形を制御して、スイッチング素子10のON・OF
Fを制御している。
【0031】なお、図1(a)および図3には示さない
が、映像信号を供給する映像信号線9は、多重化される
場合、複数本設けられている。これに併せて、1つのバ
ッファ回路あたりに映像信号線9の本数と同じだけのス
イッチング素子10が設けられている。
【0032】上記のゲート制御信号は、例えば図1
(b)に示すように、スイッチング素子10をON/O
FFにするHighレベル(第1の電圧レベル)とLo
wレベル(第2の電圧レベル)とからなるパルス状の信
号であり、それぞれのパルスの立ち上がり時間Trより
も立ち下がり時間Tfが非常に短くなるように設計され
ている。このように設計されたゲート制御信号によれ
ば、映像信号とゲート制御信号とのタイミングを調整す
ることで、映像信号の波形のなまりによるゴーストの発
生を無くすことができる。
【0033】つまり、上記の各ゲート制御信号は、立ち
上がり時間Trよりもパルスの立ち下がり時間Tfが短
いので、ゲート制御信号の立ち上がりと前段のゲート制
御信号の立ち下がりとが重なる割合、およびゲート制御
信号の立ち下がりと次段のゲート制御信号の立ち上がり
とが重なる割合を共に少なくすることができる。これに
より、ゲート制御信号の立ち下がり時に、次段のゲート
制御信号によりサンプリングされるべきデータ信号をサ
ンプリングしなくなると共に、ゲート制御信号の立ち上
がり時に、前段のゲート信号によりサンプリングされる
べきデータ信号をサンプリングしなくなる。この結果、
データ信号のサンプリングに対応しているゲート制御信
号の前段あるいは次段のゲート制御信号によるサンプリ
ングを無くすことができるので、データ信号の波形のな
まりにより発生するゴーストを無くすことができる。し
たがって、高速サンプリングによってもゴーストが少な
いので、より高解像度で高品位の表示を可能にする。
【0034】このことについて、さらに、図1(b)を
参照しながら具体的に説明する。尚、G1は、バッファ
回路5aにより調整されたゲート制御信号を示し、G2
は、バッファ回路5bにより調整されたゲート制御信号
を示し、G3は、バッファ回路5cにより調整されたゲ
ート制御信号を示し、映像信号は、上記のゲート制御信
号G2によって黒レベルになっていることを示し、S1
〜S3は上記各ゲート制御信号によるデータ信号線6の
ホールド電圧を示している。
【0035】図1(b)では、ゲート制御信号G2の立
ち上がり時には、前段のゲート制御信号G1の立ち下が
りとの重なり部分が少なくなっているので、前段のゲー
ト制御信号G1による映像信号のサンプリングを無くす
ことができる。また、ゲート制御信号G2の立ち下がり
時には、次段のゲート制御信号G3の立ち上がりとの重
なり部分が少なくなっているので、次段のゲート制御信
号G3による映像信号のサンプリングを無くすことがで
きる。
【0036】これにより、上記ゲート制御信号G1によ
るホールド電圧S1、およびゲート制御信号G3による
ホールド電圧S3はほぼ白レベルと等しいレベルとな
り、ゲート制御信号G2によるホールド電圧S2は黒レ
ベルとなる。これにより、ゴーストのない高解像度で高
品位の表示を行うことができる。
【0037】上記のようにゲート制御信号の波形が、パ
ルスの立ち上がり時間Tfが立ち下がり時間Trよりも
非常に短くなるようにするには、例えば、図1(a)に
示すスイッチング素子10の前段のCMOS回路からな
るバッファ回路5aを、NチャネルTFT(Thin Film
Transistor)の駆動能力がPチャネルTFTの駆動能力
よりも大きくなるように設計すれば良い。
【0038】一般に、多結晶シリコンでTFTを形成し
た場合、NチャネルTFTの移動度μnの方がPチャネ
ルTFTの移動度μpより大きい。従来の設計では、N
チャネルTFTとPチャネルTFTとのチャネル幅をそ
れぞれWn、Wpとし、NチャネルTFTとPチャネル
TFTとのチャネル長をそれぞれLn、Lpとすれば、
μnWn≒μpWpとなり、かつLn=Lpとなるよう
にチャネル幅をWn<Wpとしていた。
【0039】これに対し、本実施の形態では、Wn>W
pとすることにより、NチャネルTFTの駆動能力がP
チャネルTFTの駆動能力に対してより大きくなるよう
にCMOS回路を設計する。
【0040】上記のCMOS回路においては、例えば図
2(a)(b)に示すように、絶縁性透明基板15上
に、NチャネルTFT13とPチャネルTFT14が形
成されている。また、CMOS回路は、ゲート絶縁膜1
6および層間絶縁膜17を備えている。このCMOS回
路では、信号の入力用電極11がNチャネルTFT13
およびPチャネルTFT14のゲート電極となり、信号
の出力用電極12がドレイン電極となる。そして、Nチ
ャネルTFT13のソース電極にはLowレベルの信号
を供給する電極が接続され、PチャネルTFT14のソ
ース電極にはHighレベルの信号を供給する電極が接
続されている。
【0041】即ち、上記CMOS回路では、入力用電極
11からの信号によりNチャネルTFT13がON状態
となっているとき、PチャネルTFT14はOFF状態
となり、出力用電極12からLowレベルの信号が出力
される。また、入力用電極11からの信号によりPチャ
ネルTFT14がON状態となっているとき、Nチャネ
ルTFT13はOFF状態となり、出力用電極12から
Highレベルの信号が出力される。
【0042】このとき、上記NチャネルTFT13のチ
ャネル幅Wnは、PチャネルTFT14のチャネル幅W
pよりも大きくなるように設計されている。ここで、μ
nが約100cm2 /V・secであり、μpが約50
cm2 /V・secであったので、Wn=200μm、
Wp=50μmとしたところ、NチャネルTFT13の
駆動電流は、PチャネルTFT14の約5倍以上とな
り、出力用電極12から出力される信号のパルスの立ち
上がり時間Trよりも立ち下がり時間Tfを十分に短く
できることが確認できた。従来の設計では、Wn=20
0μm、Wp=400μmとなり、バッファサイズが大
きくなってしまう。
【0043】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、本実施の形態では、表示装置用駆動回路とし
て、データ信号として映像信号をサンプリングするデー
タ信号回路について説明する。
【0044】本実施の形態に係るデータ信号回路は、図
4(a)に示すように、シフトレジスタ21、バッファ
22、CMOS構成のスイッチング素子24…を備えて
いる。尚、上記シフトレジスタ21は、前記実施の形態
1で説明したシフトレジスタ4と同じであるので、その
説明は省略する。
【0045】上記のスイッチング素子24は、ゲート制
御信号によりON・OFF制御され、このON・OFF
によって映像信号線23からの映像信号をデータ信号線
6に供給するようになっている。
【0046】上記バッファ22は、直列接続されたCM
OS構成のバッファ回路22a(第1のバッファ回路)
・22b(第2のバッファ回路)、…からなり、前段の
バッファ回路22aはスイッチング素子24のPチャネ
ルTFTのゲート電極に接続され、次段のバッファ回路
22bは該スイッチング素子24のNチャネルTFTの
ゲート電極に接続されている。
【0047】例えば、上記シフトレジスタ21からの信
号の流れをバッファ回路22a・22bを用いて説明す
ると、シフトレジスタ21から出力される信号が、1段
目のバッファ回路22aを介して次段のバッファ回路2
2bとスイッチング素子24のPチャネルTFTに供給
されると共に、次段のバッファ回路22bからの信号が
スイッチング素子24のNチャネルTFTに供給され
る。
【0048】このとき、シフトレジスタ21から出力さ
れた信号は、バッファ回路22aで反転され、さらにバ
ッファ回路22bで反転されるので、スイッチング素子
24のNチャネルTFTとPチャネルTFTとのゲート
電極に供給される信号の極性は異なる。したがって、ス
イッチング素子24の各チャネルのTFTは、同時にO
N・OFFするようになる。このように、スイッチング
素子24としてCMOS回路を使用することで、前記実
施の形態1のようにN−MOSTのスイッチング素子1
0に比べて電流が流れやすくなる。
【0049】上記スイッチング素子24に供給されるゲ
ート制御信号は、例えば図4(b)に示すようなパルス
状の2つの信号である。一方のゲート制御信号Gn1
は、該スイッチング素子24のNチャネルTFTをOF
F状態にするLowレベル(第1の電圧レベル)と上記
NチャネルTFTをON状態にするHighレベル(第
2の電圧レベル)とからなる。他方のゲート制御信号G
n2は、PチャネルTFTをON状態にするHighレ
ベル(第1の電圧レベル)と、上記PチャネルTFTを
OFF状態にするLowレベル(第2の電圧レベル)と
からなる。
【0050】また、ゲート制御信号は、図4(b)に示
すような波形に設計されている。即ち、NチャネルTF
Tに供給されるゲート制御信号Gn1は、パルスの立ち
上がり時間Trよりも立ち下がり時間Tfを十分に小さ
くするように設計されている。また、PチャネルTFT
に供給されるゲート制御信号Gp1は、上記ゲート制御
信号Gn1とは逆極性となるので、パルスの立ち下がり
時間Tfよりも立ち上がり時間Tr時間を十分に小さく
するように設計されている。
【0051】上記スイッチング素子24がCMOS構成
の場合には、図4(a)に示すバッファ回路22a(第
1のバッファ回路)とバッファ回路22b(第2のバッ
ファ回路)とで構成が異なる。即ち、NチャネルTFT
の駆動電流をPチャネルTFTの駆動電流よりも大きく
する場合には、第1のバッファの各チャネルのチャネル
長Ln1・Lp1と、第2のバッファの各チャネルのチ
ャネル長Ln2・Lp2とが、Ln1=Lp1、Ln2
=Lp2の関係にあるとき、NチャネルTFTの移動度
μn、PチャネルTFTの移動度μpとすると、μnW
n1>μpWp1の関係を満たすように第1のバッファ
を設計し、μnWn2<μpWp2の関係を満たすよう
に第2のバッファを設計すれば良い。
【0052】また、Ln1≠Lp1かつLn2≠Lp2
の関係にあるときは、μnWn1/Ln1>μpWp1
/Lp1の関係を満たすように第1のバッファを設計
し、μnWn2/Ln2<μpWp2/Lp2の関係を
満たすように第2のバッファを設計すれば良い。
【0053】以上のように、本実施の形態においても、
スイッチング素子24を制御するためのゲート制御信号
の波形を制御することで、映像信号とゲート制御信号と
のタイミングを調整することにより、ゴーストのない高
解像度で高品位の表示を得ることができる。
【0054】尚、前記実施の形態1および2において、
ゲート制御信号のパルスの立ち上がり時間と立ち下がり
時間とを制御するために、バッファ回路として用いたC
MOS回路のNチャネルTFTのチャネル幅WnとPチ
ャネルTFTのチャネル幅Wpを調整しているが、各チ
ャネルTFTのチャネル長Ln・Lp(図2(b)参
照)を調整しても良い。
【0055】これは、TFTにおいて、チャネル幅を変
化させた場合と同様に、チャネル幅が同じであれば、チ
ャネル長の長さに応じて駆動電流が変化するようになっ
ているからである。これにより、多結晶シリコンTFT
によるドライバモノリシック構造の駆動回路を有する表
示装置において、高速サンプリング時に発生するゴース
トを低減することで、多結晶シリコンTFTを用いた表
示装置に特有の表示バラツキを防止し、高解像度で高品
位の表示を行うことが可能となる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明の表示装置用駆動回路
は、以上のように、データ信号をサンプリングするため
のスイッチング素子を複数備え、該スイッチング素子を
駆動するためのバッファ回路を少なくとも1つ備えた表
示装置用駆動回路において、上記バッファ回路は、上記
スイッチング素子をOFF状態にする第1の電圧レベル
と、該スイッチング素子をON状態にする第2の電圧レ
ベルとの異なる2つの電圧レベルを有する制御信号を出
力し、上記制御信号は、上記第1の電圧レベルから第2
の電圧レベルへの遷移時間よりも第2の電圧レベルから
第1の電圧レベルへの遷移時間が短い構成である。
【0057】それゆえ、上記構成のような制御信号によ
れば、スイッチング素子がOFF状態になるときに、デ
ータ信号の波形のなまりの部分を前段および次段の制御
信号によるサンプリングを低減することができる。これ
により、データ信号の波形のなまりによるゴーストの発
生を低減することができるので、高解像度のための高速
サンプリングを必要とする液晶表示装置等の表示装置に
おいて、ゴーストの少ない高解像度で高品位の表示を可
能できるという効果を奏する。
【0058】請求項2の発明の表示装置用駆動回路は、
以上のように、データ信号をサンプリングするためのス
イッチング素子を複数有し、該スイッチング素子が、少
なくとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと少なくと
も1つのPチャネル薄膜トランジスタからなり、該薄膜
トランジスタを駆動するためのバッファ回路が各チャネ
ル毎に少なくとも1つ備えられた表示装置用駆動回路に
おいて、上記バッファ回路は、上記各薄膜トランジスタ
を導通・非導通のいずれかの状態にする第1の電圧レベ
ルと第2の電圧レベルの異なる2つの電圧レベルからな
るゲート制御信号を出力し、上記ゲート制御信号は、第
1の電圧レベルによって上記スイッチング素子のNチャ
ネル薄膜トランジスタを非導通状態にし、第2の電圧レ
ベルによって該Nチャネル薄膜トランジスタを導通状態
にするとき、第1の電圧レベルから第2の電圧レベルへ
の遷移時間よりも第2の電圧レベルから第1の電圧レベ
ルへの遷移時間が短く、且つ、第1の電圧レベルによっ
て該スイッチング素子のPチャネル薄膜トランジスタを
導通状態にし、第2の電圧レベルによって該Pチャネル
薄膜トランジスタを非導通状態にするとき、第2の電圧
レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間よりも第1の
電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間が短い構
成である。
【0059】それゆえ、上記構成のようなゲート制御信
号によれば、データ信号の波形のなまりによるゴースト
の発生を低減することができるので、高解像度のための
高速サンプリングを必要とする液晶表示装置等の表示装
置において、ゴーストの少ない高解像度で高品位の表示
を可能にできる。
【0060】しかも、スイッチング素子を構成する各チ
ャネルの薄膜トランジスタは、同時にON・OFFする
ようになるので、スイッチング素子内の電流が流れやす
くり、スイッチング素子の制御を容易にすることができ
るという効果を奏する。
【0061】請求項3の発明の表示装置用駆動回路は、
以上のように、データ信号をサンプリングするためのス
イッチング素子を複数備え、該スイッチング素子は、少
なくとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと少なくと
も1つのPチャネル薄膜トランジスタからなり、該Nチ
ャネル薄膜トランジスタを駆動するための第1のバッフ
ァ回路と該Pチャネル薄膜トランジスタを駆動するため
の第2のバッファ回路とをそれぞれ少なくとも1つずつ
備えた表示装置用駆動回路において、上記第1のバッフ
ァ回路は、チャネル幅がWn1、チャネル長がLn1の
Nチャネル薄膜トランジスタと、チャネル幅がWp1、
チャネル長がLp1のPチャネル薄膜トランジスタとか
らなり、上記第2のバッファ回路は、チャネル幅がWn
2、チャネル長がLn2のNチャネル薄膜トランジスタ
と、チャネル幅がWp2、チャネル長がLp2のPチャ
ネル薄膜トランジスタとからなるとき、Nチャネル薄膜
トランジスタの移動度をμn、Pチャネル薄膜トランジ
スタの移動度をμpとすると、μnWn1/Ln1>μ
pWp1/Lp1、且つμnWn2/Ln2<μpWp
2/Lp2、の関係を満たす構成である。
【0062】それゆえ、上記構成のようなバッファ回路
によれば、バッファ回路から出力されるゲート制御信号
が、請求項2に記載のように、第1の電圧レベルによっ
て上記スイッチング素子のNチャネル薄膜トランジスタ
を非導通状態にし、第2の電圧レベルによって該Nチャ
ネル薄膜トランジスタを導通状態にするとき、第1の電
圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移時間よりも第2
の電圧レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間が短
く、且つ、第1の電圧レベルによって該スイッチング素
子のPチャネル薄膜トランジスタを導通状態にし、第2
の電圧レベルによって該Pチャネル薄膜トランジスタを
非導通状態にするとき、第2の電圧レベルから第1の電
圧レベルへの遷移時間よりも第1の電圧レベルから第2
の電圧レベルへの遷移時間が短くなるように設計するこ
とができる。これにより、このようなゲート制御信号に
よれば、データ信号の波形のなまりによるゴーストの発
生を低減することができるので、高解像度のための高速
サンプリングを必要とする液晶表示装置等の表示装置に
おいて、ゴーストの少ない高解像度で高品位の表示を可
能にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置用駆動回
路としてのデータ信号回路を示するものであって、
(a)は概略構成図、(b)はデータ信号回路での制御
信号の波形図である。
【図2】図1に示すデータ信号回路に備えられたバッフ
ァの構成を示すものであって、(a)は平面図、(b)
は(a)のA・A線矢視断面図である。
【図3】図1に示すデータ信号回路を備えた表示装置を
示す概略構成図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る表示装置用駆動
回路としてのデータ信号回路を示するものであって、
(a)は概略構成図、(b)はデータ信号回路での制御
信号の波形図である。
【図5】従来の表示装置の概略構成図である。
【図6】図5に備えられた表示装置用駆動回路としての
データ信号回路を示するものであって、(a)は概略構
成図、(b)はデータ信号回路での制御信号の波形図で
ある。
【符号の説明】
1 データ信号回路(表示装置用駆動回路) 2 走査信号回路(表示装置用駆動回路) 3 表示部 4 シフトレジスタ 5a バッファ回路 5b バッファ回路 5c バッファ回路 9 映像信号線 10 スイッチング素子 21 シフトレジスタ 22a バッファ回路 22b バッファ回路 23 映像信号線 24 スイッチング素子 G1 ゲート制御信号 G2 ゲート制御信号 G3 ゲート制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼藤 裕 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ信号をサンプリングするためのスイ
    ッチング素子を複数備え、該スイッチング素子を駆動す
    るためのバッファ回路を少なくとも1つ備えた表示装置
    用駆動回路において、 上記バッファ回路は、上記スイッチング素子をOFF状
    態にする第1の電圧レベルと、該スイッチング素子をO
    N状態にする第2の電圧レベルとの異なる2つの電圧レ
    ベルを有する制御信号を出力し、 上記制御信号は、上記第1の電圧レベルから第2の電圧
    レベルへの遷移時間よりも第2の電圧レベルから第1の
    電圧レベルへの遷移時間が短いことを特徴とする表示装
    置用駆動回路。
  2. 【請求項2】データ信号をサンプリングするためのスイ
    ッチング素子を複数有し、該スイッチング素子が、少な
    くとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと少なくとも
    1つのPチャネル薄膜トランジスタからなり、該薄膜ト
    ランジスタを駆動するためのバッファ回路が各チャネル
    毎に少なくとも1つ備えられた表示装置用駆動回路にお
    いて、 上記バッファ回路は、上記各薄膜トランジスタを導通・
    非導通のいずれかの状態にする第1の電圧レベルと第2
    の電圧レベルの異なる2つの電圧レベルからなるゲート
    制御信号を出力し、 上記ゲート制御信号は、第1の電圧レベルによって上記
    スイッチング素子のNチャネル薄膜トランジスタを非導
    通状態にし、第2の電圧レベルによって該Nチャネル薄
    膜トランジスタを導通状態にするとき、第1の電圧レベ
    ルから第2の電圧レベルへの遷移時間よりも第2の電圧
    レベルから第1の電圧レベルへの遷移時間が短く、且
    つ、第1の電圧レベルによって該スイッチング素子のP
    チャネル薄膜トランジスタを導通状態にし、第2の電圧
    レベルによって該Pチャネル薄膜トランジスタを非導通
    状態にするとき、第2の電圧レベルから第1の電圧レベ
    ルへの遷移時間よりも第1の電圧レベルから第2の電圧
    レベルへの遷移時間が短いことを特徴とする表示装置用
    駆動回路。
  3. 【請求項3】データ信号をサンプリングするためのスイ
    ッチング素子を複数備え、該スイッチング素子は、少な
    くとも1つのNチャネル薄膜トランジスタと少なくとも
    1つのPチャネル薄膜トランジスタからなり、該Nチャ
    ネル薄膜トランジスタを駆動するための第1のバッファ
    回路と該Pチャネル薄膜トランジスタを駆動するための
    第2のバッファ回路とをそれぞれ少なくとも1つ備えた
    表示装置用駆動回路において、 上記第1のバッファ回路が、チャネル幅がWn1、チャ
    ネル長がLn1のNチャネル薄膜トランジスタと、チャ
    ネル幅がWp1、チャネル長がLp1のPチャネル薄膜
    トランジスタとからなると共に、 上記第2のバッファ回路が、チャネル幅がWn2、チャ
    ネル長がLn2のNチャネル薄膜トランジスタと、チャ
    ネル幅がWp2、チャネル長がLp2のPチャネル薄膜
    トランジスタとからなるとき、 Nチャネル薄膜トランジスタの移動度をμn、Pチャネ
    ル薄膜トランジスタの移動度をμpとすると、 μnWn1/Ln1>μpWp1/Lp1、且つμnW
    n2/Ln2<μpWp2/Lp2、の関係を満たすこ
    とを特徴とする表示装置用駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000081858A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置並びに電子機器
JP2002196701A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置の駆動回路及び表示装置の駆動方法
KR20190096911A (ko) * 2017-05-30 2019-08-20 한양대학교 산학협력단 표시 장치, 게이트 드라이버, 및 게이트 드라이버의 구동 방법

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