JPH09257147A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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JPH09257147A
JPH09257147A JP6479796A JP6479796A JPH09257147A JP H09257147 A JPH09257147 A JP H09257147A JP 6479796 A JP6479796 A JP 6479796A JP 6479796 A JP6479796 A JP 6479796A JP H09257147 A JPH09257147 A JP H09257147A
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JP
Japan
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valve
stem
holder
motor
inner diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP6479796A
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English (en)
Inventor
Akira Yasui
明 安井
Kenichi Mochizuki
健一 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータによりネジ機構を介して弁を開閉する
電動弁において、標準のOリングを用いて電動弁の小型
化を図る。 【解決手段】 電動弁200の弁本体210は、第1の
内径部211,オリフィス214,第1の流路213,
第2の流路215を有する。第1の内径部211に挿入
固定される弁ホルダ220は、ステム250を摺動自在
に案内する。ステム250には弁部材252がとりつけ
られていて、オリフィス214を開閉する。ステム25
0は、その外周にOリング264がとりつけられる。弁
ホルダ220の下端は小径部225に形成され、ステム
の摺動をカバーするとともに、弁室212の流路断面積
を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弁の開閉をモータに
より行なう、例えば、空調装置に使用される電動弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種電動弁の従来例を図2に示す。図
示例の電動弁1は、弁本体10と、モータ50を有す
る。弁本体10は、本体の軸線に直交する側壁に開口す
る入口部12と軸線上に開口する弁口14を有し、弁口
14の下流側の弁室16との間に弁座15が形成され
る。入口部12には水などの液体の流入系に連結される
プラグ13が螺合され、弁室16の出口側には水などの
液体の流出系に連結されるプラグ17が螺合される。弁
本体10は、弁口14と同軸に形成されるステム用のガ
イド穴18を有し、シャフト状のステム30がOリング
40等を介して摺動自在に挿入される。ステム30の弁
室16内へ突出する第1の端部には弁体34が支持手段
32により保持される。
【0003】弁本体10の弁室16側とは反対側の端部
には袋ナット20によって円筒状のホルダ22がとりつ
けられる。ホルダ22の弁本体10に接する側の端面に
は溝26が形成される。ステム30は細径部と太径部を
有し、段付部31が形成される。太径部には軸線に直交
方向に植設されるピン36を有し、このピン36がホル
ダの溝26に係合してステム30の廻り止めが形成され
る。ステム30の細径部にはオネジ38が形成される。
【0004】駆動モータ50は、例えばステッピングモ
ータ等が使用され、そのドライバ52の回転量を制御す
ることができる。ドライバ52の先端部にはメネジ53
が形成されており、ステム30のオネジ38に螺合す
る。ステム30の段付部31に配設されるワッシャー6
0とホルダ22の内径部の段付部24との間にはスプリ
ング62が挿入される。モータ50のドライバ52(ド
ライバ52は、図示しないモータ50からの出力軸によ
り駆動される)を回動させることによって、ステム30
は軸方向に移動し、弁体34と弁座15の間の通路を開
閉する。この種の電動弁は、例えば、実開平5−524
44号公報にも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電動弁
にあっては、ステム30側にOリング40を配設して、
弁ホルダ22との間をシールしている。これは、次のよ
うな理由に基づいている。即ち、本体10側にOリング
を配設した場合には、Oリングはゴム材により製作され
るので、本体10の内側に挿入する際に傷がつき易いこ
とを避ける。また、Oリングは通常一定のピッチで2列
配設されるが、本体の内側にこのOリングを装着する作
業は視界が難しい作業となることを避けるためである。
しかしながら、Oリングの最小サイズと、配設する間隔
は標準化されているので、この標準の最小のOリングを
2個用いて電動弁の小型化を図ると、ステムの上下動を
カバーするために本体のステムが摺動する軸方向の長さ
を大きくとる、あるいは弁ホルダのステムが摺動する内
径部の軸方向の長さを大きくとる必要が生じ、小型化を
充分に達成できない問題が生ずる。本発明は上述した問
題を解決する小型の電動弁を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電動弁は、同一
軸線上に形成される小径の有底穴状のオリフィス及び弁
室を形成する第1の内径部と、第1の内径部に連通され
る第1の流路と、オリフィスに連通される第2の流路と
を有する弁本体と、弁本体の第1の内径部に挿入固定さ
れる弁ホルダと、弁ホルダの中心の内径部に摺動自在に
挿入され開閉する弁部材と、ステムを軸方向に移動させ
るステッピングモータとを備えるものである。
【0007】そして、弁ホルダの弁室側の端部は、段付
の小径部を有し、小径部の端面は弁本体の第1の流路が
弁室内に形成する投影面の内側に突出するとともに、ス
テムの外周部に装着されて弁ホルダとの間をシールする
Oリングを備えるものである。かかる本発明の電動弁に
よれば、弁ホルダ内を摺動するステムには、弁部材がと
りつけられていてオリフィスを開閉し、ステムは弁のリ
フトに相当する距離をストロークすることとなる。この
場合、ステムの外周部に2列に装着されるOリング寸法
と、その装着の溝幅は規格化により標準化されており、
最小のもので線径の寸法が1.9ミリでかつ溝幅つまり
溝間隔は2.5ミリであるから、規格化された最小のO
リングを2列並べて装着すると、弁ホルダの内径部の軸
方向の長さ寸法は、Oリング側の規格化された寸法によ
り規制されることになる。この規制下にあって、弁ホル
ダの全高を短縮するために、本発明では弁ホルダの弁室
内側の端部に段付部を設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電動弁の他の実施
例を示す説明図である。全体を符号200で示す電動弁
は弁本体210を有する。この弁本体210は水平方向
に平行して配設される第1の通路213と第2の通路2
15とを有する。第1の通路213に直交して設けられ
る縦方向の穴211は弁室212を形成し、穴211の
軸線上に弁室212と第2の通路215を連通するオリ
フィス214を形成する。弁本体210の弁室212に
通ずる穴211の外周部にはオネジが形成してあり、穴
211に挿入される弁ホルダ220はロックナット23
0によって弁本体210に固着される。弁ホルダ220
と弁本体210の間にはOリング232が挿入され、液
封を図る。
【0009】弁ホルダ220は大径穴221と、大径穴
221に対して段付部224により画成される小径穴2
26を有するシリンダ状のもので、この小径穴226に
ステム250が挿入される。弁ホルダ220の小径穴2
26にはシールリング264を嵌着し、ステム250と
の間の液封を図る。ステム250の弁室212側の先端
部253にはテーパー面を有するテフロン等の弁部材2
52が弁押え254を介してプッシュナット300によ
りとりつけられ、オリフィス214の入口部との間で流
路を形成する。
【0010】ステム250にとりつけられた弁部材25
2の反対側の端部にはブッシュ260が埋め込まれ、ス
チールボール262を介してドライバ270に当接す
る。ドライバ270は小径のボルト状のもので、外径部
に形成したオネジ272を有する。一方、弁ホルダ22
0の大径穴221に形成したメネジには、ドライバホル
ダ275が螺合される。このドライバホルダ275はメ
ネジによりドライバ270に螺合する。弁ホルダ220
の大径穴221の開口部のメネジには、ステッピングモ
ータ280と一体のフランジ282がネジによりとりつ
けられる。ステッピングモータ280の駆動軸286
は、例えば角棒であって、この駆動軸286の先端は、
ドライバ270の角穴278に挿入される。したがっ
て、ステッピングモータ280の駆動軸286は、トル
クのみをドライバ270に伝達する。
【0011】ドライバホルダ275は、接着剤等の適宜
の廻り止めを介して弁ホルダ220のメネジに螺合され
る。したがって、ステッピングモータの駆動軸286の
回転量は、ドライバ270とドライバホルダ275との
間のネジ作用によって、軸線方向の移動量に変換され、
スチールボール262を介してステム250に伝達され
る。ステム250のドライバ270側の端部の外周部に
は、段付のフランジ部が設けてある。このフランジ部と
弁ホルダ220の段付部224との間にスプリング29
0が挿入される。このスプリング290は、ステム25
0を常時ドライバ270に向けて付勢する。
【0012】このスプリング290の押圧力によって、
ドライバ270のオネジ272と、ドライバホルダ27
5のメネジ277は、ドライバ270がステッピングモ
ータ280側へ押し上げられる側のネジ面が当接する。
したがって、ステム250の弁部材252がオリフィス
214を閉じる閉弁時と、ステム250の弁部材252
がオリフィス214を開く開弁時の操作時に、ネジのバ
ックラッシュは発生しない。そこで、ステッピングモー
タ280が出力する駆動軸286の回転量に応じて流路
の面積が正確に制御される。
【0013】本発明の電動弁の弁ホルダ220は、弁本
体210の内径部211に挿入される円筒部222の下
端部に小径部225を形成してある。この小径部225
の端面228は、弁本体210の第1の通路213が形
成する投影面の内側に入り込んでおり、小径部225の
段付面227は、第1の通路213の投影面よりも外側
に形成される。この構成によって、第1の通路213の
流路断面積と、弁室212の流路断面積をほぼ等しくす
ることができ、円滑な水流を確保することができる。し
かも、弁ホルダ220のステム250が摺動する内径部
の軸方向の長さ寸法L1を設計値通りに確保することが
できる。したがって、規格化された標準仕様の最小のO
リング264を利用して、電動弁の小型化を図ることが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の電動弁は、弁のストロークを確保すると共に、弁室
内での流路断面積も確保して小型の電動弁を実現できる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動弁の実施例を示す説明図。
【図2】従来の電動弁の他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
200 電動弁 210 弁本体 212 弁室 214 オリフィス 220 弁ホルダ 225 小径部 230 ロックナット 250 ステム 264 Oリング 270 ドライバ 280 ステッピングモータ 300 プッシュナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軸線上に形成される小径の有底穴状
    のオリフィス及び弁室を形成する第1の内径部と、第1
    の内径部に連通される第1の流路と、オリフィスに連通
    される第2の流路とを有する弁本体と、弁本体の第1の
    内径部に挿入固定される弁ホルダと、弁ホルダの中心の
    内径部に摺動自在に挿入されたステムと、上記ステムに
    具備された弁部材とからなり、上記ステムを軸方向に移
    動させるステッピングモータにより弁部材がオリフィス
    を開閉する電動弁において、 弁ホルダのオリフィス側の端部は、段付の小径部を有
    し、小径部の端面は弁本体の第1の流路が弁室内に形成
    する投影面の内側に突出するとともに、ステムの外周部
    に装着されて弁ホルダとの間をシールするOリングを備
    えることを特徴とする電動弁。
JP6479796A 1996-03-21 1996-03-21 電動弁 Pending JPH09257147A (ja)

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