JPH0925599A - 希釈電気めっき液の濃縮回収方法 - Google Patents

希釈電気めっき液の濃縮回収方法

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JPH0925599A
JPH0925599A JP17101095A JP17101095A JPH0925599A JP H0925599 A JPH0925599 A JP H0925599A JP 17101095 A JP17101095 A JP 17101095A JP 17101095 A JP17101095 A JP 17101095A JP H0925599 A JPH0925599 A JP H0925599A
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diluted
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steel strip
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JP17101095A
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Makoto Suenaga
真 末永
Hiroyuki Horibe
博行 堀部
Hideaki Suda
秀昭 須田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水によって希釈された電気めっき液を逆浸透
膜を通過させて水を分離し、めっき液を回収する方法を
提供する。 【構成】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面に付
着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯表面
を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、前記液
切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄水が混合し
希釈されためっき液の一部または全部、および洗浄水と
混合して希釈された前記電気めっき槽中のめっき液の一
部または全部を、同一または独立の逆浸透膜を単独また
は同時に通過させ水を分離して濃縮回収すること、また
必要に応じて前記水切りロールに付着しめっき槽に侵入
する水洗液と混合して希釈されためっき液を、邪魔板、
エアーナイフ、ウォーターナイフの1種または2種以上
からなる水切りワイパーで除去することを特徴とする電
気めっき液濃縮回収方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気めっきライン
における電気めっき液の回収方法、およびめっき系外か
らめっき系内への外部水の混入を防止する方法によって
希釈されためっき液を濃縮回収し有効利用する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】被めっき材の表面に、Zn、Sn、N
i、Pb、Co、Fe、Cu及び、Mn、さらにはこれ
らを含む合金を電解することが行われる電気めっきライ
ンの重要性は、近年その製品が自動車、家電等の用途に
広く使用されるに伴い、ますます大きくなっている。め
っき液中のこれら金属イオンを有効に使用することは、
電気めっきラインにおける製造コスト管理の中でも最も
重要なことの一つである。しかるに、現状では、次のよ
うな慢性的な問題により、金属イオンの有効な使用が困
難になっている。
【0003】電気めっきラインのめっきセル、特に最終
めっきセルの出側においては、走行する鋼板の板幅方向
でのめっき液の乾き速度の差によってめっき液による酸
浸食、酸腐食の程度が異なり、めっきされた鋼板の表面
に色調むらが発生し、品質上問題となる。
【0004】そこで、図5に示すように、電気めっき槽
内にあるめっきセル1の出側直近においてめっき液が乾
く前に洗浄スプレー5により水を噴射して水洗を行い、
乾きの均一性およびめっき液の洗浄を図っている。とこ
ろが、めっきセル直近にて洗浄スプレーを実施している
ため水洗液の回収は困難であり、水洗液は外部水として
めっきセル1内に混入する。
【0005】この水洗液混入量はドラッグアウト液量を
上回り、めっきセル液面の制御およびめっき液の濃度制
御が出来なくなる。このため従来は、めっき液循環タン
クから余剰めっき液を廃棄していた。この方法では、廃
棄されるめっき液の損失はいうまでもなく、廃棄された
めっき液を中和処理するための設備および中和処理に多
大の費用を要する問題がある。
【0006】また、特公平3−51800号公報に開示
されているように、めっき液循環タンクから定常的に一
定水分量を抜き出し、これを大気と接触させない状態で
蒸発濃縮処理して一定水分量を蒸発させた後、めっき液
循環タンクに返送する方法がある。
【0007】この方法では、余剰めっき液を廃棄する必
要はなくなるが、熱による蒸発のために濃縮装置内で発
生するミストの上昇速度を管理したり、或いはめっき液
中の金属イオンの酸化を防ぐために大気と接触させない
ための工夫が必要であること等、装置が複雑になりかつ
投資額が多大になるという問題がある。
【0008】更には、めっき液が酸性の場合には高温酸
性液の耐酸性について、充分な対策を施した設備を使用
しなければならない。また変化しやすいめっき液では、
加熱濃縮することでめっき液の成分が分解する問題があ
る。
【0009】また、イオン交換膜を用いての濃縮回収で
は、めっき液中のNaイオンの回収率がZnイオン等他
の金属イオンの回収率に比べて低いといったように、各
イオン間で回収率に差異が生じることにより、回収液の
濃度調整が複雑になる問題がある。
【0010】ドラッグアウト液については、前記の洗浄
スプレーからの洗浄水により、希釈されめっき液濃度と
しては低濃度となることより、蒸発濃縮処理等の回収で
は効率が悪くそのまま廃棄されているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の難点を克服するもので、めっき槽系外からめ
っき槽系内に混入する外部水を防止し、加えて或いは単
独で、ドラッグアウト液或いはめっき液循環設備の中の
めっき液の回収を実施する方法である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、水によって希
釈された電気めっき液を、逆浸透膜を通過させることに
よって、めっき液成分およびその組成を損なうことなく
水だけを経済的に分離できることを知見し、完成したも
のである。
【0013】その要旨は、次の通りである。 (1)電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面に付着し
ためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯表面を洗
浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、洗浄水と混
合して希釈されためっき液の一部または全部を、逆浸透
膜を通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴とす
る希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
【0014】(2)電気めっき槽でめっきされた鋼帯の
表面に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに
鋼帯表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきライン
の、洗浄水と混合して希釈された前記電気めっき槽中の
めっき液の一部または全部を、逆浸透膜を通過させ水を
分離して濃縮回収することを特徴とする希釈電気めっき
液の濃縮回収方法。
【0015】(3)電気めっき槽でめっきされた鋼帯の
表面に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに
鋼帯表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきライン
の、前記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄
水が混合し希釈されためっき液の一部または全部を、逆
浸透膜を通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴
とする希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
【0016】(4)電気めっき槽でめっきされた鋼帯の
表面に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに
鋼帯表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきライン
の、前記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄
水が混合し希釈されためっき液の一部または全部、およ
び洗浄水と混合して希釈された前記電気めっき槽中のめ
っき液の一部または全部を、それぞれ独立の逆浸透膜を
通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴とする希
釈電気めっき液の濃縮回収方法。
【0017】(5)電気めっき槽でめっきされた鋼帯の
表面に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに
鋼帯表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきライン
の、前記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄
水が混合し希釈されためっき液の一部または全部、およ
び洗浄水と混合して希釈された前記電気めっき槽中のめ
っき液の一部または全部を、同一の逆浸透膜を同時また
は単独に通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴
とする希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
【0018】(6)液きりロールに付着しめっき槽に侵
入する水洗液と混合して希釈されためっき液を、邪魔
板、エアーナイフ、ウォーターナイフの1種または2種
以上からなる水切りワイパーで除去することを特徴とす
る(1)〜(5)のいずれかに記載の希釈電気めっき液
の濃縮回収方法。
【0019】
【作用】上記したような従来のめっき液回収装置の問題
点を解決した本発明の回収装置は、電気めっきラインに
あって、図1に示すように、電極2および電気めっき槽
7他で構成されるめっきセル1の出側直近において、め
っき液が乾く前に洗浄スプレー5により水を噴射して洗
浄を行う水洗液が、外部水としてめっき液中に混入する
めっき設備を有する。
【0020】この装置において、めっきセル中のめっき
液の一部または全部を、電気めっき槽7より逆浸透膜を
使用しためっき液回収装置8に導き、濃縮回収した後電
気めっき槽7に返送する。めっき液回収装置8は、めっ
き液の浸透圧以上の圧力を逆浸透膜にかけることによ
り、めっき液を濃縮するものである。また、回収めっき
液濃度の調整が必要な場合には、この圧力を可変するこ
とによって簡単に目標のめっき液濃度が得られる。
【0021】めっき液回収装置8の構造としては、図1
1に示すように電気めっき液を逆浸透膜に移液および逆
浸透膜を通過させるための高圧ポンプ20、逆浸透膜を
装入した膜モジュール21、高圧の電気めっき液を逆浸
透膜に通過させるときに分離される透過水の水量を制御
する透過水の水量を制御する透過水量制御弁22、排出
弁23及び逆浸透膜通過後に濃縮回収しためっき液の濃
度を測定するめっき液濃度測定機24、回収めっき液の
濃度より高圧ポンプの圧力を決定する圧力演算装置25
で構成される。
【0022】回収液の濃度調整は、めっき液濃度測定機
5で測定されためっき液濃度実績値と、得ようとするめ
っき液濃度設定値の差によって高圧ポンプの圧力を算出
する圧力演算装置により、高圧ポンプの圧力が設定さ
れ、その圧力を保つよう透過水量制御弁22および排出
弁23の弁開度及び開時間が制御されることにより、こ
うして回収液の濃度が調整される。尚、図11において
実線は液流れを、破線は制御信号を示す。
【0023】回収めっき液は、返送装置9によって電気
めっき槽7に返送される。また、回収めっき液と同時に
発生する透過水は、めっき金属イオンを含まないものが
得られ廃液処理が容易である。
【0024】また、図2に示すように、液切りロールの
上ロール3と下ロール4の隙間より鋼板Sによって持ち
出される液切り後の鋼板表面に残留しためっき液、すな
わちドラッグ液と、洗浄スプレー5による水洗液の混合
液からなる希釈めっき液を受ける洗浄槽6より、希釈め
っき液の一部または全部を逆浸透膜を使用しためっき液
回収装置8に導き、濃縮回収後電気めっき槽7に返送す
る方法も可能である。ここで液切りロールは、めっきセ
ル出側の通電ロールやバックアップロールを兼ねるもの
であってもよい。
【0025】さらに、図3に示すように、洗浄槽6と電
気めっき槽7からのめっき液回収を個別のめっき液回収
装置8により行う方法、及び図4に示すように、同一の
めっき液回収装置8により行う方法も可能である。
【0026】また、めっき液回収装置については、めっ
きセル中のめっき液の一部をめっき液循環タンクに導
き、一部をめっきセルへ再循環させるめっき液循環装置
内に、直列に若しくは並列に設置することも可能であ
り、あるいはめっき液循環タンク若しくはめっきセルと
接続しているその他のタンクから、めっき液の一部また
は全部を回収装置に送り該タンクへ返送する方法もあ
り、これらの一例を図12〜14に示す。
【0027】次に、水切りワイパーについて述べる。図
10において、最終めっきセル1の直近に設置された洗
浄スプレー5からの水洗液はその一部分が、上ロール3
及び下ロール4の回転方向にロール表面を伝ってめっき
セル1に混入する。その防止策として、上ロール3及び
下ロール4に、若しくはどちらか一方にロール表面を伝
ってくる水の水切りを目的として、邪魔板で構成される
水切りワイパー10を設置する。
【0028】水切りワイパー10は水切り状態に応じて
設置個数を決定し、さらにはロール表面の疵入り防止と
ロール表面との密着性の双方を満足するものが望まし
く、邪魔板のほかにエアーナイフ、ウォーターナイフ等
が用いられる。
【0029】図6に示すように、こうして水切りワイパ
ー10によりめっきセルへの混入を妨げられた水洗液は
ドラッグアウト液と共に、走行する鋼板Sを伝って若し
くは直接に落下し、洗浄槽6によって回収される。水切
りロールである上ロール3と下ロール4にニップ巾を多
くとれ鋼板との密着性が良い、例えばゴムロール等を使
用すれば、ドラッグアウト液量を減少することは可能で
あるが皆無にはならない。
【0030】その為、洗浄槽6に回収された希釈めっき
液の一部または全部を、逆浸透膜を使用しためっき液回
収装置8によって濃縮回収し、濃縮めっき液の一部また
は全部を電気めっき槽7に返送する方法が有効である。
水切りワイパーは図2〜4に示したプロセスとの組み合
わせも可能であり、その内容を図7〜9に示す。
【0031】
【実施例】
(1)水切りワイパー 図6〜10に示す水切りワイパーとしては、ブレード角
度の微調整が可能である、エアーチューブがブレード全
長いっぱいにあり、このエアーチューブ内のエアー圧力
を変更することにより、ブレード角度が変更可能なもの
を使用する。ブレードはFRP製であり、後端厚みが1
0mmのクサビ型のものを採用する。
【0032】設置位置は、上ロールおよび下ロールとも
ロールの接線方向とブレードを延長した線が15度〜2
0度をなす位置であり、各ロールに1台設置する。これ
により、ロール表面の疵入り防止とロール表面の密着性
の双方を満足することが可能である。また、外部水のめ
っきセルへの混入量は、めっき後の洗浄水の流量が5m
3 /時間の場合に、水切りワイパー使用前が0.5m3
/時間のものが使用後0m3 /時間に減少した。
【0033】また、エアー圧力0.5〜2.0kg/c
m2 、エアー吹き出し口スリット間隔1.0mmを持つエ
アーノズルを用いたエアーナイフを使用した場合、及び
水圧2.5〜5.0kg/cm2 のウォーターナイフを使用
した場合についても同様の効果を得ることができる。
【0034】(2)めっき液回収装置 めっき液回収装置には処理能力2.5m3 /時間のもの
であり、圧力120kg/cm2 の高圧ポンプ、及び一つの
モジュールに4本のアラミド系の材質を用いた逆浸透膜
を装填したものを6個使用した。さらに圧力演算装置に
は、実験的に求めた図15の回収液濃度と濃縮圧力の関
数がインプットされているものを使用した。
【0035】めっき後の洗浄水の流量は、4.5m3
時間であり、電気めっきセル中の循環めっき液は約15
3 であった。ドラッグアウト液量は直接には測定し得
なかったが、0〜0.5m3 /時間と思われた。水切り
ワイパーを使用する場合には、前記ブレード式のものを
使用した。
【0036】その他の製造条件としては、通板鋼板サイ
ズは板厚0.8mm、板巾1600mm、通板速度は60m
/分であり、めっき液としては亜鉛−ニッケルめっきの
硫酸浴を使用した。こうして得られた結果を表1に示
す。尚、表1中の回収条件の番号はそれぞれ図面の番号
と一致している。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、めっき槽系外からめっ
き槽系内に混入する水洗液を防止することが可能であ
る。また、めっき循環設備の中のめっき液若しくはドラ
ッグアウト液からのめっき液の回収が可能になり、ダン
プアウトによるめっき液ロスの削減および中和処理費の
軽減を達成することが可能である。と同時に、めっき液
回収設備の投資額を削減すると共に、回収めっき液の成
分は安定したものが得られ、濃度調整の負荷が大きく減
少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】めっき液回収装置の概念図。
【図2】めっき液回収装置の概念図。
【図3】めっき液回収装置の概念図。
【図4】めっき液回収装置の概念図。
【図5】従来例の概念図。
【図6】水切りワイパー装置とめっき液回収装置を組み
合わせて使用する概念図。
【図7】水切りワイパー装置とめっき液回収装置を組み
合わせて使用する概念図。
【図8】水切りワイパー装置とめっき液回収装置を組み
合わせて使用する概念図。
【図9】水切りワイパー装置とめっき液回収装置を組み
合わせて使用する概念図。
【図10】水切りワイパー装置の概念図。
【図11】逆浸透膜装置の構造を示す概念図。
【図12】めっき液循環タンクのある設備においてめっ
き液回収装置を設置する場合の概念図。
【図13】めっき液循環タンクのある設備においてめっ
き液回収装置を設置する場合の概念図。
【図14】めっき液循環タンクのある設備においてめっ
き液回収装置を設置する場合の概念図。
【図15】めっき液回収装置における回収液濃度と濃縮
圧力の相関図表。
【符号の説明】
S 鋼板 1 めっきセル 2 電極 3 上ロール 4 下ロール 5 洗浄スプレー 6 洗浄槽 7 電気めっき槽 8 めっき液回収装置 9 返送装置 10 水切りワイパー 11 めっき液循環タン
ク 20 高圧ポンプ 21 逆浸透モジュール 22 透過水量制御弁 23 排出弁 24 めっき液濃度測定機 25 圧力演算装置 26 流量計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面
    に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯
    表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、洗
    浄水と混合して希釈されためっき液の一部または全部
    を、逆浸透膜を通過させ水を分離して濃縮回収すること
    を特徴とする希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
  2. 【請求項2】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面
    に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯
    表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、洗
    浄水と混合して希釈された前記電気めっき槽中のめっき
    液の一部または全部を、逆浸透膜を通過させ水を分離し
    て濃縮回収することを特徴とする希釈電気めっき液の濃
    縮回収方法。
  3. 【請求項3】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面
    に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯
    表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、前
    記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄水が混
    合し希釈されためっき液の一部または全部を、逆浸透膜
    を通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴とする
    希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
  4. 【請求項4】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面
    に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯
    表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、前
    記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄水が混
    合し希釈されためっき液の一部または全部、および洗浄
    水と混合して希釈された前記電気めっき槽中のめっき液
    の一部または全部を、それぞれ独立の逆浸透膜を通過さ
    せ水を分離して濃縮回収することを特徴とする希釈電気
    めっき液の濃縮回収方法。
  5. 【請求項5】 電気めっき槽でめっきされた鋼帯の表面
    に付着しためっき液を液切りロールで絞り、さらに鋼帯
    表面を洗浄スプレーで水洗する連続めっきラインの、前
    記液切り後の鋼板表面に残留しためっき液と洗浄水が混
    合し希釈されためっき液の一部または全部、および洗浄
    水と混合して希釈された前記電気めっき槽中のめっき液
    の一部または全部を、同一の逆浸透膜を同時または単独
    に通過させ水を分離して濃縮回収することを特徴とする
    希釈電気めっき液の濃縮回収方法。
  6. 【請求項6】 液きりロールに付着しめっき槽に侵入す
    る水洗液と混合して希釈されためっき液を、邪魔板、エ
    アーナイフ、ウォーターナイフの1種または2種以上か
    らなる水切りワイパーで除去することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の希釈電気めっき液の濃縮回
    収方法。
JP17101095A 1995-07-06 1995-07-06 希釈電気めっき液の濃縮回収方法 Withdrawn JPH0925599A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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