JPH09254793A - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents

衝撃吸収ステアリング装置

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JPH09254793A
JPH09254793A JP6869196A JP6869196A JPH09254793A JP H09254793 A JPH09254793 A JP H09254793A JP 6869196 A JP6869196 A JP 6869196A JP 6869196 A JP6869196 A JP 6869196A JP H09254793 A JPH09254793 A JP H09254793A
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JP
Japan
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steering
vehicle
column
shock absorbing
external force
Prior art date
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Pending
Application number
JP6869196A
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English (en)
Inventor
Akira Kamichika
明 神近
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングシャフトを支持する支持部材
(コラムブラケット)の強度を簡単な構成の補強により
高めること。 【解決手段】 車両前方からの外力によって収縮するス
テアリングシャフト(12,13)と、このステアリン
グシャフトを支持する支持部材15に設けられて前記ス
テアリングシャフトの収縮を規制する規制部材19を備
えた衝撃吸収ステアリング装置において、規制部材19
より車両前方の車体構成部材31と支持部材15間に、
伸張方向の剛性が高く圧縮方向の剛性が低い連結部材5
0を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
おいて採用される衝撃吸収ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衝撃吸収ステアリング装置の一つとし
て、車両前方からの外力によって収縮するステアリング
シャフトと、このステアリングシャフトを支持する支持
部材に設けられて前記ステアリングシャフトの収縮を規
制する規制部材を備えたものがあり、例えば実開昭61
−47772号公報に示されている。この公報に示され
ている衝撃吸収ステアリング装置においては、ステアリ
ングシャフトがステアリングコラムに支承され、このス
テアリングコラムが車体構成部材に固着したコラムブラ
ケットに支持される構成となっていて、コラムブラケッ
トが支持部材となっており、コラムブラケットにステア
リングシャフトの収縮を規制する規制部材が設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の衝撃吸
収ステアリング装置においては、支持部材であるコラム
ブラケットにステアリングシャフトの収縮を規制する規
制部材が一体的に設けられていて、車両前方からの外力
がステアリングシャフトから規制部材に入力して支持部
材であるコラムブラケットにて受け止められるため、コ
ラムブラケットの強度(支持剛性)を高める必要があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した要求
を簡単な構成の補強により達成すべくなされたものであ
り、車両前方からの外力によって収縮するステアリング
シャフトと、このステアリングシャフトを支持する支持
部材に設けられて前記ステアリングシャフトの収縮を規
制する規制部材を備えた衝撃吸収ステアリング装置にお
いて、前記規制部材より車両前方の車体構成部材と前記
支持部材間に、伸張方向の剛性が高く圧縮方向の剛性が
低い連結部材を介在させたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による衝撃吸収ステアリン
グ装置においては、車両前方からの外力がステアリング
シャフトから規制部材に入力して支持部材にて受け止め
られるとき、連結部材に引張力が作用する。また、規制
部材より車両前方の車体構成部材が車両後方へ変形移動
して変位するとき、連結部材に圧縮力が作用する。
【0006】ところで、連結部材は伸張方向の剛性が高
く圧縮方向の剛性が低いため、車両前方からの外力が規
制部材に入力するときには、連結部材がその高い剛性に
て支持部材の車両後方への変形を抑制し、また規制部材
より車両前方の車体構成部材が車両後方へ変形移動して
変位するときには、連結部材がその低い剛性にて自ら変
形して車体構成部材の変位を支持部材に伝えることはな
い。したがって、簡単な構成の連結部材により支持部材
の実質的な強度を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明による衝
撃吸収ステアリング装置の取付状態を示していて、この
ステアリング装置においてはステアリングホイール11
と一体的に回転するステアリングメインシャフト12の
前方に中間軸13を介してステアリングギヤボックス1
4が連結されている。なお、ステアリングメインシャフ
ト12と中間軸13によってステアリングシャフトが構
成されている。
【0008】ステアリングメインシャフト12はステア
リングコラム20を介してコラムブラケット15に組付
けられていて、コラムブラケット15は左右両端をボデ
ィ30のサイドパネル(図示省略)に固着したインパネ
リインホース16に固着されている。なお、ステアリン
グメインシャフト12のステアリングコラム20に収容
されている部位には、常時トルク伝達可能で所定の軸方
向荷重が作用したとき軸方向に収縮する連結機構(図示
省略)が組み込まれている。
【0009】ステアリングコラム20は、それ自体収縮
構造のエネルギ吸収機構(車両後方からステアリングホ
イール11に外力が働いた際に車両前方への荷重を吸収
するものであり、本発明と直接関係がないため説明は省
略する)を備えたものであり、ステアリングメインシャ
フト12を回転自在に支持するコラムチューブ21と、
これをコラムブラケット15に連結するためのアッパー
ブラケット22及びロアブラケット23を備えている。
【0010】中間軸13は、その中間部をコルゲートチ
ューブ13aとしたものであって、車両前方からの外力
が働いた際に車両後方への荷重を吸収する機能を有して
おり、ダッシュパネル31に組付けたコラムホールカバ
ー32を貫通する一端にて折れ曲がり自由な自在継手1
7を介してステアリングメインシャフト12に連結され
るとともに、他端にてフレキシブルカップリング18を
介してステアリングギヤボックス14に連結されてい
る。なお、フレキシブルカップリング18は、それ自体
公知の緩衝機構であり、ステアリングギヤボックス14
を支持するフレーム40とこれにマウントゴム等(図示
省略)を介して組付けられるボディ30との走行時等に
おける相対変位及び路面からの振動を吸収するものであ
る。
【0011】また、本実施形態においては、自在継手1
7にストッパプレート17aが一体的に設けられるとと
もに、このストッパプレート17aに所定距離a離れて
対向する規制部材19がコラムブラケット15に一体的
に固着されている。規制部材19は、車両前方からの外
力が働いた際に車両前方からの外力によってステアリン
グメインシャフト12が軸方向に収縮するときこの収縮
を規制するためのものであり、ステアリングコラム20
のロアブラケット23とともにコラムブラケット15に
組付けられている。なお、規制部材19は、ステアリン
グコラム20のロアブラケット23に一体的に形成して
実施することも可能である。
【0012】また、本実施形態においては、コラムブラ
ケット15とダッシュパネル31間に連結部材50が介
在されている。連結部材50は、図3に示したように、
細幅の金属板(細径の金属ロッドでもよい)であって、
伸張方向の剛性が高く圧縮方向の剛性が低いものであ
り、一端をコラムブラケット15にロアブラケット23
及び規制部材19とともに組付けられ、他端をダッシュ
パネル31にコラムホールカバー32とともに組付けら
れている。
【0013】上記のように構成した本実施形態において
は、車両前方からの外力が働いた際の初期に、フレーム
40が変形しステアリングギヤボックス14が車両後方
へ移動することにより、フレキシブルカップリング1
8,中間軸13及び自在継手17を介してステアリング
メインシャフト12に車両前方からの外力が入力する
と、ステアリングメインシャフト12が所定量a軸方向
に収縮し、ストッパプレート17aが規制部材19に当
接し、ステアリングメインシャフト12に入力した車両
前方からの外力が規制部材19を介してコラムブラケッ
ト15にて受け止められる。
【0014】このときには、連結部材50に引張力が作
用し、連結部材50がその高い剛性にてコラムブラケッ
ト15の車両後方への変形を抑制する。したがって、そ
の後は、ステアリングメインシャフト12及びステアリ
ングコラム20の上・後方への突出が防止された状態に
てステアリングメインシャフト12の更なる収縮、フレ
ーム40の変形及び中間軸13におけるコルゲートチュ
ーブ13aの座屈変形が起こり、車両後方からステアリ
ングホイール11に外力が働いた際に要求されるステア
リングコラム20のためのエネルギ吸収ストロークが確
保される。
【0015】また、本実施形態においては、車両前方か
ら外力が働いた際の衝撃が大きくてフレーム40の大き
な変形及びこれに伴うステアリングギヤボックス14の
車両後方への移動或いは前方に配設した部品(例えばエ
ンジン)の車両後方への移動によってダッシュパネル3
1が車両後方へ変形移動して変位する場合、連結部材5
0は低荷重にて座屈変形してダッシュパネル31の変位
をコラムブラケット15に伝えることはない。
【0016】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、細幅の金属板からなる簡単な構成の連結
部材50によってコラムブラケット15の実質的な強度
(支持剛性)を高めることができ、車両前方からの外力
が働いた際におけるステアリングメインシャフト12及
びステアリングコラム20の上・後方への突出を的確に
防止することができるとともに、車両後方からステアリ
ングホイール11に外力が働いた際に要求されるステア
リングコラム20のエネルギ吸収ストロークを的確に確
保することができる。
【0017】上記実施例においては、細幅の金属板から
なる連結部材50を採用して本発明を実施したが、これ
に代えて図4に示した金属ワイヤ或いは伸びの小さい素
材からなる高引張強度のロープからなる連結部材51を
採用して実施することも可能である。また、上記実施例
においては、連結部材50をコラムブラケット15とダ
ッシュパネル31間に介在させて実施したが、連結部材
50をコラムブラケット15とダッシュパネル31の上
方に配置されているカウル33間に介在させて実施する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による衝撃吸収ステアリング装置の全
体構成を示す側面図である。
【図2】 図1の要部拡大部分破断側面図である。
【図3】 図1及び図2に示した連結部材の拡大斜視図
である。
【図4】 図1及び図2に示した連結部材の変形例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
11…ステアリングホイール、12…ステアリングメイ
ンシャフト、13…中間軸、13a…コルゲートチュー
ブ、14…ステアリングギヤボックス、15…コラムブ
ラケット、16…インパネリインホース、17…自在継
手、17a…ストッパプレート、19…規制部材、20
…ステアリングコラム、21…コラムチューブ、22…
アッパーブラケット、23…ロアブラケット、30…ボ
ディ、31…ダッシュパネル、32…コラムホールカバ
ー、33…カウル、40…フレーム、50,51…連結
部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方からの外力によって収縮するス
    テアリングシャフトと、このステアリングシャフトを支
    持する支持部材に設けられて前記ステアリングシャフト
    の収縮を規制する規制部材を備えた衝撃吸収ステアリン
    グ装置において、前記規制部材より車両前方の車体構成
    部材と前記支持部材間に、伸張方向の剛性が高く圧縮方
    向の剛性が低い連結部材を介在させたことを特徴とする
    衝撃吸収ステアリング装置。
JP6869196A 1996-03-25 1996-03-25 衝撃吸収ステアリング装置 Pending JPH09254793A (ja)

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JP6869196A JPH09254793A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 衝撃吸収ステアリング装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062470A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Toyoda Gosei Co Ltd 操舵装置
KR101040017B1 (ko) * 2005-03-03 2011-06-08 현대자동차주식회사 스티어링컬럼의 충격흡수 향상구조
WO2024176325A1 (ja) * 2023-02-21 2024-08-29 日産自動車株式会社 動力伝達機構

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