JPH0899641A - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents
衝撃吸収ステアリング装置Info
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- JPH0899641A JPH0899641A JP23778994A JP23778994A JPH0899641A JP H0899641 A JPH0899641 A JP H0899641A JP 23778994 A JP23778994 A JP 23778994A JP 23778994 A JP23778994 A JP 23778994A JP H0899641 A JPH0899641 A JP H0899641A
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- Japan
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- steering
- corrugated tube
- shaft
- main shaft
- deformation
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- Vibration Dampers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車両前方からの外力によりステアリングメイン
シャフトのコルゲートチューブを初期変形させること。 【構成】ステアリングホイール11と一体的に回転する
ステアリングメインシャフト12の前方部位にコルゲー
トチューブ13を有し、ステアリングメインシャフト1
2をステアリングギヤボックス30に連結するインター
ミディエイトシャフト20が変形可能な衝撃吸収ステア
リング装置において、ステアリングメインシャフト12
をそのコルゲートチューブ13より後方部位にて車体1
7に対して前方へのみ移動可能とするとともに、インタ
ーミディエイトシャフト20の変形時に、コルゲートチ
ューブ13が若干の変形を起こすように、インターミデ
ィエイトシャフト20の変形を制限する変形制限手段
(シェアピン24)を設けた。
シャフトのコルゲートチューブを初期変形させること。 【構成】ステアリングホイール11と一体的に回転する
ステアリングメインシャフト12の前方部位にコルゲー
トチューブ13を有し、ステアリングメインシャフト1
2をステアリングギヤボックス30に連結するインター
ミディエイトシャフト20が変形可能な衝撃吸収ステア
リング装置において、ステアリングメインシャフト12
をそのコルゲートチューブ13より後方部位にて車体1
7に対して前方へのみ移動可能とするとともに、インタ
ーミディエイトシャフト20の変形時に、コルゲートチ
ューブ13が若干の変形を起こすように、インターミデ
ィエイトシャフト20の変形を制限する変形制限手段
(シェアピン24)を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両におい
て採用される衝撃吸収ステアリング装置に関する。
て採用される衝撃吸収ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衝撃吸収ステアリング装置の一つとし
て、ステアリングホイールと一体的に回転するステアリ
ングメインシャフトの前方部位にコルゲートチューブを
有し、ステアリングメインシャフトをステアリングギヤ
ボックスに連結するインターミディエイトシャフトが変
形可能なものがあり、例えば実開平1−98773号公
報に示されている。
て、ステアリングホイールと一体的に回転するステアリ
ングメインシャフトの前方部位にコルゲートチューブを
有し、ステアリングメインシャフトをステアリングギヤ
ボックスに連結するインターミディエイトシャフトが変
形可能なものがあり、例えば実開平1−98773号公
報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の衝撃吸
収ステアリング装置においては、インターミディエイト
シャフトにもコルゲートチューブが用いられていて、車
両前方からの外力によりステアリングギヤボックスが後
方へ移動するときには、インターミディエイトシャフト
のコルゲートチューブとステアリングメインシャフトの
コルゲートチューブが共に変形するように設定されてい
る。しかしながら、車両前方からの外力の方向及び大き
さはその都度変化するものであり、車両前方からの外力
によりインターミディエイトシャフトのコルゲートチュ
ーブは変形するもののステアリングメインシャフトのコ
ルゲートチューブが全く変形しない場合もあり得る。
収ステアリング装置においては、インターミディエイト
シャフトにもコルゲートチューブが用いられていて、車
両前方からの外力によりステアリングギヤボックスが後
方へ移動するときには、インターミディエイトシャフト
のコルゲートチューブとステアリングメインシャフトの
コルゲートチューブが共に変形するように設定されてい
る。しかしながら、車両前方からの外力の方向及び大き
さはその都度変化するものであり、車両前方からの外力
によりインターミディエイトシャフトのコルゲートチュ
ーブは変形するもののステアリングメインシャフトのコ
ルゲートチューブが全く変形しない場合もあり得る。
【0004】ところで、コルゲートチューブの変形時の
抵抗荷重は、変形初期においてピークが生じ、その後に
安定するものであり、車両前方からの外力によりステア
リングメインシャフトのコルゲートチューブが全く変形
しない状態にて、ステアリングホイールに車両前方への
荷重が作用する場合には、ステアリングメインシャフト
の車両前方への移動初期にそのコルゲートチューブが変
形を開始し抵抗荷重にピークが生じる。本発明は、上記
した問題に対処すべくなされたものであり、その目的は
車両前方からの外力によりステアリングメインシャフト
のコルゲートチューブを初期変形させることにある。
抵抗荷重は、変形初期においてピークが生じ、その後に
安定するものであり、車両前方からの外力によりステア
リングメインシャフトのコルゲートチューブが全く変形
しない状態にて、ステアリングホイールに車両前方への
荷重が作用する場合には、ステアリングメインシャフト
の車両前方への移動初期にそのコルゲートチューブが変
形を開始し抵抗荷重にピークが生じる。本発明は、上記
した問題に対処すべくなされたものであり、その目的は
車両前方からの外力によりステアリングメインシャフト
のコルゲートチューブを初期変形させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ステアリングホイールと一
体的に回転するステアリングメインシャフトの前方部位
にコルゲートチューブを有し、ステアリングメインシャ
フトをステアリングギヤボックスに連結するインターミ
ディエイトシャフトが変形可能な衝撃吸収ステアリング
装置において、前記ステアリングメインシャフトをその
コルゲートチューブより後方部位にて車体に対して前方
へのみ移動可能とするとともに、前記インターミディエ
イトシャフトの変形時に、前記コルゲートチューブが若
干の変形を起こすように、前記インターミディエイトシ
ャフトの変形を制限する変形制限手段を設けた。
ために、本発明においては、ステアリングホイールと一
体的に回転するステアリングメインシャフトの前方部位
にコルゲートチューブを有し、ステアリングメインシャ
フトをステアリングギヤボックスに連結するインターミ
ディエイトシャフトが変形可能な衝撃吸収ステアリング
装置において、前記ステアリングメインシャフトをその
コルゲートチューブより後方部位にて車体に対して前方
へのみ移動可能とするとともに、前記インターミディエ
イトシャフトの変形時に、前記コルゲートチューブが若
干の変形を起こすように、前記インターミディエイトシ
ャフトの変形を制限する変形制限手段を設けた。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明による衝撃吸収ステアリン
グ装置においては、車両前方からの外力によりステアリ
ングギヤボックスが後方へ移動すると、インターミディ
エイトシャフトが変形する。しかしながら、その変形は
変形制限手段によりステアリングメインシャフトのコル
ゲートチューブが若干の変形を起こすように制限される
ため、コルゲートチューブに初期変形が生じる。したが
って、その後、ステアリングホイールに車両前方への荷
重が作用すると、ステアリングメインシャフトの車両前
方への移動に伴って抵抗荷重にピークを生じさせること
なくコルゲートチューブの変形が確実に進行し、所望の
衝撃吸収機能を得ることができる。
グ装置においては、車両前方からの外力によりステアリ
ングギヤボックスが後方へ移動すると、インターミディ
エイトシャフトが変形する。しかしながら、その変形は
変形制限手段によりステアリングメインシャフトのコル
ゲートチューブが若干の変形を起こすように制限される
ため、コルゲートチューブに初期変形が生じる。したが
って、その後、ステアリングホイールに車両前方への荷
重が作用すると、ステアリングメインシャフトの車両前
方への移動に伴って抵抗荷重にピークを生じさせること
なくコルゲートチューブの変形が確実に進行し、所望の
衝撃吸収機能を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による衝撃吸収ステアリング装
置の取付状態を示していて、このステアリング装置にお
いてはステアリングホイール11と一体的に回転するス
テアリングメインシャフト12の前方部位にコルゲート
チューブ13が一体的に設けられている。ステアリング
メインシャフト12は、コルゲートチューブ13より後
方部位にてコラムチューブ14及びこれに取付けられた
アッパーブラケット14aとロアブラケット16を介し
て車体17に対して前方へのみ移動可能に組付けられて
いる。コルゲートチューブ13は、それ自体公知のもの
であり、これを一体的に設けたステアリングメインシャ
フト単体ではコルゲートチューブ13の先端を固定して
ステアリングメインシャフト12の後端から荷重を加え
て前方へストロークさせることによりコルゲートチュー
ブ13を曲げ変形させた場合、図2に示したように、コ
ルゲートチューブ13の初期曲げ変形時にコルゲートチ
ューブ13による抵抗荷重のピークが発生し、その後に
安定した抵抗荷重が得られる。
説明する。図1は本発明による衝撃吸収ステアリング装
置の取付状態を示していて、このステアリング装置にお
いてはステアリングホイール11と一体的に回転するス
テアリングメインシャフト12の前方部位にコルゲート
チューブ13が一体的に設けられている。ステアリング
メインシャフト12は、コルゲートチューブ13より後
方部位にてコラムチューブ14及びこれに取付けられた
アッパーブラケット14aとロアブラケット16を介し
て車体17に対して前方へのみ移動可能に組付けられて
いる。コルゲートチューブ13は、それ自体公知のもの
であり、これを一体的に設けたステアリングメインシャ
フト単体ではコルゲートチューブ13の先端を固定して
ステアリングメインシャフト12の後端から荷重を加え
て前方へストロークさせることによりコルゲートチュー
ブ13を曲げ変形させた場合、図2に示したように、コ
ルゲートチューブ13の初期曲げ変形時にコルゲートチ
ューブ13による抵抗荷重のピークが発生し、その後に
安定した抵抗荷重が得られる。
【0008】コラムチューブ14は、ステアリングメイ
ンシャフト12を回転自在かつ軸方向へ移動不能に支持
している。コラムチューブ14に取付けられたアッパー
ブラケット14aはブレイクアウェイカプセル15を介
して車体17に組付けられており、ブレイクアウェイカ
プセル15は所定量以上の荷重が加わった際に破断し、
その係合を解くように構成されている。また、コラムチ
ューブ14に取付けられたロアブラケット16は車体1
7に対して車両前方へのみ離脱可能に組付けられてい
る。なお、アッパーブラケット14aにはエネルギー吸
収プレート18が組付けられていて、このエネルギー吸
収プレート18はそれ自体公知のものであり、ステアリ
ングメインシャフト12及びコラムチューブ14の車両
前方への移動時にアッパーブラケット14aの一部14
bにより曲げ変形されて車両前方への荷重を吸収するよ
うになっている。
ンシャフト12を回転自在かつ軸方向へ移動不能に支持
している。コラムチューブ14に取付けられたアッパー
ブラケット14aはブレイクアウェイカプセル15を介
して車体17に組付けられており、ブレイクアウェイカ
プセル15は所定量以上の荷重が加わった際に破断し、
その係合を解くように構成されている。また、コラムチ
ューブ14に取付けられたロアブラケット16は車体1
7に対して車両前方へのみ離脱可能に組付けられてい
る。なお、アッパーブラケット14aにはエネルギー吸
収プレート18が組付けられていて、このエネルギー吸
収プレート18はそれ自体公知のものであり、ステアリ
ングメインシャフト12及びコラムチューブ14の車両
前方への移動時にアッパーブラケット14aの一部14
bにより曲げ変形されて車両前方への荷重を吸収するよ
うになっている。
【0009】また、ステアリングメインシャフト12
は、コルゲートチューブ13の先端にて軸方向にて収縮
変形可能なインターミディエイトシャフト20を介して
ステアリングギヤボックス30に連結されている。イン
ターミディエイトシャフト20は、図1及び図3に示し
たように、中空のアッパーシャフト21及び中実のロア
シャフト22と、これら両シャフト21,22の重合部
に介装したゴムプレート23によって構成されていて、
アッパーシャフト21の後端にて自在継手41を介して
コルゲートチューブ13の先端にトルク伝達可能に連結
され、またロアシャフト22の先端にて自在継手42を
介してステアリングギヤボックス30の入力軸31にト
ルク伝達可能に連結されている。アッパーシャフト21
とロアシャフト22は、各二面幅部21a,22aにて
軸方向へ摺動可能かつトルク伝達可能に嵌合されてい
て、ロアシャフト22の二面幅部22aに設けた凹所に
加硫接着したゴムプレート23によってハンドル操舵時
の回転ガタをなくすとともに、ロアシャフト22のアッ
パーシャフト21に対するスムーズな収縮ストロークが
確保されている。
は、コルゲートチューブ13の先端にて軸方向にて収縮
変形可能なインターミディエイトシャフト20を介して
ステアリングギヤボックス30に連結されている。イン
ターミディエイトシャフト20は、図1及び図3に示し
たように、中空のアッパーシャフト21及び中実のロア
シャフト22と、これら両シャフト21,22の重合部
に介装したゴムプレート23によって構成されていて、
アッパーシャフト21の後端にて自在継手41を介して
コルゲートチューブ13の先端にトルク伝達可能に連結
され、またロアシャフト22の先端にて自在継手42を
介してステアリングギヤボックス30の入力軸31にト
ルク伝達可能に連結されている。アッパーシャフト21
とロアシャフト22は、各二面幅部21a,22aにて
軸方向へ摺動可能かつトルク伝達可能に嵌合されてい
て、ロアシャフト22の二面幅部22aに設けた凹所に
加硫接着したゴムプレート23によってハンドル操舵時
の回転ガタをなくすとともに、ロアシャフト22のアッ
パーシャフト21に対するスムーズな収縮ストロークが
確保されている。
【0010】ところで、ロアシャフト22の二面幅部2
2aにはインターミディエイトシャフト20の収縮変形
を制限する変形制限手段としてのシェアピン24が組付
けられていて、このシェアピン24は当該ステアリング
装置の取付状態においてアッパーシャフト21の先端か
ら所定のクリアランスD離れて位置しており、インター
ミディエイトシャフト20の収縮変形時にアッパーシャ
フト21の先端と当接してインターミディエイトシャフ
ト20の収縮変形を制限し、コルゲートチューブ13が
若干の曲げ変形を起こすように機能した後にロアシャフ
ト22から突出した頭部が剪断されるようになってい
る。
2aにはインターミディエイトシャフト20の収縮変形
を制限する変形制限手段としてのシェアピン24が組付
けられていて、このシェアピン24は当該ステアリング
装置の取付状態においてアッパーシャフト21の先端か
ら所定のクリアランスD離れて位置しており、インター
ミディエイトシャフト20の収縮変形時にアッパーシャ
フト21の先端と当接してインターミディエイトシャフ
ト20の収縮変形を制限し、コルゲートチューブ13が
若干の曲げ変形を起こすように機能した後にロアシャフ
ト22から突出した頭部が剪断されるようになってい
る。
【0011】上記のように構成した本実施例において
は、車両前方からの外力によりステアリングギヤボック
ス30が後方へ移動すると、インターミディエイトシャ
フト20が収縮変形する。しかしながら、その変形は図
4に示したようにシェアピン24がアッパーシャフト2
1の先端と当接することによりステアリングメインシャ
フト12のコルゲートチューブ13が若干の曲げ変形を
起こすように制限されるため、コルゲートチューブ13
に初期の曲げ変形が生じる。したがって、その後、ステ
アリングホイール11に車両前方への荷重が作用する
と、ステアリングメインシャフト12と軸方向移動にお
いて一体のコラムチューブ14が車体17に対して車両
前方に離脱し、図5に示したように、ステアリングメイ
ンシャフト12の車両前方への移動に伴って抵抗荷重に
ピークを生じさせることなくコルゲートチューブ13の
安定した曲げ変形が確実に進行するとともに、エネルギ
ー吸収プレート18がアッパーブラケット14aの一部
14bにより曲げ変形されて、車両前方への荷重が的確
に吸収され、所望の衝撃吸収機能を得ることができる。
なお、車両前方からの外力が大きい場合には、コルゲー
トチューブ13に初期の曲げ変形を生じさせた直後にシ
ェアピン24の頭部は剪断されるため、その後にインタ
ーミディエイトシャフト20は図6に示したようになる
まで更に収縮変形可能となり、車両前方へのコラムスト
ロークに余裕を持たせることができる。
は、車両前方からの外力によりステアリングギヤボック
ス30が後方へ移動すると、インターミディエイトシャ
フト20が収縮変形する。しかしながら、その変形は図
4に示したようにシェアピン24がアッパーシャフト2
1の先端と当接することによりステアリングメインシャ
フト12のコルゲートチューブ13が若干の曲げ変形を
起こすように制限されるため、コルゲートチューブ13
に初期の曲げ変形が生じる。したがって、その後、ステ
アリングホイール11に車両前方への荷重が作用する
と、ステアリングメインシャフト12と軸方向移動にお
いて一体のコラムチューブ14が車体17に対して車両
前方に離脱し、図5に示したように、ステアリングメイ
ンシャフト12の車両前方への移動に伴って抵抗荷重に
ピークを生じさせることなくコルゲートチューブ13の
安定した曲げ変形が確実に進行するとともに、エネルギ
ー吸収プレート18がアッパーブラケット14aの一部
14bにより曲げ変形されて、車両前方への荷重が的確
に吸収され、所望の衝撃吸収機能を得ることができる。
なお、車両前方からの外力が大きい場合には、コルゲー
トチューブ13に初期の曲げ変形を生じさせた直後にシ
ェアピン24の頭部は剪断されるため、その後にインタ
ーミディエイトシャフト20は図6に示したようになる
まで更に収縮変形可能となり、車両前方へのコラムスト
ロークに余裕を持たせることができる。
【0012】また、本実施例においては、インターミデ
ィエイトシャフト20におけるアッパーシャフト21と
ロアシャフト22の重合部にゴムプレート23が介装さ
れているため、このゴムプレート23のゴム硬度を低下
させることにより、フラッタ及び路面からのキックバッ
ク、並びにギヤボックス30側からの振動及び音のステ
アリングホイール11への伝達を効果的に遮断させるこ
とと、衝突時のインターミディエイトシャフト20の収
縮抵抗荷重アップを簡単な構造で両立させることができ
る。
ィエイトシャフト20におけるアッパーシャフト21と
ロアシャフト22の重合部にゴムプレート23が介装さ
れているため、このゴムプレート23のゴム硬度を低下
させることにより、フラッタ及び路面からのキックバッ
ク、並びにギヤボックス30側からの振動及び音のステ
アリングホイール11への伝達を効果的に遮断させるこ
とと、衝突時のインターミディエイトシャフト20の収
縮抵抗荷重アップを簡単な構造で両立させることができ
る。
【0013】上記実施例においては、ロアシャフト22
に組付けたシェアピン24によりインターミディエイト
シャフト20の収縮抵抗荷重を一部分のみ増加させてイ
ンターミディエイトシャフト20の収縮変形を制限した
が、図7にて示したように、アッパーシャフト21にシ
ェアピン24を組付けて上記実施例と同様にインターミ
ディエイトシャフト20の収縮変形を制限したり、図8
にて示したように、アッパーシャフト21にロアシャフ
ト22と係合可能な突起21bを設けてインターミディ
エイトシャフト20の収縮変形を制限したり、図9にて
示したように、アッパーシャフト21内にロアシャフト
22によって押されて自在継手41のヨーク41aに設
けた小孔41a1から押し出されるシリコンゴム25を
封入してインターミディエイトシャフト20の収縮変形
を制限したりして、本発明を実施することも可能であ
る。
に組付けたシェアピン24によりインターミディエイト
シャフト20の収縮抵抗荷重を一部分のみ増加させてイ
ンターミディエイトシャフト20の収縮変形を制限した
が、図7にて示したように、アッパーシャフト21にシ
ェアピン24を組付けて上記実施例と同様にインターミ
ディエイトシャフト20の収縮変形を制限したり、図8
にて示したように、アッパーシャフト21にロアシャフ
ト22と係合可能な突起21bを設けてインターミディ
エイトシャフト20の収縮変形を制限したり、図9にて
示したように、アッパーシャフト21内にロアシャフト
22によって押されて自在継手41のヨーク41aに設
けた小孔41a1から押し出されるシリコンゴム25を
封入してインターミディエイトシャフト20の収縮変形
を制限したりして、本発明を実施することも可能であ
る。
【0014】更に、本実施例においては、インターミデ
ィエイトシャフト20として収縮変形のみを可能とした
ものを利用したが、これに限らず従来技術のようにコル
ゲートチューブを用いたものでもよい。その際は、例え
ばコルゲートチューブの蛇腹部の溝に所定圧縮力により
破断する部材を挟み込むといった構成で本発明を実施す
ることができる。
ィエイトシャフト20として収縮変形のみを可能とした
ものを利用したが、これに限らず従来技術のようにコル
ゲートチューブを用いたものでもよい。その際は、例え
ばコルゲートチューブの蛇腹部の溝に所定圧縮力により
破断する部材を挟み込むといった構成で本発明を実施す
ることができる。
【図1】 本発明による衝撃吸収ステアリング装置の取
付状態の側面図である。
付状態の側面図である。
【図2】 図1に示したコルゲートチューブを一体的に
設けたステアリングメインシャフト単体においてコルゲ
ートチューブの先端を固定してステアリングメインシャ
フトの後端から荷重を加えて前方へストロークさせるこ
とによりコルゲートチューブを曲げ変形させた場合のコ
ルゲートチューブによる抵抗荷重とストロークの関係を
示すグラフである。
設けたステアリングメインシャフト単体においてコルゲ
ートチューブの先端を固定してステアリングメインシャ
フトの後端から荷重を加えて前方へストロークさせるこ
とによりコルゲートチューブを曲げ変形させた場合のコ
ルゲートチューブによる抵抗荷重とストロークの関係を
示すグラフである。
【図3】 図1に示したインターミディエイトシャフト
の部分破断拡大図である。
の部分破断拡大図である。
【図4】 図1に示したインターミディエイトシャフト
の作動説明図である。
の作動説明図である。
【図5】 本発明による衝撃吸収ステアリング装置の衝
突後の側面図である。
突後の側面図である。
【図6】 図4に示したシェアピンの剪断後の作動説明
図である。
図である。
【図7】 インターミディエイトシャフトのアッパーシ
ャフトにロアシャフトによって剪断されるシェアピンを
設けた例を示す部分破断拡大図である。
ャフトにロアシャフトによって剪断されるシェアピンを
設けた例を示す部分破断拡大図である。
【図8】 インターミディエイトシャフトのアッパーシ
ャフトにロアシャフトが係合する突起を設けた例を示す
部分破断拡大図である。
ャフトにロアシャフトが係合する突起を設けた例を示す
部分破断拡大図である。
【図9】 インターミディエイトシャフトのアッパーシ
ャフト内にロアシャフトによって押されて自在継手のヨ
ークに設けた小孔から押し出されるシリコンゴムを封入
した例を示す部分破断拡大図である。
ャフト内にロアシャフトによって押されて自在継手のヨ
ークに設けた小孔から押し出されるシリコンゴムを封入
した例を示す部分破断拡大図である。
11…ステアリングホイール、12…ステアリングメイ
ンシャフト、13…コルゲートチューブ、14…コラム
チューブ、14a…アッパーブラケット、16…ロアブ
ラケット、17…車体、20…インターミディエイトシ
ャフト、21…アッパーシャフト、22…ロアシャフ
ト、24…シェアピン(変形制限手段)、30…ステア
リングギヤボックス。
ンシャフト、13…コルゲートチューブ、14…コラム
チューブ、14a…アッパーブラケット、16…ロアブ
ラケット、17…車体、20…インターミディエイトシ
ャフト、21…アッパーシャフト、22…ロアシャフ
ト、24…シェアピン(変形制限手段)、30…ステア
リングギヤボックス。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングホイールと一体的に回転す
るステアリングメインシャフトの前方部位にコルゲート
チューブを有し、ステアリングメインシャフトをステア
リングギヤボックスに連結するインターミディエイトシ
ャフトが変形可能な衝撃吸収ステアリング装置におい
て、前記ステアリングメインシャフトをそのコルゲート
チューブより後方部位にて車体に対して前方へのみ移動
可能とするとともに、前記インターミディエイトシャフ
トの変形時に、前記コルゲートチューブが若干の変形を
起こすように、前記インターミディエイトシャフトの変
形を制限する変形制限手段を設けたことを特徴とする衝
撃吸収ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23778994A JPH0899641A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 衝撃吸収ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23778994A JPH0899641A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 衝撃吸収ステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899641A true JPH0899641A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17020459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23778994A Pending JPH0899641A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 衝撃吸収ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899641A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2019019A2 (en) | 2007-07-27 | 2009-01-28 | JTEKT Corporation | Shock absorbing steering apparatus for motor vehicle |
EP2030867A2 (en) | 2007-08-30 | 2009-03-04 | JTEKT Corporation | Steering shock absorbing apparatus for motor vehicle |
WO2024035064A1 (ko) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | 남양넥스모 주식회사 | 차량용 조향 장치의 인텀 샤프트 |
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1994
- 1994-09-30 JP JP23778994A patent/JPH0899641A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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