JPH09254641A - 車両用デフロスタ - Google Patents

車両用デフロスタ

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Publication number
JPH09254641A
JPH09254641A JP8068702A JP6870296A JPH09254641A JP H09254641 A JPH09254641 A JP H09254641A JP 8068702 A JP8068702 A JP 8068702A JP 6870296 A JP6870296 A JP 6870296A JP H09254641 A JPH09254641 A JP H09254641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defroster
windshield glass
vehicle
front windshield
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8068702A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Yugawa
恒夫 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP8068702A priority Critical patent/JPH09254641A/ja
Publication of JPH09254641A publication Critical patent/JPH09254641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のフロントウインドシールドガラスの外側
の下端部に溜った氷雪を速やかに融解してワイパー機能
を確保するデフロスタを提供する。 【解決手段】フロントウインドシールドガラス13に向
けて温風を噴出するデフロスタノズル21を備えた車両
用デフロスタであり、デフロスタノズル21の噴出口
を、フロントウインドシールドガラス13の下端部に温
風を指向させる第1噴出口23aと、フロントウインド
シールドガラス13の下端部より上方の部位に温風を指
向させる第2噴出口23bとにより構成して、第1噴出
口23aから噴出する温風の熱により、フロントウイン
ドシールドガラス13の外側の下端部に溜った氷雪を速
やかに融解してワイパー機能を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用デフロスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用デフロスタの一形式として、フロ
ントウインドシールドガラスの内面に付着した露を蒸発
させたり、フロントウインドシールドガラスの外面に張
り付いた霜、雪、氷等を融解してフロントウインドシー
ルドガラスの曇りを晴らして、乗員の前方の視界を確保
するデフロスタがある。
【0003】図4には、この種形式の従来のデフロスタ
が示されており、当該デフロスタ1を構成するデフロス
タノズル1aは車室内の前部にあるインストルメントパ
ネル2に配設されていて、温風をフロントウインドシー
ルドガラス3の内面に噴出してフロントウインドシール
ドガラス3の曇りを晴らし、乗員の前方視界を確保すべ
く機能する。
【0004】また、当該デフロスタ1のデフロスタノズ
ル1aにおいては、図5の(a),(b)に示すよう
に、温風の噴出口1bが車両の幅方向に延びる長尺の形
状に形成されて略上方に開口しており、温風は図4の矢
印で示すようにフロントウインドシールドガラス3の上
下方向の中間部であるA点の近傍に指向され、同ガラス
3の内面に沿って上昇するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の降雪
時における走行中および停車中には、図6の矢印Bに示
す部位、すなわち図4および図7に示すワイパーブレー
ド4の停止位置およびその近傍に最も氷雪が溜り易い。
しかしながら、当該部位は、デフロスタノズル1aが温
風を指向させる図4に示すA点よりかなり下方に位置し
て、デフロスタノズル1aから噴出される温風が行き渡
り難い部位であるため、当該部位に一旦氷雪が溜ると、
氷雪をデフロスタ1の作動のみによっては早期に融解さ
せることができず、ワイパーブレード4の動作の妨げと
なって十分にワイパー機能を発揮させることができない
場合がある。
【0006】近年の車両においては、停止位置にあるワ
イパーブレード4をエジンフード5の後端部にて覆い隠
して車両の外観の向上を図っている車種が多く、このよ
うな車両においては、エンジンフード5の後端部が上方
に反り返った形状を呈しているため、フロントウインド
シールドガラス3の下端部は、一層氷雪が溜まり易い部
位となっている。
【0007】従って、本発明の目的は、車両における図
6の矢印Bで示す部位に溜った氷雪を速やかに融解し得
る車両用デフロスタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室内の前方
に配置されてフロントウインドシールドガラスに向けて
温風を噴出するデフロスタノズルを備えた車両用デフロ
スタにおいて、前記デフロスタノズルの噴出口を、前記
フロントウインドシールドガラスの下端部に温風を指向
させる第1の噴出口と、同フロントウインドシールドガ
ラスの下端部より上方の部位に温風を指向させる第2の
噴出口とにより構成したことを特徴とするものである。
【0009】当該車両用デフロスタにおいては、前記デ
フロスタノズルの第1の噴出口を、温風をワイパーブレ
ードの停止位置に指向させるように構成することが好ま
しく、また前記デフロスタノズルの第1の噴出口を、温
風を左右の各ワイパーブレードの停止位置にそれぞれ指
向させる2つの噴出口に分割する構成を採用することも
できる。
【0010】
【発明の作用・効果】かかる構成の車両用デフロスタに
おいては、デフロスタノズルの第1の噴出口が温風をフ
ロントウインドシールドガラスの下端部に指向させ、か
つ第2の噴出口が温風をフロントウインドシールドガラ
スの中間部に指向させるため、従来のデフロスタと同
様、フロントウインドシールドガラスの中間部から上方
の曇りを晴らすとともに、フロントウインドシールドガ
ラスの外側の下端部に溜った氷雪は温風の熱により早期
に融解され、ワイパーの機能を早期に確保することがで
きる。
【0011】特に、第1の噴出口をワイパーブレードの
停止位置に指向させるように構成すれば、当該停止位置
に溜っている氷雪を一層迅速に融解することができて、
ワイパー機能を迅速に回復させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1には本発明の一例に係るデフロスタを装備
した車両の車室内の前部が示されている。当該車両10
は、ワイパーブレード11がエンジンフード12の後端
部にて覆い隠されている車種であり、エンジンフード1
2の後端部は反り返って上方へわずかに突出していて、
フロントウインドシールドガラス13の下端部との間に
所定の間隔を形成している。
【0013】本発明に係るデフロスタ20は、デフロス
タノズル21を除き従来のデフロスタと同一の構成のも
のであり、車室内の前部に配設されていて、デフロスタ
ノズル21はインストルメントパネル14を通して取付
けられている。
【0014】しかして、当該デフロスタ20を構成する
デフロスタノズル21においては、図1および図2に示
すように、温風のメインダクト22から分岐する第1,
第2の2つのノズル部21a,21bを備え、各ノズル
部21a,21bの先端に第1,第2噴出口23a,2
3bが形成されている。
【0015】第1ノズル部21aは、上方かつ前方へ傾
斜して突出してフロントウインドシールドガラス13の
下端部の近傍の部位に臨んでいて、第1噴出口23aは
当該位に対向して開口している。また、第2ノズル部2
1bは、上方へ突出してフロントウインドシールドガラ
ス13の中間部に対向して位置し、第2噴出口23bは
当該中間部に対向して開口している。
【0016】従って、当該デフロスタ20においては、
第1噴出口23aはメインダクト22の温風をフロント
ウインドシールドガラス13の下端部の近傍におけるワ
イパーブレード11の停止位置に指向し、かつ第2噴出
口23bはメインダクト22からの温風をフロントウイ
ンドシールドガラス13の中間部に指向すべく機能す
る。
【0017】かかる構成の車両用デフロスタ20におい
ては、図1の矢印で示すように、デフロスタノズル21
に設けた第1噴出口23aが温風をフロントウインドシ
ールドガラス13の下端部に指向し、かつ第2噴出口2
3bが温風をフロントウインドシールドガラス13の中
間部に指向するため、従来のデフロスタと同様、フロン
トウインドシールドガラス13の中間部から上方の雲り
を晴らすことは勿論のこと、フロントウインドシールド
ガラス13の外側の下端部に溜った氷雪は温風の熱によ
り速やかに融解されて、ワイパーブレード11の動きの
障害を取除き、ワイパーの機能を速やかに確保すること
ができる。
【0018】図3には、当該デフロスタにおけるデフロ
スタノズルの変形例が示されている。当該デフロスタノ
ズル21Aにおいては、第1ノズル部21aに第1噴出
口23cが2つ形成されているとともに、デフロスタノ
ズル21と同様の第2噴出口23bが形成されている。
各第1噴出口23cは左右に分離して並列して形成され
ているもので、各第1噴出口23cの配設部位は各ワイ
パーブレード11の停止位置に対応している。従って、
当該デフロスタノズル21Aによっても、デフロスタノ
ズル21と同様の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るデフロスタを装備した車両
における車室の前部を示す概略的側面図である。
【図2】同デフロスタを構成するデフロスタノズルの斜
視図(a)、および同デフロスタノズルの縦断面図
(b)である。
【図3】同デフロスタノズルの変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のデフロスタを装備した車両における車室
の前部を示す概略的側面図である。
【図5】同デフロスタを構成するデフロスタノズルの斜
視図(a)、および同デフロスタノズルの縦断面図
(b)である。
【図6】同デフロスタを装備した車両の前側の部分側面
図である。
【図7】同車両の前側からみた部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10…車両、11…ワイパーブレード、12…エンジン
フード、13…フロントウインドシールドガラス、20
…デフロスタ、21,21A…デフロスタノズル、21
a,21b…ノズル部、22…メインダクト、23a,
23b,23c…噴出口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内の前方に配置されてフロントウイン
    ドシールドガラスに向けて温風を噴出するデフロスタノ
    ズルを備えた車両用デフロスタにおいて、前記デフロス
    タノズルの噴出口を、前記フロントウインドシールドガ
    ラスの下端部に温風を指向させる第1の噴出口と、同フ
    ロントウインドシールドガラスの下端部より上方の部位
    に温風を指向させる第2の噴出口とにより構成したこと
    を特徴とする車両用デフロスタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用デフロスタにおい
    て、前記デフロスタノズルの第1の噴出口は温風をワイ
    パーブレードの停止位置に指向させることを特徴とする
    車両用デフロスタ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用デフロスタにおい
    て、前記デフロスタノズルの第1の噴出口が温風を左右
    の各ワイパーブレードの停止位置にそれぞれ指向させる
    2つの噴出口に分割されていることを特徴とする車両用
    デフロスタ。
JP8068702A 1996-03-25 1996-03-25 車両用デフロスタ Pending JPH09254641A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8068702A JPH09254641A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 車両用デフロスタ

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JP8068702A JPH09254641A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 車両用デフロスタ

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JPH09254641A true JPH09254641A (ja) 1997-09-30

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JP8068702A Pending JPH09254641A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 車両用デフロスタ

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JP (1) JPH09254641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020087480A1 (zh) * 2018-11-02 2020-05-07 王豪 一种风挡气幕喷气气道

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