JP4476082B2 - 自動車のデフロスタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドシールドの車内側の面に空気を吹き付け、ここに付着した露滴を除去し、或いはウインドシールドの外面に付着した霜や氷を融かしてウインドシールドの面を晴らし、前方視界を確保する自動車のデフロスタ装置に関するものである。
上述の如く構成されたデフロスタ装置は、従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。図4はかかるデフロスタ装置の一従来例を示す垂直断面図である。この図における符号1Aは、車室前部に配置されたウインドシールドであり、2Aは運転席と助手席の前方に固定配置されたインストルメントパネルである。このインストルメントパネル2Aの下側にデフロスタ装置4Aが配置されている。矢印Frは自動車の前進方向を示し、符号Rは自動車の車室を示している。
ここに示したデフロスタ装置4Aは、下部10Aが空調装置11Aに固定された下側ダクト部材6Aと、上部7Aがインストルメントパネル2Aに固定された上側ダクト部材5Aとを有し、下側ダクト部材6Aの上部8Aと上側ダクト部材5Aの下部9Aとが、上下に重なった状態に突き合わせられて、互いに分離可能に接続されている。上側ダクト部材5Aの下部9Aと下側ダクト部材6Aの上部8Aとの間には、発泡体より成るシール材14Aが介設され、そのシール材14Aは、上部8Aと下部9Aのいずれか一方に接着剤によって接合されている。これに対し、上部8Aと下部9Aは、シール材14Aを介して、単に突き合せられているだけであって、これらが接着剤などによって接合されてはいない。空調装置11Aから送り出された空気は、矢印Aで示すように、下側ダクト部材6Aと上側ダクト部材5Aの内部を通り、インストルメントパネル2Aに形成された通気口13Aから車室R内に流入し、ウインドシールド1Aの車内側面に吹き当てられる。
ここで、事故発生時に、人体が、矢印Xで示したように、ウインドシールド1Aの車外側面に当り、その衝撃でウインドシールド1Aが撓み、これによってインストルメントパネル2Aとデフロスタ装置4Aに外力が加えられたとき、デフロスタ装置4Aの上側ダクト部材5Aの下部9Aが、下側ダクト部材6Aの上部8Aから外れ、インストルメントパネル2Aが大きく変形することによって人体に与える衝撃を小さく留めることができる。
ところが、ウインドシールド1Aに人体が当ったとき、そのウインドシールド1Aに加えられる外力の方向によっては、デフロスタ装置4Aの上側ダクト部材5Aと下側ダクト部材6Aが、図4に仮想線で示すように変形するだけで、上側ダクト部材5Aの下部9Aと、下側ダクト部材6Aの上部8Aが分離しないことがある。このようになると、インストルメントパネル2Aは図4に仮想線で示すように変形するに留まり、その変形量が少なくなって、エネルギーを大きく吸収することはできない。
実開平6−20149号公報
本発明の目的は、ウインドシールドに人体が当り、そのウインドシールドに加えられた外力の方向がいかなるときも、上側ダクト部材の下部が下側ダクト部材の上部に対して外れやすくした自動車のデフロスタ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、下部が空調装置に固定された下側ダクト部材と、上部がインストルメントパネルに固定された上側ダクト部材とを具備し、前記下側ダクト部材の上部と上側ダクト部材の下部とが分離可能に接続されている自動車のデフロスタ装置において、前記上側ダクト部材の下部の前後の縁部が、前記下側ダクト部材の上部の前後の縁部の後方にそれぞれ位置した状態で、下側ダクト部材の上部と上側ダクト部材の下部の一方のみにシール材が接着剤により接合され、前記上部と前記下部が前記シール材を介した嵌合のみで接続されていることを特徴とする自動車のデフロスタ装置を提案する。
本発明によれば、ウインドシールドに人体が当ったとき、上側ダクト部材の下部が下側ダクト部材の上部に対して外れやすくなり、歩行者の保護をより一層確実なものにすることができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明に係るデフロスタ装置を有する自動車の車室前部を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線拡大断面図である。これらの図における符号Frは、自動車の前進方向を示し、図2における符号Rは自動車の車室を示している。また、本明細書及び特許請求の範囲において使用する「前」又は「後」なる文言は、自動車の前進方向を基準とするものであり、その前進方向を前、その反対方向を後とする。
図1及び図2において、符号1は例えばガラスより成るウインドシールドを示し、符号2で示すものは、図示していない運転席と助手席の前方に配置されたインストルメントパネルであり、そのインストルメントパネル2の前部は図示していない取付部材を介してカウルトップ3に連結されている。
図2に示すように、デフロスタ装置4は、車室前部に位置するインストルメントパネル2の下側に配置され、このデフロスタ装置4は、上側ダクト部材5と、下側ダクト部材6とを有し、これらの上側ダクト部材5と下側ダクト部材6は、図3にも示すように、その上部7,8と下部9,10がそれぞれ開口した中空状に形成されている。また図2に明示するように、下側ダクト部材6は、その下部開口が空調装置11の空気吐出口12に合致した状態で、該下部10が空調装置11に固定されている。また上側ダクト部材5の上部7は、インストルメントパネル2に形成された通気孔13に嵌合した状態で、そのインストルメントパネル2に固定されている。
本例のデフロスタ装置4においても、下側ダクト部材6の上部8と、上側ダクト部材5の下部9とが、後述するように分離可能に接続されている。上側ダクト部材5の下部9と下側ダクト部材6の上部8の間には、発泡体より成るシール材14が介設され、このシール材14は、上部8又は下部9に接着剤により接合されている。
デフロスタ装置4の使用時は、空調装置11のヒータコア(図示せず)を通った空気、すなわち温風が、図2に示した空調装置11の空気吐出口12から流出し、図2に矢印Aで示すように、下側ダクト部材6の内部と、上側ダクト部材5の内部を上昇し、インストルメントパネル2に形成された通気孔13を通して車室R内に流入し、引き続き、その空気はウインドシールド1の車内側の面に吹き当てられる。
このようにウインドシールド1に温風を吹き当てることによって、その内面に付着した露滴、或いは車外側の外面に付着した霜や氷を取り除いてウインドシールド面を晴らし、良好な前方視界を確保することができる。
ここで、図2に明示するように、下側ダクト部材6の上部8の前後の縁部15,16と、上側ダクト部材5の下部9の前後の縁部17,18が、互いに前後方向に配列された状態で、下側ダクト部材6の上部8と上側ダクト部材5の下部9が接続されている。前後の縁部15,16と17,18がシール材14を介して前後に重なった状態に配置されているのである。この場合も、上部8と下部9は、接着剤などによって接合されてはおらず、これらが、単にシール材14を介して嵌合した状態にある。このように、上側ダクト部材5の下部9の前後の縁部17,18は、下側ダクト部材6の上部8の前後の縁部15,16の後方にそれぞれ位置した状態で、下側ダクト部材6の上部8と上側ダクト部材5の下部9の一方のみにシール材14が接着剤により接合され、該上部8と下部9がシール材14を介した嵌合のみで接続されている。
事故発生時に、人体が、図2に矢印Xで示したように、ウインドシールド1の車外側面に当り、その衝撃でウインドシールド1が撓み、インストルメントパネル2とデフロスタ装置4に大きな外力が加えられたとき、下側ダクト部材6の上部8の前後の縁部15,16と、上側ダクト部材5の下部9の前後の縁部17,18が自動車の前後方向に配列されているので、上側ダクト部材5の下部9が、下側ダクト部材6の上部8から外れ、その上側ダクト部材5とインストルメントパネル2が、図2に仮想線で示すように大きく変形する。これにより、効率よくエネルギーを吸収でき、人体に与える衝撃を小さく留めることができる。
ウインドシールド1の車外側面に作用する外力の向きが矢印X方向以外であるときも、上側ダクト部材5が下側ダクト部材6から容易に外れ、エネルギー吸収効率を高めることができる。
デフロスタ装置を組み付けた自動車の車室前部を示す斜視図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 上側ダクト部材と下側ダクト部材を分離して示す斜視図である。 従来のデフロスタ装置を示す、図2と同様な断面図である。
符号の説明
2 インストルメントパネル
4 デフロスタ装置
5 上側ダクト部材
6 下側ダクト部材
7,8 上部
9,10 下部
11 空調装置
14 シール材
15,16,17,18 縁部

Claims (1)

  1. 下部が空調装置に固定された下側ダクト部材と、上部がインストルメントパネルに固定された上側ダクト部材とを具備し、前記下側ダクト部材の上部と上側ダクト部材の下部とが分離可能に接続されている自動車のデフロスタ装置において、
    前記上側ダクト部材の下部の前後の縁部が、前記下側ダクト部材の上部の前後の縁部の後方にそれぞれ位置した状態で、下側ダクト部材の上部と上側ダクト部材の下部の一方のみにシール材が接着剤により接合され、前記上部と前記下部が前記シール材を介した嵌合のみで接続されていることを特徴とする自動車のデフロスタ装置。
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