JPH09254294A - スチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形品 - Google Patents

スチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形品

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JPH09254294A
JPH09254294A JP8093094A JP9309496A JPH09254294A JP H09254294 A JPH09254294 A JP H09254294A JP 8093094 A JP8093094 A JP 8093094A JP 9309496 A JP9309496 A JP 9309496A JP H09254294 A JPH09254294 A JP H09254294A
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sheet
open
resin foam
styrene
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JP8093094A
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English (en)
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Tadayasu Tsubone
匡泰 坪根
Toshiro Kobayashi
敏朗 小林
Yoshinori Kajimoto
吉則 梶本
Isamu Kikuta
勇 菊田
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器への成形が容易なスチレン系樹脂発泡シ
ートであって、成形された容器は肉汁などを吸収し易
く、吸収した肉汁などは外へ漏らさないものとなり、し
かも充分な強度を持つものとなるようなスチレン系樹脂
発泡シートを提供しようとする。 【解決手段】 連通気泡率が50〜95%の連通気泡型
のスチレン系樹脂発泡層と、連通気泡率が40%以下の
独立気泡型のスチレン系樹脂発泡層を一体に積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スチレン系樹脂
発泡シートに関するものであり、とくに生魚と生肉を入
れておくためのトレーなどを作るのに好適な、発泡シー
トに関するものである。また、この発明は、上述のスチ
レン系樹脂発泡シートを成形して得られたトレーのよう
な成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近頃、計り売りの食料品は、予め計量し
て一定量ずつ合成樹脂製容器に入れて販売されるように
なった。この場合、合成樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂と、ポリスチレン
等のスチレン系樹脂とが多く用いられた。とりわけ、ス
チレン系樹脂(以下、PSと略称する)は、これを発泡
させて発泡シートにすることが容易で、得られたPS発
泡シートは容器に加工し易く、得られた容器は軽量で適
度の剛性を持っているので、食料品用容器として広く使
用されるに至っている。
【0003】しかし、PS発泡シート製の容器も、その
中に入れる食料品によっては欠点を示した。その欠点と
は、PS発泡シート製容器が撥水性であって水を吸収し
ないために、この容器の中に生肉や生魚などを入れてお
くと、生肉や生魚から出る肉汁が容器の底に溜まって見
栄えを悪くするという点である。この肉汁は着色してい
るために、底に溜まると目立ち、恰も生肉や生魚が古い
ものであるかのような観を与える。そこで、この肉汁を
目立たなくするために、容器底に吸水性の不織布シート
を敷いて、その上に生肉や生魚を置くことが試みられ
た。ところが不織布シートを敷くこと自体が厄介である
ために、さらに改良を施す必要があった。
【0004】PS発泡シートの撥水性を改良しようとす
る試みも現れた。その試みは、特公平5−88895号
公報に記載されている。この公報は、表面に微細な気泡
が含まれている皮付部分と、気泡が破れた繊維状部分と
が縞状に存在して、独立気泡率が50%以下の特定の厚
みと密度とを持ったPS発泡シートが、撥水性を改良し
たものであると記載している。この公報は、このような
PS発泡シートの吸水量を測定して、このシートで生肉
や生魚を包装すれば、前述の欠点が解消されると記載し
ている。
【0005】ところが、特公平5−88895号公報の
教えるPS発泡シートを材料としてトレーに成形しよう
とすると、型通りの成形品にすることが容易でなく、ま
た得られたトレーは強度が充分でない。また、得られた
トレーに生肉を入れておくと、生肉から出た肉汁が反対
側へ浸み出すという新たな欠点もある。この公報は、こ
の新たな欠点を解消するために、発泡シートの片面にポ
リスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ポリプロピレン、
ナイロン、ポリエステル樹脂製のフィルムを積層するこ
とを奨めている。ところが、これらのフィルムを積層す
ると、トレー等への成形が一層容易でなくなる、という
欠点が伴う。そこで、さらに改良を加える必要があっ
た。
【0006】他方、特定の連通気泡率を持ったPS発泡
シートで容器を作ることが知られている。これは実公平
2−30264号公報に記載されている。この公報によ
ると、連通気泡率が20〜80%で、密度が0.02〜
0.20g/cm3 、圧縮回復率が50%以下のPS発
泡シートを選び、これをプレス成形して箱にすると、箱
の折り目となるべき条線を断面鋭角のはっきりした溝に
することができる、と記載している。生肉を入れるトレ
ーなどは、折り目となるべき条線を必要としないので、
この公報はトレーのような容器を彷彿させるものではな
いし、またこの公報は必ずしも連通気泡率の大きいもの
を選んで用いるものでもないから、PS発泡シートに撥
水性を与えることを教えているとは云えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、PS発泡
シートの撥水性を改良して吸水性のものとし、これをト
レーに成形してトレーに生肉などを入れた場合、生肉か
ら滲出する肉汁を吸収するようなPS発泡シートを提供
しようとするものである。さらに、この発明は、そのP
S発泡シートが肉汁を吸収しても、肉汁を外へ漏らすこ
とがなく、またトレーなどへの成形も容易なPS発泡シ
ートを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上述の課
題解決のためには、連通気泡率の大きいPS発泡シート
と連通気泡率の小さいPS発泡シートとを積層して積層
シートとすべきであることを見出した。すなわち、連通
気泡率が50〜95%の連通気泡型のPS発泡シート
と、連通気泡率が40%以下の独立気泡型のPS発泡シ
ートとを積層して積層シートにし、そのうちの連通気泡
型のシートを内側に向けてトレーに成形し、このトレー
内に生肉を入れておくと、内側の連通気泡型のシートが
肉汁を吸収し、外側の独立気泡型のシートが肉汁を通さ
ないので、肉汁をトレー内で目立たなくして、しかも外
へ漏らさないようなトレーの得られることが見出され
た。しかも、積層されたシートは、何れもPSを材料と
した発泡シートであるから、トレーなどへの成形も容易
であることが確認された。この発明は、このような知見
に基づいて完成されたものである。
【0009】この発明は、密度が0.3〜0.03g/
cm3 で且つ連通気泡率が50〜95%の連通気泡型の
PS発泡層と、密度が0.2〜0.05g/cm3 で且
つ連通気泡率が40%以下の独立気泡型のPS発泡シー
トとを積層したことを特徴とする、PS発泡積層シート
を提供するものである。
【0010】この発明に係るPS発泡積層シートは、連
通気泡型の発泡層と独立気泡型の発泡層とから成る。そ
のうちの連通気泡型の発泡層は、密度が0.3〜0.0
3g/cm3 で且つ連通気泡率が50〜95%のもので
ある。ここで云う連通気泡率は、ASTM D 285
8に準拠して測定した値であり、具体的には東京サイエ
ンス社製の空気比較式比重計を用いて、1−1/2−1
気圧法で測定した数値である。他方、独立気泡型の発泡
層は、密度が0.2〜0.05g/cm3 で且つ連通気
泡率が40%以下のものである。
【0011】独立気泡型の発泡層を作るには、従来から
の方法でPSに発泡剤を含ませて押し出し発泡させれば
よい。例えばポリスチレンにブタン又はペンタンを含ま
せて、これを押し出し発泡させて発泡シートにすれば、
得られた発泡シートは連通気泡率が40%以下となって
独立気泡型の発泡層を得ることができる。これに対し、
連通気泡型の発泡層を作るには、発泡剤を含んだPSが
発泡して気泡壁を破壊するように、発泡条件を特別に選
定しなければならない。それには、色々な選択肢があ
る。例えば特別なPSを用いたり、高温で発泡させたり
することによって連通気泡型のPS層を作ることができ
る。
【0012】連通気泡型のPSシートを作る1つの方法
は、特公平5−88895号公報に記載されている。こ
の公報によれば、押出機にPSを入れて加熱溶融し、押
出機の途中から窒素、炭酸ガス、空気、水又はこれらの
混合物からなる無機物発泡剤をPS1Kgあたり0.2
〜0.8モルの割合で圧入し、{得られた発泡シートの
発泡倍率(リットル/Kg)÷(38リットル×樹脂1
Kg当たり使用した発泡剤のモル数)}×100の式で
計算された発泡倍率が、50%以下となるように押し出
すことにより、この発明で用いるべき連通気泡型のPS
シートを得ることができる。発泡剤としては上記の無機
物発泡剤にブタン、ペンタン等の脂肪族又は脂環族炭化
水素類を混合して使用することもできる。
【0013】連通気泡型のPS発泡層は吸水能力を持っ
ており、この吸水能力は大きいことが好ましい。この吸
水能力はJIS A 9511に準拠して吸水率として
定量的に表すことができる。具体的には、問題となる発
泡シートから厚みをそのままにして100×100mm
の正方形のサンプルを切り取り、このサンプルを24時
間常温の水に浸漬し、取り出し表面の付着水をガーゼ等
で拭き取り、このサンプルの重量を測定し、サンプルの
元の重量に対する増加割合を計算し、この増加割合を吸
水率とする。連通気泡型の発泡層は吸水率が30%以上
であることが必要とされる。吸水率が30%未満では食
品から遊離する水分を効果的にPS発泡層内に取り込む
ことができなくなるからである。
【0014】連通気泡型のPS発泡層の吸水能力を高め
るには、この発泡層の表面スキンに小孔を穿設すること
が好ましい。それは、連通気泡型のPS発泡層がそれ自
体吸水性を持っているが、表面には非発泡の薄いスキン
が形成されており、このために内部への水分の進入が阻
害されることになるからであり、このスキン層を突き破
ると、吸水能力が大いに増大するからである。
【0015】また、連通気泡型のPS発泡層の吸水能力
を高めるには、この発泡層の中に無機質粉末を1.0〜
20.0重量%含ませるのが好ましい。その理由は、無
機質粉末が1.0重量%未満では吸水能力の向上に効果
がなく、20.0重量%を越えると吸水能力は向上する
が、発泡層の外観が著しく低下するからである。無機質
粉末としては、炭酸カルシウム、タルク等を用いること
が好ましい。無機質粉末は、また気泡調整剤としても有
効である。
【0016】また、連通気泡型のPS発泡層の吸水能力
を高めるには、この発泡層の中に吸水性高分子物を1.
0〜20.0重量%含ませるのが好ましい。
【0017】連通気泡型の発泡層を0.3〜0.03g
/cm3 の密度と、50〜95%の連通気泡率に限定す
る理由は、次のとおりである。この発泡層が、0.3g
/cm3 を越える密度を持ったのでは、吸水能力が不充
分となるからであり、逆に0.03g/cm3 未満の密
度を持ったのでは表面スキンが毛羽立ち、トレー等の容
器に成形した際の外観が悪くなるからである。また、連
通気泡率が50%未満では、食品から遊離した水分を吸
収しなくなるからであり、逆に95%を越えると、層自
体が脆くなるからである。そのうちでは連通気泡率を6
0〜90%とすることが好ましい。また、その厚みは
0.3〜3.0mmとすることが好ましい。
【0018】独立気泡型の発泡層を0.2〜0.05g
/cm3 の密度と、40%以下の連通気泡率に限定する
理由は、次のとおりである。この発泡層が0.2g/c
3を越える密度を持ったのでは、軽量で断熱性がよい
という発泡体の特色が失われるからであり、逆に密度を
0.05g/cm3 未満としたのでは層自体の強度が失
われるからである。また、連通気泡率が40%を越える
と、加熱成形時の二次発泡力が弱くて所望の形状通りに
成形することが困難となり、また得られた発泡層の機械
的強度が弱くなるからである。そのうちでは、連通気泡
率が20%以下であることが好ましい。また、その厚み
は0.2〜3.0mmとすることが好ましい。連通気泡
率は0%であっても当然使用できる。
【0019】PS発泡積層シート全体の厚みは0.5〜
4.0mmであることが好ましく、そのうちでは1.5
〜3.0mmであることがさらに好ましい。全体の厚み
が0.5mmより薄いと成形されたトレーなどの容器の
断熱性と強度とが不充分となるからであり、逆に全体の
厚みが4.0mmより厚くなると成形が容易でなくなり
また成形品が嵩張ることになるからである。
【0020】PS発泡積層シートは、トレー等に成形し
て使用したあとで、連通気泡型の発泡層と独立気泡型の
発泡層とに容易に分離できることが好ましい。それは、
これら2つの層間の剥離強度を5〜400g/25mm
幅の範囲内に調整することにより容易に達成できる。両
層を分離することにより、肉汁を吸って汚れた連通気泡
型の発泡層と、肉汁を吸収しないで清浄な独立気泡型の
発泡層とを別々に回収し、再利用に供することができる
ので、便利である。
【0021】この発明に係る発泡積層シートは押出発泡
法によって作ることができる。すなわち、押出機にPS
を投入し、押出機内で溶融したPSに発泡剤を混入し、
発泡剤を含んだ樹脂を押出機の先端に取り付けた金型か
ら大気中に押し出し、発泡シートとすることによって作
ることができる。但し、連通気泡型の発泡層にしなけれ
ばならない部分には、既に述べたように、連通気泡が生
成するような配慮をし、独立気泡型の発泡層にしなけれ
ばならない部分には独立気泡が生成するような配慮をし
なければならない。押し出し発泡は、一つの金型内で行
う共押し出しによることが好ましい。また、この発明で
は、連通気泡型のPS発泡シートと独立気泡型のPS発
泡シートとを、接着剤又は加熱融着により一体化して発
泡積層シートにすることができる。
【0022】こうして得られた発泡積層シートは、種々
の成形品に加工して使用することができる。とくに好適
な成形品は食品包装用トレーであり、この場合には連通
気泡型の発泡層が食品に接する側に向くようにされる。
また、トレーに成形する場合、トレーの周囲部分を押し
潰し又はトリミング部分を溶着すると、連通気泡型の発
泡層が吸収した水分等をトレーのトリミング面から浸出
させないので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明ではPSとして、スチレ
ン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルス
チレン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、ブロモス
チレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン等のスチレン
単量体の単独重合体、又はアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸
メチル、無水マレイン酸、ブタジエン等のビニル単量体
との共重合体等を用いることができる。そのうちでは、
ポリスチレン樹脂、スチレンー無水マレイン酸共重合
体、スチレンーアクリル酸共重合体、耐衝撃性ポリスチ
レン樹脂(HIPS)、スチレンーアクリロニトリル共
重合体、アクリロニトリルーブタジエンースチレン三元
共重合体等を用いることが好ましい。これらは単独であ
るいは混合して用いることができる。
【0024】PSには、改質の為にゴム状物質を少量添
加してもよい。ゴム状物質としては、スチレンーブタジ
エンブロック共重合体、スチレンーブタジエンランダム
共重合体、スチレンーイソプレンブロック共重合体、ス
チレンーイソプレンランダム共重合体、低シスポリブタ
ジエン及びこれらの水素添加された共重合体等を用いる
ことができる。
【0025】この発明では発泡剤として公知のものをい
ずれも使用でき、分解型発泡剤、気体又は揮発性の発泡
剤が使用できる。分解型発泡剤としては、例えば、炭酸
アンモニウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウ
ム、亜硝酸アンモニウム、カルシウムアジド、ナツリウ
ムアジド、ホウ水産ナトリウム等の無機系分解型発泡
剤、アゾジカルボンアミド、アゾビススルホルムアミ
ド、アゾビスイソブチロニトリル及びジアゾアミノベン
ゼン等のアゾ化合物、N,N’ージニトロソペンタンメ
チレンテトラミン及びN,N’ージメチルーN,N’ー
ジニトロソテレフタルアミド等のニトロソ化合物、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒ
ドラジド及びp,p’−オキシビスベンゼンスルホニル
セミカルバジド、p−トルエンスルホニルセミカルバジ
ド、トリヒドラジノトリアジン、バリウムアゾジカルボ
キシレート等を用いることができる。これらの発泡剤
は、単独でも組み合わせてもよい。更に、分解温度、発
生ガス量及び分解速度を調整する為に公知の発泡助剤を
添加することもできる。
【0026】気体の発泡剤としては、窒素、炭酸ガス、
プロパン、イソプロパン、ノルマルブタン、イソブタ
ン、ターシャリブタン、メチルエーテル等を用いること
ができる。なお、ここで気体とは常温で気体であること
を意味する。一方、揮発性の発泡剤としては、エーテ
ル、石油エーテル、アセトン、ペンタン、イソペンタ
ン、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタン、イソヘプタ
ン、ベンゼン、トルエン等を用いることができる。また
水も使用することができる。
【0027】上記発泡剤の内、主発泡剤としてはブタン
が好ましい。なお、連通気泡型の発泡層(以下、これを
A層という)の気泡連通化を促進させるにはブタンに加
えて窒素、炭酸ガス等発泡速度の早い発泡剤を併用する
ことが好ましい。発泡に通常混合される添加剤として
は、例えば、気泡調整剤を用いる。具体的には、タル
ク、炭酸カルシウム、アルミナ、クレー、シリカ等の無
機粉末、多価カルボン酸等の酸性塩、多価カルボン酸と
炭酸ナトリウム又は重炭酸ナトリウムとの反応混合物等
を用いる。なお、A層の気泡連通化を促進する為には、
上記添加剤を多量(5重量%以上)添加すると効果的で
あり、特にタルク、炭酸カルシウム等の無機粉末はそれ
自体が水分を吸収し易く、吸水能向上にも寄与し、好適
である。更に、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、着色剤、滑剤、帯電防止剤、吸着剤、保水剤、脱酸
素剤、香料等を添加してもよい。
【0028】次に連通気泡型の発泡層(A層)と独立気
泡型の発泡層(以下、これをB層という)を積層一体化
した発泡シートを効率よく製造する方法について、更に
詳しく説明する。
【0029】A層、B層のそれぞれを構成する基材樹脂
と発泡剤はそれぞれ別個の押出機に供給され、押出機内
で別個に加熱溶融及び混合された後、それぞれの樹脂組
成物は合流ダイに通され融着一体化され、サーキュラー
ダイもしくはフラットダイよりシート状に押し出され
る。A層、B層のそれぞれの発泡倍率は加える発泡剤量
と溶融樹脂温度にて調整することができる。
【0030】ここで、発泡体の気泡構造が独立気泡とな
るか連通気泡となるかは、発泡性樹脂組成物の押し出し
樹脂温度に大きく左右される。発泡温度領域内で比較的
樹脂温度が高い場合は、押し出された後の気泡形成時に
気泡膜が破れ、連通気泡になり易い。逆に樹脂温度が低
い場合は樹脂の伸張強度がある為、気泡形成時に気泡破
れがなく、独立気泡になり易い。
【0031】また、気泡サイズと気泡構造の関係では、
気泡が密になる程気泡膜が薄くなり、連通化し易い。ゆ
えに、A層の基材樹脂には前述の気泡調整剤を多量に添
加する(例えばタルクでは5重量部以上)のが好まし
い。逆にB層は連通化を抑えるのと強度保持の観点よ
り、外観を低下させない範囲で気泡を粗くしたほうが良
い。従って、気泡調整剤の添加量はA層より少なくする
のがよい。
【0032】また、A層の連通化を容易にする別の手段
として、ポリスチレン系樹脂と相溶性のない樹脂を物性
を損なわない範囲内で添加することができる。例えば、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のオレフィン
樹脂はポリスチレン樹脂との相溶性が乏しいので、少量
添加することで発泡体は連通気泡になり易くなる。
【0033】更に、A層の基材樹脂中に吸水性高分子を
添加すると、吸水性高分子もポリスチレン系樹脂との相
溶性が乏しく、連通化し易くなるとともに、吸水性高分
子はシートの吸水能を増すとともに、シート内に取り込
んだ水分を保持するので、吸水性トレーとしての性能向
上となり、効果的である。これらの吸水性高分子として
は、ポリアクリル酸塩系樹脂、ビニルアルコールーアク
リル酸系共重合樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、デ
ンプン系共重合樹脂等が挙げられ、添加量としては基材
樹脂に対して1〜20%が好ましい。
【0034】次に、この発明で得られた発泡積層シート
を食品容器に加工する場合、A層を食品に接する側に配
するのは当然であるが、A層の表面スキンに小孔を設
け、スキンを破ると吸水性能向上に効果的である。スキ
ンを破る方法は特に限定されるものではないが、例え
は、シートが金型より押し出されてから、ロール状に捲
き取られる間に、針山ロールあるいは金属製回転ブラシ
等を配することにより、容易に連続的にスキンを破るこ
とができる。
【0035】また、この発明のシートはA層とB層の界
面が明瞭である為、製造条件によってはA層、B層が必
要に応じて容易に剥離できるシートとすることができ
る。剥離可能なA層、B層間の剥離強度は5〜400g
/25mm幅であるが、このようなシートを得るには、
A層とB層の発泡倍率、気泡サイズに大きな差を持たせ
ることが効果的である。更に、A層にタルク、シリカ等
の無機粉末を多量に、好ましくは基材樹脂に対して10
重量部以上含有させるのが好適である。なお、剥離強度
の測定は、サンプルを幅25mm,長さ110mmとし
て、Orientec Corporation製のテ
ンシロンRTM−500を使用し、毎分200mmのス
ピードで、A層とB層の端部を180度の方向に互いに
引っ張り剥離した時のチャート紙に記録された値の平均
値である。
【0036】次にこの発明のPS発泡積層シートの製造
方法に関して、図面に基づき更に詳しく説明する。
【0037】図1にこの発明のシートの製造に使用でき
る製造装置の一例を示す。図1中、1は基材樹脂、発泡
剤及び添加物を混合する為の混合装置であり、2は混合
機(押出機)1に基材樹脂及び添加剤を入れる為のホッ
パーであり、3は発泡剤供給口である。まず、混合機1
内の基材樹脂は搬出路4を経て押出機5に運ばれ、発泡
に適した条件下で合流ダイ6に押し出されB層発泡体と
なる。一方、A層発泡体は、基材樹脂及び添加剤を入れ
る為のホッパー8及び発泡剤供給口9を備えた押出機7
から、発泡に適した条件下で合流ダイ6に押し出され
る。
【0038】合流ダイ6を出た発泡シートは、任意にエ
アーリング10によりエアーが吹き付けられ、プラグ1
1で寸法決定及び冷却され、任意の位置で切断されシー
ト状とされる。この発泡シートは、送りロール12を経
て捲き取りロール13で捲き取られる。
【0039】上記合流ダイの構成は、例えば図2及び3
のごとき構成とすることができる。まず、図2におい
て、押出機14から押し出されたB層樹脂組成物は、樹
脂通路15を経て、押出機16から押し出され、樹脂通
路17を通過したA層樹脂組成物と合流する。この後合
流した樹脂組成物は樹脂通路18を通り、更に樹脂通路
19で環状にされ、押出口20から押し出され、シート
状の発泡体21となる。なお、図3は、A層樹脂の合流
位置を、B層樹脂を環状にした後とした構成を示してい
る。
【0040】
【実施例】以下、この発明の実施例をもって更に詳細に
説明する。
【0041】
【実施例1】B層用押出装置として、内径50mmの押
出機と、内径65mmの押出機が連結され、内径50m
mの押出機の途中に発泡剤注入口を設けたものを使用し
た。一方、A層用押出装置としては内径65mmの単独
押出機で、押出機途中に発泡剤注入口を設けたものを使
用した。B層用にポリスチレン樹脂(デンカスチロール
HRMー2:電気化学工業KK製)100重量部に、気
泡調整剤として微粉末タルク1.5重量部を添加したも
のを内径50mmの押出機に供給し、押出機内で溶融混
合された樹脂組成物に対して、発泡剤としてブタン(イ
ソブタン/ノルマルブタン=7/3)を発泡剤注入口よ
り圧入し、樹脂組成物と発泡剤をスクリューで攪拌混合
した後、この混合物を内径65mmの押出機に送り、こ
こで樹脂温度を発泡適正温度に調整した。
【0042】それとは別に、A層用にポリスチレン樹脂
(デンカスチロールHRM−5:電気化学工業KK製)
100重量部に、気泡調整剤として微粉末タルクを混合
したマスターバッチ(スチレン系樹脂に20重量%のタ
ルクが練り込まれている)をタルク量換算で樹脂に対し
て4.0重量部になる量を添加したものをB層押出用と
は別の内径65mmの押出機に供給し、押出機内で溶融
混合するとともに、押出機途中の発泡剤注入口より、発
泡剤としてブタン(イソブタン/ノルマルブタン=7/
3)と窒素をプレ混合したものを圧入し、スクリューで
攪拌混合しながら樹脂温度を調整した。
【0043】B層用、A層用のそれぞれの樹脂組成物
を、押出機内で樹脂温度を調整した後合流ダイに送り、
ここで積層一体化し、サーキュラーダイより円筒状に押
し出した。この時、合流ダイに送られる直前の樹脂温度
はA層用組成物がB層用組成物より約10℃高くなるよ
うに制御した。
【0044】サーキュラーダイより押し出されたシート
は、ダイより大気中に押し出されると同時に発泡し、こ
の発泡シートをダイの先に設置したプラグに被せ、円筒
に沿って軸方向に進行させつつ、カッターにより切開
し、捲取機でロール状に捲き取り発泡シートを得た。
【0045】この発泡シートはA層、B層が一体化され
完全に1枚のシートとなっていたが、A層発泡体は、密
度0.08g/cm3 、連通気泡率53%であり、B層
発泡体は、密度0.11g/cm3 、連通気泡率15%
であり、連通気泡率の高い発泡体層(A層)と連通気泡
率の低い発泡体層(B層)が積層一体化された発泡シー
トとなっていた。なお、このシートのトータル厚みは
2.54mmであり、A層、B層ほぼ1/1の厚みバラ
ンスであった。
【0046】このシートを100mm×100mmサイ
ズにカットし、24時間吸水率を測定した結果は35.
0重量%であり、吸水能を有した発泡シートであった。
なお、得られたシートの性状を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【実施例2〜5】実施例1と同様の設備を用い、A層、
B層それぞれの樹脂組成物中に添加する気泡調整剤(無
機粉末)の種類と量を表1に示したように変更した以外
は実施例1と同様の操作条件にて発泡シートを製造し
た。得られた発泡シートの性状を表1に示す。
【0049】表1に示したように気泡調整剤の添加量が
増すにつれて発泡体の連通気泡率は増加し(気泡も密化
する)、A層の連通気泡率に比例してシートの吸水能は
向上する。また、実施例4で得られた発泡シート断面の
電子顕微鏡写真を図4、図5に示した。図4、図5で明
らかなように、実施例4で得られたシートはA層、B層
間の気泡サイズ差が顕著であり、このシート及び実施例
5で得られたシートはA層、B層間の層間剥離強度が弱
く、簡単に手で剥がし分離できるシートであった。
【0050】以下、実施例6〜9で得られた発泡シート
の性状を表2に、比較例1〜2で得られた発泡シートの
性状を表3に示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【実施例6】この実施例では、実施例1で得られたシー
トのA層スキン面に縦・横約10mm間隔で直径1m
m、深さ1mmの針穴を設け吸水率の変化を調べた。そ
の結果針穴を設けたことによりシートの吸水率は約10
%増加し、トレーに成形した際の強度に関しては問題な
かった。
【0054】
【実施例7】A層樹脂組成物中に吸水性高分子(アクア
メイトAQー800:積水化成品KK製)を基材樹脂に
対して5重量部添加した以外は実施例4と同様の設備、
処方で発泡シートを製造した。
【0055】得られたシートは、実施例4で得られたシ
ートよりA層発泡体の連通気泡率が更に高く、吸水能も
勝った発泡シートであった。
【0056】
【実施例8】A層樹脂組成物中に圧入する発泡剤の内窒
素を炭酸ガスに変更した以外は実施例4と同様の設備、
処方で発泡シートを製造した。
【0057】得られたシートは、実施例4で得られたシ
ートよりA層発泡体の連通気泡率が若干低いものであっ
たが、吸水能に関しては充分満足できる発泡シートであ
った。
【0058】
【実施例9】A層基材樹脂として、ポリスチレン樹脂
(デンカスチロールHRM−5)と耐衝撃性ポリスチレ
ン樹脂(HIEー4:電気化学工業KK製)を8:2の
重量比で混合したものを用い、A層、B層の発泡剤、気
泡調整剤の種類、添加量は表2に示した処方で発泡シー
トを製造した。
【0059】得られたシートは、A層の気泡調整剤添加
量が少ないにもかかわらず、A層発泡体の連通気泡率は
高く、吸水能に優れた発泡シートであった。
【0060】
【比較例1】この比較例では、実施例1と同様の設備を
使用し、A層、B層発泡体の製造条件をできるだけ近づ
け発泡シートを製造した。すなわち、B層の樹脂、発泡
剤、気泡調整剤の種類・添加量を実施例1と同様にし、
A層の配合処方もこれに合わせ、合流ダイに送られる直
前の樹脂温度はA層、B層共に実施例1のB層樹脂温度
(発泡適正温度範囲内で低め)に合わせて押し出し発泡
シートを製造した。
【0061】得られたシートは、A層、B層共に連通気
泡率が低い発泡体であり、トレーに成形した際の強度は
優れていたが、シートの吸水能はほとんどない発泡シー
トであった。
【0062】
【比較例2】この比較例では、B層樹脂組成物中に添加
するタルク量を10.0重量部に変更した以外は実施例
4と同様の設備、処方で発泡シートを製造した。
【0063】得られたシートは、A層発泡体の連通気泡
率は高いものであったが、同時にB層の連通気泡率も高
いものとなり、その結果、シートの吸水能は充分ある
が、成形トレーは、形の出が甘く、また強度的に弱いも
のであった。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のPS発泡
積層シートは、密度が0.3〜0.03g/cm3 で且
つ連通気泡率が50〜95%の連通気泡型のPS発泡層
と密度が0.2〜0.05g/cm3 で且つ連通気泡率
が40%以下の独立気泡型のPS発泡層とを積層したも
のであるから、良好な吸水能力と強度を兼備する。従っ
て、この発明のシートを熱成形して生魚や生肉などの生
鮮食品の包装容器に使用した場合、例えば低温保管され
た果実を常温雰囲気中に取り出した際の結露水、あるい
は生鮮魚、生肉等から遊離する水分、血等を速やかに吸
収するので、日持ち、見栄え等が良くなる効果が得られ
る。また、シート全体が連通気泡構造ではないので、内
容物の重量にも耐えうる強度を有し、断熱性能も優れた
容器が得られる。更に、発泡シート製造時に酸化防止
剤、吸着剤、保水剤、香料等を連通気泡発泡体側に添加
すると、連通気泡ゆえに効果が迅速に現れ、付加価値の
高いシートとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシート製造装置の一例の概略図
【図2】図1の合流ダイの概略拡大断面図
【図3】図1の合流ダイの概略拡大断面図
【図4】実施例4の発泡シートの断面顕微鏡写真
【図5】実施例4の発泡シートの断面顕微鏡写真
【符号の説明】
1 混合装置 2、8 ホッパー 3、9 発泡剤供給口 4 搬出路 5、7、14 押出機 6 合流ダイ 10 エアーリング 11 プラグ 12 送りロール 13 捲き取りロール 15、17、18、19 樹脂通路 20 押出口 21 発泡シート 21A A層発泡体 21B B層発泡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 7:00 9:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度が0.3〜0.03g/cm3 で且
    つ連通気泡率が50〜95%の連通気泡型のスチレン系
    樹脂発泡層と、密度が0.2〜0.05g/cm3 で且
    つ連通気泡率が40%以下の独立気泡型のスチレン系樹
    脂発泡層とを積層したことを特徴とする、スチレン系樹
    脂発泡積層シート。
  2. 【請求項2】 連通気泡型のスチレン系樹脂発泡層が表
    面に小孔を穿設されていることを特徴とする、請求項1
    に記載のスチレン系樹脂発泡積層シート。
  3. 【請求項3】 連通気泡型のスチレン系樹脂発泡層がス
    チレン系樹脂100重量部に対し1.0〜20.0重量
    部の無機質粉末又は吸水性樹脂を含んでいることを特徴
    とする、請求項1又は2に記載のスチレン系樹脂発泡積
    層シート。
  4. 【請求項4】 連通気泡型のスチレン系樹脂発泡層が3
    0〜300重量%の吸水性能を持っていることを特徴と
    する、請求項1ないし3の何れか1つの項に記載のスチ
    レン系樹脂発泡積層シート。
  5. 【請求項5】 連通気泡型のスチレン系樹脂発泡層と独
    立気泡型のスチレン系樹脂発泡層との間の剥離強度が5
    〜400g/25mm幅の範囲内にあることを特徴とす
    る、請求項1−4の何れか1つの項に記載のスチレン系
    樹脂発泡積層シート。
  6. 【請求項6】 連通気泡型のスチレン系樹脂発泡層と独
    立気泡型のスチレン系樹脂発泡層とを共押し出しにより
    積層したことを特徴とする、請求項1に記載のスチレン
    系樹脂発泡積層シート。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れか1つの項に記
    載されたスチレン系樹脂発泡積層シートを熱成形して作
    られた食品容器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6の何れか1つの項に記
    載されたスチレン系樹脂発泡積層シートのうち、連通気
    泡型のスチレン系樹脂発泡層を食品に接する側に向けて
    成形された食品容器。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8の食品容器に食品が収容
    された包装体。
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