JPH09253406A - 消泡剤 - Google Patents
消泡剤Info
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- JPH09253406A JPH09253406A JP9745496A JP9745496A JPH09253406A JP H09253406 A JPH09253406 A JP H09253406A JP 9745496 A JP9745496 A JP 9745496A JP 9745496 A JP9745496 A JP 9745496A JP H09253406 A JPH09253406 A JP H09253406A
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- acid
- parts
- mol
- antifoaming agent
- alkylene oxide
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Abstract
た消泡剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 オキシカルボン酸とポリオキシアルキレ
ン化合物との反応生成物に少なくとも1種のアルキレン
オキシドを反応させて得られる化合物の1種または2種
以上を有効成分とする消泡剤であり、好ましくは、次式
で示されるポリオキシアルキレン化合物の1種または2
種以上を有効成分とする消泡剤である。 [H-(A)g-]h R2[-(B)k-R1]n [式中、AおよびBは炭素原子数2〜8である1種また
は2種以上のオキシアルキレン基、R1はアルコール、
フェノールまたはアルキルフェノールの反応残基、R2
はオキシカルボン酸の反応残基を示す。gおよびkは1
〜100、hおよびnは1〜5、(h+n)は2〜6を
示す。ただし、A=Bかつg=kの場合を除く。]
Description
さらに詳しくは、抑泡持続性および初期破泡性を共に向
上させた紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工
業、塗料工業、化学工業、廃棄物処理などの工程および
排水処理工程で利用できる消泡剤に関するものである。
比較して様々な優れた性質を持っているので紙パルプ工
業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗料工業、化学工
業、廃棄物処理など発泡をともなう工業に広く使用され
ている。各種工業において発泡の原因となる物質を含む
系に対し温度、PH、設備等の物理的あるいは化学的要
因が加わり発泡を誘発し、製品品質の低下、生産効率の
低下、原料のロスといった事態を招くことが度々ある。
そこでこれらの問題解決のため必要に応じて消泡剤の添
加がなされている。
ルにアルキレンオキシドを付加させたものや更に脂肪酸
などでエステル化したもの(特公昭50−5157号、
特公昭49−38923号、特公昭50−1475号各
公報)、ポリオキシアルキレンを脂肪酸でエステル化し
たもの(特公昭45ー7973号公報)、またポリオキ
シアルキレンの金属塩にハロゲン化アルキルを反応させ
エーテル結合を形成させたもの(特開昭50−4282
号、特開平2−289526号各公報)などが知られて
いる。
る目的でアルキレンオキシド被付加物質の種類、アルキ
レンオキシドの種類、アルキレンオキシドの付加する位
置または量または順序などに工夫すべき点が特公昭41
−7439号、特公平6−79642号、特開昭56−
169583号、特開昭52−83408号、特開昭5
7−119807号、特開昭59−132908号、特
開昭60−7908号、特開昭61−178005、特
開昭61−293508号および特開昭62−2509
17号各公報に記載されている。
種類、付加する位置、量または順序を変えて初期破泡性
または抑泡持続性を改善する方法では、エチレンオキシ
ドの分子全体に占める割合が大きい程、また、分子の末
端に近づく程初期破泡性に優れたものとなる反面、抑泡
持続性にに劣る欠点があった。一方、エチレンオキシド
の分子全体に占める割合が小さい程、また、分子の末端
より遠い程、抑泡持続性に優れるが、初期破泡性に劣る
という欠点があった。したがって、従来、初期破泡性お
よび抑泡持続性の両者を同時に満足するポリエーテル系
消泡剤を得ることは極めて困難であった。このように従
来のポリエーテル系消泡剤は、初期破泡性と抑泡持続性
のいずれかを改善しようとするものであり、これらを同
時に改善し得るものはなかった。
よび初期破泡性を共に向上させた消泡剤を提供すること
を目的とするものである。すなわち、本発明の消泡剤
は、オキシカルボン酸とポリオキシアルキレン化合物と
の反応生成物に、少なくとも1種のアルキレンオキシド
を反応させて得られる化合物の1種または2種以上を有
効成分とするものであり、好ましくは、次式(1)で示
されるポリオキシアルキレン化合物の1種または2種以
上を有効成分とするものである。 [H-(A)g-]h R2[-(B)k-R1]n (1) [式中、AおよびBは炭素原子数2〜8である1種また
は2種以上のオキシアルキレン基、R1はアルコール、
フェノールまたはアルキルフェノールの反応残基、R2
はオキシカルボン酸の反応残基を示す。gおよびkは1
〜100、hおよびnは1〜5、(h+n)は2〜6を
示す。ただし、A=Bかつg=kの場合を除くものであ
る。]
ン酸は分子内に水酸基とカルボキシル基をそれぞれ1以
上有する化合物であり、具体例としては乳酸、ヒドロキ
シ酢酸、ヒドロキシイソ酪酸、ヒドロキシステアリン
酸、サリチル酸、ヒドロキシフェニル酢酸、マンデル
酸、オキシナフトエ酸、リンゴ酸、ヒドロキシイソフタ
ル酸、ジメチロールプロパン、ジメチロールブタン酸、
クエン酸、酒石酸、没食子酸、グルコン酸などが挙げら
れる。
化合物にアルキレンオキシドを付加させたものであれば
よく、たとえば、アルコール、フェノール、アルキルフ
ェノール、有機酸、アミンなどにアルキレンオキシドの
1種または2種以上を付加させたものであり、好ましく
はアルコール、フェノール、アルキルフェノールにアル
キレンオキシドを付加させた化合物である。
ル、エタノール、ブタノール、2−エチルヘキシルアル
コール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、トリ
デシルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクタデ
シルアルコール、オクタデセニルアルコール、イソオク
タデシルアルコール、エイコサニルアルコール、ベンジ
ルアルコールなどが挙げられ、アルキルフェノールの具
体例としては、クレゾール、オクチルフェノール、ノニ
ルフェノール、ジノニルフェノールなどが挙げられる。
また、有機酸の具体例としては、酢酸、プロピオン酸、
ブタン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、ヘキサ
デカン酸、オクタデカン酸、オクタデセン酸、イソトリ
デカン酸、イソミリスチン酸、イソオクタデカン酸、イ
ソアラキン酸、イソヘキサコ酸、エイコサン酸、ドコサ
ン酸、ナフテン酸、トール油脂肪酸などが挙げられ、ア
ミンの具体例としてはジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、イソプロピルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミ
ン、ジステアリルアミンなどが挙げられる。
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシド、オキセタン、3,3−ビス(ク
ロルメチル)オキセタン、テトラヒドロフランなどが挙
げられ、好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシド、特に好ましくはエチレンオキ
シド、プロピレンオキシドである。
れるポリオキシアルキレン化合物の1種または2種以上
を有効成分とするものであることが好ましく、以下式
(1)について説明する。
たは2種以上のオキシアルキレン基である。2種以上の
場合その付加形態はランダムおよび/またはブロック状
のいづれでもよい。オキシアルキレン基を形成すること
のできるアルキレンオキシドの具体例としては、前記の
アルキレンオキシドが使用でき、好ましくはエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、特に
好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオキシドであ
る。
であり、好ましくは2〜4、特に好ましくは2〜3であ
る。2未満または8より大きいと初期破泡性が低下す
る。
ルフェノールの反応残基であり、2種以上の異なった化
合物の反応残基であってもよい。R1を形成できる化合
物の具体例としては、前記のアルコール、フェノール、
アルキルフェノールが使用できる。
る。R2を形成できる化合物の具体例としては、前記の
オキシカルボン酸が使用できる。
は5〜70、特に好ましくは5〜50である。1未満で
あると初期破泡性が低下し、100より大きいと高粘度
となり取扱の悪いものとなるばかりでなく初期破泡性が
低下する。Aまたは/およびBが2種以上のオキシアル
キレン基よりなるとき、これらの繰り返し単位を示すも
のではなく種類に関係なくアルキレンオキシドの付加総
数を示す。
1〜3、特に好ましくは1〜2である。1未満であると
初期破泡性および抑泡持続性が低下し、5より大きいと
高粘度となり取扱の悪いものとなるばかりでなく初期破
泡性が低下する。
〜4である。2未満であると初期破泡性および抑泡持続
性が低下し、6より大きいと高粘度となり取扱の悪いも
のとなるばかりでなく初期破泡性が低下する。
のであり、オキシアルキレン基の種類(2種以上の場
合、ランダム状またはブロック状、ブロック状の付加順
またはこれらの組合せを含む)または/およびアルキレ
ンオキシドの付加総数の少なくとも1以上が異なるもの
であり、好ましくはアルキレンオキシドの種類が異なる
ものであり、特に好ましくはアルキレンオキシドの種類
およびアルキレンオキシドの付加総数の両者が異なるも
のである。
リオキシアルキレン化合物とを公知のエステル化方法に
より反応させ、残った水酸基にアルキレンオキサイドを
公知方法で付加させて製造することができる。なお、各
反応には反応溶剤、反応触媒等が使用できる。
上記製造方法により製造されたアルキレンオキシド化合
物の2種以上を攪拌混合して、またはこれらの1種また
は2種以上と公知のポリエーテル化合物、鉱物油、動植
物油、水等を攪拌混合して製造することができる。上記
製造方法により製造されたアルキレンオキシド化合物以
外の成分の配合比率は通常90重量%以下、好ましくは
50重量%以下、特に好ましくは30重量%以下であ
る。攪拌混合する方法としては、各構成成分を分割して
攪拌混合する方法、全ての構成成分を一度に攪拌混合す
る方法などが挙げられ、いずれの方法でも良い。攪拌混
合する温度および時間は、配合物を均一に混合できれば
よく特に制限されないが、通常5〜60℃および10分
〜5時間である。また、攪拌混合設備についても特に制
限はないが、通常羽根型攪拌機、ラインミキサーなどで
ある。
添加、断続添加または泡測定器と消泡剤添加装置とを連
動させた方法のいずれでもよく、1ケ所添加または多点
添加のいずれでもよい。また、添加に際しては、適当な
溶剤または水などで希釈してもよく、他の消泡剤と併用
することもできる。本発明の消泡剤の添加濃度は発泡液
に対して通常0.1〜5000ppmであるが、発泡液
の種類、濃度、温度、または添加方法、添加場所などに
より適宜決定する。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
シプロピレン(50)ブチルエーテル[300部(0.
1モル)]とヒドロキシステアリン酸[30部(0.1
モル)]を150℃、6時間でエステル化反応させた
後、エチレンオキシド[44部(1モル)]を公知方法
にて付加させて本発明の消泡剤1を得た。
シプロピレン(5)2ーエチルヘキシルエーテル[33
6部(0.8モル)]と5−ヒドロキシイソフタル酸
[73部(0.4モル)]を150℃、6時間でエステ
ル化反応させた後、エチレンオキシド[88部(2モ
ル)]を公知方法にて付加させて本発明の消泡剤2を得
た。
シプロピレン(19)ブチルエーテル[353部(0.
3モル)]とクエン酸[19部(0.1モル)]を15
0℃、6時間でエステル化反応させた後、エチレンオキ
シド[40部(0.9モル)]を公知方法にて付加させ
て本発明の消泡剤3を得た。
シプロピレン(5)ジステアリルアミン[324部
(0.4モル)]とリンゴ酸[27部(0.2モル)]
を150℃、6時間でエステル化反応させた後、プロピ
レンオキシド[464部(8モル)]ついでエチレンオ
キシド[88部(2モル)]を公知方法にてブロック状
に付加させて本発明の消泡剤4を得た。
デカン酸のポリオキシエチレン(6)エステル[143
部(0.3モル)]とサリチル酸[41部(0.3モ
ル)]を150℃、6時間でエステル化反応させた後、
ブチレンオキシド[408部(6モル)]とエチレンオ
キシド[132部(3モル)]を公知方法にてランダム
状に付加させて本発明の消泡剤5を得た。
シエチレン(6)ポリオキシプロピレン(6)イソトリ
デシルエーテル[162部(0.2モル)]と酒石酸
[15部(0.1モル)]を150℃、6時間でエステ
ル化反応させた後、エチレンオキシド[18部(0.4
モル)]ついでプロピレンオキシド[464部(8モ
ル)]を公知方法にてブロック状に付加させて本発明の
消泡剤6を得た。
シエチレン(7)ノニルフェニルエーテル[106部
(0.2モル)]と没食子酸[38部(0.2モル)]
を150℃、6時間でエステル化反応させた後、プロピ
レンオキシド[696部(12モル)]を公知方法にて
付加させて本発明の消泡剤7を得た。
シエチレン(28)ポリオキシプロピレン(21)ブチ
ルエーテル[505部(0.2モル)]と50%グルコ
ン酸水溶液[78部(0.2モル)]を150℃、6時
間でエステル化反応させた後、エチレンオキシド[88
部(2モル)]を公知方法にて付加させて本発明の消泡
剤8を得た。
成した消泡剤6[60部]を羽根型攪拌機にて30℃で
1時間攪拌混合して本発明の消泡剤9を得た。
ロピレン(30)ブチルエーテル[30部]を羽根型攪
拌機にて30℃で1時間攪拌混合して本発明の消泡剤1
0を得た。
公知の方法で合成した比較例1〜6を表1に示した。実
施例1〜10および比較例1〜6の消泡剤の消泡性能を
以下の方法により評価した。その結果を表2に示した。
℃に保持し、循環ポンプを用いて発泡管の底部から試験
水を流量2000ml/分で抜きながら、発泡管上部よ
り試験水面へ落下させることにより、試験水を発泡させ
る。試験液の循環により泡高さが100mmに達したと
き消泡剤(実施例1〜10、比較例1〜6)1μl(2
ppm)を添加し、消泡剤添加後の最低泡高さとその到
達時間および5分後の泡高さを測定した。
よび初期破泡性を共に向上させることができ、特に速効
性の要求される高発泡液で極めて優れた消泡性能を発揮
するため、紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工
業、塗料工業、化学工業、廃棄物処理などの工程および
排水処理工程用の消泡剤として好適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 オキシカルボン酸とポリオキシアルキレ
ン化合物との反応生成物に、少なくとも1種のアルキレ
ンオキシドを反応させて得られる化合物の1種または2
種以上を有効成分とする消泡剤。 - 【請求項2】 次式(1)で示されるポリオキシアルキ
レン化合物の1種または2種以上を有効成分とする消泡
剤。 [H-(A)g-]h R2[-(B)k-R1]n (1) [式中、AおよびBは炭素原子数2〜8である1種また
は2種以上のオキシアルキレン基、R1はアルコール、
フェノールまたはアルキルフェノールの反応残基、R2
はオキシカルボン酸の反応残基を示す。gおよびkは1
〜100、hおよびnは1〜5、(h+n)は2〜6を
示す。ただし、A=Bかつg=kの場合を除くものであ
る。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09745496A JP3610509B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 消泡剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09745496A JP3610509B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 消泡剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253406A true JPH09253406A (ja) | 1997-09-30 |
JP3610509B2 JP3610509B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=14192763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09745496A Expired - Fee Related JP3610509B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 消泡剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3610509B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005290255A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリエステル樹脂配合用エステル化合物 |
JP2006526048A (ja) * | 2003-04-14 | 2006-11-16 | アストラゼネカ・アクチエボラーグ | 低可溶性分子を可溶化するための新しい非イオン性界面活性剤 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP09745496A patent/JP3610509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526048A (ja) * | 2003-04-14 | 2006-11-16 | アストラゼネカ・アクチエボラーグ | 低可溶性分子を可溶化するための新しい非イオン性界面活性剤 |
JP2005290255A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリエステル樹脂配合用エステル化合物 |
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---|---|
JP3610509B2 (ja) | 2005-01-12 |
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