JPH09252388A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JPH09252388A JPH09252388A JP8057638A JP5763896A JPH09252388A JP H09252388 A JPH09252388 A JP H09252388A JP 8057638 A JP8057638 A JP 8057638A JP 5763896 A JP5763896 A JP 5763896A JP H09252388 A JPH09252388 A JP H09252388A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1度の走査によってカラー原稿の3原色の各色
の画像情報を読み取り、画像読取作業時間を短縮すると
ともに、光学系装置等の長寿命化を図り、画素位置のず
れを防止して画像読取装置のコストダウンを実現する。 【解決手段】原稿13の画像面における反射光をミラー
17を介して柱状鏡体18に照射する。光源15から照
射された光の原稿13の前端部13aの反射光は光路W
aを経由して、原稿13の後端部13bの反射光は光路
Wbを経由して、それぞれ、柱状鏡体18に入射する。
柱状鏡体18の外側面は、外側面が反射光Waを矢印D
方向に反射する半径r1から反射光Wbを矢印D方向に
反射する半径r2まで連続して変化している。柱状鏡体
18を回転させると、原稿13の画像面の前端部13a
から後端部13bにおいて反射した光が、柱状鏡体18
の外側面において順次矢印D方向に反射し、受光センサ
14によって受光される。
の画像情報を読み取り、画像読取作業時間を短縮すると
ともに、光学系装置等の長寿命化を図り、画素位置のず
れを防止して画像読取装置のコストダウンを実現する。 【解決手段】原稿13の画像面における反射光をミラー
17を介して柱状鏡体18に照射する。光源15から照
射された光の原稿13の前端部13aの反射光は光路W
aを経由して、原稿13の後端部13bの反射光は光路
Wbを経由して、それぞれ、柱状鏡体18に入射する。
柱状鏡体18の外側面は、外側面が反射光Waを矢印D
方向に反射する半径r1から反射光Wbを矢印D方向に
反射する半径r2まで連続して変化している。柱状鏡体
18を回転させると、原稿13の画像面の前端部13a
から後端部13bにおいて反射した光が、柱状鏡体18
の外側面において順次矢印D方向に反射し、受光センサ
14によって受光される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取装置に
おいて原稿画像の読取光を受光素子に配光する光走査装
置、及び、画像形成装置において画像の書込光を感光体
に配光する光走査装置に関する。
おいて原稿画像の読取光を受光素子に配光する光走査装
置、及び、画像形成装置において画像の書込光を感光体
に配光する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機やフラットヘッドスキ
ャナにおいて原稿の画像を読み取る場合、光源の光を原
稿に照射し、その反射光を読取光としてCCD等の光電
変換素子により受光し、画像情報を濃度情報として得る
ようにしている。この場合、一般的には、原稿に対して
光源の光を走査し、画像情報を1ラインずつ読み取るよ
うにしており、カラー原稿の画像を読み取る場合には、
3原色の各色についての画像情報が必要となる。そこ
で、従来のディジタル複写機やフラットヘッドスキャナ
等の装置では、3原色の各色のフィルタを介して光源の
光を3回原稿に照射するものや、光源によりカラー原稿
を3回連続して走査するとともに、光電変換素子に対す
る原稿の反射光の光路中に3原色の各色のフィルタを順
次切り換えて挿入するようにしたものがある。例えば、
特開平2−277019号公報に開示された装置では、
光源の光を原稿に照射する回転多面鏡の各反射面に3原
色の各色に対応した3種類の波長選択性を有するフィル
タを設け、光源の光による3回の原稿の走査時のそれぞ
れにおいて、回転多面鏡の各色のフィルタが光源に対向
するタイミングに同期して光電変換素子の出力を読み取
るようにしている。
ャナにおいて原稿の画像を読み取る場合、光源の光を原
稿に照射し、その反射光を読取光としてCCD等の光電
変換素子により受光し、画像情報を濃度情報として得る
ようにしている。この場合、一般的には、原稿に対して
光源の光を走査し、画像情報を1ラインずつ読み取るよ
うにしており、カラー原稿の画像を読み取る場合には、
3原色の各色についての画像情報が必要となる。そこ
で、従来のディジタル複写機やフラットヘッドスキャナ
等の装置では、3原色の各色のフィルタを介して光源の
光を3回原稿に照射するものや、光源によりカラー原稿
を3回連続して走査するとともに、光電変換素子に対す
る原稿の反射光の光路中に3原色の各色のフィルタを順
次切り換えて挿入するようにしたものがある。例えば、
特開平2−277019号公報に開示された装置では、
光源の光を原稿に照射する回転多面鏡の各反射面に3原
色の各色に対応した3種類の波長選択性を有するフィル
タを設け、光源の光による3回の原稿の走査時のそれぞ
れにおいて、回転多面鏡の各色のフィルタが光源に対向
するタイミングに同期して光電変換素子の出力を読み取
るようにしている。
【0003】また、ディジタル複写機やプリンタ等の電
子写真法を用いて画像形成を行う装置では、形成すべき
画像の画像情報に基づいて出力光強度及び点灯時間を制
御した光源の光を書込光として照射することにより、単
一極性の電荷を帯電した感光体の表面を露光し、感光体
の表面に静電潜像を形成する。カラー画像を形成する場
合には、減法混色の3原色及び黒色の各色に分解した画
像情報のそれぞれについて画像を形成する必要がある。
そこで、従来のディジタル複写機やプリンタ等の装置で
は、減法混色の3原色及び黒色の各色のそれぞれについ
て光源を駆動して感光体を4回露光することより、各色
についての画像形成作業を4回繰り返して行うようにし
ている。
子写真法を用いて画像形成を行う装置では、形成すべき
画像の画像情報に基づいて出力光強度及び点灯時間を制
御した光源の光を書込光として照射することにより、単
一極性の電荷を帯電した感光体の表面を露光し、感光体
の表面に静電潜像を形成する。カラー画像を形成する場
合には、減法混色の3原色及び黒色の各色に分解した画
像情報のそれぞれについて画像を形成する必要がある。
そこで、従来のディジタル複写機やプリンタ等の装置で
は、減法混色の3原色及び黒色の各色のそれぞれについ
て光源を駆動して感光体を4回露光することより、各色
についての画像形成作業を4回繰り返して行うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディジタル複写機やフラットヘッドスキャナにおいて原
稿の画像を読み取る場合には、3原色の各色についての
原稿画像の読取作業を3回繰り返して行っていたため、
画像読取作業に長時間を必要とする問題がある。また、
1枚の原稿に対して光源を3回走査させる必要があるた
め、光学系装置や走査装置の寿命が短くなる問題があ
る。さらに、3回の読取作業において読み取った各色の
画像情報に画素位置のずれを生じ易い問題があり、この
画素位置のずれを防止するためには走査系装置に高い精
度が要求され、コストの上昇招く問題がある。
ディジタル複写機やフラットヘッドスキャナにおいて原
稿の画像を読み取る場合には、3原色の各色についての
原稿画像の読取作業を3回繰り返して行っていたため、
画像読取作業に長時間を必要とする問題がある。また、
1枚の原稿に対して光源を3回走査させる必要があるた
め、光学系装置や走査装置の寿命が短くなる問題があ
る。さらに、3回の読取作業において読み取った各色の
画像情報に画素位置のずれを生じ易い問題があり、この
画素位置のずれを防止するためには走査系装置に高い精
度が要求され、コストの上昇招く問題がある。
【0005】また、従来のディジタル複写機やプリンタ
において画像を形成する場合にも、3原色の各色及び黒
色のそれぞれについての画像形成作業を4回繰り返して
行っていたため、画像形成作業に長時間を必要とする問
題がある。また、単一の画像について光源を4回駆動し
なければならず、光源の寿命が短縮する問題がある。さ
らに、4回の画像形成作業において感光体の回転に対す
る光源の駆動タイミングを厳格に一致させる制御は容易
ではなく、形成された画像に画素位置のずれを生じ易い
問題がある。
において画像を形成する場合にも、3原色の各色及び黒
色のそれぞれについての画像形成作業を4回繰り返して
行っていたため、画像形成作業に長時間を必要とする問
題がある。また、単一の画像について光源を4回駆動し
なければならず、光源の寿命が短縮する問題がある。さ
らに、4回の画像形成作業において感光体の回転に対す
る光源の駆動タイミングを厳格に一致させる制御は容易
ではなく、形成された画像に画素位置のずれを生じ易い
問題がある。
【0006】さらに、形成する画像の階調性を高めるた
めには、光源の光の強度を細かく制御する必要があり、
制御処理及び制御手段の構成が複雑化する問題がある。
めには、光源の光の強度を細かく制御する必要があり、
制御処理及び制御手段の構成が複雑化する問題がある。
【0007】この発明の目的は、1度の走査によってカ
ラー原稿の3原色の各色の画像情報を読み取ることがで
きるとともに、1回の光源の駆動により減色混法の3原
色及び黒色の画像情報を照射することができ、画像読取
作業時間及び画像形成作業時間を短縮することができ、
光学系装置、走査装置及び光源の長寿命化を図ることが
でき、画素位置のずれを生じることがなく、画像読取装
置及び画像形成装置のコストダウンを実現できる光走査
装置を提供することにある。
ラー原稿の3原色の各色の画像情報を読み取ることがで
きるとともに、1回の光源の駆動により減色混法の3原
色及び黒色の画像情報を照射することができ、画像読取
作業時間及び画像形成作業時間を短縮することができ、
光学系装置、走査装置及び光源の長寿命化を図ることが
でき、画素位置のずれを生じることがなく、画像読取装
置及び画像形成装置のコストダウンを実現できる光走査
装置を提供することにある。
【0008】また、制御処理及び制御手段の構成を複雑
化することなく形成する画像の階調性を高めることがで
きる光走査装置を提供することにある。
化することなく形成する画像の階調性を高めることがで
きる光走査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、光源と露光対象物との間の光路中に、外側面が鏡面
であり、半径が断続的又は連続的に変化する柱状鏡体を
回転自在に配置し、光源から照射された光を柱状鏡体の
外側面において反射させた後に露光対象物に配光するこ
とを特徴とする。
は、光源と露光対象物との間の光路中に、外側面が鏡面
であり、半径が断続的又は連続的に変化する柱状鏡体を
回転自在に配置し、光源から照射された光を柱状鏡体の
外側面において反射させた後に露光対象物に配光するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載した発明は、前記柱状鏡体
を、原稿と受光素子との間の光路中に回転自在に配置
し、画像読取装置の一部を構成することを特徴とする。
を、原稿と受光素子との間の光路中に回転自在に配置
し、画像読取装置の一部を構成することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載した発明は、前記柱状鏡体
を、書込光源と感光体との間の光路中に回転自在に配置
し、画像形成装置の一部を構成することを特徴とする。
を、書込光源と感光体との間の光路中に回転自在に配置
し、画像形成装置の一部を構成することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載した発明は、書込光源と感
光体との間の光路中に、鏡面である外側面の反射率が円
周方向に断続的又は連続的に変化する柱状鏡体を回転自
在に配置し、書込光が柱状鏡体の外側面の所定の部分に
対向するタイミングで書込光源を駆動することを特徴と
する。
光体との間の光路中に、鏡面である外側面の反射率が円
周方向に断続的又は連続的に変化する柱状鏡体を回転自
在に配置し、書込光が柱状鏡体の外側面の所定の部分に
対向するタイミングで書込光源を駆動することを特徴と
する。
【0013】請求項5に記載した発明は、前記柱状鏡体
と感光体との間の光路中に、外側面が鏡面であり、半径
が連続的に変化する第2の柱状鏡体を回転自在に配置
し、書込光源から照射された光を2つの柱状鏡体の外側
面において反射させた後に感光体に配光することを特徴
とする。
と感光体との間の光路中に、外側面が鏡面であり、半径
が連続的に変化する第2の柱状鏡体を回転自在に配置
し、書込光源から照射された光を2つの柱状鏡体の外側
面において反射させた後に感光体に配光することを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に記載した発明
の実施形態に係る光走査装置を構成する柱状鏡体の外観
図及び断面図である。柱状鏡体1は、回転軸1b方向に
断面形状が一様な柱状体であり、外側面1aは鏡面に構
成されている。この柱状鏡体1の断面は、長径r1、短
径r2の楕円形を呈している。したがって、柱状鏡体1
の断面における回転軸1bから外側面1aまでの距離
は、r1からr2までの間で連続的に変化する。この柱
状鏡体1を光路中に配置し、図外の駆動機構により回転
軸1bを中心に回転させる。このとき、柱状鏡体1の外
側面1aに対し、法線方向以外の方向から光が入射する
ようにする。
の実施形態に係る光走査装置を構成する柱状鏡体の外観
図及び断面図である。柱状鏡体1は、回転軸1b方向に
断面形状が一様な柱状体であり、外側面1aは鏡面に構
成されている。この柱状鏡体1の断面は、長径r1、短
径r2の楕円形を呈している。したがって、柱状鏡体1
の断面における回転軸1bから外側面1aまでの距離
は、r1からr2までの間で連続的に変化する。この柱
状鏡体1を光路中に配置し、図外の駆動機構により回転
軸1bを中心に回転させる。このとき、柱状鏡体1の外
側面1aに対し、法線方向以外の方向から光が入射する
ようにする。
【0015】図2に示すように、外側面1aに対して法
線方向以外の方向から光が入射するようにして柱状鏡体
1を光路中に配置すると、外側面1aにおいて回転軸1
bから距離r1の部分P1における反射角θ1 と回転軸
1bから距離r2の部分P2における反射角θ2 とが相
違する。したがって、柱状鏡体1をこの位置で回転軸1
bを中心として回転させることにより、光の入射方向を
変化させることなく、反射方向を2(θ2 −θ1 )の範
囲で往復移動させることができる。
線方向以外の方向から光が入射するようにして柱状鏡体
1を光路中に配置すると、外側面1aにおいて回転軸1
bから距離r1の部分P1における反射角θ1 と回転軸
1bから距離r2の部分P2における反射角θ2 とが相
違する。したがって、柱状鏡体1をこの位置で回転軸1
bを中心として回転させることにより、光の入射方向を
変化させることなく、反射方向を2(θ2 −θ1 )の範
囲で往復移動させることができる。
【0016】なお、複数の入射光が平行に入射する場
合、図3(A)に示すように、これらの入射光の入射位
置が外側面1aにおいて中心軸bに平行な直線L1上に
位置するように柱状鏡体1を配置することにより、複数
の入射光の関係を反射後においても維持することができ
る。
合、図3(A)に示すように、これらの入射光の入射位
置が外側面1aにおいて中心軸bに平行な直線L1上に
位置するように柱状鏡体1を配置することにより、複数
の入射光の関係を反射後においても維持することができ
る。
【0017】また、図3(B)に示すように、複数の平
行な入射光が、柱状鏡体1の外側面1aにおいて中心軸
bに平行な直線L1上に入射し、かつ、柱状鏡体1の外
側面1a方向から見て回転軸1bに直交する方向に入射
するように柱状鏡体1を配置する。このように構成する
ことにより、回転軸1bに直交する平面についてのみ入
射光と反射光との角度変化を制御すればよいことにな
り、柱状鏡体1によって構成される光走査装置を用いた
装置の設計が容易になる。
行な入射光が、柱状鏡体1の外側面1aにおいて中心軸
bに平行な直線L1上に入射し、かつ、柱状鏡体1の外
側面1a方向から見て回転軸1bに直交する方向に入射
するように柱状鏡体1を配置する。このように構成する
ことにより、回転軸1bに直交する平面についてのみ入
射光と反射光との角度変化を制御すればよいことにな
り、柱状鏡体1によって構成される光走査装置を用いた
装置の設計が容易になる。
【0018】図4は、請求項1に記載した発明の別の実
施形態である柱状鏡体の外観図、断面図及び光の反射状
態を示す側面図である。柱状鏡体2は、中心軸2bから
外側面までの距離が、矢印A方向に180度の回転角の
範囲で、距離r2からr1まで連続的に増加する断面形
状を呈している。したがって、柱状鏡体2の外側面は、
距離r2からr1まで連続的に増加する2つの領域2c
及び2dによって構成されている。
施形態である柱状鏡体の外観図、断面図及び光の反射状
態を示す側面図である。柱状鏡体2は、中心軸2bから
外側面までの距離が、矢印A方向に180度の回転角の
範囲で、距離r2からr1まで連続的に増加する断面形
状を呈している。したがって、柱状鏡体2の外側面は、
距離r2からr1まで連続的に増加する2つの領域2c
及び2dによって構成されている。
【0019】図4(C)に示すように、この柱状鏡体2
を光路中に配置して回転軸2bを中心として矢印B方向
に回転させると、柱状鏡体2の外側面における反射角
は、柱状鏡体2の回転角が0度から180度までの範
囲、及び、180度から360度までの範囲において、
θ1 からθ2 まで連続的に増加する。即ち、柱状鏡体2
の外側面における反射角は、柱状鏡体2が1回転する間
に、θ1 からθ2 まで増加する変化を2回繰り返すこと
になる。
を光路中に配置して回転軸2bを中心として矢印B方向
に回転させると、柱状鏡体2の外側面における反射角
は、柱状鏡体2の回転角が0度から180度までの範
囲、及び、180度から360度までの範囲において、
θ1 からθ2 まで連続的に増加する。即ち、柱状鏡体2
の外側面における反射角は、柱状鏡体2が1回転する間
に、θ1 からθ2 まで増加する変化を2回繰り返すこと
になる。
【0020】このように柱状鏡体2の外側面を半径の変
化状態が同一である2つの領域2a及び2bにより構成
することにより、柱状鏡体2の1回転について反射光を
同一の範囲において2回走査させることができる。した
がって、柱状鏡体2の回転速度を変えることなく、柱状
鏡体2により構成される光走査装置を用いた装置の動作
速度を2倍にすることができる。
化状態が同一である2つの領域2a及び2bにより構成
することにより、柱状鏡体2の1回転について反射光を
同一の範囲において2回走査させることができる。した
がって、柱状鏡体2の回転速度を変えることなく、柱状
鏡体2により構成される光走査装置を用いた装置の動作
速度を2倍にすることができる。
【0021】なお、柱状鏡体の外側面を、半径の変化状
態が同一である3つ以上の領域により構成することによ
り、柱状鏡体の回転速度を変えることなく装置の動作速
度を3倍以上に増加させることができる。
態が同一である3つ以上の領域により構成することによ
り、柱状鏡体の回転速度を変えることなく装置の動作速
度を3倍以上に増加させることができる。
【0022】図5は、請求項1に記載した発明のさらに
別の実施形態である光走査装置を構成する柱状鏡体の側
面図、光の反射状態を示す図、及び、使用状態を示す図
である。柱状鏡体3の外側面は、半径がr1、r2、r
3、r4である領域3a、3b、3c、3dにより構成
されている。領域3a、3b、3c、3dのそれぞれ
は、断面における周長が一致するように、それぞれの扇
型の角度φ1 、φ2 、φ3 、φ4 が決定されている。こ
の柱状鏡体3を光路中に配置し、回転軸3eを中心とし
て回転させると、柱状鏡体3が1回転する間に光をD
1、D2、D3、D4の4方向に反射させることができ
る。
別の実施形態である光走査装置を構成する柱状鏡体の側
面図、光の反射状態を示す図、及び、使用状態を示す図
である。柱状鏡体3の外側面は、半径がr1、r2、r
3、r4である領域3a、3b、3c、3dにより構成
されている。領域3a、3b、3c、3dのそれぞれ
は、断面における周長が一致するように、それぞれの扇
型の角度φ1 、φ2 、φ3 、φ4 が決定されている。こ
の柱状鏡体3を光路中に配置し、回転軸3eを中心とし
て回転させると、柱状鏡体3が1回転する間に光をD
1、D2、D3、D4の4方向に反射させることができ
る。
【0023】この柱状鏡体3に点滅により4ビット長の
データを表現する光が入射する場合、図5(C)に示す
ように、D1、D2、D3、D4の4方向のそれぞれに
受光素子8a〜8dを設けるとともに、データの周期と
柱状鏡体3の1回転とを同期させることにより、各ビッ
トのデータの内容を受光素子のそれぞれが個別に受光す
ることができ、柱状鏡体3をデコーダとして使用するこ
とができる。また、一定時間を4分割して重畳された4
つの光信号を4個の受光素子に分配することもできる。
なお、柱状鏡体3の外側面の分割数は4に限るものでは
ない。また、図6に示すように、半径が互いに異なる複
数の領域を1組として、複数組構成することにより、柱
状鏡体3の回転数を変えることなくデータの処理速度を
速くすることができる。
データを表現する光が入射する場合、図5(C)に示す
ように、D1、D2、D3、D4の4方向のそれぞれに
受光素子8a〜8dを設けるとともに、データの周期と
柱状鏡体3の1回転とを同期させることにより、各ビッ
トのデータの内容を受光素子のそれぞれが個別に受光す
ることができ、柱状鏡体3をデコーダとして使用するこ
とができる。また、一定時間を4分割して重畳された4
つの光信号を4個の受光素子に分配することもできる。
なお、柱状鏡体3の外側面の分割数は4に限るものでは
ない。また、図6に示すように、半径が互いに異なる複
数の領域を1組として、複数組構成することにより、柱
状鏡体3の回転数を変えることなくデータの処理速度を
速くすることができる。
【0024】図7は、請求項2に記載した発明の実施形
態である光走査装置を用いた画像読取装置の要部の構成
を示す図である。図7(A)に示す画像読取装置11に
おいて原稿台12に載置された原稿13の画像をCCD
等の受光センサ14により読み取る場合、光源15の光
をミラー16を介して原稿13の画像面の全面に配光
し、原稿13の画像面における反射光をミラー17を介
して柱状鏡体18に照射する。光源15から照射された
光の原稿13の前端部13aにおける反射光は、光路W
aを経由して柱状鏡体18に入射し、原稿13の後端部
13bにおける反射光は、光路Wbを経由して柱状鏡体
18に入射する。
態である光走査装置を用いた画像読取装置の要部の構成
を示す図である。図7(A)に示す画像読取装置11に
おいて原稿台12に載置された原稿13の画像をCCD
等の受光センサ14により読み取る場合、光源15の光
をミラー16を介して原稿13の画像面の全面に配光
し、原稿13の画像面における反射光をミラー17を介
して柱状鏡体18に照射する。光源15から照射された
光の原稿13の前端部13aにおける反射光は、光路W
aを経由して柱状鏡体18に入射し、原稿13の後端部
13bにおける反射光は、光路Wbを経由して柱状鏡体
18に入射する。
【0025】図7(B)に示すように、柱状鏡体18
は、外側面が反射光Waを矢印D方向に反射する半径r
1から反射光Wbを矢印D方向に反射する半径r2まで
連続して変化する断面形状に形成されている。この柱状
鏡体18に対して矢印D方向に受光センサ14が位置し
ている。したがって、柱状鏡体18を回転させると、原
稿13の画像面の前端部13aから後端部13bまでに
おいて反射した光が、柱状鏡体18の外側面において順
次矢印D方向に反射し、受光センサ14によって受光さ
れる。
は、外側面が反射光Waを矢印D方向に反射する半径r
1から反射光Wbを矢印D方向に反射する半径r2まで
連続して変化する断面形状に形成されている。この柱状
鏡体18に対して矢印D方向に受光センサ14が位置し
ている。したがって、柱状鏡体18を回転させると、原
稿13の画像面の前端部13aから後端部13bまでに
おいて反射した光が、柱状鏡体18の外側面において順
次矢印D方向に反射し、受光センサ14によって受光さ
れる。
【0026】以上の構成により、柱状鏡体18を回転さ
せるだけで原稿13の全面の画像情報を受光センサ14
により読み取ることができ、原稿13の画像面に対して
光源及びミラーを相対的に走査させるためのスキャナ機
構を不要にして、画像読取装置の構造を極めて簡略化す
ることができる。
せるだけで原稿13の全面の画像情報を受光センサ14
により読み取ることができ、原稿13の画像面に対して
光源及びミラーを相対的に走査させるためのスキャナ機
構を不要にして、画像読取装置の構造を極めて簡略化す
ることができる。
【0027】図8は、請求項2に記載した発明の第2の
実施形態である光走査装置を使用したカラー画像読取装
置の構成を示す図である。画像読取装置21において原
稿台22に載置された原稿23のカラー画像を読み取る
場合、光源25とセルフォックレンズ27aを設けた光
ファイバ26の一端とを原稿台22の下面において水平
移動させて原稿の画像面を走査する。一方、光ファイバ
26の他端に設けられたセルフォックレンズ27bを柱
状鏡体28に対向させる。光源25から照射された光
は、原稿23の画像面において反射し、セルフォックレ
ンズ27aから光ファイバ26内に平行に入射する。
実施形態である光走査装置を使用したカラー画像読取装
置の構成を示す図である。画像読取装置21において原
稿台22に載置された原稿23のカラー画像を読み取る
場合、光源25とセルフォックレンズ27aを設けた光
ファイバ26の一端とを原稿台22の下面において水平
移動させて原稿の画像面を走査する。一方、光ファイバ
26の他端に設けられたセルフォックレンズ27bを柱
状鏡体28に対向させる。光源25から照射された光
は、原稿23の画像面において反射し、セルフォックレ
ンズ27aから光ファイバ26内に平行に入射する。
【0028】光ファイバ26内に入射した光は、セルフ
ォックレンズ27bを介して平行光として柱状鏡体28
に所定の角度で入射する。柱状鏡体28からの反射方向
Da、Db、Dcのそれぞれには、カラーフィルタ29
a、29b、29c及び図外のレンズとともに受光セン
サ24a、24b、24cが設けられている。カラーフ
ィルタ29a、29b、29cのそれぞれは、3原色の
各色のフィルタである。
ォックレンズ27bを介して平行光として柱状鏡体28
に所定の角度で入射する。柱状鏡体28からの反射方向
Da、Db、Dcのそれぞれには、カラーフィルタ29
a、29b、29c及び図外のレンズとともに受光セン
サ24a、24b、24cが設けられている。カラーフ
ィルタ29a、29b、29cのそれぞれは、3原色の
各色のフィルタである。
【0029】図8(B)に示すように、柱状鏡体28の
外側面は、入射光Wを矢印Da方向に反射する半径r1
の領域28a、矢印Db方向に反射する半径r2の領域
28b、及び、矢印Dc方向に反射する半径r3の領域
28cに分割されている。これらの領域28a〜28c
のそれぞれの弧の部分の長さ(周長)は同一にされてい
る。したがって、受光センサ24a、24b、24cの
それぞれには、フィルタ29a、29b、29cのそれ
ぞれを介して原稿23の画像面における反射光が、3原
色の各色に分解されて入射する。
外側面は、入射光Wを矢印Da方向に反射する半径r1
の領域28a、矢印Db方向に反射する半径r2の領域
28b、及び、矢印Dc方向に反射する半径r3の領域
28cに分割されている。これらの領域28a〜28c
のそれぞれの弧の部分の長さ(周長)は同一にされてい
る。したがって、受光センサ24a、24b、24cの
それぞれには、フィルタ29a、29b、29cのそれ
ぞれを介して原稿23の画像面における反射光が、3原
色の各色に分解されて入射する。
【0030】以上の構成により、画像読取装置21にお
いては、光源25およびセルフォックレンズ27aが一
画素分移動する間に、柱状鏡体28を1回転させること
により、光源25及びセルフォックレンズ27aが原稿
を1回走査する間に、原稿22の全面の画像について、
3原色の各色の画像情報を受光センサ24a〜24cの
それぞれにより読み取ることができる。このため、原稿
の走査回数を1/3にすることができるとともに、読取
画像に画素ずれを生じることもない。
いては、光源25およびセルフォックレンズ27aが一
画素分移動する間に、柱状鏡体28を1回転させること
により、光源25及びセルフォックレンズ27aが原稿
を1回走査する間に、原稿22の全面の画像について、
3原色の各色の画像情報を受光センサ24a〜24cの
それぞれにより読み取ることができる。このため、原稿
の走査回数を1/3にすることができるとともに、読取
画像に画素ずれを生じることもない。
【0031】図9は、請求項2に記載した発明の第3の
実施形態である光走査装置を使用したカラー画像読取装
置の構成を示す図である。このカラー画像読取装置21
は、図8に示した画像読取装置21の柱状鏡体28に代
えて柱状鏡体30を備え、さらに、柱状鏡体30に対し
て矢印Dd方向にフォトセンサ31を設けている。柱状
鏡体30は、図9(B)に示すように、半径がそれぞれ
r1、r2、r3である領域30a、30b、30cの
それぞれの間に、半径r4の領域30dを形成したもの
である。この領域30dは、セルフォックレンズ27b
から照射さた光を矢印Dd方向に反射する。
実施形態である光走査装置を使用したカラー画像読取装
置の構成を示す図である。このカラー画像読取装置21
は、図8に示した画像読取装置21の柱状鏡体28に代
えて柱状鏡体30を備え、さらに、柱状鏡体30に対し
て矢印Dd方向にフォトセンサ31を設けている。柱状
鏡体30は、図9(B)に示すように、半径がそれぞれ
r1、r2、r3である領域30a、30b、30cの
それぞれの間に、半径r4の領域30dを形成したもの
である。この領域30dは、セルフォックレンズ27b
から照射さた光を矢印Dd方向に反射する。
【0032】以上の構成により、画像読取装置21にお
いては、柱状鏡体30の回転により光の反射方向が変化
する際に、フォトセンサ31に光が配光される。したが
って、フォトセンサ31の出力信号を読み取ることによ
り、受光センサ24a〜24cのそれぞれの出力信号の
読取タイミングを知ることができ、3原色の各色の画像
情報をより正確に読み取ることができる。
いては、柱状鏡体30の回転により光の反射方向が変化
する際に、フォトセンサ31に光が配光される。したが
って、フォトセンサ31の出力信号を読み取ることによ
り、受光センサ24a〜24cのそれぞれの出力信号の
読取タイミングを知ることができ、3原色の各色の画像
情報をより正確に読み取ることができる。
【0033】図10は、請求項2に記載した発明の第4
の実施形態である光走査装置を使用した画像読取装置の
構成を示す図である。図10(A)に示す画像読取装置
41は、原稿台47上に載置された原稿の画像を光源4
2及びセルフォックレンズ44aにより走査し、原稿の
画像面における反射光をセルフォックレンズ44a,4
4b及び光ファイバ43を介して柱状鏡体40に配光す
る。図10(B)に示すように、柱状鏡体40は、外側
面を互いに半径が異なる複数の領域に分割して構成され
ている。したがって、柱状鏡体40が回転すると、セル
フォックレンズ44bから照射された光は、柱状鏡体4
0の外側面において複数の方向に反射する。この反射方
向に凹面鏡45を配置し、複数の反射光を単一の受光セ
ンサ46に導く。
の実施形態である光走査装置を使用した画像読取装置の
構成を示す図である。図10(A)に示す画像読取装置
41は、原稿台47上に載置された原稿の画像を光源4
2及びセルフォックレンズ44aにより走査し、原稿の
画像面における反射光をセルフォックレンズ44a,4
4b及び光ファイバ43を介して柱状鏡体40に配光す
る。図10(B)に示すように、柱状鏡体40は、外側
面を互いに半径が異なる複数の領域に分割して構成され
ている。したがって、柱状鏡体40が回転すると、セル
フォックレンズ44bから照射された光は、柱状鏡体4
0の外側面において複数の方向に反射する。この反射方
向に凹面鏡45を配置し、複数の反射光を単一の受光セ
ンサ46に導く。
【0034】以上の構成により、受光センサ46の出力
信号の読取タイミングを柱状鏡体40の回転に同期さ
せ、柱状鏡体40の複数の領域のそれぞれにおける反射
光を個別に読み取ることにより、光源42及びセルフォ
ックレンズ44aの走査速度を変えることなく原稿走査
方向の画像読取数を増加し、読取画像の解像度を高くす
ることができる。
信号の読取タイミングを柱状鏡体40の回転に同期さ
せ、柱状鏡体40の複数の領域のそれぞれにおける反射
光を個別に読み取ることにより、光源42及びセルフォ
ックレンズ44aの走査速度を変えることなく原稿走査
方向の画像読取数を増加し、読取画像の解像度を高くす
ることができる。
【0035】また、図11及び図12に示すように、図
8に示した画像読取装置41の構成に加えて、柱状鏡体
40と凹面鏡45との間において柱状鏡体40の3方向
の反射光路のそれぞれに3原色のフィルタ49a〜49
cを配置し、図8又は図9の構成と同様の効果を得るこ
ともできる。即ち、このように構成した画像読取装置に
おいて、柱状鏡体40の回転に同期したタイミングで受
光センサ46の出力信号を読み取ることにより、原稿を
1回走査する間に、単一の受光センサ46で3原色の各
色の画像情報を読み取ることもでき、図8又は9に示し
た構成に比較して受光センサの数を1/3に減少するこ
とができる。
8に示した画像読取装置41の構成に加えて、柱状鏡体
40と凹面鏡45との間において柱状鏡体40の3方向
の反射光路のそれぞれに3原色のフィルタ49a〜49
cを配置し、図8又は図9の構成と同様の効果を得るこ
ともできる。即ち、このように構成した画像読取装置に
おいて、柱状鏡体40の回転に同期したタイミングで受
光センサ46の出力信号を読み取ることにより、原稿を
1回走査する間に、単一の受光センサ46で3原色の各
色の画像情報を読み取ることもでき、図8又は9に示し
た構成に比較して受光センサの数を1/3に減少するこ
とができる。
【0036】図13は、請求項3に記載した発明の第1
の実施形態である光走査装置を用いたカラー画像形成装
置の構成を示す図である。図13(A)に示すように、
画像形成装置51は、露光光源52から照射された書込
光を柱状鏡体50に配光する。柱状鏡体50は、図13
(B)に示すうように、外側面を互いに半径が異なると
ともに、弧の部分の長さが同一である4つの領域に分割
して構成されており、書込光を4方向に分離して反射す
る。柱状鏡体50の4方向の反射光路のそれぞれには、
ミラー55a〜55d及びミラー56a〜56dがそれ
ぞれ配置され、各反射光は感光体53a〜53dの表面
に配光される。なお、感光体53a〜53dのそれぞれ
に対して、現像装置57a〜57dからイエロー、マゼ
ンタ、シアンの減法混色の3原色及び黒色のそれぞれの
現像剤が供給される。
の実施形態である光走査装置を用いたカラー画像形成装
置の構成を示す図である。図13(A)に示すように、
画像形成装置51は、露光光源52から照射された書込
光を柱状鏡体50に配光する。柱状鏡体50は、図13
(B)に示すうように、外側面を互いに半径が異なると
ともに、弧の部分の長さが同一である4つの領域に分割
して構成されており、書込光を4方向に分離して反射す
る。柱状鏡体50の4方向の反射光路のそれぞれには、
ミラー55a〜55d及びミラー56a〜56dがそれ
ぞれ配置され、各反射光は感光体53a〜53dの表面
に配光される。なお、感光体53a〜53dのそれぞれ
に対して、現像装置57a〜57dからイエロー、マゼ
ンタ、シアンの減法混色の3原色及び黒色のそれぞれの
現像剤が供給される。
【0037】以上の構成により、柱状鏡体50の1回転
毎に画像書込ラインを切り換え、かつ、柱状鏡体50の
回転周期の1/4の時間毎に減法混色の3原色及び黒色
のそれぞれの画像書込光を切り換えて露光光源52から
照射し、感光体53a〜53dのそれぞれに減法混色の
3原色及び黒色の画像を形成することができる。この感
光体53a〜53dのそれぞれに形成された画像を、搬
送ベルト54上を搬送される用紙に転写することによ
り、カラー画像を形成することができる。したがって、
減法混色の3原色及び黒色の4色のそれぞれについて4
回の画像形成プロセスを実行することなくカラー画像を
形成する際に、備えるべき露光装置の数が1/4にな
り、装置の小型化を実現できる。
毎に画像書込ラインを切り換え、かつ、柱状鏡体50の
回転周期の1/4の時間毎に減法混色の3原色及び黒色
のそれぞれの画像書込光を切り換えて露光光源52から
照射し、感光体53a〜53dのそれぞれに減法混色の
3原色及び黒色の画像を形成することができる。この感
光体53a〜53dのそれぞれに形成された画像を、搬
送ベルト54上を搬送される用紙に転写することによ
り、カラー画像を形成することができる。したがって、
減法混色の3原色及び黒色の4色のそれぞれについて4
回の画像形成プロセスを実行することなくカラー画像を
形成する際に、備えるべき露光装置の数が1/4にな
り、装置の小型化を実現できる。
【0038】図14は、請求項3に記載した発明の第2
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図14(A)に示すように、画像形
成装置61は、露光装置62から照射された書込光を柱
状鏡体60に配光し、柱状鏡体60における反射光によ
り感光体63を露光する構成である。図14(B)に示
すように、柱状鏡体60の外側面は、半径r1から半径
R2まで連続的に変化するように形成されている。
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図14(A)に示すように、画像形
成装置61は、露光装置62から照射された書込光を柱
状鏡体60に配光し、柱状鏡体60における反射光によ
り感光体63を露光する構成である。図14(B)に示
すように、柱状鏡体60の外側面は、半径r1から半径
R2まで連続的に変化するように形成されている。
【0039】以上の構成により、柱状鏡体60が1回転
する間において、露光装置62から照射された書込光W
1の柱状鏡体60における反射方向は、図14(C)に
示すように、半径r1の部分での反射方向D1から半径
r2の部分での反射方向D2まで変化する。柱状鏡体6
0が1回転する間において露光装置62から画像全面の
書込光を照射することにより、感光体63の表面を画像
全面の書込光により露光することができ、感光体63を
回転等移動させる必要がなく、写真フィルム等の任意の
感光材料に対する画像形成作業を容易に行うことができ
る。
する間において、露光装置62から照射された書込光W
1の柱状鏡体60における反射方向は、図14(C)に
示すように、半径r1の部分での反射方向D1から半径
r2の部分での反射方向D2まで変化する。柱状鏡体6
0が1回転する間において露光装置62から画像全面の
書込光を照射することにより、感光体63の表面を画像
全面の書込光により露光することができ、感光体63を
回転等移動させる必要がなく、写真フィルム等の任意の
感光材料に対する画像形成作業を容易に行うことができ
る。
【0040】図15は、請求項3に記載した発明の第3
の実施形態である光走査装置を用いたカラー画像形成装
置の構成を示す図である。図15(A)に示すように、
画像形成装置71は、露光装置72から照射された書込
光を柱状鏡体70に配光し、柱状鏡体70における反射
光をフィルタ73、ミラー74及びレンズ75を介して
感光体76に導くように構成されている。図15(B)
に示すように、柱状鏡体70の外側面は、周長が同一で
ある半径r1、r2、r3のそれぞれの領域に分割して
構成されている。したがって、柱状鏡体70の回転によ
り、露光装置72から照射された書込光は、図15
(C)に示すように、柱状鏡体70の半径r1の部分で
の反射方向D1、半径r2の部分での反射方向D2、及
び、半径r3の部分での反射方向D3の3方向に分離し
て反射する。フィルタ73は、反射方向D1〜D3の各
反射光路のそれぞれに配置された3原色の各色のフィル
タ73a〜73cによって構成されている。また、ミラ
ー74は、反射方向D1及びD2の各反射光路をレンズ
75方向に屈曲するミラー74a及び74bによって構
成されている。
の実施形態である光走査装置を用いたカラー画像形成装
置の構成を示す図である。図15(A)に示すように、
画像形成装置71は、露光装置72から照射された書込
光を柱状鏡体70に配光し、柱状鏡体70における反射
光をフィルタ73、ミラー74及びレンズ75を介して
感光体76に導くように構成されている。図15(B)
に示すように、柱状鏡体70の外側面は、周長が同一で
ある半径r1、r2、r3のそれぞれの領域に分割して
構成されている。したがって、柱状鏡体70の回転によ
り、露光装置72から照射された書込光は、図15
(C)に示すように、柱状鏡体70の半径r1の部分で
の反射方向D1、半径r2の部分での反射方向D2、及
び、半径r3の部分での反射方向D3の3方向に分離し
て反射する。フィルタ73は、反射方向D1〜D3の各
反射光路のそれぞれに配置された3原色の各色のフィル
タ73a〜73cによって構成されている。また、ミラ
ー74は、反射方向D1及びD2の各反射光路をレンズ
75方向に屈曲するミラー74a及び74bによって構
成されている。
【0041】以上の構成により、柱状鏡体70が1/3
回転する毎に、書込画像の1ライン分についての3原色
のそれぞれの書込光を露光装置72から切り換えて照射
することにより、感光体76を3原色の書込光により露
光することができる。したがって、3原色の各色の光の
分光感度に応じて感光する写真フィルム等の感光材料で
ある感光体76を、露光装置72における書込光の1ラ
イン毎の走査速度に同期して移動させることにより、1
組の画像書込装置によりカラー画像の書込を行うことが
できる。
回転する毎に、書込画像の1ライン分についての3原色
のそれぞれの書込光を露光装置72から切り換えて照射
することにより、感光体76を3原色の書込光により露
光することができる。したがって、3原色の各色の光の
分光感度に応じて感光する写真フィルム等の感光材料で
ある感光体76を、露光装置72における書込光の1ラ
イン毎の走査速度に同期して移動させることにより、1
組の画像書込装置によりカラー画像の書込を行うことが
できる。
【0042】図16は、請求項3に記載した発明の第4
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図16(A)に示すように、画像形
成装置81は、露光装置82から照射した光を柱状鏡体
80に配光し、柱状鏡体80における反射光をフィルタ
83及びミラー84を介して感光体85に導く。露光装
置82は、画素毎に対応した複数のLEDを柱状鏡体8
0及び感光体85の回転軸に平行に配列して構成されて
いる。感光体85は、一例として光導電作用による静電
潜像を形成する電子写真感光体である。
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図16(A)に示すように、画像形
成装置81は、露光装置82から照射した光を柱状鏡体
80に配光し、柱状鏡体80における反射光をフィルタ
83及びミラー84を介して感光体85に導く。露光装
置82は、画素毎に対応した複数のLEDを柱状鏡体8
0及び感光体85の回転軸に平行に配列して構成されて
いる。感光体85は、一例として光導電作用による静電
潜像を形成する電子写真感光体である。
【0043】図16(B)に示すように、柱状鏡体80
の外側面は、周長が同一である半径r1〜r4のそれぞ
れの領域に分割して構成されている。したがって、図1
6(C)に示すように、柱状鏡体80が1回転する間に
おいて、露光装置82から照射された書込光W1は、半
径r1〜r4のそれぞれの部分での反射方向D1〜D4
のそれぞれに分離して反射する。フィルタ83は、反射
方向D1〜D4のそれぞれの光路中に配置され、互いに
透過率が異なるフィルタ83a〜83dによって構成さ
れている。ミラー84は、反射方向D1〜D3のそれぞ
れの光路中に配置され、反射方向D1〜D4に分離され
た光路を感光体85の同一位置に集光する。
の外側面は、周長が同一である半径r1〜r4のそれぞ
れの領域に分割して構成されている。したがって、図1
6(C)に示すように、柱状鏡体80が1回転する間に
おいて、露光装置82から照射された書込光W1は、半
径r1〜r4のそれぞれの部分での反射方向D1〜D4
のそれぞれに分離して反射する。フィルタ83は、反射
方向D1〜D4のそれぞれの光路中に配置され、互いに
透過率が異なるフィルタ83a〜83dによって構成さ
れている。ミラー84は、反射方向D1〜D3のそれぞ
れの光路中に配置され、反射方向D1〜D4に分離され
た光路を感光体85の同一位置に集光する。
【0044】以上の構成により、柱状鏡体80を回転さ
せて露光装置から照射された書込光が反射する部分を選
択し、反射方向D1〜D4のいずれかを選択的に用いる
ことにより、書込光の強度を露光装置82を消灯した場
合を含む5段階に変化させることができる。即ち、感光
体85が1ライン分回転する時間Tに柱状鏡体80を1
回転させ、さらに、露光装置82において画素毎の各R
EDの駆動時間を1/4Tとすると、露光装置82にお
ける各REDの駆動タイミングを制御することにより、
書込光が通過する光路を感光体85上の1ライン分の画
素毎に反射方向D1〜D4のいずれかから選択して感光
体85に対する露光量を画素毎に調整することができ、
感光体85に形成する静電潜像に階調を与えることがで
きる。
せて露光装置から照射された書込光が反射する部分を選
択し、反射方向D1〜D4のいずれかを選択的に用いる
ことにより、書込光の強度を露光装置82を消灯した場
合を含む5段階に変化させることができる。即ち、感光
体85が1ライン分回転する時間Tに柱状鏡体80を1
回転させ、さらに、露光装置82において画素毎の各R
EDの駆動時間を1/4Tとすると、露光装置82にお
ける各REDの駆動タイミングを制御することにより、
書込光が通過する光路を感光体85上の1ライン分の画
素毎に反射方向D1〜D4のいずれかから選択して感光
体85に対する露光量を画素毎に調整することができ、
感光体85に形成する静電潜像に階調を与えることがで
きる。
【0045】また、露光装置82における各LEDの駆
動時間として1/4T、2/4T、3/4T、Tのいず
れかを選択することにより、フィルタ83a〜83dの
透過光量をそれぞれX、2X、4X、8Xとした場合、
図17に示すように、感光体85に対する露光量は、0
〜15XP(但し、PはLEDの駆動時間を1/4Tと
した場合の露光量)の16階調の範囲で変化させること
ができる。さらに、感光体85が1ライン分回転する時
間Tにおける柱状鏡体80の回転数を2回以上にするこ
とにより、感光体85の露光量を16×n(n=2、
3、4・・・)階調の範囲で変化させることができる。
動時間として1/4T、2/4T、3/4T、Tのいず
れかを選択することにより、フィルタ83a〜83dの
透過光量をそれぞれX、2X、4X、8Xとした場合、
図17に示すように、感光体85に対する露光量は、0
〜15XP(但し、PはLEDの駆動時間を1/4Tと
した場合の露光量)の16階調の範囲で変化させること
ができる。さらに、感光体85が1ライン分回転する時
間Tにおける柱状鏡体80の回転数を2回以上にするこ
とにより、感光体85の露光量を16×n(n=2、
3、4・・・)階調の範囲で変化させることができる。
【0046】さらに、図18に示すように、複数の露光
装置82を設け、各露光装置82から照射される光の光
路をハーフミラー86等を用いて合成した後に柱状鏡体
80に配光するようにし、各露光装置82の駆動タイミ
ングを上述のように制御することにより、感光体85に
形成する静電潜像の階調数を増加することができる。ま
た、露光装置82の設置数を増加すれば、各露光装置8
2におけるLEDの駆動時間を減少させることができ、
各露光装置82の寿命を長期化することができる。
装置82を設け、各露光装置82から照射される光の光
路をハーフミラー86等を用いて合成した後に柱状鏡体
80に配光するようにし、各露光装置82の駆動タイミ
ングを上述のように制御することにより、感光体85に
形成する静電潜像の階調数を増加することができる。ま
た、露光装置82の設置数を増加すれば、各露光装置8
2におけるLEDの駆動時間を減少させることができ、
各露光装置82の寿命を長期化することができる。
【0047】加えて、図19に示すように、3原色の各
色の書込光を照射する露光装置82a〜82cを設け、
これら露光装置82a〜82cから照射される書込光の
光路を凹面鏡87等を用いて合成した後に柱状鏡体80
に配光するようにし、感光体85として3原色の各色の
分光感度に応じて感光する写真フィルム等の感光材料を
用いることにより、画像全体について1回の露光により
カラー画像を形成することができる。
色の書込光を照射する露光装置82a〜82cを設け、
これら露光装置82a〜82cから照射される書込光の
光路を凹面鏡87等を用いて合成した後に柱状鏡体80
に配光するようにし、感光体85として3原色の各色の
分光感度に応じて感光する写真フィルム等の感光材料を
用いることにより、画像全体について1回の露光により
カラー画像を形成することができる。
【0048】図20は、請求項3に記載した発明の第5
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図18(A)に示すように、画像形
成装置91は、露光装置92から照射した光を柱状鏡体
90に配光し、柱状鏡体90における反射光を凹面鏡9
3を介して感光体94に導く。露光装置92は、画素毎
に対応した複数のLEDを柱状鏡体90及び感光体94
の回転軸に平行に配列して構成されている。感光体94
は、一例として光導電作用による静電潜像を形成する電
子写真感光体である。凹面鏡93の表面の反射率は、柱
状鏡体90及び感光体94の回転軸に直交する方向に連
続的に変化する。
の実施形態である光走査装置を用いた画像形成装置の構
成を示す図である。図18(A)に示すように、画像形
成装置91は、露光装置92から照射した光を柱状鏡体
90に配光し、柱状鏡体90における反射光を凹面鏡9
3を介して感光体94に導く。露光装置92は、画素毎
に対応した複数のLEDを柱状鏡体90及び感光体94
の回転軸に平行に配列して構成されている。感光体94
は、一例として光導電作用による静電潜像を形成する電
子写真感光体である。凹面鏡93の表面の反射率は、柱
状鏡体90及び感光体94の回転軸に直交する方向に連
続的に変化する。
【0049】図20(B)に示すように、柱状鏡体90
の外側面は、半径r1から半径r2まで連続的に変化す
るように構成されている。したがって、図20(C)に
示すように、柱状鏡体90が1回転する間において、露
光装置92から照射された書込光W1は、半径r1の部
分での反射方向D1から半径r2の部分での反射方向D
2まで移動して反射する。凹面鏡93は、反射方向D1
からD2までの光路中に配置されており、反射方向D1
からD4までに分離された光路を感光体94の同一位置
に集光する。
の外側面は、半径r1から半径r2まで連続的に変化す
るように構成されている。したがって、図20(C)に
示すように、柱状鏡体90が1回転する間において、露
光装置92から照射された書込光W1は、半径r1の部
分での反射方向D1から半径r2の部分での反射方向D
2まで移動して反射する。凹面鏡93は、反射方向D1
からD2までの光路中に配置されており、反射方向D1
からD4までに分離された光路を感光体94の同一位置
に集光する。
【0050】以上の構成により、感光体94が1ライン
分回転する時間Tに柱状鏡体90を1回転させ、さら
に、露光装置92において画素毎の各REDの駆動時間
を1/4Tとすると、露光装置92における各REDの
駆動タイミングを制御することにより、書込光が通過す
る光路を感光体94上の1ライン分の画素毎に反射方向
D1からD2までの範囲から選択して感光体94に対す
る露光量を画素毎に調整することができ、感光体94に
形成する静電潜像に階調を与えることができる。図21
は、請求項4に記載した発明の実施形態である光走査装
置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。図21
(A)に示すように、画像形成装置101は、露光装置
102から照射した光を柱状鏡体100に配光し、柱状
鏡体100における反射光を感光体1033導く。露光
装置100は、画素毎に対応した複数のLEDを柱状鏡
体100及び感光体103の回転軸に平行に配列して構
成されている。感光体103は、一例として光導電作用
による静電潜像を形成する電子写真感光体である。
分回転する時間Tに柱状鏡体90を1回転させ、さら
に、露光装置92において画素毎の各REDの駆動時間
を1/4Tとすると、露光装置92における各REDの
駆動タイミングを制御することにより、書込光が通過す
る光路を感光体94上の1ライン分の画素毎に反射方向
D1からD2までの範囲から選択して感光体94に対す
る露光量を画素毎に調整することができ、感光体94に
形成する静電潜像に階調を与えることができる。図21
は、請求項4に記載した発明の実施形態である光走査装
置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。図21
(A)に示すように、画像形成装置101は、露光装置
102から照射した光を柱状鏡体100に配光し、柱状
鏡体100における反射光を感光体1033導く。露光
装置100は、画素毎に対応した複数のLEDを柱状鏡
体100及び感光体103の回転軸に平行に配列して構
成されている。感光体103は、一例として光導電作用
による静電潜像を形成する電子写真感光体である。
【0051】柱状鏡体100は、全周にわたって半径が
一定の正円柱であり、その外側面は、反射率が断続的又
は連続的に変化するように構成されている。この反射率
の変化は、例えば、透過率が変化するシートを貼付する
ことにより実現できる。したがって、露光装置102か
ら照射された書込光W1は、照射された部分の反射率に
応じた強度で感光体103を露光する。
一定の正円柱であり、その外側面は、反射率が断続的又
は連続的に変化するように構成されている。この反射率
の変化は、例えば、透過率が変化するシートを貼付する
ことにより実現できる。したがって、露光装置102か
ら照射された書込光W1は、照射された部分の反射率に
応じた強度で感光体103を露光する。
【0052】以上の構成により、柱状鏡体100を回転
させて露光装置102から照射された書込光が反射する
部分を選択することにより、感光体103に対する書込
光の強度を変化させることができる。即ち、感光体10
3が1ライン分回転する時間Tに柱状鏡体100を1回
転させ、さらに、露光装置102において画素毎の各R
EDの駆動タイミングを制御することにより、柱状鏡体
100の外側面において書込光が反射する部分を感光体
103上の1ライン分の画素毎に選択して感光体103
に対する露光量を画素毎に調整することができ、感光体
103に形成する静電潜像に階調を与えることができ
る。この場合、柱状鏡体100が正円柱形状であるため
に製造が容易で、また、書込光の駆動タイミングの制御
のみで静電潜像に階調性を与えることができる。
させて露光装置102から照射された書込光が反射する
部分を選択することにより、感光体103に対する書込
光の強度を変化させることができる。即ち、感光体10
3が1ライン分回転する時間Tに柱状鏡体100を1回
転させ、さらに、露光装置102において画素毎の各R
EDの駆動タイミングを制御することにより、柱状鏡体
100の外側面において書込光が反射する部分を感光体
103上の1ライン分の画素毎に選択して感光体103
に対する露光量を画素毎に調整することができ、感光体
103に形成する静電潜像に階調を与えることができ
る。この場合、柱状鏡体100が正円柱形状であるため
に製造が容易で、また、書込光の駆動タイミングの制御
のみで静電潜像に階調性を与えることができる。
【0053】また、図21(B)に示すように、柱状鏡
体100の外側面の反射率を断続的に変化させ、外側面
を反射率が互いに異なる4つの領域に分割し、露光装置
102における各LEDの駆動時間として1/4T、2
/4T、3/4T、T(時間Tは、感光体103が1ラ
イン分回転する時間であり、この間に柱状鏡体100が
1回転する。)のいずれかを選択することにより、柱状
鏡体100の外側面における反射率をX、2X、4X、
8Xとした場合、図21(C)に示すように、感光体1
03に対する露光量を、0〜15XP(但し、PはLE
Dの駆動時間を1/4Tとした場合の露光量)の16階
調の範囲で変化させることができる。さらに、感光体1
03が1ライン分回転する時間Tにおける柱状鏡体10
0の回転数を2回以上にすることにより、感光体103
の露光量を16×n(n=2、3、4・・・)階調の範
囲で変化させることができる。
体100の外側面の反射率を断続的に変化させ、外側面
を反射率が互いに異なる4つの領域に分割し、露光装置
102における各LEDの駆動時間として1/4T、2
/4T、3/4T、T(時間Tは、感光体103が1ラ
イン分回転する時間であり、この間に柱状鏡体100が
1回転する。)のいずれかを選択することにより、柱状
鏡体100の外側面における反射率をX、2X、4X、
8Xとした場合、図21(C)に示すように、感光体1
03に対する露光量を、0〜15XP(但し、PはLE
Dの駆動時間を1/4Tとした場合の露光量)の16階
調の範囲で変化させることができる。さらに、感光体1
03が1ライン分回転する時間Tにおける柱状鏡体10
0の回転数を2回以上にすることにより、感光体103
の露光量を16×n(n=2、3、4・・・)階調の範
囲で変化させることができる。
【0054】図22は、請求項5に記載した発明の実施
形態である光走査装置を用いた別の画像形成装置の構成
を示す図である。図22(A)に示すように、画像形成
装置111は、露光装置112から照射した光を柱状鏡
体110に配光し、柱状鏡体110における反射光を柱
状鏡体120に配光し、柱状鏡体120における反射光
を感光体113に導く。露光装置112は、画素毎に対
応した複数のLEDを柱状鏡体110及び120の回転
軸に平行に配列して構成されている。感光体113は、
写真フィルム等の感光材料である。
形態である光走査装置を用いた別の画像形成装置の構成
を示す図である。図22(A)に示すように、画像形成
装置111は、露光装置112から照射した光を柱状鏡
体110に配光し、柱状鏡体110における反射光を柱
状鏡体120に配光し、柱状鏡体120における反射光
を感光体113に導く。露光装置112は、画素毎に対
応した複数のLEDを柱状鏡体110及び120の回転
軸に平行に配列して構成されている。感光体113は、
写真フィルム等の感光材料である。
【0055】図22(B)に示すように、柱状鏡体11
0は、全周にわたって半径が一定の正円柱であり、その
外側面は、反射率が断続的又は連続的に変化するように
構成されている。この反射率の変化は、例えば、透過率
が変化するシートを貼付することにより実現できる。し
たがって、露光装置112から照射された書込光W1
は、照射された部分の反射率に応じた強度で反射する。
図22(C)に示すように、柱状鏡体120の外側面
は、半径r1から半径r2まで連続的に変化するように
形成されている。
0は、全周にわたって半径が一定の正円柱であり、その
外側面は、反射率が断続的又は連続的に変化するように
構成されている。この反射率の変化は、例えば、透過率
が変化するシートを貼付することにより実現できる。し
たがって、露光装置112から照射された書込光W1
は、照射された部分の反射率に応じた強度で反射する。
図22(C)に示すように、柱状鏡体120の外側面
は、半径r1から半径r2まで連続的に変化するように
形成されている。
【0056】以上の構成により、露光装置112から1
ライン分の書込光が照射される間に柱状鏡体110を1
回転させるとともに、露光装置112から全ライン分の
書込光が照射される間に柱状鏡体120を1回転させ、
露光装置112において画素毎の各LEDの駆動タイミ
ングを制御することにより、柱状鏡体110の外側面に
おいて書込光が反射する部分を感光体113上の1ライ
ン分の画素毎に選択して感光体113に対する露光量を
画素毎に調整する。さらに、柱状鏡体110における反
射光を柱状鏡体120において反射方向D1から反射方
向D2まで移動させることにより、画素毎に光量が調整
された書込光により感光体113の全面を走査すること
ができる。これによって、写真フィルム等の任意の感光
材料である感光体113を移動させることなく、階調性
を有する2次元画像を形成することができる。
ライン分の書込光が照射される間に柱状鏡体110を1
回転させるとともに、露光装置112から全ライン分の
書込光が照射される間に柱状鏡体120を1回転させ、
露光装置112において画素毎の各LEDの駆動タイミ
ングを制御することにより、柱状鏡体110の外側面に
おいて書込光が反射する部分を感光体113上の1ライ
ン分の画素毎に選択して感光体113に対する露光量を
画素毎に調整する。さらに、柱状鏡体110における反
射光を柱状鏡体120において反射方向D1から反射方
向D2まで移動させることにより、画素毎に光量が調整
された書込光により感光体113の全面を走査すること
ができる。これによって、写真フィルム等の任意の感光
材料である感光体113を移動させることなく、階調性
を有する2次元画像を形成することができる。
【0057】なお、図23に示すように、3原色の各色
の書込光を照射する露光装置112a〜112c、及
び、露光装置112a〜112cから照射された書込光
を単一の反射方向に合成するミラー114を設け、この
ミラー114の反射光を柱状鏡体110及び120を介
して、3原色の各色分光感度に応じて感光する写真フィ
ルム等の感光材料である感光体115に配光することに
より、1回の露光により感光体113を移動させること
なく、階調性を有する2次元のカラー画像を形成するこ
とができる。
の書込光を照射する露光装置112a〜112c、及
び、露光装置112a〜112cから照射された書込光
を単一の反射方向に合成するミラー114を設け、この
ミラー114の反射光を柱状鏡体110及び120を介
して、3原色の各色分光感度に応じて感光する写真フィ
ルム等の感光材料である感光体115に配光することに
より、1回の露光により感光体113を移動させること
なく、階調性を有する2次元のカラー画像を形成するこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、単一
の光路から入射した光を回転する柱状鏡体において複数
の方向に反射させることができる。
の光路から入射した光を回転する柱状鏡体において複数
の方向に反射させることができる。
【0059】請求項2に記載した発明によれば、原稿に
おける反射光を柱状鏡体において複数の方向に反射して
受光素子に配光し、カラー画像読取装置において1度の
走査によってカラー原稿の3原色の各色の画像情報を読
み取ることができ、画像読取作業時間を短縮するととも
に、光学系装置、走査装置及び光源の長寿命化を図るこ
とができ、画素位置のずれを生じることがなく、画像読
取装置のコストダウンを実現できる。
おける反射光を柱状鏡体において複数の方向に反射して
受光素子に配光し、カラー画像読取装置において1度の
走査によってカラー原稿の3原色の各色の画像情報を読
み取ることができ、画像読取作業時間を短縮するととも
に、光学系装置、走査装置及び光源の長寿命化を図るこ
とができ、画素位置のずれを生じることがなく、画像読
取装置のコストダウンを実現できる。
【0060】請求項3に記載した発明によれば、書込光
源から照射された書込光を柱状鏡体において複数の方向
に反射して感光体に配光し、1回の光源の駆動により減
色混法の3原色及び黒色の画像情報を照射することがで
き、画像形成作業時間を短縮するとともに、光学系装置
及び光源の長寿命化を図ることができ、画素位置のずれ
を生じることがなく、画像形成装置のコストダウンを実
現できる。
源から照射された書込光を柱状鏡体において複数の方向
に反射して感光体に配光し、1回の光源の駆動により減
色混法の3原色及び黒色の画像情報を照射することがで
き、画像形成作業時間を短縮するとともに、光学系装置
及び光源の長寿命化を図ることができ、画素位置のずれ
を生じることがなく、画像形成装置のコストダウンを実
現できる。
【0061】請求項4に記載した発明によれば、書込光
源から照射された書込光を柱状鏡体において反射率を選
択して感光体に配光し、制御処理及び制御手段の構成を
複雑化することなく形成する画像の階調性を高めること
ができる。
源から照射された書込光を柱状鏡体において反射率を選
択して感光体に配光し、制御処理及び制御手段の構成を
複雑化することなく形成する画像の階調性を高めること
ができる。
【0062】請求項5に記載した発明によれば、書込光
源から照射された書込光を柱状鏡体において反射率を選
択した反射光により感光体を露光走査し、制御処理及び
制御手段の構成を複雑化することなく階調性の高い2次
元画像形成することができる。
源から照射された書込光を柱状鏡体において反射率を選
択した反射光により感光体を露光走査し、制御処理及び
制御手段の構成を複雑化することなく階調性の高い2次
元画像形成することができる。
【図1】請求項1に記載した発明の実施形態に係る光走
査装置を構成する柱状鏡体の外観図及び断面図である。
査装置を構成する柱状鏡体の外観図及び断面図である。
【図2】同光走査装置を構成する柱状鏡体における光の
反射状態を示す図である。
反射状態を示す図である。
【図3】同柱状鏡体に対する光の入射状態を示す図であ
る。
る。
【図4】請求項1に記載した発明の別の実施形態である
柱状鏡体の外観図、断面図及び光の反射状態を示す側面
図である。
柱状鏡体の外観図、断面図及び光の反射状態を示す側面
図である。
【図5】請求項1に記載した発明のさらに別の実施形態
である光走査装置を構成する柱状鏡体の側面図、光の反
射状態を示す図、及び、使用状態を示す図である。
である光走査装置を構成する柱状鏡体の側面図、光の反
射状態を示す図、及び、使用状態を示す図である。
【図6】同柱状鏡体の使用状態の一例を示す図である。
【図7】請求項2に記載した発明の実施形態である光走
査装置を用いた画像読取装置の要部の構成を示す図であ
る。
査装置を用いた画像読取装置の要部の構成を示す図であ
る。
【図8】請求項2に記載した発明の第2の実施形態であ
る光走査装置を使用したカラー画像読取装置の構成を示
す図である。
る光走査装置を使用したカラー画像読取装置の構成を示
す図である。
【図9】請求項2に記載した発明の第3の実施形態であ
る光走査装置を使用したカラー画像読取装置の構成を示
す図である。
る光走査装置を使用したカラー画像読取装置の構成を示
す図である。
【図10】請求項2に記載した発明の第4の実施形態で
ある光走査装置を使用した画像読取装置の構成を示す図
である。
ある光走査装置を使用した画像読取装置の構成を示す図
である。
【図11】図9に示した光走査装置の別の実施形態を示
す図である。
す図である。
【図12】図10に示した光走査装置の別の実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図13】請求項3に記載した発明の第1の実施形態で
ある光走査装置を用いたカラー画像形成装置の構成を示
す図である。
ある光走査装置を用いたカラー画像形成装置の構成を示
す図である。
【図14】請求項3に記載した発明の第2の実施形態で
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
【図15】請求項3に記載した発明の第3の実施形態で
ある光走査装置を用いたカラー画像形成装置の構成を示
す図である。
ある光走査装置を用いたカラー画像形成装置の構成を示
す図である。
【図16】請求項3に記載した発明の第4の実施形態で
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
【図17】同光走査装置を用いた画像形成装置における
画像の階調状態を示す図である。
画像の階調状態を示す図である。
【図18】同光走査装置を用いた画像形成装置の別の実
施形態を示す図である。
施形態を示す図である。
【図19】同光走査装置を用いた画像形成装置のさらに
別の実施形態を示す図である。
別の実施形態を示す図である。
【図20】請求項3に記載した発明の第5の実施形態で
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
ある光走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図で
ある。
【図21】請求項4に記載した発明の実施形態である光
走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。
走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。
【図22】請求項5に記載した発明の実施形態である光
走査装置を用いた別の画像形成装置の構成を示す図であ
る。
走査装置を用いた別の画像形成装置の構成を示す図であ
る。
【図23】同光走査装置を用いた画像形成装置の別の実
施形態を示す図である。
施形態を示す図である。
1〜3−柱状鏡体 11−画像読取装置 12−原稿第 13−原稿 14−受光センサ 15−光源 17−凹面鏡 18−柱状鏡体 50−柱状鏡体 51−画像形成装置 52−露光光源 53a〜53d−感光体
Claims (5)
- 【請求項1】光源と露光対象物との間の光路中に、外側
面が鏡面であり、半径が断続的又は連続的に変化する柱
状鏡体を回転自在に配置し、光源から照射された光を柱
状鏡体の外側面において反射させた後に露光対象物に配
光することを特徴とする光走査装置。 - 【請求項2】前記柱状鏡体を、原稿と受光素子との間の
光路中に回転自在に配置し、画像読取装置の一部を構成
する請求項1に記載の光走査装置。 - 【請求項3】前記柱状鏡体を、書込光源と感光体との間
の光路中に回転自在に配置し、画像形成装置の一部を構
成する請求項1に記載の光走査装置。 - 【請求項4】書込光源と感光体との間の光路中に、鏡面
である外側面の反射率が円周方向に断続的又は連続的に
変化する柱状鏡体を回転自在に配置し、書込光が柱状鏡
体の外側面の所定の部分に対向するタイミングで書込光
源を駆動することを特徴とする画像形成装置の光走査装
置。 - 【請求項5】前記柱状鏡体と感光体との間の光路中に、
外側面が鏡面であり、半径が連続的に変化する第2の柱
状鏡体を回転自在に配置し、書込光源から照射された光
を2つの柱状鏡体の外側面において反射させた後に感光
体に配光する請求項4に記載の光走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057638A JPH09252388A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057638A JPH09252388A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252388A true JPH09252388A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13061441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8057638A Pending JPH09252388A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09252388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002094864A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-29 | Nec Kyushu Ltd | リニアccdカメラ |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8057638A patent/JPH09252388A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002094864A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-29 | Nec Kyushu Ltd | リニアccdカメラ |
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