JPH08160694A - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

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JPH08160694A
JPH08160694A JP6323666A JP32366694A JPH08160694A JP H08160694 A JPH08160694 A JP H08160694A JP 6323666 A JP6323666 A JP 6323666A JP 32366694 A JP32366694 A JP 32366694A JP H08160694 A JPH08160694 A JP H08160694A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 イエロー、マゼンタ、シアン用の画像信号を
時間差をもって出力する制御部41、これら画像信号を
光信号に変換するレーザダイオード42、三つの異なる
傾斜角のイエロー、マゼンタ、シアン用の反射面を有
し、レーザダイオードからの各光信号を角度の異なる三
方向に反射させるポリゴンミラー43、このポリゴンミ
ラーからの各光信号を収束させる第一〜第三f−θレン
ズ45a,45b、44a,44b、46a,46b、
これらf−θレンズからの各光信号を反射させる第一〜
第三反射ミラー47,48,49からなるLDユニット
40と、第一〜第三反射ミラーからの各光信号に露光さ
れるイエロー、マゼンタ、シアン用の第一〜第三感光体
ドラム10,20,30とを備えた構成としてある。 【効果】 一台のLDユニットで複数の感光体ドラムを
同時に露光することができ、装置の小型化と記録の高速
化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LD(レーザダイオー
ド)ユニットにより複数の感光体ドラムを露光してカラ
ー画像を得る、複写機又はプリンタ等に利用されるカラ
ー電子写真装置に関し、特に、装置の小型化及び記録速
度の高速化を図ることができるカラー電子写真装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】単色のトナーで記録を行なう電子写真装
置は、図5に示すように、A方向に回転する感光体ドラ
ム101の表面を前帯電器102で帯電させ、次いで、
LDユニット103からの光信号で、感光体ドラム10
1の表面を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を
現像器104で現像してトナー像を形成し、その後、搬
送ローラ107によって感光体ドラム101と接しなが
ら搬送される記録媒体120に、転写器105によって
前記トナー像を転写し、定着装置106によって記録媒
体120を加熱かつ加圧し、前記トナー像を記録媒体1
20に定着させる構成となっている。なお、108は転
写後に感光体ドラム101の表面に残留したトナーを除
去するクリーナである。
【0003】また、図6は前記LDユニット103の構
成を示す斜視図であり、LDユニット103は、図示し
ない制御部からの画像信号を入力し、この画像信号を光
信号に変換して出射するレーザダイオード103aと、
このレーザダイオード103aからの光信号を回転しな
がら反射し、一方向(矢印H方向)に走査させるポリゴ
ンミラー103bと、このポリゴンミラー103bに反
射された前記光信号の光路上に配置され、前記光信号の
縦方向と横方向に収束させる一組のf−θレンズ103
cと、このf−θレンズ103cを透過した前記光信号
を、感光体ドラム101の表面に反射させる反射ミラー
103dとによって構成してある。
【0004】このような単色のトナーで記録を行なう電
子写真装置に対して、カラー電子写真装置は、イエロ
ー、マゼンタ及びシアンの三色(又はイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの四色)のトナーごとに、上述
した帯電→露光→現像→転写のサイクルを繰り返し行な
い、これら三色のトナー像を記録媒体上で合成してカラ
ー画像を得る構成となっている。
【0005】以下、このような従来のカラー電子写真装
置について、図面を参照して説明する。まず、第一従来
例に係るカラー電子写真装置について説明する。図7は
第一従来例に係るカラー電子写真装置を示す説明図であ
る。
【0006】同図において、第一従来例のカラー電子写
真装置は、イエロー、マゼンタ、シアンの三色のトナー
を備えた現像器200によって、単一の感光体ドラム1
01にこれら三色のトナーを順に供給するとともに、記
録媒体120を感光体ドラム101に三回通し、各色ご
とに帯電→露光→現像→転写を行なって、これら三色の
トナー像を記録媒体120上で合成する構成となってい
た。
【0007】次に、第二従来例に係るカラー電子写真装
置について説明する。図8は第二従来例に係るカラー電
子写真装置を示す説明図である。
【0008】同図において、第二従来例のカラー電子写
真装置は、図5に示す単色の電子写真装置を三台並列に
並べ、これら電子写真装置の三つの感光体ドラム101
にそれぞれイエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像を
形成し、これら三色のトナー像を記録媒体120に順に
転写して合成し、カラー画像を得る構成となっていた。
【0009】なお、上述した従来のカラー電子写真装置
に類似する技術としては、特開昭58−108558
号、特開昭58−122570号、特開昭62−242
970号及び特開平3−183551号のカラー電子写
真装置がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した第
一従来例に係るカラー写真電子プリンタでは、一つの感
光体ドラム101を繰り返し使用して、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンのトナー像を記録媒体120上で合成す
る構成となっていたため、三色のトナーそれぞれの現像
を同時に行なうことができず、記録速度が遅いという問
題があった。
【0011】また、上述した第二従来例に係るカラー写
真電子プリンタでは、イエロー、マゼンタ及びシアンそ
れぞれの現像を同時に行なえるので記録速度は速いが、
三つの感光体ドラム101にぞれぞれ対応する三つのL
Dユニットが必要となり、装置が大型化するとともに高
価になってしまう問題があった。
【0012】なお、これら問題点は、上記特開昭58−
108558号、特開昭58−122570号、特開昭
62−242970号及び特開平3−183551号の
カラー電子写真装置によっても解決されるものではな
い。
【0013】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、装置の小型化、記録の高速化及びローコ
スト化を図ることができるカラー電子写真装置の提供を
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカラー電子写真装置は、イエロー、
マゼンタ及びシアンの三色のトナーでカラーで記録を行
なうカラー電子写真装置において、イエロー用、マゼン
タ用及びシアン用の画像信号を時間差をもって出力する
制御部、これら画像信号を入力してそれぞれイエロー
用、マゼンタ用及びシアン用の光信号に変換するレーザ
ダイオード、これら光信号にそれぞれ対応する、三つの
異なる傾斜角のイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の
反射面を有し、前記レーザダイオードから出射される各
光信号を回転しながらこれら反射面で受光し、各光信号
をそれぞれ角度の異なる三方向に反射させるポリゴンミ
ラー、このポリゴンミラーに反射される各光信号の光路
上にそれぞれ配置され、これら光信号をそれぞれ入射し
て各光信号を収束させる、イエロー用、マゼンタ用及び
シアン用のf−θレンズ、これらf−θレンズと対応
し、各f−θレンズを透過した光信号をそれぞれ反射さ
せるイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の反射ミラー
からなるLDユニットと、このLDユニットの各反射ミ
ラーと対応し、これら反射ミラーから反射してきた各光
信号にそれぞれ露光されるイエロー用、マゼンタ用及び
シアン用の感光体ドラムとを備えた構成としてある。
【0015】請求項2記載のカラー電子写真装置は、前
記ポリゴンミラーの反射面を、三つの異なる傾斜角ごと
に3の倍数とした構成としてある。
【0016】請求項3記載のカラー電子写真装置は、イ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックの四色のトナー
で現像し、カラーで記録を行なうカラー電子写真装置に
おいて、イエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラッ
ク用の画像信号を時間差をもって出力する制御部、これ
ら画像信号を入力してそれぞれイエロー用、マゼンタ用
及びシアン用及びブラック用の光信号に変換するレーザ
ダイオード、これら光信号にそれぞれ対応する、四つの
異なる傾斜角のイエロー用、マゼンタ用、シアン用及び
ブラック用の反射面を有し、前記レーザダイオードから
出射される各光信号を回転しながらこれら反射面で受光
し、各光信号をそれぞれ角度の異なる四方向に反射させ
るポリゴンミラー、このポリゴンミラーに反射される各
光信号の光路上にそれぞれ配置され、これら光信号をそ
れぞれ入射して各光信号を収束させる、イエロー用、マ
ゼンタ用、シアン用及びブラック用のf−θレンズ、こ
れらf−θレンズと対応し、各f−θレンズを透過した
光信号をそれぞれ反射させるイエロー用、マゼンタ用、
シアン用及びブラック用の反射ミラーからなるLDユニ
ットと、このLDユニットの各反射ミラーと対応し、こ
れら反射ミラーから反射してきた各光信号にそれぞれ露
光されるイエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラッ
ク用の感光体ドラムとを備えた構成としてある。
【0017】請求項4記載のカラー電子写真装置は、前
記ポリゴンミラーの反射面を、四つの異なる傾斜角ごと
に4の倍数とした構成としてある。
【0018】
【作用】上記構成からなる本発明のカラー電子写真装置
によれば、例えば、イエロー、マゼンタ及びシアンの三
色のトナーを使用する場合、まず、制御部からレーザダ
イオードにイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の画像
信号が時間差をもって出力され、これを入力したレーザ
ダイオードが、これら画像信号をそれぞれイエロー用、
マゼンタ用及びシアン用の光信号に変換して出射する。
【0019】これら光信号は、回転するポリゴンミラー
のイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の反射面によっ
て、それぞれ角度の異なる三方向に反射される。このポ
リゴンミラーに反射された各光信号は、三つのイエロー
用、マゼンタ用及びシアン用のf−θレンズによって、
それぞれ縦方向と横方向に収束させられた後、これらf
−θレンズにそれぞれ対応するイエロー用、マゼンタ用
及びシアン用の反射ミラーに反射され、イエロー用、マ
ゼンタ用及びシアン用の感光体ドラムにそれぞれ入射さ
れる。
【0020】これによって、各感光体ドラムが露光さ
れ、各感光体ドラムの表面に、イエロー用、マゼンタ用
及びシアン用のトナー像がそれぞれ形成される。その
後、これらトナー像を前記三色のトナーでそれぞれ現像
し、これら三色のトナー像を順に記録媒体に転写して合
成することにより、カラー画像が得られる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のカラー電子写真装置の一実施
例について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施
例に係るカラー電子写真装置を示す説明図である。本実
施例は、イエロー、マゼンタ及びシアンの三色のトナー
によって、カラー画像を形成する構成としてある。
【0022】図1において、10,20,30はイエロ
ー、マゼンタ及びシアンの三色のトナーに対応する第
一,第二及び第三感光体ドラム(イエロー用、マゼンタ
用及びシアン用の感光体ドラム)であり、これら第一〜
第三感光体ドラム10,20,30の上方には、一台の
LDユニット40が設けてある。図2はこのLDユニッ
ト40の構成を示す斜視図であり、同図を参照しなが
ら、このLDユニット40について詳細に説明する。
【0023】図2において、41は制御部であり、上述
した三色のトナーに対応するイエロー用、マゼンタ用及
びシアン用の三つの画像信号を、1ラインごとに、時間
差をもって交互に出力する(図4(a)〜(c)参
照)。この1ラインの画像信号は、記録する画像1ライ
ンの画像情報に対応するHiとLowの二種類のパルス
の組み合わせによって形成されている。
【0024】また、これら画像信号の出力タイミング
は、記録媒体50の搬送路上に設けた紙端センサ51
a,51b,51c(図1参照)と、後述する光センサ
52a,52b,52c及びポリゴンミラー43の回転
状態にもとづいて決定される。
【0025】42はレーザダイオードであり、制御部4
1からのイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の画像信
号にもとづいて発振し、各画像信号をイエロー用、マゼ
ンタ用及びシアン用の光信号に変換して出射する。すな
わち、レーザダイオード42は、上述した1ライン分の
画像信号を形成する二種類のパルスにもとづいてON/
OFFする構成となっており、レーザ光を出射したとき
の出力信号と、レーザ光を出射しないときの無出力信号
の組み合わせからなる光信号を1ラインごとに出射す
る。
【0026】ポリゴンミラー43は、周囲三面をそれぞ
れ異なる三つの角度にカットしてあり、図示しない駆動
部により一定速度で回転駆動する構成としてある。ま
た、ポリゴンミラー43の周囲三面は、図3(a)〜
(d)に示すように、その回転軸と同方向の基準線に対
して、α°(本実施例では0°)傾斜したイエロー用の
反射面43aと、β°傾斜したマゼンタ用の反射面43
bと、γ°傾斜したシアン用の反射面43cとなってい
る。
【0027】このようなポリゴンミラー43は、図2に
示すように、レーザダイオード43から出射される各光
信号を、回転しながら各反射面43a〜43cでそれぞ
れ受光し、イエロー用の光信号を2α°(0°:イエロ
ー用光路)、マゼンタ用の光信号を2β°(マゼンタ用
光路)、シアン用の光信号を2γ°(シアン用光路)の
角度の異なる三方向に反射させる構成としてある。ま
た、回転するポリゴンミラー43は、反射させた各光信
号を、第一〜第三感光体ドラム10,20,30上を一
方向(H方向)に1ライン分走査させる。
【0028】なお、本実施例では、ポリゴンミラー43
の反射面を、三つの異なる傾斜角α°,β°,γ°の三
面43a〜43cとしたが、これは特に限定されるもの
ではなく、本実施例のように、三色のトナーを使用する
場合は、反射面の数を三つの異なる傾斜角α°,β°,
γ°ごとに六面,九面,十二面…というように、3の倍
数としてもよい。
【0029】図2において、44a,44b,45a,
45b,46a,46bは、三組のf−θレンズであ
り、第一f−θレンズ(イエロー用)44a,44bは
イエロー用の光路中に、第二f−θレンズ(マゼンタ
用)45a,45bはマゼンタ用の光路中に、第三f−
θレンズ(シアン用)46a,46bはシアン用の光路
中に配置してある。
【0030】これら第一〜第三f−θレンズ44a,4
4b〜46a,46bは、ポリゴンミラー43から反射
してきた各光信号をそれぞれ入射し、これら光信号を収
束させる。すなわち、第一〜第三f−θレンズ44a,
45a,46aは光信号を縦方向に収束させ、また、第
一〜第三f−θレンズ44b,45b,46bは光信号
を横方向に収束させる。
【0031】また、ポリゴンミラー43側に位置する第
一〜第三f−θレンズ44a,45a,46aの一端部
には、前記光信号が1ライン分走査したことを検知する
光センサ52a,52b,52cがそれぞれ設けてあ
る。
【0032】これら光センサ52a,52b,52c
は、前記光信号を形成するレーザ光を入射したとき、制
御部41に検知信号を出力する構成としてある。そし
て、制御部41は、各紙端センサ51a,51b,51
cが各感光体ドラムドラム10,20,30の下部に記
録媒体50が搬送されて来たことを検知した後に、光セ
ンサ52c,52a,52bからの検知信号を入力した
ときにイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の画像信号
を出力する。
【0033】なお、制御部41は、これら光センサ52
a〜52cからの検知信号にもとづいてイエロー用、マ
ゼンタ用及びシアン用の画像信号を出力する構成として
あるが、前記光センサ52a〜52cに、レーザダイオ
ード42からの光信号が入射されず、光センサ52a〜
52cから検知信号が出力されない場合がある。
【0034】すなわち、第一〜第三感光体ドラム10,
20,30のいずれかを露光しない場合(例えば、図4
におけるt1〜t2(イエローのみを露光して、シアン
及びマゼンタを露光しない場合)、t2〜t3(イエロ
ー及びマゼンタを露光して、シアンを露光しない場
合))など、または、レーザダイオード42からの光信
号にレーザ光を出力しない無出力信号が含まれている場
合は、ポリゴンミラー43に取り付けた回転センサの検
知信号にもとづいて、制御部41に適切な画像信号を出
力させる構成としてある。
【0035】図2において、47,48,49は第一,
第二及び第三反射ミラー(イエロー用、マゼンタ用及び
シアン用の反射ミラー)であり、これら第一〜第三反射
ミラー47〜49は、第一〜第三f−θレンズ44a,
44b〜46a,46bとそれぞれに対応して配置して
あり、これら第一〜第三f−θレンズ44a,44b〜
46a,46bを透過してきた各光信号を、第一〜第三
感光体ドラム10,20,30にそれぞれ反射させる。
【0036】また、本実施例では、これら第一〜第三感
光体ドラム10,20,30をV字状に配置した構成と
してあり、装置の小型化を図るとともに、これら第一〜
第三感光体ドラム10,20,30とLDユニット40
から出射される各光信号の干渉を防止している。
【0037】さらに、図1に示すように、第一〜第三感
光体ドラム10,20,30のそれぞれには、従来と同
様に、前帯電器11,21,31、現像器12,22,
32、転写器13,23,33及びクリーナ14,2
4,34が設けてある。
【0038】次に、上記構成からなる本実施例のカラー
電子写真装置の動作について、図1、図2及び図4を参
照しつつ説明する。ここで、図4は制御部41から出力
される画像信号を示すタイムチャートである。
【0039】図1において、記録媒体50が第一感光体
ドラム10側に搬送されてくると、紙端センサ51a
が、この記録媒体50の先端部を検知し、検知信号を出
力する。この検知信号は制御部41(図1には図示せ
ず)に入力され、制御部41が、イエロー用の画像信号
の出力を開始する(図4(a)t1)。
【0040】図2に示すように、制御部41から出力さ
れたイエロー用の画像信号は、レーザダイオード42に
入力され、レーザダイオード42が、この画像信号をイ
エロー用の光信号に変換し出射する。このイエロー用の
光信号は、回転するポリゴンミラー43のイエロー用の
反射面43aによって2α°(0°)の方向に反射させ
られ、第一f−θレンズ44a,44bによって収束さ
れる。
【0041】そして、第一f−θレンズ44a,44b
を透過した前記光信号は、第一反射ミラー47によって
第一感光体ドラム10へ反射させられ、ポリゴンミラー
43の回転によって第一感光体ドラム10上をH方向に
走査させられる。これによって、第一感光体ドラム10
の1ライン目が露光される。
【0042】その後、ポリゴンミラー43が一回転し
て、反射面43aとレーザダイオード42が再び対向す
ると、図示しない回転センサが、ポリゴンミラー43が
一回転したことを検知し、制御部41に検知信号を出力
する。そして、制御部41が、この検知信号にもとづい
て2ライン目のイエロー用の画像信号を出力する。
【0043】以下、このような動作が繰り返され、制御
部41からイエロー用の画像信号が出力され(t1〜t
2)、第一感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成さ
れる。そして、搬送されてくる記録媒体50にイエロー
のトナー像が転写される。
【0044】その後、図1に示すように、記録媒体50
が第二感光体ドラム20側に搬送され、紙端センサ51
bに検知されると、制御部41がマゼンタ用の画像信号
の出力を開始する(図4(b)t2)。
【0045】レーザダイオード42から出射されたマゼ
ンタ用の光信号は、ポリゴンミラー43の反射面43b
によって2β°の方向に反射させられ、第二f−θレン
ズ45a,45bを透過して、第二反射ミラー48に到
達する。第二反射ミラー48は、図1に示すように、前
記光信号を第二感光体ドラム20へ反射させる。これに
よって、第二感光体ドラム20の1ライン目が露光され
る。
【0046】その後、ポリゴンミラー43が回転して、
反射面43aとレーザダイオード42が対向すると、前
記回転センサが検知信号を出力し、この検知信号にもと
づいて制御部41がイエロー用の画像信号を出力する。
そして、レーザダイオード42からイエロー用の画像信
号が出力されると、光センサ52aが検知信号を出力
し、制御部41がマゼンタ用の画像信号を出力する。
【0047】以下、このような動作が繰り返され、制御
部41からイエロー用とマゼンタ用の画像信号が交互に
出力され(t2〜t3)、第一及び第二感光体ドラムに
10,20に静電潜像が形成される。そして、記録媒体
50に転写されたイエローのトナー像に、マゼンタのト
ナー像が合成される。
【0048】その後、図1に示すように、記録媒体50
が第三感光体ドラム30側に搬送され、紙端センサ51
cに検知されると、制御部41がシアン用の画像信号の
出力を開始する(図4(c)t3)。
【0049】レーザダイオード42から出射されたシア
ン用の光信号は、ポリゴンミラー43の反射面43cに
よって2γ°の方向に反射させられ、第三f−θレンズ
46a,46bを透過して、第三反射ミラー49に到達
する。第三反射ミラー49は、図1に示すように、前記
光信号を第三感光体ドラム30へ反射させる。これによ
って、第三感光体ドラム30の1ライン目が露光され
る。
【0050】その後、第一〜第三f−θレンズ44a,
44b〜46a,46bに設けた光センサ52a〜52
cの検知信号にもとづいて、制御部41からイエロー用
→マゼンタ用→シアン用の順に画像信号が出力され(t
3〜t4)、第一〜第三感光体ドラムに10,20,3
0に静電潜像が形成される。そして、記録媒体50上で
合成されたイエローとマゼンタのトナー像に、シアンの
トナー像が合成され、カラー画像が形成される。
【0051】このような構成からなる本実施例のカラー
電子写真装置によれば、一台のLDユニット40によっ
て、イエロー用、マゼンタ用及びシアン用の三台の第一
〜第三感光体ドラム10,20,30を同時に露光する
ことができるので、装置の小型化と記録速度の高速化を
図ることができる。また、LDユニット40が一台で済
むので、装置のローコスト化を図ることもできる。
【0052】なお、本発明のカラー電子写真装置は、上
記実施例に限定されるものではない。上記実施例では、
イエロー、マゼンタ及びシアンの三色のトナーによって
記録を行なう場合について説明したが、これは特に限定
されるものではなく、本発明は、イエロー、マゼンタ、
シアン及びブラックの四色のトナーで記録を行なうカラ
ー電子写真装置にも実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のカラー
電子写真装置によれば、一台のLDユニットにより、複
数の感光体ドラムを同時に露光させることができるの
で、装置の小型化、記録の高速化及びローコスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラー電子写真装置を
示す説明図である。
【図2】上記カラー電子写真装置のLDユニットの構成
を示す斜視図である。
【図3】上記LDユニットのポリゴンミラーを示すもの
であり、同図(a)は平面図、同図(b)〜(d)は側
面図である。
【図4】同図(a)〜(c)は上記LDユニットの制御
部から出力される画像信号を示すタイムチャートであ
る。
【図5】一般的な単色トナーを用いる電子写真装置を示
す説明図である。
【図6】上記電子写真装置のLDユニットの構成を示す
斜視図である。
【図7】第一従来例に係るカラー電子写真ユニットを示
す説明図である。
【図8】第二従来例に係るカラー電子写真ユニットを示
す説明図である。
【符号の説明】
10,20,30 第一〜第三感光体ドラム 40 LDユニット 41 制御部 42 レーザダイオード 43 ポリゴンミラー 44a,44b〜46a,46b 第一〜第三f−θレ
ンズ 47〜49 第一〜第三反射ミラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロー、マゼンタ及びシアンの三色の
    トナーで現像し、カラーで記録を行なうカラー電子写真
    装置において、 イエロー用、マゼンタ用及びシアン用の画像信号を時間
    差をもって出力する制御部、これら画像信号を入力して
    それぞれイエロー用、マゼンタ用及びシアン用の光信号
    に変換するレーザダイオード、これら光信号にそれぞれ
    対応する、三つの異なる傾斜角のイエロー用、マゼンタ
    用及びシアン用の反射面を有し、前記レーザダイオード
    から出射される各光信号を回転しながらこれら反射面で
    受光し、各光信号をそれぞれ角度の異なる三方向に反射
    させるポリゴンミラー、このポリゴンミラーに反射され
    る各光信号の光路上にそれぞれ配置され、これら光信号
    をそれぞれ入射して各光信号を収束させるイエロー用、
    マゼンタ用及びシアン用のf−θレンズ、これらf−θ
    レンズと対応し、各f−θレンズを透過した光信号をそ
    れぞれ反射させるイエロー用、マゼンタ用及びシアン用
    の反射ミラーからなるLDユニットと、 このLDユニットの各反射ミラーと対応し、これら反射
    ミラーから反射してきた各光信号にそれぞれ露光される
    イエロー用、マゼンタ用及びシアン用の感光体ドラムと
    を備えたことを特徴とするカラー電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記ポリゴンミラーの反射面の数を、三
    つの異なる傾斜角ごとに3の倍数とした請求項1記載の
    カラー電子写真装置。
  3. 【請求項3】 イエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
    クの四色のトナーで現像し、カラーで記録を行なうカラ
    ー電子写真装置において、 イエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラック用の画
    像信号を時間差をもって出力する制御部、これら画像信
    号を入力してそれぞれイエロー用、マゼンタ用及びシア
    ン用及びブラック用の光信号に変換するレーザダイオー
    ド、これら光信号にそれぞれ対応する、四つの異なる傾
    斜角のイエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラック
    用の反射面を有し、前記レーザダイオードから出射され
    る各光信号を回転しながらこれら反射面で受光し、各光
    信号をそれぞれ角度の異なる四方向に反射させるポリゴ
    ンミラー、このポリゴンミラーに反射される各光信号の
    光路上にそれぞれ配置され、これら光信号をそれぞれ入
    射して各光信号を収束させるイエロー用、マゼンタ用、
    シアン用及びブラック用のf−θレンズ、これらf−θ
    レンズと対応し、各f−θレンズを透過した光信号をそ
    れぞれ反射させるイエロー用、マゼンタ用、シアン用及
    びブラック用の反射ミラーからなるLDユニットと、 このLDユニットの各反射ミラーと対応し、これら反射
    ミラーから反射してきた各光信号にそれぞれ露光される
    イエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラック用の感
    光体ドラムとを備えたことを特徴とするカラー電子写真
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ポリゴンミラーの反射面の数を、四
    つの異なる傾斜角ごとに4の倍数とした請求項3記載の
    カラー電子写真装置。
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