JP2000238321A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000238321A
JP2000238321A JP11039718A JP3971899A JP2000238321A JP 2000238321 A JP2000238321 A JP 2000238321A JP 11039718 A JP11039718 A JP 11039718A JP 3971899 A JP3971899 A JP 3971899A JP 2000238321 A JP2000238321 A JP 2000238321A
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light
forming apparatus
mirror
color image
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JP11039718A
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Tetsuya Kimura
哲也 木村
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高画質、低コストのカラー画像形成装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 4つの感光体ドラム3a,3b,3c,
3dと、これら各感光体ドラム表面に潜像を形成するた
めの、一時には各感光体ドラムのうちのいずれか1つの
感光体ドラムに向けて光を出射する半導体レーザアレイ
2と、半導体レーザアレイ2から出射されたレーザビー
ムの光路を各感光体ドラムそれぞれに向かういずれかの
光路に切り換える回転ミラー5と、現像器11a,11
b,11c,11d、および定着器15とを備えたカラ
ー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー複写機やカラープリンタなどに用いられるカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のカラー画像形成装
置として、1組の走査光学系と電子写真ユニットを用
い、その電子写真ユニットに備えられたロータリ現像装
置を構成する、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)およびブラック(BK)のトナーがそれぞれ収
納された4つの現像器ユニットを順次切り換えながら画
像形成プロセスを4回繰り返すことにより感光体ドラム
上にカラー画像を形成し、それを被転写体に転写する方
式(以下4サイクル方式という)のカラー画像形成装置
と、タンデムに配列された、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)およびブラック(BK)用の4組
の走査光学系と電子写真ユニットを用い、1回の画像形
成プロセスで各感光体ドラム上にそれぞれの色のトナー
像を形成し、それらのトナー像を被転写体に転写してカ
ラー画像を得る方式(以下タンデム方式という)のカラ
ー画像形成装置が知られている。
【0003】図6は、従来の4サイクル方式のカラー画
像形成装置の概略構成図である。
【0004】図6に示すように、このカラー画像形成装
置20では、コロトロン等の帯電器21によって一様に
帯電された感光体ドラム22表面に、走査光学系23に
より潜像が形成される。感光体ドラム22表面に形成さ
れた潜像は、感光体ドラム22の矢印A方向への回転に
伴われてロータリ現像装置24に対向する現像位置に搬
送されロータリ現像装置24により現像される。ロータ
リ現像装置24は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)およびブラック(BK)のトナー
が収納された4つの現像器ユニット24a、24b、2
4c、24dを備えており、回転軸25を中心にして図
示しない駆動機構により回動することにより上記4色の
うちの指定された色のトナーで感光体ドラム22上の潜
像を現像することができるように構成されている。
【0005】感光体ドラム22上に第1色目のイエロー
の潜像が形成されそれが現像されて感光体ドラム22上
にイエローのトナー像が形成された後、そのトナー像
は、感光体ドラム22に隣接して配置された、矢印B方
向に回転する転写ドラム26表面に巻き付けられた用紙
Pに転写される。続いて第2色以降の潜像形成、現像、
および転写が順次行われ、4色のトナー像すべてが転写
された用紙Pは定着器28により定着が行われて画像形
成装置外へと搬出される。感光体ドラム22上の未転写
トナーはクリーナ29によって掻き落とされ一連の画像
形成プロセスが終了する。
【0006】図7は、従来のタンデム方式のカラー画像
形成装置の概略構成図である。
【0007】図7に示すように、このカラー画像形成装
置30は、タンデムに配列された、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(BK)用
の4組の走査光学系33a,33b,33c,33d、
感光体ドラム32a,32b,32c,32d、コロト
ロン型の帯電器31a,31b,31c,31d、現像
器34a,34b,34c,34d、クリーナ38a,
38b,38c,38dを備えている。先ずイエロー用
の感光体ドラム32aが帯電器31aにより一様に帯電
された後、走査光学系33aによりイエローの潜像が形
成される。この潜像は現像器34aにより現像されてイ
エローのトナー像が形成され、搬送ベルト35に担持さ
れて矢印A方向に搬送される用紙P上に転写される。用
紙P上に転写されたイエローのトナー像の上には、次の
感光体ドラム32b上に形成されたマゼンタのトナー像
が重ね合わせるように転写され、さらに、その上に、シ
アン、およびブラックのトナー像が重ね合わせるように
転写される。こうして4色のトナー像が重ね合わされて
形成されたカラートナー像は定着器37によって定着さ
れてカラー画像が完成する。なお、各感光体ドラム32
a,32b,32c,32dは、それぞれクリーナ38
a,38b,38c,38dによってクリーニングされ
次の画像形成に備えられる。
【0008】タンデム方式の画像形成装置の走査光学系
に関しては、特開平9−200431号公報に開示され
ているように、2次元状に配列された複数の光源から出
射された光ビームを光学系を介して複数の感光体ドラム
に照射することにより潜像を形成する走査光学系が知ら
れている。この走査光学系を用いることにより、複数の
感光体ドラムを露光するための複数の光学部品を共通化
して、小型化かつ低コスト化を図ったタンデム型のカラ
ー画像形成装置が知られている。
【0009】図8は、従来のタンデム型のカラー画像形
成装置に用いられる走査光学系の概要図である。
【0010】図8に示すように、この走査光学系50
は、レーザビームを出射する半導体レーザアレイ4組か
らなる半導体レーザアレイパッケージ51と、この半導
体レーザアレイパッケージ51から出射された4本のレ
ーザビームを拡大して感光体ドラム52a,52b,5
2c,52d表面に結像させる結像レンズ系53と、レ
ーザビームの一部を透過するとともに一部を反射するビ
ームスプリッタ54と、ビームスプリッタ54で反射し
たレーザビームを集光するシリンドリカルミラー57
と、シリンドリカルミラー57によって集光されたレー
ザービームの光量を測定する光量センサ59と、ビーム
スプリッタ54を透過したレーザビームをそれぞれ対応
する感光体ドラム52a,52b,52c,52d表面
に導く反射ミラー55a,55b,55c,55dとか
ら構成されている。
【0011】図9は、図8の走査光学系に用いられる半
導体レーザアレイパッケージの平面図である。
【0012】この半導体レーザアレイパッケージ51
は、4つの半導体レーザアレイ51_1,51_2,5
1_3,51_4からなり、各半導体レーザアレイは、
それぞれX方向(主走査方向)にm個(例えば1200
個)、Y方向(副走査方向)にn個(例えば12個)の
二次元アレイ状に配列されたm×n個(例えば1440
0個)の半導体レーザ51aからなる。これらの各半導
体レーザアレイにより感光体ドラム52a,52b,5
2c,52dそれぞれの表面に各1ラインずつドットを
描くために、各半導体レーザアレイの各レーザビーム出
射点は、感光体ドラム52a,52b,52c,52d
上に描かれるドットが互いに重なり合わないように配置
されている。
【0013】このように構成された走査光学系を用い、
駆動回路(図示せず)からのY、M、C、BKの各画像
信号に基づくレーザ駆動信号により半導体レーザアレイ
51_1,51_2,51_3,51_4が駆動される
と、半導体レーザアレイパッケージ51(図8参照)か
ら出射されたレーザビームは、結像レンズ系53によっ
て拡大され、ビームスプリッタ54を透過した後、反射
ミラー55a,55b,55c,55dによってそれぞ
れ対応する感光体ドラム52a,52b,52c,52
d表面に結像されて2次元の画像を形成する。このと
き、光量センサ59により各半導体レーザアレイから出
射されたレーザビームの光量が測定され、各レーザビー
ムの光量が所定の値になるように各レーザビームの駆動
条件が設定され、感光体ドラム52a,52b,52
c,52d上に所望の潜像が形成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
4サイクル方式のカラー画像形成装置20(図6参照)
においては、走査光学系23への画像情報の転送、感光
体ドラム22への潜像形成、現像、および用紙Pへのト
ナー像転写は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)およびブラック(BK)の順序
(色の順序は必ずしもこの順序に限られるわけではな
い)で1色ずつシリアルに実施される。従って、白黒用
の画像形成装置と比べて、同じプロセス速度であっても
カラー画像形成装置のプリント速度は白黒用の画像形成
装置の約1/4に低下する。
【0015】また、ロータリ現像装置24を回動させる
ことによって色の切換えを行っているために、ロータリ
現像装置24を回動するための大出力のモータを必要と
するので、ロータリ現像装置24を高精度に保ち感光体
ドラム22との現像ギャップ等を保証するためにロータ
リ現像装置24の強度を十分高くする必要があり、装置
の大型化あるいはコストアップを招きやすいという問題
がある。また、ロータリ現像装置24を高精度に保つに
しても限界があり、その結果、プロセス条件の変動が避
けられず画質の劣化を招きやすいという問題がある。さ
らに、ロータリ現像装置24の回動に伴い騒音あるいは
振動が発生するため周囲に不快感を与えるなどの問題も
ある。
【0016】一方、上記のタンデム方式のカラー画像形
成装置30(図7参照)においては、白黒用の画像形成
装置と比べて、同じプロセス速度であればプリント速度
も同じになるため、高速のカラー画像形成装置を実現す
ることができ、また、ロータリ式の現像装置を用いてい
ないので4サイクル方式のようなロータリ機構の回動に
伴う問題は発生しない。しかし、4組の走査光学系およ
び電子写真ユニットが必要であるため、装置の大型化お
よびコストアップを招きやすいという問題がある。
【0017】また、4組の走査光学系による画像の相対
位置の誤差が各色の結像位置ずれとなり色ずれが生じる
ために複雑な色ずれ補正機構が必要となり、コストアッ
プとなるという問題がある。また、補正機構によって色
ずれを補正するにしても限界があり、その結果画質の劣
化を伴いやすいという問題がある。
【0018】また、上記の2次元状に配列された複数の
光源を備えた走査光学系50(図8参照)をタンデム方
式のカラー画像形成装置に用いた場合は、結像レンズ系
53、光量センサ59、シリンドリカルミラー57、ビ
ームスプリッタ54、半導体レーザアレイパッケージ5
1、反射ミラー55a,55b,55c,55dなどを
備える必要がありコストアップを招きやすいという問題
がある。これらのうち結像レンズ系、光量センサ、シリ
ンドリカルミラー、ビームスプリッタなどについては4
色分を共用化することは可能であるが、タンデム方式の
構成とすることにより装置全体のサイズが大きくなりコ
ストアップするという問題がある。
【0019】また、光量センサ59のために必要なビー
ムスプリッタ54によりレーザビームの光量が減少する
ので、半導体レーザアレイの光量を大きくする必要があ
り、半導体レーザアレイの寿命の減少、消費電力の増
加、コストアップなどの問題もある。また、4つの半導
体レーザアレイの相対位置の誤差が各色の結像位置ずれ
となり、色ずれが生じやすいので色ずれ補正のための複
雑な機構が必要となる。
【0020】本発明は、上記の事情に鑑み、小型で高画
質、低コストのカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のカラー画像形成装置は、所定の方向に並ぶ複数の
感光体ドラム、これら複数の感光体ドラムにそれぞれ異
なる色の画像情報に対応する光ビームを照射してそれぞ
れの感光体ドラム表面に潜像を形成する潜像形成手段、
および潜像形成手段により上記複数の感光体ドラム上に
形成された潜像をそれぞれ上記画像情報に対応する色の
トナーで現像する現像手段を備え、その現像手段により
形成されたトナー像を、最終的に所定の用紙上に転写し
て定着することにより、該用紙上にカラー画像を形成す
るカラー画像形成装置において、上記潜像形成手段が、
一時には上記複数の感光体ドラムのうちのいずれか1つ
の感光体ドラムに向けて光を出射する配列された複数の
発光素子からなる光源部と、その光源部から出射された
光の光路を上記複数の感光体ドラムそれぞれに向かうい
ずれかの光路に切り換える光路切換手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0023】図1は、本発明のカラー画像形成装置の第
1の実施形態を示す概略構成図である。
【0024】このカラー画像形成装置1は、矢印B方向
に並ぶ4つの感光体ドラム3a,3b,3c,3dと、
これら各感光体ドラムにそれぞれ異なる色の画像情報に
対応するレーザビームを照射してそれぞれの感光体ドラ
ム表面に潜像を形成する半導体レーザアレイ2、半導体
レーザアレイ2から出射されたレーザビームを拡大して
各感光体ドラム表面に結像させる結像レンズ系4、回転
ミラー5、および反射ミラー6a,6b,6c,6dか
らなる潜像形成手段と、各感光体ドラム上に形成された
潜像をそれぞれ対応する色のトナーで現像する現像器1
1a,11b,11c,11dとを備え、これらの現像
器により形成されたトナー像を、最終的に用紙P上に転
写して定着することにより、用紙P上にカラー画像を形
成するものである。
【0025】半導体レーザアレイ2は、本発明にいう光
源部に相当するものであり、一時には4つの感光体ドラ
ムのうちのいずれか1つの感光体ドラムに向けて光を出
射する配列された複数の発光素子からなる。本実施形態
では、発光素子として半導体レーザが用いられている。
この半導体レーザアレイ2は、図2に示すように、基線
Lに対し斜めに配列された複数の半導体レーザ2aから
なる半導体レーザ群2bが基線Lに沿って複数配列され
て構成されており、この基線Lは、各感光体ドラムの軸
に対して平行に設定されている。
【0026】図2は、本実施形態の光源部として用いら
れる半導体レーザアレイの平面図である。
【0027】図2に示すように、半導体レーザアレイ2
は、感光体ドラムの主走査方向Xおよび副走査方向Yに
広がる領域内に、主走査方向Xに平行な基線Lに対し、
m本(例えば1200本)の、基線Lに交わる斜線Dに
沿ってn個(例えば12個)の半導体レーザ2aからな
る半導体レーザ群2bが配列され、合計m×n個(14
400個)の2次元アレイとして構成されている。この
m×n個の半導体レーザ2aのレーザビーム出射点は、
各半導体レーザ2aの各感光体ドラムの主走査ライン上
で互いに重なり合わずに主走査ライン1本分のドットを
形成するように、斜線D上に配置されている。
【0028】潜像形成手段には、半導体レーザアレイ2
から出射された光の光路を4つの感光体ドラムそれぞれ
に向かういずれかの光路に切り換える光路切換手段が備
えられている。本実施形態では、この光路切換手段は、
半導体レーザアレイ2から出射されたレーザビームを反
射する回転ミラー5と、この回転ミラー5で反射したレ
ーザビームが4つの感光体ドラムのうちの所望の感光体
ドラムに向かうように回転ミラー5の角度を変更するミ
ラー角度変更手段とにより構成されている。
【0029】また、本実施形態の潜像形成手段には、半
導体レーザアレイ2から出射された光の光量を測定する
光量測定手段として光量センサ8が備えられ、さらにそ
の光量センサ8により測定された光量に基づいて半導体
レーザアレイ2の駆動条件を制御する光源部制御手段
(図示せず)が備えられている。
【0030】本実施形態では、上記ミラー角度変更手段
として、回転ミラー5が固定された、4つの感光体ドラ
ムそれぞれの軸に平行な回転軸5sと、回転軸5sを回
転させることにより回転ミラー5の角度を変更して各所
定のミラー回転位置に制御するミラー回転制御装置9が
備えられている。このミラー回転制御装置9を用いて、
回転ミラー5を回転させて、図1に示すミラー回転位置
5a,5b,5c,5dのうちのいずれか1つのミラー
回転位置に制御することにより、半導体レーザアレイ2
から出射されたレーザビームの光路を感光体ドラム3
a,3b,3c,3dそれぞれに向かう光路に切り換え
ることができる。なお、図1に示すミラー回転位置5e
は、半導体レーザアレイ2から出射されたレーザビーム
の光量測定を行う際にレーザビームの光路を光量センサ
8に向かう光路に切り換えた場合の回転ミラー位置であ
る。
【0031】図3は、本実施形態に用いられるミラー回
転制御装置の概略構成図である。
【0032】図3に示すように、本実施形態におけるミ
ラー回転制御装置9は、ミラー回転位置センサ9a、ミ
ラー回転制御回路9b、およびミラー回転装置9cによ
り構成されている。回転ミラー5は、各感光体ドラムそ
れぞれの軸と平行な回転軸5sに固定されており、その
回転軸5sには回転ミラー5のミラー回転位置を検知す
るためのミラー回転位置センサ9aが取り付けてある。
ミラー回転位置センサ9aからの検知信号はミラー回転
制御回路9bに送られ、ミラー回転制御回路9bはその
検知信号に基づきミラー回転装置9cの回転または停止
を制御する。このように構成したことにより、回転ミラ
ー5のミラー回転位置を高精度で制御することにより各
感光体ドラムに対して正確にレーザビームを照射するこ
とができる。
【0033】なお、ミラー回転位置センサ9aとして
は、例えば各感光体ドラムに対応する回転ミラーのミラ
ー回転位置に合わせた位置に穴を空けた円盤とフォトカ
プラとを組み合わせることにより高精度のセンサを容易
に作製することができる。
【0034】上記のほかに、このカラー画像形成装置1
には、感光体ドラム3a,3b,3c,3dをそれぞれ
帯電する帯電器10a,10b,10c,10d、用紙
Pを搬送する搬送ベルト13、用紙Pにトナー像を定着
する定着器15、感光体ドラム3a,3b,3c,3d
をクリーニングするクリーナ12a,12b,12c,
12d、半導体レーザアレイ2から出射されたレーザー
ビームの光量を測定する光量センサ8、半導体レーザア
レイ2からのレーザービームを光量センサ8に導くシリ
ンドリカルミラー7などが備えられている。
【0035】このように構成されたカラー画像形成装置
1によりY、M、C、BKの4色のカラー画像を形成す
る画像形成動作について次に説明する。
【0036】図4は、本実施形態のカラー画像形成装置
の画像形成動作を示すフローチャートである。
【0037】先ず、ミラー回転制御装置9により回転ミ
ラー5を図1に示すミラー回転位置5eに制御し(ステ
ップS1)た後、レーザ駆動回路(図示せず)により半
導体レーザ2aを1つずつ駆動し、各半導体レーザ2a
から出射したレーザビームを結像レンズ系4によって拡
大し、シリンドリカルミラー7によって光量センサ8に
導きレーザビームの光量を測定する。前述の光源部制御
手段は、光量センサ8により測定された各半導体レーザ
2aごとの光量測定値に基づき、各半導体レーザ2aか
ら出射されたレーザビームの光量が、画像データ、結像
レンズ系4の透過率、回転ミラー5の反射率、反射ミラ
ー6a,6b,6c,6dの反射率などを考慮した所定
の値になるように各半導体レーザ2aの駆動条件を調整
することにより各感光体ドラム上に望ましい画像が高精
度に形成されるように制御する。(ステップS2)。
【0038】次に、帯電器10aにより感光体ドラム3
aを一様に帯電した後、ミラー回転制御装置9により回
転ミラー5を図1に示すミラー回転位置5aに制御し
(ステップS3)、レーザ駆動回路(図示せず)により
Yの画像信号に応じて半導体レーザアレイ2を駆動し
て、半導体レーザアレイ2からレーザビームを出射す
る。出射されたレーザビームを結像レンズ系4によって
拡大し、レーザビームの光路を回転ミラー5および反射
ミラー6aにより感光体ドラム3a表面に向かう光路に
切り換えることにより感光体ドラム3a表面に1主走査
ライン分のYの潜像を形成する。感光体ドラム3aの矢
印A方向への回転によって感光体ドラム3a表面には2
次元状のYの潜像が形成される。
【0039】こうして形成されたYの潜像は現像器11
aによりYのトナーで現像することによりYのトナー像
を形成する。次に、そのYのトナー像を矢印B方向に移
動する搬送ベルト13に担持された用紙P上に転写する
(ステップS4)。
【0040】次に、帯電器10bにより感光体ドラム3
bを一様に帯電した後、ミラー回転制御装置9により回
転ミラー5を図1に示すミラー回転位置5bに制御し
(ステップS5)、Yの場合と同じように、Mの画像信
号に応じた潜像を感光体ドラム3a表面に形成し、Mの
トナーで現像した後、Yのトナー像が表面に形成された
用紙P上にトナー像どうしが重ね合わされるようにして
転写する(ステップS6)。
【0041】さらに、CおよびBKそれぞれについて回
転ミラー5の回転位置制御(ステップS7およびステッ
プS9)と、潜像形成、現像、および転写(ステップS
8およびステップS10)を繰り返すことにより用紙P
上にY、M、C、BKのトナー像が重ね合わされるよう
に転写され、定着器15によって定着されてカラー画像
が形成される。なお、本実施形態ではY、M、C、BK
の順序で画像形成が行われているが、画像形成の順序は
これに限られるものではない。
【0042】以上説明したように、本実施形態のカラー
画像形成装置では、画像情報の転送、感光体上でのトナ
ー像形成および用紙への転写は、Y、M、C、BKの4
色について所定の順序でシリアルに実施される。従っ
て、白黒用の画像形成装置と比べて、同じプロセス速度
であってもプリント速度は約1/4と低速になる。しか
し、本実施形態のカラー画像形成装置によれば、従来の
ポリゴンミラー方式の画像形成装置では困難であった、
A4サイズ用紙を1分間に40枚プリントする速度(4
0ppm:print per minute)で副走
査方向に4800dpi(dot per inch)
の解像度の画像を形成することが可能な高速高画質のカ
ラー画像形成装置を実現することができる。
【0043】ここで、本実施形態のカラー画像形成装置
におけるカラー画像形成時間について説明する。このカ
ラー画像形成装置1の画像形成時間は、副走査方向の解
像度と、半導体レーザアレイ2の発光時間間隔と、感光
体ドラムの回転速度とによって決定される。例えば、A
4サイズの用紙を1分間に40枚プリントする速度(4
0ppm)で副走査方向に4800dpiの解像度で画
像形成する場合について説明する。4800dpiの副
走査方向の画像スポット間隔は25.4mm(1イン
チ)÷4800dot=5.29μmである。40pp
mにおける感光体ドラム表面の副走査方向の移動速度
は、白黒など1色の画像形成装置の場合210mm(A
4横長)×40枚÷60sec+現像・搬送時間=約2
00mm/secであるので、その4倍、すなわち80
0mm/secである。従って1つの感光体ドラムに主
走査方向に1ライン分の画像スポットを形成する時間を
含めて、次のラインの画像を形成するまでの時間は5.
29×10-3÷800=6.61μsecである。この
とき、すべての半導体レーザ2aが同時に発光すれば、
半導体レーザアレイ2の最大発光時間は6.61μse
cであり、経験から感光体ドラムを露光することが十分
可能な光量を得ることができる。40ppmの1枚のプ
リント時間は40ppm÷60sec=1.5secで
あり、1つの感光体ドラムで1色の潜像を形成する時間
は210mm(A4横長)÷800mm/sec=26
2.5msecとなるので、回転ミラーの回転時間を8
0msec程度以下とすることにより次図に示す露光タ
イミングで40ppmの画像を形成することができる。
【0044】図5は、本実施形態のカラー画像形成装置
における露光タイミングチャートである。
【0045】図5に示すように、このカラー画像形成装
置では、Y,M,C,BKの各画像露光に要する時間は
それぞれ262.5msecであるから4色の潜像を形
成するための露光時間は262.5sec×4=105
0msecとなり、これに回転ミラーの回転時間80m
sec×5=400msecが加わっても合計1.5s
ec以内に1画像分の露光を終了することができる。
【0046】本実施形態のミラー回転装置9cとして
は、従来の4サイクル方式の画像形成装置に用いられる
ロータリ現像装置回動用の大出力のモータに比較して極
めて小出力の、例えば小型ステッピングモータなどを用
いることができるので、上記の回転ミラーの回転時間8
0msecは十分に余裕のある時間である。その上この
ような小型のモータを用いることができるため、このカ
ラー画像形成装置の消費電力は少なく、騒音や振動もほ
とんど発生しない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー画
像形成装置によれば、1つの光源部と光路切換手段とを
備えた構成としたことにより、複数の感光体ドラムに光
ビームを照射するための部品点数を削減することがで
き、小型で振動が少なく低コストのカラー画像形成装置
を実現することができるとともに、各感光体ドラム間で
の露光位置誤差による色ずれが生じにくく、複雑な色ず
れの補正機構が不要となるために、低コスト、高画質の
カラー画像形成装置を得ることができる。また、光源部
から出射された光を光量センサ用に割く必要がないため
に、光源の光量を小さくすることが可能となり光源の寿
命の増大、消費電力の低減、低コストを実現することが
できる。しかも光量測定の精度向上を図ることができる
ので高画質のカラー画像形成装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の第1の実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】本実施形態の光源部として用いられる半導体レ
ーザアレイの平面図である。
【図3】本実施形態に用いられるミラー回転制御装置の
概略構成図である。
【図4】本実施形態のカラー画像形成装置の画像形成動
作を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態のカラー画像形成装置における露光
タイミングチャートである。
【図6】従来の4サイクル方式のカラー画像形成装置の
概略構成図である。
【図7】従来のタンデム方式のカラー画像形成装置の概
略構成図である。
【図8】従来のタンデム型のカラー画像形成装置に用い
られる走査光学系の概要図である。
【図9】図8の走査光学系に用いられる半導体レーザア
レイパッケージの平面図である。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置 2 半導体レーザアレイ 2a 半導体レーザ 2b 半導体レーザ群 3a,3b,3c,3d 感光体ドラム 4 結像レンズ系 5 回転ミラー 5a,5b,5c,5d,5e ミラー回転位置 5s 回転軸 6a,6b,6c,6d 反射ミラー 7 シリンドリカルミラー 8 光量センサ 9 ミラー回転制御装置 9a ミラー回転位置センサ 9b ミラー回転制御回路 9c ミラー回転装置 10a,10b,10c,10d 帯電器 11a,11b,11c,11d 現像器 12a,12b,12c,12d クリーナ 13 搬送ベルト 15 定着器 20 カラー画像形成装置 21 帯電器 22 感光体ドラム 23 走査光学系 24 ロータリ現像装置 24a、24b、24c、24d 現像器ユニット 29 クリーナ 30 カラー画像形成装置 31a,31b,31c,31d 帯電器 32a,32b,32c,32d 感光体ドラム 33a,33b,33c,33d 走査光学系 34a,34b,34c,34d 現像器 35 搬送ベルト 38a,38b,38c,38d クリーナ 50 走査光学系 51 半導体レーザアレイパッケージ 51_1,51_2,51_3,51_4 半導体レ
ーザアレイ 52a,52b,52c,52d 感光体ドラム 53 結像レンズ系 54 ビームスプリッタ 55a,55b,55c,55d 反射ミラー 57 シリンドリカルミラー 59 光量センサ P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/036 B41J 3/00 B 5C051 1/113 H04N 1/04 104Z 5C072 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB20 GA36 GA40 2C362 AA14 AA42 AA47 AA53 AA59 BA02 BA50 BA51 BA54 BA68 BA83 BB28 DA04 DA06 2H030 AA06 AB02 BB02 BB23 2H045 AA00 BA02 BA23 BA34 DA02 2H076 AB05 AB18 AB61 EA01 EA06 5C051 AA02 CA07 CA08 DA06 DB02 DB04 DB24 DC02 DC07 EA01 5C072 AA03 BA01 BA04 BA19 DA04 DA23 FA16 HA02 HA12 HB01 HB11 QA14 XA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に並ぶ複数の感光体ドラム、
    該複数の感光体ドラムにそれぞれ異なる色の画像情報に
    対応する光ビームを照射してそれぞれの感光体ドラム表
    面に潜像を形成する潜像形成手段、および該潜像形成手
    段により前記複数の感光体ドラム上に形成された潜像を
    それぞれ前記画像情報に対応する色のトナーで現像する
    現像手段を備え、該現像手段により形成されたトナー像
    を、最終的に所定の用紙上に転写して定着することによ
    り、該用紙上にカラー画像を形成するカラー画像形成装
    置において、 前記潜像形成手段が、一時には前記複数の感光体ドラム
    のうちのいずれか1つの感光体ドラムに向けて光を出射
    する配列された複数の発光素子からなる光源部と、該光
    源部から出射された光の光路を前記複数の感光体ドラム
    それぞれに向かういずれかの光路に切り換える光路切換
    手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記光路切換手段が、前記光源部から出
    射された光を反射するミラーと、該ミラーで反射した光
    が前記複数の感光体ドラムのうちの所望の感光体ドラム
    に向かうように該ミラーの角度を変更するミラー角度変
    更手段とを備えてなるものであることを特徴とする請求
    項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ミラー角度変更手段が、前記ミラー
    が固定された、前記複数の感光体ドラムそれぞれの軸に
    平行な回転軸を備え、該回転軸を回転させることにより
    該ミラーの角度を変更するものであることを特徴とする
    請求項2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記光源部が、前記複数の感光体ドラム
    それぞれの軸と平行な基線に対し斜めに配列された複数
    の発光素子からなる発光素子群が前記基線に沿って複数
    配列されてなるものであることを特徴とする請求項1記
    載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記潜像形成手段が、前記光源部から出
    射された光の光量を測定する光量測定手段と、該光量測
    定手段により測定された光量に基づいて前記光源部の駆
    動条件を制御する光源部制御手段とを備え、前記光路切
    換手段が、前記光源部から出射された光の光路を、前記
    複数の感光体ドラムそれぞれに向かういずれかの光路に
    切り換えるとともに、前記光量測定手段に向かう光路に
    も切り換えるものであることを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100619081B1 (ko) 2005-06-11 2006-09-01 삼성전자주식회사 진동형 멀티 빔편향기 및 이를 구비한 멀티 빔주사장치

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JP4619576B2 (ja) * 2001-06-25 2011-01-26 株式会社リコー 走査光学装置とそれを備えた画像形成装置
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