JPH09250745A - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JPH09250745A JPH09250745A JP6043996A JP6043996A JPH09250745A JP H09250745 A JPH09250745 A JP H09250745A JP 6043996 A JP6043996 A JP 6043996A JP 6043996 A JP6043996 A JP 6043996A JP H09250745 A JPH09250745 A JP H09250745A
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- JP
- Japan
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- temperature
- air
- passage
- predetermined
- abnormal
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】送風路の詰まり等による異常昇温を廉価な温度
センサで検出して、それに応じた作動停止等の処理を的
確に行うことができると共に、その異常昇温によって、
異常に高温の温風が吹き出されてしまうような事態を確
実に防止することができる温風暖房機を提供する。 【解決手段】ハウジング1内に形成された送風路2に室
内空気を吸気して、吸気した空気を送風路2の吹出口2
0から吹き出す対流ファン3と、送風路2に吸気された
室内空気を加熱する加熱装置4とを具備した温風暖房機
において、吹出口20から吹き出す温風の温度を検出す
べく温度センサ23を送風路2内にその内壁から離間さ
せて設け、この温度センサ23の検出温度が、送風路2
の詰まり等により所定温度以上に上昇したときにその異
常昇温を防止するための加熱装置4の作動停止等の所定
の異常処理を行うコントローラ27を備える。
センサで検出して、それに応じた作動停止等の処理を的
確に行うことができると共に、その異常昇温によって、
異常に高温の温風が吹き出されてしまうような事態を確
実に防止することができる温風暖房機を提供する。 【解決手段】ハウジング1内に形成された送風路2に室
内空気を吸気して、吸気した空気を送風路2の吹出口2
0から吹き出す対流ファン3と、送風路2に吸気された
室内空気を加熱する加熱装置4とを具備した温風暖房機
において、吹出口20から吹き出す温風の温度を検出す
べく温度センサ23を送風路2内にその内壁から離間さ
せて設け、この温度センサ23の検出温度が、送風路2
の詰まり等により所定温度以上に上昇したときにその異
常昇温を防止するための加熱装置4の作動停止等の所定
の異常処理を行うコントローラ27を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温風暖房機に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】温風暖房機は、一般に、そのハウジング
内に設けた送風路の吸気口から送風ファンにより該送風
路内に空気を吸気し、それを送風路の途中でバーナ等の
加熱器により加熱してなる温風を送風路の吹出口から吹
き出すようにしている。
内に設けた送風路の吸気口から送風ファンにより該送風
路内に空気を吸気し、それを送風路の途中でバーナ等の
加熱器により加熱してなる温風を送風路の吹出口から吹
き出すようにしている。
【0003】この種の温風暖房機では、送風路の吸気口
に装着されたエアフィルタの目詰まり等により送風路の
詰まりが生じると、送風ファンの風量が低下する。そし
て、この風量低下が比較的大きなものとなると、加熱器
の熱が温風暖房機内に蓄積して異常昇温を生じ、機器の
破損を生じる虞れがある。
に装着されたエアフィルタの目詰まり等により送風路の
詰まりが生じると、送風ファンの風量が低下する。そし
て、この風量低下が比較的大きなものとなると、加熱器
の熱が温風暖房機内に蓄積して異常昇温を生じ、機器の
破損を生じる虞れがある。
【0004】このため、従来、例えば特公平6−788
14号公報に開示されているように、加熱器を構成する
熱交換器の外壁(送風路の内壁)に温度センサを取着
し、その温度センサの検出温度が熱交換器等の耐熱温度
を越えないように定めた所定温度以上となると、警報を
発して、異常昇温の原因となるエアフィルタの目詰まり
の解消を使用者に促したり、加熱器の上限加熱量を強制
的に制限して、該加熱器が大きな加熱量で作動すること
がないようにしたり、あるいは、加熱器を含めて温風暖
房機の作動を強制的に停止し、これにより、機器の破損
を招くような異常昇温が生じるのを防止するようにした
ものが知られている。
14号公報に開示されているように、加熱器を構成する
熱交換器の外壁(送風路の内壁)に温度センサを取着
し、その温度センサの検出温度が熱交換器等の耐熱温度
を越えないように定めた所定温度以上となると、警報を
発して、異常昇温の原因となるエアフィルタの目詰まり
の解消を使用者に促したり、加熱器の上限加熱量を強制
的に制限して、該加熱器が大きな加熱量で作動すること
がないようにしたり、あるいは、加熱器を含めて温風暖
房機の作動を強制的に停止し、これにより、機器の破損
を招くような異常昇温が生じるのを防止するようにした
ものが知られている。
【0005】しかしながら、このようなものでは、次の
ような不都合を生じるものであった。
ような不都合を生じるものであった。
【0006】すなわち、同号公報のものにおいて、温度
センサにより検出する熱交換器の温度は、一般に、温風
暖房機の種々の作動環境の基で、その温度の変化範囲が
非常に広く、しかも、温風の空気温度等に較べてかなり
高温(例えば500°C)なものとなる。このため、こ
のような熱交換器の温度を検出するセンサは高価なもの
となりやすい。また、熱交換器の温度の変化範囲は広
く、しかもどの部位の温度が最も上昇するかは、暖房機
の設置環境やエアフィルタの目詰まりの分布等によって
異なってくる。そのため、温度センサにより検出される
熱交換器の所定の部位の温度が異常高温になっていなく
ても、熱交換器の他の部位の温度が高温になって、送風
路から吹き出される温風の温度が異常に高温なものとな
ってしまう虞れがあった。
センサにより検出する熱交換器の温度は、一般に、温風
暖房機の種々の作動環境の基で、その温度の変化範囲が
非常に広く、しかも、温風の空気温度等に較べてかなり
高温(例えば500°C)なものとなる。このため、こ
のような熱交換器の温度を検出するセンサは高価なもの
となりやすい。また、熱交換器の温度の変化範囲は広
く、しかもどの部位の温度が最も上昇するかは、暖房機
の設置環境やエアフィルタの目詰まりの分布等によって
異なってくる。そのため、温度センサにより検出される
熱交換器の所定の部位の温度が異常高温になっていなく
ても、熱交換器の他の部位の温度が高温になって、送風
路から吹き出される温風の温度が異常に高温なものとな
ってしまう虞れがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、送風路の詰まり等による異常昇温を廉価な温
度センサで検出して、それに応じた作動停止等の処理を
的確に行うことができると共に、その異常昇温によっ
て、異常に高温の温風が吹き出されてしまうような事態
を確実に防止することができる温風暖房機を提供するこ
とを目的とする。
を解消し、送風路の詰まり等による異常昇温を廉価な温
度センサで検出して、それに応じた作動停止等の処理を
的確に行うことができると共に、その異常昇温によっ
て、異常に高温の温風が吹き出されてしまうような事態
を確実に防止することができる温風暖房機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の温風暖房機はか
かる目的を達成するために、ハウジング内に設けられた
送風路と、該送風路の吸気口から空気を吸気し、吸気し
た空気を該送風路の吹出口から送風する送風手段と、前
記送風路内に吸気された室内空気を加熱する加熱手段
と、前記送風路内に設けられた温度センサと、該温度セ
ンサの検出温度があらかじめ定められた所定の温度以上
となったとき、異常昇温を防止するための所定の異常処
理を行う異常昇温防止手段とを備えた温風暖房機におい
て、前記温度センサを前記送風路の内壁から離間させて
該送風路内に配置し、前記所定の温度を前記送風路から
吹き出す温風の温度として設定したことを特徴とするも
のである。
かる目的を達成するために、ハウジング内に設けられた
送風路と、該送風路の吸気口から空気を吸気し、吸気し
た空気を該送風路の吹出口から送風する送風手段と、前
記送風路内に吸気された室内空気を加熱する加熱手段
と、前記送風路内に設けられた温度センサと、該温度セ
ンサの検出温度があらかじめ定められた所定の温度以上
となったとき、異常昇温を防止するための所定の異常処
理を行う異常昇温防止手段とを備えた温風暖房機におい
て、前記温度センサを前記送風路の内壁から離間させて
該送風路内に配置し、前記所定の温度を前記送風路から
吹き出す温風の温度として設定したことを特徴とするも
のである。
【0009】かかる本発明によれば、前記温度センサは
前記送風路の内壁から離間させて該送風路内に配置され
ているので、該温度センサが検出する温度は送風路内を
流れる空気(温風)の温度となる。この場合、一般に、
送風路内を流れる空気の温度は熱交換器等の温度に較べ
て低く、また、その温度変化の範囲が小さいので、該温
度センサとして廉価なものを使用することができる。そ
して、送風路の詰まり等により異常昇温を生じて、前記
送風路から吹き出す温風の温度として設定された前記所
定温度以上となると、前記異常昇温防止手段によって、
所定の異常処理が行われるので、該所定温度で確実に異
常昇温を防止するための異常処理が行われ、該所定温度
を越える温風が送風路から吹き出すような異常昇温状態
を防止することができる。
前記送風路の内壁から離間させて該送風路内に配置され
ているので、該温度センサが検出する温度は送風路内を
流れる空気(温風)の温度となる。この場合、一般に、
送風路内を流れる空気の温度は熱交換器等の温度に較べ
て低く、また、その温度変化の範囲が小さいので、該温
度センサとして廉価なものを使用することができる。そ
して、送風路の詰まり等により異常昇温を生じて、前記
送風路から吹き出す温風の温度として設定された前記所
定温度以上となると、前記異常昇温防止手段によって、
所定の異常処理が行われるので、該所定温度で確実に異
常昇温を防止するための異常処理が行われ、該所定温度
を越える温風が送風路から吹き出すような異常昇温状態
を防止することができる。
【0010】従って、本発明によれば、送風路の詰まり
等による異常昇温を廉価な温度センサで検出して、それ
に応じた異常処理を的確に行うことができると共に、そ
の異常昇温によって、異常に高温の温風が吹き出されて
しまうような事態を防止することができる。
等による異常昇温を廉価な温度センサで検出して、それ
に応じた異常処理を的確に行うことができると共に、そ
の異常昇温によって、異常に高温の温風が吹き出されて
しまうような事態を防止することができる。
【0011】かかる本発明において、前記異常昇温防止
手段は、前記所定の異常処理として、警報、前記加熱手
段の加熱量の制限、及び前記加熱手段の作動停止のうち
の少なくともいずれか一つの処理を行う。
手段は、前記所定の異常処理として、警報、前記加熱手
段の加熱量の制限、及び前記加熱手段の作動停止のうち
の少なくともいずれか一つの処理を行う。
【0012】この場合、前記警報を行うことで、温風暖
房機の運転停止や、前記異常昇温の原因となる送風路の
詰まりの解消を使用者に促して、該異常昇温を生じる状
態がその後も継続して放置されてしまうような事態を防
止することができ、また、前記加熱手段の加熱量の制限
を行うことで、前記異常昇温が急激に進行してしまうよ
うな事態を防止することができる。また、前記加熱手段
の作動停止を行うことで、その時点で温風のさらなる昇
温が停止し、前記所定温度以上の温風が吹き出すのを確
実に防止することができる。
房機の運転停止や、前記異常昇温の原因となる送風路の
詰まりの解消を使用者に促して、該異常昇温を生じる状
態がその後も継続して放置されてしまうような事態を防
止することができ、また、前記加熱手段の加熱量の制限
を行うことで、前記異常昇温が急激に進行してしまうよ
うな事態を防止することができる。また、前記加熱手段
の作動停止を行うことで、その時点で温風のさらなる昇
温が停止し、前記所定温度以上の温風が吹き出すのを確
実に防止することができる。
【0013】さらに、本発明においては、前記異常昇温
防止手段は、前記所定の異常処理として、少なくとも警
報または前記加熱手段の加熱量の制限と、前記加熱手段
の作動停止とを行うと共に、該警報または前記加熱手段
の加熱量の制限を行う前記所定の温度と、前記加熱手段
の作動停止を行う前記所定の温度とが各別の温度に設定
され、該警報または前記加熱手段の加熱量の制限を行う
前記所定の温度を、前記加熱手段の作動停止を行う前記
所定の温度よりも低く設定する。
防止手段は、前記所定の異常処理として、少なくとも警
報または前記加熱手段の加熱量の制限と、前記加熱手段
の作動停止とを行うと共に、該警報または前記加熱手段
の加熱量の制限を行う前記所定の温度と、前記加熱手段
の作動停止を行う前記所定の温度とが各別の温度に設定
され、該警報または前記加熱手段の加熱量の制限を行う
前記所定の温度を、前記加熱手段の作動停止を行う前記
所定の温度よりも低く設定する。
【0014】これによれば、前記警報または前記加熱手
段の加熱量の制限を行う前記所定の温度は、前記加熱手
段の作動停止を行う前記所定の温度よりも低く設定され
ているので、送風路の詰まり等による異常昇温が生じて
前記温度センサにより検出される空気の温度が低温側の
所定温度に達すると、その時点で前記警報あるいは加熱
手段の加熱量の制限によって、異常昇温状態での放置や
該異常昇温状態の急激な進行を早期に予防することがで
き、さらに、温度センサの検出温度が高温側の所定温度
に達すれば、その時点でただちに温風のさらなる昇温を
確実に防止することができる。
段の加熱量の制限を行う前記所定の温度は、前記加熱手
段の作動停止を行う前記所定の温度よりも低く設定され
ているので、送風路の詰まり等による異常昇温が生じて
前記温度センサにより検出される空気の温度が低温側の
所定温度に達すると、その時点で前記警報あるいは加熱
手段の加熱量の制限によって、異常昇温状態での放置や
該異常昇温状態の急激な進行を早期に予防することがで
き、さらに、温度センサの検出温度が高温側の所定温度
に達すれば、その時点でただちに温風のさらなる昇温を
確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4を参照して説明する。図1は本実施形態の温風暖房機
のシステム構成図、図2は図1の温風暖房機の要部のブ
ロック構成図、図3は図1の温風暖房機の作動を説明す
るための線図、図4は図1の温風暖房機の温度センサの
取付構造を示す斜視図である。
4を参照して説明する。図1は本実施形態の温風暖房機
のシステム構成図、図2は図1の温風暖房機の要部のブ
ロック構成図、図3は図1の温風暖房機の作動を説明す
るための線図、図4は図1の温風暖房機の温度センサの
取付構造を示す斜視図である。
【0016】図1を参照して、本実施形態の温風暖房機
は、例えばFF式ガス温風暖房機であり、その室内に配
置されるハウジング1内に、送風路2と、この送風路2
を介して室内空気を対流させる対流ファン3(送風手
段)と、送風路2を流れる室内空気を加熱する加熱装置
4(加熱手段)とを具備している。
は、例えばFF式ガス温風暖房機であり、その室内に配
置されるハウジング1内に、送風路2と、この送風路2
を介して室内空気を対流させる対流ファン3(送風手
段)と、送風路2を流れる室内空気を加熱する加熱装置
4(加熱手段)とを具備している。
【0017】加熱装置4は、バーナ5と、これを収容し
た燃焼室6と、この燃焼室6に連なる熱交換器7とを備
え、燃焼室6には、燃焼用空気の給気筒8が接続される
と共に、燃焼排ガスの排気筒9が熱交換器7を介して接
続されている。これらの給気筒8及び排気筒9は、ハウ
ジング1の外部に延設され、屋外に導出されている。ま
た、給気筒8には燃焼室6内のバーナ5に燃焼用空気を
供給するための燃焼ファン10が設けられ、該燃焼ファ
ン10は、給気筒8内に回転自在に設けられた回転羽1
1と、これを回転駆動する燃焼ファンモータ12とによ
り構成されている。尚、給気筒5と排気筒6とを同軸の
二重構造としてもよい。
た燃焼室6と、この燃焼室6に連なる熱交換器7とを備
え、燃焼室6には、燃焼用空気の給気筒8が接続される
と共に、燃焼排ガスの排気筒9が熱交換器7を介して接
続されている。これらの給気筒8及び排気筒9は、ハウ
ジング1の外部に延設され、屋外に導出されている。ま
た、給気筒8には燃焼室6内のバーナ5に燃焼用空気を
供給するための燃焼ファン10が設けられ、該燃焼ファ
ン10は、給気筒8内に回転自在に設けられた回転羽1
1と、これを回転駆動する燃焼ファンモータ12とによ
り構成されている。尚、給気筒5と排気筒6とを同軸の
二重構造としてもよい。
【0018】燃焼室6内のバーナ5は、ハウジング1の
外部から配管・導入されたガス供給管13に接続され、
該ガス供給管13から供給される燃料ガスを給気筒8か
ら燃焼室6内に導入される燃焼用空気と混合し、その混
合気を燃焼させるようにしている。そして、燃焼室6内
には、バーナ5の点火を行うための点火電極14と、バ
ーナ5の不着火や失火の有無を検知するためのフレーム
ロッド15とが配設されている。
外部から配管・導入されたガス供給管13に接続され、
該ガス供給管13から供給される燃料ガスを給気筒8か
ら燃焼室6内に導入される燃焼用空気と混合し、その混
合気を燃焼させるようにしている。そして、燃焼室6内
には、バーナ5の点火を行うための点火電極14と、バ
ーナ5の不着火や失火の有無を検知するためのフレーム
ロッド15とが配設されている。
【0019】尚、ガス供給管13には、二つ開閉電磁弁
16,17と、ガス比例弁18とが介装されている。
16,17と、ガス比例弁18とが介装されている。
【0020】送風路2は、ハウジング1の背面及び前面
にそれぞれ吸気口19及び吹出口20を有し、これらの
間で前記熱交換器7を介して形成されている。そして、
吸気口19には、エアフィルタ21が装着され、吹出口
20には、温風の吹出方向を調整するためのルーバ22
が組付けられている。また、送風路2内の吹出口20に
近接した箇所には、該吹出口20から吹き出す空気(温
風)の温度を検出するための温度センサ23が配置さ
れ、この温度センサ23は、熱交換器7の外壁やハウジ
ング1の内壁等により形成された送風路2の内壁から離
間して設けられている。この場合、温度センサ23は、
例えば図4に示すように、その接続コード23aがハウ
ジング1に送風路2内に向かって突設された断熱材から
なる取付部材50のクランプ部50aにクランプされ、
これにより、送風路2の内壁から離間・配置されてい
る。
にそれぞれ吸気口19及び吹出口20を有し、これらの
間で前記熱交換器7を介して形成されている。そして、
吸気口19には、エアフィルタ21が装着され、吹出口
20には、温風の吹出方向を調整するためのルーバ22
が組付けられている。また、送風路2内の吹出口20に
近接した箇所には、該吹出口20から吹き出す空気(温
風)の温度を検出するための温度センサ23が配置さ
れ、この温度センサ23は、熱交換器7の外壁やハウジ
ング1の内壁等により形成された送風路2の内壁から離
間して設けられている。この場合、温度センサ23は、
例えば図4に示すように、その接続コード23aがハウ
ジング1に送風路2内に向かって突設された断熱材から
なる取付部材50のクランプ部50aにクランプされ、
これにより、送風路2の内壁から離間・配置されてい
る。
【0021】対流ファン3は、送風路2の吸気口19に
臨んで送風路2内に設けられた回転羽24と、これを回
転駆動する対流ファンモータ25とにより構成されてい
る。この対流ファン3は、その回転羽24の回転により
室内空気を吸気口19を介して送風路2内に吸気し、そ
の吸気した空気を、送風路2内で前記熱交換器7を介し
て吹出口20に向かって流し、該吹出口20から室内に
送風する。
臨んで送風路2内に設けられた回転羽24と、これを回
転駆動する対流ファンモータ25とにより構成されてい
る。この対流ファン3は、その回転羽24の回転により
室内空気を吸気口19を介して送風路2内に吸気し、そ
の吸気した空気を、送風路2内で前記熱交換器7を介し
て吹出口20に向かって流し、該吹出口20から室内に
送風する。
【0022】尚、送風路2内の吸気口19に臨む箇所に
は、該送風路2に対流ファン3により吸気される室内空
気の温度を室温として検出する室温センサ26が設けら
れている。
は、該送風路2に対流ファン3により吸気される室内空
気の温度を室温として検出する室温センサ26が設けら
れている。
【0023】図1及び図2を参照して、本実施形態のガ
ス温風暖房機は、さらに、その暖房運転の制御を行うた
めのコントローラ27と、暖房運転の作動・停止を使用
者が指示するための運転スイッチ28や室温設定スイッ
チ29、エアフィルタ21の清掃を促す警報を行うため
のフィルタランプ30(警報手段)等を備えた操作器3
1とを備えている。
ス温風暖房機は、さらに、その暖房運転の制御を行うた
めのコントローラ27と、暖房運転の作動・停止を使用
者が指示するための運転スイッチ28や室温設定スイッ
チ29、エアフィルタ21の清掃を促す警報を行うため
のフィルタランプ30(警報手段)等を備えた操作器3
1とを備えている。
【0024】図2に示すように、コントローラ27は、
マイクロコンピュータ32(以下、マイコン32とい
う)と、前記点火電極14、電磁弁16,17、ガス比
例弁18、燃焼ファンモータ12、フィルタランプ30
及び対流ファンモータ25をそれぞれ駆動するための駆
動回路33〜38とを備えている。
マイクロコンピュータ32(以下、マイコン32とい
う)と、前記点火電極14、電磁弁16,17、ガス比
例弁18、燃焼ファンモータ12、フィルタランプ30
及び対流ファンモータ25をそれぞれ駆動するための駆
動回路33〜38とを備えている。
【0025】マイコン32は、その主要な機能的構成と
して、点火駆動回路33、電磁弁駆動回路34、比例弁
駆動回路35及び燃焼ファン駆動回路36を介してバー
ナ5の燃焼制御を行う燃焼制御部39と、対流ファン駆
動回路38を介して対流ファンモータ25の作動制御を
行う対流ファン制御部40と、温度センサ23の検出温
度に応じて所定の異常処理を行う異常昇温防止部41
(異常昇温防止手段)とを備えている。
して、点火駆動回路33、電磁弁駆動回路34、比例弁
駆動回路35及び燃焼ファン駆動回路36を介してバー
ナ5の燃焼制御を行う燃焼制御部39と、対流ファン駆
動回路38を介して対流ファンモータ25の作動制御を
行う対流ファン制御部40と、温度センサ23の検出温
度に応じて所定の異常処理を行う異常昇温防止部41
(異常昇温防止手段)とを備えている。
【0026】このマイコン32は、前記運転スイッチ2
8、室温設定スイッチ29、温度センサ23、フレーム
ロッド15、及び室温センサ26からそれぞれ使用者に
よる暖房運転の停止・指示を示す信号、目標室温を示す
信号、送風路2から吹き出す温風の検出温度を示す信
号、バーナ2の失火等の有無を示す信号、及び検出室温
を示す信号が与えられ、それらの信号に基づき、燃焼制
御部39、対流ファン制御部40及び異常昇温防止部4
1により、前記各駆動回路30〜34を介して温風暖房
機の運転制御を行う。この運転制御の詳細は後述する。
8、室温設定スイッチ29、温度センサ23、フレーム
ロッド15、及び室温センサ26からそれぞれ使用者に
よる暖房運転の停止・指示を示す信号、目標室温を示す
信号、送風路2から吹き出す温風の検出温度を示す信
号、バーナ2の失火等の有無を示す信号、及び検出室温
を示す信号が与えられ、それらの信号に基づき、燃焼制
御部39、対流ファン制御部40及び異常昇温防止部4
1により、前記各駆動回路30〜34を介して温風暖房
機の運転制御を行う。この運転制御の詳細は後述する。
【0027】次に本実施形態のガス温風暖房機の作動を
説明する。
説明する。
【0028】まず、基本的作動を説明すると、使用者に
よる運転スイッチ28をON操作によって、マイコン3
2に暖房運転の開始指示信号が与えられる。この信号を
受けたマイコン32は、まず、燃焼制御部39により、
燃焼ファン駆動回路36を介して燃焼ファンモータ12
を駆動して、燃焼ファン10の回転作動を行わしめ、給
気筒8から燃焼室6への外気の給気を開始する。
よる運転スイッチ28をON操作によって、マイコン3
2に暖房運転の開始指示信号が与えられる。この信号を
受けたマイコン32は、まず、燃焼制御部39により、
燃焼ファン駆動回路36を介して燃焼ファンモータ12
を駆動して、燃焼ファン10の回転作動を行わしめ、給
気筒8から燃焼室6への外気の給気を開始する。
【0029】このように燃焼ファン10を作動させた状
態で、マイコン32の燃焼制御部39は、ガス供給管1
3の電磁弁16,17を電磁弁駆動回路34を介して開
弁して、バーナ5への燃料ガスの供給を開始する一方、
点火駆動回路33を制御して点火電極14に一定時間、
火花放電を生ぜしめ、バーナ5の点火を行う。尚、この
点火に際しては、バーナ5の点火用としてあらかじめ定
められた所定量の燃料ガスとそれに適合した量の燃焼用
空気とが該バーナ5に供給されるように、ガス比例弁1
8の通電量と燃焼ファン10の回転数とが燃焼制御部3
9により制御される。また、マイコン32は、フレーム
ロッド15から得られる信号により、バーナ5が着火し
たか否かを監視し、その着火が検知されない場合には、
上記の点火作動を中止する。
態で、マイコン32の燃焼制御部39は、ガス供給管1
3の電磁弁16,17を電磁弁駆動回路34を介して開
弁して、バーナ5への燃料ガスの供給を開始する一方、
点火駆動回路33を制御して点火電極14に一定時間、
火花放電を生ぜしめ、バーナ5の点火を行う。尚、この
点火に際しては、バーナ5の点火用としてあらかじめ定
められた所定量の燃料ガスとそれに適合した量の燃焼用
空気とが該バーナ5に供給されるように、ガス比例弁1
8の通電量と燃焼ファン10の回転数とが燃焼制御部3
9により制御される。また、マイコン32は、フレーム
ロッド15から得られる信号により、バーナ5が着火し
たか否かを監視し、その着火が検知されない場合には、
上記の点火作動を中止する。
【0030】このようにして、バーナ5の点火が行われ
た後、マイコン32は、対流ファン制御部40によっ
て、対流ファン駆動回路38を介して対流ファンモータ
25を駆動して、対流ファン3の回転作動を開始する。
これにより、室内空気が送風路2にその吸気口21を介
して吸気され、この吸気された空気は送風路2を吹出口
20に向かって流れる過程で、バーナ5の燃焼熱により
加熱される熱交換器7を介して加熱され、それが吹出口
20から温風として吹き出される。
た後、マイコン32は、対流ファン制御部40によっ
て、対流ファン駆動回路38を介して対流ファンモータ
25を駆動して、対流ファン3の回転作動を開始する。
これにより、室内空気が送風路2にその吸気口21を介
して吸気され、この吸気された空気は送風路2を吹出口
20に向かって流れる過程で、バーナ5の燃焼熱により
加熱される熱交換器7を介して加熱され、それが吹出口
20から温風として吹き出される。
【0031】このようにバーナ5の燃焼及び対流ファン
3の作動が開始すると、マイコン32は、燃焼制御部3
9及び対流ファン制御部40により温調制御を行う。
3の作動が開始すると、マイコン32は、燃焼制御部3
9及び対流ファン制御部40により温調制御を行う。
【0032】この温調制御においては、室温設定スイッ
チ29により使用者が設定した目標室温と、室温センサ
26による検出室温とを一致させるように、燃焼制御部
39によりバーナ2の燃焼量を制御すると共に、対流フ
ァン制御部40により、対流ファン駆動回路40を介し
て対流ファン3の回転数を制御して、前記吹出口20か
らの温風の送風量を制御する。
チ29により使用者が設定した目標室温と、室温センサ
26による検出室温とを一致させるように、燃焼制御部
39によりバーナ2の燃焼量を制御すると共に、対流フ
ァン制御部40により、対流ファン駆動回路40を介し
て対流ファン3の回転数を制御して、前記吹出口20か
らの温風の送風量を制御する。
【0033】さらに詳細には、この温調制御において
は、室温センサ26の検出室温と室温設定スイッチ29
による目標室温との偏差等に応じて、それらを一致させ
るようにバーナ5の必要燃焼量や対流ファン3の目標回
転数がそれぞれ燃焼制御部39及び対流ファン制御部4
0によってあらかじめ定められたデータテーブル等に従
って決定される。そして、燃焼制御部39は、決定した
必要燃焼量でバーナ5を燃焼させるようにガス比例弁1
8への通電量と燃焼ファン10の回転数とをそれぞれ比
例弁駆動回路35及び燃焼ファン駆動回路36を介して
制御する。また、対流ファン制御部40は、決定した目
標回転数で対流ファン3を作動させるように該対流ファ
ン3の回転数を対流ファン駆動回路38を介して制御す
る。この場合、基本的には、室温センサ26の検出室温
が目標室温に近づくに従って、バーナ2の燃焼量を減少
させ、また、対流ファン4の回転数を低下させて温風の
送風量を減少させる。
は、室温センサ26の検出室温と室温設定スイッチ29
による目標室温との偏差等に応じて、それらを一致させ
るようにバーナ5の必要燃焼量や対流ファン3の目標回
転数がそれぞれ燃焼制御部39及び対流ファン制御部4
0によってあらかじめ定められたデータテーブル等に従
って決定される。そして、燃焼制御部39は、決定した
必要燃焼量でバーナ5を燃焼させるようにガス比例弁1
8への通電量と燃焼ファン10の回転数とをそれぞれ比
例弁駆動回路35及び燃焼ファン駆動回路36を介して
制御する。また、対流ファン制御部40は、決定した目
標回転数で対流ファン3を作動させるように該対流ファ
ン3の回転数を対流ファン駆動回路38を介して制御す
る。この場合、基本的には、室温センサ26の検出室温
が目標室温に近づくに従って、バーナ2の燃焼量を減少
させ、また、対流ファン4の回転数を低下させて温風の
送風量を減少させる。
【0034】以上の作動が本実施形態の温風暖房機の基
本的作動である。
本的作動である。
【0035】ところで、例えばエアフィルタ21に塵や
埃が付着して、その目詰まりが進行するに従って、前述
のような対流ファン3の回転による送風路2の風量が低
下していくため、送風路2の内部側で吹出口20から吹
き出す温風の温度(定常的な運転状態での温度)は、図
3の右半部に実線xで示すように、送風路2の詰まり度
合い(エアフィルタ21の目詰まり度合い)が大きくな
るほど、高くなる。尚、後述するように、吹き出す温風
の温度が所定温度T1 以上となるような詰まり度合(図
3において詰まり度合い≧S)では(本実施形態ではこ
の状態を異常昇温状態とする)、さほど詰まりを生じて
いない通常の場合(詰まり度合い<S)よりもバーナ5
の燃焼量が制限されるため、送風路2の詰まり度合いに
応じた温風の定常的な温度は、通常の場合よりも低くな
る。
埃が付着して、その目詰まりが進行するに従って、前述
のような対流ファン3の回転による送風路2の風量が低
下していくため、送風路2の内部側で吹出口20から吹
き出す温風の温度(定常的な運転状態での温度)は、図
3の右半部に実線xで示すように、送風路2の詰まり度
合い(エアフィルタ21の目詰まり度合い)が大きくな
るほど、高くなる。尚、後述するように、吹き出す温風
の温度が所定温度T1 以上となるような詰まり度合(図
3において詰まり度合い≧S)では(本実施形態ではこ
の状態を異常昇温状態とする)、さほど詰まりを生じて
いない通常の場合(詰まり度合い<S)よりもバーナ5
の燃焼量が制限されるため、送風路2の詰まり度合いに
応じた温風の定常的な温度は、通常の場合よりも低くな
る。
【0036】一方、前述のような運転時において、マイ
コン32の異常昇温防止部41は、温度センサ23によ
り送風路2内の吹出口20の箇所で検出される温風温度
をあらかじめ定められた三種類の所定温度T1 ,T2 ,
T3 (T1 <T2 <T3 、図3参照)と比較している。
ここで、該所定温度T1 ,T2 ,T3 は、送風路2の詰
まりに伴う温風の異常昇温を段階的に防止するために設
定された温度であり、最も高い所定温度T3 は、温風暖
房機の運転を停止することが好ましい程度に送風路2の
詰まりが生じている状態に対応するものであり、所定温
度T1 ,T2 は、所定温度T3 に対応する送風路2の詰
まり度合いの前段階で、その詰まりによる温風の異常昇
温を予防するためのものである。これらの所定温度
T1 ,T2 ,T3 は例えば80°C、100°C、12
0°Cに設定されている。
コン32の異常昇温防止部41は、温度センサ23によ
り送風路2内の吹出口20の箇所で検出される温風温度
をあらかじめ定められた三種類の所定温度T1 ,T2 ,
T3 (T1 <T2 <T3 、図3参照)と比較している。
ここで、該所定温度T1 ,T2 ,T3 は、送風路2の詰
まりに伴う温風の異常昇温を段階的に防止するために設
定された温度であり、最も高い所定温度T3 は、温風暖
房機の運転を停止することが好ましい程度に送風路2の
詰まりが生じている状態に対応するものであり、所定温
度T1 ,T2 は、所定温度T3 に対応する送風路2の詰
まり度合いの前段階で、その詰まりによる温風の異常昇
温を予防するためのものである。これらの所定温度
T1 ,T2 ,T3 は例えば80°C、100°C、12
0°Cに設定されている。
【0037】そして、マイコン32の異常昇温防止部4
1は、エアフィルタ21の目詰まり等による送風路2の
詰まりによって、温度センサ23による温風の検出温度
が最も低い所定温度T1 以上となる異常昇温を生じる
と、燃焼制御部39にバーナ2の燃焼量を通常の場合よ
りも制限すべき旨を指示すると共に、対流ファン25の
回転数を通常の場合よりも増加させるべき旨を対流ファ
ン制御部40に指示する。このとき、燃焼制御部39
は、前述のように決定される通常の場合の必要燃焼量よ
りも例えば10%減少させた燃焼量でバーナ5を燃焼さ
せるようにガス比例弁18や燃焼ファン10を制御す
る。また、対流ファン制御部40は、前述のように決定
される通常の場合の目標回転数よりも例えば10%上昇
させた回転数で対流ファン3を作動させるように制御す
る。
1は、エアフィルタ21の目詰まり等による送風路2の
詰まりによって、温度センサ23による温風の検出温度
が最も低い所定温度T1 以上となる異常昇温を生じる
と、燃焼制御部39にバーナ2の燃焼量を通常の場合よ
りも制限すべき旨を指示すると共に、対流ファン25の
回転数を通常の場合よりも増加させるべき旨を対流ファ
ン制御部40に指示する。このとき、燃焼制御部39
は、前述のように決定される通常の場合の必要燃焼量よ
りも例えば10%減少させた燃焼量でバーナ5を燃焼さ
せるようにガス比例弁18や燃焼ファン10を制御す
る。また、対流ファン制御部40は、前述のように決定
される通常の場合の目標回転数よりも例えば10%上昇
させた回転数で対流ファン3を作動させるように制御す
る。
【0038】これによりバーナ5の燃焼量が少なめに制
限されると共に、送風路2の詰まりによる風量低下を補
うように対流ファン3の回転数が増加される。
限されると共に、送風路2の詰まりによる風量低下を補
うように対流ファン3の回転数が増加される。
【0039】また、異常昇温防止部41は、送風路2の
さらなる詰まりによって、温度センサ23による温風の
検出温度が所定温度T2 以上となる異常昇温を生じる
と、ランプ駆動回路37を介してフィルタランプ30を
点灯あるいは点滅させて使用者に警報を行う。これによ
り、使用者に温風暖房機の運転を停止してエアフィルタ
21の清掃をすべき旨を促す。
さらなる詰まりによって、温度センサ23による温風の
検出温度が所定温度T2 以上となる異常昇温を生じる
と、ランプ駆動回路37を介してフィルタランプ30を
点灯あるいは点滅させて使用者に警報を行う。これによ
り、使用者に温風暖房機の運転を停止してエアフィルタ
21の清掃をすべき旨を促す。
【0040】さらに異常昇温防止部41は、送風路2の
さらなる詰まりによって、温風の検出温度が最も高い所
定温度T3 以上となる異常昇温を生じると、燃焼制御部
39と対流ファン制御部40とにそれぞれバーナ5の燃
焼運転の停止及び対流ファン40の運転停止を指示す
る。このとき、燃焼制御部39は、その停止指示によっ
て直ちに電磁弁16,17を閉弁せしめてバーナ5の燃
焼運転を停止し、また、対流ファン制御部40は、一定
時間、対流ファン3を継続的に作動させて送風路2のポ
ストパージを行った後、対流ファン3を停止する。
さらなる詰まりによって、温風の検出温度が最も高い所
定温度T3 以上となる異常昇温を生じると、燃焼制御部
39と対流ファン制御部40とにそれぞれバーナ5の燃
焼運転の停止及び対流ファン40の運転停止を指示す
る。このとき、燃焼制御部39は、その停止指示によっ
て直ちに電磁弁16,17を閉弁せしめてバーナ5の燃
焼運転を停止し、また、対流ファン制御部40は、一定
時間、対流ファン3を継続的に作動させて送風路2のポ
ストパージを行った後、対流ファン3を停止する。
【0041】このような異常昇温防止部41の処理によ
って、例えば図3に示すように、送風路2の詰まり度合
いがA(>S)である状態で、温風暖房機の運転を行う
と、同図の左半部に実線aで示すように温風温度の異常
昇温を生じ、このとき、温度センサ23による温風の検
出温度が所定温度T1 に達した時点から上記のようにバ
ーナ5の燃焼量が制限されると共に、対流ファン25の
回転数が上昇されて送風路2の風量が増加される。この
ため、温風の温度が所定温度T1 よりも低下して温風温
度の異常昇温が停止する。また、この場合、温風暖房機
の定常的な運転状態でも、温風温度は所定温度T1 より
も小さく維持され、適正に暖房運転を継続することがで
きる。
って、例えば図3に示すように、送風路2の詰まり度合
いがA(>S)である状態で、温風暖房機の運転を行う
と、同図の左半部に実線aで示すように温風温度の異常
昇温を生じ、このとき、温度センサ23による温風の検
出温度が所定温度T1 に達した時点から上記のようにバ
ーナ5の燃焼量が制限されると共に、対流ファン25の
回転数が上昇されて送風路2の風量が増加される。この
ため、温風の温度が所定温度T1 よりも低下して温風温
度の異常昇温が停止する。また、この場合、温風暖房機
の定常的な運転状態でも、温風温度は所定温度T1 より
も小さく維持され、適正に暖房運転を継続することがで
きる。
【0042】また、エアフィルタ21の目詰まり等によ
る送風路2の詰まりがさらに進行し、例えば図3のBで
示す詰まり度合いとなった状態で温風暖房機の運転を行
うと、同図の左半部に二点鎖線bで示すように温風温度
の異常昇温を生じる。このとき、温度センサ23による
温風の検出温度が、まず、最も小さい所定温度T1 に達
した時点で、上記のようにバーナ5の燃焼量が制限され
ると共に、対流ファン25の回転数が上昇されて送風路
2の風量が増加されるため、温風温度の急激且つ継続的
な異常昇温が緩和されるのであるが、やがて、温風温度
は所定温度T2以上に上昇する。そして、温風温度の検
出温度が所定温度T2 に達すると、前述のような異常昇
温防止部41の処理によって、フィルタランプ30によ
る警報が行われる。この警報により、通常は、使用者が
エアフィルタ21の清掃の必要性を認識するので、暖房
運転が停止されてエアフィルタ21が清掃され、これに
より、温風の異常昇温を生じる原因が排除されて、エア
フィルタ21の目詰まりによる温風の異常昇温が防止さ
れる。そして、その後は、通常的な運転を支障なく行う
ことができる。
る送風路2の詰まりがさらに進行し、例えば図3のBで
示す詰まり度合いとなった状態で温風暖房機の運転を行
うと、同図の左半部に二点鎖線bで示すように温風温度
の異常昇温を生じる。このとき、温度センサ23による
温風の検出温度が、まず、最も小さい所定温度T1 に達
した時点で、上記のようにバーナ5の燃焼量が制限され
ると共に、対流ファン25の回転数が上昇されて送風路
2の風量が増加されるため、温風温度の急激且つ継続的
な異常昇温が緩和されるのであるが、やがて、温風温度
は所定温度T2以上に上昇する。そして、温風温度の検
出温度が所定温度T2 に達すると、前述のような異常昇
温防止部41の処理によって、フィルタランプ30によ
る警報が行われる。この警報により、通常は、使用者が
エアフィルタ21の清掃の必要性を認識するので、暖房
運転が停止されてエアフィルタ21が清掃され、これに
より、温風の異常昇温を生じる原因が排除されて、エア
フィルタ21の目詰まりによる温風の異常昇温が防止さ
れる。そして、その後は、通常的な運転を支障なく行う
ことができる。
【0043】尚、この場合、温風暖房機の運転を継続す
ると、温風温度は所定温度T2 以上の温風温度になるの
であるが、その温度は最も高い所定温度T3 よりも小さ
くなるので、運転を継続することも可能である。
ると、温風温度は所定温度T2 以上の温風温度になるの
であるが、その温度は最も高い所定温度T3 よりも小さ
くなるので、運転を継続することも可能である。
【0044】また、エアフィルタ21の目詰まり等によ
る送風路2の詰まりがさらに進行し、例えば図3のCで
示す詰まり度合いとなった状態で温風暖房機の運転を行
うと、同図の左半部に一点鎖線cで示すように温風温度
の異常昇温を生じる。このとき、温度センサ23による
温風の検出温度が、まず、最も小さい所定温度T1 に達
した時点で、上記のようにバーナ5の燃焼量が制限され
ると共に、対流ファン25の回転数が上昇されて送風路
2の風量が増加されるため、温風温度の急激且つ継続的
な異常昇温が緩和されるのであるが、やがて、温風温度
は所定温度T2以上に上昇し(この時、フィルタランプ
30による警報が行われる)、さらに、所定温度T3 ま
で上昇する。そして、温風温度の検出温度が所定温度T
3 に達すると、前述のような異常昇温防止部41の処理
によって、バーナ5の燃焼運転がただちに停止され、さ
らに、対流ファン3によるポストパージが一定時間行わ
れた後に、該対流ファン3も停止される。これにより、
所定温度T3 を越えるような温風温度の異常昇温が防止
されると同時に、温風暖房機の各種機器の熱損傷が防止
される。
る送風路2の詰まりがさらに進行し、例えば図3のCで
示す詰まり度合いとなった状態で温風暖房機の運転を行
うと、同図の左半部に一点鎖線cで示すように温風温度
の異常昇温を生じる。このとき、温度センサ23による
温風の検出温度が、まず、最も小さい所定温度T1 に達
した時点で、上記のようにバーナ5の燃焼量が制限され
ると共に、対流ファン25の回転数が上昇されて送風路
2の風量が増加されるため、温風温度の急激且つ継続的
な異常昇温が緩和されるのであるが、やがて、温風温度
は所定温度T2以上に上昇し(この時、フィルタランプ
30による警報が行われる)、さらに、所定温度T3 ま
で上昇する。そして、温風温度の検出温度が所定温度T
3 に達すると、前述のような異常昇温防止部41の処理
によって、バーナ5の燃焼運転がただちに停止され、さ
らに、対流ファン3によるポストパージが一定時間行わ
れた後に、該対流ファン3も停止される。これにより、
所定温度T3 を越えるような温風温度の異常昇温が防止
されると同時に、温風暖房機の各種機器の熱損傷が防止
される。
【0045】このようにして、本実施形態の温風暖房機
では、送風路2の詰まりによる温風温度の異常昇温が生
じたときに、温度センサ23による温風の検出温度に基
づいて、各所定温度T1 〜T3 での前述の異常昇温の防
止処理を段階的に確実に行うことができる。特に、暖房
運転を停止することが好ましい前記所定温度T3 では、
その所定温度T3 に温風温度が上昇した時点で確実且つ
ただちにバーナ5の燃焼運転を停止することができ、温
風温度のさらなる異常昇温を確実に防止することができ
る。
では、送風路2の詰まりによる温風温度の異常昇温が生
じたときに、温度センサ23による温風の検出温度に基
づいて、各所定温度T1 〜T3 での前述の異常昇温の防
止処理を段階的に確実に行うことができる。特に、暖房
運転を停止することが好ましい前記所定温度T3 では、
その所定温度T3 に温風温度が上昇した時点で確実且つ
ただちにバーナ5の燃焼運転を停止することができ、温
風温度のさらなる異常昇温を確実に防止することができ
る。
【0046】また、温度センサ23が検出する温風温度
は、熱交換器9等の機器に較べて温度が低く、しかも熱
交換器9等の機器に較べて、送風路2の詰まりによる異
常昇温時の温度変化の範囲が狭いので、上記のような異
常昇温を防止するために、熱交換器9等の温度を検出す
る場合に較べて、廉価な温度センサを使用することがで
き、温風暖房機の製造コストを低減することができる。
は、熱交換器9等の機器に較べて温度が低く、しかも熱
交換器9等の機器に較べて、送風路2の詰まりによる異
常昇温時の温度変化の範囲が狭いので、上記のような異
常昇温を防止するために、熱交換器9等の温度を検出す
る場合に較べて、廉価な温度センサを使用することがで
き、温風暖房機の製造コストを低減することができる。
【0047】また、温風の温度を直接検出し、上述のよ
うに制御するため、送風路2から吹き出される温風の温
度が異常に高温なものとなることがなく、異常高温の温
風の吹き出しを確実に防止することができる。
うに制御するため、送風路2から吹き出される温風の温
度が異常に高温なものとなることがなく、異常高温の温
風の吹き出しを確実に防止することができる。
【0048】尚、本実施形態では、フィルタランプ30
による警報を、バーナ5の燃焼量を制限する所定温度T
1 よりも高い所定温度T2 で行うようにしたが、バーナ
5の燃焼量を制限する所定温度と同じ温度で警報を行う
ようにしてもよく、また、逆に、警報を所定温度T1 で
行って、バーナ5の燃焼量の制限を所定温度T2 で行う
ようにしてもよい。
による警報を、バーナ5の燃焼量を制限する所定温度T
1 よりも高い所定温度T2 で行うようにしたが、バーナ
5の燃焼量を制限する所定温度と同じ温度で警報を行う
ようにしてもよく、また、逆に、警報を所定温度T1 で
行って、バーナ5の燃焼量の制限を所定温度T2 で行う
ようにしてもよい。
【0049】また、本実施形態では、フィルタランプ3
0による視覚的な警報を行うようにしたが、ブザー等に
よる聴覚的な警報を行うようにしてもよい。
0による視覚的な警報を行うようにしたが、ブザー等に
よる聴覚的な警報を行うようにしてもよい。
【0050】また、本実施形態では、燃焼室6に屋外か
ら給気し、燃焼排ガスを屋外に排出するFF式の温風暖
房機について説明したが、燃焼室6を送風路2内に開放
し、バーナ5の燃焼ガスを、吸気した室内空気を混合し
て吹き出すようなファンヒータについても本発明を適用
することができることはもちろんである。
ら給気し、燃焼排ガスを屋外に排出するFF式の温風暖
房機について説明したが、燃焼室6を送風路2内に開放
し、バーナ5の燃焼ガスを、吸気した室内空気を混合し
て吹き出すようなファンヒータについても本発明を適用
することができることはもちろんである。
【0051】また、本実施形態では、加熱手段としてガ
スバーナを使用したものを示したが、石油式のバーナを
使用したものでもよく、あるいは、電熱器を使用した温
風暖房機についても本実施形態と同様に本発明を適用す
ることができる。
スバーナを使用したものを示したが、石油式のバーナを
使用したものでもよく、あるいは、電熱器を使用した温
風暖房機についても本実施形態と同様に本発明を適用す
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態の温風暖房機のシステム構
成図。
成図。
【図2】図1の温風暖房機の要部のブロック構成図。
【図3】図1の温風暖房機の作動を説明するための線
図。
図。
【図4】図1の温風暖房機の温度センサの取付構造を示
す斜視図。
す斜視図。
1…ハウジング、2…送風路、3…対流ファン(送風手
段)、4…加熱装置(加熱手段)、23…温度センサ、
41…異常昇温処理部(異常昇温処理手段)。
段)、4…加熱装置(加熱手段)、23…温度センサ、
41…異常昇温処理部(異常昇温処理手段)。
Claims (3)
- 【請求項1】ハウジング内に設けられた送風路と、該送
風路の吸気口から空気を吸気し、吸気した空気を該送風
路の吹出口から送風する送風手段と、前記送風路内に吸
気された室内空気を加熱する加熱手段と、前記送風路内
に設けられた温度センサと、該温度センサの検出温度が
あらかじめ定められた所定の温度以上となったとき、異
常昇温を防止するための所定の異常処理を行う異常昇温
防止手段とを備えた温風暖房機において、前記温度セン
サを前記送風路の内壁から離間させて該送風路内に配置
し、前記所定の温度を前記送風路から吹き出す温風の温
度として設定したことを特徴とする温風暖房機。 - 【請求項2】前記異常昇温防止手段は、前記所定の異常
処理として、警報、前記加熱手段の加熱量の制限、及び
前記加熱手段の作動停止のうちの少なくともいずれか一
つの処理を行うことを特徴とする請求項1記載の温風暖
房機。 - 【請求項3】前記異常昇温防止手段は、前記所定の異常
処理として、少なくとも警報または前記加熱手段の加熱
量の制限と、前記加熱手段の作動停止とを行うと共に、
該警報または前記加熱手段の上限加熱量の制限を行う前
記所定の温度と、前記加熱手段の作動停止を行う前記所
定の温度とが各別の温度に設定され、該警報または前記
加熱手段の加熱量の制限を行う前記所定の温度は、前記
加熱手段の作動停止を行う前記所定の温度よりも低く設
定されていることを特徴とする請求項2記載の温風暖房
機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06043996A JP3202917B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP06043996A JP3202917B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 温風暖房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09250745A true JPH09250745A (ja) | 1997-09-22 |
JP3202917B2 JP3202917B2 (ja) | 2001-08-27 |
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ID=13142317
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JP06043996A Expired - Fee Related JP3202917B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 温風暖房機 |
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JP (1) | JP3202917B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012251752A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-20 | Rinnai Corp | 温風暖房機 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP06043996A patent/JP3202917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012251752A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-20 | Rinnai Corp | 温風暖房機 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3202917B2 (ja) | 2001-08-27 |
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