JP2820896B2 - 燃焼装置並びに燃焼装置の給排気口の閉塞検知方法 - Google Patents

燃焼装置並びに燃焼装置の給排気口の閉塞検知方法

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JP2820896B2
JP2820896B2 JP6252415A JP25241594A JP2820896B2 JP 2820896 B2 JP2820896 B2 JP 2820896B2 JP 6252415 A JP6252415 A JP 6252415A JP 25241594 A JP25241594 A JP 25241594A JP 2820896 B2 JP2820896 B2 JP 2820896B2
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナを収容した燃焼
室に連通する給排気口を備えた燃焼装置、並びに該燃焼
装置の給排気口の閉塞異常を検知する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼装置においては、給気口及び排気口
が連通する燃焼室に収容されたバーナに前記給気口から
燃焼ファンにより燃焼用空気を供給しつつ該バーナの点
火及び燃焼を行うものが一般に知られており、この種の
ものでは、バーナへのガス量に見合った適量の燃焼用空
気をバーナに供給するように燃焼ファンの回転数が制御
される。また、この種の燃焼装置においては、通常、バ
ーナの不着火や失火を検知するためのフレームロッド等
の燃焼検知手段が設けられ、該燃焼検知手段によりバー
ナの不着火や失火が検知されたときには、バーナへの燃
料供給路に設けた電磁弁を閉弁してバーナへの燃料供給
を遮断し、これによりバーナの燃焼運転を停止させるよ
うにしている。
【0003】ところで、この種の燃焼装置において、給
気口や排気口がなんらかの原因である程度以上に閉塞さ
れると、すなわち、給気口や排気口の閉塞異常が生じる
と、燃焼ファンからバーナへの燃焼用空気の供給量が正
常時に較べて低下するため、バーナへのガス供給量に見
合った適量の燃焼用空気をバーナに供給することができ
なくなり、不完全燃焼等の燃焼不良が生じる虞れがあ
る。
【0004】特に、FF式ガス温風暖房機等、燃焼室の
給気口や排気口が給気筒や排気筒を介して屋外に連通さ
れているような燃焼装置にあっては、給気筒や排気筒が
屋外に露出しているため、冬季の積雪や塵等の影響で、
あるいは長期間、燃焼装置を停止させておいた場合に該
給気筒や排気筒に鳥が巣を作る等して、それらの閉塞異
常を生じやすく、従って、上記の不都合が生じやすい。
【0005】このような不都合を防止するために、従
来、燃焼運転の開始初期のバーナの点火前に燃焼ファン
を所定回転数で作動させ、この時、給気通路や排気通路
に設けた風圧スイッチあるいは風量センサにより、所定
量以上の空気が流れていることが検知された場合にの
み、その後のバーナの点火及び燃焼運転を行い、そうで
ない場合には、給排気口の閉塞異常が生じているものと
判断して、バーナの点火及び燃焼運転を行わない(バー
ナへの燃料供給路の電磁弁を閉弁保持する)ものが知ら
れている。
【0006】しかしながら、かかる燃焼装置にあって
は、給排気口の閉塞異常を検知するために、前記風圧ス
イッチや風量センサを設けなければならず、このため、
コスト的に不利なものとなると共に、装置構成の複雑化
を招くという不都合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は不完全燃焼等
の燃焼不良を生じる虞れのある給排気口の閉塞異常状態
でバーナの燃焼運転が行われてしまうような事態を簡単
な構成で容易に防止することができる燃焼装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】また、不完全燃焼等の燃焼不良を生じる虞
れのある給排気口の閉塞異常状態をそのためのセンサ等
の部品を設けることなく簡単に検知することができる燃
焼装置の給排気口の閉塞検知方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置はかか
る目的を達成するために、燃焼室に収容されたバーナ
と、前記燃焼室に連通する給気口及び排気口と、前記給
気口から前記バーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファン
と、前記バーナの不着火又は失火を検知する燃焼検知手
段と、前記バーナへの燃料供給路に設けられた開閉電磁
弁と、前記燃焼検知手段により前記バーナの不着火又は
失火が検知されたとき、前記開閉電磁弁を閉弁せしめる
電磁弁制御手段とを備えた燃焼装置において、前記バー
ナの点火の際又は燃焼中の任意の時点に、前記給気口及
び排気口の正常状態では前記バーナの燃焼が開始又は継
続し、且つ前記給気口又は排気口の閉塞異常状態では前
記バーナの不着火又は失火が生じるように前記バーナへ
の燃料供給量に対応して定められた所定の回転数でもっ
て前記燃焼ファンによる前記バーナへの燃焼用空気の供
給を行わしめるファン制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】そして、前記燃焼ファンの所定の回転数
は、前記燃焼ファンの所定の回転数は、前記バーナの通
常の燃焼中に不完全燃焼が生じ得る前記給気口又は排気
口の閉塞異常状態において、前記バーナの点火の際又は
燃焼中の任意の時点に前記バーナの不着火又は失火が生
じるような回転数として定められていることを特徴とす
る。
【0011】さらに、前記給気口及び排気口はそれぞれ
給気筒及び排気筒を介して屋外に連通されていることを
特徴とする。
【0012】また、本発明の燃焼装置の給排気口の閉塞
検知方法は、前記の目的を達成するために、バーナを収
容した燃焼室に連通する給気口及び排気口の閉塞異常を
検知する閉塞検知方法において、前記バーナの点火の際
又は燃焼中の任意の時点に、前記給気口及び排気口の正
常状態では前記バーナの燃焼が開始又は継続し、且つ前
記給気口又は排気口の閉塞異常状態では前記バーナの不
着火又は失火が生じるように前記バーナへの燃料供給量
に対応して定められた所定の回転数でもって燃焼ファン
による前記バーナへの燃焼用空気の供給を行わしめる工
程を備え、前記バーナの不着火又は失火を検知すべく設
けられた燃焼検知手段により、前記バーナの点火の際又
は燃焼中の任意の時点に該バーナの不着火又は失火が検
知されたとき、その検知により前記給気口又は排気口の
閉塞異常と判定することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の燃焼装置によれば、前記給気口又は排
気口の閉塞異常が生じていると、前記バーナの点火の際
又は燃焼中の任意の時点に、前記ファン制御手段により
前記燃焼ファンを前記所定の回転数で作動させた時、バ
ーナへの燃焼用空気の供給量は前記給気口及び排気口の
正常時に較べて少なくなる。そこで、この時の前記燃焼
ファンの所定の回転数を、前記給気口及び排気口の正常
状態では前記バーナの燃焼が開始又は継続し、且つ前記
給気口又は排気口の閉塞異常状態では前記バーナの不着
火又は失火が生じるような回転数にバーナへの燃料供給
量に対応させて設定しておくことで、換言すれば、前記
給気口又は排気口の閉塞異常状態でバーナに実際に供給
される燃焼用空気の量がバーナへの燃料供給量に対して
過少となるように前記燃焼ファンから燃焼用空気を供給
するようにすることで、前記バーナの不着火又は失火が
生じる。そして、この場合には、燃焼装置に既に備えら
れている前記燃焼検知手段により、バーナの不着火又は
失火が検知されるため、前記電磁弁制御手段により前記
電磁弁が閉弁されてバーナへのガス供給が遮断され、以
後のバーナの燃焼運転が行われないこととなる。
【0014】また、前記燃焼ファンの所定の回転数を、
前記バーナの燃焼中にその不完全燃焼が生じ得る前記給
気口又は排気口の閉塞異常状態において、前記バーナの
点火の際又は燃焼中の任意の時点に前記バーナの不着火
又は失火が生じるような回転数に設定しておくことで、
前記給気口又は排気口の閉塞異常によりバーナの不完全
燃焼が生じ得るような状態で、バーナの燃焼運転が行わ
れるような事態を排除することが可能となる。
【0015】このような本発明の燃焼装置の作用によ
り、特に、前記給気口及び排気口がそれぞれ給気筒及び
排気筒を介して屋外に連通して、該給気口や排気口の閉
塞異常を生じやすい燃焼装置において、バーナの燃焼不
良を生じるような給気口又は排気口の閉塞異常時にバー
ナの燃焼運転が行われるような事態を排除することが可
能となる。
【0016】また、本発明の燃焼装置の給排気口の閉塞
検知方法によれば、前記バーナの点火の際又は燃焼中の
任意の時点に前記燃焼ファンを前記所定の回転数で作動
させた時、前記燃焼装置と同様に前記給気口又は排気口
の閉塞異常状態ではバーナの不着火又は失火が生じて、
その不着火又は失火が前記燃焼検知手段により検知され
るので、その検知により前記給気口又は排気口の閉塞異
常が検知される。従って、バーナの点火の際又は燃焼中
の任意の時点に前記燃焼ファンを前記所定の回転数で作
動させるだけで、燃焼装置に通常的に設けられる前記燃
焼検知手段を用いて前記給気口又は排気口の閉塞異常を
検知することが可能となる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例をFF式ガス温風暖房機を例
にとって図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実
施例のガス温風暖房機の平面視的システム構成図、図2
は該暖房機の要部のブロック構成図、図3は該暖房機の
作動を説明するためのフローチャート、図4は該暖房機
の作動を説明するための線図である。
【0018】図1を参照して、本実施例のFF式ガス温
風暖房機は、屋内に配置される本体ケース1内に、バー
ナ2を収容した燃焼室3と、該燃焼室3に連なる熱交換
部3aと、屋内の空気の吸引及び温風の吹き出しを行う
対流ファン4とが備えられている。
【0019】燃焼室3には、本体ケース1の外部に延設
された給気筒5が連通・接続され、また、同様に本体ケ
ース1の外部に延設された排気筒6が熱交換部3aを介
して連通・接続されている。そして、給気筒5には燃焼
室3内のバーナ2に燃焼用空気を供給するための燃焼フ
ァン7が設けられ、該燃焼ファン7にはこれを回転駆動
するための燃焼用ファンモータ8が連結されている。前
記給気筒5及び排気筒6は、排気筒6が内側となるよう
に同心状に形成されると共に(但し、図1では便宜上、
給気筒5及び排気筒6を各々独立的に記載した)、その
開口した先端が屋外に導出され、それにより燃焼室3の
給気口及び排気口が形成されている。
【0020】燃焼室3内のバーナ2は、本体ケース1の
外部から配管・導入されたガス供給管9(燃料供給路)
に設けられた複数のノズル11から噴出する燃料ガスと
給気筒5から燃焼室3内に導入される燃焼用空気とを吸
引・混合してその混合気を噴出する複数の混合部12に
より構成され、混合部12の先端から噴出される混合気
を燃焼させる。そして、混合部12の先端側には、バー
ナ2の点火を行うイグナイタ13と、バーナ2の不着火
や失火の有無を検知するためのフレームロッド14(燃
焼検知手段)とが燃焼室3内に設けられている。
【0021】尚、ガス供給管9には、二つの開閉電磁弁
15,16と、ガス比例弁17とが介装されている。
【0022】対流ファン4は、本体ケース1の背面部に
形成された吸引口18に臨んで本体ケース1内に設けら
れ、これを回転駆動するための対流用ファンモータ19
に連結されている。そして、該対流ファン4は、その回
転により屋内の空気を吸引口18を介して吸引すると共
に、その吸引した空気を、前記熱交換部3aが形成され
た送風通路20に送出し、さらに、該送風通路20の熱
交換部3aで加熱される空気を本体ケース1の前面部に
形成された吹出口21から屋内に送風する。
【0023】尚、吸引口18には、フィルタ22が装着
され、また、吹出口21には、温風の吹出方向を調整す
るためのルーバ23が組付けられている。
【0024】また、本体ケース1内の後部には室温を検
出する室温センサ24が吸引口18に臨んで設けられて
いる。
【0025】図1及び図2を参照して、本実施例のガス
温風暖房機は、さらに、その作動制御を行うためのコン
トローラ25と、運転スイッチ26や室温設定スイッチ
27等を備えた操作器28とを備えている。
【0026】コントローラ25は、マイクロコンピュー
タ等を含む電子回路により構成されたものであり、その
主要な機能的構成として、図2に示すように、前記イグ
ナイタ13、電磁弁15,16、ガス比例弁17、燃焼
用ファンモータ8及び対流用ファンモータ19をそれぞ
れ駆動・制御する点火制御部29、電磁弁制御部30
(電磁弁制御手段)、比例弁制御部31、燃焼ファン制
御部32(ファン制御手段)及び対流ファン制御部33
とを備えている。このコントローラ25には、操作器2
8から運転開始・停止指示信号や室温設定信号等が与え
られると共に、前記フレームロッド14及び室温センサ
24からそれぞれ燃焼検知信号及び室温検出信号が与え
られ、コントローラ25は、これらの信号に基づき、前
記の機能的構成により後述するようにガス温風暖房機の
作動を制御する。
【0027】次に、本実施例のガス温風暖房機の作動を
説明する。
【0028】図3を参照して、操作器28の運転スイッ
チ26をON操作すると(STEP1)、該操作器28
からコントローラ25に運転開始指示信号が与えられ
る。この時、コントローラ25は、燃焼ファン制御部3
2により、燃焼ファン7を例えば3000rpmの所定
回転数で回転駆動するように燃焼用ファンモータ8を制
御し、これにより燃焼室3に給気筒5から給気して該燃
焼室3のプリパージを行う(STEP2)。このプリパ
ージは所定時間、連続して行われる(STEP3)。そ
して、該所定時間が経過すると、次に、コントローラ2
5は、燃焼ファン制御部32により、燃焼ファン7を例
えば1300rpmの所定回転数(この回転数について
は詳細を後述する)で回転駆動するように燃焼用ファン
モータ8を制御する(STEP4)。
【0029】この状態で、コントローラ25は、点火制
御部29によりイグナイタ13を駆動し(STEP
5)、さらにガス供給管9の電磁弁15,16を電磁弁
制御部30により開弁すると共に、バーナ2の点火用と
してあらかじめ定められた所定量の燃料ガスをバーナ2
に供給すべく比例弁制御部31によりガス比例弁17に
通電する(STEP6)。
【0030】この時、コントローラ25は、フレームロ
ッド14の燃焼検知信号により、バーナ2が着火したか
否かを監視し(STEP7)、着火が検知された場合に
は(STEP7においてYES)、対流ファン制御部3
3により、対流用ファンモータ19を介して対流ファン
4を回転駆動して、室内への送風を開始させ(STEP
8)、さらに、点火制御部29によりイグナイタ13を
停止させる(STEP9)。そして、フレームロッド1
4の燃焼検知信号により、例えば3秒間継続してバーナ
2の着火が検知された場合にのみ(STEP10におい
てYES)、後述するように燃焼制御を行う(STEP
14)。
【0031】一方、かかる点火作動時に、例えば5秒間
継続してバーナ2の着火が検知されない場合(STEP
7においてNO及びSTEP11においてYES)、す
なわち、バーナ2の不着火の場合、あるいは、バーナ2
が一旦着火しても、それが3秒間継続せずに失火し、そ
の後、不着火状態が5秒間継続した場合には(STEP
10においてNOの後、STEP7においてNO及びS
TEP11においてYES)、コントローラ25は、点
火制御部29によりイグナイタ13を停止させ(STE
P12)、さらに、電磁弁制御部30により電磁弁1
5,16を閉弁すると共に比例弁制御部31によりガス
比例弁17への通電を停止してバーナ2へのガス供給を
遮断し、また、燃焼ファン制御部32により燃焼ファン
7を停止させる(STEP13)。これによりガス温風
暖房機の運転を停止する。
【0032】ここで、上記の点火作動時における燃焼フ
ァン7の前記回転数(1300rpm)は、前記給気筒
5や排気筒6が、後述の燃焼制御(STEP14)に際
して、バーナ2の不完全燃焼が生じ得る程度に閉塞され
た状態(例えば給気筒5又は排気筒6の開口面積の7/
8以上が閉塞された状態、本実施例ではこの状態を閉塞
異常状態とする)では、燃焼ファン7によるバーナ2へ
の空気の供給量が該バーナ2に供給されるガス量に対し
て過少となって、バーナ2の不着火又は失火が生じるよ
うな回転数にあらかじめ設定されている。同時に、上記
燃焼ファン7の前記回転数(1300rpm)は、給気
筒5及び排気筒6の閉塞がなく、あるいは多少の閉塞が
あっても前記閉塞異常状態には達していない状態(本実
施例ではこの状態を正常状態とする)では、燃焼ファン
7によるバーナ2への空気の供給量が、該バーナ2に供
給されるガス量に対して少なめであるが支障なく該バー
ナが点火し得る空気供給量となるように設定されてい
る。
【0033】すなわち、図4を参照して、給気筒5及び
排気筒6の閉塞がない完全な正常状態において、点火時
にバーナ2に供給されるガス量(図4の破線参照)に対
して最適な量の空気を供給することができる燃焼ファン
7の回転数をN0(例えば1550rpm、以下、最適
回転数N0という)とすると、点火時の燃焼ファン7の
回転数(1300rpm、図4の実線参照)は、上記最
適回転数N0よりも低く設定されており、これにより前
記閉塞異常状態では、燃焼ファン7によるバーナ2への
空気の供給量が該バーナ2に供給されるガス量に対して
過少となって、バーナ2の不着火又は失火が生じるよう
にされている。
【0034】バーナ2の点火時における燃焼ファン7の
回転数(1300rpm)が上記のように設定されてい
るため、給気筒5又は排気筒6に前記閉塞異常状態が生
じていると、バーナ2の不着火又は失火が生じ、そうで
ない場合には、バーナ2が支障なく着火して、その燃焼
が開始すると共に継続的に燃焼する。このため、前記閉
塞異常状態では、バーナ2の不着火又は失火により、前
記STEP12,13に従ってガス温風暖房機の運転が
停止される。これにより、バーナ2の不完全燃焼が生じ
得るような前記閉塞異常状態でバーナ2の燃焼運転が行
われるような事態が確実に回避される。
【0035】尚、コントローラ25は、フレームロッド
14により上記のようにバーナ2の不着火又は失火を検
知した場合には、その検知により給気筒5又は排気筒6
の閉塞異常状態を検知し、この時、その旨を図示しない
表示器等、適宜の報知手段により使用者に報知する。
【0036】バーナ2が正常に着火すると(STEP1
0においてYES)、次に、コントローラ25は、バー
ナ2の燃焼制御を行う(STEP14)。この燃焼制御
においては、基本的には操作器28から与えられる設定
室温と室温センサ24により検出される検出室温とを一
致させるように、ガス比例弁17によるバーナ2へのガ
ス供給量とそれに合った燃焼ファン7によるバーナ2へ
の燃焼用空気の供給量と対流ファン4による温風の送風
量を、それぞれ比例弁制御部31、燃焼ファン制御部3
2及び対流ファン制御部33により制御する。
【0037】そして、かかる燃焼制御により、室温セン
サ24の検出室温が、設定室温に例えば2°Cを加算し
た室温よりも高くなると(STEP15においてYE
S)、コントローラ25は、電磁弁制御部30により電
磁弁15,16を閉弁すると共に比例弁制御部31によ
りガス比例弁17への通電を停止してバーナ2へのガス
供給を遮断し、また、燃焼ファン制御部32及び対流フ
ァン制御部33によりそれぞれ燃焼ファン7及び対流フ
ァン4を一旦停止させ(STEP16)。これによりガ
ス温風暖房機の運転を一旦停止する。
【0038】この停止状態は、検出室温<設定室温+2
°Cとなるまで継続し(STEP17)、検出室温<設
定室温+2°Cとなると、次に、検出室温≧設定室温の
状態が所定時間継続し、あるいは検出室温<設定室温と
なった時に(STEP18,19)、コントローラ25
は、前記STEP2,3と同様に、燃焼ファン7を所定
時間連続的に所定回転数(3000rpm)で回転させ
ることで、燃焼室3のプリパージを行う(STEP2
0,21)。
【0039】そして、該プリパージ後には、コントロー
ラ25は、バーナ2の再点火を行うために、その点火に
必要な量の空気をバーナ2に供給すべく、燃焼ファン7
を燃焼ファン制御部32により燃焼用ファンモータ8を
介して所定の回転数(1550rpm)で回転させ(S
TEP22)、以後は前記STEP5以降の処理を繰り
返す。この場合、上記再点火に際しては、燃焼ファン7
の回転数を前記の点火時における回転数(1300rp
m)となるように制御してもよいが、給気筒5又は排気
筒6の閉塞異常状態でない正常状態であることが既に判
明しているので、燃焼ファン7の回転数は、バーナ2へ
のガス量に見合った前記最適回転数N0(=1550r
pm)に制御される(図4の仮想線参照)。
【0040】尚、かかるガス温風暖房機の作動時におい
て、使用者により操作器28の運転スイッチ25がOF
F操作されたきには、暖房機の運転は停止される。ま
た、前記STEP14の燃焼制御において、バーナ2の
失火がフレームロッド14を介して検知された場合に
も、暖房機の運転は停止される。
【0041】以上説明したように、本実施例のガス温風
暖房機にあっては、給気筒5又は排気筒6の閉塞異常状
態においてバーナ2の運転開始の際の点火時にバーナ2
の不着火又は失火が生じるように燃焼ファン7によりバ
ーナ2に空気を供給することで、閉塞異常状態を検知す
るための風圧スイッチや風量センサ等を備えることな
く、バーナ2の不着火又は失火の検知により、該閉塞異
常状態を検知して暖房機の運転を停止させることがで
き、それにより、バーナ2の不完全燃焼が生じるような
閉塞異常状態でバーナ2の燃焼が行われるような事態を
確実に回避することができる。
【0042】尚、本実施例においては、バーナ2の燃焼
時に不完全燃焼が生じ得るような程度以上に給気筒5又
は排気筒6が閉塞された状態を閉塞異常状態として、そ
の状態でバーナ2の不着火又は失火が生じるようにした
が、それよりも、給気筒5又は排気筒6の閉塞度合いの
低い状態でバーナ2の不着火又は失火が生じるようにす
る(例えば燃焼ファン7の回転数を1200rpmとす
る)ことも可能であることはもちろんである。
【0043】また、本実施例では、バーナ2の点火時に
燃焼ファン7の回転数をその時のガス量に見合った回転
数よりも低下させることで、給気筒5や排気筒6の閉塞
異常状態の有無をバーナ2の不着火又は失火の有無によ
り検知し、その閉塞異常状態の場合には燃焼運転を停止
するようにしたが、このような作動をバーナ2の燃焼中
に行うようにすることも可能である。この場合には、燃
焼中の任意の時点(例えば燃焼開始後、所定時間が経過
した時等)において、前記点火時の場合と同様に、燃焼
ファン7の回転数をその時のガス量に見合った回転数よ
りも低下させることで、給気筒5や排気筒6に閉塞異常
状態が生じている場合にはバーナ2の失火が生じると共
に、そうでない場合にはバーナ2の燃焼が支障なく継続
するようにする。このようにすることで、燃焼中に給気
筒5や排気筒6の閉塞異常状態が生じた場合に、それを
検知して、以後の燃焼運転を停止することができる。
【0044】また、本実施例においては、FF式ガス温
風暖房機を例にとって説明したが、給湯器等の他の燃焼
装置においても本発明を適用することができる。さら
に、排気筒のみを備え、又は排気筒も給気筒も備えない
室内設置型の燃焼装置、あるいは、室外設置型の燃焼装
置においても本発明を適用することができる。
【0045】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の燃焼装置によれば、バーナの不着火又は失火を燃焼検
知手段により検知して、その検知に応じてバーナへの燃
料供給路に設けた電磁弁を閉弁してバーナへの燃料供給
を遮断する燃焼装置において、バーナの点火の際又は燃
焼中の任意の時点に、該バーナを収容した燃焼室に連通
する給気口及び排気口の正常状態ではバーナの燃焼が開
始又は継続し、且つ給気口又は排気口の閉塞異常状態で
はバーナの不着火又は失火が生じるようにバーナへの燃
料供給量に対応して定められた所定の回転数でもって燃
焼ファンによるバーナへの燃焼用空気の供給を行わしめ
るようにしたことによって、燃焼不良を生じる虞れのあ
る給排気口の閉塞異常状態でバーナの燃焼運転が行われ
てしまうような事態を、該閉塞異常状態を検知するため
の風圧スイッチや風量センサ等の検知手段を備えること
なく、通常的に燃焼装置に備えられている燃焼検知手段
等を用いて簡単な構成で容易且つ安価に防止することが
でき、特に給気口や排気口が給気筒や排気筒を介して屋
外に連通しているような燃焼装置において好適な燃焼装
置を提供することができる。
【0046】そして、点火の際又は燃焼中の任意の時点
の燃焼ファンの所定の回転数を、バーナの通常の燃焼中
にその不完全燃焼が生じ得る前記給気口又は排気口の閉
塞異常状態において、前記バーナの点火の際又は燃焼中
の任意の時点に前記バーナの不着火又は失火が生じるよ
うな回転数として定めたことによって、バーナの不完全
燃焼が生じるような給気口又は排気口の閉塞異常状態に
おいてバーナの燃焼が行われる事態を回避することがで
きる。
【0047】また、本発明の燃焼装置の給排気口の閉塞
検知方法によれば、バーナの点火の際又は燃焼中の任意
の時点に、給気口及び排気口の正常状態ではバーナの燃
焼が開始又は継続し、且つ給気口又は排気口の閉塞異常
状態ではバーナの不着火又は失火が生じるようにあらか
じめ定められた所定の回転数でもって燃焼ファンによる
バーナへの燃焼用空気の供給を行い、その時、バーナの
不着火又は失火が通常的に燃焼装置に備えられている燃
焼検知手段により検知されたとき、その検知により給気
口又は排気口の閉塞異常と判定するようにしたことによ
って、不完全燃焼等の燃焼不良を生じる虞れのある給排
気口の閉塞異常状態をそのための風圧スイッチや風量セ
ンサ等の部品を設けることなく簡単に検知することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を適用したFF式ガス温風暖房機
の平面視的システム構成図。
【図2】図1のガス温風暖房機の要部のブロック構成
図。
【図3】図1のガス温風暖房機の作動を説明するための
フローチャート。
【図4】図1のガス温風暖房機の作動を説明するための
線図。
【符号の説明】
2…バーナ、3…燃焼室、5…給気筒(給気口)、6…
排気筒(排気口)、7…燃焼ファン、9…ガス供給管
(ガス供給路)、14…フレームロッド(燃焼検知手
段)、15,16…電磁弁、30…電磁弁制御部(電磁
弁制御手段)、32…燃焼ファン制御部(ファン制御手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−335914(JP,A) 特開 昭63−189712(JP,A) 実開 昭63−134250(JP,U) 実開 昭62−63558(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/24 104

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室に収容されたバーナと、前記燃焼室
    に連通する給気口及び排気口と、前記給気口から前記バ
    ーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、前記バーナ
    の不着火又は失火を検知する燃焼検知手段と、前記バー
    ナへの燃料供給路に設けられた開閉電磁弁と、前記燃焼
    検知手段により前記バーナの不着火又は失火が検知され
    たとき、前記開閉電磁弁を閉弁せしめる電磁弁制御手段
    とを備えた燃焼装置において、前記バーナの点火の際又
    は燃焼中の任意の時点に、前記給気口及び排気口の正常
    状態では前記バーナの燃焼が開始又は継続し、且つ前記
    給気口又は排気口の閉塞異常状態では前記バーナの不着
    火又は失火が生じるように前記バーナへの燃料供給量に
    対応して定められた所定の回転数でもって前記燃焼ファ
    ンによる前記バーナへの燃焼用空気の供給を行わしめる
    ファン制御手段を備えたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記燃焼ファンの所定の回転数は、前記バ
    ーナの通常の燃焼中に不完全燃焼が生じ得る前記給気口
    又は排気口の閉塞異常状態において、前記バーナの点火
    の際又は燃焼中の任意の時点に前記バーナの不着火又は
    失火が生じるような回転数として定められていることを
    特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記給気口及び排気口はそれぞれ給気筒及
    び排気筒を介して屋外に連通されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】バーナを収容した燃焼室に連通する給気口
    及び排気口の閉塞異常を検知する閉塞検知方法におい
    て、前記バーナの点火の際又は燃焼中の任意の時点に、
    前記給気口及び排気口の正常状態では前記バーナの燃焼
    が開始又は継続し、且つ前記給気口又は排気口の閉塞異
    常状態では前記バーナの不着火又は失火が生じるように
    前記バーナへの燃料供給量に対応して定められた所定の
    回転数でもって燃焼ファンによる前記バーナへの燃焼用
    空気の供給を行わしめる工程を備え、前記バーナの不着
    火又は失火を検知すべく設けられた燃焼検知手段によ
    り、前記バーナの点火の際又は燃焼中の任意の時点に該
    バーナの不着火又は失火が検知されたとき、その検知に
    より前記給気口又は排気口の閉塞異常と判定することを
    特徴とする燃焼装置の給排気口の閉塞検知方法。
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