JPH09250593A - 空気除振装置 - Google Patents
空気除振装置Info
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- JPH09250593A JPH09250593A JP5930696A JP5930696A JPH09250593A JP H09250593 A JPH09250593 A JP H09250593A JP 5930696 A JP5930696 A JP 5930696A JP 5930696 A JP5930696 A JP 5930696A JP H09250593 A JPH09250593 A JP H09250593A
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Abstract
供すること。 【構成】所定部材の振動を除去する除振台11を、空気
ばね15,16を加圧することにより上昇させるととも
に、空気ばね15,16を減圧することにより下降させ
る空気除振装置において、空気ばね15,16の加圧に
要する空気を供給する供給手段(5)と、この供給手段
(5)により供給される空気を蓄積する蓄積手段(3)
と、この蓄積手段(3)から空気ばね15,16へ供給
される空気を、空気ばね15,16を加圧する場合流通
するとともに、空気ばね15,16を減圧する場合遮断
するよう調節する調節手段(2)と、調節手段(2)に
より遮断されている場合、蓄積手段(3)に蓄積される
空気の圧力を保持する保持手段(5、4)と、を具備。
Description
等の振動を除去する空気除振装置に関する。
られる顕微鏡では、一般に高倍率による観察が行なわれ
ている。そして、この種の顕微鏡では周辺装置等の影響
による振動を除去するため、除振装置により除振を行な
う必要がある。
れ各装置間を搬送される。そして、顕微鏡とカセットと
の間でのLCD基板の搬送には、通常搬送用のロボット
アームが用いられる。この顕微鏡とカセットとの間での
LCD基板の受け渡しを確実に行なうためには、その受
け渡し動作をミリ単位の精度に抑える必要がある。しか
し、その受け渡しの際に除振台の作用により顕微鏡が揺
れると、これが前述した精度の確保にとって障害にな
る。そのため、LCD基板の受け渡しの際に強制的に除
振台を下降させ、かつ顕微鏡を固定することで、受け渡
し精度を確保している。
成を示す図である。なお、この空気除振装置はLCD基
板検査用顕微鏡に適用されている。図3の(a)に示す
LCD基板検査用顕微鏡1における11はステージを保
持する除振台である。また、15,16は空気ばねであ
り、これら空気ばね15,16は三方弁8を介して補助
タンク3に接続されている。さらに補助タンク3は、弁
9およびレギュレータ4を介してコンプレッサ5に接続
されている。
が可動するとき(ON)としないとき(OFF)の各弁
の状態を示す図であり、(b)は三方弁8の状態を示す
図、(c)は弁9の状態を示す図である。
れ、三方弁8の第1ポート(空気ばね15,16側)8
1−第2ポート(補助タンク3側)82間が開けられる
とともに、第1ポート81−第3ポート(開放側)83
間が閉じられる。これにより、コンプレッサ5からの圧
縮空気が補助タンク3等を介して空気ばね15,16を
加圧し、除振台11の揺れを防ぐことができる。
9が閉じられ、三方弁8の第1ポート81−第2ポート
82間が閉じられるとともに、第1ポート81−第3ポ
ート83間が開けられる。これにより、補助タンク3か
ら空気ばね15,16への空気の流れが遮断されるとと
もに、空気ばね15,16から補助タンク3へ流れてい
た空気は三方弁8の第3ポート83から排気される。よ
って、空気ばね15,16が減圧され、除振台11が下
降する。
は、LCD基板の受け渡しの際前述したように空気ばね
15,16を減圧し、除振台11を下降させる。その
後、受け取ったLCD基板の検査を行なうため再び空気
ばね15,16を加圧し、除振台11を上昇させるが、
その際上昇に係る所要時間は短い程望ましい。しかしな
がら従来の空気除振装置では、除振台11が下降した後
長時間経つと、補助タンク3内の空気の圧力が自然リー
クにより低下する。このため、除振台11を上昇させる
際に補助タンク3内の空気の加圧に時間を要してしま
い、除振台11を速やかに上昇させることができない、
という問題がある。本発明の目的は、除振台を短時間で
上昇させることができる空気除振装置を提供することに
ある。
達成するために、本発明の空気除振装置は以下の如く構
成されている。 (1)本発明の空気除振装置は、所定部材の振動を除去
する除振台を、空気ばねを加圧することにより上昇させ
るとともに、前記空気ばねを減圧することにより下降さ
せる空気除振装置において、前記空気ばねの加圧に要す
る空気を供給する供給手段と、この供給手段により供給
される空気を蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段から前
記空気ばねへ供給される空気を、前記空気ばねを加圧す
る場合流通するとともに、前記空気ばねを減圧する場合
遮断するよう調節する調節手段と、この調節手段により
遮断されている場合、前記蓄積手段に蓄積される空気の
圧力を保持する保持手段と、から構成されている。 (2)本発明の空気除振装置は上記(1)に記載の装置
であって、かつ前記保持手段は、前記蓄積手段に蓄積さ
れる空気の圧力を前記供給手段から供給される空気によ
り加圧するよう構成されている。 (3)本発明の空気除振装置は上記(1)に記載の装置
であって、かつ前記保持手段は、前記調節手段により流
通されている場合前記除振台の可動に要する圧力を有す
る空気を前記蓄積手段へ供給し、前記調節手段により遮
断されている場合前記除振台の上昇に要する圧力を有す
る空気を前記蓄積手段へ供給するよう構成されている。
な作用が生じる。 (1)本発明の空気除振装置は、前記空気ばねの加圧に
要する空気を前記蓄積手段で蓄積し、前記蓄積手段から
前記空気ばねへ供給される空気を、前記空気ばねを加圧
する場合流通するとともに、前記空気ばねを減圧する場
合遮断するよう調節し、遮断されている場合、前記蓄積
手段に蓄積される空気の圧力を保持するので、前記空気
ばねを減圧した場合においても、前記蓄積手段にて常時
前記空気ばねの加圧に要する空気、すなわち前記除振台
の上昇に要する圧力を有する空気が保持される。よっ
て、前記蓄積手段の空気が減圧することがなく、前記空
気ばねを短時間で再加圧し前記除振台を上昇させること
ができる。これにより、前記除振台を速やかに可動させ
ることが可能になり、前記除振台を設けた顕微鏡等の装
置を効率的に使用することができ、その使用に係る作業
時間の短縮を図れる。 (2)本発明の空気除振装置は、前記蓄積手段に蓄積さ
れる空気の圧力を前記供給手段から供給される空気によ
り加圧するので、余分な機構を備えることなく簡易な構
成により、前記蓄積手段にて常時前記空気ばねの加圧に
要する空気、すなわち前記除振台の上昇に要する圧力を
有する空気を保持することができる。 (3)本発明の空気除振装置は、前記保持手段は、前記
調節手段により流通されている場合前記除振台の可動に
要する圧力を有する空気を、遮断されている場合前記除
振台の上昇に要する圧力を有する空気を前記蓄積手段へ
供給するので、前記空気ばねを加圧する場合その加圧に
要する圧力を有する空気を供給できるとともに、前記空
気ばねを減圧した場合においても、前記蓄積手段にて常
時前記除振台の速やかな上昇に要する圧力に調節された
空気を保持することができる。よって、前記蓄積手段の
空気が減圧することがなく、前記空気ばねを短時間で再
加圧し前記除振台を上昇させることができる。これによ
り、前記除振台が速やかに可動させることが可能にな
る。
実施の形態に係る空気除振装置の構成を示す図である。
この空気除振装置はLCD基板検査用顕微鏡に適用され
ており、LCD基板検査用顕微鏡1内には顕微鏡1と当
該空気除振装置との動作を制御するシステムコンピュー
タが内蔵されている。なお、図1の(a)において図3
の(a)と同一な部分には同一符号を付してある。
102は鏡筒、103はフレーム、104はXステー
ジ、105はYステージであり、11はフレーム103
およびステージを保持する除振台である。除振台11の
側面下部には、除振台11が下降する際にその下降範囲
を規制するための規制部材12,13が設けられてい
る。除振台11が下降する際、これら規制部材12,1
3が固定台14に当付くことで、除振台11のそれ以上
の下降が抑止され、かつ顕微鏡1が固定台14に固定さ
れる。また、15,16は空気ばねであり、これら空気
ばね15,16は固定台14に固着されているととも
に、それぞれ支持部17,18を介して除振台11と連
結している。
補助タンク3に接続されており、補助タンク3はレギュ
レータ4を介してコンプレッサ5に接続されている。な
お、三方弁2の第1ポート21が空気ばね15,16
に、第2ポート22が補助タンク3に各々接続され、第
3ポート23は開放されている。
き(ON)としないとき(OFF)の、三方弁2の状態
を示す図である。以下、図1の(a)および(b)を基
に当該空気除振装置の動作手順を説明する。
ばね15,16の加圧時は、前記システムコンピュータ
からの指令により、三方弁2の第1ポート(空気ばね1
5,16側)21−第2ポート(補助タンク3側)22
間が開けられるとともに、第1ポート21−第3ポート
(開放側)23間が閉じられる。
の指令により、コンプレッサ5からの圧縮空気がレギュ
レータ4で除振に最適な圧力に調整された後、補助タン
ク3および三方弁2を伝わり、空気ばね15,16を加
圧する。これにより除振台11が可動され、ステージの
除振が成され揺れを防ぐことができる。
わち空気ばね15,16の減圧時は、前記システムコン
ピュータからの指令により、三方弁2の第1ポート21
−第2ポート22間が閉じられるとともに、第1ポート
21−第3ポート23間が開けられる。
3から空気ばね15,16への空気の流れが遮断される
とともに、空気ばね15,16から補助タンク3へ流れ
ていた空気は三方弁2の第3ポート23から排気され
る。この一連の動作により、空気ばね15,16は減圧
され防振台11が下降するとともに、補助タンク3内の
空気はコンプレッサ5からレギュレータ4を介して供給
される空気により加圧された状態のまま蓄積され、その
圧力を保持することになる。
すなわち空気ばね15,16の再加圧時前には、前記シ
ステムコンピュータよりの指令により、三方弁2が元の
状態に戻る。すなわち、再び三方弁2の第1ポート21
−第2ポート22間が開けられるとともに、第1ポート
21−第3ポート23間が閉じられる。
たように既に加圧された状態にあるので、空気ばね1
5,16を短時間で再加圧し除振台11を上昇させるこ
とができる。よって、除振台11が速やかに可動され、
ステージの除振効果が得られる。なお、三方弁2の駆動
には、空気、手動、電気等による手段を用いることがで
きる。
発明の第2の実施の形態に係る空気除振装置の構成を示
す図である。なお、図2の(a)において図1の(a)
と同一な部分には同一符号を付している。
は、三方弁6を介して補助タンク3に接続されている。
補助タンク3は三方弁7を介して除振用レギュレータ4
1と上昇用レギュレータ42に接続されており、これら
レギュレータ41,42は各々コンプレッサ5に接続さ
れている。なお、三方弁6の第1ポート61が空気ばね
15,16に、第2ポート62が補助タンク3に各々接
続され、第3ポート63は開放されている。また、三方
弁7の第1ポート71が補助タンク3に、第2ポート7
2が除振用レギュレータ41に、第3ポート73が上昇
用レギュレータ42に各々接続されている。
が可動するとき(ON)としないとき(OFF)の三方
弁の状態を示す図であり、(b)は三方弁6の状態を示
す図、(c)は三方弁7の状態を示す図である。以下、
図2の(a)〜(c)を基に当該空気除振装置の動作手
順を説明する。
ばね15,16の加圧時は、上記システムコンピュータ
からの指令により、三方弁7の第1ポート(補助タンク
3側)71−第2ポート(除振用レギュレータ41側)
72間が開けられるとともに、第1ポート71−第3ポ
ート(上昇用レギュレータ42側)73間が閉じられ
る。また、三方弁6の第1ポート(空気ばね15,16
側)61−第2ポート(補助タンク3側)62間が開け
られるとともに、第1ポート61−第3ポート(開放
側)63間が閉じられる。
の指令により、コンプレッサ5からの圧縮空気が除振用
レギュレータ41で除振に最適な圧力に調整された後、
三方弁7、補助タンク3および三方弁6を伝わり、空気
ばね15,16を加圧する。これにより除振台11が可
動され、ステージの除振が成されることで揺れを防ぐこ
とができる。
わち空気ばね15,16の減圧時は、前記システムコン
ピュータからの指令により、三方弁7の第1ポート71
−第2ポート72間が閉じられるとともに、第1ポート
71−第3ポート73間が開けられる。また、三方弁6
の第1ポート61−第2ポート62間が閉じられるとと
もに、第1ポート61−第3ポート63間が開けられ
る。
が、上昇用レギュレータ42により防振台11のスムー
ズな上昇を可能とする最適な圧力に調整された後、三方
弁7を介して補助タンク3に伝わる。また三方弁6にお
いて、補助タンク3から空気ばね15,16への空気の
流れが遮断される。それとともに、空気ばね15,16
から補助タンク3へ流れていた空気は三方弁6の第3ポ
ート63から排気される。
は除振用レギュレータ41の設定圧力より低く設定され
ている。これは、除振台11の上昇時の設定圧力が除振
時と同じであると、上昇する速度が速すぎてしまい、除
振台11が正規の位置より上がり過ぎてしまう場合があ
るためである。
6は減圧され除振台11が下降するとともに、補助タン
ク3内には、上昇用レギュレータ42により除振台11
のスムーズな上昇を可能にする最適な圧力に調整された
空気が蓄積され、その圧力が保持されることになる。
すなわち空気ばね15,16の再加圧時前には、前記シ
ステムコンピュータよりの指令により、三方弁6および
7が元の状態に戻る。すなわち、再び三方弁7の第1ポ
ート71−第2ポート72間が開けられるとともに、第
1ポート71−第3ポート73間が閉じられる。また、
三方弁6の第1ポート61−第2ポート62間が開けら
れるとともに、第1ポート61−第3ポート63間が閉
じられる。
減圧時において、補助タンク3内の空気の圧力は既に除
振台11のスムーズな上昇を可能にする最適な圧力に調
整され、コンプレッサ5から上昇用レギュレータ42を
介して供給される空気により、常に加圧された状態にあ
る。このため、長時間放置した場合、すなわち除振台1
1を下降したままの状態が長時間続いた場合でも、補助
タンク3内の空気の圧力が減少することはなく、空気ば
ね15,16を短時間で再加圧し除振台11を上昇させ
ることができる。
ステージの除振効果が得られる。なお、三方弁6および
7の駆動には、空気、手動、電気等による手段を用いる
ことができる。なお、本発明は上記各実施の形態のみに
限定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施
できる。
させることができる空気除振装置を提供できる。
(a)は空気除振装置の構成を示す図、(b)は三方弁
の状態を示す図。
(a)は空気除振装置の構成を示す図、(b)および
(c)は三方弁の状態を示す図。
の構成を示す図、(b)は三方弁の状態を示す図、
(c)は弁の状態を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】所定部材の振動を除去する除振台を、空気
ばねを加圧することにより上昇させるとともに、前記空
気ばねを減圧することにより下降させる空気除振装置に
おいて、 前記空気ばねの加圧に要する空気を供給する供給手段
と、 この供給手段により供給される空気を蓄積する蓄積手段
と、 この蓄積手段から前記空気ばねへ供給される空気を、前
記空気ばねを加圧する場合流通するとともに、前記空気
ばねを減圧する場合遮断するよう調節する調節手段と、 この調節手段により遮断されている場合、前記蓄積手段
に蓄積される空気の圧力を保持する保持手段と、 を具備したことを特徴とする空気除振装置。 - 【請求項2】前記保持手段は、前記蓄積手段に蓄積され
る空気の圧力を前記供給手段から供給される空気により
加圧することを特徴とする請求項1に記載の空気除振装
置。 - 【請求項3】前記保持手段は、前記調節手段により流通
されている場合前記除振台の可動に要する圧力を有する
空気を前記蓄積手段へ供給し、前記調節手段により遮断
されている場合前記除振台の上昇に要する圧力を有する
空気を前記蓄積手段へ供給することを特徴とする請求項
1に記載の空気除振装置。
Priority Applications (1)
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JP05930696A JP3810120B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 空気除振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH09250593A true JPH09250593A (ja) | 1997-09-22 |
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ID=13109566
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3810120B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106804A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Kuraki Co Ltd | 除振装置 |
JP2009144790A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Herz Co Ltd | 空気ばね式防振台 |
WO2009130818A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | 国際計測器株式会社 | 動電型振動試験装置 |
JP2016186341A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 住友重機械工業株式会社 | 空気バネ用空気圧調整ユニット |
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-
1996
- 1996-03-15 JP JP05930696A patent/JP3810120B2/ja not_active Expired - Fee Related
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