JPH09249530A - 水中油型固型化粧料用組成物 - Google Patents

水中油型固型化粧料用組成物

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JPH09249530A
JPH09249530A JP8899196A JP8899196A JPH09249530A JP H09249530 A JPH09249530 A JP H09249530A JP 8899196 A JP8899196 A JP 8899196A JP 8899196 A JP8899196 A JP 8899196A JP H09249530 A JPH09249530 A JP H09249530A
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JP
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acid
oil
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solid cosmetic
fatty acid
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Tomoko Ikeda
智子 池田
Yukio Murui
行男 無類井
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調製時または製品の調製時の反復加熱処理に
よっても物理的安定性を保持する水中油型固型化粧料の
提供。 【解決手段】 水中油型固型化粧料の必須成分として硫
酸バリウムを含んでなる化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は水中油型固型化粧料
に関し、より具体的には必須成分として硫酸バリウムを
含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ファンデーション等に代表される固型化
粧料は特に携帯性に優れているために市場におけるニー
ズは高いが、その剤型はパウダータイプまたは油性タイ
プのものが大半をしめており、水を含有したタイプは限
られていた。また、水を含有したものでも油中水型液状
化粧料を固型化したものがほとんどであり、これらのも
のは水が内相にあるために水を多量に配合することは困
難であった。これに対して、水中油型のものは外相が水
であるのでその固型化は、種々の問題点があり、現在市
場にあるものは限られた条件にて製造されるためほんの
わずかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水中油型固型化粧料の
場合、成分の配合後、配合物を中皿に流し込み充填をす
るために、高温に加熱して長時間放置されたり、または
配合後一度固化したものを充填前にリメルトする場合が
一般的であり、その際に系の安定性が壊れ、分離や物性
変化をおこすことや、それに伴う硬度の低下などの現象
が見られることがある。
【0004】従って、本発明の目的は、前記加熱処理を
経ても系の安定性が壊れず、水中油型固型化粧料が本来
具える「みずみずしさ」、「さっぱりさ」および「べた
つきのなさ」等の特性を保持したまま、携帯性や使用勝
手に優れた固型化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特に量産
することを前提に、前記課題を解決すべく水中油型固型
化粧料成分の系の安定性の向上について検討してきた。
その結果、主として透明感を付与する目的でパウダータ
イプ、油性タイプ、油中水型(リキッドタイプに限られ
る)のファンデーションにおいて従来使用されてきた硫
酸バリウムを、水中油型固型化粧料成分に配合すると、
これらの系が有意に安定化されることを見い出した。
【0006】従って、本発明によれば、成分の配合時、
場合によりさらに配合物の容器への充填時に加熱処理工
程を伴う水中油型固型化粧料成分に硫酸バリウムを含め
たことを特徴とする化粧料が提供される。
【0007】本発明にいう「水中油型固型化粧料」の語
は、「固形状の水中油型化粧料」や「水中油型乳化タイ
プの化粧料」等の同一または近似する概念をもつ化粧料
の語と互換可能に使用されており、本発明の目的に沿う
限りいずれの化粧料も包含する。従って、これらの化粧
料を構成する成分の具体的なものとしては、ワックスエ
ステルおよび両性界面活性剤、ならびに場合により含ま
れてもよい高級脂肪酸からなる群より選ばれる少なくと
も1種の成分に水とその他の化粧料に配合される成分を
含む化粧料(例えば、PCT/JP95/01445号
明細書参照)の成分、脂肪酸石けんによって外相の水を
固化させた化粧料(例えば、特開平3−279319号
公報参照)の成分および寒天のような水溶性固化剤とセ
ルロース誘導体のような水溶性粘着剤とを使用して固化
させた化粧料(例えば、特開平7−17828号公報参
照)の成分、脂肪酸とアンモニアの組み合わせ物、グリ
チルリチン酸およびその誘導体、ならびにグリチルレチ
ン酸およびその誘導体からなる群より選ばれる1種以上
の成分を含むもの、その他水膨潤性粘土鉱物を含むもの
等を挙げることができる。前記引用は、それらの国際出
願明細書および特許出願公開公報の内容を、引用により
本明細書に取り入れることを意図している。これらの化
粧料成分のうち、それらに由来する組成物自体既に優れ
た特性を示し、その上、本発明に従い、さらに優れた特
性を付与することのできる、ワックスエステル、高級脂
肪酸および両性界面活性剤からなる群より選ばれる少な
くとも1種の成分を含む水中油型固型化粧料が本発明で
有利に使用できる。さらに前記成分のうち、両性界面活
性剤と高級脂肪酸とワックスエステルとを含む水中油型
固型化粧料成分が本発明で特に有利に使用できる。
【0008】一方、前記化粧料成分に硫酸バリウムを含
めた本発明の化粧料は、それらを構成する各成分が均一
に混和または乳化しうるように50℃をこえる温度に加
熱することにより流動性を有するようになるものが好ま
しい。
【0009】また、本発明の化粧料は周囲温度(15〜
30℃)では、当該技術分野で常用されている硬度計
(レオメーター)を使用して測定した場合に、下記式で
示される硬度(γ)が7以上であることが好ましい。
【0010】
【数1】
【0011】式中、 G:測定応力(gr)×980dyn L:サンプルの厚み(mm) l:圧縮距離(mm) a:針の断面積(cm2) (測定条件) 負荷重:2kg 針の径:5.6 針入速度:2cm/min 針入距離:1mm 測定温度:50℃ 以下、主として本発明の特に好ましい態様の水中油型固
型化粧料成分である、両性界面活性剤と高級脂肪酸とワ
ックスエステルとを使用する場合を参照に本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明をこれらに限定すること
を意図するものでない。
【0012】本発明に使用される両性界面活性剤として
は、通常の化粧品基剤等に用いられるものであればいず
れでもよい。具体的には、アミドベタイン型両性界面活
性剤[市販品としてレボン2000(三洋化成製)、ア
ノンBDF(日本油脂製)等が該当]、アミドスルフォ
ベタイン型両性界面活性剤[市販品としてロンザイン-
CS(ロンザ製)、ミラダインCBS(ミラノール製)
等が該当]、ベタイン型両性界面活性剤[市販品として
アノンBL(日本油脂製)、デハイントンAB-30
(ヘンケル製)等が該当]、スルフォベタイン型両性界
面活性剤[市販品としてロンザイン12CS(ロンザ
製)等が該当]、イミダゾリニウム型両性界面活性剤
[市販品としてオバゾリン662-N(東邦化学製)お
よびアノンGLM(日本油脂製)等が該当]を挙げるこ
とができる。配合量は総化粧料重量の0.5〜10.0重
量%が好ましい。
【0013】本発明で使用される脂肪酸としては一般に
入手できるものでよく、具体的には、2-エチルヘキサ
ン酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、2-パルミトレイン酸、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸、リシノール酸、アラキン酸、ベヘニン酸、ペ
トロセリン酸、エライジン酸、リノエライジン酸、アラ
キドン酸および12-ヒドロキシステアリン酸等、なら
びにこれらの組み合わせ物を挙げることができる。配合
量として総化粧料重量の0.1〜10.0重量%が好まし
い。
【0014】本発明に使用されるワックスエステルの具
体例としては、それを構成するC18〜34の高級脂肪酸は
具体的にはC18のオクタデカン酸(ステアリン酸)、C
20のイコサン酸(アラキジン酸)、C22のドコサン酸
(ベヘン酸)、C24のテトラコサン酸(リグノセリン
酸)、C26のヘキサコサン酸(セロチン酸)、C28のオ
クタコサン酸(モンタン酸)、C30のトリアコンタン酸
(メリシン酸)、C32のドトリアコンタン酸、C34のテ
トラトリコンタン酸などの各種天然ろう成分としてそれ
自体かまたはエステルの形態で含まれているものを挙げ
ることができる。またさらに、これらのワックスエステ
ルを構成する脂肪酸には、前記炭素数を有する不飽和脂
肪酸の水素添加したもの、または前記脂肪酸に対応する
ヒドロキシ脂肪酸の低級アルキル、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、によるエーテル化されたものをも含有す
る。これらのうち、より一般的なものとしては例えば、
なたねろうのワックスエステルを構成するC22のベヘン
酸、米ぬか油ろうのワックスエステルを構成するC24
リグノセリン酸(カルナバロウにも多く含まれる)、ラ
ノリンのワックスエステルを構成するC26のセロチン
酸、セラックろうのワックスエステルを構成するC28
モンタン酸、キャンデリラロウのワックスエステルを構
成するC30のメリシン酸およびC32のドトリアコンタン
酸等をあげることができる。これらのワックスエステル
は混合物として使用することもでき、天然ろう成分、例
えばキャンデリラろう(Candelilla wa
x)、カルナウバろう(Carnauba wax)、
ホホバ油(Jojoba oil)、ラノリン(Lan
olin)、モンタンろう(Montan wax)、
ライスワックス(Rice wax)などに由来する成
分を組み合わせて、またはろう自体をそのまま使用する
こともできる。ろう自体を単独使用する場合にはキャン
デリラろうが好ましい。以上のワックスエステルの配合
量は総化粧料重量の0.1〜10.0重量%が好ましい。
【0015】前記のとおり、本発明では以上の3成分を
必須成分として含むことが好ましいが、これらに加え
て、或いはこれらのいずれかの成分に代えて、次の各成
分を含めることもできる。
【0016】グリチルリチン酸またはグリチルレチン酸
およびその誘導体:グリチルリチン酸メチルグリチルリ
チン酸3ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グ
リチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸グ
リセリン、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチ
ン酸ピリドキシン等またはこれらの混合物を挙げること
ができる。これらの成分は、総化粧料重量の最高12.
0重量%まで含めることができる。
【0017】寒天(またはアガロース)、即ち、[4-
O-(β-D-ガラクトピラノシル)-3,6-アンヒドロ-
L-ガラクトース]を繰り返し単位とする多糖類を主成
分とするものであって、一般に食品等に用いられるいわ
ゆる「寒天」であり、その原藻、製造方法等には限定さ
れない。寒天は、総化粧料重量の最高10.0重量%ま
で含めることができる。
【0018】水膨潤性粘土鉱物含水ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、モンモリロナイ
ト、サポナイト、ヘクトライト、スチーブンサイト、テ
ニオライト、フッ素四ケイ素雲母等またはこれらの混合
物を挙げることができる。これらの製造方法、たとえば
天然の粘土岩からの精製あるいは工業的合成等によって
限定されない。これらの成分は、総化粧料重量の最高
8.0重量%まで含めることができる。
【0019】本発明の水中油型固型化粧料組成物には、
上記の成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で
通常化粧料、医薬部外品等に用いられる成分を配合する
ことができる。このような成分としては、例えば、水、
油分、保湿剤、分散剤、粉末、防腐剤、香料、薬剤、紫
外線吸収剤、増粘剤等があげられる。
【0020】油分としては、シリコーンワックス、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン等のシリコーン油、セチルイソオクタノエ
ート、グリセリルトリヘキサノエート、イソプロピルミ
リステート等のエステル油、ワセリン、流動パラフィ
ン、スクワラン等の炭化水素油、ヒマシ油、オリーブ
油、椿油等の天然動植物油や高級アルコール、フルオロ
カーボン等を挙げることができる。これらの成分は、総
化粧料重量の最高50.0重量%まで含めることができ
る。
【0021】また、本発明の化粧料には、前記両性界面
活性剤の他に、分散剤としてアニオン界面活性剤、例え
ば脂肪酸石鹸、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキル
エーテル硫酸エステル塩、N-アシルサルコシン酸塩、
高級アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコ
ハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N-アシル
グルタミン酸塩、高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、
POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキル
アリルエーテルカルボン酸塩、α-オレフィンスルホン
酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、2級アルコー
ル硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム、N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエ
タノールアミンカゼインナトリウム等、ならびにカチオ
ン界面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモニウム
塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリ
ジニウム塩、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルジ
メチルベンジンアンモニウム塩、アルキルイソキノリニ
ウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルア
ミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、ア
ミルアルコール脂肪酸誘導体、4級アンモニウム塩等、
ならびに非イオン性界面活性剤、例えばグリセリンアル
キルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、
POEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリン
酸脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類POEア
ルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル
類、POE-POPアルキルエーテル類、テトラPOE-
テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ
油または硬化ヒマシ油誘導体等の非イオン性界面活性剤
等を挙げることができる。
【0022】粉末としては、固型化粧料の基剤として使
用される無機粉末、有機粉末、金属顔料等、任意の粉末
を配合できる。さらにこれらの粉末の具体的なものとし
ては、タルク、マイカ、カオリン、炭酸カルシウム、亜
鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、
群青オキシ塩化ビスマス、水酸化クロム、雲母チタン、
酸化アルミニウムコバルト、紺青、カーボンブラック、
ケイ酸マグネシウム等が挙げられる。しかし、水中油型
の乳化組成物においては、粉末や顔料が系の中で均一に
長時間安定に配合されることには種々の制約があり、例
えば表面荷電、粒子の大きさ、比重、溶出する不純物、
およびその他成分間相互作用が一般的に知られている。
特に低粘度の液状乳化物や本発明の様に高温で乳化状態
で長時間放置されるものは、粒子の大きさ/比重が安定
性を決定する大きな要因となることに注意する必要があ
る。
【0023】保湿剤としては、例えばダイナマイトグリ
セリン、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、プロピレングリコール等の多価アルコール、ヒ
アルロン酸、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子、乳
酸ソーダ、クエン酸ソーダ、グルタミン酸ソーダ、2-
ピロリドンカルボン酸ソーダ、食塩、塩化マグネシウム
等の塩類等を挙げることができる。
【0024】本発明の化粧料ではすでにあげた多くの成
分を配合することができるが、その多くはイオン性の成
分や粉末料から溶出する塩類に不安定なものがあり、荷
電による反応、吸着、塩析現象等が系を不安定にする原
因となる可能性があることを念頭に、必要があれば小実
験を行うことにより好適な組成を決定することができ
る。
【0025】本発明によれば、以上の系に硫酸バリウム
が必須成分として加えられる。通常、硫酸バリウムは化
粧料の総重量当り3〜20重量%を加えることができる
が、水中油型固型化粧料の使用上の特質を考慮すれば、
3〜10重量%となるように使用するのが好ましい。
【0026】こうして、本発明に使用される硫酸バリウ
ムは、粒子比重が極めて高いのにもかかわらず、高温状
態(50℃を超える)で本発明の化粧料中でも均一に分
散し、全く沈降を伴うことなく配合でき、しかも、仮り
に反復加熱、放冷が行われた場合であっても、本発明の
化粧料の物理的特性を安定に保持する作用効果を奏す
る。この優れた作用効果は、特にイオン性の成分を多く
含む、脂肪酸/アンモニアおよび両性界面活性剤/高級
脂肪酸/ワックスエステルを使用する系で、有意に発揮
される。
【0027】
【実施例】以下、さらに具体例をあげて、本発明を説明
する。なお、以下の各例中の配合量は特記しない限り、
すべて(重量/重量)%で示す。
【0028】実施例1 (1)イオン交換水 残余 (2)グリセリン 3.0 (3)1,3-ブチレングリコール 5.0 (4)25%アンモニア水 1.2 (5)硫酸バリウム 3.0 (6)二酸化チタン 5.0 (7)ベンガラ 0.5 (8)黄酸化鉄 1.4 (9)黒酸化鉄 0.1 (10)パルミチン酸 2.0 (11)ベヘニン酸 5.0 (12)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 (13)セトステアリルアルコール 3.0 (14)液状ラノリン 2.0 (15)流動パラフィン 7.0 (16)ジメチルポリシロキサン 5.0 (17)防腐剤 適量 (18)香料 適量 調製法:(1)〜(4)の各成分を加熱混合し、これに
混合粉砕した(5)〜(9)を加えて均一に分散した。
別に(10)〜(18)を加熱調製して、これに加えて
混合乳化した後、容器に充填して冷却し、固型乳化ファ
ンデーションを得た。
【0029】実施例2 (1)イオン交換水 残余 (2)グリセリン 3.0 (3)1,3-ブチレングリコール 5.0 (4)炭酸アンモニウム 5.0 (5)硫酸バリウム 3.0 (6)二酸化チタン 5.0 (7)ベンガラ 0.5 (8)黄酸化鉄 1.4 (9)黒酸化鉄 0.1 (10)パルミチン酸 9.0 (11)オレイン酸 5.0 (12)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 (13)セトステアリルアルコール 3.0 (14)液状ラノリン 2.0 (15)流動パラフィン 7.0 (16)ジメチルポリシロキサン 5.0 (17)防腐剤 適量 (18)香料 適量 調製法:実施例1と同じ 比較例1 (1)イオン交換水 残余 (2)グリセリン 3.0 (3)1,3-ブチレングリコール 5.0 (4)炭酸アンモニウム 5.0 (5)タルク15 3.0 (6)二酸化チタン 5.0 (7)ベンガラ 0.5 (8)黄酸化鉄 1.4 (9)黒酸化鉄 0.1 (10)パルミチン酸 9.0 (11)オレイン酸 5.0 (12)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 (13)セトステアリルアルコール 3.0 (14)液状ラノリン 2.0 (15)流動パラフィン 7.0 (16)ジメチルポリシロキサン 5.0 (17)防腐剤 適量 (18)香料 適量 調製法:実施例1と同じ 実施例3 (1)イオン交換水 残余 (2)グリチルリチン酸ジカリウム 3.0 (3)トリエタノールアミン 0.5 (4)清涼剤 適量 (5)硫酸バリウム 3.0 (6)二酸化チタン 5.0 (7)ベンガラ 0.5 (8)黄酸化鉄 1.4 (9)黒酸化鉄 0.1 (10)ステアリン酸 2.0 (11)イソヘキサデシルアルコール 7.0 (12)液状ラリノン 2.0 (13)流動パラフィン 8.0 (14)防腐剤 適量 (15)香料 適量 調製法:実施例1と同じ 実施例4 (1)イオン交換水 残余 (2)グリセリン 15.0 (3)グリチルリチン酸モノアンモニウム 7.0 (4)トリエタノールアミン 0.5 (5)清涼剤 適量 (6)硫酸バリウム 3.0 (7)二酸化チタン 5.0 (8)ベンガラ 0.5 (9)黄酸化鉄 1.4 (10)黒酸化鉄 0.1 (11)ステアリン酸 2.0 (12)イソヘキサデシルアルコール 7.0 (13)液状ラリノン 2.0 (14)流動パラフィン 8.0 (15)防腐剤 適量 (16)香料 適量 調製法:実施例1と同じ 比較例2 (1)イオン交換水 残余 (2)グリセリン 15.0 (3)グリチルリチン酸モノアンモニウム 7.0 (4)トリエタノールアミン 0.5 (5)清涼剤 適量 (6)マイカ#5500 3.0 (7)二酸化チタン 5.0 (8)ベンガラ 0.5 (9)黄酸化鉄 1.4 (10)黒酸化鉄 0.1 (11)ステアリン酸 2.0 (12)イソヘキサデシルアルコール 7.0 (13)液状ラリノン 2.0 (14)流動パラフィン 8.0 (15)防腐剤 適量 (16)香料 適量 調製法:実施例1と同じ 実施例5 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 残余 (2)キャンデリラロウ 5.0 (3)ステアリン酸 1.0 (4)ベンガラ 1.0 (5)黄酸化鉄 3.0 (6)黒酸化鉄 0.2 (7)二酸化チタン 10.0 (8)カオリン 10.8 (9)硫酸バリウム 20.0 (10)1,3-ブチレングリコール 3.0 (11)メチルパラベン 0.2 (12)イオン交換水 25.0 (13)2-アルキル-N-カルボキシメチル-N- ヒドロキシエチルイミダゾリニウム ベタイン(純分30%) 5.0 調製法:(10)〜(13)および(1)〜(3)をそ
れぞれ70℃に加熱混合し、ホモミキサーで乳化させ
る。そこへ混合粉末した(4)〜(9)を加え、分散さ
せたのち、容器に充填して冷却し、固型乳化ファンデー
ションを得た。
【0030】比較例3 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 残余 (2)キャンデリラロウ 5.0 (3)ステアリン酸 1.0 (4)ベンガラ 1.0 (5)黄酸化鉄 3.0 (6)黒酸化鉄 0.2 (7)二酸化チタン 10.0 (8)カオリン 10.8 (9)タルク 20.0 (10)1,3-ブチレングリコール 3.0 (11)メチルパラベン 0.2 (12)イオン交換水 25.0 (13)2-アルキル-N-カルボキシメチル-N- ヒドロキシエチルイミダゾリニウム ベタイン(純分30%) 5.0 調製法:実施例5と同じ 〈評価法〉量産化に対応し製造時、リメルト時(高温で
の長時間放置条件)充填時の安定性について評価した。
【0031】評価基準 5点:非常に良い 4点:良い 3点:やや良い 2点:普通 1点:悪い 0点:非常に悪い 評価の表示 ++:4点以上 +:3点以上4点未満 ±:2点以上3点未満 −:1点以上2点未満 −−:1点未満 結果を下記表に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、水中油型固型化粧料の
各成分を加熱処理する場合だけでなく、さらに放冷後再
加熱処理した場合であっても、各成分から構成される系
(化粧料)の物理的安定性に優れた化粧料が提供され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分の配合時、場合によりさらに配合物
    の容器への充填時に加熱処理工程を伴う水中油型固型化
    粧料成分に硫酸バリウムを含めたことを特徴とする化粧
    料。
  2. 【請求項2】 前記成分として、両性界面活性剤と高級
    脂肪酸とワックスエステルとを含んでなる請求項1記載
    の化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004231530A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Shiseido Co Ltd 水中油型乳化組成物

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JP2004231530A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Shiseido Co Ltd 水中油型乳化組成物

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